JP3096913U - 板部材から成る滑走または転動用具 - Google Patents

板部材から成る滑走または転動用具 Download PDF

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ピエール−アラン ポルト
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C5/00Skis or snowboards
    • A63C5/03Mono skis; Snowboards

Abstract

【課題】板部材(2)から成る滑走または転動用具(1)を提供するにおいて、足の収容区域を板部材の機械的特性の決定に関与させることを目的とする。
【解決手段】該板部材(2)は滑走面(7)と受入れ面(8)との間で計測した高さと、第一収容区域(22)および第二収容区域(24)を有し、該用具(1)の特徴とするところは、収容区域(22、24)のうち少なくとも1つにおいて、該板部材(2)の高さが横断方向に変化すること、該用具が受入れ面(47、49)の反対側に支承面(46、48)を有する少なくとも1つのスペイサー(40、41)を含むこと、および該スペイサー(40、41)の支承面(46、48)が、収容区域(22、24)で画定されるように該板部材(2)の受入れ面(8)に対して少なくとも部分的に補完的な形状を有し、該スペイサー(40、41)は該収容区域に固定されることにある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
本考案は、板部材から成る滑走または転動用具の分野に属する。
【0002】
このような用具は、スノーサーフ(スノーボード)や、水上サーフすなわちウェークボード(モーターボートの曳き波に乗るサーフィン)や、ローラースケートまたはスケートボード等のスポーツを実施するために使用される。
【0003】
先行技術による滑走または転動用具は、第一の端部と第二の端部との間で長手方向に沿って計測した長さと、第一の縁部と第二の縁部との間で横断方向に沿って計測した幅と、滑走面(または転動面)と受取り面の間で計測した高さと、使用者の足を受け入れる第一区域と第二区域を含む板部材(ボード)とから成る。
【0004】
ボードを操縦している間、使用者によって加えられる衝撃が板部材の
変形、とりわけ横断方向軸に沿った撓曲と長手方向軸に沿った捩れとを発生する。
【0005】
板部材に所定の機械的特性を付与するには、この板部材に、足の受入
れ区域以外の或る一定の区域内で横断方向に変化する起伏(凹凸)などを設けた構造とすることが知られている。
【0006】
例えば、ほぼ三角形の断面を有する板部材の中央区域を案出してもよく、その基部は滑走または転動面であり、またその頂部は受入れ面の中央部にある。この受入れ区域において、この区域において、このような構造は横断方向軸に沿って撓曲抵抗を増加させることができるとともに、板部材の長手方向軸に沿って捩れ抵抗を減少させることができる。
【0007】
スノーボードの場合、この構造は、該板部材をとりわけ平坦でかつ耐久性のある面上で操縦を容易にする。
【0008】
もちろん、板部材に所定の特性を付与するため、これ以外の断面形状を考えてもよい。しかしながら、受入れ区域は比較的平坦な表面を有し、これにより靴を直接に、または台座を介して、受取り面上に配置が可能となる。
【0009】
スノーボードの場合、この台座が靴の保持装置の一部分となる場合がしばしばある。該台座は平坦な支承面を有し、この支承面が受入れ面内で板部材を受取るための面を支承する。
【0010】
何れの場合においても、使用者は板部材を操縦するために足で推進力を容易に伝達することができ、この板部材は、推進力と相関連して撓んだり、または捩じれたりする。
【0011】
使用者の足を収容するために、それらは比較的平坦な表面を有しているので、該収容区域は板材の機械的特性(とりわけ、横断方向軸に沿った撓曲変形および/または長手方向軸に沿った捩れ変形に関して)の決定には関与しない。
【0012】
本考案は、とりわけ足の収容区域を板部材の機械的特性の決定に関与させることを目的とする。
【0013】
この目的のために、本考案は板部材から成る滑走または転動用具を提案する。この板部材は、第一端部と第二端部の間で、長手方向に沿って計測した長さと、第一縁部と第二縁部の間で、横断方向に沿って計測した幅と、滑走面(または転動面)と受入れ面との間で計測した高さと、使用者の足を収容する第一区域と第二区域とを有する。
【0014】
本考案による滑走または転動用の道具の特徴は、収容区域の少なくとも1が横断方向に変化する凹凸(起伏)を有すること、該用具が少なくとも1のスペイサーを含み、該スペイサーはその受入れ面とは反対側に支承面を有し、該スペイサーの支承面は、少なくとも一部分に、該収容区域内に画定される板部材の受入れ面に対して補完的な形状を有すること、および該スペイサーが収容区域に固定されることである。
