JP3096660U - 配線支持部品の構造 - Google Patents

配線支持部品の構造

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wiring
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wiring support
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和宏 中沢
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株式会社雄電社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】設置工数を大幅に削減する配線支持部品の構造
の技術を提供する。 【解決手段】配線支持部品1は、平坦面を形成した上面
部1aと、この上面部1aの平坦面を基準として鋭角θ
の位置に形成した外周側面部1bを有している。また、
外周側面部1bから連なり、かつ配線支持部品1の内部
に空洞を備えている。また、上面部1aの所定位置に釘
2又はピン等止め具を挿入するための窪み1eを備え、
下面部1dの略中央から突出形成した略半円状凹陥4a
を形成した突子を有している。その突子4はの長さは、
空洞1c内に収容できる長さにする。突子4は、電線や
ケーブル等配線を吊下げるための紐やその他の部材でな
る結束線を挿入する結束線挿入孔4bをその長さ方向中
央部かつ水平方向に貫通させている。外周側面部1b
は、略120°の間隔を有して、所定の位置から上面部
1aに向かって垂直方向に固定止め具孔1fを貫通形成
している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、各種建築構造物の天井回り等に配線されたケーブルや電線を支持する ために使用する配線支持部品の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からビル、マンション等各種の建築構造物は一般的に二重天井に構成され、 その奥側の天井回りに屋内の電気配線がされており、これを吊るした後、更にそ の下の天井を設置する構造を有している。そして、上記、電線、ケーブル等でな る配線は、例えば、従来の技術に於いては平板状の矩形体を有しかつその下面に ハンガー部を形成したいわゆるバインドハンガー(ケーブル支持具)がある。
【0003】 而して、上記配線を吊るすためには、上記平板状の矩形体の表面に接着剤を塗布 し、又は、その表面に両面貼着したテープを剥離し、これを天井面に貼り付け配 線を結束線や紐でハンガー部に引掛けると共に配線に結び付けていた。 また、上記平板状の矩形体の表面に接着剤を塗布する替わりに該平板状の矩形の 周囲を特殊なピンで打ち込み天井に固定する構成であった。
【0004】 従来の技術に於けるバインドハンガーは上述した構造であるので、上記平板状の 矩形体を天井面に接着剤で固定する場合、該天井面が凹凸面で形成されていると きや、粗い面である場合、バインドハンガーの取り付けが不十分であるばかりか 、ケーブルや電線の重量で該バインドハンガーが脱落する問題点があった。 一方、特殊なピン等でバインドハンガーの周囲を打ち込んで天井面に固定する方 法は、バインドハンガーの固定作業が煩わしく、かつ天井面の素材によっては、 バインドハンガーを固定することが出来ないときがある等、種々の問題点があっ た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 従来の技術は叙上した構造及び欠点を有したので次の課題があった。 当該、建築構造物の天井がコンクリート構造体である場合、特に、工事を施工す る際、仮枠を設置し、仮枠内のコンクリートが固型した後に、上記バインドハン ガーをコンクリート状の天井面に貼付けする必要があり、バインドハンガーの取 付工数が該コンクリートの固型完成時とは別に必要となるばかりか、前述したよ うに固定してある該バインドハンガーが電線やケーブルの重さや振動等により天 井面から脱落する惧れがあるという課題等が存在した。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、予め仮枠内面に釘等で固定すると共に、仮枠内のコンクリート天井面 が固型化した後に、該仮枠を取り外しすると共に、前記釘を配線支持部品から引 抜くことのみで、該コンクリートの固型化と同時に天井面に固定する配線支持部 品を提供することを目的としたものであって、次の構成、手段から成立する。
