JP3096949B2 - 光学読取装置 - Google Patents

光学読取装置

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JP3096949B2
JP3096949B2 JP06190539A JP19053994A JP3096949B2 JP 3096949 B2 JP3096949 B2 JP 3096949B2 JP 06190539 A JP06190539 A JP 06190539A JP 19053994 A JP19053994 A JP 19053994A JP 3096949 B2 JP3096949 B2 JP 3096949B2
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    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10821Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum further details of bar or optical code scanning devices
    • G06K7/10851Circuits for pulse shaping, amplifying, eliminating noise signals, checking the function of the sensing device
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2207/00Other aspects
    • G06K2207/1018Source control

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードスキャナ等
の光学読取装置に係わり、特に、バーコードの読取りを
行うバーコードスキャナにおいて、本来のバーコード読
取り機能を低下させることなしに装置全体の低消費電力
化を図った光学読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バーコード読取り部にラインセン
サを用いているバーコードスキャナ(光学読取装置)に
おいては、不使用時(バーコードの読取りを行っていな
い時)の消費電力を低減させるために、以下に述べるよ
うな消費電力低減手段が提案されていた。
【0003】第1の消費電力低減手段は、バーコードス
キャナに操作開始スイッチを設けたもので、この操作開
始スイッチを押したときに限って、複数の投光素子、即
ち、光放射ダイオード(LED)アレイに電力が供給さ
れ、バーコードへ投光されるもので、この操作開始スイ
ッチを押さないときは、LEDアレイに電力が供給され
ないものである。このように、第1の消費電力低減手段
によれば、不使用時の消費電力を十分低減させることが
できる。
【0004】第1の消費電力低減手段は、確実に不使用
時の消費電力の低減を図ることができるものの、バーコ
ードの読取りを行う度ごとに操作開始スイッチを押さね
ばならず、バーコードの読取り操作が煩雑になり、誤操
作の発生の割合も高くなる。
【0005】この点を改善したものが以下に述べる第2
の消費電力低減手段である。この第2の消費電力低減手
段は、操作開始スイッチを設けることなく、LEDアレ
イの点灯状態を制御するもので、使用時のように、ライ
ンセンサで読取ったバーコードの本数が所定値以上であ
ることが検出されたときに、LEDアレイの全体に同時
に電力が供給され、バーコードへの所定光量の投光が行
われ、一方、不使用時のように、ラインセンサで読取っ
たバーコードの本数が所定値以下であることが検出され
ると、LEDアレイの全体に間歇的に順次電力が供給さ
れ、バーコードに対する最小限の光量の投光が行われる
ものである。このように、第2の消費電力低減手段によ
れば、バーコードスキャナが不使用時に相応の消費電力
の低減が図れるとともに、不使用時から使用時に転じた
ときに、一応、バーコードの読取りを行うことができ
る。
【0006】ここで、図5は、第2の消費電力低減手段
を備えた既知のバーコードスキャナ(光学読取装置)の
一例を示すブロック構成図である。
【0007】図5において、LEDアレイ41は、複数
のLEDによって構成され、全体でバーコード(図示な
し)に光を投光させる。ラインセンサ42は、複数のフ
ォトダイオードやフォトトランジスタ等からなる一連の
受光素子によって構成され、バーコードからの反射光を
検出する。センサ駆動回路43は、走査信号によってラ
インセンサ42の一連の受光素子を順次走査し、ライン
センサ42からバーコード読取信号を導出させる。増幅
回路44は、ラインセンサ42から導出されたバーコー
ド読取信号を所定レベルまで増幅する。2値化回路45
は、増幅回路44で増幅されたバーコード読取信号を2
値化信号に変換する。バーコード検出回路46は、2値
化回路45で得られた2値化信号中に含まれているバー
コードの本数をカウントし、その本数が所定値以上、即
ち、バーコードスキャナでバーコードの読取りを行った
際に得られるバーコードの本数以上であるか否かを検出
する。そして、バーコード検出回路46は、その本数が
所定値以上、例えば、黒色のバーコードが4本、白色の
スペース部分の本数が5本以上あったときに限って、バ
ーコード検出信号を出力する。選択スイッチ47は、バ
ーコード検出回路46からのバーコード検出信号によっ
てオン状態になり、2値化回路45の出力とデコード回
