JP3091966B1 - 電気めっき試験装置及びその方法 - Google Patents

電気めっき試験装置及びその方法

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Abstract

【要約】 【課題】 同一の電流密度で、異なる攪拌速度の電気め
っき試験を行うことができる電気めっき試験装置を提供
する。 【解決手段】 水槽の底部に陽極用金属平板14が設置
され、その上方にテスト試験片(陰極用金属平板)21
が陽極用金属平板14に対して平行に設置されている。
陽極用金属平板14とテスト試験片21との中間に、開
口部18aが形成されている遮蔽板18が挿入されてお
り、陽極用金属平板14とテスト試験片21との間に生
じる電流線のうち、テスト試験片21の端の部分に集中
する電流線は遮蔽される。モータが駆動され、テスト試
験片21が回転される。回転されたテスト試験片21
は、回転中心から外側に向かって同心円状に攪拌速度が
大きくなるため、テスト試験片21の試験面21a上
に、同一の電流密度で、異なる攪拌速度の電気めっき試
験条件が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一の電流密度
で、異なる攪拌速度の電気めっき試験をすることができ
る電気めっき試験装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気めっき試験装置には、ハルセル試験
装置のように、電流密度の異なる電気めっき試験が行え
るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハルセ
ル試験装置では、同一の電流密度で、異なる攪拌速度の
電気めっき試験を行うことができない。
【0004】本発明は、同一の電流密度で、異なる攪拌
速度の電気めっき試験をすることができる電気めっき試
験装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の電気めっき試験装置は、めっき液
が注入される水槽と、水槽内に設置される陽極用金属平
板と、水槽内に、陽極用金属平板に対して平行に設置さ
れる陰極用金属平板と、陽極用金属平板と陰極用金属平
板との間に電圧を印加させる直流電源と、陽極用金属平
板と陰極用金属平板との間に挿入される、開口部を有す
る遮蔽板と、陰極用金属平板を回転させるモータとを備
えることを特徴とする。
【0006】請求項1に記載の電気めっき試験装置にお
いては、めっき液が注入された水槽内に、陽極用金属平
板が設置され、陰極用金属平板が陽極用金属平板に対し
て平行に設置される。さらに、陽極用金属平板と陰極用
金属平板との間に、開口部を有する遮蔽板が挿入され
る。
【0007】そして、直流電源により陽極用金属平板と
陰極用金属平板との間に電圧が印加され、陽極用金属平
板と陰極用金属平板との間に電場が生じる。生じた電場
による電流分布は、陽極用金属平板と陰極用金属平板が
平板であり、かつ平行に設置されているため、陰極用金
属平板上でほぼ同一となる。さらに、陽極用金属平板と
陰極用金属平板との間に発生される電流分布のうち、陰
極用金属平板の端の部分に集中する電流線は、陽極用金
属平板と陰極用金属平板との間に挿入されている遮蔽板
により遮蔽され、陰極用金属平板上に発生される電流分
布は同一となる。そのため、陰極用金属平板上に発生さ
れる電流密度が同一となる。さらに、モータにより陰極
用金属平板が回転されるため、陰極用金属平板上では回
転中心から外側に向かって同心円状に攪拌速度が大きく
なる。従って、陰極用金属平板上に、電流密度が同一
で、攪拌速度が異なる電気めっき試験条件が実現され
る。
【0008】上記課題を解決するために、請求項2に記
載の電気めっき試験装置は、請求項1に記載の電気めっ
き試験装置において、陰極用金属平板が円形であること
を特徴とする。
【0009】請求項2に記載の電気めっき試験装置にお
いては、請求項1に記載の陰極用金属平板が円形である
ため、めっき液中を攪拌しやすく、攪拌速度の不均一性
を最小限にすることができ、同一の電流密度で、異なる
攪拌速度の電気めっき試験をより正確に行うことができ
