JP3093202B1 - 被加工板の表面検査システム - Google Patents

被加工板の表面検査システム

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JP3093202B1 JP11162471A JP16247199A JP3093202B1 JP 3093202 B1 JP3093202 B1 JP 3093202B1 JP 11162471 A JP11162471 A JP 11162471A JP 16247199 A JP16247199 A JP 16247199A JP 3093202 B1 JP3093202 B1 JP 3093202B1
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Abstract

【要約】 【課題】 連続加工ラインに投入される多数の建築板1
が、各工程を経るごとに、どのようにその外観を変化さ
せていくかを遠隔地にある生産管理本部においても追跡
検査することを可能とする被加工板の表面検査システム
を提供すること。 【解決手段】 搬送ローラ31によって搬送される建築
板1の走行速度をロータリパルスエンコーダ13によっ
て測定して、CCDラインセンサカメラ11のサンプリ
ングレートを制御して、走行する建築板1の表面画像デ
ータを取得する被加工板の表面検査システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築板等の長尺被
加工板の表面検査システムに関し、詳しくは、加工ライ
ンに投入された被加工板の表面の仕上り状態を自動検査
するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続加工ラインにおいては、各製
造工程を終了するごとに出来上がって来る半製品の形状
や色調などが、その都度変わっていくケースが多い。例
えば、建築板の連続塗装ラインにおいては、被加工板で
ある建築板の原板形状は変化しないものの、色調につい
ては一工程を経る毎に確実に変化していく。このよう
に、一般に、連続加工ラインでは、各製造工程を経るご
とに、そこでのでき上がり品である半製品は、それ以前
の製造工程でのでき上がり品と比べて何らかの外見上の
変化を起こしているケースが多い。
【0003】このような場合には、各製造工程の段階で
個々の建築板毎の検査をするということをせずに、最終
段階まで進んで、最終段階において検査工程を設けて、
出来上がり製品の検査を行い、その建築板に固有の製造
番号を打ち込んで、完成品について、その製造番号によ
って個々の建築板の識別を行うというのがほとんどであ
る。これは、加工途中段階においては、検査を行う条件
を整えにくいことが原因しているように思われる。例え
ば、検査対象物が搬送ラインの定位置を走行しないと
か、乾燥工程から出てきたものなどは、必然的に経時的
な温度変化を伴ったりなどの物理変化や、場合によって
は化学変化を伴ったりするなど、検査対象物の状態は決
して安定した状態ではないということが原因となってい
ることは十分に考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば、連続
塗装ラインでは、予期せぬ不適切な塗装処理が行われた
ことで塗装ムラが発生したような場合に、その加工状況
を常に監視しておかない限りは、そのことが発見できず
に、発生した不具合を持ったままの半製品が、次工程の
加工を受けることになってしまうことは必至であり、不
良板がどんどん拡大生産されていくという重大な事態を
招く結果となってしまう。
【0005】かと言って、かかる監視作業を作業者に負
担させるのは酷であるし、省力化を進める上でも、でき
ることではない。一方、従来より、製造工場において、
テレビカメラを使用したライン監視システムの適用例は
多い。しかし、そのほとんどは、被加工板の走行異常の
発生有無を監視するなどの目的で使用されているのがほ
とんどであり、およそ被加工板の外観形状や色調などの
変化を検査するという工程検査目的で使用されているケ
ースはない。
【0006】もっとも、各製造工程での温度や湿度や圧
力などの管理項目を監視するようなシステムは当然に行
われるものの、工程上り品についての検査評価というこ
とになれば、監視作業者の目に頼らざるを得ないという
のが現状である。本発明は、このような問題に鑑みてな
されたものであって、連続加工ラインに投入される多数
の被加工板が、各工程を経るごとに、どのようにその外
観を変化させていくかを遠隔地にある生産管理本部にお
いても追跡検査することを可能とする被加工板の表面検
査システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の被加工板の表面
検査システムは、長尺の被加工板を1次元撮像するライ
ンセンサと、前記被加工板の走行速度を測定する速度測
定手段と、該速度測定手段によって測定される被加工板
の走行速度に基づいて前記ラインセンサのサンプリング
を制御するサンプリング制御手段と、前記ラインセンサ
の出力を合成して2次元の画像データとする画像合成メ
モリと、前記被加工板の斜行度に基づいて前記画像デー
タを修正する制御手段と、を備えるものである。これに