路48の入力との間を接続する。デコード回路48は、
2値化回路45から出力された2値化信号をデコード
し、デコード出力を次続のホスト機器(図示なし)に供
給する。制御回路49は、バーコード検出回路46から
バーコード検出信号が供給されると、LED駆動回路5
0を介してLEDアレイ41における複数のLEDの全
部を同時に駆動させ、一方、バーコード検出回路46か
らバーコード検出信号が供給されないとき、LED駆動
回路50を介してLEDアレイ51における複数のLE
Dの全部を間歇駆動させる。
【0008】前記構成に係わる既知のバーコードスキャ
ナ(光学読取装置)は、次のように動作する。
【0009】始めに、バーコードスキャナを不使用状態
にしているときの動作は、次のとおりである。センサ駆
動回路43の駆動によってラインセンサ42が走査され
ると、ラインセンサ42からバーコード検出信号が得ら
れる。このバーコード検出信号は、増幅回路44で所定
レベルまで増幅された後、2値化回路45に供給され、
2値化信号に変換される。続いて、この2値化信号は、
バーコード検出回路46及び選択スイッチ47に供給さ
れるが、このとき、ラインセンサ42はバーコードの読
取りを行っていないので、バーコード検出回路46にお
いて2値化信号から所定数以上のバーコードの本数をカ
ウントすることができず、バーコード検出回路46から
バーコード検出信号が出力されない。そして、選択スイ
ッチ47は、バーコード検出信号が供給されず、接点が
開いたままであるので、2値化信号は、選択スイッチ4
7で阻止され、デコード回路48に供給されず、デコー
ド回路48もデコード出力をホスト機器に供給すること
がない。また、制御回路49は、同様にバーコード検出
信号が供給されないので、LEDアレイ41の複数のL
EDは、間歇駆動される。このように、バーコードスキ
ャナが不使用状態のときには、LEDアレイ41の複数
のLEDに対して間歇駆動が行われるので、LEDアレ
イ41の全部のLEDを駆動するものに比べて、駆動電
力消費を低減させることが可能になる。なお、このよう
に複数のLEDが間歇駆動を行っている場合に、バーコ
ードスキャナが使用状態に転じたときは、間歇駆動であ
っても、一応、全てのLEDが駆動状態にされるので、
ラインセンサ42においてバーコードを読取ることが可
能になり、バーコード検出回路46においてバーコード
検出信号を2値化した2値化信号の中からバーコードの
本数をカウントできるものである。
【0010】次に、バーコードスキャナを使用状態にし
ているときの動作は、次のとおりである。前の場合と同
様に、センサ駆動回路43の駆動によってラインセンサ
42が走査されると、ラインセンサ42からバーコード
検出信号が得られる。このバーコード検出信号は、増幅
回路44で所定レベルまで増幅された後、2値化回路4
5に供給され、2値化信号に変換される。続いて、この
2値化信号は、バーコード検出回路46及び選択スイッ
チ47に供給される。このとき、ラインセンサ42は正
規な状態でバーコードの読取りを行っているので、バー
コード検出回路46において2値化信号から所定数以上
のバーコードの本数がカウントされ、バーコード検出回
路46からバーコード検出信号が出力され、選択スイッ
チ47及び制御回路49に供給される。そして、選択ス
イッチ47は、バーコード検出信号の供給によって接点
が閉じるので、2値化信号は選択スイッチ47を介して
デコード回路48に供給され、デコード回路48のデコ
ード出力がホスト機器に供給される。また、制御回路4
9は、バーコード検出信号に供給によって、LEDアレ
イ41の複数のLEDに対して同時駆動を行うように切
換られる。このように、バーコードスキャナが使用状態
に転換されたときは、LEDアレイ41の複数のLED
に対して同時駆動が行われるので、高効率でバーコード
の読取りを行うことが可能になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記第2の
電力低減手段を備えた既知のバーコードスキャナ(光学
読取装置)によれば、一応、ラインセンサ42において
バーコード(線状記録媒体)の本数を読取ることができ
るものの、全体的に光の投光量が少ないために、バーコ
ード(線状記録媒体)を印刷している紙面(情報記録
面)の存否状態まで検出することができないという問題
がある。
【0012】もっとも、かかる既知の光学読取装置(バ
ーコードスキャナ)において、LEDアレイ41の複数
のLEDに対する駆動時間の長さを長くし、非駆動時間
の長さを短くするように変更すれば、バーコード(線状
記録媒体)を印刷している(情報記録面)紙面の存否状
態を検出できるようになるが、この場合には、バーコー
ドスキャナ(光学読取装置)の消費電力が増大し、所期
の消費電力の低減を達成させることができないという問
題がある。
【0013】本発明は、前記各問題点を除去するもので
あって、その目的は、消費電力の低減を達成させるとも
に、線状記録媒体を設けた情報記録面の検出を行うこと
が可能な光学読取装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、情報記録面上の線状記録媒体に光を投光
する複数個の投光素子と、前記線状記録媒体からの反射
光を受光する一連の受光素子と、前記受光素子から得ら
れた記録媒体読取信号を処理し、前記線状記録媒体のデ
コード信号を得る情報読取部と、前記複数個の投光素子
及び前記一連の受光素子を駆動する駆動制御部とを備え
る光学読取装置において、前記複数個の投光素子を複数
