JP3092656B2 - 試験プログラム実行制御方法 - Google Patents

試験プログラム実行制御方法

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JP3092656B2 JP08203841A JP20384196A JP3092656B2 JP 3092656 B2 JP3092656 B2 JP 3092656B2 JP 08203841 A JP08203841 A JP 08203841A JP 20384196 A JP20384196 A JP 20384196A JP 3092656 B2 JP3092656 B2 JP 3092656B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試験プログラムの実
行制御方法に関し、特に試験プログラムの実行時間を短
くする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数台ある中央処理装置(以下、CPU
と呼ぶ)のテストを短時間で実施しようとする場合、特
に試験プログラムを外部記憶装置からメモリヘ移送する
手段が同時に1つしか使用できない場合に問題がある。
これに対し、従来は任意の試験プログラムをメモリにロ
ードした後、各々のCPUが自分の作業エリアにこれを
コピーし、全てのCPUで1つの試験プログラムを同時
に並行して実行することにより試験プログラムのロード
を1回にすることで、試験プログラムのロードに要する
時間を短くしようとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
試験プログラムの試験内容によっては、例えばシステム
内のリソースを占有した試験環境を必要とする試験プロ
グラムは、試験環境構築のため、複数のCPUで同時に
並行して試験を実行することができず、何等かの待ち合
わせ処理が必要となるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の試験プログラム
実行制御方法は、複数のCPUが1つの記憶装置を共有
した計算機システムにおいて前記記憶装置内のメモリ領
域に試験プログラムをロ一ドし、これを各CPUが実行
することで計算機システムのテストを行う方法におい
て、メモリ領域を論理的に分割して各々CPUに静的に
割当てを行い、各々のメモリ領域に試験プログラムの実
行を制御するモニタプログラムを配置し、モニタプログ
ラムが試験プログラムを実行するときに前記試験プログ
ラムが他のCPUで使用されているかどうかを常に検査
する手段を具備することにより、同時にひとつの試験プ
ログラムが複数のCPUで実行されないよう試験プログ
ラムの使用に関し排他制御を実現するとともに、個々の
CPUが独立して試験プログラムを並行して実行できる
ようにし、更に、分割メモリ内に試験プログラムを蓄積
する手段を具備することにより、実行すべき試験プログ
ラムがすでにある分割メモリ内にロードされているとき
は、CPUに割り当てる分割メモリエリアを動的に切り
替えることで、試験プログラムのロード時間を不要にす
る機能を持たせたことを特徴とする。
【0005】本発明によればまた、複数のCPUが1つ
の記憶装置を共有した計算機システムにおいて前記記憶
装置内のメモリ領域に試験プログラムをロ一ドし、これ
を各CPUが実行することで計算機システムのテストを
行う方法において、メモリ領域を論理的に分割して各々
CPUに静的に割当てを行い、各々のメモリ領域に試験
プログラムの実行を制御するモニタプログラムを配置
し、モニタプログラムが試験プログラムを実行するとき
に前記試験プログラムが他のCPUで使用されているか
どうかを常に検査する手段を具備することにより、同時
にひとつの試験プログラムが複数のCPUで実行されな
いよう試験プログラムの使用に関し排他制御を実現する
とともに、個々のCPUが独立して試験プログラムを並
行して実行できるようにし、更に、前記CPUがn個の
場合に、前記記憶装置内は論理的に重なりあうことのな
い独立したn+1個のスモールメモリ領域に分割され、
1つのスモールメモリ領域は、n個のCPUから共有し
て使用される領域であり、残りのスモールメモリ領域