より標準の被加工板や他の被加工板の画像データとの比
較が容易にできる。
【0008】また、本発明の被加工板の表面検査システ
ムは、長尺の被加工板を1次元撮像するラインセンサ
と、前記被加工板の走行速度を測定する速度測定手段
と、該速度測定手段によって測定される被加工板の走行
速度に基づいて前記ラインセンサのサンプリングを制御
するサンプリング制御手段と、前記ラインセンサの出力
を合成して2次元の画像データとする画像合成メモリ
と、前記各被加工板ごとに伝送チャンネルを割り当てて
前記画像データを伝送パケットに組み立てて伝送する伝
送手段と、を備えるものである。これにより、パケット
の衝突もなく効率的に画像データを伝送することができ
る。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら本発
明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施の形態による被加工板の表面検査シ
ステムを適用するのに好適な連続加工ラインの一部概略
構成を示す上面図である。ここでは、被加工板として建
築板1を例にとって説明する。矢印A1の方向に建築板
1の原板は最初に製造工程(1)に搬入され、製造工程(1)
の加工を終了して製造工程(1)の検査をする検査工程(1)
で検査を受けて製造工程(2)に搬入され製造工程(2)の加
工を終了して製造工程(2)の検査をする検査工程(2)で検
査を受けて、ここで方向転換して、製造工程(3)に搬入
され製造工程(3)の加工を終了して製造工程(3)の検査を
する検査工程(3)で検査を受けて、さらに、方向転換し
て、次の製造工程へと矢印A3の方向に搬出される。
【0011】多数の建築板1は、連続加工ラインに対し
て間欠的に所定の時間間隔を置いて投入されていく。そ
れから先は、いくつかの複数の加工工程を経て、最終的
に加工ラインから取り出されることになるが、その間、
個々の建築板1は、独立して連続した一つの搬送ライン
上を走行していく。なお、この搬送ラインが定常状態で
運転されているときの全収容板枚数については、所定の
上限値がある。
【0012】ー方、各工程について言えば、その工程へ
のある建築板1の搬入時刻と、同工程からのその建築板
1の搬出時刻とは、その工程における個々の建築板1に
対する加工を時刻という絶対的な値(刻々と刻まれる時
刻というものは、けっして戻っては来ないという意味で
ある。)で代表させることができる。なお、他の工程に
おいても、建築板1の搬入、搬出については、同一時刻
の発生ということがあり得るが、その工程に限ってみれ
ば、個々の建築板1の搬入、搬出時刻は、その建築板1
に固有の値となっている。そのことを具体的に説明す
る。
【0013】例えば、加工ラインが定常運転状態で稼働
している場合を考える。工程1において、時刻10:0
0分に搬入された建築板1が予定どおりに時刻10:1
0分に搬出された場合、工程1において建築板1が受け
た10分間にわたる加工というものは、次の3つのデー
タ[工程番号=1、工程搬入時刻10:00分、工程搬
出時刻10:10分]によって表すことができる。そし
て、その間、建築板1は工程1内に位置しており、そこ
での加工を受けていたことが特定される。
【0014】仮に、10:15分に建築板1が搬出され
たならば、その工程中において、或は他の工程におい
て、何らかの異常が発生した可能性がある。具体的に
は、その工程において不具合が発生したことによってそ
の工程ラインが一時的に停止されたか、或は他の工程に
おいてラインが停止したことに起因してその工程ライン
が一時的に停止されたような場合に、搬出時間の遅れが
発生する。したがって、搬出時刻を把握するだけでは、
いまから検査しようとする建築板1が、いったい定常状
態で加工されて来たものであるか否かを特定することは
できない。
【0015】図2は、本実施の形態の連続加工ラインの
要部概略構成を示す図である。光電スイッチSW1は、
建築板1が矢印Aの方向に入って、その先端部が光電ス
イッチSW1の光を遮ると、製造工程(n)に建築板1が
搬入開始されたことを検知し、建築板1の後端部が光電
スイッチSW1の光を遮らなくなった時に、製造工程
(n)への搬入終了を検知して、搬入終了時刻tie(n)を
計測し、この製造工程(n)からの予定搬出開始時刻tee
s(n)を計算しておく。光電スイッチSW2は、建築板
1の先端部が光電スイッチSW2の光を遮ると、製造工
程(n)から建築板1が搬出開始されたことを検知して、
搬出開始時刻tes(n)を計測し、予定搬出開始時刻tee
s(n)と比較して搬出をチェックする。そして、建築板
1の後端部が光電スイッチSW2の光を遮らなくなった
時に、製造工程(n)からの搬出終了を検知して、搬出終
了時刻tee(n)を計測し、次の製造工程(n+1)への予
定搬入開始時刻teis(n+1)を計算しておく。光電ス
イッチSW3は、建築板1が製造工程(n)の検査工程
(n)を経てその先端部が光電スイッチSW3の光を遮る
と、製造工程(n+1)へ建築板1が搬入開始されたこと
を検知して、搬入開始時刻tis(n+1)を計測し、予定
搬入開始時刻teis(n+1)と比較して搬入をチェック
する。
