JP3092514B2 - 現像装置及び現像装置を備える画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び現像装置を備える画像形成装置

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JP3092514B2
JP3092514B2 JP13299596A JP13299596A JP3092514B2 JP 3092514 B2 JP3092514 B2 JP 3092514B2 JP 13299596 A JP13299596 A JP 13299596A JP 13299596 A JP13299596 A JP 13299596A JP 3092514 B2 JP3092514 B2 JP 3092514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体ドラム表面
に形成された静電潜像に対してトナーを供給して静電潜
像のトナー現像を行うとともに、感光体ドラム表面上で
トナー現像された画像を用紙に転写して画像形成を行う
レーザプリンタ等の画像形成装置に使用される現像装置
に関し、特に、現像装置内に配置されるトナー供給ロー
ラとその両端部に接触するシール部材との間で、トナー
の漏出を有効に防止しつつ摩擦抵抗を小さくしてトナー
供給ローラの回転トルクが増大することを防止すること
が可能な画像形成装置における現像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタ等の画像形成
装置に使用される現像装置については各種形式の装置が
提案されている。かかる現像装置の一例について図9、
図10に基づき説明する。図9は従来の現像装置の要部
を模式的に示す説明図、図10は従来の現像装置の要部
を示す斜視図である。
【0003】図9において、現像装置はトナーを収納す
るトナーカートリッジ100を有し、トナーカートリッ
ジ100内には、トナーを撹拌してトナー供給口101
(トナーカートリッジ100のほぼ中央位置に形成され
た孔とフレームFに形成された孔とで構成される)から
トナーを現像室102側に供給するアジテータ103が
設けられている。上フレームF1と下フレームF2とに
より閉塞された現像室102内で下方位置にはトナー供
給ローラ104が回転可能に配置されており、このトナ
ー供給ローラ104はトナー供給口101から供給され
たトナーを現像ローラ105に供給する。また、現像ロ
ーラ105の上方で上フレームF1の内壁には、固定部
材106を介してブレード107が固定されており、か
かるブレード107は、現像ローラ105の表面に供給
されたトナー層の層厚を規制する作用を行う。更に、現
像ローラ105は感光体ドラム108と接触するように
配置されており、感光体ドラム108表面には、画像デ
ータに基づいてレーザ光をスキャニングする露光装置
(図示せず)により静電潜像が形成される。現像ローラ
105は、感光体ドラム108の表面に形成された静電
潜像にトナーを供給して画像のトナー現像を行い、ま
た、感光体ドラム108の表面上でトナー現像された画
像は、給紙部(図示せず)から送給された用紙上に転写
されて画像の形成が行われるものである。
【0004】また、図10において、現像室102の両
側には、トナー供給ローラ104の両端部に接触される
とともに、現像室102内の両側においてトナーのシー
ルを行うスポンジ材からなるサイドシール部材109が
配置されている。各サイドシール部材109の軸孔10
9A(図11等参照)にはトナー供給ローラ104のロ
ーラ軸104Aが挿嵌されている。これによりトナー供
給ローラ104におけるローラ材104B(ローラ軸1
04Aを被覆し、スポンジから形成されている)の両端
部はサイドシール部材109の内面に接触されており、
かかる接触状態でトナー供給ローラ104が回転して現
像ローラ105へのトナー供給が行われる。
【0005】尚、各サイドシール部材109の外側に
は、トナー供給ローラ104を回転可能に支持する支持
板110が配設されている。また、現像室102の上側
は、上シール部材(図示せず)によりシールされてお
り、下側は下フレームF2によりシールされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の現像装置に
おいて、トナー供給ローラ104の両端部は、そのトナ
ー供給時に各サイドシール部材109に接触しながら回
転されるが、かかる回転時には、トナー供給ローラ10
4の両端部とサイドシール部材109とが確実に接触さ
れている一方、トナー供給ローラ104とサイドシール
部材109との間で発生する摩擦抵抗が過大とならない
ことが必要である。
【0007】例えば、図11に示すように、トナー供給
ローラ104の端部とサイドシール部材109との間に
間隙Aが存在する場合には、トナーカートリッジ100
側からトナー供給口102を介して供給されたトナー
が、隙間Aから現像ローラ105側に漏出されてしま
い、この結果、現像ローラ105から感光体ドラム10
8を経てトナーが不用意に用紙の端部に付着することに
起因して用紙上に縦スジ状の印字不良が発生してしまう
問題がある。
【0008】これに対して、図12に示すように、トナ
ー供給ローラ102におけるローラ材104Bの端部を
サイドシール部材109に押圧し過ぎると、ローラ材1
04Bの端部とサイドシール部材109との間で発生す
る摩擦抵抗が大きくなり過ぎ、この結果、トナー供給ロ
