JP3092168B2 - 高圧電源装置 - Google Patents

高圧電源装置

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JP3092168B2
JP3092168B2 JP03000512A JP51291A JP3092168B2 JP 3092168 B2 JP3092168 B2 JP 3092168B2 JP 03000512 A JP03000512 A JP 03000512A JP 51291 A JP51291 A JP 51291A JP 3092168 B2 JP3092168 B2 JP 3092168B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管等に高電圧を
印加するための高圧電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やコンピュータ用デ
ィスプレイには陰極線管が用いられており、この陰極線
管用として使用される高圧電源装置には水平偏向同期信
号を利用して作ったパルス電流を利用して高圧を発生さ
せるものがある。以下、この種の高圧電源装置の一例を
図6に基づいて説明する。図6において、20は高圧発
生用のトランスであり、一般にフライバックトランスと
呼ばれるものである。21はトランス20の1次コイ
ル、22は同2次コイルであり、1次コイル21はパル
ス電流発生回路29に接続されている。23はトランス
20の2次コイル22から高圧直流電圧を得るための整
流用ダイオードであり、端子24に非常に高い高圧直流
電圧が生じるように構成されている。そしてこの高圧直
流電圧が陰極線管に供給される。
【0003】25は水平駆動パルス発生部であり、パル
ス電流発生回路29の出力用トランジスター27へ水平
駆動パルスを供給している。すなわち、トランジスター
27に水平駆動パルスが印加されると、トランス20の
1次コイル21に水平偏向電流の一部がパルス状電流と
なって流れ、2次コイル22にはフライバックパルス電
圧が誘起され、直流高圧が発生する。28は1次コイル
21にパルス電流を流すための直流電源である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な陰極線管用の高圧電源装置においては、レギュレーシ
ョン特性が悪いと画面に影響が生じる。
【0005】ところでコンピュータ用ディスプレイの中
にはホストコンピュータからの指令によって水平偏向周
波数が変更される場合があり、またテレビジョン受像機
においても例えば通常の方式の他に高品位画像方式に対
応できるように構成することが考えられ、この場合にも
水平偏向周波数が変更される。ところが、もし高圧電源
装置に何の手段も施していなかったなら水平偏向周波数
が変更される度に出力電圧が幾らか変化してしまい、画
面の大きさ等が変化してしまうことがあった。また出力
電圧が大きく変化しても水平偏向電流に影響を与えない
ように、帰還回路を用いて安定化させる方法もあるが、
コスト高を招くという問題があった。
【0006】本発明は以上の課題に鑑みてなされたもの
であり、水平偏向周波数が変更されても画面の大きさ等
が変化してしまうことが無く、しかも低コストな高圧電
源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するため、トランスの1次コイルの一端をパルス電流
発生回路に接続し、同1次コイルの他端を直流電源に接
続したものにおいて、同トランスに補助コイルを設ける
とともにこの補助コイルと直列にダイオードを接続し、
この直列接続体の一端をアースへ、他端を1次コイルと
直流電源との間にそれぞれ接続した。
【0008】
【作用】以上のように構成したことにより、補助コイル
に生じるパルス状電圧の波高値が しきい値よりも高く
なるとダイオードが導通することとなり、その期間には
トランスの1次コイルと直流電源との間の接続点はアー
スに落ちることとなり、トランスの1次コイルに現われ
る電圧の波高値はダイオードが導通することによって規
制され、あるしきい値以上には上がらないようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の高圧電源装置の一実施例につ
いて詳細に説明を行う。図1は本実施例の高圧電源装置
の回路図であり、図1において1は高圧発生用のトラン
スであり、一般にフライバックトランスと呼ばれるもの
である。2はトランス1の1次コイル、3は同2次コイ
ルであり、1次コイル2はパルス電流発生回路に接続さ
れている。図2は高圧発生用のトランス1の構成を示す
図である。
【0010】4はトランス1の2次コイル3から高圧直
流電圧を得るための整流用ダイオードであり、端子5に
非常に高い高圧直流電圧が生じるように構成されてい
る。そしてこの高圧直流電圧が陰極線管に供給される。
【0011】5は水平駆動パルス発生部であり、パルス
電流発生回路の出力用トランジスター7へ水平駆動パル
スを供給している。8は共振コンデンサ、9はダンパー
ダイオードである。トランジスター7に水平駆動パルス
が印加されると、トランス1の1次コイル2にパルス状
の電流が流れ、2次コイル3にはフライバックパルス電
圧が誘起される。1次コイル2の一端はトランジスター
7のコレクタに接続され、同1次コイル2の他端は直流
電源6に接続されている。
【0012】10はトランス1に設けられたエネルギー
回生用補助コイルてある。11はダイオードであり、ダ
イオード11のカソードは補助コイル10の一端に接続
され、ダイオード11のアノードはアースに接続されて
いる。また補助コイル10の他端は1次コイル2と直流
電源6との間に接続されている。
【0013】以下、動作を以説明する。トランジスター
7に水平同期信号から抽出されたパルス電圧が印加され
ると、1次コイル2と共振用コンデンサ8による並列共
振回路の共振周波数にて発振が起こる。すると、トラン
ス1の1次コイル2に連続パルス電流が流れ、2次コイ
ル3には非常に高いパルス電圧が誘起され、直流高圧が
発生する。また、補助コイル10にもパルス状電圧が生
じる。図5(a)は点aにおける電圧波形、図5(b)は点
bすなわち補助コイル10とダイオード11のカソード
との間の点における電圧波形を示す。図5(b)で示すよ
