JPH04232848A - 流体動力学的に修正されたハルセル - Google Patents

流体動力学的に修正されたハルセル

Info

Publication number
JPH04232848A
JPH04232848A JP3167301A JP16730191A JPH04232848A JP H04232848 A JPH04232848 A JP H04232848A JP 3167301 A JP3167301 A JP 3167301A JP 16730191 A JP16730191 A JP 16730191A JP H04232848 A JPH04232848 A JP H04232848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
cell
cathode
anode
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3167301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3067843B2 (ja
Inventor
Joseph A Abys
ジョセフ アンソニー アビイズ
Igor V Kadija
アイゴア ヴェルコ カディジャ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by American Telephone and Telegraph Co Inc filed Critical American Telephone and Telegraph Co Inc
Publication of JPH04232848A publication Critical patent/JPH04232848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3067843B2 publication Critical patent/JP3067843B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/42Measuring deposition or liberation of materials from an electrolyte; Coulometry, i.e. measuring coulomb-equivalent of material in an electrolyte
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D17/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells for electrolytic coating
    • C25D17/02Tanks; Installations therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D17/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells for electrolytic coating
    • C25D17/10Electrodes, e.g. composition, counter electrode
    • C25D17/12Shape or form
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/04Electroplating with moving electrodes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D21/00Processes for servicing or operating cells for electrolytic coating
    • C25D21/12Process control or regulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S204/00Chemistry: electrical and wave energy
    • Y10S204/07Current distribution within the bath

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の分野】本発明は製作操作及び操作中のめっき
液槽の電極堆積特性を制御するための装置に係る。
【0002】
【従来技術の記述】電解めっきは電気化学、流体動力学
及び輸送現象、有機及び無機化学、材料科学及び金属学
を含む多くの科学的分野に渡り、そのことは試験装置及
び操作パラメータの適切な選択を含む。電解めっきの最
も厳密さを要するパラメータの1つは、界面輸送及びそ
の電流密度に対する関係である。液槽組成の選択が一度
せばまると、電流密度及び輸送条件の規定及び選択が、
液槽特性及びめっき生成特性を決る重要なパラメータと
なる。この目的のために、電気化学研究及び開発におい
て、いくつかの進んだ技術が用いられている。
【0003】回転円盤、円盤−輪、輪−輪電極及び回転
円筒のような回転電極は、電気化学測定が行われている
間、操作セル中に規定された流体動力学条件を生成し、
各実験中単一電流密度に対する情報を与える。しかし、
ほとんど例外なく、めっきプロセス中の電流密度の範囲
は、典型的な場合広い。より簡単であるためには名目的
な電流密度から10ないし20パーセントの変化、より
複雑でよければ200パーセントまでの割合が、めっき
プロセスの広範囲の機能効率を要求する。そのような条
件下では、電流密度の広範囲の効果に関して必要な情報
は、多くの試験を必要とする。
【0004】品質制御及び開発道具として1939年ア
ール・オー・ハル(R.O.Hull) により開発さ
れたハルセルは、与えられた全電流における所望のめっ
き特性を与える一定の範囲の電流密度を予測する単一の
試験を可能にする。ハルセルについては、アール・オー
・ハル(R.O.Hull) 、“プロシーディングス
・オブ・アメリカン・エレクトロプレーターズ・ソサイ
ティ”27(1939)、52−60頁及び、アール・
オー・ハル(R.O.Hull)に1939年3月7日
に承認された米国特許第2,149,344号に述べら
れている。また、ウォルターノーセ(Walter N
ohse) らによる“ハルセルの補助による電解めっ
き及び関連した溶液の研究”と題する本、ロバートドレ
ーパ社、テディントン、英国、1966年、特に17−
25頁を参照のこと。
【0005】ハルセルは図31に概略的に表わされてい
る。一般的に310と印されたハルセルは、一定の容量
(典型的な場合ml単位)をもつ四側面、平底面容器3
11であり、その中には平坦な垂直に配置された電極3
12及び陰極313が相互に一定の角度で配置されてい
る。典型的な場合、陰極もまた、容器の2つの側壁31
4及び315の両方に対し、一定の角度をなす。試験パ
ネルは部分的にのみ電解液316中に浸される。いくつ
かの大きさのハルセルは市販されており、溶液容量は2
50、267、320、534及び1000mlである
。 ハルセルの独特な点は、陰極に対する陽極の配置により
