JP3096561U - 漁獲システム - Google Patents

漁獲システム

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JP3096561U
JP3096561U JP2003001441U JP2003001441U JP3096561U JP 3096561 U JP3096561 U JP 3096561U JP 2003001441 U JP2003001441 U JP 2003001441U JP 2003001441 U JP2003001441 U JP 2003001441U JP 3096561 U JP3096561 U JP 3096561U
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謙二 池田
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ヤマヤ産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力で照射効率及び集魚効率が良く、
しかも小型で防水型、及び低コストの使い勝手のよい漁
獲システムを提供する。 【解決手段】 漁獲時において、流し11,12を甲板
2側から水面WPを臨む方向へ突出させる。制御装置4
0から所定の電源電力を出力し、流し11,12の裏面
側に取り付けられた各集魚灯装置20へ該電源電力を供
給すれば、その集魚灯装置20内の複数個のLEDが発
光してLED平面光が出射され、漁船1の側面近傍の水
面WPが所定の仰角θで照射され、漁船1の下の水中W
Iに所定範囲の影の集魚領域BAが形成される。水中W
Iの照射光によって周りのいか等の魚類が漁船1の近傍
に誘致されて集魚領域BAに集まるので、例えば、流し
11,12の先端側から集魚領域BAに投下した釣り針
付きてぐす16等により、いか等の魚類を効率良く捕獲
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、いか釣り漁、巻き網漁、さんま棒受け漁等の漁船に搭載され、発光 ダイオード(以下「LED」という。)で構成された集魚灯を用いて魚類(いか 等の頭足類を含む。)を漁獲するための漁獲システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、例えば、次のような文献に記載される ものがあった。
【0003】
【特許文献1】 特開2000−125698号公報
【0004】 この特許文献1には、複数個の青色LEDにより光源が構成され、この光源か ら出射された青色光を水中に投射し、魚類を青色光の投射領域に誘致する漁獲シ ステムの技術が記載されている。
【0005】 LEDは、例えば、数Vの低電圧で発光し、電流は数10mAであり、輝度( 明るさ)は1,000〜2,000cd/mと高いが、発光出力が小さい。発 光色(色相)は、半導体材料により異なり、赤色、青色、緑色等がある。このよ うなLEDで構成された光源は、メタルハライド、ハロゲンランプ等の白色電球 に比べて、発光出力が小さいという欠点があるものの、高信頼性・長寿命、機械 的強度が大きい、小型である、低電圧で発光する、電力消費量が少ない、動作速 度が早い、指向性がある等の利点がある。
【0006】 近年、例えば、いか釣り漁船等において、発光出力の大きな白色電球を用いた 集魚灯は、低消費電力や光害(公害)等の見地から光出力規制(例えば、小型船 や中型船で上限180KW)が行われ、LEDを用いた光源が有望視されている 。特に、特許文献1では、青色LEDとして、例えば、波長が450nm(ナノ メートル)付近に発光強度をもつ青色の単色光を高輝度で発光する窒化ガリウム (GaN)を主成分とする半導体発光素子を光源に使用すると、魚類を青色光の 投射領域に誘き寄せる効果(誘致効果)が大きいことが記載されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の特許文献1に記載された漁獲システムでは、青色LEDを用いた光源か ら出射された青色光を水中に投射し、魚類を青色光の投射領域に誘致するという 方法のため、その光源を水中灯として使用する場合には、一定の効果が得られる かも知れないが、光源を完全防水構造にしなければならないので、装置構造が大 型化してコスト高になり、しかも使い勝手が悪いという課題があった。
【0008】 又、青色LEDを用いた光源を船上の上灯として使用して水中を照射する場合 、水面での光反射損失や、水中での光減衰損失等があるため、多数のLEDを用 いて光源の発光出力を大きくしなければならず、装置構造が大型化してコスト高 になり、LEDを用いた光源の利点を充分に生かし切れていないという課題があ った。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案の内の請求項1に係る考案の漁獲システム では、支持部材と、集魚灯装置と、制御装置と、漁獲手段とを備えている。