は、n個のCPU毎に用意されたスモールメモリであっ
て、モニタプログラムが格納される領域と試験プログラ
ムが格納される領域とに区分けされていることを特徴と
する試験プログラム実行制御方法が提供される。
【0006】本発明によれば更に、複数の中央処理装置
(以下、CPUと呼ぶ)が1つの記憶装置を共有した計
算機システムにおいて前記記憶装置内のメモリ領域に試
験プログラムをロ一ドし、これを各CPUが実行するこ
とで計算機システムのテストを行う方法において、メモ
リ領域を論理的に分割して各々CPUに静的に割当てを
行い、各々のメモリ領域に試験プログラムの実行を制御
するモニタプログラムを配置し、モニタプログラムが試
験プログラムを実行するときに前記試験プログラムが他
のCPUで使用されているかどうかを常に検査する手段
を具備することにより、同時にひとつの試験プログラム
が複数のCPUで実行されないよう試験プログラムの使
用に関し排他制御を実現するとともに、個々のCPUが
独立して試験プログラムを並行して実行できるように
し、更に、分割メモリ内に試験プログラムを蓄積する手
段を具備することにより、実行すべき試験プログラムが
すでにある分割メモリ内にロードされているときは、C
PUに割り当てる分割メモリエリアを動的に切り替える
ことで、試験プログラムのロード時間を不要にする機能
を持たせ、しかも、前記CPUがn個の場合に、前記記
憶装置内は論理的に重なりあうことのない独立したn+
1個のスモールメモリ領域に分割され、1つのスモール
メモリ領域は、n個のCPUから共有して使用される領
域であり、残りのスモールメモリ領域は、n個のCPU
毎に用意されたスモールメモリであって、モニタプログ
ラムが格納される領域と試験プログラムが格納される領
域とに区分けされていることを特徴とする試験プログラ
ム実行制御方法が提供される。
【0007】
【作用】本発明の試験プログラム実行制御方法は、1つ
の主記憶装置を論理的に分割し、複数個あるCPUのそ
れぞれに1つずつ専用のメモリ領域を割当て、この上に
試験プログラムの実行制御を司るモニタプログラムを展
開し、モニタプログラムが試験プログラムを実行すると
きに前記プログラムが他のCPUで使用されているかど
うかを常に検査し、各CPUに割当てられたメモリ領域
内に、試験プログラムを次々と蓄積する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、
本発明の実施の形態はn個の中央処理装置(以下、CP
Uと呼ぶ)11、12、…、1nと、n個のCPUから
共有して使用され試験プログラムがロードされる記憶装
置(以下、MMUと呼ぶ)20と、試験プログラムをM
MU20にロードしたり、CPUに対して動作指示を出
したりするためのサービスプロセッサ(以下、SVPと
呼ぶ)30及び、外部記憶装置31とから構成されてい
る。
【0009】外部記憶装置31には本発明により制御さ
れる試験プログラムと試験プログラムの実行制御を司る
モニタプログラム、およびモニタプログラムの実行準備
を整える初期設定プログラム(以降、ILPと呼ぶ)が
格納されている。各々のプログラムはある単位(以降、
セクションと呼ぶ)に分割されて格納されている。各々
のセクションはそれぞれユニークな名称が付与されて、
個々に識別できるようになっている。SVP30はn個
のCPU11、12、…、1n全てとMMU20との間
に専用の通信線を持ち、この通信線を介して外部記憶装
置31にある試験プログラムのあるセクションをMMU
20の特定の位置に送り込んだり、n個のCPUに対し
動作の開始、停止を個別に指示することなどが可能であ
る。
【0010】図2はMMU20の内部をより詳細に示し
たものである。図2を参照すると、MMU20はILP
によってその内部をn+1個の領域に論理的に重なりあ
うことのない独立した領域に分割される。このn+1個
の分割された領域をスモールメモリと呼ぶことにする
と、n+1個のスモールメモリは、SM200、SM2
01、SM202、…、SM20nという番号が付与さ
れている。SM200はn個のCPUから共有して使用
されるスモールメモリである。SM201からSM20
nまではn個のCPU毎に用意されたスモールメモリで
あり、さらにその内部はモニタプログラムが格納される