【0016】このように、搬入時刻が計測され、予定し
た搬出時刻に建築板1が搬出された場合には、検査すな
わち画像データの取得が行われ、その後、検査完了後の
建築板1が、次順の工程に搬入される予定時刻に搬入さ
れることで、その建築板1が、次順の工程における加工
を受けることになったことが把握できる。以上に述べた
ように、対象となる建築板1の工程への搬入時刻の計測
と、建築板1の工程からの搬出時刻の計測と、計測した
該搬入時刻に基づく予定搬出時刻に建築板1が工程から
実際に搬出されたか否かの判断確認と、それに続いて行
われる工程検査の実行と、計測した該搬出時刻に基づく
次順工程への予定搬入時刻に建築板1が搬入されたか否
かの判断確認とは、本発明では、その工程を管理する
「工程管理コントローラ」によって制御実行させものと
なっている。
【0017】なお、予定搬出時刻と、次工程への予定搬
入時刻は、計算予測値であって、実際の時刻判断の確認
にあたっては、搬送手段の滑りなどの影響によって若干
の走行時間の狂いが発生する可能性もあることを考慮し
て、ある程度の検出幅を持たせるものとしている。
【0018】このようにして、ある工程において加工さ
れた建築板1として特定された個々の建築板1と、その
加工後に取得されるその建築板1の表面画像データ(後
述するが静止画像データとなっている。)とは、1対1
に対応するものであって、次なる「板特定キー」によっ
て対応付けられた表面画像データとして記録メディアに
蓄積記録するものとしている。板持定キーによって特定
される板データは次のごとくである。
【0019】 板持定キー1:d1[工程1、搬入時刻ti(1)、搬出
時刻te(1)]、 板持定キー2:d2[工程2、搬入時刻ti(2)、搬出
時刻te(2)]、 ‥‥‥ 板持定キーn:dn[工程n、搬入時刻ti(n)、搬出
時刻te(n)] (n=1、2、3、‥‥‥、N;Nはその工程ラインの
工程数に相当する任意の整数)
【0020】そして、上記板特定キーによって特定され
た板データnに対して取得された表面画像データPn
(n=1、2、3、‥‥‥、N)が1対1の対応でデー
タ蓄積されるものとしている。本実施の形態では、この
建築板1表面の画像データの蓄積を、各工程管理コント
ローラが制御するハードディスクHDDにデータ圧縮
(例えばJPEG)して記録するものとしている。この
ようにしたことで、記録された個々の建築板1の表面画
像がそれぞれ画像データファイルとして取り出せるよう
になる。
【0021】図3は、本実施の形態の検査工程の概略構
成を示す図である。工程管理コントローラ100(図1
0で詳述する)は、光電スイッチSW1(前工程搬入時
刻計測用)、光電スイッチSW2(前工程搬出時刻計測
用)、及び、光電スイッチSW3(次工程搬入時刻計測
用)からの各時刻によって各建築板1を識別する。搬送
ローラ31によって前工程から搬送される建築板1を光
電スイッチSW4によって検出して、ロータリパルスエ
ンコーダ13によってその搬送速度を検出して、その搬
送速度からサンプリングレートを決めてCCDラインセ
ンサカメラ11によって、建築板1の表面を1次元撮像
する。撮像によって得られた映像データは随時ハードデ
ィスクHDD16に蓄積する。これにより、建築板1が
変速走行する場合でも、その搬送ゾーンにおけるCCD
ラインセンサカメラ11直下又はその直前位置に設けら
れた搬送ローラ31に対してロータリパルスエンコーダ
13を取り付けて、その回転速度を計測して、その出力
結果に従い、画像データのサンプリングタイミングを決
定することができる。
【0022】なお、画像データのサンプリング開始と停
止については、CCDラインセンサカメラ11直下の位
置を建築板1が通過することを検出するために設けた光
電スイッチSW4によって決定する。図4は、CCDラ
インセンサカメラ11の詳細構成を示す図である。CC
Dラインセンサカメラ11は、奇数ライン用の(1)系統
と偶数ライン用の(2)系統の2系統を設けて、読み出す
ことで、解像度を上げる。図4(b)に示すように、搬送
方向Aに搬送される建築板1の搬送方向に沿ってずらせ
て測定ポイント(1)と測定ポイント(2)を設けてそれぞれ
光学系(1)31、光学系(2)41で撮像し、図4(a)に示
すように、CCD駆動回路(1)32、CCD駆動回路(2)
42で駆動されるラインフォトセンサ(1)33、ライン
フォトセンサ(2)43で光電変換して、A/D変換器(1)
34、A/D変換器(2)44でアナログ信号をデジタル
信号に変換して、奇数ラインのRGBデータをライン画
像メモリ(1)35に一時的に蓄積し、偶数ラインのRG
Bデータをライン画像メモリ(2)45に一時的に蓄積し
て、それぞれ工程管理コントローラ100の画像合成メ
モリ12へ転送する。
【0023】この際、建築板1の走行速度が60m/分
(1m/秒)の場合、解像度を2.5mmとすれば、ラ
インセンサは2本あるので、 2.5(mm)×2/1(mm/m秒)=5m秒 毎にライン読取パルスを与えることになる(レートは2
00PPSである)。このライン読取パルスレートは、
建築板1の走行速度に比例させる。
【0024】加速状態になったときには、ライン読取パ
ルスレートを速め、減速状態になったときには、同パル