組に組分けし、前記記録媒体読取信号に基づいて前記情
報記録面の存否を検出し、前記情報記録面の検出時に記
録面検出信号を前記駆動制御部に供給する記録面検出部
を設け、前記駆動制御部は、前記記録面検出信号の非供
給時に前記複数個の投光素子を組毎に順次発光させ、前
記記録面検出信号の供給時に前記複数個の投光素子の全
てを同時発光させるように駆動する第1の手段を備え
る。
【0015】また、前記目的を達成するために、本発明
は、情報記録面上の線状記録媒体に光を投光する複数個
の投光素子と、前記線状記録媒体からの反射光を受光す
る一連の受光素子と、前記受光素子から得られた記録媒
体読取信号を処理し、前記線状記録媒体のデコード信号
を得る情報読取部と、前記複数個の投光素子及び前記一
連の受光素子を駆動する駆動制御部とを備える光学読取
装置において、前記複数個の投光素子を複数組に組分け
し、前記記録媒体読取信号に基づいて前記情報記録面の
存否を検出し、前記情報記録面の検出時に記録面検出信
号を前記駆動制御部に供給する記録面検出部、及び、前
記記録媒体読取信号に基づいて前記線状記録媒体の本数
をカウントし、前記線状記録媒体の本数が所定数以上時
に記録媒体検出信号を前記駆動制御部に供給する記録媒
体検出部をそれぞれ設け、前記駆動制御部は、前記記録
面検出信号及び/または前記記録媒体検出信号の供給時
に前記複数個の投光素子の全てを同時発光させ、それ以
外の時に前記複数個の投光素子を組毎に順次発光させる
ように駆動する第2の手段を備える。
【0016】
【作用】前記第1の手段においては、複数個の投光素子
を複数組に組分けを行うとともに、記録面検出部を設
け、この記録面検出部は、一連の受光素子から得られた
記録媒体読取信号に基づいて情報記録面の存否を検出
し、情報記録面が存在することを検出したときに記録面
検出信号を駆動制御部に供給する。そして、駆動制御部
は、記録面検出信号が供給されないとき、複数組に組分
けをした投光素子を組毎に順次交互に発光させるよう
に、一方、記録面検出信号が供給されたとき、複数組に
組分けをした投光素子の全てを同時発光させるように駆
動している。
【0017】このように、前記第1の手段によれば、光
学読取装置の不使用時においては、複数組に組分けをし
た投光素子を組毎に順次交互に発光させ、最小限、情報
記録面の存否の検出ができるようにするとともに、最大
限に消費電力の低減を図るようにし、一方、光学読取装
置の使用時においては、複数組に組分けをした投光素子
の全部を同時発光させ、高感度で記録媒体の検出や情報
記録面の存否の検出を行うようにしている。
【0018】また、前記第2の手段においては、複数個
の投光素子を複数組に組分けを行うとともに、記録面検
出部及び記録媒体検出部をそれぞれ設け、記録面検出部
は、一連の受光素子から得られた記録媒体読取信号に基
づいて情報記録面の存否を検出し、情報記録面が存在す
ることを検出したときに記録面検出信号を駆動制御部に
供給するものであり、記録媒体検出部は、同じく一連の
受光素子から得られた記録媒体読取信号に基づいて線状
記録媒体の本数をカウントし、線状記録媒体の本数が所
定数以上であるときに記録媒体検出信号を駆動制御部に
供給するものである。そして、駆動制御部は、記録面検
出信号及び/または記録媒体検出信号が供給されたとき
に限って、複数組に組分けをした投光素子の全てを同時
発光させ、一方、それ以外のとき、複数組に組分けをし
た投光素子を組毎に順次交互に発光させるように駆動し
ている。
【0019】このように、前記第2の手段によれば、前
記第1の手段と同様に、光学読取装置の不使用時におい
ては、複数組に組分けをした投光素子を組毎に順次交互
に発光させ、最小限、情報記録面の存否の検出ができる
ようにするとともに、最大限に消費電力の低減を図るよ
うにし、一方、光学読取装置の使用時においては、複数
組に組分けをした投光素子の全部を同時発光させ、高感
度で記録媒体の検出や情報記録面の存否の検出を行うよ
うにしている。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0021】図1は、本発明に係わる光学読取装置の第
1の実施例の構成を示すブロック構成図であって、光学
読取装置としてバーコードスキャナの例を示すものであ
る。また、図2(a)、(b)は、複数のLED組を順
次交互に駆動させる場合における2つの動作例を示す動
作説明図である。
【0022】図1において、LED(光放射ダイオー
ド)アレイ1は、複数のLED(投光素子)からなり、
これら複数のLEDは複数に組別される。そして、図1
に図示の例では、複数のLEDがA乃至Dからなる4つ
のLED組1a、1b、1c、1dに組別されており、
全体でバーコード(線状記録媒体、図示なし)に光を投
光させる。ラインセンサ2は、複数のフォトダイオード
やフォトトランジスタ等からなる一連の受光素子によっ
て構成され、バーコードからの反射光の検出を行う。セ
ンサ駆動回路3は、走査信号によってラインセンサ2を
構成する一連の受光素子を順次走査し、ラインセンサ2
からバーコード読取信号(記録媒体読取信号)を導出さ
せる。増幅回路4は、ラインセンサ2から導出されたバ
ーコード読取信号を所定電圧レベルになるように増幅す
る。2値化回路5は、増幅回路4で増幅されたバーコー
ド読取信号を2値化信号に変換する。デコード回路6
は、2値化回路5から出力された2値化信号をデコード
し、デコード出力を次続のホスト機器(図示なし)に供
給する。紙面検出部(情報記録面検出部)7は、増幅さ
れたバーコード読取信号のピーク値を保持させるピーク