【0007】 請求項1記載の考案によれば、平坦部を形成した上面部と、該上面部の平坦部を 基準として鋭角の位置に形成した外周側面部と、外周側面部から連なりかつ内部 に空洞を形成した下面部とで構成されてあって、上記上面部の所定位置に止め具 挿入用薄肉状窪みを備えると共に、上記下面部の所定位置に結束線挿入孔を貫通 配置した突子を備え、上記外周側面部の所定位置から上記上面部に向かって所望 数の固定止め具孔を貫通配置したことを特徴とする配線支持部品の構造である。
【0008】 請求項2記載の考案によれば、前記外周側面部は、前記突子に吊下げられる配線 とは別の配線を吊下げる他方の結束線挿入孔を貫通配置したことを特徴とする請 求項1記載の配線支持部品の構造である。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案に係る配線支持部品の構造に於ける実施の形態について、添付図面に基づ き、詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案に係る配線支持部品及び該配線支持部品を仮枠に固定するための 釘の実施の形態を示す斜視図である。 また、図2は上記配線支持部品を示すものであって、(a)は平面図、(b)は 仮枠に固定した状態を示す(a)の矢視A−A線方向の断面図である。
【0011】 配線支持材としての配線支持部品1は、平坦面を形成しかつ略円形状の上面部1 aと、この上面部1aの平坦面を基準として鋭角θの位置に形成した外周側面部 1bを有している。また、図2(b)に示すように該外周側面部1bから連なり 、かつ該配線支持部品1の内部に空洞1cを形成した下面部1dを備えている。 そして、該配線支持部品1は、例えば、その上面部1aが略円形状限定せず矩形 であってもよい。また、ポリエチレンやその他の樹脂で型で一体成形品として製 造されるが、これに限定せず、各種部材で成形してもよい。
【0012】 また、前記上面部1aの所定位置、例えば、略中央に単一又は複数個の釘2又は ピン等止め具を挿入するための窪み1eを備え、該窪み1eは上記上面部1aの 面より低く設定した薄肉状窪みであって、釘2を打ち込み挿入する。そして、図 2(b)に示す仮枠3まで打ち込み固定し、コンクリート天井面が固化した後に 、該仮枠3を取り外し、該釘2の先端をペンチ等で引抜き可能に構成する。 該釘2を引抜く際、上記窪み1e部分が釘2と共に配線支持部品1の上面部1a から亀裂し脱落する。
【0013】 4は両側面に例えば、略半円状凹陥4aを形成した突子であって、上記下面部1 dの略中央から突出形成している。該突子4の長さは、図2(b)に示すように 、例えば上記外周側面部1bの上端から裾までの長さと略同一寸法に設定するこ とが望ましいが、これに限定されず、空洞1c内に収容できる長さにすればよい 。該突子4は、電線やケーブル等配線を吊下げるための紐やその他の部材でなる 結束線で構成されてあって、略細径の配線吊下げのための結束線挿入孔4bをそ の長さ方向中央部かつ水平方向に貫通させている。 尚、前記薄肉状窪み1eは望ましくは、上記略半円状凹陥4aの位置に於ける上 面部1aに設定するとよい。
【0014】 前記外周側面部1bは、例えば、図2(a)に示すように、略120°の間隔を 有して、所定の位置から上記上面部1aに向かって垂直方向に固定止め具孔1f を貫通形成している。この固定止め具孔1fは、例えば当該配線支持部品1を天 井面を形成するコンクリート部材の固型と同様に埋め込めて構成する以外に、既 に、固型化成形された天井面に後付けによって釘2や特殊ピン等の止め具により 該配線支持部品1を固定するとき、該止め具を打ち込むための孔であって、打ち 込んだ際、釘2等の頭が係止するように細孔で構成している。 本実施の形態では3個を配置しているが略180°の間隔を有して2個配置して もよい。
【0015】 このように、上記固定止め具孔1fを形成したので本考案は、配線支持部品1を 、コンクリート天井面へコンクリート埋込むことによる固定方式、固定止め具に よる固定方式、更に、上記上面部1aに接着剤を塗布する方式により、3つの方 式でコンクリート天井面に固定できる構造を特徴としている。
【0016】 次に、本考察に係る配線支持部品の構造の実施の形態に於ける、施工手順等につ いて説明する。
【0017】 先ず、ピンや釘2等の固定止め具を薄肉状窪み1eに打ち込み、図2(b)に示 すように各種建築構造物に設置した仮枠3の内面に3aに固定する。これにより 、配線支持部品1は、図3に示すように、突子4の周囲に予め上記結束線7を複 数回巻回構成してなり、仮枠3に緊定固定される。 そして、該仮枠3内に配設した鉄筋5と共に一方、他方のコンクリート6a、6 bが注入される。而して、当該コンクリート6a、6bが固化し、コンクリート 天井面6cが形成される。また、該配線支持部品1の外周側面部1bの裾部はコ ンクリート天井面6cと面一に形成される。