スレートを遅速させることで、板が変速している場合で
も、ただちにその状祝に応じて略同一解像度でライン読
取が可能となる。その際、搬送ローラの回転速度とライ
ン読取パルスレートの関係式をあらかじめ求めておき、
その関係式に従って、パルスのシフト量を調整してい
く。
【0025】図5は、ライン読取レート変更を説明する
図である。建築板1の走行速度が1m/秒の場合に、最
初(1)の時点では、奇数ライン用の測定ポイント(1)
と偶数ライン用の測定ポイント(2)でそれぞれデータサ
ンプリング点1、2が読み取られるが、5m秒後の次の
(2)の時点では、測定ポイント(1)と測定ポイント(2)
でそれぞれデータサンプリング点3、4が読み取られ、
さらに、5m秒後の(3)の時点では、測定ポイント
(1)と測定ポイント(2)でそれぞれデータサンプリング点
5、6が読み取られる。これに対し、建築板1が加速し
て走行速度が1m/秒より速くなった場合には、5m秒
間に建築板1はより多く走行するので、 (2)'の時点で
前と同じ解像度で読み取るためには、ライン読取パルス
をシフトしてサンプリングレートを上げる必要がある。
【0026】図6は、画像合成メモリ12への画像デー
タの蓄積を説明する図である。ここには、R(赤)信号
について、示しているが、G(緑)信号及びB(青)信
号についても同様である。各ライン画像メモリ35、4
5(図4参照)は、FIFO(先入れ先出し方式)で構
成されており、順次、ライン読取パルスに従って読み出
され、データ圧縮されて工程管理コントローラ100に
おける画像合成メモリ12ヘ書き込まれる。その際、行
数nnの奇数ラインデータLo1、Lo2、Lo3、‥‥‥、
Lonnと行数nnの偶数ラインデータLe1、Le2、L
e3、‥‥‥、Lennとが同時に、行を変えて交互に書き
込まれていく。もちろん、板画像データのみでなく背景
画像データも加わった状態で書き込まれていくことには
なるが、後のデータ加工で処理する。このようにして検
査対象となる板画像が合成されていく。
【0027】図7は、建築板1が斜行走行している場合
の画像処理を説明する図である。図7(a)は斜行がない
場合の取得画像データのイメージを示す図である。これ
に対して、建築板1の走行が搬送方向に対してθ斜行し
ている場合は、図7(b)に示すようになってしまう。こ
れでは標準の建築板1と比較することができないため、
ローカルメインコントロール部101(図10参照)は
図7(c)に示すように、斜行度θを計算する。すなわ
ち、建築板1の幅に相当する画素数Aoと、データサン
プリングライン上の板形成画素数A'(A'を決めるのに
適当なラインである、最初から数えてx番目のデータサ
ンプリングラインについてA'を求める)とには、 cosθ=Ao/A' の関係があるので、 θ=cos-1(Ao/A') となる。求めた斜行度θに従って、アフィイン変換し
て、斜行がない場合の画像データを求める。
【0028】図8は、その斜行の場合の画像修正を説明
する図である。図8(b)のようにθ斜行している場合に
その位置(X,Y)をθ回転させることによって図8(a)
に示すような位置(x,y)となるとすると、 x=Xcosθ+Ysinθ y=−Xsinθ+Ycosθ
【0029】このようにして、走行する検査対象物であ
る長尺の板を、非接触で精度良く、しかも高速で板画像
データのサンプリングが行えるようになり、あらかじめ
記録した基準となる板画像データとの比較によって、異
常発生の有無を検出することができるようになる。な
お、取得して、合成した上記合成板画像データについて
は、JPEG方式でデータ圧縮してハードディスクHD
D16に記録蓄積されていくようにしている。そして、
ハードディスクHDD16に記録された各板画像データ
については、先述した板持定キーによって読み出すこと
を可能としている。
【0030】図9は、合成板画像データ(修正済のも
の)と、表示画像データとの関係を説明する図である。
上記合成板画像データを、遠隔地に設置された生産管理
コントローラヘ伝送するためのデータ加工を行う。すな
わち、上記合成板画像データを、生産管理コントローラ
に接続されたモニタディスプレイ71(図17参照)に
板画像として表示する際の画像サイズにするためのデー
タ圧縮を行う。この場合、生産管理コントローラの側か
ら「どの程度の解像度での画像表示を行うか」が指示さ
れるようにしており、実際に表示するモニタ自体の解像
度も考慮するものとしている。合成板画像データは、検
査をするために高解像度であるのに対し、表示画像デー
タは標準の解像度である。合成板画像データは、画素:
md×nd個、実寸:Md×Ndであって、モニタディスプ
レイ50の画素:xd×yd個、対応する表示実寸:Xd
×Ydであるとき、表示縮尺度βとすると、表示実寸は
Md×β×Nd×βとなるので、md画素及びnd画素がそ
れぞれ、 (Md×β)×xd/Xd個 (Nd×β)×yd/Yd個 の画素になるようにデータ圧縮する。
【0031】図10は、本実施の形態の工程管理コント
ローラ100及び生産管理コントローラ200の構成を
示す図である。動作の詳細は図11以下のフロー図で説
明する。通信制御部27を備えるローカルメインコント
ロール部101は個々の制御モジュールを全体制御す