【0010】 前記支持部材は、一端側が上下方向に回転可能に漁船の甲板側に取り付けられ 、他端側が前記甲板側から水面を臨む方向へ移動可能になっている。前記集魚灯 装置は、前記支持部材に装着された1個又は複数個の集魚灯を有し、前記支持部 材の他端側が前記水面を臨む方向へ突出しているときに、前記水面に対して所定 の仰角で前記水面を照射して前記漁船付近の水中に影の集魚領域を形成する装置 である。前記制御装置は、前記漁船に搭載され、ケーブルを介して前記集魚灯装 置における前記集魚灯に所定の電源電力を供給する装置である。更に、前記捕獲 手段は、前記漁船に搭載され、前記集魚領域に集まった魚類を捕獲するものであ る。そして、前記集魚灯は、正面が光透過性部材で覆われた防水ケースと、前記 防水ケース内に収納された基板と、前記基板上に配設され、前記電源電力により 点灯して前記光透過性部材を透して所定の色相及び輝度で一定方向を照射する複 数個のLEDとを有している。
【0011】 請求項1に係る考案では、このような構成を採用したことにより、漁獲時にお いては、支持部材を甲板側から水面を臨む方向へ突出させる。そして、漁船に搭 載された制御装置から所定の電源電力を出力し、支持部材に装着された集魚灯装 置へ該電源電力を供給すれば、その集魚灯装置内の複数個のLEDが発光して所 定の色相及び輝度の光が出射され、漁船付近の水面が所定の仰角で照射され、水 中に影の集魚領域が形成される。そのため、水中の照射光によって周りの魚類が 漁船付近に誘致されて影になった集魚領域に集まるので、その魚類を捕獲手段で 容易に捕獲できる。
【0012】 請求項2に係る考案では、請求項1の漁獲システムにおいて、前記集魚灯装置 は、前記支持部材に取り付けられるパネルと、前記パネルに固定された前記1個 又は複数個の集魚灯とで構成されている。
【0013】 請求項3に係る考案では、請求項1の漁獲システムにおいて、前記集魚灯装置 は、前記支持部材に取り付けられるパネルと、照射方向の変更が可能な状態で前 記パネルに装着された前記1個又は複数個の集魚灯とで構成されている。これに より、パネルに装着された集魚灯の照射方向の変更が可能になる。
【0014】 請求項4に係る考案では、請求項1〜3のいずれか1項の漁獲システムにおい て、前記制御装置は、前記集魚灯装置に対して輝度調節可能な電源電力を供給し て前記集魚灯装置を所定の輝度で点灯させる構成にしている。これにより、水面 の波や濁り等に応じて、漁船側の制御装置により集魚灯の輝度の調節が行える。
【0015】 請求項5に係る考案では、請求項1〜4のいずれか1項の漁獲システムにおい て、前記制御装置は、前記集魚灯装置に対して発光色の切り替え可能な電源電力 を供給して前記集魚灯装置を所定の発光色で点灯させる構成にしている。これに より、捕獲漁の種類等に応じて、漁船側の制御装置により集魚灯の発光色の切り 替えが行える。
【0016】 請求項6に係る考案では、請求項1〜5のいずれか1項の漁獲システムにおい て、前記支持部材は、捕獲魚類導入用の流しで構成されている。前記集魚灯装置 は、前記流しの裏面側に装着され、前記流しの他端側が前記水面を臨む方向へ突 出しているときに、前記水面に対して所定の仰角で前記水面を照射して前記漁船 の下の水中に所定範囲の前記集魚領域を形成し、前記流しの他端側が前記水面を 臨む方向へ突出しているときには、前記流しの他端側が、前記集魚領域の垂直線 上に位置している。そして、前記捕獲手段は、いか釣り機で構成されている。
【0017】 このような構成を採用したことにより、漁獲時においては、流しを甲板側から 水面を臨む方向へ突出させる。そして、漁船に搭載された制御装置から所定の電 源電力を出力し、流しの裏面側に取り付けられた集魚灯装置へ該電源電力を供給 すれば、その集魚灯装置内の複数個のLEDが発光し、漁船の側面近傍の水面が 所定の仰角で照射され、漁船の下の水中に所定範囲の影の集魚領域が形成される 。そのため、水中の照射光によって周りの魚類が漁船近傍に誘致されて影になっ た集魚領域に集まるので、例えば、流しの他端側から水中の集魚領域に投下した 釣り針付きてぐす等を上昇させれば、その釣り針に掛かったいか等の魚類が流し 表面の他端側から一端側へ滑り落ちて甲板側へ収容される。漁獲作業が終了して 流しを甲板側へ倒せば、その流し裏面側の集魚灯装置も甲板側の所定位置に収ま る。
【0018】 請求項7に係る考案では、請求項1〜5のいずれか1項の漁獲システムにおい て、前記支持部材は、ポールで構成され、前記捕獲手段は、魚網で構成されてい る。これにより、さんま棒受け漁等が行える。
【0019】
【考案の実施の形態】
(第1の実施形態) (1) 構成 図1(A)、(B)は、本考案の第1の実施形態を示す漁獲システムの概略の 構成図であり、同図(A)は漁獲システムが搭載された大型のいか釣り漁船の正 面図、及び同図(B)は甲板に搭載された自動いか釣り機付近の部分的な平面図 である。
