JP3095176U - 印刷物 - Google Patents

印刷物

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昌康 有吉
裕次 瀬戸
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株式会社セトプリント
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規に発売される食料品についての告知を行
うとともに、購入の予約を簡単に行うことを支援する紙
媒体としての印刷物を提供する。 【解決手段】 食料品に関する新規発売商品を告知する
ための印刷物であって、告知対象となる商品の画像と、
商品についての説明文と、購買予約のためにその商品を
特定するための商品特定データとを所定の面積に収めた
印刷物とする。商品特定データは、携帯電話に付属する
カメラでの読み取りが可能な二次元バーコードとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、食料品に関する新規発売商品の告知媒体としての印刷物であって、 新規商品の案内から購買予約まで円滑化して消費者の便宜を図った印刷物に関す る。
【0002】
【先行技術】
印刷技術の発展とともに、新商品を紹介する印刷物には、付加的な機能を備え たものが、多く登場するようになった。 たとえば、実用新案登録第3073274号に開示された技術には、ラベルと シート本体とが剥離可能であるように構成することによって、期間限定情報、商 品発売日情報などを簡易に確実に管理することができるようにしている。
【0003】 また、実用新案登録第3062939号に開示された技術には、資産状況や資 産形成に関する情報を判りやすく表記した印刷物、具体的には預かり資産合計額 と借り入れ合計額とを上下二段に並列表記して印刷される印刷物が開示されてい る。
【0004】 (カメラ付き情報端末装置について) ところで、関連する先行技術として、2002年現在、カメラ付き情報端末装 置が普及している。具体的には、CCDカメラを標準装備した携帯電話、ノート 型パソコン、PDAなどである。装備されたCCDカメラの性能も高まっており 、2002年9月には、いわゆる二次元バーコードを認識できる解像度を備えた 携帯電話も登場している。
【0005】 (POSデータ取得とその限界) 商品の生産、輸送計画の立案に役立てるため、商品の購買情報をいわゆるPO Sデータとして取得する技術が定着して久しい。 新規商品は、一度店頭へ出してみないと、売れるか否かは分からない。ヒット した場合には、POSデータの取得によってその後の生産、輸送計画も立案しや すいが、売れなかった場合には、POSデータの取得さえできない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
(生産計画と収益の関係) そこで、予約、製造、販売という流れを新商品についても、ある程度構築でき れば、生産計画が立案しやすい。過剰生産を防止できれば、在庫や廃棄対象が増 えることによる収益悪化を未然に回避できるし、過小生産を防止できれば、売り 切れによる収益は頭打ちになると事態を未然に回避できる。
【0007】 (食料品についての特徴) 商品が食料品、たとえば、お弁当、総菜、サンドイッチ、おにぎりなどの賞味 期限が短い商品については、売れ残りはすぐに廃棄しなければならない。定番商 品については、ある程度の見込みが立ちやすいが、新規の商品(たとえば、ちょ っと珍しい具の入ったサンドイッチ)については、見込みが立ちにくい。 しかし、売り切れの場合には代替商品を購入されてしまう場合が多いので、収 益悪化が増大するというほどではないが、お客様には不満が残る。
【0008】 (予約の煩わしさ) 食料品の単価が大きいとは言えず、代替品の種類も多いため、「予約をしてま で買いたいとは思わない」というお客様が多く、「予約」を取り入れるには、販 売システムにおけるハードルが高い。 また前提として、新規商品であるにも関わらず予約を受け付けるためには、新 商品の発売についての告知が必要である。
