JP3095922U

JP3095922U - 荷物類搬送用スライダ

Info

Publication number: JP3095922U
Application number: JP2003000714U
Authority: JP
Inventors: 弥太郎野澤
Original assignee: Asahi Corp
Current assignee: Asahi Corp
Priority date: 2003-02-17
Filing date: 2003-02-17
Publication date: 2003-08-29
Anticipated expiration: 2009-02-17

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】荷物類を搬送する際に使用する荷物類搬送用
スライダであって、搬送方向の変更を自由に行なえ、か
つ荷物類のサイズに有効に対応でき、しかも、コンパク
トに収容できる荷物類搬送用スライダを提供する。【解決手段】荷物類搬送用スライダ１０は、表面滑性
に優れたスライド面２０ａを有する円盤状のスライダ本
体２０と、このスライダ本体２０のスライド面の反対面
２０ｂに一体化される偏平状のゴムパット３０とから構
成され、荷物類の下面の所定の支持ポイント、例えば４
隅部等にセットするだけで、荷物類を全方位方向に搬送
処理が可能であるとともに、いかなるサイズの荷物類に
対しても有効に対応できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、引越し時における荷物の運搬に好適に使用できる荷物類搬送用スライダに係り、特に、大型の家具や家電製品等を持ち上げることなく、室内床面、あるいは室内床面上に敷設される養生パット上を滑り搬送させることにより、僅かな力で大型の荷物類を簡単かつ安全しかも短時間に搬送できる荷物類搬送用スライダに関する。

【０００２】

【従来の技術】

例えば、引越し時における荷物の搬入、搬出は、通常手作業で行なっており、実際に荷物を搬入、搬出する前には、壁等を傷付けることがないように、壁や床面を養生処理した後、荷物の搬入、搬出を行なっている。

【０００３】更に、大型の荷物、例えば洋服タンスや冷蔵庫等、一人では搬入、搬出が困難なものについては、複数の作業者で搬送するか、あるいは台車等の運搬器具を使用して搬送を行なっている。

【０００４】ところで、最近では、このような大型の荷物類を一人で搬送が可能なように、図７に示すような長尺状のソリ型スライダ１を使用している。すなわち、図８，図９に示すように、室内床面２上に敷設されている養生パット３上に沿って大型の荷物類４を搬送する際、このソリ型スライダ１上に荷物類４を載せ、このソリ型スライダ１を養生パット３上に沿って所定方向にスライドさせることにより、大型の荷物類４を円滑に搬送するという搬送方法が実用化されている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

このように、従来の引越し作業においては、多くの作業者を必要とし、基本的に荷物類を持ち上げて搬送するというものであるため、幅や奥行き寸法が嵩張る荷物は、壁や柱等を傷付けないように慎重に搬送しなければならず、また、洋服タンス等、高さ寸法が高い荷物等においては、鴨居等に傷を付けないように細かな神経を使って搬送をしなければならないという不具合が指摘されている。

【０００６】また、台車等の運搬器具を使用する差異にも、台車上に荷物を持ち上げ載置して、搬送後は台車から荷物を再び持ち上げて所定位置に設置する等、運搬器具を使用した際でも多くの労力と神経を費やさざるを得ないのが実情である。

【０００７】更に、図７乃至図９に示すように、長尺状のソリ型スライダ１を使用して、大型の荷物類４を搬送する場合においては、大型の荷物類４は、ソリ型スライダ１の長手方向に沿って搬送するには有利であるが、搬送方向を変更する場合には、ソリ型スライダ１の向きを変更しなければならず、荷物類４の搬送方向の変更作業が面倒であるという欠点があった。

【０００８】更に、搬送対象となる大型の荷物類４の長さ寸法がソリ型スライダ１の長さとほぼ同等である場合には、搬送に支障を来たすことはないが、荷物類４の長さ寸法が長寸な場合には、ソリ型スライダ１で支持した場合の座りが悪く、不安定な搬送にならざるを得ず、また、逆に短寸の荷物類４の場合には、ソリ型スライダ１が前後側に突出して、壁等にぶつかる危険性も考えられ、搬送対象となる荷物類４のサイズに有効に対応できずにいるのが実情である。

