JP3092643B2 - インクジェット記録装置、及びインクカートリッジ - Google Patents
インクジェット記録装置、及びインクカートリッジInfo
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Description
クの供給を受ける記録ヘッドにより記録を行う記録装
置、より詳細には着脱式インクタンクの取付け構造に関
する。
刷を行うインクジェット記録装置は、カートリッジ形式
に構成されたインクタンクを装着することにより、記録
ヘッドで消費される分のインクを補給するように構成さ
れている。記録動作時のインクの供給を可能ならしめる
ためには、少なくとも記録動作時にはインクカートリッ
ジは大気に連通されている必要があり、カートリッジを
構成する容器には大気連通孔が穿設されている。
いて振動や温度変化を受けて内圧が変化するため、大気
連通孔から内部のインクが漏洩することがある。このよ
うな問題を解消するため、例えば特開平4−62158号公
報、特開平4−62159号公報、特開平4−62160号公報に見
られるように、大気連通口を剥離可能なシール部材によ
り封止した状態で流通させ、使用時にはユーザがシール
部材を剥離してインクタンクを大気に連通させることが
行われている。
によるインクタンクのシール部材の剥離が行われない状
態で、記録装置に装着されると、記録ヘッドへのインク
の供給が不十分となり、印刷不良が生じるという問題が
ある。このような問題を解消するため、特開昭60-19263
9号公報等に見られるように、インクカートリッジを記
録装置に装着する操作に合せてインクカートリッジを大
気に連通させることも提案されているが、インクカート
リッジを大気に連通させる動作と、カートリッジを記録
ヘッドに連通させる動作とが同時に行われるため、イン
クを減圧状態で収容しているインクカートリッジにあっ
ては、記録ヘッドにインクカートリッジの負圧が作用し
て記録ヘッドに大気が流入し、インクカートリッジ装着
後にインク滴の吐出が不安定になるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、減圧状態でインクが収容
されたインクカートリッジを記録ヘッドに装着した後に
もインク滴の吐出不良を招くことなく、しかも大気に確
実に連通させた状態でインクカートリッジを装着するこ
とができるインクジェット記録装置を提供することであ
る。本発明の他の目的は、同上記録装置に適したインク
カートリッジを提供することである。
るため、減圧状態でインクが収容され、使用時に大気連
通孔により大気に連通されて記録ヘッドに連通してイン
クを供給するインクジェットカートリッジを、前記記録
ヘッドに装着する固定部材を備えたインクジェット記録
装置において、固定部材が、前記インクカートリッジに
穿孔して大気に連通させて前記インクカートリッジを大
気圧に戻した後、前記記録ヘッドにインクを供給するよ
うに連通させるようにした。
ッドに固定すると、最初にインクカートリッジが大気に
連通され、その後に記録ヘッドと連通するから、記録ヘ
ッドに負圧が作用するが防止される。
に基づいて説明する。図1は、本発明のインクジェット
記録装置の一実施例を、インクタンク装着機構をもって
示すもので、インクタンク、つまりインクカートリッジ
を構成するタンクケース1は、インク3を含浸させた多
孔質のフォーム2を収容し、底部には記録ヘッド5に連
通する金属からなる中空針6と液密に嵌合するゴム栓4
またはOリングが設けられている。
からなる上蓋9で封止されていて、上蓋9には後述する
固定部材の中空突起部が貫通する薄肉部9bが設けら
れ、また裏面にはフォーム2を押さえて空気室8を確保
するリブ9aが形成されている。
0cで回動可能に記録ヘッドを搭載している図示しない
キャリッジに設けられていて、上蓋9の薄肉部9bに対
向する位置には中空突起部10bが設けらている。中空
突起部10bは、図3に示したように薄肉部9bを容易
に貫通できるように、先端にはノコギリ状に複数の先鋭
部が形成されている。なお、図中符号7は、プラテン
を、また符号20は、タンクケース1を装着する際の案
内と受け台となるキャリッジに形成されたタンクケース
1の取り付け台を示す。
け台20に装填すると、中空針6がタンクケース1の下
端のゴム栓4に接触しないようにタンクケース1がバネ
12によりその位置を規制される(図4の上部の図)。
この状態で固定部材10を軸10cを中心に回動させる
と、中空突起部10bが薄肉部9bを貫通し、またタン
クケース1が降下して中空針6がゴム栓4を貫通する
(図4の下部の図)。これにより、ユーザによるシール
部材の剥離操作を必要とすることなく、固定部材の一連
の動作だけで中空突起部10bにより大気に連通された
インクタンクが記録ヘッド5に装着されることになる。
ンクタンクの内圧が大気圧となった段階で、記録ヘッド
に連通するため、インクタンクの負圧による記録ヘッド
からの大気の吸引を防止でき、記録ヘッドへの気泡の浸
入を防止することができる。
あって、この実施例においては、タンクケース1の上蓋
9の薄肉部9bには、表面に突出する突起部9cが形成
されている。一方、タンクケース固定部材10の近傍に
は、作動部10dが形成されていて、これに対向する位
置には作動杆11aを備えたスイッチ11が配置されて
いる。
ヘッド5に装着する前に、突起部9cを折り曲げて薄肉
部9bを破り大気連通孔9dを形成する。大気連通孔9
dの形成後にインクタンクを記録ヘッドに装着すると、
突起部9cが除去されているため、固定部材10が図6
に示したように規定の位置まで回動してスイッチ11が
作動する。これにより、インクタンクの装着が完了した
ことの信号を出力するから、記録動作を行うことができ
る。なお、図中符号sは、固定部材10と大気連通口9