【0020】 大型のいか釣り漁船1の甲板2の左舷側及び右舷側には、捕獲手段(例えば、 複数の自動いか釣り機)10−1,10−2,10−3,10−4,・・・が設 置されている。各自動いか釣り機10−1,・・・は、支持部材(例えば、捕獲 いかを甲板2側に導入するための短尺の流し11又は長尺の流し12)と、この 各流し11,12の他端側(即ち、先端側)に接続されたワイヤ13を巻き上げ るための滑車14と、その流し11又は12の先端側に回転自在に取り付けられ たローラ15と、このローラ15から水面(例えば、海面)WPへ垂れるてぐす 16を巻装する巻車17と、この巻車17を正回転及び逆回転させるモータ18 とを備えている。なお、小型の漁船は、短尺の流し11のみを搭載することが多 い。
【0021】 短尺の流し11及び長尺の流し12は、隣接するてぐす16の絡まりを防止す るために交互に配設され、これらの一端側(即ち、基部側)が、蝶番等によって 上下方向に回転可能に甲板2側に取り付けられ、先端側が、ワイヤ13により支 持されて甲板2側から海面WPを臨む方向へ移動可能な構造になっている。流し 11,12は、使用しない時には、各滑車14で巻き上げられる各ワイヤ13に より引っ張られて甲板2側に立設され、使用時において、各滑車14で各ワイヤ 13がそれぞれ巻き戻されて弛められると、海面WP方向へ倒れて所定の仰角θ に固定される。各流し11,12の先端側のローラ15に通されるてぐす16に は、例えば、いか釣り用の複数の釣り針16a及び重り16b等が取り付けられ ている。
【0022】 各流し11,12の基部側の近傍には、巻車17及びモータ18が配設されて いる。図示しないコンピュータ等で構成された制御手段の制御により、モータ1 8が回転して巻車17が正回転又は逆回転すると、この巻車17に巻装されたて ぐす16がローラ15を介して水中(例えば、海中)WIを上下に移動する。
【0023】 各流し11,12の裏面側には、防水型の集魚灯装置20がそれぞれ取り付け られている。各集魚灯装置20は、多数のLEDで構成され、流し11,12の 先端側が海面WPを臨む方向へ突出しているときに、所定の仰角θで海面WPを 照射し、漁船1の下の海中WIに所定範囲の影の集魚領域BAを形成する照明装 置である。これらの集魚灯装置20,・・・への電源電力(例えば、パルス電流 )は、漁船1に搭載された制御装置40から供給される。
【0024】 図2(A)、(B)は、図1の短尺の流し11及び長尺の流し12の概略を示 す斜視図であり、同図(A)は短尺の流し11の斜視図、及び同図(B)は長尺 の流し12の斜視図である。
【0025】 短尺の流し11は、金属パイプ等で形成された略横長長方形の平面枠11aを 有し、この平面枠11aの両側部に、金属パイプ等で形成された側枠11b,1 1cが表面側に折曲して設けられている。平面枠11aの両側部の先端側には、 ワイヤ13が接続されている。平面枠11aの先端側の所定間隔離れた2箇所に は、ローラ支持部11d,11eが突設され、この各ローラ支持部11d,11 eによってローラ15,15がそれぞれ回転自在に軸支されている。平面枠11 aの基部側の所定間隔離れた2箇所には、流し固定部11f,11gが突設され ている。流し固定部11f,11gは、甲板2側に取り付けられた図示しない上 下方向に回転可能な固定部材に、挿着されている。更に、平面枠11a及び側枠 11b,11cの表面側には、プラスチック等で形成されたネット11hが張設 されている。
【0026】 このような短尺の流し11の裏面側(つまり、平面枠11aの裏面側)には、 集魚灯装置20の背面側が固定金具等で取り付けられている。
【0027】 長尺の流し12は、短尺の流し11とほぼ同様に、金属パイプ等で形成された 略縦長長方形の平面枠12aを有し、この平面枠12aの両側部に、金属パイプ 等で形成された側枠12b,12cが表面側に折曲して設けられている。平面枠 12aの両側部の先端側には、ワイヤ13が接続されている。平面枠12aの先 端側には、ローラ支持部12dが突設され、このローラ支持部12dによってロ ーラ15が回転自在に軸支されている。平面枠12aの基部側の所定間隔離れた 2箇所には、流し固定部11e,11fが突設されている。流し固定部12e, 12fは、甲板2側に取り付けられた図示しない上下方向に回転可能な固定部材 に、挿着されている。更に、平面枠12a及び側枠12b,12cの表面側には 、プラスチック等で形成されたネット12gが張設されている。
【0028】 このような長尺の流し12の裏面側(つまり、平面枠12aの裏面側)には、 短尺の流し11と同様に、集魚灯装置20の背面側が固定金具等で取り付けられ ている。
【0029】 図3(A)、(B)、(C)は、図1の集魚灯装置20の概略を示す構成図で あり、同図(A)は例えば4灯型の集魚灯装置20の斜視図、同図(B)は4灯 型の集魚灯装置20を構成する各集魚灯(例えば、30−1)の斜視図、及び同 図(C)は集魚灯30−1の縦断面図である。図4は、図3のLED35を示す 概略の拡大構成図である。
【0030】 4灯型の集魚灯装置20は、例えば、耐熱、耐衝撃、耐油、耐電性等に優れた ポリカーボネート等のプラスチック等で作られており、各流し11,12の裏面 側に固定金具等で取り付けられるパネル21を有している。パネル21上には、 同一構造の4灯の防水型集魚灯30−1〜30−4が並行に取り付けられている 。
