JP3094297U - 飲食用成分含有物を担持したコップ用の内ケース及びそれを備えた簡易コップ - Google Patents

飲食用成分含有物を担持したコップ用の内ケース及びそれを備えた簡易コップ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ低コストで製造できるとともに、コ
ップの収容性が良く、さらには、飲食用成分含有物の品
質を保持した状態で保管できる飲食用成分含有物を担持
したコップ用の内ケース及びそれを備えた簡易コップを
提供する。 【解決手段】 開口34を有して内部に飲食用成分含有
物18を収容させる扁平状ケース体12と、開口34を
密封閉鎖する密封蓋14と、を有し、さらに密封蓋14
には、該扁平状ケース体12をコップ本体26の底壁2
8に接着した状態でコップ本体26の上縁から外部に延
長する延長部を形成しうる程度の長さのフィルムテープ
状の引き剥がし把手16が密封蓋14を強制引き剥がし
可能に接続された構成とする。内ケースの製造が簡単で
あるとともに、内ケースのコップ本体への接着も簡単に
できるので、内ケース自体及び簡易コップを低コストで
量産することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コップ中で例えば、お茶や紅茶、コーヒー、スープ、ジュース類等 の飲食物を生成して簡易に飲食することを可能にする飲食用成分含有物を担持し たコップ用の内ケース及びそれを備えた簡易コップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、お茶やコーヒー等の飲み物を注ぐ容器として、紙製やプラスチック等の 合成樹脂製の使い捨てコップが用いられている。使い捨てコップは、低コストで あるとともに飲んだ後にそのまま捨てることができるので利便性がよく、また、 軽量で持ち運びしやすいことから、屋内に限らず屋外等へも携行されて多くの場 面で使用されている。また、例えば、紙コップの中でお茶や紅茶、コーヒー等の 飲料を生成し、簡易に飲用できるコップが種々提案されており、例えば、特許文 献1や実用新案文献1等に開示されている。
【特許文献1】特開平5―300809号公報
【実用新案文献1】実開平2―109463号公報
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
特許文献1の飲料カップは、カップの底にティーバッグを配置し、カップの略 中央に上下に連通する孔が穿孔された仕切り蓋を設け、仕切り蓋を貫通して上下 に操作可能な操作棒を備えたものであり、操作棒の上げ下げによりティーバッグ を押圧して抽出液を抽出させて飲料を生成するものである。しかしながら、この 特許文献1の飲料カップを製造する際には、カップの周壁の中間位置に仕切り蓋 を固定させるために、仕切り蓋の周縁に複数個の接着片を設けて、該複数個の接 着片を一つ一つ折り曲げ、所定位置に操作棒を配置させつつ仕切り蓋を水平に配 置させた状態でカップ周壁に接着しなければならないとともに、仕切り蓋は、孔 が穿孔された複雑な形状に形成されるので、仕切り蓋の型形成やカップの高さ中 間位置での接着工程などにより製造工程が煩雑で、低コストで製造することは困 難であり、現実には実用に供し得ないものであった。また、特許文献1の飲料カ ップでは、ティーバッグは露出されているので、ティーバッグに詰めた茶葉が空 気や湿気と触れて品質が低下する問題があった。また、仕切り蓋がカップの高さ 方向の中央位置に配置されているので、カップを積み重ねた際に嵩張ってしまい 保管性が悪いものであった。
【0004】 一方、実用新案文献1の即席飲料の容器では、複数個を重合可能な容器の内底 面に即席飲料、調味料等の粉末を固着した即席飲料の容器が開示されており、こ の容器の底壁には凹部が設けられている(実用新案文献1の添付図面、図2参照 )。しかしながら、この実用新案文献1の即席飲料の容器では、コップ状に形成 した紙製の容器の底壁に簡単に凹部を形成して量産するのは極めて難しく、低コ ストで製造するのは困難であった。さらに、即席飲料の粉末を圧縮等により固め て固形体としたものを底壁の凹部に嵌合させるので、粉末を固めた形状と底壁の 凹部の形状を厳密に対応させて形成する必要があり、製造工程が煩雑となって、 さらに製造コストを高騰させるものであった。さらに、即席飲料の粉末が露出さ れているので、空気や湿気にふれて品質が低下しやすいとともに、特に腐敗菌等 が付着しやすく食品衛生の見地からも問題があった。