る。光電スイッチSW1〜SW3、2とタイマ(1)(2)、
3によって板特定部4が個々の建築板1を識別して特定
し、メモリ5に記憶する。特定された建築板1について
タイマ(3)、6も用いて、異常判定部7は走行の異常を
判定して、フラグレジスタ7aに記憶する。サンプリン
グコントロール部10は、光電スイッチSW4、8と、
タイマ(4)、9、及び、異常判定部7からの信号と、ロ
ータリパルスエンコーダ13からのパルスによってサン
プリングレート計算補正部14が補正するサンプリング
レートによってCCDラインセンサカメラ11のサンプ
リングを制御する。画像合成メモリ12は、CCDライ
ンセンサカメラ11からの修正されたライン画像データ
を合成して蓄積し、データ圧縮部15がデータ圧縮して
ハードディスクHDD16に蓄積し、また、制御情報を
ハードディスクHDD16に蓄積し、さらに、伝送用画
像データ加工部17が画像データを伝送用に加工して伝
送パケット組立部18が伝送パケットに組み立て、パケ
ットバッファ19に保持し、パケット送出回路20によ
って送出されて、デジタル変調回路21でデジタル変調
して、伝送CH用周波数変換回路22で伝送用に周波数
変換して、合波回路23から伝送路を介して生産管理コ
ントローラ200に伝送する。
【0032】一方、生産管理コントローラ200は受信
回路63で受信して、通信制御部74を有するメインコ
ントロール部70で制御して、必要な制御信号を送信回
路73によって伝送路へ送出する。合波回路23は工程
間接続伝送路と双方向で接続される。なお、データ伝送
システムについては、図17において詳述する。図11
は、本実施の形態の工程管理コントローラ100の動作
を説明するフロー図である。まず、システム電源ONか
否かを判断し(ステップS1)、NOであればシステム
電源ONになるまで待機する。YESであれば初期設定
を行う(ステップS2)。つぎにステップS3で、ネッ
トワーク通信制御を行い、ステップS4で板特定制御を
行い、ステップS5でライン画像データサンプリング及
び画像合成制御を行い、ステップS6でパケット制御を
行い、ステップS7でシステム停止処理を行ってフロー
を終了する。
【0033】システム停止処理(ステップS7)では、
2=搬出時刻te(n)(搬出開始時刻tes(n)又は搬出
終了時刻tee(n))が異常か否かを判断し(ステップS
11)、NOで異常がなければ、t3=搬入時刻ti(n
+1)(搬入開始時刻tis(n+1)又は搬入終了時刻ti
e(n+1))が異常か否かを判断し(ステップS1
2)、NOで異常がなければ、ステップS11に戻って
異常監視を継続し、ステップS11又はステップS12
でYESでt2又はt3に異常があれば、サンプリングコ
ントロール部10に検査中断を指示し、生産管理コント
ローラ200へその旨連絡する(ステップS13)。な
お、異常判定の結果は、フラグレジスタ7aに記録され
る。ここで、タイマ(3)をスタートさせて(ステップS
14)、検査を再開するか否かを判断し(ステップS1
5)、YESで検査を再開するのであれば、ステップS
11に戻り、NOで再開しないのであれば、タイマ(3)
によって所定時間経過したか否かを判断し(ステップS
16)、NOで所定時間経過していなければ、経過する
まで待機し、YESで所定時間経過すれば、システム停
止処理を実行して(ステップS17)、フローを終了す
る。
【0034】図12は、本実施の形態の板特定部4の動
作を説明するフロー図である(図2参照)。まず、光電
スイッチSW1がONであるか否かを判断し(ステップ
S21)、NOでONでなければONになるまで待機
し、YESでSW1がONになれば、搬入時刻t1=ti
(n)(搬入開始時刻tis(n)又は搬入終了時刻tie
(n))を決定して記録し(ステップS22)、タイマ
(1)をスタートさせる(ステップS23)。ここで搬出
時刻までの時間に相当する所定時間が経過したか否かを
判断し(ステップS24)、NOで経過していなけれ
ば、経過するまで待機し、YESで経過すれば、光電ス
イッチSW2がONであるか否かを判断し(ステップS
25)、NOでONでなければONになるまで待機し、
YESでSW2がONになれば、つぎに、光電スイッチ
SW2がOFFになったか否かを判断し(ステップS2
6)、NOでOFFでなければOFFになるまで待機
し、YESでSW2がOFFになれば、搬出時刻t2
te(n)を決定して記録し(ステップS27)、t2が予
定搬出時刻とみなせるか否かを判断し(ステップS2
8)、NOでみなせないのであれば、システム停止(図
11)へ進み、YESで予定搬出時刻とみなせるのであ
れば、タイマ(2)をスタートさせて(ステップS2
9)、光電スイッチSW3がONであるか否かを判断し
(ステップS30)、NOでONでなければONになる
まで待機し、YESでSW3がONになれば、次工程の
搬入時刻t3=ti(n+1)を決定して記録し(ステップ
S31)、t3が予定搬出時刻とみなせるか否かを判断
し(ステップS32)、NOでみなせないのであれば、
システム停止(図11)へ進み、YESで予定搬出時刻
とみなせるのであれば、ステップS21に戻る。
【0035】図13は、本実施の形態の画像データサン
プリング及び画像合成制御の動作を説明するフロー図で