領域と試験プログラムが格納される領域とに区分けされ
ている。この区分けされた領域をSM20iMとSM2
0iP(i=1〜n)と呼ぶことにする。
【0011】図3はILPが試験プログラムを起動する
処理をステップで示したものである。
【0012】次に、図1、図2および図3を参照して、
本発明の実施の形態の動作について説明する。操作員か
ら試験プログラムの実行が指示されるとSVP30は外
部記憶装置31にあるILPをSM200にロードし最
も若番のCPU(通常はCPU11が選ばれる)にIL
Pの実行開始を指示する。最初に、ILPは、図2に示
すように、MMU20をn+1個のスモールメモリ領域
に分割する(ステップ301)。分割の方法は、n個の
CPUがアクセスする論理アドレスの上限と下限を定義
するだけの簡単な方法から、論理アドレスから物理アド
レスを生成するハードウェアで提供されたアドレス変換
機構を利用してあるCPUが他のCPUに割り当てられ
たスモールメモリにアクセスをすることを未然に検出で
きるような高度な方法まで色々あるが、ここでは特に言
及しない。
【0013】続いて、試験プログラムの実行制御に共通
で使用するテーブルを共通データテーブルとしてn個の
CPUから共有されるスモールメモリSM200内に作
成する(ステップ302)。更に、前のステップで作成
したすべての共通データテーブルに対し初期設定を行う
(ステップ303)。ここで、共通データテーブルに
は、後述するように、CPU状態管理テーブルやスモー
ルメモリ(SM)状態管理テーブル等がある。
【0014】その後、ILPはモニタプログラムが動作
するのに必要な環境を整えた後に、各CPU毎に割り当
てられたスモールメモリ領域SM20iM(i=2〜
n)内に外部記憶装置31からモニタプログラムをロー
ドして各CPU1i(i=2〜n)にモニタプログラム
の実行を指示する(ステップ304,305)。モニタ
プログラムの実行を指示されたCPU1i(i=2〜
n)はSM200にある共通データテーブルをもとに試
験プログラムをセクション単位で自分のスモールメモリ
SM20iP(i=2〜n)内にロードして試験プログ
ラムの実行を進めていく。
【0015】ILPはn−1個のCPUにモニタプログ
ラムの実行を指示した後(ステップ306)、自らもモ
ニタプログラムをスモールメモリにロードし、モニタプ
ログラムに実行制御を移しILP自身を消滅させる(ス
テップ307)。このようにして、n個のCPU上で並
行して試験プログラムが実行される。
【0016】ILPがあるCPUにモニタプログラムの
実行を指示するときの手順について図4および図5を参
照してもう少し詳しく説明する。図4はILPがモニタ
プログラムの実行を他のCPUに指示するステップを示
したものである。また、図5は図3のステップ302で
作成された共通データテーブルのうち、n個のCPUの
状態を管理するためのCPU状態管理テーブルT1およ
びスモールメモリ状態管理テーブルT2がどのように構
成されているかを1つの具体例をあげて示したものであ
る。
【0017】図4において、ILPはCPU状態管理テ
ーブルT1を横方向にエントリを検索し、「未起動」状
態にあるCPUを1つ選択する(ステップ401)。そ
して、スモールメモリ状態管理テーブルT2の中の選択
したCPUに割り当てられているスモールメモリのエン
トリの表示を「未使用」から「使用中」に書換えて、当
該スモールメモリのモニタロード領域にモニタプログラ
ムをロードする(ステップ402)。次に、CPU状態
管理テーブルT1の当該CPUのエントリの表示を「未
起動」から「モニタ」と表示し、当該CPUにモニタプ
ログラムの実行を指示する(ステップ403)。そし
て、CPU状態管理テーブルT1中に「未起動」と表示
しているエントリがなくなるまで、言い換えれば全ての
CPUにモニタプログラムの起動を行うまでステップ4
01からステップ403の処理を繰り返す(ステップ4
04)。
【0018】次に、本発明の請求項1に記載された例に
ついて図面を参照して詳細に説明する。図6はILPか
らモニタプログラムの実行を指示されたCPUが試験プ
ログラムを自分に割り当てられたスモールメモリにロー
ドして共通データテーブルを使用しながら実行制御する
際のステップについてその詳細を示したものである。ま
