JP3095089B2 - エレベータ用リニアモータ - Google Patents

エレベータ用リニアモータ

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JP3095089B2
JP3095089B2 JP03321430A JP32143091A JP3095089B2 JP 3095089 B2 JP3095089 B2 JP 3095089B2 JP 03321430 A JP03321430 A JP 03321430A JP 32143091 A JP32143091 A JP 32143091A JP 3095089 B2 JP3095089 B2 JP 3095089B2
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宗男 田上
良市 末永
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Linear Motors (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの駆動源とし
て使用されるリニアモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータを駆動するリニアモー
タは、図5に示すように環状巻線30を同一軸線上に複
数個に配置し、櫛歯状の巻線溝をそなえた一次側鉄心3
1を前記環状巻線の外側から放射状に複数個挿入して固
定した可動部材29と、この可動部材の内側に磁性材よ
りなる二次側鉄心33をアルミ導体34で被覆した固定
部材32より構成し、吊りロープの一端に可動部材を、
他端にエレベータの乗りかごを取付け、可動部材の移動
によりエレベータの乗りかごを昇降するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固定部
材は建屋の最上部と最下部の2ヵ所で固定し各階で固定
部材を固定していないので、建屋が高層化したとき、可
動部材の移動により固定部材が振動して高層の建屋には
適用できなかった。また、可動部材および固定部材に発
生する損失熱を冷却するため機器が大きくなる欠点があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明によれば、吊りロープを介して一端にエレベ
ータの乗りかごを他端にリニアモータを連結したエレベ
ータ用リニアモータにおいて、略四角形状に巻装した環
状巻線を設け、櫛歯状の巻線溝を有する鉄板を積層して
なる一次側鉄心の巻線溝に前記環状巻線の直線部を収納
した可動部材と、この可動部材に対向する二次導体と、
この二次導体の外周に固定した筒状の二次側鉄心よりな
り建屋の各階の高さと同じ高さに構成した固定部材とを
そなえ、固定部材の端部にフランジを設け、このフラン
ジを建屋の床面に固定するようにしている。前記可動部
材の側部に摺動部材を設け、この摺動部材が固定部材の
内周面上を走行しうるようにしている。可動部材の一次
側鉄心と環状巻線との間に通風路を形成し、可動部材の
昇降時に可動部材の上方もしくは下方の空気を通風路に
流通させるようにしている。
【0005】
【作用】したがって、固定部材を建屋の各階の床面に強
固に固定でき、可動部材が固定部材の内周面を走行しな
がら昇降するので振動が生じない。また、可動部材が昇
降するとき、可動部材に設けた通風路を空気が流通する
ので可動部材が効率よく冷却される。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図1〜図4に示す実施例につ
いて説明する。1は高層ビルのエレベータの乗りかご昇
降路(図示せず)の側部に垂直に立設されたリニアモー
タで、リニアモータ可動部材の昇降路の位置する上部に
滑車17、18が付設され、この滑車には吊りロープ1
6が巻装されている。吊りロープ16の一端には乗りか
ご19が連結され、他端にはリニアモータ1の後記可動
部材が取り付けてある。リニアモータ1は、図2に示す
ように可動部材2と固定部材5より構成されている。可
動部材2は略正方形状に巻装して直線部3a、3b、3
c、3dを4個有する環状巻線3をを設け、この環状巻
線を同一軸線上に複数個配置してある。櫛歯状の巻線溝
をそなえた鉄板を積層してなる一次側鉄心4を設け、前
記環状巻線3の直線部3a、3b、3c、3dを一次側
鉄心の巻線溝に収納している。この可動部材2を囲み略
四角形に形成した筒状の導電材よりなる二次導体6とこ
の二次導体の外周に固定した二次側鉄心7をそなえた固
定部材5より構成されている。前記固定部材5の高さは
建屋の各階の高さ同じ高さに構成し、その両端にはフラ
ンジ8、9が設けられている。前記一方のフランジ8は
床面の挿通穴を挿通できる大きさに構成し階下の床面1
