JP3096490B2 - Dcブラシレスモータの速度検出方法 - Google Patents
Dcブラシレスモータの速度検出方法Info
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- timing
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- brushless motor
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアコンのコンプレッ
サモータ等のPWM制御でインバータ駆動されるDCブ
ラシレスモータの速度検出方法に関する。
サモータ等のPWM制御でインバータ駆動されるDCブ
ラシレスモータの速度検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコンのコンプレッサモータに
は、効率,騒音等の面からインバータ駆動式のDCブラ
シレスモータが用いられる。この場合、1回転中におけ
る吸入,圧縮,排出の各過程での必要なトルクが異な
り、定トルクで運転すると、速度変動が生じて振動,騒
音が生じるため、1回転をいくつかの区間に分割して各
区間の速度が同一になるようにトルクを区間毎に調整す
る必要がある。
は、効率,騒音等の面からインバータ駆動式のDCブラ
シレスモータが用いられる。この場合、1回転中におけ
る吸入,圧縮,排出の各過程での必要なトルクが異な
り、定トルクで運転すると、速度変動が生じて振動,騒
音が生じるため、1回転をいくつかの区間に分割して各
区間の速度が同一になるようにトルクを区間毎に調整す
る必要がある。
【0003】そして、この種DCブラシレスモータの駆
動回路はトランジスタ駆動の場合、一般に図2に示すよ
うに構成され、駆動用のトランジスタ1〜6に制御装置
7から例えば図3の(a)〜(f)の定トルク駆動用の
駆動信号を与えると、各トランジスタ1〜6のスイッチ
ングに基づく直流電源8の給電によりモータ9の3相の
端子10,11,12に同図の(g),(h),(i)
それぞれの実線に示す電圧が誘起する。
動回路はトランジスタ駆動の場合、一般に図2に示すよ
うに構成され、駆動用のトランジスタ1〜6に制御装置
7から例えば図3の(a)〜(f)の定トルク駆動用の
駆動信号を与えると、各トランジスタ1〜6のスイッチ
ングに基づく直流電源8の給電によりモータ9の3相の
端子10,11,12に同図の(g),(h),(i)
それぞれの実線に示す電圧が誘起する。
【0004】このとき、各端子10,11,12の実際
の端子電圧はモータ9の逆起電力と内部インピーダンス
とに基づき、図3の(g),(h),(i)の点線に示
す台形波になる。
の端子電圧はモータ9の逆起電力と内部インピーダンス
とに基づき、図3の(g),(h),(i)の点線に示
す台形波になる。
【0005】また、端子10,11,12にY接続され
た同一抵抗値の3本の抵抗13,14,15の接続点
(以下疑似中性点という)16の電位はモータ9の中性
点の電位になる。
た同一抵抗値の3本の抵抗13,14,15の接続点
(以下疑似中性点という)16の電位はモータ9の中性
点の電位になる。
【0006】そして、端子10,11,12及び疑似中
性点16の電位は図3の(j)の実線V10,V11,V12
及びV16に示す関係を有し、中性点16の電位は2極モ
ータの場合60度毎(4極モータの場合30度毎)に図
中の1点鎖線の電源8の電圧(以下電源電圧という)の
1/2の基準電位Vrefと交差する。
性点16の電位は図3の(j)の実線V10,V11,V12
及びV16に示す関係を有し、中性点16の電位は2極モ
ータの場合60度毎(4極モータの場合30度毎)に図
中の1点鎖線の電源8の電圧(以下電源電圧という)の
1/2の基準電位Vrefと交差する。
【0007】したがって、例えば比較器構成の位置検出
器17により疑似中性点16の電位V16と抵抗18,1
9の分圧回路で形成した電源電圧の1/2の基準電位V
refとを比較し、両電位V16,Vrefが一致する各
交差タイミング(時刻)を検出すると、直前の交差の検
出タイミングとの差(時間)により区間毎のモータ9の
速度を検出できる。そして、検出した速度が所定値にな
るようにトランジスタ1〜6の駆動信号のパルス幅等を
可変すれば、各区間の速度が同一になり、速度変動が防
止される。
器17により疑似中性点16の電位V16と抵抗18,1
9の分圧回路で形成した電源電圧の1/2の基準電位V
refとを比較し、両電位V16,Vrefが一致する各
交差タイミング(時刻)を検出すると、直前の交差の検
出タイミングとの差(時間)により区間毎のモータ9の
