JP3093848B2 - チアゾ−ル系化合物 - Google Patents
チアゾ−ル系化合物Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチアゾ−ル系化合物に関
するものである。詳しくは蛍光性を有する新規なチアゾ
−ル系色素化合物に関するものである。
するものである。詳しくは蛍光性を有する新規なチアゾ
−ル系色素化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】繊維やプラスチックの着色の分野では蛍
光性を有する鮮明で堅牢な色素が要求されているが、こ
れらの要求を充分満足するものは少ない。
光性を有する鮮明で堅牢な色素が要求されているが、こ
れらの要求を充分満足するものは少ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は鮮明な蛍光性
を有し、耐熱性及び耐光性などの堅牢性が良好な色調の
色素化合物を提供することを目的とするものである。
を有し、耐熱性及び耐光性などの堅牢性が良好な色調の
色素化合物を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の目的
を達成するため検討を重ねた結果、特定構造の新規な色
素化合物が上記の目的に適合することを確認し本発明を
達成した。即ち本発明の要旨は、請求項1における一般
式(1)で表されるチアゾ−ル系化合物に存する。
を達成するため検討を重ねた結果、特定構造の新規な色
素化合物が上記の目的に適合することを確認し本発明を
達成した。即ち本発明の要旨は、請求項1における一般
式(1)で表されるチアゾ−ル系化合物に存する。
【0005】以下本発明を詳細に説明する。本発明のチ
アゾ−ル系化合物は次の一般式(1)
アゾ−ル系化合物は次の一般式(1)
【0006】
【化2】
【0007】で表される鮮明で堅牢な橙色〜紫色の蛍光
性色素として価値のある新規な化合物である。式(1)
におけるR1及びR2としては、炭素数1〜4のアルキル
基、あるいはこれらのアルキル基が低級アルコキシ基、
ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシカルボニル基、ア
シルオキシ基、アシル基及びフェニル基等の少なくとも
1つで置換された置換アルキル基が挙げられる。具体的
には、例えば、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル
基、イソブチル基、メトキシエチル基、クロロエチル
基、シアノエチル基、メトキシカルボニルエチル基、ア
セチルオキシエチル基、アセチルエチル基、ベンジル基
などが挙げられる。
性色素として価値のある新規な化合物である。式(1)
におけるR1及びR2としては、炭素数1〜4のアルキル
基、あるいはこれらのアルキル基が低級アルコキシ基、
ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシカルボニル基、ア
シルオキシ基、アシル基及びフェニル基等の少なくとも
1つで置換された置換アルキル基が挙げられる。具体的
には、例えば、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル
基、イソブチル基、メトキシエチル基、クロロエチル
基、シアノエチル基、メトキシカルボニルエチル基、ア
セチルオキシエチル基、アセチルエチル基、ベンジル基
などが挙げられる。
【0008】また、式(1)におけるAは、置換基を有
してもよいベンゼン環であって、該置換基としては低級
アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子及びアシ
ルアミノ基等の疎水性の基が特に好ましい。これら置換
基の具体例としては、例えばメチル基、エチル基、メト
キシ基、塩素原子、弗素原子、臭素原子、アセチルアミ
ノ基等を挙げることができる。
してもよいベンゼン環であって、該置換基としては低級
アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子及びアシ
ルアミノ基等の疎水性の基が特に好ましい。これら置換
基の具体例としては、例えばメチル基、エチル基、メト
キシ基、塩素原子、弗素原子、臭素原子、アセチルアミ
ノ基等を挙げることができる。
【0009】本発明の式(1)で表される色素化合物
は、例えば次の方法により製造することができる。即
ち、次の一般式(2)
は、例えば次の方法により製造することができる。即
ち、次の一般式(2)
【0010】
【化3】
【0011】[式中のR1、R2及びAの記号は前記式
(1)における夫々の記号と同一の意味を表す]で表さ
れる2−アリ−ル−4−クロロ−5−ホルミル−1,3
−チアゾ−ル類を有機溶媒中において塩基性物質の存在
下でマロノニトリルと反応させることにより製造するこ
とができる。
(1)における夫々の記号と同一の意味を表す]で表さ
れる2−アリ−ル−4−クロロ−5−ホルミル−1,3
−チアゾ−ル類を有機溶媒中において塩基性物質の存在
下でマロノニトリルと反応させることにより製造するこ
とができる。
【0012】有機溶媒としては、例えばメタノ−ル、エ
タノ−ル、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等が挙げられ、中でもテトラヒドロフラン、
ジオキサンが好ましい。また塩基性物質としては例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、ナトリウムメチラ−ト、ピペリジン、ピ
ペリジン酢酸塩、メチルアミン、エチルアミン、ジメチ
ルアミン、トリメチルアミン、ピリジン等がなどが挙げ
られるが、ピペリジン、ピペリジン酢酸塩が特に好まし
い。
タノ−ル、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等が挙げられ、中でもテトラヒドロフラン、