【0015】
この板部材の収容区域の凹凸が横断方向に変化することにより、所定の機械的特性を該収容区域に付与する。
【0016】
スペイサーは、該収容区域内で板部材の受入れ面に対し補完的な形状
を取り、該板部材上に安定的に乗っている。従って、靴または締め具の台座は収容区域内で該板部材を安定して押圧し、かつ該スペイサーは、その受入れ面を介して、靴または締め具の台座のために所定の支承区域(好ましくは平坦面)を提供する。
【0017】
1または複数個のスペイサーを使用することにより、靴または板部材
の台座の収容を妨げることなく、該板部材を構成するための自由な発想を提供するという利点を有する。
【0018】
本考案の他の特徴および利点は、本考案がどのようにして実現できるかを示す非限定的な例を含む添付の図面を参照して以下の記載を読むことにより、より良く理解できよう。
【0019】
図示の例は、スノーボードに対する本考案の応用例であるが、先に言及した他の分野にも応用可能であることを理解されたい。
【0020】
第一実施例を図1ないし図3を用いて以下に述べる。
【0021】
図1で分かるように、公知の仕方で、滑走用具1は板部材2から成る。この板部材は、第一端部3と第二端部4の間で長手方向L1に沿って計測した長さを有する。
【0022】
この板部材2はまた、第一側縁部5と第二側縁部6との間で横断方向に沿って計測した幅と、滑走面7と受入れ面8との間で計測した高さとを有する。
【0023】
もちろん、この横断方向は長手方向L1に対して垂直であるとともに、滑走面7に対して平行である。
【0024】
図3から分かるように、板部材2は、その高さ方向に、例えば滑走層9、第一補強材10、芯部11、第二補強材12、および保護層13の積層から成る。
【0025】
もちろん、この板部材1を実現するためには、鋳造プラスチック製のカバー等、他の構成を考えてもよい。
【0026】
改めて図1を参照すると、板部材2はまた、第一端部3から第二端部4までに、第一端部区域20と、第一接線W1と、第一中間区域21と、第一収容区域22と、中央区域23と、第二収容区域24と、第二中間区域25と、第二接線W2と、第二端部区域26とを有する。各収容区域22、24は、使用者の足保持装置をそれぞれ受け入れるためのものである。説明の便宜上、この足保持装置は図示しないことにする。
【0027】
各収容区域22、24内に足保持装置用の固定手段を設けてもよい。この固定手段はねじ切りを施した孔27の集合体として表される。これ以外にも、該装置の基部に幅広の溝などを設けるようにしてもよい。
【0028】
本考案によると、該板部材2の収容区域22、24の少なくとも1は横断方向に変化する凹凸(起伏)部を有する。
【0029】
図3で分かるように、第二収容区域24について、板部材2の高さは側縁部5、6の箇所よりも中央部でより大きくなっている。この収容区域24において、受入れ面8は、該板部材2の中央部で結合して頂部37を形成する、2つの斜面35、36により形成される。
【0030】
この斜面は僅かに丸みを帯びた稜部の形をしているが、鋭い角度をもつ稜部で構成してもよく、また反対に、幅のより広い帯状部材で構成してもよい。この場合、帯状部材は滑走面7に平行であるか、またはこの滑走面と或る角度を成すようにしてもよい。
【0031】
各斜面35、36は、ほぼ平坦な面状を呈しているが、凸状、凹状を呈していてもよく、更には又、それ自体が波状、縞状、または他の何らかの凹状または凸状であってもよい。
【0032】
図1で分かるように、滑走用具1は第一収容区域22内に配設される第一スペイサー40と、第二収容区域24内に配設される第二スペイサー41とを含む。
【0033】
各スペイサー40、41は、板部材2と靴との間に設けた中間部材(すなわち、靴保持装置)である。この中間部材は単一成形体(モノブロック)であってもよく、また、複数個の異なる部分で形成してもよい。
【0034】
第一実施例の場合、第一スペイサー40は第一部分42と第二部分43とを含み、また第二スペイサー41は第一部分44と第二部分45とを含む。
【0035】
図3で明らかなように、第二スペイサー41の第一部分44は受入れ面47に相対する支承面46を有し、また第二スペイサー41の第二部分44は受入れ面49に相対する支承面48を有する。
【0036】
この第二スペイサー41の各支承面46、48は、第二収容区域24で画定されているように、板部材2の受入れ面8に対して補完的な形状を有する。
【0037】
