JP3096178U - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP3096178U
JP3096178U JP2003000970U JP2003000970U JP3096178U JP 3096178 U JP3096178 U JP 3096178U JP 2003000970 U JP2003000970 U JP 2003000970U JP 2003000970 U JP2003000970 U JP 2003000970U JP 3096178 U JP3096178 U JP 3096178U
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JP2003000970U
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成美 臼井
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ミャンマーチーク販売株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スムーズなイオンバランスの改良促進
を図る、健康増進に寄与する環境にやさしい床材を提案
するものである。 【解決手段】 モナザイト微粉末4を均等に分散して
含有した塗料3を、チーク無垢板からなる基材2に塗布
することで、ホルムアルデヒド等の有害物質が放散され
ず、空気中のマイナスイオンを増加させてイオンバラン
スを正常化させ、人体の健康に有益な効果をもたらすと
ともに、美観性・耐久性・防水性・防虫性・保温断熱性
に優れる床材1を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建築物の床材に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大気汚染や電磁波などの影響により大気中のイオンバランスが崩れ、大 気がプラスイオン化している。この大気中のイオンバランスの崩れは、人体に悪 影響を及ぼし、神経痛・リュウマチ・頭痛・心臓病・喘息・感冒等の慢性病の原 因のひとつになるとも言われている。そのため、各種電化製品、浄水器、衣類等 のさまざまな分野において、大気中のイオンバランスを正常化するために、マイ ナスイオンを放出する製品が開発されている。
【0003】 このような社会の動きと同様に、建築の分野においても、マイナスイオンを放 出する様々な建材が開発されている。例えば、マイナスイオンを放出するトルマ リン鉱石の微粉末を上塗り塗料に混ぜて化粧床材の表面に塗布したもの(特開2 002−147002号公報参照、以下「従来技術1」という)やトルマリン鉱 石の微粉末を合成樹脂製の床材の表層部に均等に分散したもの(特開2002− 294995号公報参照、以下「従来技術2」という)などの、マイナスイオン を発散する床材(以下「マイナスイオン発散床材」という場合がある)がある。
【0004】 従来技術1は、合板又はMDFを基材とし、表面に化粧紙を糊着した木質化粧 床材として加工された板を、着色塗料で色付けし、その後下塗り塗料、中塗り塗 料、そしてトルマリン微粉末を混ぜた上塗り塗料を塗装するものである。この際 、上塗り塗料の塗装は、必要とするマイナスイオン発生量に相当するトルマリン 微粉末を計量し、上塗り塗料に混ぜ、沈殿しないように撹拌しながらロールコー ターやフローコーターなどの塗装機にこの塗料を供給し、塗装・乾燥して木質化 粧床材に固着させる。
【0005】 一方従来技術2は、合成樹脂製の床材の表層部に、トルマリン微粉末を含まな い樹脂組成物と、トルマリン微粉末を混練した樹脂組成物を重ねて同時に溶融押 出形成し、さらにエンボスロールなどで表面にエンボス加工を施す方法などによ り製造するものである。
【0006】 両者ともに床材の表面にトルマリン微粉末を敷き均す加工を施しているため、 これらの床材を室内や廊下などに敷設することで、床材の上を歩行する等によっ て摩擦やその熱がトルマリン微粉末に付与され、マイナスイオンを誘発させるも のである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマイナスイオン発散床材には、下記の問題点がある。 (1)摩擦や熱などの外的要因が働かなくてはマイナスイオンを発生しないトル マリンを使用しているため、絶えず床材の上を人が行き来したり、人的に熱を加 えたりしないかぎり、安定したマイナスイオンの供給は不可能である。 (2)従来技術1は、上塗り材の上塗り工程において、トルマリン微粉末を沈殿 しないように撹拌しながら塗装するため、作業的に手間がかかり、また、撹拌が 不十分だと、トルマリン微粉末を均等に敷き均すことができず、十分な効果を発 揮することができないことがある。 (3)従来技術1は、基材に合板又はMDFを使用しており、これらの基材の製 造過程で接着剤が大量に使用されているので、ホルムアルデヒド等の有害物質が 室内に大量に放出され、シックハウス症候群を引き起こす恐れがある。一方、従 来技術2で使用される合成樹脂製の床材は、床材そのもの自体からのホルムアル デヒドの放散はあまり心配ないが、施工時に使用する接着材による影響が懸念さ れ、また、塩化ビニル樹脂でできている部分が多く、可塑剤が使用されている点 で、シックハウス症候群を引き起こす恐れがある。 (4)従来技術2で使用される合成樹脂製の床材は、大部分が塩化ビニル樹脂で できているため、ゴミになった時のダイオキシンとの関係が懸念される。
【0008】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであって、スムーズなイオン バランスの改良促進を図る、健康増進に寄与する環境にやさしい床材を提案する ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案は、マイナスイオンを発生する塗料と、木質系無垢基材と からなり、前記塗料を前記木質系無垢基材に塗布したことを特徴とする床材であ る。
【0010】 かかる床材は、従来のような合板ではなく木質系無垢基材(以下単に「無垢基 材」という)を使用するため、ホルムアルデヒド等の有害物質が室内に放散され ず、耐久性も高く、味わい深い。また、マイナスイオンを発生する塗料を塗布し ていることから、大気中のイオンバランスを正常化させ、人体の健康に有益な効 果をもたらす。さらに、無垢基材の使用は、将来建築物の建て直し等により当該 床材が不要になった場合にも、ゴミとして環境面での問題はない。
【0011】 請求項2に係る考案は、請求項1に記載の床材であって、前記マイナスイオン を発生する塗料は、モナザイトの微粉末を均等に分散して含有したものであるこ とを特徴とする。
【0012】 かかる無垢基材に塗布する塗料に混入された、マイナスイオンの発生源として 使用するモナザイトは、常に微弱な放射線を発生することで、安定してマイナス イオンを放出するものである。そのため、モナザイトを混入した塗料を塗布した 無垢基材を使用することで、外的要因に左右されることなく安定的なマイナスイ オンの発生を図ることともに、無垢基材の持つ、温湿度調整機能を活用し、スム ーズなイオンバランスの改良促進を図ることができる。また、比重の重いモナザ イトを、塗料の中に均等に、また、沈殿し難く含有させることにより、従来工法 に比べ、塗装技術者の腕に左右されることなく、マイナスイオンの発生源を片寄 りが少なく、均等に塗布することが容易となる。
【0013】 請求項3に係る考案は、請求項2に記載の床材であって、前記無垢基材が、チ ーク無垢板からなることを特徴とする。
【0014】 かかる無垢基材にチーク無垢板を使用することにより、前記塗料によるイオン バランスを正常化する機能に加え、チーク無垢板の木目・色調が心理的な安らぎ や高級感を与えてくれ、堅く耐久性・防水性・防虫性に優れ、反りや割れに強く 、保温断熱性にも優れる床材となる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は本 考案に係る床材の一実施形態を示す断面図である。1は、本実施の形態に係る床 材であり、2は、無垢基材としてのチーク無垢板からなる床材1の基材で、3は 、前記基材2の表面に塗布した塗料である。また、4は、前記塗料3に均等に分 散されたモナザイト微粉末である。
【0016】 基材2で用いているチーク無垢板は、高級木種であるチークを無垢板材として 加工したものであり、チークの優雅な木目や光沢が美麗で心理的な安らぎや高級 感を与えてくれるだけでなく、堅く耐久性・防水性・防虫性・断熱性にも優れる ものである。また、従来の合板を用いた基材とは異なり、ホルムアルデヒド等の 有害物質が室内に放散されることもないため健康面で優れている。