【０００９】また、ソリ型スライダ１は長寸であるため、収容スペースが嵩むとともに、持ち運びにおいても煩わしさを感じるという欠点も同時に指摘されている。

【００１０】この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、大型の荷物類を持ち上げることなく、滑り搬送させることにより、一人作業で搬送を可能にした荷物類搬送用スライダであって、特に、搬送方向の変更がやり易く、搬送作業を円滑に行なえるとともに、搬送対象である荷物類のサイズに左右されることなく、いかなるサイズの荷物類をも搬送でき、しかも収容性、携帯性に優れた荷物類搬送用スライダを提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、この出願の請求項１に記載の考案は、室内床面、あるいは室内床面上に敷設される養生パット上をスライドさせて、荷物類を搬送する際に使用する荷物類搬送用スライダであって、この荷物類搬送用スライダは、室内床面、あるいは養生パット上を円滑に滑り移動する表面滑性に優れたスライド面を有する円盤状のスライダ本体と、該スライダ本体上面に一体化され、荷物類下面の支持ポイントに当接する偏平状パットとからなることを特徴とする。

【００１２】ここで、荷物類搬送用スライダは、引越し作業時に使用する際は、室内床面、あるいは室内床面上に敷設される養生パット上を滑らせて荷物類を搬送処理するが、それ以外にも、室内のレイアウト変更等にも使用でき、その際は家具や電化製品等、大型の荷物類の下面を複数の搬送用スライダで支持して所定ポジションまで室内床面上をスライド移動させれば良い。

【００１３】また、荷物類の下面４隅部に荷物類搬送用スライダをセットして使用するのが最適であるが、特に、支持ポイントを限定するものではなく、荷物類下面を３点で支持するようにしても良い。

【００１４】そして、請求項１に記載の考案によれば、荷物類の下面４隅部等の支持ポイントにスライダをセットすれば、荷物類を押すだけでスライダ本体が室内床面上、あるいは室内床面上に敷設される養生パット表面を滑り、かつ偏平状パットと荷物類下面との間の保持が確実であるため、スライダは荷物類下面の支持ポイントからずれることがなく、大型の荷物類を円滑に搬送処理することができる。

【００１５】また、従来の長尺状のソリ型スライダに比べ、荷物類の搬送方向を任意方向に変更することができ、搬送処理をより円滑に行なうことができる。更に、長尺状のソリ型スライダに比べ、搬送対象とする荷物類のサイズに対しても、荷物類の下面４隅部等に本考案のスライダを介在させれば良いことから、搬送対象とする荷物類のサイズに有効に適用することができるとともに、嵩張ることがないため、収容性並びに携帯性に優れる。

【００１６】この出願の請求項２に記載の考案は、前記荷物類搬送用スライダにおけるスライダ本体は、エンジニアリングプラスチック材料を素材とした射出成形体から構成されていることを特徴とする。

【００１７】ここで、エンジニアリングプラスチック材料としては、（商品名）：ジュラコンに代表されるポリアセタール樹脂、（商品名）：ノリルで代表されるポリフェニレンオキシド樹脂等がある。

【００１８】そして、請求項２に記載の考案によれば、スライダ本体は、金属に匹敵する強度並びに表面滑性を備えているため、耐久性に優れる。

【００１９】この出願の請求項３に記載の考案は、室内床面、あるいは室内床面上に敷設される養生パット上をスライドさせて、荷物類を搬送する際に使用する荷物類搬送用スライダであって、この荷物類搬送用スライダは、室内床面、あるいは養生パット上に滑り移動する円盤状のスライダ本体と、該スライダ本体上面に一体化され、荷物類下面の支持ポイントに当接する偏平状パットとからなり、スライダ本体のスライド面には、表面滑性に優れた樹脂シートが貼付されていることを特徴とする。

【００２０】ここで、表面滑性に優れた樹脂シートとしては、ポリエチレンシート等が適切である。

【００２１】そして、請求項３に記載の考案によれば、実際に室内床面や養生パット表面に接するのは樹脂シート表面であるため、スライダ本体の素材としては、特に表面滑性に優れた樹脂材料を使用する必要はなく、廉価な素材で対応できる。