【0009】 (本考案の解決課題) 新規に発売される食料品についての告知を行うとともに、購入の予約を簡単に 行うことを支援する紙媒体としての印刷物を提供することにある。 ここで、請求項1に記載の考案の目的は、新規に発売される食料品についての 告知を行うとともに、購入の予約を簡単に行うことを支援する紙媒体としての印 刷物を提供することにある。 また、請求項2に記載の考案の目的は、加えて、カメラ付き携帯電話を利用し ての商品購買予約を支援する印刷物を提供することにある。 更に、請求項3に記載の考案の目的は、加えて、大量印刷のメリットと個別印 刷のメリットとを生かすことが可能な印刷物を提供することにある。 更に、請求項4に記載の考案の目的は、商品購買予約に関わるデジタル技術が もたらす消費者におけるハードルを低めた印刷物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した課題を解決するため、通信システム技術およびコンピュー タによる情報処理技術を用いるための媒体として機能する印刷物を提供する。
【0011】 (請求項1) 請求項1記載の考案は、食料品に関する新規発売商品を告知するための印刷物 であって、告知対象となる商品の画像と、商品についての説明文と、購買予約の ためにその商品を特定するための商品特定データとを所定の面積に収めたことを 特徴とする印刷物に係る。
【0012】 (用語説明) ここにいう「新規発売商品」とは、全く新規な商品の他、季節限定商品である ために前年の同時期に発売された商品や、暫く販売が中断されていた商品をも含 む。また、「商品」には、サービス(役務)をも含む。 「商品の画像」とは、主に写真であるが、商品の種類や広告効果の狙いなどに よって採用されるイラストなども含む。
【0013】 (請求項2) 請求項2記載の考案は、商品特定データは、携帯電話に付属するカメラでの読 み取りが可能な二次元バーコードとしたことを特徴とする印刷物に係る。
【0014】 (用語説明) 「二次元データ」とは、たとえばバーコード、いわゆる二次元コードなどであ り、消費者に係る携帯情報端末装置の種類によって異なる。たとえば、カメラ付 き携帯電話(またはカメラ付きPDA)を前提とした場合には、そのカメラによ って取り込むことができ、そのデータ内容をデジタルデータとして認識できるデ ータであればよい。バーコードリーダーを別途取り付けた携帯電話であれば、そ のバーコードリーダーにて読み込めるバーコードである。 なお、「二次元データ」には、情報端末装置によって取り込まれた後に予約デ ータを送信するための支援アプリケーションを含んでいても良いし、商品の画像 データがいわゆる待ち受け画面となるようなアプリケーションとなっていてもよ い。
【0015】 (請求項3) 請求項3記載の考案は、請求項1または請求項2記載の印刷物を限定したもの であり、 商品を複数種類紹介するために複数のエリアを備え、少なくとも一つのエリア 内には、重ね印刷可能であるように形成した印刷物に係る。
【0016】 (用語説明) 重ね印刷が可能であって重ね印刷をする前の当該エリアは、いわゆる「白紙」 の状態である。チェーン店における広告用チラシにおいて、重ね印刷が可能なエ リア以外のエリアを、チェーン店共通の印刷エリアとし、重ね印刷が可能なエリ アは当該チェーン店の各店舗で独自印刷が可能である、といった使い方をする。
【0017】 (請求項4) 請求項4記載の考案は、請求項1に記載の印刷物を限定したものであり、 切取線を備えるとともに、切取線に沿って切ると葉書となり、その葉書部分に は購買予約のための予約データ記入欄を含むことを特徴とする印刷物に係る。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで 使用する図面は、図1乃至図3である。
【0019】 (図1) 図1は、本考案の全体概要を示す概念図である。 ある店舗にて販売される新商品告知チラシが配布されたとする。チラシの配布 方法は店頭の他、新聞折り込み広告などの場合もある。 図1に示すチラシには、3種類の食物商品につき、それぞれ商品の発売日、商 品の写真画像、商品の説明の他、二次元バーコードデータが印刷されている。二 次元バーコードについては、所定面積にて所定の情報量を表すことができる二次 元のデータであれば、一般のバーコードでもよい。
【0020】 このバーコードデータは、バーコード読取りが可能で、電子メールの送受信機 能も具備したカメラ付き携帯電話にて読み取ることができる。チラシを手にした 消費者が、自らのカメラ付き携帯電話でそのバーコードデータを取り込み、当該 バーコードデータに係る商品の購入の意志がある場合には、その意志表示として 、予約データを送信する。 消費者としては、携帯電話のカメラ機能で遊びながら商品購入の予約ができる ので、予約に関するハードルが低くなる。 なお、送信された予約データは、システムサーバにおいて蓄積、集計され、生 産計画データや輸送計画データとなって、生産担当者、物流担当者の利用に供す るのである。