【0031】 集魚灯(例えば、30−1)は、パネル21に取り付けられる防水ケース31 を有している。防水ケース31は、装置本体を収納するケース本体31aと、こ のケース本体31aの正面開口部を開閉可能に閉塞する光透過性部材(例えば、 透明のグローブ)31bとで構成されている。ケース本体31aの側面には、防 水構造のケーブル挿入孔31c,31dが設けられている。ケース本体31aの 底面の所定間隔離れた2箇所には、取付足32,33が外側に張り出す形で固定 され、この取付足32,33の張り出し部分に形成された取付孔にボルト等を挿 入して、防水ケース31をパネル21に固定する構造になっている。
【0032】 ケース本体31a内の正面開口部側には、基板34が収納されてねじ等で固定 されている。基板34には、例えば、2個のリード挿入孔34a,34bが縦横 マトリクス状に略1000対形成され、これらの各対のリード挿入孔34a,3 4bにLED35がそれぞれ取り付けられている。各LED35は、例えば、発 光体であるpn接合からなる半導体チップ35aを有し、この半導体チップ35 aがステム35b等に搭載され、該半導体チップ35aが光透過性の樹脂35c でレンズ状に被われ、ステム35b等から2本の外部リード35d,35eが突 出している。LED35は数Vの低電圧で発光するが、この発光色(即ち、色相 )は半導体材料により異なり、赤色(GaAs)、緑色(GaP)、青色(Ga N)、透明色等がある。本実施形態では、例えば、いかに対して集魚特性が良い と言われている青色、緑色又は透明色のLED35を使用している。
【0033】 LED35の2本の外部リード35d,35eは、基板34のリード挿入孔3 4a,34bに挿入されて半田34c等で図示しない導電性パターンに接続され ている。各LED35には、例えば、導電性パターンを介して図示しない過電流 防止用の抵抗Rが直列に接続され、これらの多数のLED35及び抵抗Rが、導 電性パターンを介してケース本体31a内の駆動回路36に並列接続されている 。
【0034】 駆動回路36は、入力側のケーブルから与えられるパルス電流に基づいて多数 のLED35に駆動電流を供給する回路であり、集積回路(以下「IC」という 。)等で構成されている。駆動回路36の入力側のケーブルは、ケース本体31 aのケーブル挿入孔31c,31dから外部に引き出される。ケース本体31a の正面開口部には、ゴム等のパッキング37を介して透明のグローブ31bが装 着され、このグローブ31bが止め金具等によってケース本体31aに固定され ている。
【0035】 このような集魚灯30−1〜30−4は、ケーブルによって縦続接続されてい る。
【0036】 図5は、図1の制御装置40を示す概略の構成図である。
【0037】 この制御装置40は、漁船1に搭載され、図示しない発電機から供給される交 流(AC)100V又はAC200Vの電源電圧を入力する変圧回路41を有し ている。変圧回路41は、変圧器等で構成され、入力されるAC100V又はA C200Vを数VのAC電圧に降圧する回路であり、この出力側に整流回路42 が接続されている。整流回路42は、ダイオード等で構成され、変圧回路41の AC出力電圧を直流(DC)電圧に変換する回路であり、この出力側に安定化回 路43が接続されている。安定化回路43は、IC等で構成され、負荷側の消費 電流の変動にかかわらず、この負荷側へ供給する出力電圧の変動を抑制して一定 の電圧を出力する回路であり、この出力側にスイッチング回路44が接続されて いる。
【0038】 スイッチング回路44は、例えば、トランジスタや、時定数調節用の可変抵抗 VR及びコンデンサC等で構成され、安定化回路43の出力電流を間欠的に断続 してパルス電流を生成し、このパルス電流のオン状態の幅(オンデューティ)を 輝度調整スイッチ(例えば、可変抵抗VR)で可変する調光制御機能を有し、こ の出力側に切替回路45が接続されている。切替回路45は、切替スイッチによ り、スイッチング回路44から出力されるパルス電流の供給先を切り替える回路 であり、この出力側に、複数本のケーブル46を介して複数個の集魚灯装置20 ,20,・・・が接続されている。
【0039】 (2) 動作 漁獲時においては、滑車14でワイヤ13を巻き戻して弛め、流し11,12 ,・・・を甲板2側から海面WPを臨む方向へ倒す。制御装置40の電源スイッ チをオン状態にすると、発電機から供給されたAC100V又はAC200Vが 変圧回路41で数Vに降圧され、整流回路42で整流されてDCに変換され、こ のDCが安定化回路43で一定電圧に保持される。安定化回路43の出力電流は 、スイッチング回路44により所望のオンデューティのパルス電流に変換され、 切替回路45で電流供給先が選択された後、ケーブル46を介して、選択された 集魚灯装置20,・・・へ供給される。点灯させるべき集魚灯装置20,・・・ の選択は、漁獲場所や魚群規模等に応じて、切替回路45に設けられた切替スイ ッチにより切り替えればよい。