、全印加電流に依存する一定範囲の電流密度で、試験パ
ネル上に金属を電気堆積させる能力にある。壁314と
鋭角をなす陰極313の端部における低電流密度から、
壁315と鈍角をなす陰極の端部における高電流密度ま
での範囲を電流密度はとる。図32には、全印加電流2
Aのときの典型的な標準的ハルセルにおける理論的電流
密度分布が示されている。
【0006】ハルセルの特徴的な設計上の点は、陽極3
12と陰極313の間が鋭角であることと、セル壁31
4の効果が組合さり、陰極313の低電流密度端部にお
ける陰極に対する鋭角ができることである。電極間の角
度とセル壁314の遮蔽により、電流密度分布ができる
。壁314が陰極に対して鋭角をなす低電流密度におい
て、基本的な電流密度は無限に小さい。パネルの中心に
向って、電流は徐々に増加し、高電流密度端において、
その最大値に達する。電流密度のこの広い範囲で得られ
る堆積パターンは、もしめっきが与えられた範囲内の任
意の名目上の電流密度で行われた場合に得られる生成物
の品質の指標として使える。1回の試験で、所望のめっ
き特性を生ずる電流密度の範囲を選択できる。しかし、
ハルセルの使用は制限されている。特に、高液体速度条
件下においては、質量輸送の制御ができないため、特定
の電流密度においては堆積速度が一様でなく、高速で液
体の混合ができないためである。流体動力学及びパネル
に沿った質量輸送を変えた実験において、得られるパタ
ーンは電流密度及び流体動力学の両方の結果となり得る
。そのような結果は、動作条件には依存せず、液槽特性
の評価の指針としては使えない。
【0007】具体的な電気めっきプロセスの場合の電流
密度の典型的な範囲と混合条件は、通常そのプロセスの
操作手順で規定される。製品の品質を特定の水準に保つ
ために、オペレータはハルセルを用いて、規則正しい間
隔で品質制御試験を行う。そのような試験に基いて、液
槽電気堆積の特性を保持するために、補正操作を加える
。不幸にも、多くの共通の呼び方にもかかわらず、ほと
んどの例において、得られるパターンは混合速度、かく
拌バーの回転、試料及びその他のものの準備といったば
く然と規定された変数の結果である。
【0008】再現性がなく、かつ限られた溶液かく拌が
、通常ハルセル中で、固定された速度の往復運動パドル
、磁気かく拌機又は陰極/溶液界面付近での強制気体混
合により起される。そのような構成を用いることにより
、一定した再現性のある結果を得、それらを応用及び所
望のめっき速度に著しく依存して溶液のかく拌が変化し
うる製造操作と関連させることは困難である。たとえば
、大量めっき操作において、溶液は製品に対しわずかに
動き、一方ジェットめっき用途においては、溶液速度は
毎秒数メートルに達しうる。そのような広い流体動力学
範囲において、化学平衡、添加物、めっき溶液の汚染及
び他の成分の製品の品質に対する効果は、かなり変りう
る。
【0009】特に重要なことは、はがれ、無光沢、ある
いはパネルの低電流密度端における黒色堆積といったパ
ターン外観に対する不純物の効果の解釈である。これら
の徴候はセルの混合条件に依存して変化するであろう。 しかし、ハルセルの装置は溶液かく拌中の変化により影
響を受ける可能性のある具体的なめっきプロセスに関す
る情報を供給するには限られている。
【0010】更に、多くの例において、特に最近のめっ
き装置において、毎秒数メートルの液体速度を有する高
速めっき液槽が用いられる。そのような条件の場合、2
0−30cm/秒の典型的なハルセル液体速度で得られ
たハルセルパネルの解釈に基いて展開された情報は無意
味になりうる。より高速の混合速度を有するハルセルを
用いると、こぼれることになったり、通常溶液特性の手
がかりを、ほとんど与えない。
【0011】もう1つの不確定性は、電流密度分布中の
不均一性と関連している。ハルセルパネルは通常パネル
上の位置に起因する電流密度の尺度で解釈される。パネ
ルの一方の側の液体の凹凸の位置及びパネルの他方の側
のセル底部の近傍が、堆積速度に影響を与える可能性が
ある。その結果、指定された電流密度における厚さの分
布が変化し、かなり誤った解釈に導くことがある。その
ような変化は不均一な電流分布から生じ、それはハルセ
ルの設計に固有で、再現性及びパネルの解釈の正確さに
著しい影響を与え、研究開発の努力における生産性の損
失及び方向づけに著しい影響を与えうる。
【0012】不幸にして、現在ハルセルに代るものはな
い。従って、単一のシステムで制御されたセル流体動力
学及びパネル界面において得られる質量輸送の不均一性
を組合せ、単一の実験で広範囲の電流密度を測定する能
力を有する装置をもつことが望ましい。そのような実験
条件においてのみ、パネル上に得られるパターンは特定
の混合速度におけるプロセスの予想される特性を反映す
るであろう。
【0013】
【本発明の要約】本発明は流体動力学的に修正されたハ
ルセル(以下では“HMHセル”とよぶ)である。それ
は品質制御及び開発用にも使用でき、単一のシステムに
おいて、よく規定された流体力学を与え、単一の実験で
広範囲の電流密度を測定できる能力を結びつける。
【0014】HMHセルは細長い円筒状の測定器具を用
い、その中で陰極及び陽極が装置の中央の縦軸に沿って
垂直に離れてあり、単一の同心状に配置されたユニット
が形成され、陽極は、陰極の下にある。その装置はその
縦軸のまわりに回転できる。これにより、溶液のかく拌
が制御よく変えられ、一方標準的なハルセルに典型的な
パネル寸法と電流密度範囲が与えられる。この装置は擬
静止から毎秒数メートルまで、電解液の液体速度範囲に
おける電解めっき溶液の機能性を確立するためにも使用
できる。
【0015】
【詳細な記述】HMHセルが図1に概略的に示されてい
る。セル10は電解液12を保持するための容器11、
容器中に垂直に支持された細長い円筒状測定器具13を
含む。その器具はその縦中心軸のまわりに回転できる。
【0016】器具13は適当な絶縁性材料の細長いシリ
ンダ15、円筒と同心状に配置されたスリーブ状金属陰
極16及び円筒15の下端にそれと同心状に配置され、
陰極に対し縦方向に分離された金属陽極17を含む。円
筒上の2個のすべり電極(“すべり環”)18及び19
が、それぞれ陰極及び陽極の電流コレクタとして、陰極
16上に設けられている。円筒15の上部は、支持装置
(図示されていない)のアーム21に対する保護となっ
ている。アーム21は容器11内に支持された器具13
を保持し、カバー22及びベルト駆動又はモーター(図
示されていない)のような適当な駆動手段を含む。カバ
ー22は容器11を包み、容器11と同心状に器具13
を配置する助けとなる。駆動手段は所望の速度で、縦中
心軸のまわりに器具13を回転するためのものである。 回転の速度は、10ないし10,000RPMの範囲に
選択してよい。
【0017】陰極16は円筒15にとり除けるようにと
りつけられる柔軟な試験パネル212(図2)を含む。 これは各種の方法で実現できるが、その中の2つは以下
のとうりである。一例において、柔軟性試験パネルの相
対する垂直端部は、円筒15の表面中の垂直な溝(図示
されていない)中に挿入し、一方パネルは円筒の周囲に
固定してもよい。あるいは、円筒の周囲に固定した試験
パネルの水平端は、適当な固定具(図示されていない)