【0021】 (図2) 図2は、他の実施形態について示している。すなわち、商品を複数種類紹介す るために複数のエリアを備え、少なくとも一つのエリア内には、重ね印刷可能で あるように形成した印刷物である。 三つ折りの印刷物の中で、左側および中央のエリアは、ABCチェーンにおい て共通の新規商品紹介のためのエリアである。一方、右側のエリアは、重ね印刷 可能エリアとしている。ここでは、ABCチェーンの港区芝店が独自に印刷した ものであり、当該店舗の固有サービスメニューを紹介している。大量印刷のメリ ットと個別印刷のメリットとを生かすことが可能である。すなわち、印刷のトー タルコストを抑えつつ、各チェーン店が独自性を打ち出すという仕掛けを効率的 に提供できる。
【0022】 さて、本実施形態では、新規商品の紹介エリアでは、「予約記入欄」を設けて いる。その「予約記入欄」は、単なる空欄であるが、チラシ記入欄読み取り手段 が読み取りやすいような加工(例えば細かい升目が印刷されているなど)が施さ れていてもよい。予約データの書き込みは、手書きで行われることを想定してい る。 「予約データ」には、予約者を特定できるデータ(氏名、電話番号など)、購 入予定日時、購入商品を特定するためのデータなどが含まれる。予約の意志表示 については、特定の欄へ印を付ける(いわゆる「レ点」)だけで済むように予め 取り決めてある。
【0023】 「予約記入欄読み取り手段」とは、例えばスキャナである。「予約記入欄」の チェック欄をチェックの有無で二値データを取り込んだり、画像として認識した 手書き文字をテキストデータへデジタル変換するいわゆるOCR機能を含んでい てもよい。 また、「予約記入欄読み取り手段」は、チラシを配布した店舗に備えられてい る場合と、システムサーバに備えられている場合とがある。読み取られて電子化 された予約に関するデータは、生産計画のデータとして用いる。
【0024】 当該予約データに係る商品の販売者にとっては、売れ残りを未然に防止でき、 在庫の減少、利益の確保に貢献する。更に、当該商品の売れ残りによる廃棄を未 然に防止し、環境への負荷を軽減することにも貢献する。新規発売商品がお弁当 や総菜など生鮮食料品である場合には、商店で保管できる時間が短いので、本シ ステムの導入による効果は大きい。
【0025】 (図3) 図3には、図1および図2と異なる実施形態を示している。 すなわち、切取線を備えるとともに、切取線に沿って切ると葉書となり、その 葉書部分には購買予約のための予約データ記入欄を含むことを特徴とする。 新商品告知チラシの表面には、切取線、切取線によって切り取られた場合に葉 書における内容面となる内容を印刷している。裏面には、葉書の宛先を予め印刷 している。 表面には、予約のためのデータとして必要な項目、たとえば、予約者の氏名、 電話番号、住所などを記入してもらうための導入欄、予約に係る商品特定のため のデータなどを予め印刷してある。消費者としては、デジタル機器を使用するこ となく商品購入の予約ができるため、予約に関するハードルが低くなる。
【0026】 切取線を用いて切り取られ、必要事項を書き込んで葉書として投函されたら、 その葉書は、システム運営側において葉書記入欄読み取り装置(スキャナ)によ って、記入事項を電子化し、予約データとして蓄積することとしている。 その後、予約データは、システムサーバにおいて生産計画データ、輸送計画デ ータを算出するためのデータとして用いられる。
【0027】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、新規に発売される食料品についての告知を行 うとともに、購入の予約を簡単に行うことを支援する紙媒体としての印刷物を提 供することができた。 請求項2に記載の考案によれば、更に、カメラ付き携帯電話を利用しての商品 購買予約を支援する印刷物を提供することができた。 更に、請求項3に記載の考案によれば、更に、大量印刷のメリットと個別印刷 のメリットとを生かすことが可能な印刷物を提供することができた。 更に、請求項4に記載の考案によれば、商品購買予約に関わるデジタル技術が もたらす消費者におけるハードルを低めた印刷物を提供することができた。
【提出日】平成15年3月18日(2003.3.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、食料品に関する新規発売商品の告知媒体としての印刷物であって、 新規商品の案内から購買予約まで円滑化して消費者の便宜を図った印刷物に関す る。
【0002】
【先行技術】
印刷技術の発展とともに、新商品を紹介する印刷物には、付加的な機能を備え たものが、多く登場するようになった。 たとえば、実用新案登録第3073274号に開示された技術には、ラベルと シート本体とが剥離可能であるように構成することによって、期間限定情報、商 品発売日情報などを簡易に確実に管理することができるようにしている。
