JP3091601B2 - バッファ回路 - Google Patents
バッファ回路Info
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- JP3091601B2 JP3091601B2 JP05165809A JP16580993A JP3091601B2 JP 3091601 B2 JP3091601 B2 JP 3091601B2 JP 05165809 A JP05165809 A JP 05165809A JP 16580993 A JP16580993 A JP 16580993A JP 3091601 B2 JP3091601 B2 JP 3091601B2
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- JP
- Japan
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- output
- power supply
- sense amplifier
- input
- pchfet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路のメ
モリに関する。
モリに関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来例を示す。メモリセル26よ
り出力された信号MOは、メモリの出力とセンスアンプ
のバランスによって決められた基準電圧Vrefを基準
電圧発生回路27より出力し、センスアンプ28によっ
て、信号MOが基準電圧Vrefよりも高電位または低
電位であれば、このセンスアンプ出力信号SOはレベル
を反転して低電位または高電位の信号が出力される。S
Oの信号レベルによって決められた増幅用インバータ2
5であるPchFET20とNchFET21によっ
て、低電位または高電位の信号は、PchFET20に
よってHレベルまたはNchFET21によってLレベ
ルを出力する。ここで、電流制御用NchFET22
は、SOの信号出力に対し、貫通電流防止のために設け
られたFETである。29は出力バッファ回路である。
り出力された信号MOは、メモリの出力とセンスアンプ
のバランスによって決められた基準電圧Vrefを基準
電圧発生回路27より出力し、センスアンプ28によっ
て、信号MOが基準電圧Vrefよりも高電位または低
電位であれば、このセンスアンプ出力信号SOはレベル
を反転して低電位または高電位の信号が出力される。S
Oの信号レベルによって決められた増幅用インバータ2
5であるPchFET20とNchFET21によっ
て、低電位または高電位の信号は、PchFET20に
よってHレベルまたはNchFET21によってLレベ
ルを出力する。ここで、電流制御用NchFET22
は、SOの信号出力に対し、貫通電流防止のために設け
られたFETである。29は出力バッファ回路である。
【0003】例えば、従来の回路において、各回路内部
で電源配線路23を3Vおよび接地配線路24をGND
とし、各FETのバランス調整を行った場合、図3に示
す様に、個々の出力信号は上記の通りとなり、バランス
の出力信号YOが出力される。
で電源配線路23を3Vおよび接地配線路24をGND
とし、各FETのバランス調整を行った場合、図3に示
す様に、個々の出力信号は上記の通りとなり、バランス
の出力信号YOが出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、デバイス加工技
術の発展に伴い、微細化、高集積化、低消費電力化等の
技術が著しく発展したために、使用する電源電圧は低下
する傾向にあり、現在、使用されている電源電圧とこれ
から発展に伴った低電圧の電源電圧が混在する状況にあ
る。集積回路内部でもこれら上記のニーズにあった論理
閾値レベルの選択が必要となる。
術の発展に伴い、微細化、高集積化、低消費電力化等の
技術が著しく発展したために、使用する電源電圧は低下
する傾向にあり、現在、使用されている電源電圧とこれ
から発展に伴った低電圧の電源電圧が混在する状況にあ
る。集積回路内部でもこれら上記のニーズにあった論理
閾値レベルの選択が必要となる。
【0005】一方、図2の同条件にて電源配線路23を
3Vから5Vに設定した場合、センスアンプ直後の増幅
インバータ25の回路閾値電圧が電源電圧によって異な
ってしまうため、3Vで該増幅インバータ25の最適化