【００２２】この出願の請求項４に記載の考案は、前記荷物類搬送用スライダにおけるスライダ本体の周縁は、Ｒ加工が施され、室内床面、あるいは養生パットの段部を乗り越える構造になっていることを特徴とする。

【００２３】そして、請求項４に記載の考案によれば、スライダ本体の周縁部には、丸みをもたせたＲ加工が施されているため、例えば、室内床面上をこのスライダを使用して荷物類を搬送処理する際、敷居等を跨ぐ場合でも、このＲ加工部が敷居等を容易に乗り越え、また、養生パットの繋ぎ部に段部が生じた場合でも、この段部をＲ加工部が容易に乗り越えるため、敷居や段部等が搬送の障害にならず、荷物類の円滑な搬送処理を行なうことができる。

【００２４】この出願の請求項５に記載の考案は、前記荷物類搬送用スライダは、成形金型内に予め偏平状パットをセットし、成形金型の型締め後、成形金型のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填することにより、スライダ本体と偏平状パットとが一体化されていることを特徴とする。

【００２５】そして、請求項５に記載の考案によれば、成形金型内に偏平状パットをセットし、成形金型のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填することで、簡単にスライダ本体と偏平状パットとを一体化することができ、量産性に優れる。

【００２６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係る荷物類搬送用スライダの好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。

【００２７】図１乃至図４は本考案の第１実施形態を示すもので、図１は荷物類搬送用スライダの平面図、図２は同荷物類搬送用スライダの断面図、図３，図４は同荷物類搬送用スライダの使用形態を示す各平面図並びに側面図である。また、図５は本考案に係る荷物類搬送用スライダの実施形態を示す平面図、図６は同荷物類搬送用スライダの断面図である。

【００２８】まず、図１乃至図４に基づいて、本考案の第１実施形態について説明する。

【００２９】図１，図２において、本考案に係る荷物類搬送用スライダ１０は、エンジニアリングプラスチック材料等の硬質樹脂を素材とした円盤状のスライダ本体２０と、このスライダ本体２０の上面２０ｂ（スライド面２０ａと反対面）に一体化されている偏平でかつ円盤状のゴムパット３０とから構成されている。

【００３０】更に詳しくは、スライダ本体２０の素材は、本実施形態では、（商品名）：ジュラコンで代表されるポリアセタール樹脂の射出成形体から構成されており、直径１００ｍｍの円盤状に成形されている。尚、（商品名）：ノリルで代表されるポリフェニレンオキシド樹脂を使用することもできる。

【００３１】そして、このスライダ本体２０のスライド面２０ａが図３，図４中符号４０で示す室内床面や符号４１で示す養生パット上を円滑に滑走する。また、スライダ本体２０の周縁は、湾曲状のＲ加工が施されている（Ｒ加工部を符号２１で示す）。

【００３２】上記円盤状のスライダ本体２０のスライド面２０ａの反対面２０ｂには、これも偏平でかつ円盤状のゴムパット３０が一体化されている。また、このゴムパット３０は、図１に示すように、スライダ本体２０と同心円状に一体化されており、荷物類に対するセットズレを防止する機能をもつが、発泡樹脂を代替することもできる。

【００３３】次いで、上述した構成の荷物類搬送用スライダ１０を使用した、荷物類の搬送処理について説明する。図３は室内床面４０上に敷設した養生パット４１の表面上を養生パット４１の長手方向に沿って荷物類５０を搬送処理する平面図、図４は同荷物類５０を搬送する際の側面図をそれぞれ示している。

【００３４】すなわち、荷物類５０を養生パット４１の長手方向に沿って搬送する際、荷物類５０の下面５１の４隅部にそれぞれ本考案に係る荷物類搬送用スライダ１０をセットする。そして、荷物類搬送用スライダ１０のゴムパット３０が荷物類５０の下面５１に当接し、かつゴムパット３０の摩擦抵抗により、荷物類搬送用スライダ１０は、荷物類５０に対して位置ズレすることがなく、確実に支持される。