ーラ102のトルクが増大してしまうことに起因してト
ナー供給ローラ102の回転駆動上支障が発生してしま
う問題がある。
【0009】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、現像装置内に配置されるトナー
供給ローラとその両端部に接触するシール部材との間
で、トナーの漏出を有効に防止しつつ摩擦抵抗を小さく
してトナー供給ローラの回転トルクが増大することを防
止することができる画像形成装置における現像装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る現像装置は、ローラ軸を有するローラ軸
体の周囲にローラ材を被覆してなる供給ローラと、供給
ローラから供給されたトナーにより感光体ドラムの静電
潜像を現像する現像ローラとを有する現像装置におい
て、前記供給ローラにおけるローラ軸体及びローラ材の
両端部に接触されるシール部材と、前記ローラ軸が挿嵌
されるとともにシール部材とローラ軸体及びローラ材の
両端部とが接触する箇所に配置されるワッシャ部材と
備え、前記ワッシャ部材の外径は、前記ローラ軸体の軸
径よりも大きく且つ前記供給ローラ のローラ径よりも小
さく設定されていることを特徴とする。
【0011】請求項1の現像装置では、供給ローラのロ
ーラ軸が挿嵌されるワッシャ部材が、シール部材とロー
ラ軸体及びローラ材の両端部とが接触する箇所に配置さ
れているので、シール部材とローラ軸体及びローラ材の
両端部とを殆ど接触させることなく、ローラ材の周端部
とシール部材とを接触させてトナーの漏出を防止しつ
つ、供給ローラの回転時にシール部材とローラ軸体、ロ
ーラ材との間で発生する摩擦抵抗を減少させることが可
能となる。特に、ワッシャ部材の外径がローラ軸体の軸
径よりも大きく設定されていることから、ローラ軸体を
シール部材に直接接触させることなくワッシャ部材に接
触させて供給ローラの回転時における摩擦抵抗を軽減す
ることが可能となる。
【0012】また、請求項2に係る現像装置は、請求項
1の現像装置において、前記ワッシャ部材は、フィルム
シートから形成されていることを特徴とする。このよう
にワッシャ部材がフィルムシートから形成されている場
合には、供給ローラの軸体及びローラ材の両端部は、主
に滑り特性が良好なワッシャ部材と接触されることとな
り、従って、供給ローラの回転時にシール部材とローラ
軸体、ローラ材との間で発生する摩擦抵抗を更に減少さ
せて供給ローラを円滑に回転させることが可能となる。
【0013】更に、請求項3に係る現像装置は、請求項
1又は請求項2の現像装置において、前記ローラ材及び
シール部材はスポンジ材から形成されていることを特徴
とする。
【0014】請求項3の現像装置では、ワッシャ部材の
外径が供給ローラのローラ径よりも小さく設定されてい
ることに基づき、スポンジ材からなるローラ材はワッシ
ャ部材により若干変形されてその周端部でシール部材と
接触されてトナーの漏出が確実に防止され得る。
【0015】また、請求項4に係る現像装置は、ローラ
軸体の周囲にローラ材を被覆してなる供給ローラと、供
給ローラから供給されたトナーにより感光体ドラムの静
電潜像を現像する現像ローラとを有する現像装置におい
て、前記供給ローラにおけるローラ材の両端部に接触さ
れるシール部材と、前記ローラ軸体の両端部が挿嵌され
るとともにシール部材とローラ材の両端部とが接触する
箇所に配置されるワッシャ部材とを設けたことを特徴と
する。
【0016】請求項4の現像装置では、供給ローラにお
けるローラ軸体の両端部が挿嵌されるワッシャ部材が、
シール部材とローラ材の両端部とが接触する箇所に配置
されているので、シール部材とローラ材の両端部とを殆
ど接触させることなく、ローラ材の周端部とシール部材
とを接触させてトナーの漏出を防止しつつ、供給ローラ
の回転時にシール部材とローラ材との間で発生する摩擦
抵抗を減少させることが可能となる。
【0017】更に、請求項5に係る画像成形装置は、ロ
ーラ軸を有するローラ軸体の周囲にローラ材を被覆して
なる供給ローラと、供給ローラから供給されたトナーに
より感光体ドラムの静電潜像を現像する現像ローラとを
有する現像装置を備える画像形成装置において、前記供
給ローラにおけるローラ軸体及びローラ材の両端部に接
触されるシール部材と、前記ローラ軸が挿嵌されるとと
もにシール部材とローラ軸体及びローラ材の両端部とが
接触する箇所に配置されるワッシャ部材とを備え、前記
ワッシャ部材の外径は、前記ローラ軸体の軸径よりも大
きく且つ前記供給ローラのローラ径よりも小さく設定さ
れていることを特徴とする。
【0018】請求項5の画像形成装置では、その現像装
置において、供給ローラのローラ軸が挿嵌されるワッシ
ャ部材が、シール部材とローラ軸体及びローラ材の両端
部とが接触する箇所に配置されているので、シール部材
とローラ軸体及びローラ材の両端部とを殆ど接触させる
ことなく、ローラ材の周端部とシール部材とを接触させ
てトナーの漏出を防止しつつ、供給ローラの回転時にシ
ール部材とローラ軸体、ローラ材との間で発生する摩擦
抵抗を減少させることが可能となる。 特に、ワッシャ部
材の外径がローラ軸体の軸径よりも大きく設定されてい
ることから、ローラ軸体をシール部材に直接接触させる
ことなくワッシャ部材に接触させて供給ローラの回転時
における摩擦抵抗を軽減することが可能となる。 これに
より、現像装置内に配置されるトナー供給ローラとその
両端部に接触するシール部材との間で、トナーの漏出を
有効に防止しつつ摩擦抵抗を小さくしてトナー供給ロー