dとの間に形成される間隙を示す。
た場合には、図5に示したように突起部9cが固定部材
10に当接したままの状態になるため、固定部材10が
規定の位置まで移動せず、インクタンクを規定の位置に
装着することができず、またスイッチ11が不作動状態
を維持して記録動作が不可能となる。これにより大気に
連通されていないインクタンクの装着による印字不良の
発生を未然に防止することができる。
気に開放されてインクタンクの内圧が大気圧となった段
階で、記録ヘッドとインクタンクが連通するため、イン
クタンクの負圧による記録ヘッドからの大気の吸引を防
止でき、記録ヘッドへの気泡の浸入を防止することがで
きる。
減圧状態でインクが収容され、使用時に大気連通孔によ
り大気に連通されて記録ヘッドに連通してインクを供給
するインクジェットカートリッジを、記録ヘッドに装着
する固定部材を備えたインクジェット記録装置におい
て、固定部材が、インクカートリッジに穿孔して大気に
連通させてインクカートリッジを大気圧に戻した後、記
録ヘッドにインクを供給するように連通させるので、イ
ンクタンクを装着して固定部材により記録ヘッドに固定
すると、最初にインクカートリッジが大気に連通され、
その後に記録ヘッドと連通するから、記録ヘッドに負圧
を作用させることなく装着でき、記録ヘッドのインク滴
吐出不良を防止することができる。
を、インクタンクの装着部近傍の構造で示す図である。
図である。
た状態を示す部分拡大断面図である。
図である。
態を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 減圧状態でインクが収容され、使用時に
大気連通孔により大気に連通されて記録ヘッドに連通し
てインクを供給するインクジェットカートリッジを、前
記記録ヘッドに装着する固定部材を備えたインクジェッ
ト記録装置において、 固定部材が、前記インクカートリッジに穿孔して大気に
連通させて前記インクカートリッジを大気圧に戻した
後、前記記録ヘッドにインクを供給するように連通させ
るインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記連通手段が、前記インクカートリッ
ジに形成された薄肉部を開封する突起を有するととも
に、前記突起に大気に連通する貫通孔が形成されている
請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 使用時に大気連通孔により大気に連通さ
れて記録ヘッドにインクを供給するインクジェットカー
トリッジを記録ヘッドに装着する固定部材を備えたイン
クジェット記録装置において、 前記固定部材が、前記インクジェットカートリッジへの
大気連通口の形成の有無を検出する手段を備え、前記大
気連通孔が形成されていない場合には、記録ヘッドへの
装着を阻止する手段を有するインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 使用時に大気連通孔により大気に連通さ
れて記録ヘッドにインクを供給するインクジェットカー
トリッジを記録ヘッドに装着する固定部材を備えたイン
クジェット記録装置において、 前記固定部材が、前記インクジェットカートリッジへの
大気連通口の形成の有無を検出する手段を備え、前記大
気連通孔が形成されていない場合には、前記記録ヘッド
による記録動作を阻止させるインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34712692A JP3092643B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | インクジェット記録装置、及びインクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34712692A JP3092643B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | インクジェット記録装置、及びインクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06191046A JPH06191046A (ja) | 1994-07-12 |
JP3092643B2 true JP3092643B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=18388086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34712692A Expired - Fee Related JP3092643B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | インクジェット記録装置、及びインクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (7)
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JP5076885B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2012-11-21 | ブラザー工業株式会社 | インクカートリッジ |
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-
1992
- 1992-12-25 JP JP34712692A patent/JP3092643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06191046A (ja) | 1994-07-12 |
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