ジオキサンが好ましい。また塩基性物質としては例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、ナトリウムメチラ−ト、ピペリジン、ピ
ペリジン酢酸塩、メチルアミン、エチルアミン、ジメチ
ルアミン、トリメチルアミン、ピリジン等がなどが挙げ
られるが、ピペリジン、ピペリジン酢酸塩が特に好まし
い。
【0013】反応は前記の反応成分、有機溶媒及び塩基
性物質を混合し、通常0〜80℃程度の温度で攪拌する
ことにより容易に実施される。反応終了後、冷却すれば
一般に目的物が結晶として析出するので濾取し、水、メ
タノ−ル等で洗浄して乾燥する。純度が不充分な場合は
再結晶、カラムクロマトグラフィ−等により精製すれば
よい。なお、前記一般式(2)で表される化合物は、2
−アミノ−4−クロロ−5−ホルミル−1,3−チアゾ
−ルのジアゾニウム塩と、次の一般式(3)
性物質を混合し、通常0〜80℃程度の温度で攪拌する
ことにより容易に実施される。反応終了後、冷却すれば
一般に目的物が結晶として析出するので濾取し、水、メ
タノ−ル等で洗浄して乾燥する。純度が不充分な場合は
再結晶、カラムクロマトグラフィ−等により精製すれば
よい。なお、前記一般式(2)で表される化合物は、2
−アミノ−4−クロロ−5−ホルミル−1,3−チアゾ
−ルのジアゾニウム塩と、次の一般式(3)
【0014】
【化4】
【0015】[式中、R1、R2及びAの記号は前記式
(1)における夫々の記号と同一の意味を表す]で表さ
れるアニリン類とを周知の方法に従って反応させること
により得ることができる。本発明の式(1)で表される
色素化合物を用いて繊維を染色するには、例えば色素化
合物を適当な分散剤を用いて水に分散させて染色浴を調
製し、この染色浴中に繊維を浸漬して昇温し通常の分散
染料による染色法により処理すればよい。また、プラス
チックの着色は、通常のプラスチックの着色法に従っ
て、所要量の色素化合物をプラスチックに配合して加熱
混練し成形処理することにより実施される。
(1)における夫々の記号と同一の意味を表す]で表さ
れるアニリン類とを周知の方法に従って反応させること
により得ることができる。本発明の式(1)で表される
色素化合物を用いて繊維を染色するには、例えば色素化
合物を適当な分散剤を用いて水に分散させて染色浴を調
製し、この染色浴中に繊維を浸漬して昇温し通常の分散
染料による染色法により処理すればよい。また、プラス
チックの着色は、通常のプラスチックの着色法に従っ
て、所要量の色素化合物をプラスチックに配合して加熱
混練し成形処理することにより実施される。
【0016】
【実施例】以下本発明を実施例について更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限りこれ等の実施
例に限定されるものではない。
するが、本発明はその要旨を超えない限りこれ等の実施
例に限定されるものではない。
【0017】実施例1 濃硫酸340g及び亜硝酸ソ−ダ11gを混合して70
〜80℃に昇温した後室温まで冷却し、酢酸414g及
びプロピオン酸72gを加えて0〜5℃に冷却した。次
いで2−アミノ−4−クロロ−5−ホルミルチアゾ−ル
25gを添加して0〜5℃で90分間攪拌した。上記の
反応液を、氷水3140g、2N硫酸水溶液157g、
N,N−ジエチル−m−トルイジン27g及びスルファ
ミン酸15gの混合液中に添加し、酢酸ソ−ダにより溶
液のpH値を3〜4に調整して0〜5℃で30分間攪拌
した。析出した結晶を吸引濾取し、乾燥後、カラムクロ
マトグラフィ−により精製して次の式(4)
〜80℃に昇温した後室温まで冷却し、酢酸414g及
びプロピオン酸72gを加えて0〜5℃に冷却した。次
いで2−アミノ−4−クロロ−5−ホルミルチアゾ−ル
25gを添加して0〜5℃で90分間攪拌した。上記の
反応液を、氷水3140g、2N硫酸水溶液157g、
N,N−ジエチル−m−トルイジン27g及びスルファ
ミン酸15gの混合液中に添加し、酢酸ソ−ダにより溶
液のpH値を3〜4に調整して0〜5℃で30分間攪拌
した。析出した結晶を吸引濾取し、乾燥後、カラムクロ
マトグラフィ−により精製して次の式(4)
【0018】
【化5】
【0019】で表される2−アリ−ルチアゾ−ル系化合
物0.5gを得た。上記で得た2−アリ−ルチアゾ−ル
系化合物0.5gを1,4ジオキサン4gと混合し、こ
れにマロノニトリル0.12g及びピペリジン0.03
gを加え室温で1時間攪拌して反応させた。反応終了後
メタノ−ル4gを加え析出した結晶を吸引濾取した。こ
の結晶をメタノ−ル2ml次いで水5mlで洗浄した
後、40〜50℃で減圧下乾燥して次の式(5)
物0.5gを得た。上記で得た2−アリ−ルチアゾ−ル
系化合物0.5gを1,4ジオキサン4gと混合し、こ
れにマロノニトリル0.12g及びピペリジン0.03
gを加え室温で1時間攪拌して反応させた。反応終了後
メタノ−ル4gを加え析出した結晶を吸引濾取した。こ
の結晶をメタノ−ル2ml次いで水5mlで洗浄した
後、40〜50℃で減圧下乾燥して次の式(5)
【0020】
【化6】
【0021】で表される2−(2−メチル−4−ジエチ
ルアミノフェニル)−4−クロロ−5−(2,2−ジシア
ノビニル)−1,3−チアゾ−ル0.5gを得た。本品は
融点184.0〜185.6℃の赤色結晶で、そのハイ
マススペクトル及び吸光スペクトル、蛍光スペクトルの
測定結果は次の通りであった。 ハイマススペクトル C18H17N4SCl 実測値 356.0854(計算値 356.0861),
差 −0.7 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 537nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 605nm