により、確実に固定してもよい。そのような固定具はパ
ネルの端部上にすべるゴムバンドを含んでもよい。試験
パネルへの電極は、一領域、環又はスリーブのような円
筒の表面中に埋込まれた少くとも1個の導電性接触によ
り、作ってもよい。電極領域、環又はスリーブは円筒の
内部に置かれた導電体213(図21)を通して、すべ
り環18に電気的に接続される。
【0018】陽極17は陰極16下に配置され、絶縁性
円筒15の比較的短い長さで、それから離されている。 間隔は陽極及び陰極間の空間における過度のあわだちを
避けるために必要なそれより小さくてはならない。過度
の空間は、電解分布に悪影響を与える可能性があるため
、好ましくない。2ないし20mmの空間は有用である
が、5−10mmが好ましい。陽極17は図1中で、円
筒15の端部付近に固定されているように示されている
。 陽極17は任意の適当な方法で、円筒に固定してもよい
。これは円筒15中の相対する部分を付随させるため、
糸を通した除去できる絶縁円盤又は絶縁性円盤内に含め
るか、電解液に露出されたボルトのような金属固定具を
含んでもよい。円筒に陽極17を固定する方式は、たと
えばすべり環19を通して、陽極17にエネルギーが供
給される限り重要ではない。このことは、円筒15の内
部に配置された導電体(図示されていない)により、陽
極17及びすべり環19を接続することによって実現で
きる。図1において、陽極17は薄い円盤の形で示され
、その半径は円筒15の半径より2ないし5mm大きい
。陽極17の他の寸法及び形も有用である。たとえば、
円盤の半径は円筒15のそれと等しいか幾分小さくても
よい。また、陽極17の厚さは比較的大きな範囲で変っ
てもよい。重要な必要条件は、電界を陽極の周囲に一様
に分布させるため、円筒の縦軸のまわりに、陽極17が
対称な形状をもつことである。
【0019】円筒15にはその縦軸に沿って配置された
内部ロッド又はシャフトを設けてもよい(図21参照)
。ロッド又はシャフトは円筒を補強し、円筒に回転を与
える手段を作るために必要となることがある。金属ロッ
ド又はシャフトは、陽極17をすべり環19に接続する
導電体として働かせてもよい。
【0020】円筒15はめっき反応によって悪影響を受
けず、溶液及び得られる金属堆積物に対して非導電性か
つ非汚染源である絶縁性材料で作られる。円筒に適した
材料はエポキシ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ビニルクロライド、テフロン、ファイバガラス及び上の
性質をもつ他のプラスチック材料のような絶縁性材料か
ら選択してよい。容器11及びカバー22も電解めっき
溶液の効果に対して抵抗があり、溶液及び堆積物に対し
て非導電性かつ非汚染源である材料で作られる。容器及
びカバーに適した材料は、ガラス、ガラス化したセラミ
ックス、エポキシ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リビニルクロライド、テフロン、ファイバガラス、及び
上の性質をもつ他の材料から選択してよい。容器の寸法
は、少くとも試験パネルが部分的にのみ電解液のあらか
じめ決められた体積中に浸されるようなものである。た
とえば、パネル高さの80−90パーセントまでが溶液
中に沈められる。パネルは金属界面が溶液及びその上の
雰囲気に露出され、プロセスの品質試験ができるように
、部分的に沈められる。典型的な場合、液槽から起る蒸
気の効果に基き、溶液の腐食反応について判断がなされ
る。また、液体/空気界面でのみ、パネル上へのいくつ
かの汚染物質の効果が同定される。
【0021】HMHセル中で用いられる試験パネル21
2(図21)の大きさは、典型的な場合、ハルセル中の
試験パネルの大きさに近似させる。たとえば、267m
lのハルセル中では、陰極の寸法は高さ3”、長さ4 
1/16 ”である(その2 1/2”だけが浸される
。)20mm径の円筒を有するHMHセル中では、パネ
ルは高さ4 1/2”、幅2 1/2−2 3/4”で
、その4”だけが浸される。他の大きさも同様に使える
【0022】HMHセルの設計から得られる基本的な電
流分布を、図31の標準的なセルのそれと比べるため、
図1に示されたHMHセルの多数の変数を、エル−ケム
社、13909ラークメアブルバード、シェーカーハイ
ツ、オハイオ44120、米国、から市販されているソ
フトウェアプログラムを用いて分析した。また、ダヴリ
ュ・ミカエル・リンス(W.Michael Lyne
s) 及びユージール・ランダウ(Uziel Lan
dau)“非直交境界の正確な記述のための詳細微分法
の新応用”、ザ・エレクトロケミカル・ソサイティ、フ
ォールミーティング、シカゴ、1988、予稿集332
も参照のこと、分析の結果は、2つのグラフの具体的な
各変数として表わされている。1つは電界分布を、他方
は電流密度分布を表わす。各変数について得られた電流
密度分布は、標準的なハルセルの場合のそれ(図32)
と比較した。HMHセル中の低電流密度端は、陽極から
最も遠い試験パネルの一端である。
【0023】図2に示された部分的に沈んだパネルを有
する変数について、図4に示された電流密度分布を、標
準的なハルセル中の電流密度分布(図32)と比較して
、本実施例の電流密度分布は、ハルセルの電流密度分布
を実効的に近似していることが示された。本実施例はハ
ルセルに代って用いるものとなりうるが、更に良い近似
が望ましい。
【0024】より密接した近似は、1ないし複数の水平
バッフルを有する部分的に沈んだ試験パネルを用いて得
られた。これらのバッフルは液体の流れに対する制限を
最小にし、一方電界に対しては良好な遮蔽として働く。 1つの水平バッフル(図5)と組合せることにより、実
際の電流密度分布(図7)は標準的なハルセルで得られ
るもの(図32)に、非常に近いことが示される。図1
0は2個の水平バッフル26及び27を有する場合を示
し、実際の電流密度分布(図8)は標準的なハルセルで
得られるもの(図32)に更に近い。図13は3個の水
平バッフル26、27及び28を有する場合(図11)
を示し、ハルセル電流密度分布(図32)との優れた一
致が得られた。この組合せは、本件の試験と更に最適化
するために、選択された。
【0025】図14中に示された器具13の周囲に置か
れた絶縁性円錐遮蔽29を有する変数は、ハルセル設計
の自然の延長とみなせた。なぜならば、絶縁性円錐の壁
は陰極の低密度端に対して、鋭角をなすからである。し
かし、円錐遮蔽を用いると試験パネルに沿った不均一な
流体動力学が得られる。円筒周囲の円錐遮蔽は連続して
変わる形状を導き、従ってもし回転円筒の周囲に円錐遮
蔽を設けると、試験パネル上で全範囲の流体動力学的条
件を同時に得ることができる。液体の流れの可能性のあ
る形が、図14に概略的に示されている。HMHセル中
の均一で制御された流体動力学の必要性は重要な要因で
あるから、不均一な流体動力学を有する円錐遮蔽は適切
な構成ではない。加えて、円錐遮蔽を用いることにより
、フルセルのシュミレーションで得られる電流密度分布
パターンの性質が劣ることが示された(図16)。
【0026】電解液中に完全に沈んだ試験パネルを有す
るHMHセル(図17)を用いる試みにより、沈んだパ
ネルの電流分布(図19)は部分的に沈んだパネルで得