【0005】 本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、 簡単かつ低コストで製造できるとともに、コップの収容性が良く、飲食用成分含 有物の品質を保持しつつ保管でき、さらには、簡単な操作で飲食物を生成するこ とができる飲食用成分含有物を担持したコップ用の内ケース及びそれを備えた簡 易コップを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、コップ本体26内に挿入されてその底壁 28に接着される内ケースであり、開口34を有して内部に飲食用成分含有物1 8を収容させる扁平状ケース体12と、開口34を密封閉鎖する密封蓋14と、 を有し、さらに該扁平状ケース体の密封蓋14には、該扁平状ケース体12をコ ップ本体26の底壁28に接着した状態でコップ本体26の上縁から外部に延長 する延長部を形成しうる程度の長さのフィルムテープ状の引き剥がし把手16が 密封蓋14を強制引き剥がし可能に接続されていることを特徴とする飲食用成分 含有物を担持したコップ用の内ケース10から構成される。
【0007】 また、扁平状ケース体12がコップ本体26の底壁28全体とその立ち上がり 内壁に略密着嵌合し得る程度の大きさで構成されていることとしてもよい。
【0008】 また、扁平状ケース体12が有底扁平円筒ケースからなり、さらに、密封蓋1 4はその円形開口全体を密封閉塞させる円形蓋体からなることとしてもよい。
【0009】 また、内ケース10の内壁には、湿気・酸化防止用保護材32が被着されたこ とを特徴とすることとしてもよい。
【0010】 さらに、請求項1ないし4のいずれかに記載の内ケース10をコップ本体26 内に挿入してその底壁28に接着させフィルムテープ状の引き剥がし把手16の 延長部をコップ本体の上縁から外部に延在させてなる簡易コップから構成される 。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ本考案の飲食用成分含有物を担持したコップ用の 内ケース及びそれを備えた簡易コップの実施形態について説明する。本考案の飲 食用成分含有物を担持したコップ用内ケースは、製造後に例えば、紙コップ等か らなるコップ本体の底壁に装着される扁平状ケース体であり、引き剥がし把手が 接続された密封蓋により飲食用成分含有物をケース内部に密封収容させる。
【0012】 図1ないし図4 は、本考案の飲食用成分含有物を担持したコップ用の内ケース (以下、「コップ用内ケース」という)の第1 の実施形態を示している。この実 施形態において、コップ用内ケース10は、図1、図3に示すように、扁平状ケ ース体12と、密封蓋14と、密封蓋14に接続された引き剥がし把手16と、 を有し、扁平状ケース体12の内部に飲食用成分含有物18が密閉状に収容され ている。この実施形態において、扁平状ケース体12は、底壁20と周壁22と を有しており、下面側を閉鎖しつつ上面側全面を開口した中空の扁平円筒状の紙 製のケースから設けられている。扁平状ケース体12は、この内部の中空空間を 飲食用成分含有物18を収容する収容空間24としている。扁平状ケース体12 は、広く普及している紙コップ等の底壁28の面積と略同じ平面大きさで設けら れており、図1ないし図3に示すように、筒高さの低い扁平な外形であって上面 に開口34を有して開放させた有底中空短円筒形状で構成されている。この筒高 さの低い一面開口の有底円筒形は極めて簡単な構成で低コストで量産可能である 。実施形態において、詳細には扁平状ケース体12は、その底壁20の下面側を コップ本体26の底壁28の上面との接着面とし、扁平状ケース体12の周壁2 2がコップ本体26の周壁30内面下端側の底壁からの立ち上がり部分に略密着 されるように、コップ本体内の下端側に嵌合状に配置され得る大きさで形成され ている。 なお、扁平状ケース体12は、扁平円筒体に限らず、扁平形状であれ ば、三角、四角、その他の多角形状、楕円、その他任意形状の有底筒ケースでも よい。さらに、図3に示すように、コップ用内ケース10の内壁には、湿気・酸 化防止用保護材32が被着されている。
【0013】 密封蓋14は、扁平状ケース体12の収容空間24を密封閉鎖して、収容空間 24内の飲食用成分含有物18を密封収容する。この実施形態において、密封蓋 14は、図1、図2、図3に示すように、扁平状ケース体12の上面側に対応し た大きさの円形薄板から形成されており、扁平状ケース体12の円形開口34を 覆蓋するように張設され、周壁22の上端縁部23に接着されて扁平状ケース体 12の収容空間24を密封閉鎖する。密封蓋14は、後述する引き剥がし把手1 6によって引き剥がし可能に接着剤により扁平状ケース体12に接合される。こ の実施形態において、密封蓋14は、図4に示すように、例えば、厚さ1mm以 下、詳細には0.5mm低度のシート状のアルミニウム薄板を上層14aと下層 14bの2層を接着して設けられている。