ある(図3参照)。まず、建築板1の先端部がCCDラ
インセンサカメラ11の直下近傍に到達した否かを、光
電スイッチSW4がONであるか否かによって判断し
(ステップS41)、NOでONでなければONになる
まで待機し、YESでSW4がONになれば、タイマ
(4)をスタートさせ(ステップS42)、ロータリパル
スエンコーダ13の値を読み込んで(ステップS4
3)、この値によってサンプリングレートの補正を計算
し(図5参照)(ステップS44)、ロータリパルスエ
ンコーダ13の出力値に変化があるか否かを判断し(ス
テップS45)、YESで変化がある場合にはその変化
が異常値か否かを判断し(ステップS46)、YESで
異常値であればステップS13(図11)に戻り、NO
で異常値でなければ、ステップS45に戻り、ステップ
S45でNOであって出力値に変化がなければ、建築板
1が通過するのに相当する所定時間が経過したか否かを
判断し(ステップS47)、NOで経過していなけれ
ば、ステップS45に戻り、YESで経過すれば、補正
されたサンプリングレートでライン画像データをサンプ
リングして(ステップS48)、サンプリングデータを
記録して(図4参照)(ステップS49)、修正して画
像合成してから(図6〜図8参照)(ステップS5
0)、データ圧縮してハードディスクHDD16に蓄積
する(ステップS51)。さらに、伝送用画像データに
加工して(ステップS52)、建築板1が通過し終わっ
て光電スイッチSW4がOFFになったか否かを判断し
(ステップS53)、NOでOFFでなければ、生産管
理コントローラ200におけるメインコントロール部7
0(図17で説明する)より検査中断の指示があるか否
かを判断し(ステップS54)、NOで中断の指示がな
ければステップS53に戻り、YESで中断の指示があ
ればステップS14(図11)に戻る。ステップS53
でYESでSW4がOFFになれば、ステップS41に
戻る。
【0036】図14は、本実施の形態のパケット制御の
動作を説明するフロー図である。まず、生産管理コント
ローラ200より伝送用画像データについての指示があ
るか否かを判断し(ステップS61)、NOで指示がな
ければ、生産管理コントローラ200より詳細画像デー
タの伝送要求があるか否かを判断し(ステップS6
2)、NOで伝送要求がなければ、ステップS66に進
み、YESで伝送要求があるとハードディスクHDD1
6より該当する画像データを読み出して、伝送パケット
に組み立てて、ステップS67に進む。ステップS61
でYESで指示があれば伝送用画像データ加工部17に
その指示内容を連絡して(ステップS64)、伝送用画
像データの加工が完了したか否かを判断し(ステップS
65)、NOで完了していなければ完了するのを待機
し、YESで完了すれば、搬入時刻t1=ti(n)、搬出
時刻t2=te(n)、異常有無及び伝送用画像データを読
み込んで伝送パケットに組み立てて(ステップS6
6)、組み立てた伝送パケットをパケットバッファ19
に保持し(ステップS67)、通信制御部27からの送
出指示に従って、パケットバッファ19に保持している
伝送パケットを送出する(ステップS68)。ここで、
メインコントロール部70(図17で説明する)よりパ
ケット送出中断の指示があるか否かを判断し(ステップ
S69)、NOで中断の指示がなければ最初のステップ
S61に戻り、YESで中断の指示があれば、パケット
送出を中断し(ステップS70)、メインコントロール
部70よりパケット送出再開の指示があるか否かを判断
し(ステップS71)、NOで指示がなければステップ
S70に戻って中断を継続し、YESで再開の指示があ
ればステップS66に戻る。
【0037】図15は、本実施の形態の伝送パケットの
構成例を示す図である。伝送パケットは固定長で、例え
ばプリアンブル(PA)P1とデリミタP7との間に、
工程番号P2、工程搬入時刻P3、工程搬出時刻P4、
板画像データP5、及び、異常発生有無指示フラグP6
を有する。図16は、本実施の形態の各伝送パケットの
全体イメージを説明する図である。パケットの表示を
「仮板番号−工程番号」としている。時間軸Aは特定の
工程において、時間と共に建築板1が移動するときのパ
ケットを示している。例えば、工程3においては、「1
−3」、「2−3」、「3−3」のように仮板番号1、
2、3の建築板1が時間と共に搬入されては搬出されて
いくことを示している。また、時間軸Bは特定の建築板
1について、時間と共に各工程に搬送されるときのパケ
ットを示している。例えば、仮板番号3の建築板1につ
いては、「3−1」、「3−2」、「3−3」と各工程
に搬入されては搬出されていくことを示している。
【0038】縦方向の時間軸Aは、各工程ごとに独立し
ており、その工程内では、決して同一時刻に異なる建築
板1が存在することはあり得ないので、伝送パケットに
ついても時間軸A上で重なることはない。また、各建築
板1ごとの時間軸B上の伝送パケットの位置について
も、板が順に各工程の加工を受けて出て来るのであるか
ら、決して時間軸B上で重なることはない。
【0039】電気信号の時間経過を確保できる媒体が信
号伝送路となり得る。そこで、上記時間軸Aと時間軸B
に着目し、各建築板1ごとの伝送パケットを独立した時