をはかると、センスアンプの出力の振幅が該増幅インバ
ータ25の回路閾値電圧に達せず、図4の様に、YO出
力レベルが論理レベルまで上がらず、Lレベルのままの
状態になってしまう。
3Vから5Vに設定した場合、センスアンプ直後の増幅
インバータ25の回路閾値電圧が電源電圧によって異な
ってしまうため、3Vで該増幅インバータ25の最適化
をはかると、センスアンプの出力の振幅が該増幅インバ
ータ25の回路閾値電圧に達せず、図4の様に、YO出
力レベルが論理レベルまで上がらず、Lレベルのままの
状態になってしまう。
【0006】そこで本発明では、上記の問題を解決する
べく、幅広い電源電圧範囲で安定動作させることが可能
なメモリを提供することが目的である。
べく、幅広い電源電圧範囲で安定動作させることが可能
なメモリを提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】メモリより出力された信
号と基準電圧発生回路より出力される基準電圧とをセン
スアンプによって比較し、出力された該センスアンプの
出力信号を増幅するための初段のバッファにおいて、上
記センスアンプの出力信号を入力とするPchFET及
びNchFETと、外部入力端子とPchFET、Nc
hFETで構成された二段のインバータにより制御され
るPchFET、NchFETで構成されるトランスフ
ァーゲートとプルアップ用PchFETからなり、上記
センスアンプの出力信号を該トランスファーゲートの入
力に接続し、該トランスファーゲートの出力を上記プル
アップ用PchFETの出力と接続させたレベル変換制
御部の出力信号を入力とする閾値変換用PchFETと
で構成され、動作電源電圧の変化に従い、上記外部入力
端子の入力レベルを変えることにより、高電源電圧動作
時には、該閾値変換用PchFETの入力に上記センス
アンプの出力信号を入力し、低電源電圧動作時には、該
閾値変換用PchFETの入力にオフ信号を入力するこ
とにより、高電源電圧動作時には、高い閾値電圧とし、
低電源電圧動作時には、低い閾値電圧として成ることに
より、幅広い電源電圧動作範囲において安定動作させる
ことが可能となり、上述の課題を解決できるものであ
る。
号と基準電圧発生回路より出力される基準電圧とをセン
スアンプによって比較し、出力された該センスアンプの
出力信号を増幅するための初段のバッファにおいて、上
記センスアンプの出力信号を入力とするPchFET及
びNchFETと、外部入力端子とPchFET、Nc
hFETで構成された二段のインバータにより制御され
るPchFET、NchFETで構成されるトランスフ
ァーゲートとプルアップ用PchFETからなり、上記
センスアンプの出力信号を該トランスファーゲートの入
力に接続し、該トランスファーゲートの出力を上記プル
アップ用PchFETの出力と接続させたレベル変換制
御部の出力信号を入力とする閾値変換用PchFETと
で構成され、動作電源電圧の変化に従い、上記外部入力
端子の入力レベルを変えることにより、高電源電圧動作
時には、該閾値変換用PchFETの入力に上記センス
アンプの出力信号を入力し、低電源電圧動作時には、該
閾値変換用PchFETの入力にオフ信号を入力するこ
とにより、高電源電圧動作時には、高い閾値電圧とし、
低電源電圧動作時には、低い閾値電圧として成ることに
より、幅広い電源電圧動作範囲において安定動作させる
ことが可能となり、上述の課題を解決できるものであ
る。
【0008】また、メモリより出力された信号と基準電
圧発生回路より出力される基準電圧とをセンスアンプに
よって比較し、出力された該センスアンプの出力信号を
増幅するための初段のバッファにおいて、上記センスア
ンプの出力信号を入力とするPchFET及びNchF
ETと、外部入力端子とPchFET、NchFETで
構成されたインバータにより制御されるPchFET、
NchFETで構成されるトランスファーゲートとプル
ダウン用NchFETからなり、上記センスアンプの出
力信号を該トランスファーゲートの入力に接続し、該ト
ランスファーゲートの出力を上記プルダウン用NchF
ETの出力と接続させたレベル変換制御部の出力信号を
入力とする閾値変換用NchFETとで構成され、動作
電源電圧の変化に従い、上記外部入力端子の入力レベル
を変えることにより、低電源電圧動作時には、該閾値変
換用NchFETの入力に上記センスアンプの出力信号
を入力し、高電源電圧動作時には、該閾値変換用Nch