速度を検出できる。そして、検出した速度が所定値にな
るようにトランジスタ1〜6の駆動信号のパルス幅等を
可変すれば、各区間の速度が同一になり、速度変動が防
止される。
【0008】ところで、モータ9を温度調節等に応じて
可変速駆動するときは、周波数と電圧の両方に自由度を
もたせるため、通常、電源周波数より十分高い周波数の
PWM制御が採用される。この場合、トランジスタ1〜
6は例えば図3の(a)〜(f)それぞれのハイレベル
のオン期間に高周波のスイッチング動作をくり返す。
可変速駆動するときは、周波数と電圧の両方に自由度を
もたせるため、通常、電源周波数より十分高い周波数の
PWM制御が採用される。この場合、トランジスタ1〜
6は例えば図3の(a)〜(f)それぞれのハイレベル
のオン期間に高周波のスイッチング動作をくり返す。
【0009】そして、トランジスタ1〜6がPWM制御
で高周波スイッチングするため、疑似中性点16の電位
は図4の(a)の実線に示すようにPWM制御の周期,
デューティに依存して高周波パルス変動する。そのた
め、検出器17を設けるのみでは前記の各交差タイミン
グが正確に求まらなくなる。
で高周波スイッチングするため、疑似中性点16の電位
は図4の(a)の実線に示すようにPWM制御の周期,
デューティに依存して高周波パルス変動する。そのた
め、検出器17を設けるのみでは前記の各交差タイミン
グが正確に求まらなくなる。
【0010】すなわち、図4の(b)に示すように疑似
中性点16の電位V16が検出すべき●印のタイミングで
基準電位Vrefと実際に一致するPWM制御のオン期
間中は、検出器17の出力反転から交差のタイミングを
正しく検出できるが、同図の(c)に示すように疑似中
性点16の電位V16が●印のタイミングで基準電位Vr
efと一致しないスイッチングのオフ期間中は、つぎの
オン期間の始端の○印のタイミングを交差タイミングと
して検出する。
中性点16の電位V16が検出すべき●印のタイミングで
基準電位Vrefと実際に一致するPWM制御のオン期
間中は、検出器17の出力反転から交差のタイミングを
正しく検出できるが、同図の(c)に示すように疑似中
性点16の電位V16が●印のタイミングで基準電位Vr
efと一致しないスイッチングのオフ期間中は、つぎの
オン期間の始端の○印のタイミングを交差タイミングと
して検出する。
【0011】そのため、とくにPWM制御のスイッチン
グのオフ期間に電位V16,Vrefの交差タイミングの
検出遅れが生じる。
グのオフ期間に電位V16,Vrefの交差タイミングの
検出遅れが生じる。
【0012】この検出遅れが生じると、各区間の速度検
出の誤差が大きくなり、モータ9の速度変動を抑えられ
なくなり、モータ9が安定に定速駆動されなくなる。そ
こで、特開平2−159992号公報{特願昭63−3
11368号(H02P 6/02)}には、つぎに説
明する速度検出方法を用いることが記載されている。
出の誤差が大きくなり、モータ9の速度変動を抑えられ
なくなり、モータ9が安定に定速駆動されなくなる。そ
こで、特開平2−159992号公報{特願昭63−3
11368号(H02P 6/02)}には、つぎに説
明する速度検出方法を用いることが記載されている。
【0013】すなわち、前記公報には検出器17の出力
から交差タイミングを検出するとともに、そのタイミン
グが正しいか否かも検出し、正しくなければ、検出した
交差タイミングから速度を求める代わりに1周期前の速
度を用いて速度を求め、前記の検出遅れを防止すること
が記載されている。
から交差タイミングを検出するとともに、そのタイミン
グが正しいか否かも検出し、正しくなければ、検出した
交差タイミングから速度を求める代わりに1周期前の速
度を用いて速度を求め、前記の検出遅れを防止すること
が記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の従来
の速度検出方法の場合、モータ9が低速で可変駆動され
るときには検出遅れが防止されない問題点がある。
の速度検出方法の場合、モータ9が低速で可変駆動され
るときには検出遅れが防止されない問題点がある。
【0015】すなわち、検出器17の出力反転から検出
される交差タイミングが正しいか否かは偶然性に左右さ
れ、長期間にわたって連続的に検出が正しく行えないと
きもある。そして、PWM制御で可変速駆動する場合
は、図4の(b),(c)からも明らかなようにスイッ
チングのオフ期間が長くなる低速時程、検出される交差
タイミングの正しくない状態(検出ミス状態)が連続し
易い。
される交差タイミングが正しいか否かは偶然性に左右さ
れ、長期間にわたって連続的に検出が正しく行えないと