【0003】 また、実用新案登録第3062939号に開示された技術には、資産状況や資 産形成に関する情報を判りやすく表記した印刷物、具体的には預かり資産合計額 と借り入れ合計額とを上下二段に並列表記して印刷される印刷物が開示されてい る。
【0004】 (カメラ付き情報端末装置について) ところで、関連する先行技術として、2002年現在、カメラ付き情報端末装 置が普及している。具体的には、CCDカメラを標準装備した携帯電話、ノート 型パソコン、PDAなどである。装備されたCCDカメラの性能も高まっており 、2002年9月には、いわゆる二次元バーコードを認識できる解像度を備えた 携帯電話も登場している。
【0005】 (POSデータ取得とその限界) 商品の生産、輸送計画の立案に役立てるため、商品の購買情報をいわゆるPO Sデータとして取得する技術が定着して久しい。 新規商品は、一度店頭へ出してみないと、売れるか否かは分からない。ヒット した場合には、POSデータの取得によってその後の生産、輸送計画も立案しや すいが、売れなかった場合には、POSデータの取得さえできない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
(生産計画と収益の関係) そこで、予約、製造、販売という流れを新商品についても、ある程度構築でき れば、生産計画が立案しやすい。過剰生産を防止できれば、在庫や廃棄対象が増 えることによる収益悪化を未然に回避できるし、過小生産を防止できれば、売り 切れによる収益は頭打ちになると事態を未然に回避できる。
【0007】 (食料品についての特徴) 商品が食料品、たとえば、お弁当、総菜、サンドイッチ、おにぎりなどの賞味 期限が短い商品については、売れ残りはすぐに廃棄しなければならない。定番商 品については、ある程度の見込みが立ちやすいが、新規の商品(たとえば、ちょ っと珍しい具の入ったサンドイッチ)については、見込みが立ちにくい。 しかし、売り切れの場合には代替商品を購入されてしまう場合が多いので、収 益悪化が増大するというほどではないが、お客様には不満が残る。
【0008】 (予約の煩わしさ) 食料品の単価が大きいとは言えず、代替品の種類も多いため、「予約をしてま で買いたいとは思わない」というお客様が多く、「予約」を取り入れるには、販 売システムにおけるハードルが高い。 また前提として、新規商品であるにも関わらず予約を受け付けるためには、新 商品の発売についての告知が必要である。
【0009】 (本考案の解決課題) 新規に発売される食料品についての告知を行うとともに、購入の予約を簡単に 行うことを支援する紙媒体としての印刷物を提供することにある。 ここで、請求項1に記載の考案の目的は、新規に発売される食料品についての 告知を行うとともに、購入の予約を簡単に行うことを支援する紙媒体としての印 刷物を提供することにある。 また、請求項2に記載の考案の目的は、加えて、カメラ付き携帯電話を利用し ての商品購買予約を支援する印刷物を提供することにある。 更に、請求項3に記載の考案の目的は、加えて、大量印刷のメリットと個別印 刷のメリットとを生かすことが可能な印刷物を提供することにある。 更に、請求項4に記載の考案の目的は、商品購買予約に関わるデジタル技術が もたらす消費者におけるハードルを低めた印刷物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した課題を解決するため、通信システム技術およびコンピュー タによる情報処理技術を用いるための媒体として機能する印刷物を提供する。
【0011】 (請求項1) 請求項1記載の考案は、告知対象となる商品の画像を示す画像欄と、商品につ いての説明文を示す説明文欄と、購買予約のためにその商品を特定するための商 品特定データを示すデータ欄とを備え、前記画像欄を印刷エリアの中央に配置し て表記するとともに、前記説明文欄および前記データ欄を前記画像欄の周囲に配 置して表記したことを特徴とする印刷物 に係る。
【0012】 (用語説明) ここにいう「新規発売商品」とは、全く新規な商品の他、季節限定商品である ために前年の同時期に発売された商品や、暫く販売が中断されていた商品をも含 む。また、「商品」には、サービス(役務)をも含む。 「商品の画像」とは、主に写真であるが、商品の種類や広告効果の狙いなどに よって採用されるイラストなども含む。
【0013】 (請求項2) 請求項2記載の考案は、商品特定データは、携帯電話に付属するカメラでの読 み取りが可能な二次元バーコードとしたことを特徴とする印刷物に係る。
