JP3096059B2 - 拘束装置 - Google Patents
拘束装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、対象物の移動を少なくともある程度拘束す
るように対象物を位置付けるのに適用される拘束装置に
関する。
るように対象物を位置付けるのに適用される拘束装置に
関する。
本発明は、これに限定されるものではないが、搬送並
びに貯蔵の間、ガスシリンダー(例えば、酸素アセチレ
ン溶接作業に使用されるガスシリンダー)の移動を少な
くともある程度拘束するようにガスシリンダーを位置付
けるために特に案出されたものである。
びに貯蔵の間、ガスシリンダー(例えば、酸素アセチレ
ン溶接作業に使用されるガスシリンダー)の移動を少な
くともある程度拘束するようにガスシリンダーを位置付
けるために特に案出されたものである。
発明の背景 ガスシリンダーが搬送されるとき、これらは直立位置
もしくは倒立位置に通常は位置付けられる。特に、自動
車で搬送されるときに、これらガスシリンダーは、通常
自動車の荷台の隅に直立位置に位置付けられてチエーン
もしくはロープにより拘束される。このような配置は、
必ずしも満足できるものではなく、ときにはシリンダー
が動いて、自身が破損もしくは自動車が破損するような
ことが有る。同様に、ガスシリンダーが自動車の荷台に
直立位置で搬送されるときに、ガスシリンダーは転がっ
て自動車の周囲部もしくは自身が破損することもある。
もしくは倒立位置に通常は位置付けられる。特に、自動
車で搬送されるときに、これらガスシリンダーは、通常
自動車の荷台の隅に直立位置に位置付けられてチエーン
もしくはロープにより拘束される。このような配置は、
必ずしも満足できるものではなく、ときにはシリンダー
が動いて、自身が破損もしくは自動車が破損するような
ことが有る。同様に、ガスシリンダーが自動車の荷台に
直立位置で搬送されるときに、ガスシリンダーは転がっ
て自動車の周囲部もしくは自身が破損することもある。
本発明の説明 本発明は、搬送並びに貯蔵の間、対象物の移動を少な
くともある程度拘束して対象物を位置付けるように適用
される拘束装置を提供する。
くともある程度拘束して対象物を位置付けるように適用
される拘束装置を提供する。
本発明の一態様としての対象物の拘束装置は、支持面
に配置されるベースと、このベースから延出した1対の
側部とを有する本体を具備し、これら側部とベースとで
対象物を受けてクランプ的に拘束するように伸縮可能な
開口を規定し、前記ベースは開口が伸縮した状態で前記
支持面との安定な接触を維持するように変形可能であ
り、前記ベースと側部とは、前記開口の周壁を形成する
クランプリング部を共同して規定しており、そして前記
ベースは細長い基部を有し、前記リング部はこの基部の
細長い内面に、これの両端間の中間部で設けられてい
る。
に配置されるベースと、このベースから延出した1対の
側部とを有する本体を具備し、これら側部とベースとで
対象物を受けてクランプ的に拘束するように伸縮可能な
開口を規定し、前記ベースは開口が伸縮した状態で前記
支持面との安定な接触を維持するように変形可能であ
り、前記ベースと側部とは、前記開口の周壁を形成する
クランプリング部を共同して規定しており、そして前記
ベースは細長い基部を有し、前記リング部はこの基部の
細長い内面に、これの両端間の中間部で設けられてい
る。
好ましくは、前記側部は、ベースから離れた端部を夫
々有し、これら端部は、対象物を前記開口に対して出し
入れするギヤップを間に規定するように互いに離間して
おり、このギヤップのサイズは前記開口の伸縮に伴って
変化される。
々有し、これら端部は、対象物を前記開口に対して出し
入れするギヤップを間に規定するように互いに離間して
おり、このギヤップのサイズは前記開口の伸縮に伴って
変化される。
好ましくは、前記両側部の自由端部を解放可能に一緒
に保持するための装着装置が設けられている。
に保持するための装着装置が設けられている。
好ましくは、前記側部とベースとは一体的に形成され
ている。
ている。
好ましくは、前記本体は、ポリエチレンのような弾性
的でかとう性のある材質で形成されている。
的でかとう性のある材質で形成されている。
好ましくは、前記側部は、基部の中間部の各側面に配