【0040】 選択された集魚灯装置20,・・・では、ケーブル46から供給されるパルス 電流により、集魚灯30−1〜30−4内の各駆動回路36を介して全LED3 5が青色発光、緑色発光又は透明色発光し、この指向性を有する平面光が、グロ ーブ31bを透して出射される。出射光の輝度は、気象状況、海面WPの波や濁 り等に応じて、スイッチング回路44に設けられた可変抵抗VRにより調節すれ ばよい。
【0041】 集魚灯装置20,・・・は、流し11,12,・・・の裏面側に装着され、海 面WPに対して所定の仰角θに位置しているので、これらの集魚灯装置20,・ ・・の出射光により、斜め上から漁船近傍の海面WPが照射される。例えば、海 面WPに照射される青色又は緑色のLED光は、指向性があって鋭い直進性を有 する他に、特に水中透過率が大きいので、斜め上方向から海中WIの深くまで照 射される。これにより、漁船1の下の海中WIに所定範囲の影の集魚領域BAが 効率よく形成される。
【0042】 漁船1の近傍の海面WP及び海中WIが青色、緑色又は透明色のLED光で照 射されると、付近の魚類(例えば、いか)がその光に誘われて漁船1に近づき、 影になった集魚領域BAに集まる。いか等は、光が強いと離れ、暗くすると寄っ てくる習性があるので、影になった集魚領域BAに集まる。
【0043】 自動いか釣り機10−1,10−2,・・・を動作させると、モータ18によ って巻車17が正回転と逆回転を交互に繰り返すので、巻車17に巻装された釣 り針付きてぐす16が、各流し11,12,・・・の先端側のローラ15を介し て、真下の海中WIの漁獲領域BA内を上下動する。てぐす16の上昇時に釣り 針16aに掛かったいかは、ローラ15を介して流し11,12,・・・の表面 の先端側から基部側へ滑り落ちて甲板2側へ収容される。
【0044】 漁獲作業が終了し、滑車14でワイヤ13を巻き上げて流し11,12,・・ ・を引っ張れば、該流し11,12,・・・が甲板2側へ引き上げられて立ち上 がり、その流し11,12,・・・の裏面側の集魚灯装置20,・・・も甲板2 側の所定位置に収まり、邪魔にならない。
【0045】 (3) 効果 この第1の実施形態では、次の(a)〜(e)のような効果がある。
【0046】 (a) 流し11,12,・・・の裏面側に、多数のLED35等で構成され た集魚灯装置20,・・・をそれぞれ取り付け、これらの集魚灯装置20,・・ ・から出射される指向性のある青色、緑色又は透明色のLED平面光を、所定の 仰角θで斜め上から海面WPへ直接照射するので、低消費電力で効率よく海中W Iを照らすことできる。
【0047】 (b) 各集魚灯装置20は、流し11,12の裏面側に取り付けているので 、流し11,12を海面WP側に倒すだけで、各集魚灯装置20を所定の仰角θ に簡単に設置でき、流し11,12の先端側のローラ15から垂らした釣り針付 きてぐす16付近に、影の集魚領域BAを簡単かつ的確に形成することができる 。しかも、流し11,12の裏面側に取り付けられた集魚灯装置20は、操業時 に邪魔にならず、取り扱い易く、使い勝手がよい。
【0048】 (c) 制御装置40の可変抵抗VRにより、集魚灯装置20から出射される LED光の輝度を簡単に調節することができる。しかも、切替回路45に切替ス イッチを設けたので、複数個の集魚灯装置20,・・・の内の所望の集魚灯装置 20のみを選択して点灯することにより、無駄な電力消費を削減できる。
【0049】 (d) 集魚灯30−1,・・・は、多数のLED35を用いて構成している ので、白色電球等を用いるよりも、回路構成が簡単で、小型、軽量化し易く、し かも耐熱や防水構造が比較的簡単に実現できる。
【0050】 (e) 複数個の集魚灯30−1,・・・をパネル21に固定した集魚灯装置 20を、流し11,12の裏面側に取り付ける構造であるので、取り扱い易く、 取り付け作業も簡単である。しかも、パネル21に固定する集魚灯30−1,・ ・・の数を変更することにより、出力光の増減を任意に選択できる。
【0051】 (第2の実施形態) 図6(A)、(B)は、本考案の第2の実施形態を示すスタンド式集魚灯装置 の概略の構成図であり、同図(A)は側面図、及び同図(B)は正面側の斜視図 である。この図6では、第1の実施形態を示す図1及び図3中の要素と共通の要 素には共通の符号が付されている。
【0052】 このスタンド式集魚灯装置では、甲板2の舷側2aに、集魚灯装置20を支持 するための支持部材50が取り付けられている。支持部材50は、舷側2aに立 設される支柱51と、集魚灯装置20のパネル21に固定された支持枠52とを 有し、この支持枠52が回転軸53によって上下に回転可能に支柱51の上部に 連結されている。集魚灯装置20の上部は、ワイヤ13で支持されている。この ような支持部材50で支持された集魚灯装置20は、例えば、図1(A)の流し 11,12の間に設置される。
【0053】 漁獲時において、ワイヤ13を弛め、回転軸53を中心にして集魚灯装置20 を甲板2側から海面WPを臨む方向へ倒して所定の仰角θに固定する。集魚灯装 置20に電流パルスを供給すれば、この集魚灯装置20の出射光によって斜め上 から漁船近傍の海面WPが照射され、第1の実施形態とほぼ同様にしていかの捕 獲が行える。