た、図7はILPを作成する共通データテーブルであ
り、外部記憶装置31に格納されている試験プログラム
のセクション名一覧と各セクションが現在どのCPUで
使用されているかを示す情報を保持した試験プログラム
管理テーブルT3の構成についてその一具体例を示した
ものである。
【0019】ILPから起動を指示されたCPUは自分
のCPU番号をもとに試験プログラム管理テーブルT3
を縦方向にサーチし「未実行」と表示されているセクシ
ョンを検索する(ステップ601、602および図7の
矢印A)。そして、「未実行」と表示されているセクシ
ョンを見つけると、今度はこのセクション名をもとに、
当該セクションが他のCPUで実行されているかどうか
を横方向に向かって一斉にチェックする(ステップ60
3および、図7の矢印B)。
【0020】このとき、当該セクションが他のCPUで
「使用中」と表示されていた場合は、当該セクションが
他のCPUで使用されているため、当該セクションの実
行は見送り、次のエントリを検索する(ステップ60
4)。もし、当該セクションが他のCPUで実行されて
いない、すなわち未使用状態のセクションであるなら
ば、検索時に縦横が交差したエントリ(図7のエントリ
X)の表示を「未実行」から「使用中」に書き換える
(ステップ605)。そして、当該セクションを自分に
割り当てられたスモールメモリのプログラムロード領域
にロードしセクションの実行を開始する(ステップ60
6)。そして、セクションの実行が終わると、図7のエ
ントリXを「実行済」に書き換える(ステップ60
7)。ステップ608において、すべてのセクションが
「実行済」という表示になるまで、ステップ601から
ステップ607までの処理を繰り返し、試験プログラム
管理テーブルT3にあるすべてのセクションの実行を繰
り返す。
【0021】ILPからモニタプログラムの起動を指示
された各々のCPUは独立して図6のステップに沿って
処理を行う。従って、試験プログラム管理テーブルT3
に示されたすべてのセクションは、排他制御のもと、複
数の異なるCPUで並行して実行されることになる。
【0022】次に、本発明の請求項2に記載された例に
ついて図面を参照して詳細に説明する。本例では、図4
のステップ402においてILPがモニタプログラムを
ロードしてCPUiにモニタプログラムの実行を指示す
る際、CPUi(i=1、…、n)はスモールメモリ状
態管理テーブルT2を検索し、最初に見つけた使用可能
状態にあるスモールメモリのモニタロード領域にモニタ
プログラムをロードする。このとき、CPU状態管理テ
ーブルT1のCPUiのエントリには使用したスモール
メモリのモニタロード領域の識別番号「SM20jM」
(j=1、…、n)を書き込む。このとき、かならずし
もi=jでなくてもよい。さらに、本例では、図7の試
験プログラム管理テーブルT3の代わりに図8に示した
試験プログラム管理テーブルT4を使用し、「未使用」
状態にあるセクションを検索し、これをスモールメモリ
領域にロードし実行する。
【0023】このときセクションのロードを極力少なく
するための処理について図9を参照して詳しく説明す
る。図9によれば、ある「未使用」状態にあるセクショ
ンをロードしようとしたとき、試験プログラム管理テー
ブルT4からセクションのロード領域をチェックする
(ステップ901)。そして、ステップ902におい
て、選択したセクションがCPUkに割り当てられてい
るスモールメモリSM20kPに「ロード済」と表示さ
れている場合、CPUjはスモールメモリ状態管理テー
ブルT2のSM20kの表示を「使用中」という表示を
行い、セクションのロードはスキップしてSM20kP
にあるセクションを実行する(ステップ903、90
4)。
【0024】一方、ステップ902において、選択した
セクションのセクションロード領域の表示が「未ロー
ド」の表示の場合は、スモールメモリ状態管理テーブル
T2を検索し、「未使用」状態の表示のあるスモールメ
モリ領域を1つ選びだす(ステップ905)。次に、当
該スモールメモリの表示を「未使用」から「使用中」に
書き換え、当該スモールメモリのプログラムロード領域
を使用して、選択したセクションをロードする(ステッ
プ906)。そして、当該セクションのロード領域の表