置された1対の支持アームを有し、各支持アームは基部
からクランプリングに向かって延出している。
置された1対の支持アームを有し、各支持アームは基部
からクランプリングに向かって延出している。
好ましくは、前記基部の細長い外面は、前記支持面と
係合する端部と、これら端部間に位置する中間部とを有
し、この中間部にはベースの変形時に支持面との接触を
避ける凹所が形成されている。
係合する端部と、これら端部間に位置する中間部とを有
し、この中間部にはベースの変形時に支持面との接触を
避ける凹所が形成されている。
本発明の他の態様に係わる組合わせは、前記パラグラ
フのいずれか1に記載の拘束装置と、この拘束装置の前
記ベースを受け解放可能に保持し、前記支持面を有する
装着手段とからなる。
フのいずれか1に記載の拘束装置と、この拘束装置の前
記ベースを受け解放可能に保持し、前記支持面を有する
装着手段とからなる。
好ましくは、前記装着手段は拘束装置の基部が挿入さ
れるチヤンネル部を有する。
れるチヤンネル部を有する。
図面の説明 図1は、ガスシリンダーが転がらないようにこれを位
置付ける、第1の実施例に係わる2つの拘束装置を示す
斜視図である。
置付ける、第1の実施例に係わる2つの拘束装置を示す
斜視図である。
図2は、第1の実施例に係わる拘束装置を上側より見
た斜視図である。
た斜視図である。
図3は、拘束装置を下側より見た斜視図である。
図4は、拘束装置の正面図である。
図5は、拘束装置に形成されたクランプ開口とほぼ同
じ大きさのガスシリンダー(断面で示す)に装着された
拘束装置を示す図である。
じ大きさのガスシリンダー(断面で示す)に装着された
拘束装置を示す図である。
図6は、拘束装置がこれのクランプ開口よりも小径の
ガスシリンダーに装着されている以外は図5と同様の図
である。
ガスシリンダーに装着されている以外は図5と同様の図
である。
図7は、拘束装置がこれのクランプ開口よりも大径の
ガスシリンダーに装着されている以外は図5と同様の図
である。
ガスシリンダーに装着されている以外は図5と同様の図
である。
図8は拘束装置が着脱可能に接続される装着手段と組
合わされた、第1の実施例に係わる拘束装置を示す斜視
図である。
合わされた、第1の実施例に係わる拘束装置を示す斜視
図である。
図9は、拘束装置が、これのクランプ開口よりも小径
のガスシリンダーに装着されており、かつ装着手段の一
部が破断談されて拘束装置のベースの変形をしめしてい
る状態での、拘束装置と図8に示す装着手段との組合わ
せを示す正面図である。
のガスシリンダーに装着されており、かつ装着手段の一
部が破断談されて拘束装置のベースの変形をしめしてい
る状態での、拘束装置と図8に示す装着手段との組合わ
せを示す正面図である。
図10は、拘束装置がこれのクランプ開口よりも大径の
ガスシリンダーに装着されている以外は図9と同様の図
である。
ガスシリンダーに装着されている以外は図9と同様の図
である。
図11は、他の実施例に係わる拘束装置を示す正面図で
ある。
ある。
発明を実施するためのベストモード 図1ないし図7に示す第1の実施例は、酸素アセチレ
ン溶接作業に使用されるガスシリンダーに装着されて、
特に搬送並びに貯蔵の間のシリンダーの取扱いを安全に
するようにした拘束装置に関する。この拘束装置は、図
1に示すようにガスシリンダーを倒立位置で搬送すると
きに、このシリンダーの転がりを拘束する機能を有す
る。また、この拘束装置は直立位置で搬送されるガスシ
リンダーの移動を拘束するようにも使用され得る。
ン溶接作業に使用されるガスシリンダーに装着されて、
特に搬送並びに貯蔵の間のシリンダーの取扱いを安全に
するようにした拘束装置に関する。この拘束装置は、図
1に示すようにガスシリンダーを倒立位置で搬送すると
きに、このシリンダーの転がりを拘束する機能を有す
る。また、この拘束装置は直立位置で搬送されるガスシ
リンダーの移動を拘束するようにも使用され得る。
図面にて、拘束装置は符号11で示され、またこれが装
着されるガスシリンダーは符号13で示されている。
着されるガスシリンダーは符号13で示されている。
拘束装置11は、ポリウレタンもしくは他の適当な材質
の本体15を有する。この本体15は、支持面20(例えば、