0に固定した他の固定部材のフランジに取付け、他方の
フランジ9は床面の挿通穴より大きく構成し床面11に
固定してある。12は可動部材2の環状巻線3の隅部と
一次側鉄心4との間に形成された通風路で、可動部材の
上側から下側に向かって貫通している。13は環状巻線
の外周と固定部材の内周との間に形成された通風路で、
可動部材の上側から下側に向かって貫通している。14
は図3に示すように可動部材2の端面から突出した支持
腕15に取付けたローラで、固定部材5の内周面を走行
しうるように構成している。20は固定部材の下端の床
面にヒンジを介して取り付けた蓋で、可動部材の昇降時
は閉じておくようにしてある。21は電源ケーブル、2
2は電源である。このように構成したリニアモータ1に
電源22を投入すると、可動部材2の環状巻線3が励磁
され、固定部材5の二次導体6との電磁作用により可動
部材2が昇降する。この可動部材2の昇降により吊りロ
ープ16を介して乗りかご19が一体に昇降する。この
場合、可動部材2の側部に設けたローラ14が固定部材
5の内周面上を走行するので可動部材2の磁極面と固定
部材の磁極面との磁気間隙を一定に保って円滑に昇降で
き、可動部材が上昇する際可動部材の下側と蓋20との
空間が負圧となり、可動部材の上方の空気が可動部材の
通風路12、13をを通って可動部材の下方に流通す
る。図4は本発明の他の実施例を示すもので可動部材2
3の環状巻線24は直線部24a、24bを2個設け、
それぞれの直線部を一次側鉄心25に設けた巻線溝に収
納している。固定部材26は前記可動部材23を囲み筒
状に形成した二次側鉄心27と、前記環状巻線の直線部
に対向し導電材よりなる二次導体28を二次側鉄心内面
とりつけて薄形にしたものである。図では一つの固定部
材の高さをフロアの高さと同じ高さとしたが、複数組み
合わせてフロアの高さと同じになるようにしてもよく、
フロアの途中で建屋に固定するようにしてもよい。ま
た、可動部材にローラを取付けたが、固定部材に取付け
てもよく、ローラに限ることもない。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば建屋
の階数に応じて固定部材を追加していくだけで高層ビル
にも構造を大きくすることなく簡単に取付けることがで
き、可動部材と固定部材の間に摺動部材を設けたので円
滑かつ低騒音でエレベータの乗りかごを昇降することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略図
【図2】本発明のリニアモータの断面
【図3】本発明の要部拡大図
【図4】本発明の他の実施例を示すリニアモータの断面
【図5】従来の円筒形リニアモータの断面図
【符号の説明】
1 リニアモータ 2 可動部材 3 環状巻線 4 一次側鉄心 5 固定部材 6 二次導体 7 二次側鉄心 8 フランジ 9 フランジ 10 床面 11 床面 12 通風路 13 通風路 14 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 志水 裕司 (56)参考文献 特開 平3−3886(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 9/02 B66B 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊りロープを介して一端にエレベータの
    乗りかごを他端にリニアモータを連結したエレベータ用
    リニアモータにおいて、略四角形状に巻装した環状巻線
    を設け、櫛歯状の巻線溝を有する鉄板を積層してなる一
    次側鉄心の巻線溝に前記環状巻線の直線部を収納した可
    動部材と、この可動部材の環状巻線の直線部に対向する
    二次導体を設け、この二次導体の外周に固定した筒状の
    二次側鉄心よりなり建屋の各階の高さと同じ高さに構成
    した固定部材とをそなえ、固定部材の端部にフランジを
    設け、このフランジを建屋の床面に固定するようにした
    ことを特徴とするエレベータ用リニアモータ。
  2. 【請求項2】 可動部材の側部に摺動部材を設け、この
    摺動部材が固定部材の内周面上を走行しうるようにした
    ことを特徴とする請求項第1項記載のエレベータ用リニ
    アモータ。
  3. 【請求項3】 可動部材の一次側鉄心と環状巻線との間
    に通風路を形成し、可動部材の昇降時に可動部材の上方
    もしくは下方の空気を通風路に通風させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項第1項もしくは請求項第2項記載
    のエレベータ用リニアモータ。
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