JP3094220B2 - 袋用封止具 - Google Patents

袋用封止具

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JP3094220B2 JP10341564A JP34156498A JP3094220B2 JP 3094220 B2 JP3094220 B2 JP 3094220B2 JP 10341564 A JP10341564 A JP 10341564A JP 34156498 A JP34156498 A JP 34156498A JP 3094220 B2 JP3094220 B2 JP 3094220B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D33/00Details of, or accessories for, sacks or bags
    • B65D33/16End- or aperture-closing arrangements or devices
    • B65D33/1658Elements for flattening or folding the mouth portion
    • B65D33/1666Slitted tubes with or without a core; U-shaped clips made of one piece

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は袋用封止具、特
に、プラスチックフィルム製の袋体の開口部を封止する
封止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルム製の袋体(4) の開
口部(40)を封止する封止具として、実開昭63−137
740号公報に示すものが考案されている。このもの
は、図10に示すように、長手方向全域に凹溝(30)が形
成された受け杆(3) と、凹溝(30)に嵌入させる棒状の押
え杆(31)とからなり、両者は、一端で回動自在に軸支さ
れている。
【0003】このものでは、押え杆(31)を受け杆(3) か
ら離反する方向に回動させ、その間に、食品等を収容し
た前記袋体(4) の開口部(40)に沿った近傍部分を位置さ
せ、押え杆(31)を受け杆(3) 側に再度回動させるととも
に凹溝(30)内に嵌め込む。押え杆(31)を凹溝(30)内に強
制的に嵌め込むことにより、前記袋体(4) の開口部(40)
に沿った前記部分は、受け杆(3) と押え杆(31)とで挟圧
され、袋体(4) は前記食品等を収容した状態で密封され
ることとなる。
【0004】受け杆(3) 、押え杆(31)及び袋体(4) を冷
凍処理及び電子レンジによる加熱処理可能な材質により
構成しておくことにより、袋体(4) 内に食品等を収容
し、受け杆(3) と押え杆(31)とで密封した状態のまま、
冷凍保存や加熱調理することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の封
止具では、受け杆(3) の凹溝(30)内に袋体(4) を介して
押え杆(31)を嵌め込んでいるだけであるから、袋体(4)
の厚みによっては、押え杆(31)が凹溝(30)から自然に浮
き上がって抜けてしまうことがある。この押え杆(31)の
凹溝(30)からの抜け落ちを防止するために、前記考案の
ものでは、受け杆(3) の他端に、凹溝(30)内に嵌め込ま
れた押え杆(31)を抜止め状態に維持する係止部材(32)が
設けられている。受け杆(3) と押え杆(31)とは、一端に
おいて軸支されているとともに他端において係止部材(3
2)によって係止されることから、両端においては、押え
杆(31)の凹溝(30)からの不用意な浮き上がりは防止でき
る。しかしながら、中央部分においては、前記浮き上が
りを防止するための手段が何ら設けられていないため、
押え杆(31)は、袋体(4) の厚みによって、中央部分が僅
かに湾曲させられて凹溝(30)から浮き上がることとな
る。このため、袋体(4)の密封性が悪くなり、袋体(4)
の内部に収容した食品の保存性が損なわれるという問題
がある。
【0006】本発明は、『棒状の押え杆と、前記押え杆
が嵌入される凹溝が長手方向全域に渡って形成されてい