【0054】 漁獲作業が終了し、ワイヤ13で集魚灯装置20を甲板2側に引っ張れば、回 転軸53を中心にしてその集魚灯装置20が甲板2側に倒れるので、邪魔になら ない。
【0055】 この第2の実施形態では、第1の実施形態とほぼ同様の効果がある上に、次の (A)、(B)のような効果もある。
【0056】 (A) 集魚灯装置20をスタンド式の支持部材50で支持する構造であるた め、小型化が可能であり、しかも舷側2aの任意の位置に設置できる。
【0057】 (B) 支持部材50の支柱51を挿脱自在に舷側2aに固定する構造にして おけば、集魚灯装置20を使用しないときに簡単に漁船1から撤去でき、便利で ある。
【0058】 (第3の実施形態) 図7は、本考案の第3の実施形態を示す各集魚灯30−1〜30−4の部分的 な拡大断面図であり、第1の実施形態を示す図3及び図4中の要素と共通の要素 には共通の符号が付されている。
【0059】 集魚灯(例えば、30−1)において、基板34に取り付けられるLED35 の外部リード35d,35eは、自由に曲げることができるので、この外部リー ド35d,35eを曲げてLED35の頭部を基板34の外縁方向に傾けて取り 付けてもよい。このようにすれば、多数のLED35によって海面WPを放射状 に照射でき、照射範囲を拡大できる。
【0060】 集魚灯30−1の正面側の透明のグローブ31bにおいて、内面31e側に角 形等の凹凸部を形成してもよい。これにより、多数のLED35から出射される 光をその凹凸部で拡散し、照射範囲を拡大できる。又、グローブ31bの外面側 に角形等の凹凸部を形成しても、同様の効果がある。
【0061】 (第4の実施形態) 図8は、本考案の第4の実施形態を示す集魚灯装置20Aの概略の側面図であ り、第1及び第2の実施形態を示す図3及び図6中の要素と共通の要素には共通 の符号が付されている。
【0062】 この集魚灯装置20Aでは、図3或いは図6の各集魚灯30−1,・・・を固 定するための取付足32,33に代えて、各集魚灯30−1,・・・を取付部材 37により、上下方向に回転可能にパネル21に取り付ける構造になっている。 このような構造によれば、各集魚灯30−1,・・・の照射方向を上下に調節で き、使い勝手が更に良くなる。
【0063】 (第5の実施形態) 図9は、本考案の第5の実施形態を示す集魚灯装置20Bの概略の正面図であ る。
【0064】 この集魚灯装置20Bでは、図3或いは図6の集魚灯装置20と同様に、パネ ル21上に、例えば、6灯の集魚灯30−1〜30−6が並列に取り付けられて いる。この内、集魚灯30−1,30−4には、多数の緑色LED35Gが設け られ、集魚灯30−2,30−5には、多数の青色LED35Bが設けられ、集 魚灯30−3,30−6には、多数の透明色LED35Cが設けられている。更 に、集魚灯30−1〜30−6を選択的に点灯するための色切替スイッチが、例 えば、図5の切替回路45に設けられている。
【0065】 このような構成によれば、色切替スイッチの切り替えにより、集魚灯30−1 ,30−4を点灯させれば緑色照射、集魚灯30−2,30−5を点灯させれば 青色照射、又は集魚灯30−3,30−6を点灯させれば透明色照射が行える。 そのため、海水温度、濁り、深さ等の漁場の環境、或いは魚類の種類等に応じて 照射光の色を切り替えることにより、漁獲高の向上を図ることも可能である。
【0066】 なお、集魚灯30−1〜30−6の灯数や、これらに設けられるLEDの発光 色は、任意に選定できる。
【0067】 (第6の実施形態) 図10は、本考案の第6の実施形態を示す集魚灯(例えば、30−1)の概略 の正面図であり、第5の実施形態を示す図9中の要素と共通の要素には共通の符 号が付されている。
【0068】 集魚灯(例えば、30−1)に設けられる多数のLEDを、複数の発光色のL ED(例えば、緑色LED35G、青色LED35B、及び透明色LED35C )の組み合わせで構成し、これらの内の同一発光色のLEDを図3の駆動回路3 6で選択的に点灯する構成にしてもよい。
【0069】 なお、透明色LED35Cに代えて赤色LEDを用い、駆動回路36等により 、光線の三原色を構成する赤色LED35R、緑色LED35G及び青色LED 35Bを異なる光出力で同時に発光させて任意の色の照射光を発生させることも 可能である。又、光線の三原色を構成する赤色LED35R、緑色LED35G 及び青色LED35Bに代えて、フルカラーLEDを使用すれば、比較的簡単な 構成で任意の色の照射光を発生させることができる。
【0070】 (第7の実施形態) 図11(A)、(B)、(C)は、本考案の第7の実施形態を示す漁獲システ ムの概略の構成図であり、同図(A)は漁獲システムが搭載されたさんま棒受け 漁船の正面図、同図(B)はライトポール部分の拡大側面図、及び同図(C)は ライトポール部分の正面側の拡大斜視図である。この図11において、第1の実 施形態の図1、図3、及び第2の実施形態の図6中の要素と共通の要素には共通 の符号が付されている。