FETの入力にオフ信号を入力することにより、低電源
電圧動作時には、低い閾値電圧とし、高電源電圧動作時
には、高い閾値電圧として成ることにより、幅広い電源
電圧動作範囲において安定動作させることが可能とな
り、上述の課題を解決できるものである。
圧発生回路より出力される基準電圧とをセンスアンプに
よって比較し、出力された該センスアンプの出力信号を
増幅するための初段のバッファにおいて、上記センスア
ンプの出力信号を入力とするPchFET及びNchF
ETと、外部入力端子とPchFET、NchFETで
構成されたインバータにより制御されるPchFET、
NchFETで構成されるトランスファーゲートとプル
ダウン用NchFETからなり、上記センスアンプの出
力信号を該トランスファーゲートの入力に接続し、該ト
ランスファーゲートの出力を上記プルダウン用NchF
ETの出力と接続させたレベル変換制御部の出力信号を
入力とする閾値変換用NchFETとで構成され、動作
電源電圧の変化に従い、上記外部入力端子の入力レベル
を変えることにより、低電源電圧動作時には、該閾値変
換用NchFETの入力に上記センスアンプの出力信号
を入力し、高電源電圧動作時には、該閾値変換用Nch
FETの入力にオフ信号を入力することにより、低電源
電圧動作時には、低い閾値電圧とし、高電源電圧動作時
には、高い閾値電圧として成ることにより、幅広い電源
電圧動作範囲において安定動作させることが可能とな
り、上述の課題を解決できるものである。
【0009】
【作用】センスアンプより出力される信号の閾値レベル
は、電源電圧とFETのゲート幅の比に依存するので、
外部より制御端子を設けることにより、電源電圧が異な
る電源電圧値で使用したとしても、制御端子からの信号
により、論理閾値レベルの設定が容易にでき、将来、本
発明における回路を含む集積回路の動作電源電圧が変更
になったとしても、論理閾値レベルを変更することによ
り、安定動作させることが可能となる。
は、電源電圧とFETのゲート幅の比に依存するので、
外部より制御端子を設けることにより、電源電圧が異な
る電源電圧値で使用したとしても、制御端子からの信号
により、論理閾値レベルの設定が容易にでき、将来、本
発明における回路を含む集積回路の動作電源電圧が変更
になったとしても、論理閾値レベルを変更することによ
り、安定動作させることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照し、この発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0011】図1は、本発明による実施例を示した図で
ある。
ある。
【0012】この回路は、低電圧動作時と通常動作電源
電圧とで、センスアンプ直後のインバータの回路閾値電
圧を調整するためのレベル変換制御部31と、メモリセ
ル18より出力された信号と基準電圧を比較するセンス
アンプ30及び上記構成を考慮に入れた出力部33によ
って構成されている。
電圧とで、センスアンプ直後のインバータの回路閾値電
圧を調整するためのレベル変換制御部31と、メモリセ
ル18より出力された信号と基準電圧を比較するセンス
アンプ30及び上記構成を考慮に入れた出力部33によ
って構成されている。
【0013】一例として、センスアンプ直後の増幅イン
バータ17は、低電圧動作時に増幅インバータとなるP
chFET1とNchFET2のゲート幅の比を3V用
に設定し、通常動作電源電圧において上記のPchFE
T1及びNchFET2を補うために設けたPchFE
T6によって増幅インバータの回路閾値電圧を変化さ
せ、5Vでも同様に使用できるメモリ回路について以下
に説明を行う。なお、接地配線路4はGND、電源配線
路3は各動作時の電源電圧である。
バータ17は、低電圧動作時に増幅インバータとなるP
chFET1とNchFET2のゲート幅の比を3V用
に設定し、通常動作電源電圧において上記のPchFE
T1及びNchFET2を補うために設けたPchFE
T6によって増幅インバータの回路閾値電圧を変化さ
せ、5Vでも同様に使用できるメモリ回路について以下
に説明を行う。なお、接地配線路4はGND、電源配線
路3は各動作時の電源電圧である。
【0014】また、回路閾値電圧はPchFETとNc
hFETのオン状態の抵抗比によって決まり、ゲート幅
を大きくすることにより、各FETのオン状態の抵抗値
は小さくなり、また、ゲート幅を小さくすることにより
オン状態の抵抗値は大きくなる。また、電源電圧を変え