したがって、支承面46、48のリブ55、56、57と58、59、60および第二スペイサー41の2の部分44、45は板部材2の受入れ面8に押し当てられている。リブ55、56、57と58、59、60の端部は、それぞれ、該板部材2上で、スペイサー41の部分44、45の支承面を構成する。斜面35、36はほぼ平坦であるので、リブ55、56、57と58、59、60の端部は、それぞれ、平面内に包含される。もちろん、リブの使用は不可欠ではなく、また支承面46、48は平らであってもよかろう。
【0038】
図2に示すように、第二スペイサー41の第一部分44の場合、該支承面46の側にあるリブは蜂窩状の外観をこの面に付与する。支承面46、48上にリブを設けるということはスペイサーの軽量化に寄与する。
【0039】
改めて図3を参照すると、第二スペイサー41の各部分44、45は、全体として楔形をしている。これらの部分44、45は、該スペイサー41の部分44、45の受入れ面47、49がほぼ同一平面にあるような寸法取りとなっている。
【0040】
第二スペイサー41の受入れ面47、49は、受入れ面8の頂部37から突出するのが好ましい。これにより、該板部材2の第二収容区域24内に保持装置の取り付けを容易にする。
【0041】
該部分44、45は、何らかの手段により、板部材2に一体連結される。一体連結には、糊付けや半田付け等の取外しを不能にする一体連結手段を用いて行うのが好ましい。半田付けを行うためには、スペイサー41と板部材2の保護層13は同一の材質または互いに親和性のある材料でできているものを使用する。例えば、超音波または溶剤を用いて局部的な融解を発生させることにより、該板部材上にスペイサーを溶接することができる。使用する材料は、ポリウレタン、アセチル−ブタヂエン−スチレンなどを主成分とする合成材料であってもよい。
【0042】
もちろん、スペイサー41を板部材2に一体連結する手段は取り外しできるようにしてもよい。このような一体連結は、何度も繰り返して組立・分解が可能な、ねじなどを用いるラチェット機構により実現することができる。
【0043】
もちろん、第二収容区域24について記載してきたことは、第一収容区域22にも当てはまる。
【0044】
図1で良く分かるように、該板部材の2の収容区域22、24の外形はほぼ同一の三角形状をしている。この外形は、収容区域22、24内にある板部材2に所定の機械的特性を付与する。この場合、三角形の輪郭は該板部材2の横断方向軸に沿って撓み剛性を増加させるとともに、該板部材2の長手方向軸に沿って捩じり剛性を減少させる。
【0045】
スペイサー40、41を使用することにより、特定の性質を該収容区域22、24に与えることができるとともに、足または足保持装置を平らに支承できるようにする。
【0046】
補足的に、該板部材2の中央区域23はまた、横断方向に変化する凹凸(起伏)を有する。
【0047】
第一実施例によれば、該中央区域23の凹凸(起伏)は収容区域22、24の凹凸とほぼ同一である。したがって、板部材2の構造は収容区域22、24および中央区域23の3区域に沿ってほぼ同形である。これにより、使用者の一方の足から他方の足まで延在する該板部材2の全部分に亙って、特定の機械的性質を減衰させることができる。さらに、該中央区域23の三角形状の輪郭は撓み剛性を増加させ、かつ捩れ剛性を減少させる。場合により、中央区域23は三角形の輪郭を有してもよく、その断面は2の収容区域間を徐々に移動する。
【0048】
本考案の他の実施例について、図4ないし図8を参照して以下に説明する。便宜上、第一実施例との相違点のみを明らかにする。
【0049】
図4に示す第二実施例では、該滑走用具70は板部材71とスペイサー72を含む。
【0050】
板部材71は2の斜面72、73で横断方向に変化する起伏(凹凸)を有し、該斜面は合流して該収容区域76内に頂部75を形成する。
【0051】
スペイサー72は一体物(モノブロック)の形で表される。このスペイサーは受入れ面78と相対する側に支承面77を有する。
【0052】
支承面77は、収容区域76内に画定されるように、該板部材71の受入れ面に対して相補的な形状を有する。
【0053】
受入れ面78は、靴または靴保持装置を受け入れるようにほぼ平らな形状をしている。該受入れ面78は板部材71に対して平行であるが、該板部材と或る角度を以て傾斜していてもよい。
【0054】
本考案の第三実施例について、図5を参照して説明する。
【0055】
滑走用具90は板部材91とスペイサー92とを含む。
【0056】
板部材91は、第一縁部94と第二縁部95との間で、収容区域93が横断方向に変化する凹凸(起伏)を有する。
【0057】
スペイサー92は、受入れ面97とは反対側に支承面96を有する一体物(モノブロック)の形で表される。該スペイサー92は、板部材91の第一縁部94の近くで反り返った第一端部98と、第二縁部の近くで反り返った第二端部99とを有する。両端部98、99が反り返っているため、該受入れ面97に対して、横断方向に凹んだ輪郭を与える。この形状は、靴底を受け入れるのに格別都合がよい。