ラの回転トルクが増大することを防止することができる
現像装置を備えた画像形成装置を実現することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置につ
いて、本発明をレーザプリンタの現像装置につき具体化
した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明す
る。先ず、本実施形態に係るレーザプリンタの概略構成
について図1、図2に基づき説明する。図1はレーザプ
リンタにおける主要構成部品の分解斜視図、図2はレー
ザプリンタの側断面図である。
【0020】図1において、レーザプリンタPの本体ケ
ース1は、メインフレーム1aとメインカバー1bとを
一体的に射出成形等で形成されてなる。メインフレーム
1aには、スキャナユニット2、プロセスユニット3、
定着ユニット4、及び、給紙ユニット5が上面から装着
される。また、メインカバー1bは、かかるメインフレ
ーム1aの四周(前後及び左右両側)外面を覆うもので
ある。さらに、メインフレーム1aの外面とメインカバ
ー1bの内面とで形成される収納凹所33には、駆動モ
ータとギヤ列を含む駆動系ユニット6が、本体ケース1
の下方から挿入されて装着固定される。
【0021】また、メインフレーム1a及びメインカバ
ー1bの上面をトップカバー7で覆っており、かかるト
ップカバー7には、メインフレーム1aにて上向きに突
出形成された操作パネル部1cを貫通させるための孔7
a、及び、給紙ユニット5の基部を貫通させるための開
口部7bとが形成されている。更に、トップカバー7の
前部側(図1中、右方側)には、その両側にて内方に向
かって突設された支持軸9aを有する一対のブラケット
9(図1中には、その一方のみを示す)が設けられてお
り、各ブラケット9の支持軸9aには、排紙トレイ8の
両側に形成された各支持部8aの支持孔8bが支持され
ている。これにより、排紙トレイ8は、トップカバー7
に対して回動可能に支持される。また、トップカバー7
の上面において、その両側部7cの上面と中央部7dの
上面との間には段差7eが形成されており、かかる段差
7eは、排紙トレイ8の不使用時において排紙トレイ8
をトップカバー7の中央部7d上に収納するための収納
凹部7f(図2参照)を構成する。これにより、排紙ト
レイ8は、その不使用時にトップカバー7側に収納位置
まで回動させることにより収納凹部7fに収納され、ま
た、その使用時に収納位置から収納方向と反対方向に回
動させることにより定着ユニット4から排紙される用紙
を順次スタックするスタック位置(図2参照)にセット
されるものである。
【0022】次に、レーザプリンタPの内部における概
略構成について図2を参照して説明する。図2におい
て、給紙ユニット5におけるフィーダーケース5a内に
は用紙50が積層状態で収納されており、各用紙50の
先端は、フィーダーケース5a内に配設された付勢ばね
10aを備えた支持板10を介して給紙ローラ11に向
かって押圧されるとともに、駆動系ユニット6から動力
伝達されて回転する給紙ローラ11と用紙捌き部材62
とによって1枚ずつ分離される。分離された用紙50
は、上下一対のレジストローラ13、14にてプロセス
ユニット3に給送される。
【0023】ここに、プロセスユニット3は、スキャナ
ユニット2に設けられた後述するレーザ光学系を介して
画像データに従って感光体ドラム12の表面に形成され
た静電潜像に対してトナーを供給することにより潜像の
トナー現像を行うためのユニットである。具体的に説明
すると、プロセスユニット3は、感光体ドラム12とそ
の上面に当接する転写ローラ17、感光体ドラム12の
下方に配置されたスコロトロン型等の帯電器18、給紙
方向において感光体ドラム12よりも上流側に配置され
た現像ローラ19及びトナー供給ローラ20を有する現
像装置、更にその上流側に配置されたトナー貯留部とし
ての着脱可能なトナーカートリッジ21、感光体ドラム
12よりも下流側に配置されたクリーニングローラ22
等から構成されている。
【0024】また、現像装置の現像室内において、トナ
ー供給ローラ20の上方に一対の下オーガローラ34及
び上オーガローラ35が回転可能に配置されている。下
オーガローラ34は、トナーカートリッジ21からトナ
ー供給口21A(トナーカートリッジ21のほぼ中央位
置に形成された孔とユニットフレーム25側に形成され
た孔とで構成される)を経て現像室に供給されたトナー
を、トナー供給ローラ20の上方でトナー供給ローラ2
0の両端部方向に搬送する作用を行い、また、上オーガ
ローラ35は、トナー供給ローラの両端部側からトナー
供給口21Aに向かってトナーを搬送する作用を行う。
このように、各下オーガローラ34、上オーガローラ3
5を介してトナー供給口21Aから現像室側に供給され
たトナーは、トナー供給ローラ20の上方でその両側方
向に循環搬送されるものであり、トナーは循環搬送され
ている間にトナー供給ローラ20に供給されていく。現
像ローラ19の上方側でユニットフレーム25の下面に
は、L字状のブレード固定部材36によりブレード24
が固定されている。かかるブレード24は、トナー供給
ローラ20から現像ローラ19上に供給されたトナー層
の層厚を所定厚に規制するためのものである。
【0025】更に、感光体ドラム12の外周面は、帯電
器18にて形成された帯電層にスキャナユニット2から
レーザービームを走査(スキャニング)することにより
静電潜像が形成される。トナーカートリッジ21内のト
ナーは、撹拌体23により撹拌されてトナー供給口21