る。
【0010】上記課題を解決するために、請求項3に記
載の電気めっき試験方法は、めっき液が注入されている
水槽内に設置された陽極用金属平板と、陽極用金属平板
に対して平行に設置されている陰極用金属平板との間に
電圧を印加させ、陰極用金属平板を回転させることを特
徴とする。
【0011】請求項3に記載の電気めっき試験方法にお
いては、めっき液が注入されている水槽内に設置された
陽極用金属平板と、陽極用金属平板に対して平行に設置
されている陰極用金属平板との間に、直流電源により電
圧が印加され、陰極用金属平板が回転されるので、同一
の電流密度で、異なる攪拌速度の電気めっき試験が行え
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の電気
めっき試験装置1について、添付の図面を参照して説明
する。
【0013】図1は本発明の実施の形態の電気めっき試
験装置1の外観の構成を示す斜視図であり、図2はその
要部を詳細に示す斜視図である。
【0014】図1に示すように、本実施の形態の電気め
っき試験装置1は、めっき液12が注入されている水槽
11の底部に設置された陽極用金属平板14と、陽極用
金属平板14に対して平行に設置されている陰極用金属
平板21と、陽極用金属平板14と陰極用金属平板21
との間に挿入されている遮蔽板18と、陽極用金属平板
14と陰極用金属平板21との間に電圧を印加させるた
めの直流電源である整流器17と、陰極用金属平板21
を回転させるためのモータ24とから大略構成されてい
る。
【0015】以下、各部について詳細に説明する。水槽
11は、水槽11内に満たされるめっき液12で腐食さ
れにくいアクリル、ポリプロピレン、テフロン等の合成
樹脂の材料から形成されており、外形は、長さ約150
mm、幅約150mm、高さ約180mmの透明な箱体
であって、下部には支持台13が設けられている。な
お、水槽11は、不透明な箱体としてもよい。
【0016】水槽11の底部には、陽極用金属平板14
が設置されている。この陽極用金属平板14は、銅、ニ
ッケル、錫、白金、コバルト等、試験するめっきの種類
に応じて使用されるものであり、長さ約110mm、幅
約110mm、板厚約2mmの平板である。この板厚
は、電気めっき試験による消耗が考慮されて約2mmと
されている。
【0017】この陽極用金属平板14からは陽極用金属
棒15が水槽11の側部に沿って上方に延び出してい
る。この陽極用金属棒15は、配線16により整流器1
7のプラス極17aに接続されている。また、陽極用金
属棒15は、めっき液12が注入された際、めっき液1
2に接する部分が絶縁されている。
【0018】整流器17は、電気めっき試験装置1に電
力を供給するためものであり、内部にダイオードブリッ
ジ回路等の整流回路や平滑回路を備えたものであって、
直流の電圧が0〜80[V]、直流の電流が0〜60
[A]出力できるようになっている。
【0019】図2(a)に示すように、陽極用金属平板
14の約1cm上方には、陽極用金属平板14と後述す
る陰極用金属平板21との間に発生される電流分布のう
ち、陰極用金属平板21の端の部分に集中する電流線を
遮蔽するための遮蔽板18が設置されている。この遮蔽
板18は、絶縁材料であるプラスチックで形成されてお
り、長さ約105mm、幅約8mm、板厚約5mmであ
る。遮蔽板18の材料としては絶縁材料であればどのよ
うなものでも使用が可能である。遮蔽板18には、陰極
用金属平板21の中央の電流線を通過するため、直径約
48mmで円形の開口部18aが形成されている。遮蔽
板18からは、図1に示すように、遮蔽板18と同一材
料で形成されている支持部材19が水槽11の側部に沿
って上方に延び出し、水槽11の上部にネジ20により
取り付けられ、さらに、後述する陰極用金属棒23を支
持受けするための湾曲した支持受部19aが設けられ、
水槽11内の中央に延び出している。
【0020】図2(a)に示すように、遮蔽板18の約
1cm上方には、陰極用金属平板21(以降、テスト試
験片21とも称することとする)が陽極用金属平板14
に対して平行に設置されている。テスト試験片21は、