【0058】
もちろん、第一実施例におけるように、反り返った横断方向の端部を有する複数個の部分から成るスペイサーを実現することも可能である。
【0059】
図6を参照して、第四実施例につき説明する。滑走用具110は板部材111とスペイサー112とを含む。板部材111は第一縁部114と第二縁部115との間にある、収容区域113内で横断方向に変化する凹凸(起伏)を有する。板部材111の受入れ面116は、第一縁部114から第二縁部115まで、第一側方リブ117と、中央リブ118と、第二側方リブ119とを連続して有する。これらのリブ間で、板部材111の高さは減少する。リブ117、118、119の頂部120、121、122は、それぞれ、同一面内に含まれるのが好ましい。
【0060】
スペイサー112自体は、支承面125と受入れ面126とを有する。該支承面125は、板部材111の受入れ面116に嵌合するようになっており、その結果、中間リブ127、128を有する。しかしながら、スペイサー112の支承面112をほぼ平坦で、板部材111のリブ117、118、119の頂部120、121、122のみを押し付けるようにしてもよい。
【0061】
このような構造は、少なくとも収容区域113内で、横断方向軸に沿って大きな撓み抵抗と長手方向軸に沿って大きな柔軟性を板部材111に付与する。
【0062】
第五実施例について、図7を参照して説明する。
【0063】
滑走用具140は板部材141とスペイサー142とを含む。板部材141は第一縁部144と第二縁部145との間で、収容区域143が横断方向に変化する凹凸(起伏)を有する。
【0064】
板部材141の受入れ面146は、第一縁部144の箇所に第一の側方リブ147と第二縁部145の箇所に第二の側方リブ148のみを有する。この構造は、少なくとも収容区域143内で、長手方向軸に沿って大きな柔軟性を板部材141に付与する。
【0065】
第六実施例について、図7を参照して説明する。
【0066】
滑走用具160は板部材161から成る。この板部材は、第一端部162と第二端部163との間で計測した長さと、第一側縁部164と第二側縁部165との間で計測した幅と、滑走面166と受入れ面167との間で計測した高さとを有する。
【0067】
該板部材161は、とりわけ、第一収容区域168と、中央区域169と、第二収容区域170とを有する。
【0068】
第一収容区域168において、該板部材161は受入れ面167の側に中央リブ180を有する。
【0069】
該リブ180の各々の側で、平面181、182は、横断方向に、該リブ180と側縁部164、165との間に接合部を構成する。
【0070】
2つの部分184、185を含む第一スペイサー183は、これら2つの部分の各々が面181、182を支承するように配設される。該スペイサー183の2つの部分184、185は平行六面体をした板の形状で表される。しかしながら、これらの部分を楔のような形状としてもよい。
【0071】
第二収容区域170の構造は第一収容区域と同様である。この第二収容区域が受け入れるスペイサーもまた2つの部分から成るものである。
【0072】
第七実施例について、図9を参照して説明する。
【0073】
滑走用具190は板部材191とスペイサー192とから成る。
【0074】
板部材191は2つの斜面193、194で横断方向に変化する凹凸(起伏)部を有し、これら2つの斜面は結合して収容区域196内に凹部を形成する。
【0075】
スペイサー192は一体物(モノブロック)の形で表される。このスペイサーは受入れ面198の反対側に支承面197を有する。該スペイサーは、凹部195から突出しているか、縁部199、200と同じ高さであるか、または凹部195を部分的にのみ埋めるものであってよい。
【0076】
いずれの場合にも、スペイサーの支承面197は、収容区域196で画定されるように、板部材191の受入れ面201に対して相補的な形状を有する。
【0077】
この場合、該スペイサー192の支承面197は突出部を有し、その形状は板部材191の受入れ面201の凹部195に対して少なくとも部分的に相補関係にある。
【0078】
受入れ面198はほぼ平坦で、靴または靴保持装置を収容するようになっている。該受入れ面198は板部材191と基本的に平行ではあるが、傾斜していて該板部材と或る角度を成していてもよい。
【0079】
いずれの実施例についても、本考案は、各種材料を用いて、また当業者に公知の技術に従って実施することができる。
【0080】
もちろん、本考案は上述した諸実施例に限定されるものではなく、冒頭に記載した実用新案登録請求の範囲に入る同等の技術を全て含む。
【0081】
特に、板部材の横断面形状は該板部材に沿って非常に多様であり、またスペイサーの形状も同じく多様である。