ホールド回路7aと、この保持されたピーク値を第1の
デジタル値に変換するアナログ−デジタル(A/D)変
換回路7bと、基準となる第2のデジタル値を発生する
デジタル基準値発生回路7cと、第1及び第2のデジタ
ル値を比較し、第1のデジタル値が大きいときに紙面検
出信号(記録面検出信号)を発生するデジタル比較回路
7dとからなっている。制御回路8は、紙面検出部7か
ら紙面検出信号が供給されると、4つのLED駆動回路
9a、9b、9c、9dを同時に付勢し、LEDアレイ
1の複数のLED組1a、1b、1c、1dを同時に駆
動させ、一方、紙面検出部7から紙面検出信号が供給さ
れないとき、4つのLED駆動回路9a、9b、9c、
9dを順次交互に付勢して、LEDアレイ1の複数のL
ED組1a、1b、1c、1dを順次交互に駆動させ
る。この場合、ラインセンサ2、増幅回路4、2値化回
路5、デコード回路6等は、情報読取部を構成してお
り、制御回路8、センサ駆動回路3及び4つのLED駆
動回路9a乃至9d等は、駆動制御部を構成している。
【0023】前記構成による本実施例のバーコードスキ
ャナは、次のように動作する。
【0024】始めに、バーコードスキャナを不使用状態
にしているとき、即ち、バーコードスキャナでバーコー
ドの読取りが行われていないときの動作について述べる
と、センサ駆動回路3の駆動によってラインセンサ2が
走査されると、ラインセンサ2からバーコード検出信号
が発生する。このバーコード検出信号は、増幅回路4で
所定電圧レベルまで増幅された後、2値化回路5に供給
され、2値化信号に変換される。続いて、この2値化信
号は、デコード回路6に供給されるが、このときにバー
コードの読取りが行われておらず、2値化信号内にバー
コード情報が含まれていないので、デコード回路6にデ
コード信号が得られず、デコード出力が次続のホスト機
器に供給されない。また、紙面検出部7に増幅されたバ
ーコード検出信号が印加されたとき、まず、ピークホー
ルド回路7aは増幅されたバーコード検出信号のピーク
値の保持を行い、次に、アナログ−デジタル変換回路7
bはこの保持されたピーク値をデジタル信号に変換し、
第1のデジタル値を発生させる。続いて、デジタル比較
回路7dはこの第1のデジタル値とデジタル基準値発生
回路7cから得られる第2のデジタル値との比較を行う
が、このときにバーコードの読取りが行われていないの
で、第1のデジタル値が第2のデジタル値に比べてかな
り小さいので、デジタル比較回路7dの出力に紙面検出
信号が発生されず、紙面検出信号が制御回路8に供給さ
れない。そして、制御回路8は、4つのLED駆動回路
9a、9b、9c、9dを順次交互に付勢させ、4つの
LED駆動回路9a、9b、9c、9dに対応して設け
ているLEDアレイ1の4つのLED組1a、1b、1
c、1dを順次交互に駆動させて、4つのLED組1
a、1b、1c、1dを順次交互に発光させる。この場
合、4つのLED組1a、1b、1c、1dの順次交互
の発光は、図2(a)に示されるように、1つのLED
組の駆動状態と次のLED組の駆動状態とが重なること
なく、即ち、前のLED組が非駆動状態になったとき、
次のLED組が駆動状態になるように駆動させてもよ
く、図2(b)に示されるように、1つのLED組の駆
動状態と次のLED組の駆動状態とが一部重なった、即
ち、前のLED組が非駆動状態になる前に、次のLED
組が駆動状態になるように駆動させてもよい。
【0025】次に、バーコードスキャナを使用状態にし
ているとき、即ち、バーコードスキャナでバーコードの
読取りを行っているときの動作は、次のとおりである。
この場合も、センサ駆動回路3の駆動によってラインセ
ンサ2が走査されると、ラインセンサ2からバーコード
検出信号が発生する。このバーコード検出信号は、増幅
回路4で所定電圧レベルまで増幅された後、2値化回路
5に供給され、2値化信号に変換される。続いて、この
2値化信号は、デコード回路6に供給されるが、このと
きにバーコードの読取りが行われ、2値化信号内にバー
コード情報が含まれているので、デコード回路6でデコ
ード信号が得られ、デコード出力が次続のホスト機器に
供給される。また、紙面検出部7においては、増幅され
たバーコード検出信号が印加されたとき、ピークホール
ド回路7aは増幅されたバーコード検出信号のピーク値
の保持を行い、次に、アナログ−デジタル変換回路7b
はこの保持されたピーク値をデジタル信号に変換し、第
1のデジタル値を発生させる。続いて、デジタル比較回
路7dはこの第1のデジタル値とデジタル基準値発生回
路7cから得られる第2のデジタル値との比較を行う
が、このときにバーコードの読取りが行われているの
で、第1のデジタル値が第2のデジタル値に比べて大き
くなり、デジタル比較回路7dの出力に紙面検出信号が
発生され、紙面検出信号が制御回路8に供給される。そ
して、制御回路8は、紙面検出信号の供給に応じて4つ
のLED駆動回路9a、9b、9c、9dを同時に付勢
させ、4つのLED駆動回路9a、9b、9c、9dに
対応するLEDアレイ1の4つのLED組1a、1b、
1c、1dも同時に駆動させて、4つのLED組1a、
1b、1c、1dを同時に発光させる。
【0026】この第1の実施例において、4つのLED
組1a、1b、1c、1dが順次交互の発光状態から同
時発光状態に転じる条件は、バーコードが印刷された紙
面が紙面検出部7で検出され、紙面検出部7から紙面検
出信号が出力されたときであり、一方、4つのLED組
1a、1b、1c、1dが同時発光状態から順次交互の