形状が直径約64mmの円形の平板であり、材料が銅、
黄銅、鉄、アルミニウム等、めっき試験の種類に応じて
使用されるものである。使用前は、図2(b)に示すよ
うに、テスト試験片21の両面にシールが貼付されてお
り、使用するときは、水槽11内に設置した際に陽極用
金属平板14側になる試験面21aに貼付されているシ
ールが剥がされる。なお、試験面21aの反対側の面2
1bにはシールが依然として貼付されており、絶縁され
ているようにする。このテスト試験片21は、その中心
がネジ22により陰極用金属棒23に接続されている。
図1に戻り、陰極用金属棒23は、モータ24にジョイ
ント24aにより取り付けられており、その上部は、ス
リップリング23aを介して配線26に接続されてい
る。また、陰極用金属棒23は、めっき液12に接する
部分が絶縁されている。
【0021】モータ24は、陰極用金属棒23を回転駆
動させるためのものであり、支持台25に固定されてい
る。このモータ24の回転速度は、0〜2400rpm
に変えられるようになっている。スリップリング23a
に接続されている配線26は、電流計27を介して整流
器17のマイナス極17bに接続されている。また、配
線16と配線26との間には、電気めっき試験装置1に
印加される電圧を測定するための電圧計28が挿入され
ている。
【0022】次に、本実施の形態の電気めっき試験装置
1のめっき試験方法について図2(b)及び図3を参照
して説明する。図3は、電気めっき試験装置1の電気め
っき試験方法を説明する図であり、図3(a)は、図2
(a)のA−A’線での断面図であり、図3(b)は、
テスト試験片21の試験面21aを説明する図である。
【0023】まず、テスト試験片21の試験面21aに
貼付されているシールが剥がされ、陽極用金属平板14
及びテスト試験片(陰極用金属平板)21が脱脂、酸洗
い等の前処理が行われる。そして、陽極用金属平板14
が、めっき液12の入れられた水槽11の底部に設置さ
れる。めっき液12は、水槽11の約80%〜90%を
満たすように注入される。
【0024】次に、図2(b)に示すように、陰極用金
属棒23にネジ22によりテスト試験片21が取り付け
られる。このとき、テスト試験片21は、試験面21a
が図中下向きになるように、陰極用金属棒23に取り付
けられる。そして、陰極用金属棒23が取り付けられた
テスト試験片21が、水槽11内に設置されている遮蔽
板18の約1cm上方に、図3(a)に示すように、テ
スト試験片21の中心と遮蔽板18の開口部18aの中
心とが一致するように設置される。
【0025】次いで、電源が入れられ、試験するめっき
の種類に応じて、電流計27と電圧計28を確認しつ
つ、整流器17の電圧及び電流、並びにモータ24の回
転数が調整され、電気めっき試験装置1が所定時間稼働
される。
【0026】すなわち、陽極用金属平板14とテスト試
験片21との間に電圧が印加され、陽極用金属平板14
とテスト試験片21との間に電場が生じる。生じた電場
による電流分布のうち、テスト試験片21の端の部分に
集中する電流線は、遮蔽板18により遮蔽され、テスト
試験片21の試験面21a上に発生される電流密度がほ
ぼ同一となる。
【0027】より詳細には、図3(b)に示すように、
試験面21a上では、陽極用金属平板14とテスト試験
片21との間に発生される電流分布のうち、テスト試験
片21の端の部分に集中する電流線が遮蔽され、境界線
21aaの内側の領域である領域21ab上に発生され
る電流分布がほぼ同一とされると共に、その影響で境界
線21aaの外側の領域である外周端領域21acに集
中する電流線が遮蔽される。従って、領域21ab上に
発生される電流密度がほぼ同一となっている。なお、本
実施の形態のような陽極用金属平板14、遮蔽板18、
及びテスト試験片21の設定位置では、領域21ab
が、中心から約5mm〜約25mmまでとなり、外周端
領域21acが、中心から約25mm〜外周までとな
る。
【0028】このように電流密度がほぼ同一にされたテ
スト試験片21が、図3(a)に示すように、陽極用金
属平板14と平行を維持しつつ、モータ24により所定
の回転数で回転されている。すなわち、回転しているテ