示を「未ロード」から「SM20jP」に書き換え(ス
テップ907)、セクションを実行する(ステップ90
8)。
【0025】さて、セクションの実行が終わると使用し
ていたスモールメモリに対し、スモールメモリ状態管理
テーブルT2の表示を「未使用」に書き換えて処理を終
える(ステップ909)。以上のように、実行しようと
しているセクションが、既に別のCPUに割り当てられ
たスモールメモリのプログラムロード領域にロードされ
ているときは、各々のCPUに割り当てるスモールメモ
リの番号を動的に変えることにより、余計なセクション
のロードを無くすことが実現できる。この方法によれ
ば、n個のCPUが並行して異なるセクションを走行し
ているとスモールメモリ領域には一度実行されたセクシ
ョンがどんどん蓄積されていくことになる。ここで、既
にセクションがロードされているスモールメモリ領域を
n個のCPUに動的に割り当てることにより、それぞれ
のセクションのロード回数は1回で済むことになり、n
が大きければ大きいほどロードに要する時間が省けると
いう効果も大きくなる。ただし、あるCPUが使用した
試験プログラムを別の試験プログラムで再度使用する場
合、試験プログラム実行後の試験プログラムのデータ定
義部を初めてロードした直後の値と一致させておく必要
があるが、その手段については特に言及しない。例え
ば、スモールメモリ領域SM20iPを大きく2つに分
けて、片方の領域にセクションをロードし、セクション
を実行するときにもう一方にコピーして使用すること
で、プログラムの原版を常にメモリ上に保存しておくと
いった従来の技術を利用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の試験プロ
グラム実行制御方法は試験環境の構築のためのリソース
の競合が発生する試験プログラムに対して、複数のCP
Uが使用する試験プログラムの排他制御を行いつつ、複
数のCPUが並行して試験プログラムを実行すること、
および試験プログラムのロード回数を極力少ない回数で
済むよう試験プログラムを分割メモリ領域に蓄積するこ
とにより、システム全体のテスト実行に要する時間を、
従来の試験プログラムの実行方法と比較して、短く出来
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試験プログラム実行制御方法が適用さ
れる計算機システムの構成図である。
【図2】図1に示された記憶装置の内部を示した説明図
である。
【図3】本発明でILPが試験プログラムを起動する処
理の流れを示すフローチャート図である。
【図4】本発明でILPがn個のCPUに対してモニタ
プログラムの実行を行う際の流れを示すフローチャート
図である。
【図5】本発明においてILPが作成する共通データテ
ーブルの一例を示した図である。
【図6】本発明においてCPUが試験プログラムを実行
する際の流れを示すフローチャート図である。
【図7】本発明でILPが作成する共通データテーブル
の他の例を示した図である。
【図8】本発明においてILPが作成する共通データテ
ーブルの更に他の例を示した図である。
【図9】本発明において試験プログラムをロードして実
行する際の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
11,12,1n 中央処理装置(CPU) 20 記憶装置 30 サービスプロセッサ 31 外部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/26 G06F 12/02 G06F 15/16 - 15/177

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中央処理装置(以下、CPUと呼
    ぶ)が1つの記憶装置を共有した計算機システムにおい
    て前記記憶装置内のメモリ領域に試験プログラムをロ一
    ドし、これを各CPUが実行することで計算機システム
    のテストを行う方法において、メモリ領域を論理的に分
    割して各々CPUに静的に割当てを行い、各々のメモリ
    領域に試験プログラムの実行を制御するモニタプログラ
    ムを配置し、モニタプログラムが試験プログラムを実行
    するときに前記試験プログラムが他のCPUで使用され