ることにより各FETの抵抗値にも影響を及ぼす。その
ため各FETの抵抗値の変化量をゲート幅の比によって
修正することにより回路閾値電圧を修正することが可能
となる。
hFETのオン状態の抵抗比によって決まり、ゲート幅
を大きくすることにより、各FETのオン状態の抵抗値
は小さくなり、また、ゲート幅を小さくすることにより
オン状態の抵抗値は大きくなる。また、電源電圧を変え
ることにより各FETの抵抗値にも影響を及ぼす。その
ため各FETの抵抗値の変化量をゲート幅の比によって
修正することにより回路閾値電圧を修正することが可能
となる。
【0015】図1に示されるレベル変換制御部31で
は、外部入力端子であるVS端子32によって上記二種
の電源電圧の選択を行い、3V時のVS端子をLレベル
とした場合、PchFET7及びNchFET8によっ
て構成されたインバータ9の出力は、Hレベルとなり、
PchFET10及びNchFET11によって構成さ
れたインバータ12の出力レベルは、Lレベルとなる。
この関係によって、PchFET13及びNchFET
14で構成されたトランスファーゲート15は、閉鎖し
た状態になり、VSOの信号は、インバータ12の出力
がLレベルであるため、インバータ12の出力をゲート
に接続しているプルアップ用PchFET16によって
Hレベルの状態となり、増幅インバータ17の補助とな
るPchFET6はオフ状態になる。このため、増幅イ
ンバータ回路閾値電圧は、PchFET1及びNchF
ET2のゲートの幅の比によって、3V用に設定され
る。
は、外部入力端子であるVS端子32によって上記二種
の電源電圧の選択を行い、3V時のVS端子をLレベル
とした場合、PchFET7及びNchFET8によっ
て構成されたインバータ9の出力は、Hレベルとなり、
PchFET10及びNchFET11によって構成さ
れたインバータ12の出力レベルは、Lレベルとなる。
この関係によって、PchFET13及びNchFET
14で構成されたトランスファーゲート15は、閉鎖し
た状態になり、VSOの信号は、インバータ12の出力
がLレベルであるため、インバータ12の出力をゲート
に接続しているプルアップ用PchFET16によって
Hレベルの状態となり、増幅インバータ17の補助とな
るPchFET6はオフ状態になる。このため、増幅イ
ンバータ回路閾値電圧は、PchFET1及びNchF
ET2のゲートの幅の比によって、3V用に設定され
る。
【0016】メモリセル18より出力された出力信号M
Oは、センスアンプ30のバランスによって決められた
基準電圧発生回路19より出力される基準電圧Vref
とセンスアンプ30によって比較され、反転電位となっ
て出力された信号SOは、トランスファーゲート15が
閉鎖されているため、出力部33のPchFET1とN
chFET2によって構成された増幅用インバータによ
ってHレベル及びLレベルの信号をYOSへ出力し、図
3と同様に、図5に示すような波形となり、出力バッフ
ァ回路34によってOUTSへ出力する。
Oは、センスアンプ30のバランスによって決められた
基準電圧発生回路19より出力される基準電圧Vref
とセンスアンプ30によって比較され、反転電位となっ
て出力された信号SOは、トランスファーゲート15が
閉鎖されているため、出力部33のPchFET1とN
chFET2によって構成された増幅用インバータによ
ってHレベル及びLレベルの信号をYOSへ出力し、図
3と同様に、図5に示すような波形となり、出力バッフ
ァ回路34によってOUTSへ出力する。
【0017】一方、5V時のVS端子32をHレベルと
した場合を考えると、インバータ9の出力がLレベル、
インバータ12の出力がHレベルとなり、トランスファ
ーゲート15は解放状態で、しかも、インバータ12の
出力がHレベルであることから、プルアップ用PchF
ET16はオフ状態となるので、VSOの信号が、セン
スアンプ30の出力信号であるSOとなる。上記に示し
た通り、センスアンプ直後の増幅インバータ17は、低
電圧電源電圧(この場合3V)で各FETのバランスを
取っているため、メモリセル18の出力信号MO及び基
準電圧Vrefは、3V時に比べ高電位であり、そのた
め、センスアンプの出力SOは、図4のように出力され
るが、トランスファーゲート15は解放状態であるため
に、PchFET6はセンスアンプの出力信号によって
オンまたはオフ状態となる。該インバータ17は、Pc
hFET6、PchFET1そしてNchFET2のゲ