スト試験片21は、図3(b)に示すように、回転中心
から外側に向かうにつれて同心円状に回転速度が大きく
なっており、テスト試験片21の試験面21a上には、
回転中心から外側に向かうにつれて同心円状に攪拌速度
の異なる電気めっき試験条件が実現される。従って、テ
スト試験片21の試験面21a上には、電流密度が同一
で、攪拌速度が異なる電気めっき試験条件が実現されて
いる。
【0029】所定時間の後に、電気めっき試験装置1の
電源が切られ、陰極用金属棒23がモータ24から取り
外され、水槽11より陰極用金属棒23が引き上げられ
る。そして、陽極用金属棒23からテスト試験片21が
取り外される。
【0030】このようにして取り外されたテスト試験片
21の試験面21a上には、電流密度が同一で、攪拌速
度が回転中心から外側に向かって同心円状に大きくなっ
た場合のめっきの析出状況が現れている。その解析は、
ハルセル試験と同様にして行われ、めっきの析出状態、
めっき液の組成、温度等、設定した種々の電着条件の解
析が可能となる。また、解析の際には、上述した理由に
より、試験面21a上の領域21abのみを解析し、外
周端領域21acは無視する。
【0031】以上のように、本実施の形態の電気めっき
試験装置1によれば、陽極用金属平板14とテスト試験
片21を平板とし、陽極用金属平板14とテスト試験片
21を平行に設置し、かつ陽極用金属平板14とテスト
試験片21との間に発生される電流分布のうち、テスト
試験片21の端に集中する電流線を遮蔽板18により遮
蔽するので、テスト試験片21上に発生する電流密度を
ほぼ同一にすることができ、かつ、テスト試験片21を
回転させるので、回転中心から外側に向かって同心円状
に攪拌速度を大きくすることができるため、電流密度が
同一で、攪拌速度が異なる電気めっき試験を行うことが
できる。
【0032】また、本実施の形態の電気めっき試験装置
1によれば、テスト試験片21を円形としたので、めっ
き液12中でテスト試験片21を回転しやすく、攪拌速
度の不均一性を最小限にすることができ、同一の電流密
度で、異なる攪拌速度の電気めっき試験を容易にかつよ
り正確に行うことができる。
【0033】なお、本実施の形態の電気めっき試験装置
1においては、陽極用金属平板14と遮蔽板18との距
離、及び遮蔽板18とテスト試験片21との距離を約1
cmに設定したが、さらにテスト試験片21上に発生さ
れる電流密度をより同一にすることができるような間隔
に設定変更することができる。
【0034】また、本実施の形態の電気めっき試験装置
1においては、テスト試験片21を円形としたが、円形
に限らず、どのような形状でもよい。どのような形状の
テスト試験片でも金属平板であれば回転させることによ
り、回転中心から外側に向かって同心円状に攪拌速度の
異なる電気めっき試験条件を実現することができる。
【0035】図4は、本実施の形態の電気めっき試験装
置1を用いて実際に実施し、テスト試験片21上の電流
密度が60[A/dm2 ]の場合と120[A/d
2 ]の場合に分けて、攪拌速度が100rpm(3〜
19m/分),400rpm(12〜75m/分),1
600rpm(50〜300m/分),2400rpm
(75〜450m/分) の場合における電気めっき試験
の試験結果を示すものである。図中、黒点は、ピットを
示している。
【0036】電流密度が60[A/dm2 ]の場合に
は、100rpm( 3〜19m/分)ではめっきに均一
性がなく、ピットがまばらに点在して形成されている
が、攪拌速度が大きくなるにつれて徐々に中心に集ま
り、攪拌速度が2400rpm( 75〜450m/分)
の場合では点在したピットは確認されず、めっきが均一
になっていることが確認できる。
【0037】電流密度が120[A/dm2 ]の場合に
は、100rpm( 3〜19m/分) ではめっきに均一
性がなく、ピットが渦巻き状に点在して形成されている
が、攪拌速度が大きくなるにつれて徐々に中心に集ま
り、攪拌速度が2400rpm( 75〜450m/分)
の場合では点在したピットは確認されず、めっきが均一
になっていることが確認できる。
【0038】このように、本実施の形態の電気めっき試