アルミニウムは、軽量で耐食性が高く ケース体12内の気密、防湿性に優れる。さらに、密封蓋14の引き剥がし動作 の際に途中で破れてしまうことが少なく、きれいに引き剥がしやすい。尚、密封 蓋は、1枚のアルミニウム薄板から設けられても良く、また、アルミニウムのも のに限らず、例えば、錆びにくいニッケル等、その他の金属、合金、合成樹脂、 紙等、あるいは、それらを多層にラミネートしたものでもよい。また、密封蓋と 扁平状ケース体との固定は、接着剤の代わりに、密封蓋14の接着面側に、例え ば、エチレン系等の合成樹脂等からなるシーラントフィルム等を被着させて、熱 溶着等によりケ−ス体に固定させることとしてもよい。
【0014】 引き剥がし把手16は、密封蓋14を扁平状ケース体12から強制的に引き剥 がして開口させる密封蓋14の強制引き剥がし手段である。実施形態において、 引き剥がし把手16は、図1、図2、図3に示すように、細長いフィルムテープ 状に形成されており、その一端を接続端部16aとして密封蓋14の周縁側に接 続されている。引き剥がし把手16の長さは、内ケース10がコップ本体26に 装着された際に、他端側の延長端部16bがコップ本体26の上端開口から外部 に延在され得る長さで設けられている。この実施形態では、引き剥がし把手16 は、例えば、コップ本体26の高さより若干長い程度の長さで設けられる。引き 剥がし把手16は、例えば、密封蓋14と同じ素材の0.5mm厚程度の細長い アルミニウム薄板から形成されており、密封蓋14に強固に接合される。引き剥 がし把手16と密封蓋14とは、図4に示すように、例えば、その接続端側を密 封蓋14の上下層14a、14b間に層状に挟み込ませて接続されている。引き 剥がし把手16は、延長端部16b側の牽引動作に応じて密封蓋14を周縁の接 続部側からめくるように強制的に引き剥がして扁平状ケース体12から離脱させ 、扁平状ケース体12の上面側を開口させる。引き剥がし把手16は、延長端部 16bがコップ本体26の上端から外部に延在されているので、密封蓋14の引 き剥がし動作がしやすいとともにコップ内部に手を入れずに引き剥がすことがで きるので衛生的である。また、図7に示すように、引き剥がし把手16は、フィ ルムテープ状に形成されているので、コップ本体の周壁の内面に沿って立ち上げ られた状態で、コップ本体内に他のコップを積層状に積み上げた際にも、引き剥 がし把手16と他のコップとが嵩張ることがない。尚、引き剥がし把手16は、 密封蓋14とともに一枚のアルミニウム薄板から一体的に形成されていても良い 。また、引き剥がし把手16の素材は、アルミニウムに限らず、その他の金属、 合金、紙、合成樹脂等、その他ある程度の強度を有するものであれば任意で良い 。
【0015】 湿気・酸化防止用保護材32は、図3に示すように、内ケース内壁に被着され 、収容空間24を外部の空気や湿気等から遮断し、飲食用成分含有物18を外部 と隔離状に密封閉鎖する。この実施形態において、密封蓋14自体が湿気・酸化 防止用保護材を兼用している。湿気・酸化防止用保護材32は、例えば、アルミ ニウム箔からなり、扁平状ケース体12の底壁20の内面と、周壁22の内面側 に被着される。アルミニウムは、通気性及び透水性がないとともに、耐食性が高 く、遮光性も有しており、長期間、飲食用成分含有物18の品質を保護し得る。 なお、湿気・酸化防止用保護材32は、アルミニウムに限らず、その他の金属、 合金、または合成樹脂等その他任意でよい。
【0016】 飲食用成分含有物18は、例えば、お湯や水等の飲用液に浸すことによって飲 食物を生成する。この実施形態において、飲食用成分含有物18は、図1、図2 に示すように、例えば、お茶やコーヒー、ジュース、スープ、その他の種々の飲 食物をフリーズドライ等により乾燥したものを粉体または粒体状にしたものから なり、扁平状ケース体12の収容空間24にバラのまま収容されており、お湯や 水等に浸すと溶けて飲食物を生成する。なお、飲食用成分含有物18は、上記し た乾燥させた粉体、粒体のものに限らず、液状、スラリー状、ペースト状、固形 状等、あるいは、煎茶、紅茶等の茶葉の粉末等をティーバッグに詰めたもの等、 その他任意の形態のものでもよい。