ート幅の比によって回路閾値電圧が決まり、このときP
chFET6とPchFET1は並列であることから、
PchFETのオン抵抗が下がるため、回路閾値電圧が
上がり、YOSは3V時の動作と同様にSOの信号を反
転増幅した信号になり、出力バッファ回路34に入力さ
れ、該出力バッファ回路により、Lレベル、Hレベルの
フルスイングした信号がOUTSへ出力されるので、図
4に示されるOUTのようにならずに、図6に示される
様に出力される。また、5V動作用にセンスアンプ直後
の増幅インバータ(PchFET1及びNchFET
2)のゲート幅の比を設定したとしても、同様な方法
で、3V時の増幅用インバータのゲート幅の比のバラン
スを直すことにより、同様の動作を行うことが可能であ
る。図7は、本発明による他の実施例を示した図であ
る。
した場合を考えると、インバータ9の出力がLレベル、
インバータ12の出力がHレベルとなり、トランスファ
ーゲート15は解放状態で、しかも、インバータ12の
出力がHレベルであることから、プルアップ用PchF
ET16はオフ状態となるので、VSOの信号が、セン
スアンプ30の出力信号であるSOとなる。上記に示し
た通り、センスアンプ直後の増幅インバータ17は、低
電圧電源電圧(この場合3V)で各FETのバランスを
取っているため、メモリセル18の出力信号MO及び基
準電圧Vrefは、3V時に比べ高電位であり、そのた
め、センスアンプの出力SOは、図4のように出力され
るが、トランスファーゲート15は解放状態であるため
に、PchFET6はセンスアンプの出力信号によって
オンまたはオフ状態となる。該インバータ17は、Pc
hFET6、PchFET1そしてNchFET2のゲ
ート幅の比によって回路閾値電圧が決まり、このときP
chFET6とPchFET1は並列であることから、
PchFETのオン抵抗が下がるため、回路閾値電圧が
上がり、YOSは3V時の動作と同様にSOの信号を反
転増幅した信号になり、出力バッファ回路34に入力さ
れ、該出力バッファ回路により、Lレベル、Hレベルの
フルスイングした信号がOUTSへ出力されるので、図
4に示されるOUTのようにならずに、図6に示される
様に出力される。また、5V動作用にセンスアンプ直後
の増幅インバータ(PchFET1及びNchFET
2)のゲート幅の比を設定したとしても、同様な方法
で、3V時の増幅用インバータのゲート幅の比のバラン
スを直すことにより、同様の動作を行うことが可能であ
る。図7は、本発明による他の実施例を示した図であ
る。
【0018】この回路は、低電圧動作時と通常動作電源
電圧とで、センスアンプ直後のインバータの回路閾値電
圧を調整するためのレベル変換制御部31と、メモリセ
ル18より出力された信号と基準電圧を比較するセンス
アンプ30及び上記構成を考慮に入れた出力部33によ
って構成されている。
電圧とで、センスアンプ直後のインバータの回路閾値電
圧を調整するためのレベル変換制御部31と、メモリセ
ル18より出力された信号と基準電圧を比較するセンス
アンプ30及び上記構成を考慮に入れた出力部33によ
って構成されている。
【0019】一例として、センスアンプ直後の増幅イン
バータ17は、通常電圧動作時に増幅インバータとなる
PchFET1とNchFET2のゲート幅の比を5V
用に設定し、低電圧動作において上記のPchFET1
及びNchFET2を補うために設けたNchFET
6′によって増幅インバータの回路閾値電圧を変化さ
せ、3Vでも同様に使用できるメモリ回路について以下
に説明を行う。なお、接地配線路4はGND、電源配線
路3は各動作時の電源電圧である。
バータ17は、通常電圧動作時に増幅インバータとなる
PchFET1とNchFET2のゲート幅の比を5V
用に設定し、低電圧動作において上記のPchFET1
及びNchFET2を補うために設けたNchFET
6′によって増幅インバータの回路閾値電圧を変化さ
せ、3Vでも同様に使用できるメモリ回路について以下
に説明を行う。なお、接地配線路4はGND、電源配線
路3は各動作時の電源電圧である。
【0020】また、回路閾値電圧はPchFETとNc
hFETのオン状態の抵抗比によって決まり、ゲート幅
を大きくすることにより、各FETのオン状態の抵抗値
は小さくなり、また、ゲート幅を小さくすることにより
オン状態の抵抗値は大きくなる。また、電源電圧を変え
ることにより各FETの抵抗値にも影響を及ぼす。その
