JP3094043B2 - 押出し機の口金部構造 - Google Patents

押出し機の口金部構造

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JP3094043B2
JP3094043B2 JP03302846A JP30284691A JP3094043B2 JP 3094043 B2 JP3094043 B2 JP 3094043B2 JP 03302846 A JP03302846 A JP 03302846A JP 30284691 A JP30284691 A JP 30284691A JP 3094043 B2 JP3094043 B2 JP 3094043B2
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rubber
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佐藤  進
浩 戸上
利昭 山口
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴム成形品を成形する押
出し機の口金部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】押出し機により連続的に押出し成形され
る成形品の中でも、特に図3に示すようにゴム材1の外
表面に部分的に又は全体的に樹脂材2の被覆層を形成し
て、成形品の表面摩擦係数を小さくしたり、装飾効果を
高めたりしたものが知られている。このようなゴム材1
と表面の樹脂材2とからなる2層構造のゴム成形品を得
る場合、押出し機の口金部分で未加硫ゴム材と溶融樹脂
材とを同時に押出したのでは材料温度差が大きく、つま
り、ゴム材よりも溶融樹脂材の温度が著しく高いため
に、口金全体が高温となって、ゴム材が口金部分を通過
した際に、該口金部分と接触した部分に焼けを生じてし
まうため、このような同時押出しは実際には不可能であ
る。
【0003】そこで、通常はゴム成形品素材を押出し成
形して加硫した後に、その所要部位に樹脂材をコーティ
ングあるいは接着して形成するようにしている(実開昭
55−58415号公報,実開昭63−40253号公
報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにゴム成形
品の成形後に、2次的に樹脂材層を形成するのでは、多
工程に亘るためそれだけコストアップを余儀なくされて
しまう。
【0005】そこで、本発明はゴム材に部分的に加硫を
生じたり、焼けを生じることなく、ゴム材と樹脂材とを
同時押出しすることができて、表面に樹脂材層を有する
ゴム成形品を連続的に得ることができる押出し機の口金
部構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】未加硫のゴム材を押出す
押出し機の端部に該ゴム材を所定の成形品形状に成形す
るゴム用口金を装着すると共に、該ゴム用口金の端面に
ゴム用口金から押出された成形品素材の表面に溶融樹脂
材を押出し、被覆する樹脂用口金を接続すると共に、こ
れらゴム用口金と樹脂用口金との間にゴム材の流通側が
互いに非接触となるように所定の間隔をおいて、冷却流
体が導入される断熱部を設けてある。
【0007】
【作用】断熱部に冷却流体を導入することにより、この
冷却流体により樹脂用口金からゴム用口金への伝熱が抑
えられると共に、これら樹脂用口金,ゴム用口金が冷却
され、ゴム用口金が高温になり過ぎて該ゴム用口金から
押出される成形品素材の表面に焼けが生じるのを回避す
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0009】図1,2において、10はスクリュー11
の回転により未加硫のゴム材を押出す押出し機で、その
端部には中央部に流通孔13を形成した断熱材12と、
中央部に成形品形状の流通孔15を形成したゴム用口金
14とをこの順に装着してある。
【0010】また、ゴム用口金14の端面には、その流
通孔15から押出された成形品素材の表面に溶融樹脂材
を押出して被覆する樹脂用口金16を接続してある。
【0011】この樹脂用口金16は、中央部に前記ゴム
用口金14の流通孔15と同一の成形品形状の流通孔1
8,20を形成した2つの口金17,19とからなり、
一方の口金19には図外の溶融樹脂材供給部に連絡する
導入路21を形成してあり、かつ、他方の口金17の端
面には前記導入路21から供給される溶融樹脂材料を受
けて、流通孔18の所定部位に配分するリセス22を形
成してある。
【0012】この実施例では前述の断熱材12,ゴム用
口金14、および樹脂用口金17,19を、外周にねじ
部24を形成した取付金具23に積層状にボルト25固
定し、この取付金具23を押出し機10端部のねじ部2
6に螺装して固定してある。
【0013】そして、前記ゴム用口金14と、樹脂用口