【0017】 内ケース10は、図5、図6に示すように、例えば市販の紙コップ本体26に 挿入し、底面に接着させて用いられる。コップ本体26は、通常下側にいくにつ れて断面円形を小さくして設けられている。コップ用内ケース10をコップ本体 26内部に挿入してコップ本体26の底壁28に扁平状ケース体12の底壁20 を接着して簡易コップ100が形成される。この接着に用いられる接着剤として は、前記した密封蓋14を接着したものより接着性の強いものを選択するとよい 。この接着作業は、例えば、コップ用内ケース10の底壁20またはコップ本体 26の底壁28に接着剤をつけて、コップ用内ケース10をコップ本体内に落と し込み状に配置させ、若干押圧するだけでよく、したがって、簡単に製造でき、 低コストで量産することが可能である。コップ用内ケース10をコップ本体26 内に装着した際には、引き剥がし把手16は、コップ本体26の周壁30の内面 に沿わせながら立ち上げて、その延長端部16bを上縁から外部に延在させる。 簡易コップ100を使用する際には、引き剥がし把手16の延長端部16bを摘 んで引き上げ状に牽引すると、扁平状ケース体12をコップ本体26の底壁28 に接着した状態で、密封蓋14が、引き剥がし把手16との接続部側からめくれ るように強制的に引き剥がされて離脱し、扁平状ケース体12上面側を開口して を露出させる。延長端部16bがコップ本体の上端から外部に延在されているの で、該延長端部16bを摘みやすく、引き剥がし動作を行いやすいとともに、コ ップ本体内に手を挿入しないので衛生的に使用できる。そして、簡易コップ10 0内にお湯や水等を注ぐと、飲食用成分含有物が溶けて飲食物を生成する。
【0018】 また、図7に示すように、簡易コップを収納する際には、引き剥がし把手16 がフィルムテープ状に設けられているので、簡易コップ100aの引き剥がし把 手16が、重ねられた簡易コップ100bの収容状態を邪魔することがなく、嵩 張りを抑えることができる。下側の簡易コップ100aのコップ用内ケース10 の密封蓋14を上側の簡易コップ100bの受け部として同簡易コップ100b の下端縁を当接させた状態で重ねられる。
【0019】 次に、図8、図9は、コップ用内ケース10の他の実施形態を示している。図 8に示すように、この実施形態では、扁平状ケース体12には、周壁22の上端 側に中央に開口34を形成するように周縁側から内側に向けて突出した受け縁3 6が形成されている。受け縁36は、中央に円形状の開口34を有するドーナツ 状に設けられており、扁平状ケース体12の上端側に一体的に固定されている。 密封蓋14は、扁平状ケース体12の受け縁36の開口34を塞ぐ大きさで設け られればよく、受け縁36の上面側に接着される。なお、この実施形態において も、湿気・酸化防止用保護材が、扁平状ケース体12の内壁及び受け縁36の下 面に被着されていても良い。また、図9に示すように、扁平状ケース体12の底 壁20がコップ本体26の底壁28よりも小さい面積で設けられ、扁平状ケース 体の周壁22とコップ本体内壁と、の間に間隙があってもよい。
【0020】 本考案の飲食用成分含有物を担持したコップ用の内ケース及びそれを備えた簡 易コップは、上記した実施形態に限定されるものでなく、実用新案登録請求の範 囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を加えてもよ い。例えば、扁平状ケース体自体がその収容空間を湿気・酸化防止し得る素材か ら形成されていてもよい。
【0021】
【考案の効果】
上記したように、本考案の飲食用成分含有物を担持したコップ用の内ケースは 、コップ本体内に挿入されてその底壁に接着される内ケースであり、開口を有し て内部に飲食用成分含有物を収容させる扁平状ケース体と、開口を密封閉鎖する 密封蓋と、を有し、さらに、該扁平状ケース体の密封蓋には、該扁平状ケース体 をコップ本体の底壁に接着した状態でコップ本体の上縁から外部に延長する延長 部を形成しうる程度の長さのフィルムテープ状の引き剥がし把手が密封蓋を強制 引き剥がし可能に接続されている構成としたことから、内ケースがコップ本体 と別体で製造されるので、内ケースの製造が簡単で、しかも低コストの量産が可 能である。内ケースのコップ本体への接着も簡単にできる。これにより、低 コストでの簡易コップの量産が実現でき、実用性が高い。さらに、飲食用成分 含有物を品質を保持しつつ腐敗菌の付着を防止し衛生的に保管できる。また、 引き剥がし把手により、コップ本体内の底壁に装着しても密封蓋の引き剥がし操 作も簡単にでき、コップ内に手を入れなくて済むので衛生的に使用できる。さ らに、引き剥がし把手がフィルムテープ状に形成されるので、コップを重ねた 際に、引き剥がし把手がコップと嵩張ることがなく、収納性を維持できる、等の 効果を奏し得る。
【0022】 また、扁平状ケース体がコップ本体の底壁全体とその立ち上がり内壁に略密着 嵌合し得る程度の大きさで構成されていることにより、内ケースのコップ本体内 へ所定位置への設置が容易にできるとともに、扁平状ケース体とコップ本体とを 強固に接着でき、密封蓋の強制引き剥がし動作の際に扁平状ケース体自体がコッ プ本体から離脱しにくく実用的に形成できる。また、扁平形状でも扁平状ケース 体の収容体積を確保でき、所要量の飲食用成分含有物を収納できる。