発光状態に転じる条件は、紙面検出部7から紙面検出信
号の出力が停止したときであるが、LEDアレイ1にお
いては、例えば、1つのLED組中の少なくとも2つの
LEDが発光しているとき、紙面検出部7で紙面が検出
されることが好ましい。
【0027】また、この第1の実施例において、紙面検
出部7から紙面検出信号が出力されないとき、デコード
回路6の動作を停止させるように構成してもよい。
【0028】このように、第1の実施例によれば、バー
コードスキャナが不使用状態にあるときは、LEDアレ
イ1の4つのLED組1a、1b、1c、1dが順次交
互に駆動されるので、LEDアレイ1の全部のLEDを
駆動する場合に比べ、駆動電力消費を大幅に低減させる
ことが可能になり、しかも、LEDアレイ1において
は、4つのLED組1a、1b、1c、1d毎に発光す
るので、バーコードが印刷された紙面の検出に対してL
EDアレイ1の発光量が少な過ぎるということはなく、
LEDアレイ1の読取り領域内にバーコードが印刷され
た紙面が搬送されたときは、直ちに、この紙面の検出を
行うことが可能になる。一方、バーコードスキャナが使
用状態にあるときは、LEDアレイ1の4つのLED組
1a、1b、1c、1dが同時に駆動されるので、高効
率でバーコードが印刷された紙面の検出及びバーコード
の読取りを行うことができる。そして、バーコードスキ
ャナが使用状態にあるとき、不使用状態に転じたとき
は、前記過程を経て、直ちに、4つのLED組1a、1
b、1c、1dが順次交互に駆動される状態に移行し、
バーコードが印刷された紙面の検出が可能な状態で、消
費電力の低減が図られるものである。
【0029】ここで、図3は、第1の実施例における紙
面検出部(情報記録面検出部)7の別の2つの構成例を
示すブロック構成図であって、(a)は第1の例、
(b)は第2の例をそれぞれ示すものである。
【0030】図3(a)において、紙面検出部7は、増
幅されたバーコード読取信号をデジタル信号に変換する
アナログ−デジタル(A/D)変換回路7bと、このデ
ジタル信号のピーク値を記憶させるピーク値メモリ7e
と、基準となる第2のデジタル値を発生するデジタル基
準値発生回路7cと、ピーク値メモリ7eのピーク値を
示す第1のデジタル値とデジタル基準値発生回路7cか
らの第2のデジタル値を比較し、第1のデジタル値が大
きいときに紙面検出信号(記録面検出信号)を発生する
デジタル比較回路7dとからなっている。
【0031】この第1の例の紙面検出部7によれば、第
1の実施例の紙面検出部7に比べて、ピークホールド回
路7aが不要になり、バーコードスキャナを総合的に制
御するマイクロコンピュータ(マイコン)上への実現が
容易になるという利点がある反面、マイコンの負荷が大
幅に増大し、高速度で高価なマイコンが必要になる。
【0032】また、図3(b)において、紙面検出部7
は、基準となる第2のアナログ値を発生するアナログ基
準値発生回路7fと、増幅されたバーコード読取信号に
おける第1のアナログ値とアナログ基準値発生回路7f
からの第2のアナログ値とを比較し、第1のアナログ値
が大きいときに紙面検出信号(記録面検出信号)を発生
するアナログ比較回路7gとからなっている。
【0033】この第2の例の紙面検出部7によれば、第
1の実施例の紙面検出部7に比べて、回路構成が極めて
簡単になり、マイコンの負荷が大幅に減少するという利
点がある反面で、マイコンの構成部品と異なる構成部品
が必要になり、製造時に基準電圧となる第2のアナログ
値の調整作業が必要になる。
【0034】続く、図4は、本発明に係わる光学読取装
置の第2の実施例の構成を示すブロック構成図であっ
て、光学読取装置として第1の実施例と同様にバーコー
ドスキャナの例を示すものである。
【0035】図4において、バーコード検出回路(記録
媒体検出部)10は、入力された2値化信号中に含まれ
るバーコード(線状記録媒体)の本数をカウントし、2
値化信号中に所定値以上の本数のバーコードが含まれて
いたとき、例えば、黒色のバーコードの本数が4本、白
色のスペース部分の本数が5本以上含まれていたとき
に、バーコード検出信号(記録媒体検出信号)を発生
し、このバーコード検出信号は選択スイッチ11と制御
回路8に供給される。また、選択スイッチ11は、2値
化回路5とデコード回路6との間に接続配置され、バー
コード検出信号の供給時に2値化回路5とデコード回路
6とを接続し、バーコード検出信号の非供給時に2値化
回路5とデコード回路6との間を非接続状態にする。
【0036】この第2の実施例と前記第1の実施例との
対比において、第2の実施例が2値化回路5の出力側に
バーコード検出回路10を設け、バーコード検出回路1
0からのバーコード検出信号を制御回路8に供給してい
るのに対し、第1の実施例がかかるバーコード検出回路
10を欠いていて、バーコード検出信号を制御回路8に
供給していない点、及び、第2の実施例がバーコード検
出回路10の選択スイッチ11を設け、バーコード検出
回路10からのバーコード検出信号を選択スイッチ11
に供給しているのに対し、第1の実施例がかかる選択ス
イッチ11を欠いている点に構成の違いがあるが、その
他に、第2の実施例と第1の実施例との間には構成上の
違いはない。したがって、第2の実施例の構成について
は、前記構成の説明及び既に述べた第1の実施例の構成
の説明から明らかであるので、これ以上の説明は省略す
る。
【0037】前記構成に係わる第2の実施例のバーコー
ドスキャナ(光学読取装置)は、次のように動作する。
【0038】まず、バーコードスキャナを不使用状態に