【0082】
何れの場合にも、該スペイサーの支承面は、部分的にのみ板部材の受入れ面に対して補完的である。
【0083】
事実、本考案は、求める効果に応じて、板部材の横断面を極めて自由に変化させ得るとともに、足の安定した支承を保証する。
【0084】
また、スペイサーまたは該スペイサーの部分に各種異なる材料を用いるようにしてもよい。
【0085】
第一実施例において、第一収容区域22のために、柔軟な第一スペイサー40を、また、第二収容区域24のために、第一収容区域よりも硬い第二スペイサー41を設けてもよい。このような収容区域は、板部材2の各端部3、4について滑走用具を操縦する際に発生する衝撃の性質を異なるものにする。
【0086】
また、板部材2の第一側縁部5に対するスペイサーの第一部分42、44を柔軟なものとし、他方、該板部材2の第二側縁部6に対するスペイサーの第二部分を第一側縁部より硬くしてもよい。このような収容区域は、板部材2の各側部5、6の各々を操縦する際に発生する衝撃の性質を異なるものにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例による滑走または転動用具の一部分解斜視図である。
【図2】第一実施例による、支承面の側から見たスペイサーを示す部分的な斜視図である。
【図3】図1のIII−III線に沿って見た断面図である。
【図4】本考案の第二実施例を示す、図3と同様の断面図である。
【図5】本考案の第三実施例を示す、図3と同様の断面図である。
【図6】本考案の第四実施例を示す、図3と同様の断面図である。
【図7】本考案の第五実施例を示す、図3と同様の断面図である。
【図8】本考案の第六実施例による滑走または転動用道具の一部分解斜視図である。
【図9】本考案の第七実施例を示す、図3に類似の断面図である。
【符号の説明】
1、70、90、110、140、160、190・・・・滑走または転動用具
2、71、91、111、141、161、191・・・・板部材
3、162 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一端部
4、163 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第二端部
5、94、114、144、164、199・・・・・・・第一縁部
6、95、115、145、165、200・・・・・・・第二縁部
7、166 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・滑走面または転動面
8、116、167、201 ・・・・・・・・・・・・・受入れ面
22、24、76、93、113、143、168、170、196・・収容区域
35、36、73、74 ・・・・・・・・・・・・・・・・2つの斜面
37、75 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・頂部
40、41、72、92、112、142、183、192 スペイサー
42、44 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一の部分
43、45 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第二の部分
46、48、77、96、125、197 ・・・・・・・・支承面
47、49、78、97、126、198 ・・・・・・・・受入れ面
117、118、119、147、148 ・・・・・・・・・リブ

Claims (14)

  1. 板部材(2、71、91、111、141、161、191)から成る滑走または転動用具(1、70、90、110、140、160、190)であって、前記板部材(2、71、91、111、141、161、191)は、第一端部(3、162)と第二端部(4、163)との間で長手方向に沿って計測した長さと、第一縁部(5、94、114、144、164、199)と第二縁部(6、95、115、145、165、200)との間で横断方向に沿って計測した幅と、滑走面または転動面(7、166)と受入れ面(8、116、167)との間で計測した高さと、第一収容区域(22、168)と第二収容区域(24、76、93、113、143、170、196)とを有し、