【0014】 (用語説明) 「二次元データ」とは、たとえばバーコード、いわゆる二次元コードなどであ り、消費者に係る携帯情報端末装置の種類によって異なる。たとえば、カメラ付 き携帯電話(またはカメラ付きPDA)を前提とした場合には、そのカメラによ って取り込むことができ、そのデータ内容をデジタルデータとして認識できるデ ータであればよい。バーコードリーダーを別途取り付けた携帯電話であれば、そ のバーコードリーダーにて読み込めるバーコードである。 なお、「二次元データ」には、情報端末装置によって取り込まれた後に予約デ ータを送信するための支援アプリケーションを含んでいても良いし、商品の画像 データがいわゆる待ち受け画面となるようなアプリケーションとなっていてもよ い。
【0015】 (請求項3) 請求項3記載の考案は、請求項1または請求項2記載の印刷物を限定したもの であり、 商品を複数種類紹介するために複数のエリアを備え、少なくとも一つのエリア 内には、重ね印刷可能であるように形成した印刷物に係る。
【0016】 (用語説明) 重ね印刷が可能であって重ね印刷をする前の当該エリアは、いわゆる「白紙」 の状態である。チェーン店における広告用チラシにおいて、重ね印刷が可能なエ リア以外のエリアを、チェーン店共通の印刷エリアとし、重ね印刷が可能なエリ アは当該チェーン店の各店舗で独自印刷が可能である、といった使い方をする。
【0017】 (請求項4) 請求項4記載の考案は、請求項1に記載の印刷物を限定したものであり、 切取線を備えるとともに、切取線に沿って切ると葉書となり、その葉書部分に は購買予約のための予約データ記入欄を含むことを特徴とする印刷物に係る。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで 使用する図面は、図1乃至図3である。
【0019】 (図1) 図1は、本考案の全体概要を示す概念図である。 ある店舗にて販売される新商品告知チラシが配布されたとする。チラシの配布 方法は店頭の他、新聞折り込み広告などの場合もある。 図1に示すチラシには、3種類の食物商品につき、それぞれ商品の発売日、商 品の写真画像、商品の説明の他、二次元バーコードデータが印刷されている。 品の画像欄は印刷エリアの中央やや上方に配置するとともに、説明文欄を画像欄 の上下に、バーコードデータの欄を下段に配置している。 二次元バーコードについては、所定面積にて所定の情報量を表すことができる 二次元のデータであれば、一般のバーコードでもよい。
【0020】 このバーコードデータは、バーコード読取りが可能で、電子メールの送受信機 能も具備したカメラ付き携帯電話にて読み取ることができる。チラシを手にした 消費者が、自らのカメラ付き携帯電話でそのバーコードデータを取り込み、当該 バーコードデータに係る商品の購入の意志がある場合には、その意志表示として 、予約データを送信する。 消費者としては、携帯電話のカメラ機能で遊びながら商品購入の予約ができる ので、予約に関するハードルが低くなる。 なお、送信された予約データは、システムサーバにおいて蓄積、集計され、生 産計画データや輸送計画データとなって、生産担当者、物流担当者の利用に供す るのである。
【0021】 (図2) 図2は、他の実施形態について示している。すなわち、商品を複数種類紹介す るために複数のエリアを備え、少なくとも一つのエリア内には、重ね印刷可能で あるように形成した印刷物である。 三つ折りの印刷物の中で、左側および中央のエリアは、ABCチェーンにおい て共通の新規商品紹介のためのエリアである。一方、右側のエリアは、重ね印刷 可能エリアとしている。ここでは、ABCチェーンの港区芝店が独自に印刷した ものであり、当該店舗の固有サービスメニューを紹介している。大量印刷のメリ ットと個別印刷のメリットとを生かすことが可能である。すなわち、印刷のトー タルコストを抑えつつ、各チェーン店が独自性を打ち出すという仕掛けを効率的 に提供できる。
【0022】 さて、本実施形態では、新規商品の紹介エリアでは、「予約記入欄」を設けて いる。その「予約記入欄」は、単なる空欄であるが、チラシ記入欄読み取り手段 が読み取りやすいような加工(例えば細かい升目が印刷されているなど)が施さ れていてもよい。予約データの書き込みは、手書きで行われることを想定してい る。 「予約データ」には、予約者を特定できるデータ(氏名、電話番号など)、購 入予定日時、購入商品を特定するためのデータなどが含まれる。予約の意志表示 については、特定の欄へ印を付ける(いわゆる「レ点」)だけで済むように予め 取り決めてある。