しているとき、即ち、バーコードスキャナでバーコード
の読取りが行われていないときの動作について述べる
と、センサ駆動回路3の駆動によってラインセンサ2が
走査されると、ラインセンサ2からバーコード検出信号
が得られる。このバーコード検出信号は、増幅回路4で
所定電圧レベルまで増幅された後、2値化回路5に供給
され、2値化信号に変換される。続いて、この2値化信
号は、バーコード検出回路10及び選択スイッチ11に
供給されるが、このとき、ラインセンサ2はバーコード
の読取りを行っていないので、バーコード検出回路10
においては2値化信号中から所定値以上のバーコードの
本数をカウントすることができず、バーコード検出回路
10はバーコード検出信号を出力することがない。そし
て、選択スイッチ11は、バーコード検出信号が供給さ
れず、接点が開いたままであるので、2値化信号は、選
択スイッチ11で阻止され、デコード回路6に供給され
ず、デコード回路6はデコード出力を次続のホスト機器
に供給しない。また、紙面検出部7は、増幅されたバー
コード検出信号が印加されたとき、ピークホールド回路
7aは増幅されたバーコード検出信号のピーク値の保持
を行い、アナログ−デジタル変換回路7bはこの保持さ
れたピーク値をデジタル信号に変換し、第1のデジタル
値を発生させ、デジタル比較回路7dはこの第1のデジ
タル値とデジタル基準値発生回路7cから得られる第2
のデジタル値との比較を行う。このとき、ラインセンサ
2はバーコードの読取りを行っていないので、第1のデ
ジタル値が第2のデジタル値に比べてかなり小さくなっ
ており、デジタル比較回路7dは紙面検出信号を出力す
ることがない。
【0039】この場合、制御回路8には、バーコード検
出回路10からバーコード検出信号、及び、紙面検出部
7のデジタル比較回路7dから紙面検出信号の双方が供
給されないので、4つのLED駆動回路9a、9b、9
c、9dを順次交互に付勢させ、4つのLED駆動回路
9a、9b、9c、9dに対応して設けているLEDア
レイ1の4つのLED組1a、1b、1c、1dを順次
交互に駆動させて、4つのLED組1a、1b、1c、
1dを順次交互に発光させる。この場合も、4つのLE
D組1a、1b、1c、1dの順次交互の駆動は、図2
(a)に示されるように、1つのLED組の駆動状態と
次のLED組の駆動状態とが重なることなく、即ち、前
のLED組が非駆動状態になったとき、次のLED組が
駆動状態になるように駆動してもよく、図2(b)に示
されるように、1つのLED組の駆動状態と次のLED
組の駆動状態とが一部重なった、即ち、前のLED組が
非駆動状態になる前に、次のLED組が駆動状態になる
ように駆動してもよい。
【0040】次に、バーコードスキャナを使用状態にし
ているとき、即ち、バーコードスキャナでバーコードの
読取りを行っているときの動作について述べると、セン
サ駆動回路3の駆動によりラインセンサ2が走査される
と、ラインセンサ2からバーコード検出信号が得られ
る。このバーコード検出信号は、増幅回路4で所定電圧
レベルまで増幅された後、2値化回路5に供給され、2
値化信号に変換される。続いて、この2値化信号は、バ
ーコード検出回路10及び選択スイッチ11に供給され
る。このとき、ラインセンサ2は正規な状態でバーコー
ドの読取りを行っているので、バーコード検出回路10
においては2値化信号中から所定値以上のバーコードの
本数がカウントされ、バーコード検出回路10からバー
コード検出信号が出力される。そして、選択スイッチ1
1は、バーコード検出回路10からのバーコード検出信
号の供給によって接点が閉じるので、2値化信号は選択
スイッチ11を介してデコード回路6に供給される。デ
コード回路6は、2値化信号中に含まれるバーコード情
報をデコードし、デコード出力を次続のホスト機器に供
給する。また、紙面検出部7は、増幅されたバーコード
検出信号が印加されると、ピークホールド回路7aは増
幅されたバーコード検出信号のピーク値の保持を行い、
アナログ−デジタル変換回路7bはこの保持されたピー
ク値をデジタル信号に変換し、第1のデジタル値を発生
させ、デジタル比較回路7dはこの第1のデジタル値と
デジタル基準値発生回路7cから得られる第2のデジタ
ル値との比較を行う。このとき、ラインセンサ2は正規
な状態でバーコードの読取りを行っているので、第1の
デジタル値が第2のデジタル値に比べて大きくなり、デ
ジタル比較回路7dは紙面検出信号を発生する。
【0041】この場合、制御回路8には、バーコード検
出回路10からバーコード検出信号、及び、紙面検出部
7のデジタル比較回路7dから紙面検出信号がそれぞれ
供給されるので、4つのLED駆動回路9a、9b、9
c、9dを同時に付勢させ、4つのLED駆動回路9
a、9b、9c、9dに対応して設けているLEDアレ
イ1の4つのLED組1a、1b、1c、1dを同時に
駆動させて、4つのLED組1a、1b、1c、1dを
同時に発光させる。
【0042】この第2の実施例において、4つのLED
組1a、1b、1c、1dが順次交互の発光状態から同
時発光状態に転じる条件は、バーコードが印刷された紙
面が紙面検出部7で検出され、紙面検出部7から紙面検
出信号が出力されたとき、及び/または、所定値のバー
コードの本数がバーコード検出回路10で検出され、バ
ーコード検出回路10からバーコード検出信号が出力さ
れたときであり、一方、4つのLED組1a、1b、1
c、1dが同時発光状態から順次交互の発光状態に転じ
る条件は、紙面検出部7から紙面検出信号の出力が停止
され、かつ、バーコード検出回路10からバーコード検