    前記収容区域(22、24、76、93、113、143、168、170、196)の少なくとも1つが横断方向に変化する起伏を有すること;前記用具(1、70、90、110、140、160、190)が少なくとも1つのスペイサー(40、41、72、92、112、142、183、192)を含み、前記スペイサーはその受入れ面(47、49、78、97、126、198)の反対側に支承面(46、48、77、96、125、197)を有し、前記スペイサー(40、41、72、92、112、142、183、192)の支承面(46、48、77、96、125、197)は、少なくとも部分的に、前記収容区域(22、24、76、93、113、143、168、170、196)内に画定される板部材(2、71、91、111、141、161、191)の受入れ面(8、116、167、201)に対して補完的な形状を有すること;および前記スペイサー(40、41、72、92、112、142、183、192)が前記収容区域に固定されていることを特徴とする滑走または転動用具。
  2. 前記収容区域(22、24、76、93)内で、前記板部材(2、71、91)の受入れ面(8)が、前記板部材(2、71、91)の中央部で結合して頂部(37、75)を形成する2つの斜面(35、36、76、93)により形成されることを特徴とする請求項1に記載の滑走または転動用具(1、70、90)。
  3. 前記スペイサー(40、41)が第一部分(42、44)と、前記第一部分とは別の第二部分(43、45)とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の滑走または転動用具(1)。
  4. 前記スペイサー(40、41)の第一部分と第二部分の各々(42、43、44、45)が、全体として楔形をしていることを特徴とする請求項3に記載の滑走または転動用具(1)。
  5. 前記スペイサー(40、41)の第一部分(42、44)が、前記板部材(2)の第一側縁部(5)で柔軟であること;および前記スペイサー(40、41)の第二部分(42、44)が、前記板部材(2)の第二側縁部(6)で第一部分(42、44)よりも硬いことを特徴とする請求項3または4に記載の滑走または転動用具(1、70、90、110、140、160、190)。
  6. 前記スペイサー(72、92)が一体物であることを特徴とする請求項1または2に記載の滑走または転動用具(70、90)。
  7. 収容区域(113)内にある、板部材(111)の第一縁部(114)と第二縁部(115)との間で、前記板部材の受入れ面(116)が、第一側方リブ(117)と、中央リブ(118)と、第二側方リブ(119)とを連続して有することを特徴とする請求項1に記載の滑走または転動用具(110)。
  8. 収容区域(143)内において、板部材(141)の第一縁部(144)と第二縁部(145)との間で、前記板部材の受入れ面(146)が第一側方リブ(147)と第二側方リブ(148)とを有することを特徴とする請求項1に記載の滑走または転動用具(140)。
  9. 収容区域(168、170)内において、前記板部材(161)が、その受入れ面(167)の側に中央リブ(180)を有することを特徴とする請求項1に記載の滑走または転動用具(160)。
  10. 収容区域(196)内において、前記板部材(191)の受入れ面(201)が、結合して凹部(195)を形成する2つの斜面(193、194)で形成されることを特徴とする請求項1に記載の滑走または転動用具(190)。
  11. スペイサー(192)が、その支承面(197)上に突出部を有し、該突出部の形状が前記板部材(191)の受入れ面(201)の凹部(195)と少なくとも部分的に相補関係にあることを特徴とする請求項10に記載の滑走または転動用具(190)。
  12. 前記スペイサー(40、41、72、92、112、142、183)が、前記板部材(2、71、91、111、141、161、191)の第一縁部(5、94、114、144、164、199)の近くに反り返った第一端部(98)と、前記板部材の第二縁部(6、95、115、145、165、200)の近くに反り返った第二端部(99)を有することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の滑走または転動用具(1、70、90、110、140、160、190)。
  13. 収容区域(22、24)の間に位置する中央区域(23)が、前記収容区域(22、24)の起伏とほぼ同一の起伏を有することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の滑走または転動用具(1、70、90、110、140、160、190)。
  14. 前記板部材(2)の第一収容区域(22)のための第一スペイサー(40)が柔軟であり、かつ前記板部材(2)の第二収容区域(24)のための第二スペイサー(41)が前記第一スペイサー(40)よりも硬いことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の滑走または転動用具(1、70、90、110、140、160、190)。
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