られるもの(図4)より明らかに劣ることが示された。 理由はおおよそ“端部効果”にあり、それは平行又は絶
縁性でない沈んだ電極端に対して、基本的な電流を無限
ととる。部分的に沈んだパネルでは、この効果は電流密
度を有限の値にするパネルに垂直な絶縁体として働く溶
液表面により小さくなる。
【0027】部分的に沈んだパネルと3個の水平バッフ
ルを用いた実施例は、標準的なハルセルに対するこれら
変数の最高のものとみなされ、更に試験を行うために選
ばれた。この実施例は、図20及び21に示されている
。これらの図において、同じ数字は図1、5、8及び1
1中に描かれたものと同じ要素をさす。
【0028】セル10は中に測定器具13が支持された
電解液12を保持する絶縁性容器11を含む。測定要素
は細長い絶縁性円筒15、円筒の中で縦中心軸と同心状
に配置されたドライブシャフト24及び円筒の底部にそ
れと同心状にシャフト24を固定した陽極電極17を含
む。この実施例において、陽極17は薄い円盤の形をし
ており、それは円筒の周囲の上2ないし5mmの距離ま
で延び、直径はセルの大きさ及びその中の電解液の体積
に依存して、10ないし50mmを含む広い範囲で変化
してよく、20mmが好ましい。円筒と同じか小さい半
径をもつ円盤又は環のような他の形の陽極17も有用で
ある。 重要な条件は陽極及び陰極が、相互に離れて、円筒の縦
軸と同心状に配置されることである。陰極16は円筒1
5中に埋込まれた耐熱性金属のスリーブ211を含み、
分離可能な試験パネル212への電気的接触を作るため
に用いられる。試験パネルは銅又はステンレススチール
のように溶液と反応しない金属で作られる。スリーブは
表面上に酸化物の薄い層が形成され、表面上へのめっき
による堆積を制限するチタン、タンタル、ニオジウム、
アルミニウムのような金属から選択された耐熱性金属で
作られる。グラファイト、ガラス状炭素、ステンレスス
チール又は別の金属基板上の耐熱性金属薄膜といった他
の材料も有用である。スリーブ上の円筒上にマウントさ
れたすべり環18は、スリーブに電気的に接続され、電
流キャリヤとして用いられる。すべり環18はたとえば
整流器のようなエネルギー源25の負(陰極)端子に接
続できる。
【0029】駆動シャフト24は金属で陽極17に正電
圧を供給することが望ましい。駆動シャフト24はエネ
ルギー源25の正(陽極)側に接続される。典型的な場
合、駆動シャフトはステンレススチール又はしんちゅう
から選択された金属で作られる。陽極に隣接した駆動シ
ャフトの低部214に対する電解液の浸食を避けるため
、駆動シャフトの低部はスリーブ211と同じ金属で作
ってもよい。あるいは駆動シャフトは溶液に対して非汚
染源である固い絶縁材料で作ってもよく、その場合陽極
17への電気的接続は、シャフト又は円筒の内部にある
導電体(図示されていない)を通して行う。接続は円筒
15上又は円筒からつき出た絶縁性シャフトのその部分
上のすべり環19(図1)へ行うか、又は他の適当な手
段を経て行えばよい。非導電性シャフトの適切な材料は
、エポキシ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニ
ルクロライド、テフロン、ファイバガラス及び他のプラ
スチック材料といった絶縁性材料から選択すればよい。
【0030】図20及び21に概略的に示された部分的
に沈んだ試験パネル(陰極)と3個のバッフルを有する
好ましい実施例において、セル10は相互に垂直方向に
離れて円筒13の周囲に水平に、容器11中に配置され
たバッフル26、27及び28を含むバッフル構成を含
む。たとえば、第1のバッフル26は電解液14の表面
から約5ないし15mmで、第2のバッフル27は第1
のバッフルから10ないし20mmで、第3の下部バッ
フル28は第2のバッフルから10ないし30mmであ
る。バッフルは環状円盤の形に作られ、それぞれ中央の
開孔30、31及び32を有し、そのため各バッフルは
順次円筒11の壁から離され、その距離は前の各バッフ
ルより大きい。各バッフルの中央開孔30、31又は3
2は順次大きくなり、そのため各バッフルの基本は次第
に円筒から大きく離れる。たとえば、第1のバッフル2
6は円筒13から5ないし15、好ましくは10mm離
れ、第2のバッフル27は円筒から10ないし20、好
ましくは15mm離れ、第3のバッフルは円筒から15
ないし25、好ましくは20mm離れる。環状底部アン
カ33及び少くとも2個のスペーサコネクタ34がバッ
フル構成を完成させる。あるいは、バッフルは容器のふ
ちから支持してもよい。更に、バッフル構成は単一のら
せん状バッフルの形でもよく、バッフル26の位置に対
応した上部の1コーナーから始り、器具13の周囲に下
方へらせん状に進み、一方らせんバッフルの端面に内側
に面し、器具13からの距離は順次増す。バッフルはめ
っき反応により影響を受けず、めっき液を汚染しない絶
縁性材料で作られる。適切な材料はガラス、ガラス化し
たセラミックス、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ビニルクロライド、テフロン、ファイバガラス及び他の
プラスチック材料のようなプラスチックといった絶縁性
材料から選択してよい。
【0031】500mlのめっき液を保持するHMHセ
ル中では、バッフル26、27及び28は降下する順次
で配置される。容器中の溶液レベルの最上部から、10
、20及び30mmで、円筒11からそれぞれ5、10
及び15mm半径方向に離れる。各バッフルの外部端は
容器11の壁から、1ないし10mm程度離れ、それは
各バッフルと容器11間の液体の少なくともある程度の
動きを可能にするのに十分である。異なる容積を有する
セルの場合、これらの寸法は変えられる。
【0032】図22、23及び24において、全印加電
流2Aでそれぞれ4、20及び80ASFに対応する3
つの別々の電流密度レベル位置におけるパネル212に
渡る厚さの分布の測定結果が示されている。同じ電流密
度位置(図32)に対するハルセルパネルについての厚
さ分布測定結果と比べると、これらの測定結果は同じパ
ネル上のこれらの具体的な電流密度レベルに対する厚さ
は非常に一様であることが示される。適切なめっきプロ
セスでめっきされたパラジウムパネル全面での厚さ分布
の測定結果に基く電流密度分布の測定結果は、図13に
示された電流密度分布の計算された値と、密接に対応し
ている。実際のハルセルの電流密度分布(図32)に対
する類似性は、きわめて明らかである。
【0033】図25、26及び27には、1リットル当
り25グラムのPdを含み、pHが7.5である高速パ
ラジウムめっき槽から、標準的なハルセル(図25)及
びHMHセル(図26及び27)で得られた堆積パター
ンが示されている。めっきは40℃で行った。10cm
/ 秒の液体速度でめっきしたパネル(図26)は、標
準的なフルセルで得られるものと、ほとんど同一のパタ
ーンを示す。100cm/ 秒パネル(図27)は高電
流密度端における腐食や曇りのレベルが低下したことを
示す。このことは、パネル上の腐食や曇りといった特徴
が、界面における質量輸送の結果であるなら、予想すべ
きことである。パネル全体で曇りがないということは、
具体的な槽は速度が増した時有害となりうる他の汚染物
質は持たないことも意味する。