金16の前記他方の口金17との間に、ゴム材の流通
側、即ち、中央部の流通孔15,18形成側が互いに非
接触となるように所定の間隔をおいて、冷却流体が導入
される断熱部27を形成してある。
【0014】この実施例ではゴム用口金14の端面に、
外周側の環状突縁14aで囲繞された凹部28を形成し
て、この凹部28と口金17端面との間に断熱部27を
形成するようにしてあり、かつ、前記外周側の環状突縁
14aに部分的に切欠部14b,14bを形成して、こ
れら切欠部14b,14bが冷却流体の導入口,導出口
となるようにしてある。
【0015】以上の実施例構造によれば、押出し機10
よりゴム材を押出すと共に、樹脂用口金16の一方の口
金19の導入路21に溶融樹脂材を供給することによ
り、ゴム材が断熱材12の流通孔13を通ってゴム用口
金14の流通孔15を通過し、所定形状の成形品素材が
得られると共に、樹脂用口金16の口金17,19を通
過することにより、該成形品素材の表面に部分的に樹脂
材が押出し、被覆される。
【0016】この時、ゴム用口金14はゴム材の熱によ
り約110℃にまで上昇する一方、樹脂用口金16は溶
融樹脂材の熱により、例えば使用材料がポリエチレンの
場合には200〜300℃にまで上昇するようになる。
従って、ゴム用口金14と樹脂用口金16とが密接状態
に配置されていると、樹脂用口金16の熱がゴム用口金
14に伝達されて、該ゴム用口金14の流通孔15を通
過する際に成形品素材の表面が部分的に加硫してしまっ
たり、焼けを生じてしまうのであるが、断熱部27に冷
却用の空気又は冷却液が導入されることにより、樹脂用
口金16からゴム用口金14への伝熱が遮断されると共
に、これら樹脂用口金16,ゴム用口金14が冷却さ
れ、以て、成形品素材の表面に焼け等を生じることなく
図3に示したようなゴム材1と樹脂材2とからなる2層
構造のゴム成形品を連続して得ることができる。
【0017】ここで、特に前記断熱部27はゴム用口金
14の流通孔15の出口部分と、樹脂用口金16の他方
の口金17の流通孔18の入口部分との間で非接触状態
に形成されていて、該部分ではゴム用口金14の流通孔
15を通過した直後に成形品素材の表面が冷却流体に晒
されるため、該成形品素材の表面を冷却して樹脂用口金
16を通過する際に懸念される表面焼けを回避すること
ができる。
【0018】なお、前記断熱部27の間隙は0.3m/
m以下であれば、ゴム用口金14の流通孔15を通過し
たゴム材が断熱部27内へ逆流しないで、表面成形精度
の高い成形品を得られることが確認されている。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ゴム用口
金と樹脂用口金との間には、ゴム材の流通側が互いに非
接触となるように所定の間隔をおいて、冷却流体が導入
される断熱部を形成してあるので、高温となる樹脂用口
金からゴム用口金への伝熱を遮断すると共に、これらゴ
ム用口金,樹脂用口金を冷却して、ゴム用口金部分で成
形品素材の表面に焼けを生じるのを回避できる。とりわ
け、前述のように断熱部はゴム材の流通側を、隣設する
両口金が非接触となるように形成してあるため、ゴム用
口金を通過した直後に、成形品素材の表面を直接冷却す
ることもできるため、樹脂用口金側での表面焼けを未然
に防止することができる。
【0020】従って、ゴム材とその表面の樹脂材とから
なる2層構造のゴム成形品を効率良く連続的に押出し成
形することができて、コスト的に有利に得ることができ
るという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面説明図。
【図2】同実施例の口金部分の分解斜視図。
【図3】同実施例によって得られるゴム成形品の断面説
明図。
【符号の説明】
10…押出し機、14…ゴム用口金、16…樹脂用口
金、27…断熱部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−43839(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未加硫のゴム材を押出す押出し機の端部
    に該ゴム材を所定の成形品形状に成形するゴム用口金を
    装着すると共に、該ゴム用口金の端面にゴム用口金から
    押出された成形品素材の表面に溶融樹脂材を押出し、被
    覆する樹脂用口金を接続すると共に、これらゴム用口金
    と樹脂用口金との間にゴム材の流通側が互いに非接触と
    なるように所定の間隔をおいて、冷却流体が導入される
    断熱部を設けたことを特徴とする押出し機の口金部構
    造。
JP03302846A 1991-11-19 1991-11-19 押出し機の口金部構造 Expired - Fee Related JP3094043B2 (ja)

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