【0023】 また、扁平状ケース体が有底扁平円筒ケースからなり、さらに、密封蓋はその 円形開口全体を密封閉塞させる円形蓋体からなる構成とすることにより、内ケー スを極めて簡単に製造でき、低コストで量産できる。また、密封蓋を引き剥がし やすい構成とすることができる。
【0024】 また、内ケースの内壁には、湿気・酸化防止用保護材が被着されたことを特徴 とする構成とすることにより、飲食用成分含有物の品質低下を防止するとともに 、飲食用成分含有物への腐敗菌の付着等を防止し衛生的に保存し得る等の飲食用 成分含有物の保護性能を向上させる。
【0025】 また、本考案の簡易コップは、請求項1ないし4のいずれかに記載の内ケース をコップ本体内に挿入してその底壁に接着させフィルムテープ状の引き剥がし把 手の延長部をコップ本体の上縁から外部に延在させてなる構成とすることにより 、簡易コップの製造が簡単であり、低コストで量産することができる。さらに、 飲食用成分含有物を密封しているので、酸化したり湿気たりすることもなく、腐 敗菌等が付着することもないとともに、衛生的に品質を保持しつつ保管できる。 また、引き剥がし把手によって、密封蓋の引き剥がし操作が簡単にできるととも に、コップ本体内部に手を入れないので衛生的に使用することができる。また、 コップ収納時に嵩張ることないので収納性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態のコップ用内ケースの一
部切欠斜視図である。
【図2】第1実施形態のコップ用内ケースの密封蓋を離
脱させた状態の説明図である。
【図3】図1のコップ用内ケースの縦断面説明図であ
る。
【図4】密封蓋の側面一部拡大図である。
【図5】簡易コップの実施形態の斜視説明図である。
【図6】図5の簡易コップの縦断面説明図である。
【図7】図5の簡易コップを積み重ねた状態の説明図で
ある。
【図8】本考案のコップ用内ケースの上端側に受け縁を
設けた実施形態の斜視説明図である。
【図9】本考案のコップ用内ケースをコップ本体の底壁
より小さい大きさで設けた実施形態の斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
10 コップ用内ケース 12 扁平状ケース体 14 密封蓋 16 引き剥がし把手 26 コップ本体 32 湿気・酸化防止用保護材 34 開口 100 簡易コップ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コップ本体内に挿入されてその底壁に接
    着される内ケースであり、 開口を有して内部に飲食用成分含有物を収容させる扁平
    状ケース体と、 開口を密封閉鎖する密封蓋と、を有し、 さらに、該扁平状ケース体の密封蓋には、該扁平状ケー
    ス体をコップ本体の底壁に接着した状態でコップ本体の
    上縁から外部に延長する延長部を形成しうる程度の長さ
    のフィルムテープ状の引き剥がし把手が密封蓋を強制引
    き剥がし可能に接続されていることを特徴とする飲食用
    成分含有物を担持したコップ用の内ケース。
  2. 【請求項2】 扁平状ケース体がコップ本体の底壁全体
    とその立ち上がり内壁に略密着嵌合し得る程度の大きさ
    で構成されている請求項1記載の飲食用成分含有物を担
    持したコップ用の内ケース。
  3. 【請求項3】 扁平状ケース体が有底扁平円筒ケースか
    らなり、さらに、密封蓋はその円形開口全体を密封閉塞
    させる円形蓋体からなる請求項1または2記載の飲食用
    成分含有物を担持したコップ用の内ケース。
  4. 【請求項4】 内ケースの内壁には、湿気・酸化防止用
    保護材が被着されたことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の飲食用成分含有物を担持したコップ
    用の内ケース。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の内
    ケースをコップ本体内に挿入してその底壁に接着させフ
    ィルムテープ状の引き剥がし把手の延長部をコップ本体
    の上縁から外部に延在させてなる簡易コップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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