【0034】図28、29及び30には銅汚染物質を有
するニッケル電気めっき槽から、標準的なハルセル(図
28)及びHMHセル(図29及び30)で得られる堆
積パターンが示されている。ニッケルはニッケルサルフ
ァメートを含み、pHが4.0で、100ppm の銅
汚染を有するめっき液槽から、45℃において堆積させ
た。約100ppm のCuが標準的なハルセル(図2
8)中のパネル上及び10cm/ 秒HMHセルパネル
(図29)上で、明らかに認められた。HMHセルパネ
ルの低電流密度側の100cm/ 秒3/4”(1.9
cm)において、曇った銅による仕上り(図30)が見
られた。従って、汚染は明らかで、その除去のために印
加される電流密度の範囲は、容易に決められるであろう
【0035】これらの結果は標準的なフルセルで得られ
るものと類似の電流分布を与えられるが、界面を越える
質量の輸送の制御性は改善される。HMHに加えて、道
具として、電解めっき溶液を将来研究し、品質制御する
ための新しい道が開かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】HMHセルの概略図である。
【図2】部分的に沈めた試験パネルを有するHMHセル
の概略図である。
【図3】図2のHMHセル中の電界分布の概略図である
【図4】図2のHMHセル中の試験パネルに沿った電流
密度分布の概略図である。
【図5】部分的に沈めた試験パネルと1つの水平バッフ
ルを有するHMHセルの概略図である。
【図6】図5のHMHセル中の電界分布の概略図である
【図7】図5のHMHセル中の試験パネルに沿った電流
分布の概略図である。
【図8】部分的に沈められた試験パネルと2個の水平バ
ッフルを有するHMHセルの概略図である。
【図9】図8のHMHセル中の電界分布の概略図である
【図10】図8のHMHセル中の試験パネルに沿った電
流密度分布の概略図である。
【図11】部分的に沈めた試験パネルと3個の水平バッ
フルを有するHMHセルの概略図である。
【図12】図11のHMHセル中の電解分布の概略図で
ある。
【図13】図11のHMHセル中の試験パネルに沿った
電流分布の概略図である。
【図14】絶縁性円すいシールドを有するHMHセルの
概略図である。
【図15】図14のHMHセル中の電界分布の概略図で
ある。
【図16】図14のHMHセル中の試験パネルに沿った
電流分布の概略図である。
【図17】完全に沈んだ試験パネルを有するHMHセル
の概略図である。
【図18】図17のHMHセル中の電界分布の概略図で
ある。
【図19】図17のHMHセル中の試験パネルに沿った
電流分布の概略図である。
【図20】3個の水平バッフルを有するHMHセルの好
ましい実施例の概略透視図である。
【図21】HMHセル中で用いられる測定器具の好まし
い実施例の概略図である。
【図22】それぞれ4、20及び80ASFに対応する
位置における3個の水平バッフルを有し、全印加電流が
2AであるHMHセル中の試験パネル上の堆積厚分布を
表わす一連の流れの1を表わす図である。
【図23】それぞれ4、20及び80ASFに対応する
位置における3個の水平バッフルを有し、全印加電流が
2AであるHMHセル中の試験パネル上の堆積厚分布を
表わす一連の流れの2を表わす図である。
【図24】それぞれ4、20及び80ASFに対応する
位置における3個の水平バッフルを有し、全印加電流が
2AであるHMHセル中の試験パネル上の堆積厚分布を
表わす一連の流れの3を表わす図である。
【図25】40℃において25g/l Pdを含み、p
H7.5である水溶液から、標準的なハルセル(図25
)中の試験パネルの高電流部分及び10、100cm/
s液体速度(図26、27)におけるHMHセル中の試
験パネル上の金属状沈積物の比較を示す図の1である。
【図26】40℃において25g/l Pdを含み、p
H7.5である水溶液から、標準的なハルセル(図25
)中の試験パネルの高電流部分及び10、100cm/
s液体速度(図26、27)におけるHMHセル中の試
験パネル上の金属状沈積物の比較を示す図の2である。
【図27】40℃において25g/l Pdを含み、p
H7.5である水溶液から、標準的なハルセル(図25
)中の試験パネルの高電流部分及び10、100cm/
s液体速度(図26、27)におけるHMHセル中の試
験パネル上の金属状沈積物の比較を示す図の3である。
【図28】45℃においてニッケルサルファメートを含
み、pH=4.0で、不純物としての銅が100ppm
 である水溶液から、標準的なフルセル(図28)中の
試験パネルの低電流密度部分と、10及び100cm/
s液体速度(図29、30)におけるHMHセルの試験
パネルのそれへの不純物の効果を比較した概略図の1で
ある。
【図29】45℃においてニッケルサルファメートを含
み、pH=4.0で、不純物としての銅が100ppm
 である水溶液から、標準的なフルセル(図28)中の
試験パネルの低電流密度部分と、10及び100cm/
s液体速度(図29、30)におけるHMHセルの試験
パネルのそれへの不純物の効果を比較した概略図の2で
ある。
【図30】45℃においてニッケルサルファメートを含
み、pH=4.0で、不純物としての銅が100ppm
 である水溶液から、標準的なフルセル(図28)中の
試験パネルの低電流密度部分と、10及び100cm/
s液体速度(図29、30)におけるHMHセルの試験
パネルのそれへの不純物の効果を比較した概略図の3で
ある。
【図31】標準的なハルセルの概略図である。
【図32】標準的なハルセル中の試験パネルに沿った電
流密度分布の概略図である。
【図33】4、20及び80ASFにそれぞれ対応する
位置にあり、全印加電流が2Aである標準的なハルセル
中で堆積した試験パネル上の堆積厚分布を表わす一連の
流れの1を表わす図である。
【図34】4、20及び80ASFにそれぞれ対応する
位置にあり、全印加電流が2Aである標準的なハルセル
中で堆積した試験パネル上の堆積厚分布を表わす一連の
流れの2を表わす図である。
【図35】4、20及び80ASFにそれぞれ対応する
位置にあり、全印加電流が2Aである標準的なハルセル
中で堆積した試験パネル上の堆積厚分布を表わす一連の
流れの3を表わす図である。
【符号の説明】
10  セル 11  容器 12  電解液 13  器具 14  電解液 15  シリンダ、円筒 16  陰極 17  陰極 18  電極 19  電極、すべり環 21  アーム 22  カバー 24  シャフト 25  エネルギー 26  バッフル 27  バッフル 29  円錐遮蔽 30  開孔 31  開孔 32  開孔 33  アンカ 34  コネクタ 211  スリーブ 212  試験パネル 213  導電体 214  低部

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電解液(12)を保持するための非導
    電性、非汚染材料の容器(11)、縦中心軸の周囲に回
    転でき、前記中心軸に沿って降下する順序で、同心状に
    配置された細長い円筒状測定器具(13)、細長い導電
    性陰極部(16)、絶縁性スペーサ部分(14)、及び
    比較的短い陽極部分(17)が含まれ、前記スペーサ部
    分は電気的に陰極から陽極を分離し、前記器具は更に陰