験装置1では、電流密度が同一で、攪拌速度が異なる電
気めっき試験を容易に行えることがわかる。また、本実
施の形態の電気めっき試験装置1は、高速電気めっき試
験にも適用できることがわかる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の電気め
っき試験装置によれば、陽極用金属平板と陰極用金属平
板を平行に設置し、かつ、陽極用金属平板と陰極用金属
平板との間に遮蔽板を挿入し、陰極用金属平板を回転さ
せるので、電流密度が同一で、攪拌速度が異なる電気め
っき試験を行うことができる。
【0040】請求項2に記載の電気めっき試験装置によ
れば、請求項1に記載の陰極用金属平板が円形であるた
め、めっき液を攪拌しやすく、攪拌速度の不均一性を最
小限にすることができ、同一の電流密度で、異なる攪拌
速度の電気めっき試験をより正確に行うことができる。
【0041】請求項3に記載の電気めっき試験方法によ
れば、めっき液が注入されている水槽内に設置された陽
極用金属平板と、陽極用金属平板に対して平行に設置さ
れている陰極用金属平板との間に、直流電源により電圧
が印加され、陰極用金属平板が回転されるので、同一の
電流密度で、異なる攪拌速度の電気めっき試験が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電気めっき試験装置1の
外観の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の電気めっき試験装置1の
要部の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の電気めっき試験装置1の
電気めっき試験方法を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態の電気めっき試験装置1を
用いた電気めっき試験の試験結果を示す図である。
【符号の説明】
1 電気めっき試験装置 11 水槽 12 めっき液 13 支持台 14 陽極用金属平板 15 陽極用支持棒 16,26 配線 17 整流器(直流電源) 17a プラス極 17b マイナス極 18 遮蔽板 18a 開口部 19 支持部材 19a 支持受部 20,22 ネジ 21 テスト試験片(陰極用金属平板) 21a 試験面 21b 反対側の面 21aa 境界線 21ab 領域 21ac 外周端領域 23 陰極用金属棒 23a スリップリング 24 モータ 24a ジョイント 25 支持台 27 電流計 28 電圧計

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき液が注入される水槽と、 前記水槽内に設置される陽極用金属平板と、 前記水槽内に、前記陽極用金属平板に対して平行に設置
    される陰極用金属平板と、 前記陽極用金属平板と前記陰極用金属平板との間に電圧
    を印加させる直流電源と、 前記陽極用金属平板と前記陰極用金属平板との間に挿入
    される、開口部を有する遮蔽板と、 前記陰極用金属平板を回転させるモータとを備えること
    を特徴とする電気めっき試験装置。
  2. 【請求項2】 前記陰極用金属平板は円形であることを
    特徴とする請求項1に記載の電気めっき試験装置。
  3. 【請求項3】 めっき液が注入されている水槽内に設置
    された陽極用金属平板と、前記陽極用金属平板に対して
    平行に設置されている陰極用金属平板との間に、直流電
    源により電圧を印加させ、前記陰極用金属平板を回転さ
    せることを特徴とする電気めっき試験方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015188597A1 (zh) * 2014-06-11 2015-12-17 上海梅山钢铁股份有限公司 一种模拟带钢不同线速度的连续电镀试验装置
CN105220196A (zh) * 2014-06-11 2016-01-06 上海梅山钢铁股份有限公司 用于模拟带钢高速连续电镀的试验装置及试验方法

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