間軸B上に並べ、それぞれの伝送開始時刻を最初の工程
1についての時間軸A上の点として規定すれば、ある板
の加工履歴を表面板加工データの変化として把握するこ
とが可能となる。
【0040】上記の考え方に従い、各建築板1ごとに伝
送チャンネルを割り当て、各工程管理コントローラ10
0が取得して加工した板画像データをパケットに組み立
てて、その割り当てチャンネルに順に乗せていく制御を
行うことで、1枚の建築板1についての加工履歴を画像
データとして遠隔地にある生産管理コントローラヘ伝送
することが可能となる。伝送中、各パケットが重なるこ
とはない。
【0041】図17は、本実施の形態の伝送システム及
び生産管理コントローラの構成を示す図である。例えば
A生産ラインの工程(1)〜工程(n)の各工程管理コントロ
ーラ100は同軸ケーブルを使用する多重伝送路61で
接続され、さらに、接続器62を介して生産管理コント
ローラ200と接続される。制御データ伝送用には制御
チャンネルCch(双方向)を用い、パケットデータ伝送
用にはデータチャンネルch1〜chmを用いる。生産管理
コントローラ200は、受信回路63でパケットを受信
し、多重分離回路64で、多重を分離して、検波回路6
5で検波して、デジタル復調回路66で復調し、受信デ
ータ蓄積メモリ67に蓄積し、画像合成して画像合成メ
モリ68に蓄積する。キーボード72からの指示によっ
てメインコントロール部70は、必要に応じて合成画像
をディスプレイ71(Aライン用〜NNライン用)に表
示する。また制御データはメインコントロール部70か
ら送信回路73によって伝送路へ送出され、各工程管理
コントローラ100にて受信される。
【0042】図18は、本実施の形態の受信データ蓄積
メモリ67に蓄積される画像ファイルを示す図である。
基本的には図16で示した各パケットのデータを蓄積す
るのであるが、プリアンブルP1及びデリミタP7は除
去する。ch1は仮板番号1の建築板1の各工程1、2、
‥‥‥、nにおけるデータを画像ファイル1として蓄積
する。同様に、ch2は仮板番号2の建築板1の各工程
1、2、‥‥‥、nにおけるデータを画像ファイル2と
して蓄積する。図19は、本実施の形態のディスプレイ
71における板画像の表示例を示す図である。検査した
板番号1、2、3、‥‥‥の全ての検査対象板の工程
1、2、3、‥‥‥の表面画像が、縦スクロールボタン
81、横スクロールボタン82を操作することによっ
て、1つの画面上に表示できるようにしている。
【0043】こうすることによって、各工程で加工され
た板の外観変化が相対的に比較できるようになり、たと
え搬送状態には問題がなかったとしても、同一内容の加
工が何回も繰り返されることにより発生するバラツキな
どの有無を検出することも可能となり、加工工程のより
一層の安定化を図るのに有用な情報を知得することがで
きる。
【0044】異常が発生した建築板1については、ここ
では例えば枠で囲んで表示するようにしているので、ど
の工程で、いつ頃異常が発生したかも即座に把握でき
る。また、画面左下隅に板の搬出時刻を表示するウィン
ドウ86が表示されるように設定しており、該当する建
築板1の表示部分にカーソルを合わせ、マウスをクリッ
クすると、搬出時刻が表示される。
【0045】画面左上隅には、操作メニューを表示する
ダイアログボックススイッチ83が設けられており、こ
こをクリックして、操作メニューを表示して、その中の
板画像伝送を選択し、更にサブメニューの中の所定の表
示サイズを選択することにより、表示したい建築板1の
ハードディスクHDD16に蓄積されたJPEGデータ
が選択された表示サイズとなって伝送されて画面表示さ
れる。
【0046】また、「A生産ライン」等の表示タイトル
バー84、加工中の板枚数表示ウインドウ85を設けて
いる。図20は、本実施の形態の生産管理コントローラ
200の動作を説明するフロー図である。まず、システ
ム電源ONか否かを判断し(ステップS81)、NOで
あればシステム電源ONになるまで待機する。YESで
あれば初期設定を行う(ステップS82)。
【0047】つぎにステップS83で、ネットワーク通
信制御を行い、ステップS84で伝送させる板画像デー
タについてのキー入力による指示があるか否かを判断
し、NOで指示がなければあるまで待機し、YESで指
示があると、各工程管理コントローラ100へ伝送用画
像データについての指示を送信する(ステップS8
5)。つぎに、詳細板画像データを伝送させる指示のキ
ー入力があるか否かを判断し(ステップS86)、NO
で指示がなければあるまで待機し、YESで指示がある
と、各工程管理コントローラ100へ詳細板画像データ
を伝送すべき指示を送信する(ステップS87)。つぎ
に、中断した検査を再開させる指示のキー入力があるか
否かを判断し(ステップS88)、NOで指示がなけれ
ばあるまで待機し、YESで指示があると、各工程管理
コントローラ100へ検査を再開する指示を送信する
(ステップS89)。ステップS90では、工程管理コ
ントローラ100からの伝送パケットを受信した否かを
判断し、NOで受信していなければステップS95に進
み、YESで伝送パケットを受信したら、カウンタ69
をカウントアップして(ステップS91)、受信データ