    極及び陽極に電流を供給するために、エネルギー源に接
    続しうる接触手段(18、19)を含む電気めっき試験
    セル。
  2. 【請求項2】  前記陰極部分の長さは、容器中の電解
    液のあらかじめ決められた体積中に浸した時、陰極部分
    の10ないし20パーセントが容器中の電解液のレベル
    上に露出される請求項1記載のセル。
  3. 【請求項3】  前記陰極部分は移動可能な試験パネル
    を含む請求項1記載のセル。
  4. 【請求項4】  前記陰極部分は絶縁性円筒上の導電性
    材料を含み、前記試験パネルは導電性材料と接触して配
    置される請求項3記載のセル。
  5. 【請求項5】  前記陰極部分はニオビウム、タンタル
    、チタン、アルミニウムから成るグループから選択され
    る耐熱性金属から成る請求項1記載のセル。
  6. 【請求項6】  前記耐熱性金属はチタンである請求項
    5記載のセル。
  7. 【請求項7】  前記耐熱性金属は絶縁性円筒中に埋込
    まれた形をとる請求項5記載のセル。
  8. 【請求項8】  前記陰極部分は耐熱性金属スリーブと
    ともに延びる移動可能な試験パネルを含む請求項7記載
    のセル。
  9. 【請求項9】  前記器具は更に陰極部分周囲の円筒状
    上部絶縁性部分を含み、陰極に電流を供給するための前
    記接触手段は、上部絶縁性部分中に埋込まれたすべり環
    及び前記すべり環及び陰極を接続するための導電体を含
    む請求項1記載のセル。
  10. 【請求項10】  前記器具は絶縁性円筒を含み、前記
    上部及び下部絶縁性部分を含み、絶縁性円筒を貫く金属
    ロッドを含み、ロッドの下部は陽極と電気的に接触し、
    ロッドは陽極への電流の導電体として働き、ロッドの上
    部は円筒からつき出し、円筒をその縦軸の周囲に回転さ
    せるために使われる請求項1記載のセル。
  11. 【請求項11】  少くとも1つのバッフルがその内部
    端が器具の壁から離されるように、前記細長い円筒器具
    の周囲に同心状に配置される請求項11記載のセル。
  12. 【請求項12】  前記少くとも1つのバッフルは、陰
    極の周囲に同心状に水平に配置された少くとも1つの環
    状バッフル円盤を含む請求項1記載のセル。
  13. 【請求項13】  少くとも2個のバッフル円盤が相互
    に垂直に分離され、一連のバッフル円盤は前の円盤より
    大きな中央開孔を有する請求項12記載のセル。
  14. 【請求項14】  3個のバッフルが円筒の周囲に配置
    される請求項13記載のセル。
  15. 【請求項15】  前記少くとも1個のバッフルは、そ
    の内部端が器具から順に配置されるようらせん状に配置
    された平坦な帯の形をとる請求項11記載のセル。
  16. 【請求項16】  電解液を保持するための非導電性、
    非汚染材料の容器(11)及び測定器具(13)が含ま
    れ、容器内に支持された絶縁性材料の細長い円筒(15
    )が含まれ、円筒の中心軸は容器の中心軸と本質的に平
    行で、前記円筒はその縦軸のまわりに回転でき、円筒の
    下部に円筒と同心状に固定された金属陽極円盤(17)
    、円筒の周囲に同心状に保持された金属陰極スリーブ(
    16)が含まれ、陰極スリーブの下部端は前記中心軸に
    沿って、陽極の上部端から分離され、陽極及び陰極に電
    流をそれぞれ供給するための手段(18、19)が含ま
    れる電気めっき試験セル。
  17. 【請求項17】  前記陰極スリーブは円筒周囲に同心
    状に埋込まれた金属スリーブから成り、前記スリーブは
    ニオビウム、タンタル、チタン、アルミニウムから成る
    グループから選択された耐熱性金属である請求項5記載
    のセル。
  18. 【請求項18】  試験金属パネルはスリーブと電気的
    に接触した状態で、円筒上に除去しうるように固定され
    る請求項16記載のセル。
  19. 【請求項19】  前記陰極スリーブはチタンから成る
    請求項16記載のセル。
  20. 【請求項20】  前記円筒は絶縁性円筒を同心状に貫
    く金属ロッドを含み、ロッドの下部端は陽極と接触し、
    ロッドは陽極への電流の導電体として働き、ロッドの上
    部端は円筒からつき出し、円筒をその縦軸のまわりに回
    転させるために使用される請求項16記載のセル。
  21. 【請求項21】  前記陰極スリーブは円筒の周囲に除
    去可能なように固定された試験金属パネルを含む請求項
    15記載のセル。
  22. 【請求項22】  少くとも1個のバッフルが前記細長
    い円筒の周囲に同心状に配置される請求項16記載のセ
    ル。
  23. 【請求項23】  前記少くとも1個のバッフルは、陰
    極の周囲に水平に同心状に置かれた少くとも1個の環状
    バッフル円盤を含む請求項22記載のセル。
  24. 【請求項24】  少くとも2個のバッフル円盤が垂直
    方向に相互に分離されてあり、一連のバッフル円盤は前
    の各バッフルのものより大きな中央開孔をもつ請求項2
    3記載のセル。
  25. 【請求項25】  3個のバッフル円盤が円筒の周囲に
    置かれている請求項24記載のセル。
  26. 【請求項26】  前記少くとも1個のバッフルは、バ
    ッフルの内部端が器具から順次配置されるように、器具
    の周囲に配置された平坦なスパイラル帯の形をとる請求
    項23記載のセル。
  27. 【請求項27】  陰極に電流を供給するための前記手
    段は、円筒の周囲に埋込まれた金属すべり接触環及びす
    べり環をスリーブに電気的に接触させるために円筒の内
    側に配置された導電体を含む請求項16記載のセル。
  28. 【請求項28】  陽極に電流を供給するための前記手
    段は、円筒の周囲に埋込まれたもう1つの金属すべり接
    触環及びすべり環を陽極に接続するために円筒の内部に
    配置された導電体手段を含む請求項16記載のセル。
  29. 【請求項29】  前記容器内に測定器具を支持し、測
    定器具をその中心軸の周囲に回転させるための手段が設
    けられている請求項16記載のセル。
  30. 【請求項30】  電気めっき試験セル中で用いる測定
    器具において、測定器具(13)は;絶縁材料の細長い
    円筒(15)を含み、前記円筒はその縦中心軸のまわり
    に回転でき;円筒の周囲にそれと同心状に固定された金
    属陰極スリーブ(16);円筒の下部に同心状に固定さ
    れた金属陽極電極(17)が含まれ、陽極の上部端は陰
    極の下部端から分離され、陽極及び陰極にそれぞれ電流
    を供給するための手段(18、19)が含まれることを
    特徴とする測定器具。
  31. 【請求項31】  前記陰極スリーブは円筒の周囲に除
    去可能なように固定された試験金属パネルを含む請求項
    30記載の器具。
  32. 【請求項32】  前記陰極スリーブは円筒周囲に同心
    状に埋込まれた導電性スリーブを含み、前記スリーブは