出信号の出力が停止されたときであるが、この紙面の存
否の検出及びバーコードの所定本数の検出は、LEDア
レイ1において、例えば、1つのLED組中の少なくと
も2つのLEDが発光しているときに、紙面検出部7で
紙面が検出され、また、バーコード検出回路10でバー
コードの検出ができるように設定することが好ましい。
【0043】また、この第2の実施例においても、紙面
検出部7の構成を、図3(a)に示されるようなもの、
または、図3(b)に示されるようなものに変更させる
ことができる。
【0044】このように、第2の実施例によれば、バー
コードスキャナが不使用状態にあるときは、LEDアレ
イ1の4つのLED組1a、1b、1c、1dが順次交
互に駆動されるので、LEDアレイ1の全部のLEDを
駆動する場合に比べ、駆動電力消費を大幅に低減させる
ことが可能になり、しかも、LEDアレイ1において
は、4つのLED組1a、1b、1c、1d毎に発光す
るので、バーコードが印刷された紙面の検出及びバーコ
ードの本数の検出に対してLEDアレイ1の発光量が少
な過ぎるということはなく、LEDアレイ1の読取り領
域内にバーコードが印刷された紙面が搬送されたとき
は、直ちに、この紙面の検出及びバーコードの本数の検
出を行うことが可能になる。一方、バーコードスキャナ
が使用状態にあるときは、LEDアレイ1の4つのLE
D組1a、1b、1c、1dが同時に駆動されるので、
高効率でバーコードが印刷された紙面の検出、バーコー
ドの本数の検出及びバーコードの読取りを行うことがで
きる。そして、バーコードスキャナが使用状態にあると
き、使用状態に転じたときは、前記過程を経て、直ち
に、4つのLED組1a、1b、1c、1dが順次交互
に駆動される状態に移行し、バーコードが印刷された紙
面の検出及びバーコードの本数の検出が可能な状態にお
いて、消費電力の低減が図られるものである。
【0045】なお、前記各実施例においては、光学読取
装置がバーコードスキャナである場合を例に挙げて説明
したが、本発明による光学読取装置は、バーコードスキ
ャナである場合に限られるものではなく、バーコードス
キャナに類似の装置にも同様に適用できることはいうま
でもない。
【0046】また、前記各実施例においては、複数のL
EDを4つのLED組1a、1b、1c、1dに組分け
した場合を例に挙げて説明したが、本発明におけるLE
Dの組分けは、4つのものに限られるものでなく、5
つ、6つまたはそれ以上に組分けしてもよいことは勿論
である。この場合、1つの組に組み込まれるLEDの数
は、2つ以上であれば、任意の数を選定することができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明においては、複数個の投光素子(LED)を複数組
1a乃至1dに組分けを行うとともに、記録面検出部
(紙面検出部)7を設け、この記録面検出部7は、一連
の受光素子(ラインセンサ)2から得られた記録媒体読
取信号(バーコード読取信号)に基づいて情報記録面
(紙面)の存否を検出し、情報記録面が存在することを
検出したときに記録面検出信号(紙面検出信号)を駆動
制御部(制御回路)8に供給する。そして、駆動制御部
8は、記録面検出信号が供給されないとき、複数組に組
分けをした投光素子を組1a乃至1d毎に順次交互に発
光させるように、一方、記録面検出信号が供給されたと
き、複数組に組分けをした投光素子の全て1a乃至1d
を同時発光させるように駆動している。
【0048】このように、請求項1に記載の発明によれ
ば、光学読取装置(バーコードスキャナ)の不使用時に
おいては、複数組に組分けをした投光素子を組1a乃至
1d毎に順次交互に発光させ、最小限、情報記録面の存
否の検出ができるようにするとともに、最大限に消費電
力の低減が図れるという効果があり、一方、光学読取装
置の使用時においては、複数組に組分けをした投光素子
の全部1a乃至1dを同時発光させ、高感度で記録媒体
の検出や情報記録面の存否の検出を行えるという効果が
ある。
【0049】また、請求項2に記載の発明においては、
複数個の投光素子を複数組1a乃至1dに組分けを行う
とともに、記録面検出部(紙面検出部)7及び記録媒体
検出部(バーコード検出回路)10をそれぞれ設け、記
録面検出部7は、一連の受光素子(ラインセンサ)2か
ら得られた記録媒体読取信号(バーコード読取信号)に
基づいて情報記録面(紙面)の存否を検出し、情報記録
面が存在することを検出したときに記録面検出信号(紙
面検出信号)を駆動制御部(制御回路)8に供給するも
のであり、記録媒体検出部(バーコード検出回路)10
は、同じく一連の受光素子2から得られた記録媒体読取
信号に基づいて線状記録媒体(バーコード)の本数をカ
ウントし、線状記録媒体の本数が所定数以上であるとき
に記録媒体検出信号を駆動制御部8に供給するものであ
る。そして、駆動制御部8は、記録面検出信号及び/ま
たは記録媒体検出信号が供給されたときに限って、複数
組に組分けをした投光素子の全て1a乃至1dを同時発
光させ、一方、それ以外のとき、複数組に組分けをした
投光素子を組1a乃至1d毎に順次交互に発光させるよ
うに駆動している。
【0050】このように、請求項2に記載の発明によれ
ば、光学読取装置(バーコードスキャナ)の不使用時に
おいては、複数組に組分けをした投光素子を組1a乃至
1d毎に順次交互に発光させ、最小限、情報記録面の存
否の検出ができるようにするとともに、最大限に消費電
力の低減を図ることができるという効果があり、一方、
光学読取装置の使用時においては、複数組に組分けをし