Aから放出された後、トナー供給ローラ20を介して現
像ローラ19の外周面に担持され、ブレード24によっ
てトナー層の厚さが規制される。感光体ドラム12に形
成された静電潜像は、現像ローラ19からトナーが付着
することによって顕像化され、転写ローラ17と感光体
ドラム12の間を通る用紙50に転写される。そして、
感光体ドラム12上に残ったトナーはクリーニングロー
ラ22で一旦保持された後、所定タイミングで感光体ド
ラム12に戻され、現像ローラ19により現像室に回収
される。
【0026】前記のように構成されるプロセスユニット
3は、合成樹脂製のユニットフレーム25に組み込むこ
とによりカートリッジ化されており、このカートリッジ
化したプロセスユニット3は前記メインフレーム1aに
対して着脱可能に装着される。
【0027】また、スキャナユニット2は公知のレーザ
光学系を備えており、所定の画像データに基づきレーザ
光学系のスキャニングを行って感光体ドラム12の表面
に静電潜像を形成するユニットである。具体的に説明す
ると、スキャナユニット2は前記プロセスユニット3の
下方に配置されており、スキャナユニット2の上面には
スキャナカバー26が取り付けられている。かかるスキ
ャナカバー26は、メインフレーム1aにおける底板部
27の上流側に開口部のほとんどを被覆して固定されて
いる。露光ユニットとしてのスキャナユニット2は、ス
キャナカバー26の下面側に、レーザ発光部(図示せ
ず)、スキャナモータ28、ポリゴンミラー29、レン
ズ30、反射鏡31等が配置されてなり、レーザ光は、
スキャナカバー26にて感光体ドラム12の軸線に沿っ
て延びるように形成された横長のスキャナ孔32に挿嵌
されたガラス板33を通過してプロセスユニット3にお
ける感光体ドラム12の外周面に照射される。これによ
り、画像データに従って感光体ドラム12の外周面に静
電潜像が露光形成される。このように、スキャナユニッ
ト2のレーザ光学系により感光体ドラム12に形成され
た静電潜像に対しては、前記プロセスユニット3を介し
てトナーが供給され、静電潜像のトナー現像が行われ
る。
【0028】前記のようにプロセスユニット3に送給さ
れた用紙50には、プロセスユニット3内で感光体ドラ
ム12に形成された静電潜像に基づくトナー画像が転写
され、この後、定着ユニット4に送給される。定着ユニ
ット4では、一対の加熱ローラ15と押圧ローラ16を
介して用紙50上に転写されたトナー画像の熱定着が行
われる。この後、画像形成された用紙50は、各ローラ
15、16によりスタック位置にある排紙トレイ8上に
順次スタックされつつ排紙される。ここで、図2におい
て、給紙ユニット5から排紙トレイ8まで送給される用
紙50の軌跡Rが二点鎖線にて示されている。
【0029】次に、プロセスユニット3における現像室
の詳細な構成について図3及び図4に基づき説明する。
図3はプロセスユニット3の側断面図、図4は現像室の
内部を示す正面断面図である。現像室Dは、ユニットフ
レーム25の上部フレーム25Aの下面に配置された上
シール部材37、ユニットフレーム25の下部フレーム
25B、及び、現像室Dの両側に配置されスポンジ材か
ら形成された一対のサイドシール部材38(図4参照)
により囲まれた空間で構成されている。また、トナー供
給ローラ20は、その両端にローラ軸20Aが形成され
たローラ軸体20Bの周囲にスポンジ材からなるローラ
材20Cを被覆することにより構成されており、各ロー
ラ軸20Aはサイドシール部材38の軸孔38A(図5
等参照)に挿嵌されるとともに、その外側にて下部フレ
ーム25Bに対して回動可能に取り付けられた一対の支
持板39に支持されている(図4参照)。また、ローラ
軸体20Bの両端部及びローラ材20Cの両端部は、後
述するワッシャ40を間に介して各サイドシール部材3
8の内面に接触されている。かかる接触状態については
後述する。
【0030】尚、各支持板39の回転中心は図4中Cで
示されている。また、各支持板39は、現像ローラ19
をも回転可能に支持しており、付勢バネ(図示せず)を
介して図3中時計方向に付勢することにより各支持板3
9はその回転中心Cの回りに時計方向に回動されて現像
ローラ19は感光体ドラム12に当接される。このよう
に、各支持板39には、トナー供給ローラ20、各下、
上オーガローラ34、35、及び現像ローラ19を一体
に支持されることから、トナー供給ローラ20、各下、
上オーガローラ34、35、及び現像ローラ19の間に
おける位置関係の調整をユニットとして容易に行うこと
ができるともに、メンテナンス等も簡単に行うことがで
きる。
【0031】また、図4に示すように、下オーガローラ
34は、その中央位置から両端に向かって螺旋状に形成
された螺旋歯34Aを有し、そのローラ軸34Bは、ト
ナー供給ローラ20と同様、各支持板39に支持されて
いる。これにより下オーガローラ34が図3中時計方向
に回転された際には、トナー供給口21Aから供給され
たトナーは、トナー供給ローラ20の上方にて螺旋歯3
4Aの螺旋方向に従って順次現像室Dの両側方向に搬送
される。また、上オーガローラ35は、その両端から中
央位置に向かって螺旋状に形成された螺旋歯35Aを有
し、そのローラ軸35Bは、前記と同様、各支持板39
に支持されている。これにより上オーガローラ35が図
3中時計方向に回転された際には、前記のように下オー
ガローラ34により現像室Dの両側方向にに搬送された
トナーが、螺旋歯35Aの螺旋方向に従ってトナー供給
口21Aに向かって順次搬送される。このように、各下