る断面略U字状の受け杆とからなる袋用封止具』におい
て、前記押え杆を袋体を介して前記凹溝内に嵌入させた
ときの前記袋体の開口部の密封性を高めるようにするこ
とを課題とする。 <1項>
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために講じた本発明の解決手段は、『前記押え杆は、相
互に対称な円弧状部を備えるとともに長径と短径とを具
備する断面形状を有し、前記凹溝の対向側壁間の距離
は、前記押え杆の前記円弧状部を袋体を介して前記対向
側壁に内接させる寸法に設定され、前記凹溝内の開放端
部には前記押え杆を抜止め状態に押えるための突出片が
前記凹溝の長手方向に沿って内向きに突出形成され、前
記凹溝の幅方向における前記突出片間の距離は、前記押
え杆の長径よりも小さく且短径側の最大幅よりも大きく
設定し、前記押え杆の一端に把手部を設けるとともに、
他端には球体を設け、前記球体と前記対向側壁の端部と
を球面対偶させた』ことである。
【0008】前記押え杆の断面形状は、例えば、円の一
部を直線又は曲線によって切り欠いたような形状とす
る。この場合、切り欠いた部分の両側に円弧状部が対称
に位置するとともに、前記円弧状部間の距離(円の直
径)が長径となり、切り欠いた部分の中心と円の中心を
通る前記断面形状の幅長さが短径となる。尚、短径側の
最大幅とは、前記短径に平行な径方向の幅のうち、最も
長い部分を示しており、例えば、図2に示すように、円
に曲線による凹部が1つ形成された断面形状の場合で
は、前記凹部と対称な位置にある円弧の頂部から前記凹
部の両端までの距離(L2)を示す。従って、前記押え杆が
円を直線によって切り欠かれた断面形状の場合では、押
え杆の短径と、短径側の最大幅とは同一長さを示すこと
となる。
【0009】凹溝の対向側壁間の距離は、前記押え杆の
前記円弧状部を袋体を介して内接させる寸法、言い換え
れば、前記押え杆の長径に略一致する長さに設定されて
いることとなる。又、受け杆に形成される凹溝は、必ず
しも円弧状断面を有する必要はなく、前記押え杆が外接
状態で回転可能な断面形状であれば良い。
【0010】上記解決手段は次のように作用する。受け
杆に形成された前記突出片間の距離は、押え杆の前記短
径側の最大幅よりも大きく設定されているから、前記押
え杆の短径が前記凹溝の対向側壁に対して直角に位置す
るように押え杆の姿勢を設定すれば、押え杆は受け杆の
凹溝内に容易に収容させることができる。収容後に、前
記押え杆の長径が前記凹溝の対向側壁に対して直角に位
置するように、前記押え杆を凹溝内で所定角度回転させ
る。前記対向側壁間の距離は前記押え杆の長径に略一致
するように設定されていることから、前記押え杆と受け
杆との間に介在させた袋体は、前記押え杆の円弧状部と
受け杆の凹溝の対向側壁との間で挟圧される態様とな
る。又、この状態において、押え杆は前記突出片によっ
て抜止め状態に押えられることとなるから、この突出片
と押え杆との間でも前記袋体は挟圧されることとなる。
これが封止具の「閉」の状態であり、前記押え杆と、前
記凹溝の対向側壁及び突出片とによって部分的に挟圧さ
れた状態の袋体は、密封状態を維持することができる。
【0011】前記袋体を開放するには、前記押え杆を再
度所定角度回転させて、前記短径を凹溝の対向側壁間に
直角に位置させて「開」の状態とすれば、前記押え杆は
容易に受け杆から抜き取ることができる。また、前記押
え杆の一端に把手部を設けるとともに、他端には球体を
設け、前記球体と前記対向側壁の端部とを球面対偶させ
たことで、前記押え杆の球体を受け杆に球面対偶させて
おくことにより両者を一体にしておくことができ、不使
用時に押え杆及び受け杆のいずれかが紛失する不都合を
防止することができる。両者は、球面対偶状態に結合さ
れているから、押え杆と受け杆に対して接離両方向に回
動自在であるとともに凹溝内に収容された押え杆は回転
自在である。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。押え杆と受け杆との間に袋体を介在さ
せるとともに前記押え杆を所定姿勢で凹溝内に嵌め込ん
で所定角度回転させると、前記押え杆は、前記袋体を介
して、凹溝の対向側壁によって両側から押圧されるとと
もに突出片によって凹溝内で抜止め状態に収容されるこ
ととなるから、押え杆と凹溝との間に肉厚のある袋体が
介在された場合でも使用中に前記押え杆が凹溝から不用
意に浮き上がることがなく、袋体の密封性は確実に確保
することができる。又、前記突出片を前記凹溝内の長手
方向に沿った広範囲に形成しても、前記押え杆の姿勢を
変えることにより封止具を容易に開閉することができる
ので、封止具の操作性が向上する。また、前記押え杆の
球体を受け杆に球面対偶させて結合されているから、押
え杆と受け杆に対して接離両方向に回動自在であるとと
もに凹溝内に収容された押え杆は回転自在である。
【0013】<2項> また、『前記押え杆は、相互に対称な円弧状部を備える
とともに長径と短径とを具備する断面形状を有し、前記
凹溝の対向側壁間の距離は、前記押え杆の前記円弧状部
を袋体を介して前記対向側壁に内接させる寸法に設定さ
れ、前記凹溝内の開放端部には前記押え杆を抜止め状態
に押えるための突出片が前記凹溝の長手方向に沿って内
向きに突出形成され、前記凹溝の幅方向における前記突
出片間の距離は、前記押え杆の長径よりも小さく且短径
側の最大幅よりも大きく設定し、前記押え杆の一端に把
手部を設け、前記受け杆の一端に、前記押え杆の他端を
回転自在に軸支する軸受部を設け、前記軸受部は、前記
押え杆が前記凹溝に対して接離可能となるように前記受
け杆の前記一端に回動自在に連結させた』ものも、押え
杆を回転自在に連結した上で、前記接離方向に回動自在
となり、前記同様な効果がある。 <3項> 上記1項又は2項において、『前記突出片は前記受け杆
の両端近傍及び中央部に部分的に設けた』ものでは、突
出片は凹溝の開放端部に部分的に設けられているから、
押え杆を凹溝内で回転させる際に、押え杆と突出片との
接触面積が少なくなり、その分、摩擦係数が低くなるの
で、凹溝内で回転させ易くなる。凹溝内に収容させた押
え杆は、その両端近傍及び中央部において、突出片によ
って押えられるから、突出片を部分的に設ける構成とし
ても、前記押え杆が不用意に浮き上がることはなく、前
記袋体の密封性が損なわれることはない。 <4項> 前記1項から3項において、『前記押え杆は、その断面
形状が円の中心に対して対称に位置する2か所を切り欠
いた小判形とした』ものでは、前記受け杆の短径側の最
大幅がさらに小さくなるから、凹溝内に押え杆をより一
層収容し易くなる。又、「閉」状態とした場合、凹溝の
底部と押え杆との間に切欠部分に相当する隙間が生じる
こととなるが、前記押え杆が凹溝の対向側壁と突出片と
によって押圧された状態は変わらないから、袋内の密封
性に支承はない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図示例と共に説明する。図1に示すものは、本発明の参
考例の押え杆(1) と受け杆(2) との分解斜視図であり、
押え杆(1) は、図2に示すように、円の表面の一部に浅
い円弧状の切欠部(10)が形成された断面形状を有する棒
状体であり、長手方向の両端には、板状の把手部(11)が
それぞれ突設されている。
【0015】受け杆(2) は、押え杆(1) の把手部(11)を
除いた長辺長さに略一致する長さを有するとともに、長
手方向全域に渡ってその両端に開放する凹溝(20)が形成
された断面略U字状体である。凹溝(20)の対向側壁(23)
間の距離は、切欠部(10)が形成されていない側の前記押
え杆(1) の幅(L1)(押え杆(1) の断面の長径に相当す
る)に略一致させるとともに、凹溝(20)の長手方向に沿
った開放端部の、両端近傍域と中央域の3カ所に、相互
に近接する方向に突出する突出片(21)が廂状にそれぞれ
形成されている。対向する突出片(21)間の距離は、切欠
部(10)が形成されている側(短径側)の前記押え杆(1)
の幅(L2)よりも大きく設定されており、突出片(21)の下
面から、凹溝(20)の底部(22)にかけては、押え杆(1) の
前記円弧に略一致する断面円弧状に形成されており、そ
の高さは押え杆(1) の前記短径側の幅(L2)よりも小さく
設定されている。
【0016】この押え杆(1) と受け杆(2) を用いて、袋
体(4) の開放部(40)の近傍部分を封止するには、図1の
二点鎖線に示すように、受け杆(2) の凹溝(20)と、押え
杆(1) との間に、袋体(4) の開放部(40)近傍部分を介在
させ、切欠部(10)を前記突出片(21)のどちらか一方側に
対向させた姿勢で、押え杆(1) を受け杆(2) の凹溝(20)
内に収容させる。対向する突出片(21)間の距離は、切欠
部(10)が形成されている短径側の押え杆(1) の幅(L2)よ
りも大きく設定されているから、図2に示すように、押
え杆(1) は前記姿勢において凹溝(20)内に容易に収容す
ることができ、押え杆(1) の一方の円弧状構成壁(17)は
凹溝(20)内の底部(22)に支持されるとともに把手部(11)
は押え杆(1) の両端から垂直に上方に突出する態様とな
る。
【0017】この状態から、把手部(11)を図2の矢印の
方向に回動させて、押え杆(1) を凹溝(20)内で90度回
転させる。すると、押え杆(1) は凹溝(20)の底部(22)の
円弧状面に沿って回転し、図3及び図4に示すように、
切欠部(10)が凹溝(20)の長手方向に沿った開放部から露
出する態様となる。この状態において、押え杆(1) の前
記断面円弧状構成壁(17)は、凹溝(20)の対向側壁(23)に
内接するとともに、突出片(21)の断面円弧状下面と底部
(22)とによって上下から部分的に押圧され、押え杆(1)
は受け杆(2) の凹溝(20)内に、袋体(4) を介在した状態
で、抜止め状態に略密嵌状態に収容されることとなる。
これにより、袋体(4) は押え杆(1) と、受け杆(2) の凹
溝(20)の間で挟圧され、開放部(40)は密封状態に封止さ
れることとなる。
【0018】図5に示すように、袋体(4) の開放部(40)
近傍域を予め二つ折りにした状態で、押え杆(1) と受け
杆(2) とに挟圧させれば、より一層確実に袋体(4) 内を
密封状態に封止することができる。この場合、押え杆
(1) と凹溝(20)との間には、袋体(4) を構成するシート
が合計4枚分挟持される態様となるが、凹溝(20)の長手
方向における両端近傍域と中央域が、突出片(21)によっ
て抜止め状態に押えられる構成となっているから、押え
杆(1) と凹溝(20)との間に介在させるシートの厚みが大
きくても、押え杆(1) が凹溝(20)から不用意に浮き上が
ったり抜け落ちたりする不都合はない。
【0019】図6に示すものは、押え杆(1) の他の例の
説明図であり、切欠部(10)を押え杆(1) の中心に対して
対称な2か所に形成したものである。この場合、押え杆
(1)を凹溝(20)内に収容すると共に90度回転させる
と、凹溝(20)の底部(22)側にも、押え杆(1) の切欠部(1
0)が対向することとなり、袋体(4) は底部(22)側では挟
圧されない態様となるが、押え杆(1) の断面円弧状構成
壁(17)は、凹溝(20)の対向側壁(23)に押圧状態に内接す
る態様となっているから、袋体(4) の密封性が損なわれ
ることはない。
【0020】図7に示すものは、本発明の実施の形態の
押え杆(1) と受け杆(2) との分解斜視図である。このも
のでは、押え杆(1) は、円の中心に対して対称に位置す
る2か所が直線に沿って切り欠かれた断面略小判形の棒
状体に構成されており、その長手方向の一端には、把手
部(11)が形成されているとともに、他端には、球状の軸
支部(12)が形成されている。
【0021】受け杆(2) の凹溝(20)には、前記参考例と
同様に、断面円弧状の対向側壁(23)と底部(22)さらには
突出片(21)が形成されているとともにその長手方向にお
ける一端の対向側壁(23)を球状に削ることにより、前記
球状の軸支部(12)が球面対偶可能な曲面部(24)が形成さ
れているとともに曲面部(24)間に位置する底部(22)には
曲面部(24)の基端部に連続する態様で丸孔(25)が形成さ
れている。曲面部(24)の上方域における対向側壁(23)間
の距離は前記軸支部(12)の直径よりも小さく設定されて
いるとともに、曲面部(24)間の距離は前記軸支部(12)の
直径に略一致するように設定されている。よって、軸支
部(12)を前記対向側壁(23)間に強制的に嵌め込むことに
より、曲面部(24)及び丸孔(25)の間で球面対偶状態に且
抜止め状態に軸支されることとなる。
【0022】押え杆(1) の断面形状は上記したとおりで
あるから、押え杆(1) の長手方向に沿った両側には、平
面部(13)がそれぞれ形成されることとなる。このもので
は、軸支部(12)を曲面部(24)間に強制的に嵌め込むとと
もに、平面部(13)が突出片(21)に対向するように押え杆
(1) の姿勢を調節し、その姿勢を保ったまま、押え杆
(1) を受け杆(2) 側へ回動させるとともに凹溝(20)内に
嵌め込む。そして、把手部(11)を捻って、押え杆(1) を
凹溝(20)内で回転させる。
【0023】軸支部(12)は、受け杆(2) の一端に球面対
偶状態に軸支されているから、軸支部(12)は曲面部(24)
間で回転自在であり、押え杆(1) は、上記参考例と同様
に、受け杆(2) の凹溝(20)内で回転させられて、押え杆
(1) の断面円弧状構成壁(17)が凹溝(20)の対向側壁(23)
及び突出片(21)によって押圧された状態に収容されるこ
ととなる。
【0024】特に、この実施の形態のものでは、把手部
(11)の近傍に位置する押え杆(1) の断面円弧状構成壁(1
7)に係合突起(14)を外方に突出するように形成したか
ら、押え杆(1) を凹溝(20)内に嵌め込んだ時に、係合突
起(14)に対応する受け杆(2) の底部(22)には、係合突起
(14)が丁度嵌り込む溝部(26)が形成されているととも
に、押え杆(1) を回転させて「閉」の状態にした時に
は、係合突起(14)が係合する凸部(27)が受け杆(2) の対
向側壁(23)の一端近傍に設けられてある。これにより、
押え杆(1) を受け杆(2) の凹溝(20)内で所定方向に回転
させて「閉」の状態にしたとき、押え杆(1) は、受け杆
(2) の突出片(21)によって抜止め状態に押えられると同
時に、凸部(27)が係合突起(14)に係合するストッパーと
して機能することとなり、押え杆(1) の凹溝(20)内での
抜止めはより一層確実なものとなる。
【0025】又、不使用時においても、軸支部(12)を受
け杆(2) の一端に軸支しておくことにより、押え杆(1)
と受け杆(2) とは連結された状態を維持することができ
るので、押え杆(1) 又は受け杆(2) の一方が紛失する不
都合を防止することができる。押え杆(1) の一端を受け
杆(2) の一端に軸支する構成のものとしては、図9に示
すような構成のものも採用可能である。
【0026】このものでは、押え杆(1) の一端に、先端
に断面略三角形状の係合突起(15a)が形成された円柱形
の差し込み軸(15)が形成されており、差し込み軸(15)に
は長手方向に沿って切り込みが形成されていることによ
り、その直径は収縮自在となっている。受け杆(2) の一
端には、差し込み軸(15)を差し込むことにより、係合突
起(15a) がワンウェイ係合する軸孔(28)が形成されてい
る軸受部(29)が、ヒンジ部(5) を介して連結された構成
となっている。
【0027】軸受部(29)の軸孔(28)に差し込み軸(15)を
押し込むと、差し込み軸(15)は、ワンウェイ係合するこ
とにより、抜止め状態に保持されて、押え杆(1) と受け
杆(2) とが一体となる。軸受部(29)は、受け杆(2) にヒ
ンジ部(5) を介して取り付けられているから、受け杆
(2) に対して揺動自在である上に、差し込み軸(15)は円
柱形により形成されているから、軸孔(28)内で回転自在
である。これにより、押え杆(1) は、上記実施の形態の
場合と同様に、受け杆(2) 側に回動させて凹溝(20)内に
嵌入されるとともに凹溝(20)内で回転可能となる。
【0028】尚、上記各実施の形態のものでは、突出片
(21)は、凹溝の(20)の長手方向に沿った開放端部から相
互に近接するように突出させた構成としたが、突出片(2
1)は、相互に対向する位置に設ける必要はなく、例え
ば、千鳥状に設ける構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例の押え杆と受け杆との分解斜視
図。
【図2】本発明の参考例の押え杆を受け杆の凹溝内に収
容した状態を示す断面図。
【図3】本発明の参考例の封止具の使用状態を示す平面
図。
【図4】図3のX−X断面図。
【図5】本発明の参考例の押え杆と受け杆との間に介在
させる袋体の折り曲げ状態の他の例を示す説明図。
【図6】他の例の押え杆を受け杆に嵌め込んだ状態を示
す断面図。
【図7】本発明の実施の形態の押え杆と受け杆との分解
斜視図。
【図8】本発明の実施の形態の押え杆を受け杆に嵌め込
んだ状態における図7のY−Y断面図。
【図9】本発明の他の実施の形態の押え杆と受け杆との
分解斜視図。
【図10】従来の封止具の説明図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・押え杆 (17)・・・・・円弧状部 (2) ・・・・・受け杆 (20)・・・・・凹溝 (21)・・・・・突出片 (23)・・・・・対向側壁 (4) ・・・・・袋体 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の押え杆と、前記押え杆が嵌入され
    る凹溝が長手方向全域に渡って形成されている断面略U
    字状の受け杆とからなる袋用封止具において、 前記押え杆は、相互に対称な円弧状部を備えるとともに
    長径と短径とを具備する断面形状を有し、 前記凹溝の対向側壁間の距離は、前記押え杆の前記円弧
    状部を袋体を介して前記対向側壁に内接させる寸法に設
    定され、 前記凹溝内の開放端部には前記押え杆を抜止め状態に押
    えるための突出片が前記凹溝の長手方向に沿って内向き
    に突出形成され、 前記凹溝の幅方向における前記突出片間の距離は、前記
    押え杆の長径よりも小さく且短径側の最大幅よりも大き
    く設定し、 前記押え杆の一端に把手部を設けるとともに、他端には
    球体を設け、前記球体と前記対向側壁の端部とを球面対
    偶させたことを特徴とする袋用封止具。
  2. 【請求項2】 棒状の押え杆と、前記押え杆が嵌入され
    る凹溝が長手方向全域に渡って形成されている断面略U
    字状の受け杆とからなる袋用封止具において、 前記押え杆は、相互に対称な円弧状部を備えるとともに
    長径と短径とを具備する断面形状を有し、 前記凹溝の対向側壁間の距離は、前記押え杆の前記円弧
    状部を袋体を介して前記対向側壁に内接させる寸法に設
    定され、 前記凹溝内の開放端部には前記押え杆を抜止め状態に押
    えるための突出片が前記凹溝の長手方向に沿って内向き
    に突出形成され、 前記凹溝の幅方向における前記突出片間の距離は、前記
    押え杆の長径よりも小さく且短径側の最大幅よりも大き
    く設定し、 前記押え杆の一端に把手部を設け、前記受け杆の一端
    に、前記押え杆の他端を回転自在に軸支する軸受部を設
    け、前記軸受部は、前記押え杆が前記凹溝に対して接離
    可能となるように前記受け杆の前記一端に回動自在に連
    結させたことを特徴とする袋用封止具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の袋用封止具にお
    いて、前記突出片は前記受け杆の両端近傍及び中央部に
    部分的に設けた袋用封止具。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の袋用
    封止具において、前記押え杆は、その断面形状が円の中
    心に対して対称に位置する2か所が切り欠かれた小判形
    である袋用封止具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7787955B2 (en) 2004-06-09 2010-08-31 Ito Co., Ltd. Muscle training apparatus and control method therefor
KR101828266B1 (ko) * 2016-08-31 2018-02-12 주식회사 셀로긴 생체전기 세기의 전원을 공급하는 전원공급장치

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US7787955B2 (en) 2004-06-09 2010-08-31 Ito Co., Ltd. Muscle training apparatus and control method therefor
KR101828266B1 (ko) * 2016-08-31 2018-02-12 주식회사 셀로긴 생체전기 세기의 전원을 공급하는 전원공급장치

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