きもある。そして、PWM制御で可変速駆動する場合
は、図4の(b),(c)からも明らかなようにスイッ
チングのオフ期間が長くなる低速時程、検出される交差
タイミングの正しくない状態(検出ミス状態)が連続し
易い。
【0016】したがって、低速で可変速駆動されるとき
は、検出ミス状態が連続して速度検出が速度可変に追従
しなくなり、検出遅れが生じる問題点がある。本発明
は、モータの速度によらず検出遅れなく各区間の速度を
正確に検出するようにすることを目的とする。
は、検出ミス状態が連続して速度検出が速度可変に追従
しなくなり、検出遅れが生じる問題点がある。本発明
は、モータの速度によらず検出遅れなく各区間の速度を
正確に検出するようにすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のDCブラシレスモータの速度検出方法に
おいては、DCブラシレスモータのPWM制御のスイッ
チングの周期,デューティから前記モータの疑似中性点
の電位が直流電源の1/2の電位に一致するタイミング
の検出遅れの期待値を求め、前記一致するタイミングの
検出遅れを前記期待値の減算で補正する。
めに、本発明のDCブラシレスモータの速度検出方法に
おいては、DCブラシレスモータのPWM制御のスイッ
チングの周期,デューティから前記モータの疑似中性点
の電位が直流電源の1/2の電位に一致するタイミング
の検出遅れの期待値を求め、前記一致するタイミングの
検出遅れを前記期待値の減算で補正する。
【0018】
【作用】前記のように構成された本発明の速度検出方法
の場合、PWM制御のスイッチングの周期,デューティ
(スイッチングのオン期間)をT,dとすると、疑似中
性点の電位が直流電源の1/2の基準電位と一致する交
差タイミングがスイッチングのオン期間,オフ期間に生
じる確率はd,(1−d)になり、さらに、検出遅れ時
間の平均がスイッチングのオン期間に0,オフ期間にT
(1−d)/2になり、スイッチングの1周期全体の交
差タイミングの検出遅れの期待値(平均値)がT(1−
d)2 /2として求まることを利用し、交差タイミング
が検出される毎に、このタイミングに期待値T(1−
d)2 /2を減算して検出遅れを補正する。
の場合、PWM制御のスイッチングの周期,デューティ
(スイッチングのオン期間)をT,dとすると、疑似中
性点の電位が直流電源の1/2の基準電位と一致する交
差タイミングがスイッチングのオン期間,オフ期間に生
じる確率はd,(1−d)になり、さらに、検出遅れ時
間の平均がスイッチングのオン期間に0,オフ期間にT
(1−d)/2になり、スイッチングの1周期全体の交
差タイミングの検出遅れの期待値(平均値)がT(1−
d)2 /2として求まることを利用し、交差タイミング
が検出される毎に、このタイミングに期待値T(1−
d)2 /2を減算して検出遅れを補正する。
【0019】そして、各交差タイミング(検出時刻)に
その遅れの期待値を減算して検出遅れを補正するため、
モータの速度によらず、1回転全体としての検出遅れが
極めて少なくなり、各区間の速度が正確に検出される。
その遅れの期待値を減算して検出遅れを補正するため、
モータの速度によらず、1回転全体としての検出遅れが
極めて少なくなり、各区間の速度が正確に検出される。
【0020】
【実施例】1実施例について、図1を参照して説明す
る。図1において、図2と同一符号は同一もしくは相当
するものを示し、異なる点は補償器18を付加し、この
補償器18により検出器17の検出タイミング(時刻)
を補正して制御装置7に通知した点である。なお、制御
装置7,補償器18はマイクロコンピュータにより形成
され、バスを介して相互に通信する。
る。図1において、図2と同一符号は同一もしくは相当
するものを示し、異なる点は補償器18を付加し、この
補償器18により検出器17の検出タイミング(時刻)
を補正して制御装置7に通知した点である。なお、制御
装置7,補償器18はマイクロコンピュータにより形成
され、バスを介して相互に通信する。
【0021】そして、制御装置7はPWM制御に基づく
インバータ駆動によりトランジスタ1〜6を高周波スイ
ッチングし、モータ9を駆動する。また、トランジスタ
1〜6のスイッチングに基づいて疑似中性点16に形成
される電位V16と抵抗18,19の分圧に基づく基準電
位Vrefとが一致すると、検出器17の出力が反転
し、この反転のタイミングが電位V16,Vrefの交差
タイミングになる。
インバータ駆動によりトランジスタ1〜6を高周波スイ
ッチングし、モータ9を駆動する。また、トランジスタ
1〜6のスイッチングに基づいて疑似中性点16に形成
される電位V16と抵抗18,19の分圧に基づく基準電