    ニオビウム、タンタル、チタン、アルミニウムから成る
    グループから選択された耐熱金属で作られる請求項30
    記載の器具。
  33. 【請求項33】  除去可能な試験金属パネルは金属ス
    リーブと電気的に接触して円筒上に固定されている請求
    項32記載の器具。
  34. 【請求項34】  前記陰極スリーブはチタンから成る
    請求項32記載の器具。
  35. 【請求項35】  陰極に電流を供給するための前記手
    段は、円筒周囲に埋込まれた金属すべり接触環とすべり
    環をスリーブに電気的に接続するために、円筒の内部に
    配置された導電体を含む請求項30記載の器具。
  36. 【請求項36】  陽極に電流を供給するための前記手
    段は、円筒周囲に埋込まれたもう1つの金属すべり接触
    環とすべり環を陽極円盤に接続するために、円筒の内部
    に配置された導電体手段を含む請求項30記載の器具。
  37. 【請求項37】  金属ロッドが絶縁性円筒を同心状に
    貫き、ロッドの下部は陽極と接触し、ロッドは陽極への
    電流の導電体として働き、ロッドの上部は円筒からつき
    出し、円筒をその縦軸周囲に回転させるために用いられ
    る請求項30記載の器具。
JP3167301A 1990-07-09 1991-07-09 流体動力学的に修正されたハルセル Expired - Fee Related JP3067843B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US550266 1990-07-09
US07/550,266 US5228976A (en) 1990-07-09 1990-07-09 Hydrodynamically modulated hull cell

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04232848A true JPH04232848A (ja) 1992-08-21
JP3067843B2 JP3067843B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=24196429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3167301A Expired - Fee Related JP3067843B2 (ja) 1990-07-09 1991-07-09 流体動力学的に修正されたハルセル

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5228976A (ja)
EP (1) EP0466386B1 (ja)
JP (1) JP3067843B2 (ja)
CA (1) CA2045078C (ja)
DE (1) DE69114388T2 (ja)
HK (1) HK78496A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5275711A (en) * 1992-06-19 1994-01-04 At&T Bell Laboratories Rotating cylinder-throwing power electrode
US5807469A (en) * 1995-09-27 1998-09-15 Intel Corporation Flexible continuous cathode contact circuit for electrolytic plating of C4, tab microbumps, and ultra large scale interconnects
JP3335884B2 (ja) * 1997-07-16 2002-10-21 株式会社荏原製作所 腐食・防食解析方法
JP3185191B2 (ja) * 1997-12-02 2001-07-09 株式会社山本鍍金試験器 高速電気めっき試験装置
US6139711A (en) * 1999-02-17 2000-10-31 Lucent Technologies Inc. Hydrodynamically controlled hull cell and method of use
US6621263B2 (en) 2001-10-30 2003-09-16 Saudi Arabian Oil Company High-speed corrosion-resistant rotating cylinder electrode system
US20040168925A1 (en) * 2002-10-09 2004-09-02 Uziel Landau Electrochemical system for analyzing performance and properties of electrolytic solutions
EP1680530A4 (en) * 2003-09-16 2007-06-13 Global Ionix Inc ELECTROLYTIC CELL INTENDED TO REMOVE A MATERIAL FROM A SOLUTION
US20060243595A1 (en) * 2004-09-16 2006-11-02 Global Ionix Inc. Electrolytic cell for removal of material from a solution
US20190025189A1 (en) * 2017-07-21 2019-01-24 Saudi Arabian Oil Company Corrosion testing system for multiphase environments using electrochemical and weight-loss methods
US10539498B2 (en) 2017-08-18 2020-01-21 Saudi Arabian Oil Company High pressure / high temperature dynamic multiphase corrosion-erosion simulator

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2149344A (en) * 1935-03-22 1939-03-07 Du Pont Apparatus and process for the study of plating solutions
US2760928A (en) * 1952-05-01 1956-08-28 Ceresa Myron Apparatus for electroplating studies
US2801963A (en) * 1953-12-08 1957-08-06 Ann F Hull Apparatus for the determination of plating characteristics of plating baths
US2859166A (en) * 1955-09-15 1958-11-04 Pennsalt Chemicals Corp Shielding means for effecting uniform plating of lead dioxide in the formation of lead dioxide electrodes