ルアミノフェニル)−4−クロロ−5−(2,2−ジシア
ノビニル)−1,3−チアゾ−ル0.5gを得た。本品は
融点184.0〜185.6℃の赤色結晶で、そのハイ
マススペクトル及び吸光スペクトル、蛍光スペクトルの
測定結果は次の通りであった。 ハイマススペクトル C18H17N4SCl 実測値 356.0854(計算値 356.0861),
差 −0.7 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 537nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 605nm
【0022】実施例2 実施例1で用いたN,N−ジエチル−m−トルイジンの
代りにm−N,N−ジエチル−アセトアニリド34gを
使用した以外は、実施例1と全く同様の方法により次の
式(6)
代りにm−N,N−ジエチル−アセトアニリド34gを
使用した以外は、実施例1と全く同様の方法により次の
式(6)
【0023】
【化7】
【0024】で表される構造の蛍光性チアゾ−ル系色素
化合物0.5gを得た。本品は融点121.5〜12
3.5℃の結晶で、そのハイマススペクトル及び吸光ス
ペクトル、蛍光スペクトルの測定結果は次の通りであっ
た。 ハイマススペクトル C19H18N5SClO 実測値 399.0901(計算値 399.0919) 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 550nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 512nm
化合物0.5gを得た。本品は融点121.5〜12
3.5℃の結晶で、そのハイマススペクトル及び吸光ス
ペクトル、蛍光スペクトルの測定結果は次の通りであっ
た。 ハイマススペクトル C19H18N5SClO 実測値 399.0901(計算値 399.0919) 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 550nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 512nm
【0025】実施例3 実施例1で用いたN,N−ジエチル−m−トルイジンの
代りにN,N−ジプロピル(n)−アニリン29gを使用
した以外は、実施例1と全く同様の方法により次の式
(7)
代りにN,N−ジプロピル(n)−アニリン29gを使用
した以外は、実施例1と全く同様の方法により次の式
(7)
【0026】
【化8】
【0027】で表される構造の蛍光性チアゾ−ル系色素
化合物0.5gを得た。本品のハイマススペクトル及び
吸光スペクトル、蛍光スペクトルの測定結果は次の通り
であった。 ハイマススペクトル C19H21N4SCl 実測値 370.0993(計算値 370.1018) 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 504nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 602nm
化合物0.5gを得た。本品のハイマススペクトル及び
吸光スペクトル、蛍光スペクトルの測定結果は次の通り
であった。 ハイマススペクトル C19H21N4SCl 実測値 370.0993(計算値 370.1018) 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 504nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 602nm
【0028】実施例4 実施例1で用いたN,N−ジエチル−m−トルイジンの
代りにm−N,N−ジプロピル(n)−m−トルイジン2
8gを使用した以外は、実施例1と全く同様の方法によ
り次の式(8)
代りにm−N,N−ジプロピル(n)−m−トルイジン2
8gを使用した以外は、実施例1と全く同様の方法によ
り次の式(8)
【0029】
【化9】
【0030】で表される構造の蛍光性チアゾ−ル系色素
化合物0.5gを得た。本品は融点155.5〜15
7.8℃の結晶で、そのハイマススペクトル及び吸光ス
ペクトル、蛍光スペクトルの測定結果は次の通りであっ
た。 ハイマススペクトル C20H21N4SCl 実測値 384.1210(計算値 384.1174) 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 539nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 605nm
化合物0.5gを得た。本品は融点155.5〜15
7.8℃の結晶で、そのハイマススペクトル及び吸光ス
ペクトル、蛍光スペクトルの測定結果は次の通りであっ
た。 ハイマススペクトル C20H21N4SCl 実測値 384.1210(計算値 384.1174) 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 539nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 605nm
【0031】実施例5 実施例1で用いたN,N−ジエチル−m−トルイジンの
代りにN−エチル−N−ベンジル−m−トルイジン37
gを使用した以外は、実施例1と全く同様の方法により
次の式(9)
代りにN−エチル−N−ベンジル−m−トルイジン37
gを使用した以外は、実施例1と全く同様の方法により
次の式(9)
【0032】
【化10】
【0033】で表される構造の蛍光性チアゾ−ル系色素
化合物0.5gを得た。本品のハイマススペクトル及び
吸光スペクトル、蛍光スペクトルの測定結果は次の通り