【００３５】従って、図３，図４中矢印で示す方向に荷物類５０を僅かな力で押圧すれば、スライダ本体２０のスライド面２０ａが表面滑性に優れているため、養生パット４１の表面上を円滑にスライドし、荷物類５０を簡単に搬送処理することができる。

【００３６】また、荷物類５０は、養生パット４１表面だけでなく、室内床面４０表面、すなわちフローリング上やカーペット上に沿って本考案に係る荷物類搬送用スライダ１０を使用して搬送処理することもできる。尚、引越し作業以外においても、室内のレイアウト変更における家具や電化製品の移動に本考案に係る荷物類搬送用スライダ１０を使用することもできる。

【００３７】以上のように、本実施形態における荷物類搬送用スライダ１０は、従来の長尺状のソリ型スライダに比べ、直径１００ｍｍ程度の円盤状であるため、収容スペースをとらず、コンパクトな構成であり、収容性に優れ、しかも持ち運びも容易に行なえる等の利点がある。

【００３８】更に、本考案に係る荷物類搬送用スライダ１０は、荷物類５０の下面４隅部にセットしているが、４点支持以外の３点支持でも良く、しかも、荷物類５０のサイズに左右されることなく、どのような大きさ、寸法の荷物類５０に対してもフレキシブルに対応できるため、使い勝手に優れるという有利さがある。

【００３９】加えて、図３，図４に示すように、荷物類５０を本考案による荷物類搬送用スライダ１０を介して搬送処理する際、前後方向だけでなく、左右方向等、全方位方向に荷物類５０をスライド操作することができるため、従来の長尺状のソリ型スライダのように、方向変換の際、煩わしい向き変更作業を要することなく、円滑な搬送処理が期待でき、搬送作業性に優れるという有利さもある。

【００４０】上述した構成の荷物類搬送用スライダ１０を製造するには、図示はしないが射出成形金型内に予め偏平円盤状に成形しておいたゴムパット３０をインサートしておき、成形金型の型締め後、成形金型のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填すれば、スライダ本体２０とゴムパット３０とを簡単に一体成形することができ、このように、インサート成形工法を使用すれば、量産性に優れるという利点がある。尚、射出成形により成形したスライダ本体２０のスライド面２０ａの反対面２０ｂに対して、偏平円盤状のゴムパット３０を接着剤等により一体化しても良い。

【００４１】次いで、図５，図６は、本考案に係る荷物類搬送用スライダ１０の別実施形態を示すもので、図５は、スライダ本体２０におけるスライド面２０ａ側からみたスライダ１０の平面図、図６は同スライダ１０の構成を示す断面図である。

【００４２】すなわち、この実施形態においては、スライダ本体２０のスライド面２０ａに３列の表面滑性に優れた樹脂シート２２が貼付されている。この樹脂シート２２としては、ポリエチレン樹脂を使用しており、表面滑性に優れた樹脂シート２２であれば、材質は特に限定されない。尚、スライダ本体２０のスライド面２０ａの反対面２０ｂにゴムパット３０を一体化する構成は、上述実施形態と同様であるため、ここでは省略する。

【００４３】そして、このように、スライダ本体２０のスライド面２０ａに表面滑性に優れた樹脂シート２２を貼付する構成を採用すれば、荷物類５０の搬送処理を円滑に行なえ、かつ荷物類５０のサイズに有効に対応でき、かつコンパクトに収容できるという上述実施形態と同一の作用効果を備える他に、実際に室内床面４０や養生パット４１表面に接する面は、表面滑性に優れた樹脂シート２２表面であるため、スライダ本体２０は、必ずしも表面滑性に優れたエンジニアリングプラスチック材料を使用する必要はなく、廉価な樹脂材料を使用することも可能であるため、スライダ本体２０の材料自由度を高めることができ、コストを低減することができるという利点がある。

【００４４】

【考案の効果】

以上説明した通り、本考案に係る荷物類搬送用スライダは、表面滑性に優れたスライド面を有する円盤状のスライダ本体と、スライダ本体におけるスライド面の反対面に一体化される偏平状パットとから構成されているため、荷物類の搬送作業においては、荷物類の下面の任意の支持ポイントにスライダをセットするだけで、円滑な荷物類の搬送作業が行なえ、荷物類の形状やサイズに対してオールマイティに対応できるという効果を有する。