【0018】 次に、上記仮枠3は剥離作業により、図3に示すようにコンクリート天井面6c から離脱される。そして、釘2や固定止め具をペンチ等の工具により引抜く。こ の際、上記配線支持部品1はコンクリート天井面6cに緊定状態に固定されるの で、該コンクリート天井面6cから脱落することがない。特に、本考案では、配 線支持部品1の外周側面部1bが上面部1aに対して鋭角θを形成しているので 、該外周側面部1bは、上記釘2の引抜き時はもとより、下方への引張力に抵抗 する構成としており、電線やケーブル等の配線を吊る下げたときにかかる強大な 荷重が加わった場合、例えば29(N)以上の静荷重や振動にも該配線支持部品 1はコンクリート天井面6cから脱落しないものである。
【0019】 尚、上述したが上記各種建築構造物の天井部分は図4で示すように、鉄筋5や各 種ケーブル8が引廻されており、コンクリート6aに本考案に係る配線支持部品 1が所望数個を埋込み固定する。
【0020】 このように、仮枠3がコンクリート天井面6cから取外されると、図5に示され た突子4から結束線7を引出し、電線やケーブル等一方の配線9に締結し、一方 の該配線9を配線支持部品1に吊下げる。
【0021】 また、本考案は、他の実施の形態としては、図1に示すように、外周側面部1b の所定位置に他の結束線挿入孔10を貫通して構成し、図5に示すように、この 挿入孔10に上記結束線7とは他の結束線11を係止する。そしてこの結束線1 1により、たとえば、前記配線9とは別の強電用または弱電用のケーブル又は電 線等の他の配線12に吊下げて、該配線支持部品1の利用範囲を拡大させること が出来る。
【0022】
【考案の効果】
本考案は前述したような構成を有するので、次のような効果を奏する。 すなわち、各種の建造物の天井面の状態に適合して、天井面形成と同時にコンク リート埋込み式で固定する場合、釘やピン等の止め具で天井面に固定する場合、 若しくは接着剤で天井面固定する場合のいずれも設置可能にすると共にしかも設 置工数を大幅削減のうえに設置した後は過荷重にも耐える脱落のない配線支持部 品の構造を提供する効果がある。また、当該配線支持部品を樹脂成形等で簡易迅 速に製作することができると共に、多用途配線に対しても、適用できる効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる配線支持部品の構造における実
施の形態を示す斜視図である。
【図2】本考案にかかる配線支持部品の構造における実
施の形態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は
(a)の矢視A−A線方向の断面図である。
【図3】本考案に係る配線支持部品をコンクリート天井
面に固定した状態及び仮枠を取外した状態を示す断面図
である。
【図4】本考案に係る配線支持部品をコンクリートに固
定した状態を示すものであって、天井内側からみた斜視
図である。
【図5】本考案に係る配線支持部品が別異の2種の配線
を吊下げた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 配線支持部品 1a 配線支持部品の上面部 1b 配線支持部品の外周側面部 1c 配線支持部品の空洞 1d 配線支持部品の下面部 1e 配線支持部品の止め具挿入用薄肉状窪み 1f 配線支持部品の固定止め具孔 2 針 3 仮枠 3a 仮枠の内面 4 突子 4a 略半円状凹陥 4b 結束線挿入孔 5 鉄筋 6a 一方のコンクリート 6b 他方のコンクリート 7 結束線 8 電線又はケーブル 9 一方の配線 10 他の結束線挿入孔 11 他の結束線 12 他方の配線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平坦部を形成した上面部と、該上面部の平
    坦部を基準として鋭角の位置に形成した外周側面部と、
    外周側面部から連なりかつ内部に空洞を形成した下面部
    とで構成されてあって、上記上面部の所定位置に止め具
    挿入用薄肉状窪みを備えると共に、上記下面部の所定位
    置に結束線挿入孔を貫通配置した突子を備え、上記外周
    側面部の所定位置から上記上面部に向かって所望数の固
    定止め具孔を貫通配置したことを特徴とする配線支持部
    品の構造。
  2. 【請求項2】前記外周側面部は、前記突子に吊下げられ
    る配線とは別の配線を吊下げる他方の結束線挿入孔を貫
    通配置したことを特徴とする請求項1記載の配線支持部
    品の構造。
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