オーガローラ34、上オーガローラ35は、トナー供給
口21Aから現像室D内に供給されたトナーをトナー供
給ローラ20の上方で循環搬送する作用を行うものであ
り、これによりトナーを局部的に滞留させることなくト
ナー供給ローラ20に対して均一にトナーの供給を行う
ことができる。
【0032】次に、前記したトナー供給ローラ20のロ
ーラ軸体20Bの両端部及びローラ材20Cの両端部と
各サイドシール部材38の内面との間における接触態様
について図5に基づき説明する。図5はトナー供給ロー
ラ20とサイドシール部材38との接触態様を模式的に
示す説明図である。尚、図5では、トナー供給ローラ2
0の一端部における接触状態のみを示しているが、他端
部においても同様の接触状態が存在する。
【0033】図5において、トナー供給ローラ20の端
部とサイドシール部材38との間には、PET(ポリエ
チレンテレフタレート)フィルムシートを打ち抜くこと
により形成されたワッシャ40が介装されている。ここ
に、ワッシャ40の外径D1は、ローラ軸体20Bの軸
径D2よりも大きく、且つ、トナー供給ローラ20のロ
ーラ径D3よりも小さく設定されている。このように、
ワッシャ40の外径D1はローラ軸体20Bの軸径D2
よりも大きく設定されていることから、ローラ軸体20
Bの端面は、サイドシール部材38の内面に直接接触す
ることなく、滑り特性に優れたワッシャ40に接触され
ることとなり、また、ローラ材20Cの端面における大
部分も同様にワッシャ40に接触することとなる。これ
より、トナー供給ローラ20の回転時にトナー供給ロー
ラ20の端部とサイドシール部材38の内面との間で発
生する摩擦抵抗を軽減することができる。これによりト
ナー供給ローラ20の回転トルクの増大を招来すること
はない。また、ワッシャ40の外径D1はトナー供給ロ
ーラ20のローラ径D3よりも小さく設定されているこ
とから、スポンジ材からなるローラ材20Cは、そのワ
ッシャ40に対応する部分が図5に示すように若干内側
に圧縮される一方、その周縁部20Dがサイドシール部
材38の内面に接触した状態を保持するので、トナー供
給ローラ20の端部とサイドシール部材38の内面との
間に間隙が発生することなく、トナー供給ローラ20か
ら現像ローラ19へのトナーの不用意な漏出を確実に防
止することができる。
【0034】続いて、トナー供給ローラ20の両端部と
各サイドシール部材38の内面とをワッシャ40を使用
することなく接触させる別の接触態様について図6に基
づき説明する。図6はトナー供給ローラ20とサイドシ
ール部材38との別の接触態様を模式的に示す説明図で
ある。尚、図6では、トナー供給ローラ20の一端部に
おける接触状態のみを示しているが、他端部においても
同様の接触状態が存在する。
【0035】図6において、トナー供給ローラ20にお
けるローラ材20Cの端部は、ローラ軸体20Bの端部
よりも外側に延出されており、ローラ軸体20Bの端面
とサイドシール部材38の内面との間には間隙Eが形成
される。これによりローラ材20Cの端面のみがサイド
シール部材38の内面と接触することとなり、トナー供
給ローラ20の端部とサイドシール部材38との接触面
積を減少させてトナー供給ローラ20の回転時における
摩擦抵抗を低減することができる。これによりトナー供
給ローラ20の回転トルクの増大を招来することはな
い。また、ローラ材20Cの端面は常時サイドシール部
材38の内面に接触されているので、トナー供給ローラ
20から現像ローラ19へのトナーの不用意な漏出を確
実に防止することができる。このとき、ローラ材20C
の端面とサイドシール部材38の内面との間で発生する
摩擦抵抗は前記図5の場合よりも大きくなるが、トナー
供給ローラ20の回転駆動上、及び、トナーの漏出防止
上は何ら支障はない。
【0036】更に、トナー供給ローラ20の両端部と各
サイドシール部材38の内面とを接触させる際、前記し
た図5及び図6における双方の接触態様を採用して図7
に示すような構成にしてもよい。図7はトナー供給ロー
ラ20とサイドシール部材38との更に別の接触態様を
模式的に示す説明図である。尚、図7においてもトナー
供給ローラ20の一端部における接触状態のみを示して
いるが、他端部においても同様の接触状態が存在する。
【0037】図7において、トナー供給ローラ20の端
部とサイドシール部材38との間には、前記図5の場合
と同一のワッシャ40が2つ重ねた状態で介装されてい
る。このとき、ワッシャ40の外径D1は、ローラ軸体
20Bの軸径D2よりも大きく、且つ、トナー供給ロー
ラ20のローラ径D3よりも小さく設定されている点に
ついては、前記図5の場合と同様である。また、図6の
場合と同様、トナー供給ローラ20におけるローラ材2
0Cの端部は、ローラ軸体20Bの端部よりも外側に延
出されており、ローラ軸体20Bの端面とワッシャ40
の内側面との間には間隙Eが形成されている。
【0038】このように、ワッシャ40の外径D1はロ
ーラ軸体20Bの軸径D2よりも大きく設定されてお
り、且つ、ローラ軸体20Bの端面とワッシャ40の内
側面との間には間隙Eが形成されているので、ローラ軸
体20Bの端面はワッシャ40に接触することはなく、
ローラ材20Cの端面の一部のみがワッシャ40に接触
するだけである。従って、トナー供給ローラ20の回転
時に、図5の場合よりも更にトナー供給ローラ20の端
部とサイドシール部材38の内面との間で発生する摩擦
抵抗を軽減することができる。これによりトナー供給ロ
ーラ20の回転トルクを更に低減することができる。