【0071】 さんま棒受け漁船1Aにおける甲板2Aの舷側(例えば、左舷側)には、長手 方向にそって多数のライトポール60が立設され、更に、右舷側にも少数のライ トポール60が立設されている。各ライトポール60は、支持部材である長尺の ポール61の他端側(先端側)に、集魚灯装置20Cが装着された構造になって いる。ポール61の先端側は、ワイヤ13により支持されている。ポール61の 一端側(基部側)は、上下方向に回転可能なように回転軸62を介して支柱63 に取り付けられ、この支柱63が甲板2Aの左舷側及び左舷側に立設されている 。
【0072】 集魚灯装置20Cは、図3の集魚灯装置20とほぼ同様に、ポール61の長手 方向に沿って装着される細長い略長方形のパネル21Aを有し、このパネル21 A上に、複数個(例えば、4個)の集魚灯30−1〜30−4が直列に取り付け られている。例えば、左舷側の多数のライトポール60には、透明色LED等で 構成された集魚灯30−1〜30−4がそれぞれ取り付けられ、右舷側の少数の ライトポール60には、透明色LED及び赤色LED等で構成された集魚灯30 −1〜30−4が取り付けられている。
【0073】 甲板2Aの右舷側には、漁獲手段(例えば、魚網)70が装備されている。
【0074】 漁獲時において、ワイヤ13を弛め、集魚灯装置20Cが装着されたポール6 1を、回転軸62を中心にして甲板2A側から海面WPを臨む方向へ倒して所定 の仰角θに固定する。漁船1Aに搭載された制御装置40から各集魚灯装置20 Cへ順次、電流パルスを供給し、左舷側から右舷側の各集魚灯装置20Cを順に 点灯していく。すると、順に点灯する集魚灯装置20Cの出射光によって斜め上 から海面WPが順に照射され、魚類(例えば、さんま)が左舷側に集まってきて 漁船1Aの右舷側へ旋回していく。右舷側に投下した魚網70内にさんまの群が 集まってくると、例えば、右舷側の赤色LEDのライトポール60を点灯してさ んまの群を浮き上がらせ、ポンプで吸い込んで漁船1A内に取り込む。これによ り、さんまの群を効率よく捕獲することができる。
【0075】 漁獲作業が終了し、ワイヤ13でライトポール60を甲板2A側に引っ張れば 、回転軸62を中心にしてそのポール60が甲板2A上に立ち上がるので、邪魔 にならない。
【0076】 この第7の実施形態では、第1〜第6の実施形態とほぼ同様の作用、効果が得 られる上に、次のような作用、効果もある。
【0077】 ライトポール60の支柱63を挿脱自在に舷側に固定する構造にしておけば、 ライトポール60を使用しないときに簡単に漁船1Aから撤去でき、便利でる。
【0078】 (利用形態) 本考案は、図示の実施形態に限定されず、種々の変形や利用形態が可能である 。この変形や利用形態としては、例えば、次の(i)〜(iii)のようなものがあ る。
【0079】 (i) 図3、図6、図9、図11では、集魚灯30−1,・・・をパネル2 1,21Aに取り付けて集魚灯装置20,20A,20B,20Cを構成してい るが、そのパネル21,21Aを省略し、集魚灯30−1,・・・のみで集魚灯 装置を構成し、これを直接、流し11,12やポール61等に取り付ける構造に してもよい。これにより、パネル21,21Aの削減による構造の簡単化や低コ スト化が可能になる。
【0080】 (ii) 流し11,12、集魚灯30−1,・・・、集魚灯装置20,20A 〜20C、制御装置40、支持部材50、ライトポール60等の構造、形状、回 路構成等は、図示以外のものに変形してもよい。
【0081】 (iii) 実施形態では、いか釣り漁、及びさんま棒受け漁について説明した が、巻き網漁等の他の漁獲システムにも適用できる。
【0082】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1、6、7に係る考案によれば、次の(a )〜(c)のような効果がある。
【0083】 (a) 多数のLED等で構成された集魚灯装置を支持部材に装着し、その集 魚灯装置から出射されるLED平面光を、所定の仰角で斜め上から水面へ直接照 射するので、低消費電力で効率よく水中を照らすことできる。
【0084】 (b) 集魚灯装置は、支持部材に装着しているので、この支持部材を水面側 に倒すだけで、集魚灯装置を所定の仰角に簡単に設置でき、所定の水中箇所に、 影の集魚領域を簡単かつ的確に形成することができる。
【0085】 (c) 集魚灯装置は、多数のLEDを用いて構成しているので、白色電球等 を用いるよりも、回路構成が簡単で小型、軽量化し易く、しかも耐熱や防水構造 が比較的簡単に実現できる。
【0086】 請求項2に係る考案によれば、集魚灯をパネルに固定し、このパネルを支持部 材に取り付ける構造であるので、取り扱い易く、取り付け作業も簡単である。し かも、パネルに固定する集魚灯の数を変更することにより、出力光の増減を任意 に選択できる。
【0087】 請求項3に係る考案によれば、集魚灯を照射方向の変更が可能な状態でパネル に装着にしているので、照射方向を調節でき、使い勝手が更に良くなる。
【0088】 請求項4、5に係る考案によれば、制御装置により、集魚灯装置から出射され るLED光の輝度や色を簡単に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施形態を示す漁獲システム