蓄積メモリ67に画像ファイルとして所定位置に格納し
ていく(ステップS92)。そして、画像ファイルを読
み出して表示画像に合成して(ステップS93)、ディ
スプレイ71に表示する(ステップS94)。つぎに、
ステップS95では、工程管理コントローラ100から
JPEGファイルの伝送パケットを受信した否かを判断
し、NOで受信していなければステップS90に戻り、
YESで伝送パケットを受信したら、受信データ蓄積メ
モリ67にJPEGファイルとして格納していく(ステ
ップS96)。そして、JPEGファイルを読み出して
表示画像に合成して(ステップS97)、ディスプレイ
71に表示する(ステップS98)。さらに、加工中の
板枚数を表示ウインドウ85に表示して(ステップS9
9)、システム運転を停止するか否かを判断し(ステッ
プS100)、NOで停止しないのであれば継続し、Y
ESで停止するのであれば、システム停止処理を実行し
て(ステップS101)、フローを終了する。なお、本
発明は上記実施の形態に限定されるものではない。各被
加工板ごとに伝送チャンネルを割り当てることに代え
て、各加工工程ごとに伝送チャンネルを割り当ててもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、前記被
加工板の斜行度に基づいて前記画像データを修正する制
御手段を備えることで、標準の被加工板や他の被加工板
の画像データとの比較が容易にできる。また、前記各被
加工板ごとに伝送チャンネルを割り当てて前記画像デー
タを伝送パケットに組み立てて伝送する伝送手段を備え
ることで、パケットの衝突もなく効率的に画像データを
伝送することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による被加工板の表面検
査システムを適用するのに好適な連続加工ラインの一部
概略構成を示す上面図である。
【図2】本実施の形態の連続加工ラインの要部概略構成
を示す図である。
【図3】本実施の形態の検査工程の概略構成を示す図で
ある。
【図4】CCDラインセンサカメラの詳細構成を示す図
である。
【図5】ライン読取レート変更を説明する図である。
【図6】画像合成メモリへの画像データの蓄積を説明す
る図である。
【図7】建築板が斜行走行している場合の画像処理を説
明する図である。
【図8】斜行の場合の画像修正を説明する図である。
【図9】合成板画像データと、表示画像データとの関係
を説明する図である。
【図10】本実施の形態の工程管理コントローラ及び生
産管理コントローラの構成を示す図である。
【図11】本実施の形態の工程管理コントローラの動作
を説明するフロー図である。
【図12】本実施の形態の板特定部の動作を説明するフ
ロー図である。
【図13】本実施の形態の画像データサンプリング及び
画像合成制御の動作を説明するフロー図である。
【図14】本実施の形態のパケット制御の動作を説明す
るフロー図である。
【図15】本実施の形態の伝送パケットの構成例を示す
図である。
【図16】本実施の形態の各伝送パケットの全体イメー
ジを説明する図である。
【図17】本実施の形態の伝送システム及び生産管理コ
ントローラの構成を示す図である。
【図18】本実施の形態の受信データ蓄積メモリに蓄積
される画像ファイルを示す図である。
【図19】本実施の形態のディスプレイにおける板画像
の表示例を示す図である。
【図20】本実施の形態の生産管理コントローラの動作
を説明するフロー図である。
【符号の説明】
1 建築板 13 ロータリパルスエンコーダ 31 搬送ローラ 61 多重伝送路 62 接続器 81 縦スクロールボタン 82 横スクロールボタン 83 ダイアログボックススイッチ 84 表示タイトルバー 85 加工中の板枚数表示ウインドウ 86 板の搬出時刻を表示するウィンドウ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の被加工板を1次元撮像するライン
    センサと、前記被加工板の走行速度を測定する速度測定
    手段と、該速度測定手段によって測定される被加工板の
    走行速度に基づいて前記ラインセンサのサンプリングを
    制御するサンプリング制御手段と、前記ラインセンサの
    出力を合成して2次元の画像データとする画像合成メモ
    リと、前記被加工板の斜行度に基づいて前記画像データ
    を修正する制御手段と、を備えることを特徴とする被加
    工板の表面検査システム。
  2. 【請求項2】 長尺の被加工板を1次元撮像するライン
    センサと、前記被加工板の走行速度を測定する速度測定
    手段と、該速度測定手段によって測定される被加工板の
    走行速度に基づいて前記ラインセンサのサンプリングを
    制御するサンプリング制御手段と、前記ラインセンサの
    出力を合成して2次元の画像データとする画像合成メモ
    リと、前記各被加工板ごとに伝送チャンネルを割り当て
    て前記画像データを伝送パケットに組み立てて伝送する
    伝送手段と、を備えることを特徴とする被加工板の表面
    検査システム
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