であった。 ハイマススペクトル C23H19N4SCl 実測値 418.0984(計算値 418.1017) 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 525nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 595nm
化合物0.5gを得た。本品のハイマススペクトル及び
吸光スペクトル、蛍光スペクトルの測定結果は次の通り
であった。 ハイマススペクトル C23H19N4SCl 実測値 418.0984(計算値 418.1017) 吸光スペクトル(クロロホルム中) λmax 525nm 蛍光スペクトル(クロロホルム中) λmax 595nm
【0034】実施例6 実施例1で得た式(5)で示される蛍光性チアゾ−ル系
色素化合物0.5gをナフタレンスルホン酸とホルムア
ルデヒドの混合物1g及び高級アルコ−ル硫酸エステル
2gを含む水3gに分散させて染色液を調製した。この
染色液にポリエステル繊維100gを浸漬し、130℃
で60分間染色処理した後、ソ−ピングし、水洗し、乾
燥して耐光堅牢度及び耐昇華堅牢度の良好な鮮明な蛍光
性赤紫色に染色されたポリエステル繊維を得た。
色素化合物0.5gをナフタレンスルホン酸とホルムア
ルデヒドの混合物1g及び高級アルコ−ル硫酸エステル
2gを含む水3gに分散させて染色液を調製した。この
染色液にポリエステル繊維100gを浸漬し、130℃
で60分間染色処理した後、ソ−ピングし、水洗し、乾
燥して耐光堅牢度及び耐昇華堅牢度の良好な鮮明な蛍光
性赤紫色に染色されたポリエステル繊維を得た。
【0035】実施例7 実施例2で得た式(6)で示される蛍光性チアゾ−ル系
色素化合物0.2gをポリスチレン樹脂1kgに配合
し、加熱シリンダ−温度200〜240℃で溶融混練
し、常法により厚さ2mmの板に射出成形して耐光堅牢
度、耐昇華堅牢度の良好な鮮明な蛍光性赤紫色に着色さ
れたポリスチレン樹脂板を得た。
色素化合物0.2gをポリスチレン樹脂1kgに配合
し、加熱シリンダ−温度200〜240℃で溶融混練
し、常法により厚さ2mmの板に射出成形して耐光堅牢
度、耐昇華堅牢度の良好な鮮明な蛍光性赤紫色に着色さ
れたポリスチレン樹脂板を得た。
【発明の効果】本発明のチアゾ−ル系色素化合物は、繊
維やプラスチック等の材料を蛍光性を有する鮮明で堅牢
な橙色乃至紫色に着色することができるので、これら材
料の着色剤あるいは色素レ−ザ−用等の用途に適用する
ことができる。
維やプラスチック等の材料を蛍光性を有する鮮明で堅牢
な橙色乃至紫色に着色することができるので、これら材
料の着色剤あるいは色素レ−ザ−用等の用途に適用する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 277/32 - 277/56 C09B 57/00 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は置換もしくは非置換のアルキル基
を示し、Aは置換基を有してもよいベンゼン環を示す)
で表されるチアゾ−ル系化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03349869A JP3093848B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | チアゾ−ル系化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03349869A JP3093848B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | チアゾ−ル系化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155870A JPH05155870A (ja) | 1993-06-22 |
JP3093848B2 true JP3093848B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=18406666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03349869A Expired - Fee Related JP3093848B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | チアゾ−ル系化合物 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3093848B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10102084B4 (de) * | 2001-01-18 | 2006-06-29 | Wella Ag | 1,4-Diamino-2-(thiazol-2-yl)-benzol-Derivate enthaltende Haarfärbemittel |
EP2727965B1 (en) | 2006-10-27 | 2019-03-06 | Life Technologies Corporation | FLUOROGENIC pH SENSITIVE DYES AND THEIR METHOD OF USE |
JP2011140566A (ja) | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Dow Corning Toray Co Ltd | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP03349869A patent/JP3093848B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05155870A (ja) | 1993-06-22 |
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