【0039】また、図5の場合と同様、ワッシャ40の
外径D1はトナー供給ローラ20のローラ径D3よりも
小さく設定されていることから、スポンジ材からなるロ
ーラ材20Cは、そのワッシャ40に対応する部分が図
7に示すように若干内側に圧縮される一方、その周縁部
20Dがサイドシール部材38の内面に接触した状態を
保持するので、トナー供給ローラ20の端部とサイドシ
ール部材38の内面との間に間隙が発生することなく、
トナー供給ローラ20から現像ローラ19へのトナーの
不用意な漏出を確実に防止することができる。
【0040】尚、ワッシャ40は前記のようにPETフ
ィルムを打ち抜くことにより形成されており、その打ち
抜き時に打ち抜き方向とは逆の側にバリが発生するのが
一般的であるが、図7に示すように2つのワッシャ40
を重ねて介装する場合には、バリの存在する側はそれぞ
れサイドシール部材38の内面側、及び、ローラ材20
Cの端面側に配置される。これは、サイドシール部材3
8及びローラ材20Cがスポンジ材から形成されている
ことから、1つのワッシャ40はそのバリ側をサイドシ
ール部材38の内面に当接しバリを利用してサイドシー
ル部材38に固定し、また、他のワッシャ40はそのバ
リ側をローラ材20Cの端面に当接しバリを利用してロ
ーラ材20Cの端面に固定するようにすれば、トナー供
給ローラ20の回転時には各ワッシャ40の反対面(バ
リが存在しない側の面)が相互に接触して回転するだけ
であり、これにより各ワッシャ40の優れた滑り特性を
利用してトナー供給ローラ20の回転時にトナー供給ロ
ーラ20の端部とサイドシール部材38の内面との間で
発生する摩擦抵抗を格段に軽減することができることに
基づく。
【0041】また、トナー供給ローラ20の両端部と各
サイドシール部材38の内面とを接触させる際、図8に
示すような構成にしてもよい。図8はトナー供給ローラ
20とサイドシール部材38との更に別の接触態様を模
式的に示す説明図である。尚、図8においてもトナー供
給ローラ20の一端部における接触状態のみを示してい
るが、他端部においても同様の接触状態が存在する。ま
た、図8に示す構成は、基本的に図5に示す構成と同じ
であり、ローラ軸体20Bの端部にローラ軸20Aが形
成されることなく、ローラ軸体20Bの端部20Eがそ
のままサイドシール部材38の軸孔38Aに挿嵌されて
いる点で図5の構成とは異なり、残余の構成については
同一である。
【0042】図8において、トナー供給ローラ20の端
部とサイドシール部材38との間には、ワッシャ40が
介装されている。ここに、ワッシャ40の外径D1は、
ローラ軸体20Bの軸径D2よりも大きく、且つ、トナ
ー供給ローラ20のローラ径D3よりも小さく設定され
ている。このように、ワッシャ40の外径D1はローラ
軸体20Bの軸径D2よりも大きく設定されており、ロ
ーラ材20Cの端面における大部分はワッシャ40に接
触することとなる。これより、トナー供給ローラ20の
回転時にトナー供給ローラ20の端部とサイドシール部
材38の内面との間で発生する摩擦抵抗を軽減すること
ができ、従って、トナー供給ローラ20の回転トルクの
増大を招来することはない。また、ワッシャ40の外径
D1はトナー供給ローラ20のローラ径D3よりも小さ
く設定されていることから、スポンジ材からなるローラ
材20Cは、そのワッシャ40に対応する部分が図8に
示すように若干内側に圧縮される一方、その周縁部20
Dがサイドシール部材38の内面に接触した状態を保持
するので、トナー供給ローラ20の端部とサイドシール
部材38の内面との間に間隙が発生することなく、トナ
ー供給ローラ20から現像ローラ19へのトナーの不用
意な漏出を確実に防止することができる。
【0043】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
現像装置において、図5に示す構成を採用した場合に
は、トナー供給ローラ20のローラ軸20Aが挿嵌され
るワッシャ40が、サイドシール部材38とローラ軸体
20B及びローラ材20Cの両端部とが接触する箇所に
配置されているので、サイドシール部材38とローラ軸
体20B及びローラ材20Cの両端部とを殆ど接触させ
ることなく、ローラ材20Cの周端部とサイドシール部
材38とを接触させてトナーの漏出を防止しつつ、トナ
ー供給ローラ20の回転時にサイドシール部材38とロ
ーラ軸体20B、ローラ材20Cとの間で発生する摩擦
抵抗を減少させることができる。
【0044】また、ワッシャ40がPETフィルムシー
トから形成されており、トナー供給ローラ20のローラ
軸体20B及びローラ材20Cの両端面は、主に滑り特
性が良好なワッシャ40と接触されることとなり、従っ
て、トナー供給ローラ20の回転時にサイドシール部材
38とローラ軸体20B、ローラ材20Cとの間で発生
する摩擦抵抗を更に減少させてトナー供給ローラ20を
円滑に回転させることができる。
【0045】更に、ワッシャ40の外径D1がローラ軸
体20Bの軸径D2よりも大きく設定されていることか
ら、ローラ軸体20Bをスポンジ材からなるサイドシー
ル部材38に直接接触させることなくワッシャ40に接
触させてトナー供給ローラ20の回転時における摩擦抵
抗を軽減することができる。また、ワッシャ40の外径
D1はトナー供給ローラ20のローラ径D3よりも小さ
く設定されていることから、スポンジ材からなるローラ
材20Cはワッシャ40により若干変形されてその周端
部でサイドシール部材38と接触してトナーの漏出を確
実に防止することができる。