    ているかどうかを常に検査する手段を具備することによ
    り、同時にひとつの試験プログラムが複数のCPUで実
    行されないよう試験プログラムの使用に関し排他制御を
    実現するとともに、個々のCPUが独立して試験プログ
    ラムを並行して実行できるようにし、更に、分割メモリ
    内に試験プログラムを蓄積する手段を具備することによ
    り、実行すべき試験プログラムがすでにある分割メモリ
    内にロードされているときは、CPUに割り当てる分割
    メモリエリアを動的に切り替えることで、試験プログラ
    ムのロード時間を不要にする機能を持たせたことを特徴
    とする試験プログラム実行制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の中央処理装置(以下、CPUと呼
    ぶ)が1つの記憶装置を共有した計算機システムにおい
    て前記記憶装置内のメモリ領域に試験プログラムをロ一
    ドし、これを各CPUが実行することで計算機システム
    のテストを行う方法において、メモリ領域を論理的に分
    割して各々CPUに静的に割当てを行い、各々のメモリ
    領域に試験プログラムの実行を制御するモニタプログラ
    ムを配置し、モニタプログラムが試験プログラムを実行
    するときに前記試験プログラムが他のCPUで使用され
    ているかどうかを常に検査する手段を具備することによ
    り、同時にひとつの試験プログラムが複数のCPUで実
    行されないよう試験プログラムの使用に関し排他制御を
    実現するとともに、個々のCPUが独立して試験プログ
    ラムを並行して実行できるようにし、更に、前記CPU
    がn個の場合に、前記記憶装置内は論理的に重なりあう
    ことのない独立したn+1個のスモールメモリ領域に分
    割され、1つのスモールメモリ領域は、n個のCPUか
    ら共有して使用される領域であり、残りのスモールメモ
    リ領域は、n個のCPU毎に用意されたスモールメモリ
    であって、モニタプログラムが格納される領域と試験プ
    ログ ラムが格納される領域とに区分けされていることを
    特徴とする試験プログラム実行制御方法。
  3. 【請求項3】 複数の中央処理装置(以下、CPUと呼
    ぶ)が1つの記憶装置を共有した計算機システムにおい
    て前記記憶装置内のメモリ領域に試験プログラムをロ一
    ドし、これを各CPUが実行することで計算機システム
    のテストを行う方法において、メモリ領域を論理的に分
    割して各々CPUに静的に割当てを行い、各々のメモリ
    領域に試験プログラムの実行を制御するモニタプログラ
    ムを配置し、モニタプログラムが試験プログラムを実行
    するときに前記試験プログラムが他のCPUで使用され
    ているかどうかを常に検査する手段を具備することによ
    り、同時にひとつの試験プログラムが複数のCPUで実
    行されないよう試験プログラムの使用に関し排他制御を
    実現するとともに、個々のCPUが独立して試験プログ
    ラムを並行して実行できるようにし、更に、分割メモリ
    内に試験プログラムを蓄積する手段を具備することによ
    り、実行すべき試験プログラムがすでにある分割メモリ
    内にロードされているときは、CPUに割り当てる分割
    メモリエリアを動的に切り替えることで、試験プログラ
    ムのロード時間を不要にする機能を持たせ、しかも、前
    記CPUがn個の場合に、前記記憶装置内は論理的に重
    なりあうことのない独立したn+1個のスモールメモリ
    領域に分割され、1つのスモールメモリ領域は、n個の
    CPUから共有して使用される領域であり、残りのスモ
    ールメモリ領域は、n個のCPU毎に用意されたスモー
    ルメモリであって、モニタプログラムが格納される領域
    と試験プログラムが格納される領域とに区分けされてい
    ことを特徴とする試験プログラム実行制御方法。
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