【0023】 「予約記入欄読み取り手段」とは、例えばスキャナである。「予約記入欄」の チェック欄をチェックの有無で二値データを取り込んだり、画像として認識した 手書き文字をテキストデータへデジタル変換するいわゆるOCR機能を含んでい てもよい。 また、「予約記入欄読み取り手段」は、チラシを配布した店舗に備えられてい る場合と、システムサーバに備えられている場合とがある。読み取られて電子化 された予約に関するデータは、生産計画のデータとして用いる。
【0024】 当該予約データに係る商品の販売者にとっては、売れ残りを未然に防止でき、 在庫の減少、利益の確保に貢献する。更に、当該商品の売れ残りによる廃棄を未 然に防止し、環境への負荷を軽減することにも貢献する。新規発売商品がお弁当 や総菜など生鮮食料品である場合には、商店で保管できる時間が短いので、本シ ステムの導入による効果は大きい。
【0025】 (図3) 図3には、図1および図2と異なる実施形態を示している。 すなわち、切取線を備えるとともに、切取線に沿って切ると葉書となり、その 葉書部分には購買予約のための予約データ記入欄を含むことを特徴とする。 新商品告知チラシの表面には、切取線、切取線によって切り取られた場合に葉 書における内容面となる内容を印刷している。裏面には、葉書の宛先を予め印刷 している。 表面には、予約のためのデータとして必要な項目、たとえば、予約者の氏名、 電話番号、住所などを記入してもらうための導入欄、予約に係る商品特定のため のデータなどを予め印刷してある。消費者としては、デジタル機器を使用するこ となく商品購入の予約ができるため、予約に関するハードルが低くなる。
【0026】 切取線を用いて切り取られ、必要事項を書き込んで葉書として投函されたら、 その葉書は、システム運営側において葉書記入欄読み取り装置(スキャナ)によ って、記入事項を電子化し、予約データとして蓄積することとしている。 その後、予約データは、システムサーバにおいて生産計画データ、輸送計画デ ータを算出するためのデータとして用いられる。
【0027】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、新規に発売される食料品についての告知を行 うとともに、購入の予約を簡単に行うことを支援する紙媒体としての印刷物を提 供することができた。 請求項2に記載の考案によれば、更に、カメラ付き携帯電話を利用しての商品 購買予約を支援する印刷物を提供することができた。 更に、請求項3に記載の考案によれば、更に、大量印刷のメリットと個別印刷 のメリットとを生かすことが可能な印刷物を提供することができた。 更に、請求項4に記載の考案によれば、商品購買予約に関わるデジタル技術が もたらす消費者におけるハードルを低めた印刷物を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の全体概要を示す概念図である。
【図2】本考案の第二の全体概要を示す概念図である。
【図3】本考案の第三の全体概要を示す概念図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年3月18日(2003.3.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 印刷物
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の全体概要を示す概念図である。
【図2】本考案の第二の全体概要を示す概念図である。
【図3】本考案の第三の全体概要を示す概念図である。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】食料品に関する新規発売商品を告知するた
    めの印刷物であって、 告知対象となる商品の画像と、 商品についての説明文と、 購買予約のためにその商品を特定するための商品特定デ
    ータとを所定の面積に収めたことを特徴とする印刷物。
  2. 【請求項2】商品特定データは、携帯電話に付属するカ
    メラでの読み取りが可能な二次元バーコードとしたこと
    を特徴とする請求項1記載の印刷物。
  3. 【請求項3】商品を複数種類紹介するために複数のエリ
    アを備え、少なくとも一つのエリア内には、重ね印刷可
    能であるように形成した請求項1または請求項2記載の
    印刷物。
  4. 【請求項4】切取線を備えるとともに、切取線に沿って
    切ると葉書となり、その葉書部分には購買予約のための
    予約データ記入欄を含むことを特徴とする請求項1記載
    の印刷物。
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