自動車の荷台もしくは、荷台の側壁)に当接するように
位置付けられるベース17を有する。1対の側部19がベー
スの一側からこれと一体的に延出している。
の本体15を有する。この本体15は、支持面20(例えば、
自動車の荷台もしくは、荷台の側壁)に当接するように
位置付けられるベース17を有する。1対の側部19がベー
スの一側からこれと一体的に延出している。
前記両側部19の自由端間で本体15のギヤップ21を規定
しており、このギヤップ21をガスシリンダーは、拘束装
置がガスシリンダーに装着もしくはこれより除去される
ときに、通過できる。
しており、このギヤップ21をガスシリンダーは、拘束装
置がガスシリンダーに装着もしくはこれより除去される
ときに、通過できる。
クランプ開口18は、前記本体15のベース17と側部19と
の間で規定されている。特に、本体のベース17と側部19
とは、クランプ開口18の周辺部を形成するクランプリン
グ部23を規定するように相互に作用している。このクラ
ンプリング部23は、ギヤップ21の各側部に配置された1
対の外方折曲部25を有する。これら外方折曲部25は外方
に広がって、ガスシリンダー13が本体15内のクランプ開
口18中に挿入されるのを容易にするガイドウエイを規定
している。
の間で規定されている。特に、本体のベース17と側部19
とは、クランプ開口18の周辺部を形成するクランプリン
グ部23を規定するように相互に作用している。このクラ
ンプリング部23は、ギヤップ21の各側部に配置された1
対の外方折曲部25を有する。これら外方折曲部25は外方
に広がって、ガスシリンダー13が本体15内のクランプ開
口18中に挿入されるのを容易にするガイドウエイを規定
している。
もし所望であれば、前記クランプリング部23の内周面
には、拘束装置とガスシリンダーとの間の摩擦係合を高
めるライニングが形成され得る。このライニングは永久
的もしくは取り外し可能に形成され得る。装着装置27
が、両側部19の自由端を解放可能に一緒に保持するよう
に設けられている。この実施例では、この装着装置27
は、夫々の側部19の補強部33にヒンジ接続されたアンカ
ー部材31により側部19の自由端に夫々接続される2つの
帯金29を有する帯金手段の形態をしている。バックル35
が、両帯金29を解放可能に一緒に接続するように設けら
れている。このバックルは帯金29の一方に、帯金手段の
実効長が、ギヤップ21の所望のサイズに従って変えられ
るように、調節可能に装着されている。
には、拘束装置とガスシリンダーとの間の摩擦係合を高
めるライニングが形成され得る。このライニングは永久
的もしくは取り外し可能に形成され得る。装着装置27
が、両側部19の自由端を解放可能に一緒に保持するよう
に設けられている。この実施例では、この装着装置27
は、夫々の側部19の補強部33にヒンジ接続されたアンカ
ー部材31により側部19の自由端に夫々接続される2つの
帯金29を有する帯金手段の形態をしている。バックル35
が、両帯金29を解放可能に一緒に接続するように設けら
れている。このバックルは帯金29の一方に、帯金手段の
実効長が、ギヤップ21の所望のサイズに従って変えられ
るように、調節可能に装着されている。
前記本体のベース17は、細長い内面43と細長い外面45
とを備えた細長い基部41を有する。前記クランプリング
部23は細長い基部41の細長い内面43上の、両端間の中間
領域に装着されている。このクランプリング部23は細長
い基部41上に、基部とクランプリング部との間で延出す
るブリッジ部47により装着されている。このブリッジ部
の各側面には、基部とクランプリング部との間で延出す
る補強ウエッブ49が設けられている。
とを備えた細長い基部41を有する。前記クランプリング
部23は細長い基部41の細長い内面43上の、両端間の中間
領域に装着されている。このクランプリング部23は細長
い基部41上に、基部とクランプリング部との間で延出す
るブリッジ部47により装着されている。このブリッジ部
の各側面には、基部とクランプリング部との間で延出す
る補強ウエッブ49が設けられている。
各側部19は、細長い基部41上の端部とクランプリング
部23との間に延出する支持アーム51を有する。
部23との間に延出する支持アーム51を有する。
前記補強ウエッブ49は、前記支持アーム51と一体とな
って、支持アームと基部との間の補強構造体となってい
る。開口53が、後述する目的で各補強ウエッブ49に形成
されている。
って、支持アームと基部との間の補強構造体となってい
る。開口53が、後述する目的で各補強ウエッブ49に形成
されている。
前記細長い基部41の細長い外面45は、前述したように
自動車の荷台もしくは荷台の側壁である支持面に装着さ
れるようになっている。また、前記細長い外面45には支
持面と係合可能な2つの端部55と、端部間に位置する中
間部57とが設けられている。これら端部55は基部の近接
した端に向かって内方に傾斜している。そして、中間部
は、後述するような方法で基部の変形時に、支持面と接
触しないように凹んでいる。前記端部55には、端部55と
支持面との間の摩擦接触を増すようにトレッド構造体59
が設けられている。
自動車の荷台もしくは荷台の側壁である支持面に装着さ
れるようになっている。また、前記細長い外面45には支
持面と係合可能な2つの端部55と、端部間に位置する中
間部57とが設けられている。これら端部55は基部の近接
した端に向かって内方に傾斜している。そして、中間部
は、後述するような方法で基部の変形時に、支持面と接
触しないように凹んでいる。前記端部55には、端部55と
支持面との間の摩擦接触を増すようにトレッド構造体59
が設けられている。
前記細長い基部41の細長い両側面には、複数の凹所61
が、この基部の形成を容易にし、かつ軽量化のために形
成されている。
が、この基部の形成を容易にし、かつ軽量化のために形
成されている。
この実施例の拘束装置は、自動車の荷台のような支持
面に対して倒立状態で支持されたガスシリンダーが転が
らないように保持するために使用され得る。このような
拘束装置の使用において、2つの拘束装置を、図1に示
すように、ガスシリンダーに沿って互いに離間させて使
用することが好ましい。このような配設で、各拘束装置
は、シリンダーの本体がクランプ開口18内に位置した状
態で拘束装置がシリンダーの周側に配置されるように、
2つの側部19が引張られてギヤップ21が広げられること
によりガスシリンダー13上にもたらされる。次に、側部
19が放たれ、装着装置27のバックルを側部19の両端を一
緒に保持するように組合わせられる。そして、この装着
装置27はシリンダーへのクランプ機能が増すように締め
られる。さらに、細長い基部41の端部55を支持面上に乗
せ、トレッド構造体59の機能によりこの支持面に対して
摩擦接触した状態で維持される。この方法で、特に、自
動車が走行している間、この拘束装置によりシリンダー
は転がらないように拘束される。もし、拘束装置が自動
車の荷台上で摺動してしまうような場合でも、拘束装置
は、シリンダーが他の物と接触してしまう可能性を減じ
るバッファーとして働く。
面に対して倒立状態で支持されたガスシリンダーが転が
らないように保持するために使用され得る。このような
拘束装置の使用において、2つの拘束装置を、図1に示
すように、ガスシリンダーに沿って互いに離間させて使
用することが好ましい。このような配設で、各拘束装置
は、シリンダーの本体がクランプ開口18内に位置した状
態で拘束装置がシリンダーの周側に配置されるように、
2つの側部19が引張られてギヤップ21が広げられること
によりガスシリンダー13上にもたらされる。次に、側部
19が放たれ、装着装置27のバックルを側部19の両端を一
緒に保持するように組合わせられる。そして、この装着
装置27はシリンダーへのクランプ機能が増すように締め
られる。さらに、細長い基部41の端部55を支持面上に乗
せ、トレッド構造体59の機能によりこの支持面に対して
摩擦接触した状態で維持される。この方法で、特に、自
動車が走行している間、この拘束装置によりシリンダー
は転がらないように拘束される。もし、拘束装置が自動
車の荷台上で摺動してしまうような場合でも、拘束装置
は、シリンダーが他の物と接触してしまう可能性を減じ
るバッファーとして働く。
上記拘束装置は、また直立状態で搬送されるガスシリ
ンダーの動きを拘束するためにも使用され得る。この場
合でも、前記したように倒立状態でガスシリンダーを搬
送する場合のように、2つの拘束装置を使用することが
好ましい。各拘束装置は、前述したようにしてガスシリ
ンダーに装着され、またガスシリンダーは、細長い基部
41の端部55が自動車の荷台の側壁である支持面に支持さ
せて、直立状態に配置される。そして、これら拘束装置
は、各装置の本体に形成された開口53中にロープやチェ
ーンのような適当な手段を通すことにより、所定位置に
取着される。
ンダーの動きを拘束するためにも使用され得る。この場
合でも、前記したように倒立状態でガスシリンダーを搬
送する場合のように、2つの拘束装置を使用することが
好ましい。各拘束装置は、前述したようにしてガスシリ
ンダーに装着され、またガスシリンダーは、細長い基部
41の端部55が自動車の荷台の側壁である支持面に支持さ
せて、直立状態に配置される。そして、これら拘束装置
は、各装置の本体に形成された開口53中にロープやチェ
ーンのような適当な手段を通すことにより、所定位置に
取着される。
拘束装置の本体が変形可能となっているので、拘束装
置は、クランプリング部23の内径と正確に同じ外径のガ
スシリンダー用でなくても良い。実際、本体のかとう性
のために、拘束装置はクランプリング部23の内径よりも
幾分小さいか大きい径のガスシリンダーに適用すること
ができる。この態様を図5,6,7を参照して説明する。図
5にて、ガスシリンダーは、クランプリング部23の内径
とほぼ同じ外径を有し、この場合にはベース17がほとん
ど変形していない。図6に示すシリンダーに拘束装置が
装着されると、シリンダーの外径が拘束装置のクランプ
リング部23の内径よりも少し短いので図示のようにな
る。この状態で、装着装置27は、ガスシリンダーへのク
ランプ機能を果たすように両側部19を互いに接近するよ
うに引くために使用される。この結果、ベース17の変
形、特に細長い基部41の変形が生じ、細長い基部41と支
持面との間の接触は端部55の内端部で生じる。この状態
で、細長い基部41は支持面と安定して接触する。中間部
57に形成された凹所により、中間部57は支持面と接触し
ない。これは、もし、中間部57が支持面と接触するよう
になると、これが拘束装置を回動させる支点となって不
安定になるかも知れないからである。最後に、図7に示
すように、ガスシリンダーの外径がクランプリング部23
の内径よりも少し長い場合には、クランプリング部23は
外方に反られて、ベース17は、支持面との接触が端部55
の外端部で生じるように、変形される。
置は、クランプリング部23の内径と正確に同じ外径のガ
スシリンダー用でなくても良い。実際、本体のかとう性
のために、拘束装置はクランプリング部23の内径よりも
幾分小さいか大きい径のガスシリンダーに適用すること
ができる。この態様を図5,6,7を参照して説明する。図
5にて、ガスシリンダーは、クランプリング部23の内径
とほぼ同じ外径を有し、この場合にはベース17がほとん
ど変形していない。図6に示すシリンダーに拘束装置が
装着されると、シリンダーの外径が拘束装置のクランプ
リング部23の内径よりも少し短いので図示のようにな
る。この状態で、装着装置27は、ガスシリンダーへのク
ランプ機能を果たすように両側部19を互いに接近するよ
うに引くために使用される。この結果、ベース17の変
形、特に細長い基部41の変形が生じ、細長い基部41と支
持面との間の接触は端部55の内端部で生じる。この状態
で、細長い基部41は支持面と安定して接触する。中間部
57に形成された凹所により、中間部57は支持面と接触し
ない。これは、もし、中間部57が支持面と接触するよう
になると、これが拘束装置を回動させる支点となって不
安定になるかも知れないからである。最後に、図7に示
すように、ガスシリンダーの外径がクランプリング部23
の内径よりも少し長い場合には、クランプリング部23は
外方に反られて、ベース17は、支持面との接触が端部55
の外端部で生じるように、変形される。
細長い基部41の中間部57に形成された凹所は、特に、
ガスシリンダーが倒立状態で支持されているときに、ガ
スシリンダーへのクランプリング部のクランプ機能を増
すという効果も有する。この効果は、ガスシリンダーの
重量が細長い基部41に、中間部57と対向したブリッジ部
47により伝達されるので得られる。この影響により、中
間部57は支持面方向に反れて、本体の側部19がガスシリ
ンダーと接触するように内方に反られる。
ガスシリンダーが倒立状態で支持されているときに、ガ
スシリンダーへのクランプリング部のクランプ機能を増
すという効果も有する。この効果は、ガスシリンダーの
重量が細長い基部41に、中間部57と対向したブリッジ部
47により伝達されるので得られる。この影響により、中
間部57は支持面方向に反れて、本体の側部19がガスシリ
ンダーと接触するように内方に反られる。
上記実施例において、ガスシリンダーが直立状態に配
置されていても倒立状態で配置されていても、支持面に
対して拘束装置を簡単に置くことができる。どちらの場
合でも、もし必要であれば、ロープやチエーンのような
適当な手段を本体の開口53に通すことにより拘束装置を
所定の場所に留めることができる。安定位置に拘束装置
を留める他の手段は、図8,9,10に示すように、拘束装置
の基部を受け、解放可能に留めるような位置付け手段71
を有する。この位置付け手段71は、ベース75と1対の側
壁77とを有するチヤンネル部材73を具備する。この位置
付け手段は、チヤンネル部材の75に形成された孔79に挿
入される締付けボルトにより他の箇所(例えば、自動車
の一部)に取着されるようになっている。拘束装置の基
部は、チヤンネル部の側壁77に形成された複数セットの
アラインメント孔に挿入される取外し可能なクリップに
より、チャンネル部材中に解放可能に拘束される。これ
らクリップは、細長い基部41の細長い内面43に近接した
部所で、拘束装置の本体15に形成された開口53を貫通す
るように配設される。この実施例では、チヤンネル部材
に4セットの位置付け孔が形成され、代表的には、1つ
のクリップが各開口53を貫通するように、2つのクリッ
プが拘束装置を所定位置に装着するために使用されてい
る。複数セットの孔が、各開口53の内端のベアリング面
87近くに位置するか(図9に示すように)、各開口53の
外端のベアリング面89近くに位置するか(図10に示すよ
うに)して配設されている。クリップの特定位置の選定
は、拘束するガスシリンダーのサイズに依存している。
例えば、ガスシリンダーが拘束装置のクランプリング部
23の内径よりも短い外径の場合、本体の側部19が内方に
反れてガスシリンダーとクランプ係合するように、クラ
ンプは開口53の内端近くに位置(図9に示すように)さ
れる。一方、ガスシリンダーがクランプリング部23の内
径よりも長い外径の場合、クランプは開口53の外端近く
に位置(図10に示すように)される。また、シリンダー
がクランプリング部と同じサイズの場合、上記選択は重
要ではないが、クランプを外端近くに位置させれば、よ
り安定となり得る。
置されていても倒立状態で配置されていても、支持面に
対して拘束装置を簡単に置くことができる。どちらの場
合でも、もし必要であれば、ロープやチエーンのような
適当な手段を本体の開口53に通すことにより拘束装置を
所定の場所に留めることができる。安定位置に拘束装置
を留める他の手段は、図8,9,10に示すように、拘束装置
の基部を受け、解放可能に留めるような位置付け手段71
を有する。この位置付け手段71は、ベース75と1対の側
壁77とを有するチヤンネル部材73を具備する。この位置
付け手段は、チヤンネル部材の75に形成された孔79に挿
入される締付けボルトにより他の箇所(例えば、自動車
の一部)に取着されるようになっている。拘束装置の基
部は、チヤンネル部の側壁77に形成された複数セットの
アラインメント孔に挿入される取外し可能なクリップに
より、チャンネル部材中に解放可能に拘束される。これ
らクリップは、細長い基部41の細長い内面43に近接した
部所で、拘束装置の本体15に形成された開口53を貫通す
るように配設される。この実施例では、チヤンネル部材
に4セットの位置付け孔が形成され、代表的には、1つ
のクリップが各開口53を貫通するように、2つのクリッ
プが拘束装置を所定位置に装着するために使用されてい
る。複数セットの孔が、各開口53の内端のベアリング面
87近くに位置するか(図9に示すように)、各開口53の
外端のベアリング面89近くに位置するか(図10に示すよ
うに)して配設されている。クリップの特定位置の選定
は、拘束するガスシリンダーのサイズに依存している。
例えば、ガスシリンダーが拘束装置のクランプリング部
23の内径よりも短い外径の場合、本体の側部19が内方に
反れてガスシリンダーとクランプ係合するように、クラ
ンプは開口53の内端近くに位置(図9に示すように)さ
れる。一方、ガスシリンダーがクランプリング部23の内
径よりも長い外径の場合、クランプは開口53の外端近く
に位置(図10に示すように)される。また、シリンダー
がクランプリング部と同じサイズの場合、上記選択は重
要ではないが、クランプを外端近くに位置させれば、よ
り安定となり得る。
前記87,89は、細長い基部41をチヤンネル部材に対し
て接離する方向に反らせることができるような形状とな
っている。さらに、クリップと夫々のベアリング面との
接触は、拘束装置がチヤンネル部材の長手方向にそ横方
向に動くのを阻止している。
て接離する方向に反らせることができるような形状とな
っている。さらに、クリップと夫々のベアリング面との
接触は、拘束装置がチヤンネル部材の長手方向にそ横方
向に動くのを阻止している。
各側壁77の上端には、クリップに対して離間するよう
にして凹所85が形成されている。
にして凹所85が形成されている。
本発明の他の実施例を図11に示す。この実施例の拘束
装置は、複数のガスシリンダーを受け入れて拘束するよ
うに複数のクランプ開口18を有する。
装置は、複数のガスシリンダーを受け入れて拘束するよ
うに複数のクランプ開口18を有する。
本発明の範囲は、上記実施例の範囲には限定されな
い。例えば、拘束装置は、トローリ、もしくはガスシリ
ンダーや他の対象物を貯蔵並びに搬送する他の装置で使
用できる。さらに、拘束装置は、ガスシリンダー以外の
対象物、特に丸く細長い対象物を拘束するために使用で
きる。
い。例えば、拘束装置は、トローリ、もしくはガスシリ
ンダーや他の対象物を貯蔵並びに搬送する他の装置で使
用できる。さらに、拘束装置は、ガスシリンダー以外の
対象物、特に丸く細長い対象物を拘束するために使用で
きる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−44498(JP,A) 実開 昭56−50900(JP,U) 実開 昭59−132977(JP,U) 実開 平1−26269(JP,U) 実開 昭61−193289(JP,U) 実開 昭55−171782(JP,U) 実公 昭63−9827(JP,Y2) 実公 昭56−41017(JP,Y2) 実公 昭51−46849(JP,Y2) 米国特許4555083(US,A) 米国特許4685846(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17C 13/08 F16L 3/12 - 3/137 B65D 59/00 - 59/08
Claims (13)
- 【請求項1】支持面に配置されるベースと、このベース
から延出した1対の側部とを有する本体を具備し、これ
ら側部とベースとは,弾性材料で形成されており、かつ
対象物を受けてクランプ的に拘束するように伸縮可能な
開口を規定し、また、前記ベースは、前記側部とベース
との変形による前記開口の伸縮のときに前記支持面と係
合して安定な接触を維持するための互いに離間した部分
を規定するように変形可能であり、また、受けられる対
象物のサイズが大きくなるのに従って前記接触点相互間
の距離が長くなるようにして支持面に対する互いに離間
した接触を果たすように、前記支持面と前記互いに離間
した部分との接触点は、前記側部とベースとの変形に応
じて変化し、また、前記ベースと側部とは、異なるサイ
ズの対象物を収容するようにサイズが可変な前記開口の
周壁を形成するクランプリング部を共同して規定してお
り、また、前記ベースは、細長い基部を有し、そして、
前記リング部は、この基部の細長い内面に、これの両端
間の中間部で設けられている、対象物のための拘束装
置。 - 【請求項2】前記側部は、ベースから離れた端部を夫々
有し、これら端部は、対象物を前記開口に対して出し入
れするギヤップを間に規定するように互いに離間してお
り、このギヤップのサイズは前記開口の伸縮に伴って変
化される請求項1に記載の拘束装置。 - 【請求項3】前記両側部の自由端部を解放可能に一緒に
保持するための装着装置が設けられている請求項1もし
くは2に記載の拘束装置。 - 【請求項4】前記側部とベースとは、一体的に形成され
ている請求項1ないし3のいずれか1に記載の拘束装
置。 - 【請求項5】前記本体は、弾性的でかとう性のある材質
で形成されている請求項1ないし4のいずれか1に記載
の拘束装置。 - 【請求項6】前記側部は、基部の中間部の各側面に配置
された1対の支持アームを有し、各支持アームは基部か
らクランプリングに向かって延出している請求項1ない
し5のいずれか1に記載の拘束装置。 - 【請求項7】前記基部と、クランプリングと、各支持ア
ームとの間で開口が規定されている請求項6に記載の拘
束装置。 - 【請求項8】前記ベースの細長い外面は、前記支持面と
係合可能な傾斜した端部と、これら端部間に位置する中
間部とを有し、この中間部にはベースの変形時に支持面
との接触を避ける凹所が形成されている請求項1ないし
7のいずれか1に記載の拘束装置。 - 【請求項9】前記各端部にはトレッド構造体が形成され
ている請求項8に記載の拘束装置。 - 【請求項10】前記請求項1ないし9のいずれか1に記
載の拘束装置と、この拘束装置の前記ベースを受け解放
可能に保持し、前記支持面を有する装着手段との組合わ
せ。 - 【請求項11】前記装着手段は、拘束装置の基部が挿入
されるチヤンネル部を有する請求項10に記載の組合わ
せ。 - 【請求項12】前記装着手段は、チヤンネル部材中に前
記基部を解放可能に保持するように、チヤンネル部材に
係合可能な少なくとも1つのロック部材をさらに有する
請求項12に記載の組合わせ。 - 【請求項13】前記拘束装置の本体に形成された前記複
数の孔の夫々に挿人される2つのロック部材を有する請
求項12に記載の組合わせ。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AU558289 | 1989-08-02 | ||
AU781289 | 1989-12-11 | ||
AU5582 | 1989-12-11 | ||
AU7812 | 1989-12-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05501904A JPH05501904A (ja) | 1993-04-08 |
JP3096059B2 true JP3096059B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=25611342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02510773A Expired - Lifetime JP3096059B2 (ja) | 1989-08-02 | 1990-08-02 | 拘束装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3096059B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010038311A1 (de) * | 2010-07-23 | 2012-01-26 | Aloys Wobben | Schutzfuß für ein Stückgut, insbesondere Betonturmsegmente |
US9579529B2 (en) * | 2012-12-03 | 2017-02-28 | B/E Aerospace, Inc. | Lavatory oxygen container adaptor |
CN111188987B (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-23 | 台州天扬机电有限公司 | 一种化工压力罐 |
-
1990
- 1990-08-02 JP JP02510773A patent/JP3096059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05501904A (ja) | 1993-04-08 |
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