【0046】また、現像装置において図6に示す構成を
採用した場合には、トナー供給ローラ20におけるロー
ラ材20Cの両端面がローラ軸体20Bの両端面よりも
外側に延出されてローラ軸体20Bの端面とサイドシー
ル部材38の内面との間には間隙Eが形成されるので、
ローラ材20Cの端面のみがサイドシール部材38の内
面と接触することとなり、トナー供給ローラ20の端部
とサイドシール部材38との接触面積を減少させてトナ
ー供給ローラ20の回転時における摩擦抵抗を低減する
ことができる。また、ローラ材20Cの端面は常時サイ
ドシール部材38の内面に接触されているので、トナー
供給ローラ20から現像ローラ19へのトナーの不用意
な漏出を確実に防止することができる。
【0047】更に、現像装置において図7に示す構成を
採用した場合には、ワッシャ40の外径D1はローラ軸
体20Bの軸径D2よりも大きく設定されており、且
つ、ローラ軸体20Bの端面とワッシャ40の内側面と
の間には間隙Eが形成されているので、ローラ軸体20
Bの端面はワッシャ40に接触することはなく、ローラ
材20Cの端面の一部のみがワッシャ40に接触するだ
けであり、従って、トナー供給ローラ20の回転時に、
更にトナー供給ローラ20の端部とサイドシール部材3
8の内面との間で発生する摩擦抵抗を軽減することがで
きる。また、ワッシャ40の外径D1はトナー供給ロー
ラ20のローラ径D3よりも小さく設定されていること
から、スポンジ材からなるローラ材20Cは、そのワッ
シャ40に対応する部分が図7に示すように若干内側に
圧縮される一方、その周縁部20Dがサイドシール部材
38の内面に接触した状態を保持するので、トナー供給
ローラ20の端部とサイドシール部材38の内面との間
に間隙が発生することなく、トナー供給ローラ20から
現像ローラ19へのトナーの不用意な漏出を確実に防止
することができる。
【0048】また、現像装置において、図8に示す構成
を採用した場合には、トナー供給ローラ20におけるロ
ーラ軸体20Bの端部20Eが挿嵌されるワッシャ40
が、サイドシール部材38とローラ軸体20B及びロー
ラ材20Cの両端部とが接触する箇所に配置されている
ので、図5おける構成の場合と同様、サイドシール部材
38とローラ材20Cの両端部とを殆ど接触させること
なく、ローラ材20Cの周端部とサイドシール部材38
とを接触させてトナーの漏出を防止しつつ、トナー供給
ローラ20の回転時にサイドシール部材38とローラ材
20Cとの間で発生する摩擦抵抗を減少させることがで
きる。
【0049】また、ワッシャ40がPETフィルムシー
トから形成されており、トナー供給ローラ20のローラ
材20Cの両端面は、主に滑り特性が良好なワッシャ4
0と接触されることとなり、従って、トナー供給ローラ
20の回転時にサイドシール部材38とローラ材20C
との間で発生する摩擦抵抗を更に減少させてトナー供給
ローラ20を円滑に回転させることができる。
【0050】更に、ワッシャ40の外径D1はトナー供
給ローラ20のローラ径D3よりも小さく設定されてい
ることから、スポンジ材からなるローラ材20Cはワッ
シャ40により若干変形されてその周端部でサイドシー
ル部材38と接触してトナーの漏出を確実に防止するこ
とができる。尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の現像装置で
は、供給ローラのローラ軸が挿嵌されるワッシャ部材
が、シール部材とローラ軸体及びローラ材の両端部とが
接触する箇所に配置されているので、シール部材とロー
ラ軸体及びローラ材の両端部とを殆ど接触させることな
く、ローラ材の周端部とシール部材とを接触させてトナ
ーの漏出を防止しつつ、供給ローラの回転時にシール部
材とローラ軸体、ローラ材との間で発生する摩擦抵抗を
減少させることができる。特に、ワッシャ部材の外径が
ローラ軸体の軸径よりも大きく設定されていることか
ら、ローラ軸体をシール部材に直接接触させることなく
ワッシャ部材に接触させて供給ローラの回転時における
摩擦抵抗を軽減することが可能となる。
【0052】また、請求項2に係る現像装置では、ワッ
シャ部材がフィルムシートから形成されており、トナー
供給ローラの軸体及びローラ材の両端部は、主に滑り特
性が良好なワッシャ部材と接触されることとなり、従っ
て、トナー供給ローラの回転時にシール部材とローラ軸
体、ローラ材との間で発生する摩擦抵抗を更に減少させ
てトナー供給ローラを円滑に回転させることができる。
【0053】更に、請求項3に係る現像装置では、ワッ
シャ部材の外径供給ローラのローラ径よりも小さく設
定されていることに基づき、スポンジ材からなるローラ
材はワッシャ部材により若干変形されてその周端部でシ
ール部材と接触されてトナーの漏出を確実に防止するこ
とができる。
【0054】また、請求項の現像装置では、供給ロー
ラにおけるローラ軸体の両端部が挿 嵌されるワッシャ部
材が、シール部材とローラ材の両端部とが接触する箇所
に配置されているので、シール部材とローラ材の両端部
とを殆ど接触させることなく、ローラ材の周端部とシー
ル部材とを接触させてトナーの漏出を防止しつつ、供給
ローラの回転時にシール部材とローラ材との間で発生す
る摩擦抵抗を減少させることができる。
【0055】更に、請求項5の画像形成装置では、その
現像装置において、供給ローラのローラ軸が挿嵌される
ワッシャ部材が、シール部材とローラ軸体及びローラ材
の両端部とが接触する箇所に配置されているので、シー
ル部材とローラ軸体及びローラ材の両端部とを殆ど接触