US3121053A (en) * 1961-04-13 1964-02-11 R O Hull & Company Inc Analytical electroplating apparatus
US3278410A (en) * 1962-05-01 1966-10-11 Edwin M Nelson Electrolytic anode
US3215609A (en) * 1962-12-04 1965-11-02 Conversion Chem Corp Electroplating test cell and method
US3356597A (en) * 1965-02-18 1967-12-05 Gen Electric Method and apparatus for measuring electrofinishing stresses
US3281338A (en) * 1966-04-20 1966-10-25 Joseph A Leary Method for producing ultra high purity plutonium metal
CH498941A (fr) * 1968-04-07 1970-11-15 Inst Cercetari Tehnologice Pen Procédé pour le chromage dur de surfaces métalliques
US4102770A (en) * 1977-07-18 1978-07-25 American Chemical And Refining Company Incorporated Electroplating test cell
US4252027A (en) * 1979-09-17 1981-02-24 Rockwell International Corporation Method of determining the plating properties of a plating bath
JPS6195242A (ja) * 1984-10-16 1986-05-14 Toyota Motor Corp 電気めつき液の評価試験方法
US4605626A (en) * 1985-05-01 1986-08-12 Rohrback Technology Corporation Electrochemical system with rotating electrode/sparger assembly

Also Published As

Publication number Publication date
EP0466386A1 (en) 1992-01-15
CA2045078C (en) 1995-10-24
EP0466386B1 (en) 1995-11-08
US5413692A (en) 1995-05-09
US5228976A (en) 1993-07-20
DE69114388T2 (de) 1996-03-28
JP3067843B2 (ja) 2000-07-24
HK78496A (en) 1996-05-10
DE69114388D1 (de) 1995-12-14
CA2045078A1 (en) 1992-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3067843B2 (ja) 流体動力学的に修正されたハルセル
Nowak et al. Electrochemical investigation of the codeposition of SiC and SiO2 particles with nickel
Gabe et al. The rotating cylinder electrode: its continued development and application
Barkey et al. Roughness development in metal electrodeposition: I. Experimental results
JP2579410B2 (ja) 電解研磨装置及びその方法
KR20020005480A (ko) 애노드 코팅 장치 및 방법
JPS60187856A (ja) 金属めつき浴中の金属イオン濃度を監視する方法
ES8106565A1 (es) Dispositivo de revestimiento electrolitico
US5268087A (en) Electroplating test cell
US6017427A (en) Apparatus for testing high speed electroplating
KR0160149B1 (ko) 회전실린더형 균일전착성 전극
Chin An experimental study of mass transfer on a rotating spherical electrode
Amadi et al. An electrochemical mass transport sensor to study agitation in electroplating processes
EP0466387A1 (en) An improved electroplating test cell
KR20190080608A (ko) 금속파우더의 전해도금 방법 및 장치
US2751344A (en) Electropolisher
US3276986A (en) Electrolytic apparatus for treatment of the tips of glass beaded leads
Zeng et al. Effects of Gelatin on Electroplated Copper Through the Use of a Modified-Hydrodynamic Electroplating Test Cell
US6139711A (en) Hydrodynamically controlled hull cell and method of use
CN216525577U (zh) 一种控制电位库伦仪电解池装置
Sedahmed et al. Natural convection mass transfer inside cylindrical cavities of different orientation
KR20030013046A (ko) 양극-음극-교반기 결합 일체형 전기도금장치
CN218842381U (zh) 一种简易的半导体表面电化学钝化装置
Ismail et al. Effect of vibration on the rate of mass transfer
RU2036465C1 (ru) Способ определения склонности циркониевых сплавов к нодульной коррозии

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000412

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees