JP3094200U - 集音および消音機構を備えた三線 - Google Patents

集音および消音機構を備えた三線

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JP3094200U JP2002007398U JP2002007398U JP3094200U JP 3094200 U JP3094200 U JP 3094200U JP 2002007398 U JP2002007398 U JP 2002007398U JP 2002007398 U JP2002007398 U JP 2002007398U JP 3094200 U JP3094200 U JP 3094200U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この考案は三線の弦から発せられた振動を共振
し音を拡大させる共振部における振動を集音し、同時に
共振部の振動を削減させることにより消音機構を奏し、
振動受容部により集音された音を、チューブを通してイ
ヤホンへ伝え、音量調節コックにより任意に音の大小、
消音を調節でき、かつ集音された音をイヤホンにより聞
きながら演奏の練習を行うことができる集音および消音
機構を備えた三線に関するものである。 【解決手段】胴(1)を貫通する竿(2)の共振部
(3)側側面において、弦(4)より発せられ、共振部
(3)に伝えられた振動である音を集音し、同時に共振
部(3)の共振を削減させる振動受容部(5)を設け、
差込軸(7)の挿入により振動受容部(5)が上昇し、
共振部(3)と密接することにより、集音及び消音効果
を奏することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は三線の弦から発せられた振動を共振し音を拡大させる共振部におけ る振動を集音し、同時に共振部の振動を削減させることにより消音機構を奏し、 振動受容部により集音された音を、チューブを通してイヤホンへ伝え、音量調節 コックにより任意に音の大小、消音を調節でき、かつ集音された音をイヤホンに より聞きながら演奏の練習を行うことができる三線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、実用新案登録第3072681号の図3のように、消音器具を弦と共動 部の間に挟みこんで、弦の振動を三線の共振部に伝えなくし、また共振部におけ る振動を削減させて消音効果を計るものや、実用新案登録第3072681号の ように、消音効果と同時に任意に音量を調節できるものもあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の減音器具は、簡易に消音や任意に音を調節できるという利点が確認された が、減音器具を稽古場以外の、例えば団地やマンション、アパートでの住宅密集 地等で演奏の練習を行う場合を想定して、常時携帯しなければならない、という 演奏者への心理的負担が大きかった。
【0004】 また、任意に消音や減音を行えてもとりわけ上述のように音が小さくては演奏者 が自己の演奏の音を聞き取ることが困難となっていた。
【0005】 また、弦と共振部が減音器具に挟み込まれるため、実際に減音器具なしで演奏 したときと発せられる音が異なり、演奏時のリズムに合わせて種々の歌うタイミ ングや三線から発せられる音を聞きながら、独自の声の音階調節が要求される三 線演奏にとって、自己の演奏した音が聞きづらく、またその音が本来の演奏の音 と異なる状態では、集合住宅地に住まいのある、演奏上達を目指す稽古者にとっ て心理的負担が大きく、消音・減音改善の要求の声が強かった。 本考案は、これらの要求をうけとめ、より良く改善するためになされたものであ る。
【課題を解決するための手段】
直径25mm以上の椀状で、集音効果のある振動受容部(5)、好ましくは治 療用の聴診器に、鋼を材料とした長さ110mmから130mm、幅10mmから 25mm、厚み0.7mmから0.3mmの板状材料の一端を接着剤等で振動受容部 (5)に固着させる。
【0006】 さらに、上述の板状材料の振動受容部(5)を固着した反対側の面に、差込軸( 7)の挿入にあわせて連動し、振動受容部を上昇または下降させるための、プラ スチック、木材、金属を材料とした軸受部(6)を固着させる。この軸受部(6 )は一辺の長さが10mmから25mmで、厚みが5mmから15mmとする。
【0007】 上述の板状材料のもう片方の端部を、振動受容部(5)の円部分の中心が竿( 2)の最先端より600mmの位置になるように、胴(1)と竿(2)にはさみ こんで調節し、固定させる。
【0008】 竿(2)の下端部が胴(1)より突き出る部分において、上述の差込軸(7)を 挿入するための挿入口を設ける。この挿入口は直径3mmから7mmとし、軸受部 (6)下に貫通口の出口が設けられるように穴あけ加工を行う。
【0009】 また、上述の差込軸(7)は、プラスチック、木材、金属を材料とし、直径は3 mmから7mm、長さは100mm以上で、円柱形態が好ましい。この差込軸( 7)が軸受部(6)へ挿入されることにより、振動受容部(5)が押し上げられ 、振動受容部(5)の集音部分が共振部(3)に密接することが可能となる。
【0010】 また、振動受容部(5)には、共振部(3)より集音された音をイヤホン(11 )へ移送するためのチューブ(9)を設ける。胴(1)より突出したチューブに は、音を調節するための音量調節コック(10)を設け、任意にイヤホン(11 )へ転送される音量を調節できるようにする。
【0011】 イヤホン(11)の端部は両方の耳に装着する方法もあるが、その一端を短く切 断し、マイクの代用として、演奏者の声を共振部(3)から振動受容部(5)に 集められた音とともにイヤホン(11)へ転送させる方法もある。
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について説明する。
【0012】 直径25mmの聴診器に、鋼を材料とした長さ120mm、幅20mm、厚み0 .5mmの板状材料の一端を接着剤等で振動受容部(5)に固着させる。
【0013】 さらに、上述の板状材料の振動受容部(5)を固着した反対側の面に、木材を材 料とした一辺の長さが20mmの正方形で、厚みが10mmの軸受部(6)を接着剤 により固着させる。
【0014】 上述の板状材料のもう片方の端部を、振動受容部(5)の円部分の中心が竿( 2)の最先端より600mmの位置になるように、胴(1)と竿(2)にはさみ こんで調節し、固定させる。
【0015】 竿(2)の下端部が胴(1)より突き出る部分において、上述の差込軸(7)を 挿入するための挿入口を設ける。この挿入口は直径5.1mmの円形とし、軸受 部(6)下に貫通口の出口が設けられるように穴あけ加工を行う。
【0016】 また、上述の差込軸(7)には、木材を材料とした、直径5mm、長さは100 mm、の円柱形態のものを使用した。
【0017】 振動受容部(5)には、共振部(3)より集音された音をイヤホン(11)へ移 送するためのチューブ(9)を設ける。胴(1)より突出したチューブには、音 を調節するための音量調節コック(10)を設け、音量調節コック(10)の片 側にはイヤホン(11)を接続させた。
【0018】 上述の差込軸(7)を軸受部(6)に向かって差し込むようにする。この動作に より振動受容部(5)が上昇し、共振部(3)に振動受容部(5)が密接する。 この状態で音量調節コック(10)を開いた状態にして演奏を行ったところ、三 線より発せられる音が消音し、イヤホン(11)からは本考案の機構をなしに演 奏した時と変わらない音がイヤホン(11)から聞き取れた。
【0019】 一通り演奏の練習を終えた後、差込軸(7)を引き抜くように移動させ、共振部 (3)と振動受容部(5)を密着状態から解除し、振動受容部(5)を下降させ 、音量調節コック(10)からイヤホン(11)をはずして演奏を行ったところ 、共振部(3)より本機構がなかったときと同様の音が発生した。
【発明の効果】
以上のように、本考案の集音および消音機構を備えた三線を用いることにより、 本考案の機構を用いずに演奏した時の演奏音を損なうこと無くイヤホンにより聞 き取ることができ、消音効果により演奏時の音が周りにもれることを気にするこ と無く演奏の練習を行うことができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】差込軸を挿入した状態の胴内部における本考案
の側面図である。
【図2】差込軸を引き抜いた状態の胴内部における本考
案の側面図である
【図3】本考案を備えた三線の外観図である。
【符号の説明】
1 胴 2 竿 3 共振部 4 弦 5 振動受容部 6 軸受部 7 差込軸 8 ばね機構部 9 チューブ 10 音量調節コック 11 イヤホン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴(1)を貫通する竿(2)の共振部
    (3)側側面において、弦(4)より発せられ、共振部
    (3)に伝えられた振動である音を集音し、同時に共振
    部(3)の共振を削減させる振動受容部(5)を備え
    た、集音および消音機構を備えた三線。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の振動受容部(5)は、差
    込軸(7)の挿入により、振動受容部(5)と連動する
    軸受部(6)と、一端を振動受容部(5)に固着し、一
    端を竿(2)と胴(1)にはさみこまれたばね機構部
    (8)から構成され、差込軸(7)を挿入することによ
    り、振動受容部(5)が上昇し、共振部(3)と接した
    り離れたりすることが可能な集音および消音機構を備え
    た三線。
  3. 【請求項3】請求項1および2に記載の振動受容部
    (5)は、振動受容部(5)より集音された音を伝達す
    るチューブ(9)と、音量調節コック(10)、音量調
    節コック(10)に任意に接続可能なイヤホン(11)
    から構成される、集音および消音機構を備えた三線。
  4. 【請求項4】請求項1から3に記載の集音および消音機
    構を備えた三線。
JP2002007398U 2002-11-21 2002-11-21 集音および消音機構を備えた三線 Expired - Lifetime JP3094200U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0568400U (ja) * 1991-12-27 1993-09-17 東京シート株式会社 シート表皮の縁取り構造
CN105513573A (zh) * 2016-01-17 2016-04-20 罗洋洋 便于电贝司夜间练习使用的分体式下弦枕

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JPH0568400U (ja) * 1991-12-27 1993-09-17 東京シート株式会社 シート表皮の縁取り構造
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