位Vrefとが一致すると、検出器17の出力が反転
し、この反転のタイミングが電位V16,Vrefの交差
タイミングになる。
【0022】そして、従来は検出器17の出力が制御装
置7に供給され、交差タイミングがそのまま制御装置7
に通知されるが、図1の場合は検出器17の出力が補償
器18に供給される。さらに、PWM制御に基づくイン
バータ駆動の周期,デューティをT,dとすると、制御
装置7はT,dを常時補償器18に通知する。
置7に供給され、交差タイミングがそのまま制御装置7
に通知されるが、図1の場合は検出器17の出力が補償
器18に供給される。さらに、PWM制御に基づくイン
バータ駆動の周期,デューティをT,dとすると、制御
装置7はT,dを常時補償器18に通知する。
【0023】そして、補償器18は検出器17の出力が
反転して交差タイミングが通知されると、そのときの
T,dに基づき、通知された交差タイミングについての
検出遅れの期待値(平均値)を求める。すなわち、図4
の(b),(c)からも明らかなように、スイッチング
のオン期間は交差タイミングの検出が正しく行われて検
出遅れが発生せず、スイッチングのオフ期間は交差タイ
ミングの検出が正しく行われず検出遅れが発生する。
反転して交差タイミングが通知されると、そのときの
T,dに基づき、通知された交差タイミングについての
検出遅れの期待値(平均値)を求める。すなわち、図4
の(b),(c)からも明らかなように、スイッチング
のオン期間は交差タイミングの検出が正しく行われて検
出遅れが発生せず、スイッチングのオフ期間は交差タイ
ミングの検出が正しく行われず検出遅れが発生する。
【0024】そして、スイッチングのオン期間,オフ期
間に交差タイミングが生じる確率はd,1−dであり、
これらの検出遅れの平均値は0,T(1−d)/2それ
ぞれになり、スイッチングの1周期の検出遅れの期待値
はT(1−d)2 /2として求まる。この期待値T(1
−d)2 /2を交差タイミングに減算することにより、
モータ9の速度によらず、各交差タイミングが検出遅れ
を極力少なくして求まる。
間に交差タイミングが生じる確率はd,1−dであり、
これらの検出遅れの平均値は0,T(1−d)/2それ
ぞれになり、スイッチングの1周期の検出遅れの期待値
はT(1−d)2 /2として求まる。この期待値T(1
−d)2 /2を交差タイミングに減算することにより、
モータ9の速度によらず、各交差タイミングが検出遅れ
を極力少なくして求まる。
【0025】そこで、補償器18は通知された交差タイ
ミングの時刻に期待値T(1−d)2 /2を減算して補
正した時刻を交差タイミングとして制御装置7に通知す
る。この通知に基づき制御装置7は直前に通知された交
差タイミングとの差から各区間の回転に要する時間を求
めて速度を検出し、この速度が一定になるようにT,d
を調整してモータ9の速度をフィードバック制御する。
ミングの時刻に期待値T(1−d)2 /2を減算して補
正した時刻を交差タイミングとして制御装置7に通知す
る。この通知に基づき制御装置7は直前に通知された交
差タイミングとの差から各区間の回転に要する時間を求
めて速度を検出し、この速度が一定になるようにT,d
を調整してモータ9の速度をフィードバック制御する。
【0026】なお、制御装置7は温度調節等に基づくモ
ータ9の可変速制御により、フィードバック制御の目標
速度が変化する。そして、制御装置7に通知される各交
差タイミングの検出遅れがモータ9の速度によらず極め
て少なくなるため、とくに、低速で可変速駆動するとき
にも速度制御が安定に行われる。
ータ9の可変速制御により、フィードバック制御の目標
速度が変化する。そして、制御装置7に通知される各交
差タイミングの検出遅れがモータ9の速度によらず極め
て少なくなるため、とくに、低速で可変速駆動するとき
にも速度制御が安定に行われる。
【0027】なお、前記実施例ではトランジスタ1〜6
を用いて駆動回路を構成したが、トランジスタ1〜6の
代わりにサイリスタ等を用いて駆動回路を構成してもよ
い。そして、エアコンのコンプレッサモータ以外のサイ
リストモータ等の種々のDCブラシレスモータの速度検
出に適用できるのは勿論である。
を用いて駆動回路を構成したが、トランジスタ1〜6の
代わりにサイリスタ等を用いて駆動回路を構成してもよ
い。そして、エアコンのコンプレッサモータ以外のサイ
リストモータ等の種々のDCブラシレスモータの速度検
出に適用できるのは勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。DCブラシ
レスモータ9のY結線された疑似中性点16の電位V16
が直流電源8の1/2の基準電位Vrefに一致するタ