た投光素子の全部1a乃至1dを同時発光させ、高感度
で記録媒体の検出や情報記録面の存否の検出を行うこと
ができるという効果がある。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる光学読取装置の第1の実施例の
構成を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の実施例において、複数のLED組を順
次交互に駆動させる場合の2つの動作例を示す動作説明
図である。
【図3】本発明の実施例において、紙面検出部の他の構
成例を示すブロック構成図である。
【図4】本発明に係わる光学読取装置の第2の実施例の
構成を示すブロック構成図である。
【図5】消費電力低減手段を備えた既知の光学読取装置
の一例を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 LED(光放射ダイオード)アレイ 1a、1b、1c、1d LED組 2 ラインセンサ(一連の受光素子) 3 センサ駆動回路 4 増幅回路 5 2値化回路 6 デコード回路 7 紙面検出部(情報記録面検出部) 7a ピークホールド回路 7b アナログ−デジタル(A/D)変換回路 7c デジタル基準値発生回路 7d デジタル比較回路 7e ピーク値メモリ 7f アナログ基準値発生回路 7g アナログ比較回路 8 制御回路 9a、9b、9c、9d LED駆動回路 10 バーコード検出回路(記録媒体検出部) 11 選択スイッチ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録面上の線状記録媒体に光を投光
    する複数個の投光素子と、前記線状記録媒体からの反射
    光を受光する一連の受光素子と、前記受光素子から得ら
    れた記録媒体読取信号を処理し、前記線状記録媒体のデ
    コード信号を得る情報読取部と、前記複数個の投光素子
    及び前記一連の受光素子を駆動する駆動制御部とを備え
    る光学読取装置において、前記複数個の投光素子を複数
    組に組分けし、前記記録媒体読取信号に基づいて前記情
    報記録面の存否を検出し、前記情報記録面の検出時に記
    録面検出信号を前記駆動制御部に供給する記録面検出部
    を設け、前記駆動制御部は、前記記録面検出信号の非供
    給時に前記複数個の投光素子を組毎に順次発光させ、前
    記記録面検出信号の供給時に前記複数個の投光素子の全
    てを同時発光させるように駆動することを特徴とする光
    学読取装置。
  2. 【請求項2】 情報記録面上の線状記録媒体に光を投光
    する複数個の投光素子と、前記線状記録媒体からの反射
    光を受光する一連の受光素子と、前記受光素子から得ら
    れた記録媒体読取信号を処理し、前記線状記録媒体のデ
    コード信号を得る情報読取部と、前記複数個の投光素子
    及び前記一連の受光素子を駆動する駆動制御部とを備え
    る光学読取装置において、前記複数個の投光素子を複数
    組に組分けし、前記記録媒体読取信号に基づいて前記情
    報記録面の存否を検出し、前記情報記録面の検出時に記
    録面検出信号を前記駆動制御部に供給する記録面検出
    部、及び、前記記録媒体読取信号に基づいて前記線状記
    録媒体の本数をカウントし、前記線状記録媒体の本数が
    所定数以上時に記録媒体検出信号を前記駆動制御部に供
    給する記録媒体検出部をそれぞれ設け、前記駆動制御部
    は、前記記録面検出信号及び/または前記記録媒体検出
    信号の供給時に前記複数個の投光素子の全てを同時発光
    させ、それ以外の時に前記複数個の投光素子を組毎に順
    次発光させるように駆動することを特徴とする光学読取
    装置。
  3. 【請求項3】 前記情報読取部は、前記記録媒体検出部
    から前記記録媒体検出信号が得られたときに限って、線
    状記録媒体のデコード動作を実行させるデコード動作選
    択部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の光
    学読取装置。
  4. 【請求項4】 前記記録面検出部は、前記記録媒体読取
    信号のピーク値を求めるピークホールド回路と、前記ピ
    ーク値をデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換
    回路と、前記デジタル値と基準デジタル値を比較するデ
    ジタル比較回路とからなることを特徴とする請求項1乃
    至2のいずれかに記載の光学読取装置。
  5. 【請求項5】 前記記録面検出部は、前記記録媒体読取
    信号をデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換回
    路と、前記デジタル値のピーク値を求めるピーク値メモ
    リと、前記ピーク値と基準デジタル値を比較するデジタ
    ル比較回路とからなることを特徴とする請求項1乃至2
    のいずれかに記載の光学読取装置。
  6. 【請求項6】 前記記録面検出部は、前記記録媒体読取
    信号を基準アナログ値と比較するアナログ比較回路から
    なることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載
    の光学読取装置。
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