【0017】 基材2の表面には、基材2表面の艶だしやすりきず防止などを目的として、塗 料3が塗布されている。本考案にかかる塗料3には、ポリウレタン樹脂塗料をベ ースとして、放射性鉱石であるモナザイトを微粉末状に粉砕したモナザイト微粉 末4を混入して使用する。モナザイトの比重は5.2と非常に重く、沈殿しやす いため、塗料3の中にモナザイト微粉末4を均等に分散させるためには、ビーズ ミル、ロールミル、ハイスピードミキサーなどの特殊分散機を用いて分散する必 要がある。本実施の形態では、ビーズミルによりモナザイト微粉末4を分散させ るものとし、塗料3とモナザイト微粉末4とを混合したものを、ビーズミルに入 れ、ビーズミル内の0.1mmから数mmの大きさのビーズとともに撹拌するこ とで、このビーズ同士の衝突や擦れ合う力を利用してモナザイト微粉末4を均等 にかつ沈殿し難く分散させる。
【0018】 このように、均等にモナザイト微粉末4が分散された塗料3を、基材2の表面 に図示しないロールコーターにて均一に塗布する。
【0019】 本実施の形態で使用されるモナザイトは、放射性鉱石の一種であり、常に微弱 な放射エネルギーEを放出している。この放射エネルギーEにより、空気中の原 子から電子e-が放出され、その電子e-が主に水分子(H2O)に付着すること により帯電してマイナスイオン(−aq)となる。
【0020】 前述の方法で構成された床材1を、建築物の床に敷き並べることで、チーク無 垢板を使用した基材2の素材そのものによる癒し効果や保温断熱性に加え、塗料 3に分散されたモナザイト微粉末4によりマイナスイオンが発生し、スムーズな イオンバランスの改良促進が図れる。
【0021】 また、本考案は、常に微弱な放射エネルギーEを放出するモナザイト微粉末4 を使用しているため、外的な要因に左右されずに空気中のマイナスイオンを増加 させることができ、イオンバランスの正常化が可能となる。
【0022】 以上、本考案について、好適な実施形態の一例を説明した。しかし、本考案は 、前記実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本考案の趣旨を逸脱 しない範囲で、適宜設計変更が可能であることは言うまでもない。 例えば、放射性鉱石としてモナザイトを使用したが、同一の効果をもたらすも のであればこれに限定されるものではない。 また、無垢基材としてチーク無垢板を使用したが、これに限定されるものでは なく、オーク、サクラ、ブナなど、あらゆる材質に適用可能である。 また、床材の塗装方法として、ロールコーターにより塗装を行うものとしたが 、スプレーやフローコーターを使用するなど、その塗装方法は限定されない。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、請求項1に係る考案によれば、無垢基材を使用するため、有害 物質が室内に放散されず、耐久性も高く、味わい深い。また、マイナスイオンを 発生する塗料を塗布していることから、大気中のイオンバランスを正常化させ、 人体の健康に有益な効果をもたらす。
【0024】 また、請求項2に係る考案によれば、外的要因に左右されることなく安定した マイナスイオンの発生を図れることともに、無垢基材の持つ温湿度調整機能を活 用し、スムーズなイオンバランスの改良促進を図ることができる。また、比重の 重いモナザイト微粉末を塗料の中に均等に、また、沈殿し難く含有させるので、 塗装技術者の腕に左右されることなく、マイナスイオンの発生源を片寄りが少な く、均等に塗布することが容易となる。
【0025】 さらに、請求項3に係る考案によれば、無垢基材にチーク無垢板を使用するこ とにより、塗料によるイオンバランスを正常化する機能に加え、美観性・耐久性 ・防水性・防虫性・保温断熱性に優れる床材となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る床材の一実施形態の構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 床材 2 基材 3 塗料 4 モナザイト微粉末 E 放射エネルギー e- 電子

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイナスイオンを発生する塗料と、木
    質系無垢基材とからなり、前記塗料を前記木質系無垢基
    材に塗布したことを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 前記マイナスイオンを発生する塗料
    は、モナザイトの微粉末を均等に分散して含有したもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の床材。
  3. 【請求項3】 前記木質系無垢基材が、チーク無垢板
    からなることを特徴とする請求項2に記載の床材。
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