の概略の構成図である。
【図2】 図1の流しの概略の斜視図である。
【図3】 図1の集魚灯装置の概略を示す構成図であ
る。
【図4】 図3のLEDを示す概略の拡大構成図であ
る。
【図5】 図1の制御装置を示す概略の構成図である。
【図6】 本考案の第2の実施形態を示すスタンド式集
魚灯装置の概略の構成図である。
【図7】 本考案の第3の実施形態を示す集魚灯の部分
的な拡大断面図である。
【図8】 本考案の第4の実施形態を示す集魚灯装置の
概略の側面図である。
【図9】 本考案の第5の実施形態を示す集魚灯装置の
概略の正面図である。
【図10】 本考案の第6の実施形態を示す集魚灯の概
略の正面図である。
【図11】 本考案の第7の実施形態を示す漁獲システ
ムの概略の構成図である。
【符号の説明】
1,1A 漁船 2,2A 甲板 10−1〜10−4 自動いか釣り機 11,12 流し 16 てぐす 20,20A〜20C 集魚灯装置 21,21A パネル 30−1〜30−6 集魚灯 35,35R,35G,35B LED 36 駆動回路 37 取付部材 40 制御装置 44 スイッチング回路 45 切替回路 50 支持部材 51,63 支柱 60 ライトポール 70 魚網

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側が上下方向に回転可能に漁船の甲
    板側に取り付けられ、他端側が前記甲板側から水面を臨
    む方向へ移動可能になっている支持部材と、 前記支持部材に装着された1個又は複数個の集魚灯を有
    し、前記支持部材の他端側が前記水面を臨む方向へ突出
    しているときに、前記水面に対して所定の仰角で前記水
    面を照射して前記漁船付近の水中に影の集魚領域を形成
    する集魚灯装置と、 前記漁船に搭載され、ケーブルを介して前記集魚灯装置
    における前記集魚灯に所定の電源電力を供給する制御装
    置と、 前記漁船に搭載され、前記集魚領域に集まった魚類を捕
    獲する捕獲手段とを備え、 前記集魚灯は、正面が光透過性部材で覆われた防水ケー
    スと、前記防水ケース内に収納された基板と、前記基板
    上に配設され、前記電源電力により点灯して前記光透過
    性部材を透して所定の色相及び輝度で一定方向を照射す
    る複数個の発光ダイオードとを有することを特徴とする
    漁獲システム。
  2. 【請求項2】 前記集魚灯装置は、前記支持部材に取り
    付けられるパネルと、前記パネルに固定された前記1個
    又は複数個の集魚灯とで構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の漁獲システム。
  3. 【請求項3】 前記集魚灯装置は、前記支持部材に取り
    付けられるパネルと、照射方向の変更が可能な状態で前
    記パネルに装着された前記1個又は複数個の集魚灯とで
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の漁獲シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記集魚灯装置に対し
    て輝度調節可能な電源電力を供給して前記集魚灯装置を
    所定の輝度で点灯させる構成にしたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の漁獲システム。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、前記集魚灯装置に対し
    て発光色の切り替え可能な電源電力を供給して前記集魚
    灯装置を所定の発光色で点灯させる構成にしたことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の漁獲シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記支持部材は、捕獲魚類導入用の流し
    で構成され、 前記集魚灯装置は、前記流しの裏面側に装着され、前記
    流しの他端側が前記水面を臨む方向へ突出しているとき
    に、前記水面に対して所定の仰角で前記水面を照射して
    前記漁船の下の水中に所定範囲の前記集魚領域を形成
    し、 前記流しの他端側が前記水面を臨む方向へ突出している
    ときには、前記流しの他端側が前記集魚領域の垂直線上
    に位置し、 前記捕獲手段は、いか釣り機で構成されていることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の漁獲シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記支持部材は、ポールで構成され、 前記捕獲手段は、魚網で構成されていることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の漁獲システム。
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