うに点bの電圧は、出力用トランジスター7がオンの期
間(例えばt3からt4までの期間)ではEB+EB
(n2/n1)となる。そして出力用トランジスター7
がオフとなった時に1次コイル2と補助コイル10にパ
ルス状電圧が生じ、点bでは負の方向にパルスが生じ
る。なおn1は1次コイル2の巻数、n2は補助コイル
10の巻数である。またEBは直流電源6の電圧値であ
る。
【0014】以下、動作を以説明する。補助コイル10
に生じるパルス状電圧の波高値が直流電源6の電圧値E
Bに等しくなると、ダイオード11が導通する。すなわ
ち図5において、t1からt2までの期間にてダイオー
ド11が導通する。
【0015】すなわちダイオード11が導通することに
より点bがアースに落ちると、点bの電圧はアース電位
すなわちゼロ電位に固定される。また、トランス1の1
次コイル2と補助コイル10との間の点すなわち点Cの
電位は直流電源6によってEBに固定されているので、
補助コイル10の両端電圧の最大値は電源6の電圧値E
Bで頭打ちとなる。
【0016】ところで1次コイル2の両端電圧と補助コ
イル10の両端電圧との比はn1:n2であるから、1
次コイル2との補助コイル10の両端電圧の和の電圧は
補助コイル10の両端電圧に巻数n1およびn2から求
められる定数すなわち(n1+n2)/n1を掛けた値
となる。すなわち、ダイオード11が導通している期間
(t1からt2までの期間)は点bがアース電位に固定
されるので、点aの電圧は上記1次コイル2との補助コ
イル10の両端電圧の和に等しくなる。そして前述のよ
うに補助コイル10の両端電圧は直流電源6によってE
Bに固定されているので、この期間の点aに生じる電圧
はEB×(n1+n2)/n1に固定される。すなわ
ち、点aに生じるパルス状電圧の最大値は図5(a)に示
すようにEB×(n1+n2)/n1となる。
【0017】従って、たとえ入力パルス信号の周波数が
高くなってパルス間隔が狭くなっても、1次コイルに現
われる電圧の波高値は規制されることとなるので、周波
数の変更が出力電圧に与える影響は非常に小さい。
【0018】第3図は本発明の高圧電源装置の第2の実
施例を示す回路図である。1は高圧発生用のトランスで
あり、前実施例のものと同様に構成する。また水平駆動
パルス発生部5やパルス電流発生回路も前実施例のもの
と同様に構成する。10はトランス1に前実施例と同様
に設けられたエネルギー回生用補助コイルてある。13
はダイオードであり、ダイオード13のカソードは1次
コイル2と電源6との間に接続され、ダイオード13の
アノードは補助コイル10の一端に接続されている。ま
た補助コイル10の他端はアースに接続されている。本
実施例では、ダイオード13が補助コイル10のアース
側に対して反対側すなわち高圧側に接続されており、こ
のように構成しても前実施例のものと同様な効果を得る
ことができる。
【0019】第4図は本発明の高圧電源装置の第3の実
施例を示す回路図であり、高圧発生用のトランス1およ
び水平駆動パルス発生部5やパルス電流発生回路は前実
施例のものと同様に構成する。本実施例では、補助コイ
ル10とアースとの間にダイオード11を、また1次コ
イル2と補助コイル10との間にダイオード13をそれ
ぞれ接続する。そしてこのように構成しても前実施例の
ものと同様な効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、トランスの1次
コイルの一端をパルス電流発生回路に接続し、同1次コ
イルの他端を直流電源に接続したものにおいて、同トラ
ンスに補助コイルを設けるとともにこの補助コイルと直
列にダイオードを接続し、この直列接続体の一端をアー
スへ接続するとともに他端を1次コイルと直流電源との
間にそれぞれ接続したことにより、補助コイルに生じる
パルス状電圧の波高値がしきい値よりも高くなると、ダ
イオードが導通することとなり、その期間にはトランス
の1次コイルと直流電源との接続点はアースに落ちるこ
ととなり、トランスの1次コイルに現われる電圧の波高
値はダイオードが導通することによって規制され、ある
しきい値以上には上がらない。従って、たとえ入力パル
ス信号の周波数が高くなってパルス間隔が狭くなって
も、1次コイルに現われる電圧の波高値は規制されるこ
ととなるので、この周波数の変更が出力電圧に与える影
響は非常に小さく、また非常に簡単な構成であるので、
少ない部品点数で済むこととなり、安いコストで実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における高圧電源装置の
回路図
【図2】同実施例における高圧電源装置に使用するトラ
ンスの回路図
【図3】本発明の第2の実施例における高圧電源装置の
回路図
【図4】本発明の第3の実施例における高圧電源装置の
回路図
【図5】本発明の実施例における高圧電源装置の動作を
示すタイミングチャート
【図6】従来の高圧電源装置の回路図
【符号の説明】
1 トランス装置 2 1次コイル 3 2次コイル 6 直流電源 7 トランジスター 10 補助コイル 11 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 1/00 G09G 1/16 H04N 3/18 H04N 3/223 H04N 3/27

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次コイルおよび高圧発生のための2次コ
    イルおよび補助コイルを備えたトランスと、上記2次コ
    イルに生じたパルス性電圧から直流高圧を得るための整
    流用ダイオードを有し、上記トランスの1次コイルの一
    端をパルス電流発生回路に接続し、同1次コイルの他端
    を直流電源に接続し、上記補助コイルと直列にダイオー
    ドを接続するとともにその直列接続体の一端を上記1次
    コイルと上記直流電源との接続点に、他端をアースに接
    続し、上記補助コイルに生じたパルス状電圧が上記直流
    電源によって設定されたしきい値を越えようとした時に
    上記ダイオードが導通して上記トランスの1次コイルが
    アースへ短絡するように構成したことを特徴とする高圧
    電源装置。
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