【００４５】更に、本考案に係る荷物類搬送用スライダにより荷物類を搬送する際、従来の長尺状のソリ型スライダに比べ、搬送方向を変更する場合等、荷物類は前後方向はもとより左右方向等、全方位方向にその搬送方向を変更できるため、より円滑な搬送処理が期待できるという効果を有する。

【００４６】また、本考案による荷物類搬送用スライダは、小型の円盤状であるため、収容スペースが少なく、かつコンパクトに持ち運びできるため、使い勝手に優れるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る荷物類搬送用スライダの一実施形
態を示す平面図である。

【図２】図１中II−II線断面図である。

【図３】図１に示す荷物類搬送用スライダを使用した荷
物類の搬送工程を示す平面図である。

【図４】図１に示す荷物類搬送用スライダを使用した荷
物類の搬送工程を示す側面図である。

【図５】本考案に係る荷物類搬送用スライダの別実施形
態を示すスライド面側からみた平面図である。

【図６】図５中VI−VI線断面図である。

【図７】従来の長尺状のソリ型スライダを示す斜視図で
ある。

【図８】従来のソリ型スライダを使用した荷物類の搬送
工程を示す平面図である。

【図９】従来のソリ型スライダを使用した荷物類の搬送
工程を示す側面図である。

【符号の説明】

１０荷物類搬送用スライダ２０スライダ本体２０ａスライド面２０ｂスライド面の反対面２１Ｒ加工部２２樹脂シート３０ゴムパット４０室内床面４１養生パット５０荷物類

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】室内床面（４０）、あるいは室内床面
（４０）上に敷設される養生パット（４１）上をスライ
ドさせて、荷物類（５０）を搬送する際に使用する荷物
類搬送用スライダ（１０）であって、この荷物類搬送用
スライダ（１０）は、室内床面（４０）、あるいは養生
パット（４１）上を円滑に滑り移動する表面滑性に優れ
たスライド面（２０ａ）を有する円盤状のスライダ本体
（２０）と、該スライダ本体（２０）上面に一体化さ
れ、荷物類（５０）下面の支持ポイントに当接する偏平
状パット（３０）とからなることを特徴とする荷物類搬
送用スライダ。
【請求項２】前記荷物類搬送用スライダ（１０）にお
けるスライダ本体（２０）は、エンジニアリングプラス
チック材料を素材とした射出成形体から構成されている
ことを特徴とする請求項１に記載の荷物類搬送用スライ
ダ。
【請求項３】室内床面（４０）、あるいは室内床面
（４０）上に敷設される養生パット（４１）上をスライ
ドさせて、荷物類（５０）を搬送する際に使用する荷物
類搬送用スライダ（１０）であって、この荷物類搬送用
スライダ（１０）は、室内床面（４０）、あるいは養生
パット（４１）上に滑り移動する円盤状のスライダ本体
（２０）と、該スライダ本体（２０）上面に一体化さ
れ、荷物類（５０）下面の支持ポイントに当接する偏平
状パット（３０）とからなり、スライダ本体（２０）の
スライド面（２０ａ）には、表面滑性に優れた樹脂シー
ト（２２）が貼付されていることを特徴とする荷物類搬
送用スライダ。
【請求項４】前記荷物類搬送用スライダ（１０）にお
けるスライダ本体（２０）の周縁は、Ｒ加工が施されて
いることにより、室内床面（４０）、あるいは養生パッ
ト（４１）の段部を乗り越える構造になっていることを
特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の荷物類搬
送用スライダ。
【請求項５】前記荷物類搬送用スライダ（１０）は、
成形金型内に予め偏平状パット（３０）をセットし、成
形金型の型締め後、成形金型のキャビティ内に溶融樹脂
を射出充填することにより、スライダ本体（２０）と偏
平状パット（３０）とが一体化されていることを特徴と
する請求項１乃至４のいずれかに記載の荷物類搬送用ス
ライダ。