イミングの検出遅れを、このタイミングにPWM制御の
インバータ駆動のスイッチングの周期T,デューティd
に基づく検出遅れの期待値T(1−d)2 /2を減算し
て補正し、この補正したタイミングによりモータ9の1
回転を分割した区間毎の速度を検出したため、モータ9
の速度によらず、検出遅れを極めて少なくして高精度に
各区間の速度を検出することができ、制御の安定性等が
向上する。
ているため、以下に記載する効果を奏する。DCブラシ
レスモータ9のY結線された疑似中性点16の電位V16
が直流電源8の1/2の基準電位Vrefに一致するタ
イミングの検出遅れを、このタイミングにPWM制御の
インバータ駆動のスイッチングの周期T,デューティd
に基づく検出遅れの期待値T(1−d)2 /2を減算し
て補正し、この補正したタイミングによりモータ9の1
回転を分割した区間毎の速度を検出したため、モータ9
の速度によらず、検出遅れを極めて少なくして高精度に
各区間の速度を検出することができ、制御の安定性等が
向上する。
【図1】本発明のDCブラシレスモータの速度検出方法
の1実施例のブロック図である。
の1実施例のブロック図である。
【図2】従来例のブロック図である。
【図3】(a)〜(j)は図2の動作説明用の波形図で
ある。
ある。
【図4】(a)〜(c)はPWM制御に基づく従来例の
検出遅れの説明図である。
検出遅れの説明図である。
7 制御装置 8 直流電源 9 DCブラシレスモータ 16 疑似中性点 17 位置検出器 18 補償器
Claims (1)
- 【請求項1】 PWM制御によりインバータ駆動される
DCブラシレスモータの各相をY結線し前記PWM制御
のスイッチングに同期して脈動変化する疑似中性点の電
位を形成し、 前記疑似中性点の電位が直流電源の1/2の電位に一致
するタイミングを検出して前記モータの1回転を分割し
た区間毎の速度を検出するDCブラシレスモータの速度
検出方法において、 前記PWM制御のスイッチングの周期,デューティから
前記一致するタイミングの検出遅れの期待値を求め、 前記一致するタイミングの検出遅れを前記期待値の減算
で補正することを特徴とするDCブラシレスモータの速
度検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03185455A JP3096490B2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | Dcブラシレスモータの速度検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03185455A JP3096490B2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | Dcブラシレスモータの速度検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515189A JPH0515189A (ja) | 1993-01-22 |
JP3096490B2 true JP3096490B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=16171095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03185455A Expired - Fee Related JP3096490B2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | Dcブラシレスモータの速度検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3096490B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0540852U (ja) * | 1991-11-08 | 1993-06-01 | エスエムシー株式会社 | 圧力スイツチ |
-
1991
- 1991-06-29 JP JP03185455A patent/JP3096490B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0540852U (ja) * | 1991-11-08 | 1993-06-01 | エスエムシー株式会社 | 圧力スイツチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0515189A (ja) | 1993-01-22 |
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