させることなく、ローラ材の周端部とシール部材とを接
触させてトナーの漏出を防止しつつ、供給ローラの回転
時にシール部材とローラ軸体、ローラ材との間で発生す
る摩擦抵抗を減少させることができる。 特に、ワッシャ
部材の外径がローラ軸体の軸径よりも大きく設定されて
いることから、ローラ軸体をシール部材に直接接触させ
ることなくワッシャ部材に接触させて供給ローラの回転
時における摩擦抵抗を軽減することができる。これによ
り、現像装置内に配置されるトナー供給ローラとその両
端部に接触するシール部材との間で、トナーの漏出を有
効に防止しつつ摩擦抵抗を小さくしてトナー供給ローラ
の回転トルクが増大することを防止することができる現
像装置を備えた画像形成装置を実現することができる。
【0056】前記のように本発明は、現像装置内に配置
されるトナー供給ローラとその両端部に接触するシール
部材との間で、トナーの漏出を有効に防止しつつ摩擦抵
抗を小さくしてトナー供給ローラの回転トルクが増大す
ることを防止することができる現像装置及びかかる現像
装置を備えた画像形成装置を提供することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタにおける主要構成部品の分解斜
視図である。
【図2】レーザプリンタの側断面図である。
【図3】プロセスユニットの側断面図である。
【図4】現像室の内部を示す正面断面図である。
【図5】トナー供給ローラとサイドシール部材との接触
状態を模式的に示す説明図である。
【図6】トナー供給ローラとサイドシール部材との別の
接触状態を模式的に示す説明図である。
【図7】トナー供給ローラとサイドシール部材との更に
別の接触状態を模式的に示す説明図である。
【図8】トナー供給ローラとサイドシール部材との更に
別の接触状態を模式的に示す説明図である。
【図9】従来の現像装置の要部を模式的に示す説明図で
ある。
【図10】従来の現像装置の要部を示す斜視図である。
【図11】従来の現像装置においてトナー供給ローラと
サイドシール部材との間に間隙が発生した場合を示す説
明図である。
【図12】従来の現像装置においてトナー供給ローラの
端部とサイドシール部材とを押圧し過ぎた場合を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 3 プロセスユニット 12 感光体ドラム 20 トナー供給ローラ 20A ローラ軸 20B ローラ軸体 20C ローラ材 21 トナーカートリッジ 21A トナー供給口 25 ユニットフレーム 34 下オーガローラ 35 上オーガローラ 37 上シール部材 38 サイドシール部材 39 支持板 40 ワッシャ D 現像室 D1 ローラ軸体の軸径 D2 ワッシャの外径 D3 トナー供給ローラのローラ径 P レーザプリンタ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ軸を有するローラ軸体の周囲にロ
    ーラ材を被覆してなる供給ローラと、供給ローラから供
    給されたトナーにより感光体ドラムの静電潜像を現像す
    る現像ローラとを有する現像装置において、 前記供給ローラにおけるローラ軸体及びローラ材の両端
    部に接触されるシール部材と、 前記ローラ軸が挿嵌されるとともにシール部材とローラ
    軸体及びローラ材の両端部とが接触する箇所に配置され
    るワッシャ部材とを備え、 前記ワッシャ部材の外径は、前記ローラ軸体の軸径より
    も大きく且つ前記供給ローラのローラ径よりも小さく設
    定されている ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記ワッシャ部材は、フィルムシートか
    ら形成されていることを特徴とする請求項1記載の現像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ローラ材及びシール部材はスポンジ
    材から形成されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 ローラ軸体の周囲にローラ材を被覆して
    なる供給ローラと、供給ローラから供給されたトナーに
    より感光体ドラムの静電潜像を現像する現像ローラとを
    有する現像装置において、 前記供給ローラにおけるローラ材の両端部に接触される
    シール部材と、 前記ローラ軸体の両端部が挿嵌されるとともにシール部
    材とローラ材の両端部とが接触する箇所に配置されるワ
    ッシャ部材とを設けたことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 ローラ軸を有するローラ軸体の周囲にロ
    ーラ材を被覆してなる供給ローラと、供給ローラから供
    給されたトナーにより感光体ドラムの静電潜像を現像す
    る現像ローラとを有する現像装置を備える画像形成装置
    において、 前記供給ローラにおけるローラ軸体及びローラ材の両端
    部に接触されるシール部材と、 前記ローラ軸が挿嵌されるとともにシール部材とローラ
    軸体及びローラ材の両 端部とが接触する箇所に配置され
    るワッシャ部材とを備え、 前記ワッシャ部材の外径は、前記ローラ軸体の軸径より
    も大きく且つ前記供給ローラのローラ径よりも小さく設
    定されていることを特徴とする画像形成装置。
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