ため各FETの抵抗値の変化量をゲート幅の比によって
修正することにより回路閾値電圧を修正することが可能
となる。
hFETのオン状態の抵抗比によって決まり、ゲート幅
を大きくすることにより、各FETのオン状態の抵抗値
は小さくなり、また、ゲート幅を小さくすることにより
オン状態の抵抗値は大きくなる。また、電源電圧を変え
ることにより各FETの抵抗値にも影響を及ぼす。その
ため各FETの抵抗値の変化量をゲート幅の比によって
修正することにより回路閾値電圧を修正することが可能
となる。
【0021】図7に示されるレベル変換制御部31で
は、外部入力端子であるVS端子32によって上記二種
の電源電圧の選択を行い、5V時のVS端子をHレベル
とした場合、PchFET7及びNchFET8によっ
て構成されたインバータ9の出力は、Lレベルとなる。
この関係によって、PchFET13及びNchFET
14で構成されたトランスファーゲート15は、閉鎖し
た状態になり、VSOの信号は、VS端子がHレベルで
あるため、VS端子をゲートに接続しているプルダウン
用NchFET16′によってLレベルの状態となり、
増幅インバータ17の補助となるNchFET6′はオ
フ状態になる。このため、増幅インバータの回路閾値電
圧は、PchFET1及びNchFET2のゲートの幅
の比によって、5V用に設定される。
は、外部入力端子であるVS端子32によって上記二種
の電源電圧の選択を行い、5V時のVS端子をHレベル
とした場合、PchFET7及びNchFET8によっ
て構成されたインバータ9の出力は、Lレベルとなる。
この関係によって、PchFET13及びNchFET
14で構成されたトランスファーゲート15は、閉鎖し
た状態になり、VSOの信号は、VS端子がHレベルで
あるため、VS端子をゲートに接続しているプルダウン
用NchFET16′によってLレベルの状態となり、
増幅インバータ17の補助となるNchFET6′はオ
フ状態になる。このため、増幅インバータの回路閾値電
圧は、PchFET1及びNchFET2のゲートの幅
の比によって、5V用に設定される。
【0022】メモリセル18より出力された出力信号M
Oは、センスアンプ30のバランスによって決められた
基準電圧発生回路19より出力される基準電圧Vref
とセンスアンプ30によって比較され、反転電位となっ
て出力された信号SOは、トランスファーゲート15が
閉鎖されているため、出力部33のPchFET1とN
chFET2によって構成された増幅用インバータによ
ってHレベル及びLレベルの信号をYOSへ出力し、出
力バッファ回路34によってOUTSへ出力する。
Oは、センスアンプ30のバランスによって決められた
基準電圧発生回路19より出力される基準電圧Vref
とセンスアンプ30によって比較され、反転電位となっ
て出力された信号SOは、トランスファーゲート15が
閉鎖されているため、出力部33のPchFET1とN
chFET2によって構成された増幅用インバータによ
ってHレベル及びLレベルの信号をYOSへ出力し、出
力バッファ回路34によってOUTSへ出力する。
【0023】一方、3V時のVS端子32をLレベルと
した場合を考えると、インバータ9の出力がHレベルと
なり、トランスファーゲート15は解放状態で、しか
も、VS端子がLレベルであることから、プルダウン用
NchFET16′はオフ状態となるので、VSOの信
号が、センスアンプ30の出力信号であるSOとなる。
上記に示した通り、センスアンプ直後の増幅インバータ
17は、通常電源電圧(この場合5V)で各FETのバ
ランスを取っているため、メモリセル18の出力信号M
O及び基準電圧Vrefは、5V時に比べ低電位である
が、トランスファーゲート15は解放状態であるため
に、NchFET6′はセンスアンプの出力信号によっ
てオンまたはオフ状態となる。該インバータ17は、N
chFET6′,PchFET1そしてNchFET2
のゲート幅の比によって回路閾値電圧が決まり、このと
きNchFET6′とNchFET2は並列であること
から、NchFETのオン抵抗が下がるため、回路閾値
電圧が下がり、YOSは5V時の動作と同様にSOの信
号を反転増幅した信号になり、出力バッファ回路34に
入力され、該出力バッファ回路により、Lレベル、Hレ
ベルのフルスイングした信号がOUTSへ出力される。
また、3V動作用にセンスアンプ直後の増幅インバータ
(PchFET1及びNchFET2)のゲート幅の比
を設定したとしても、同様な方法で、5V時の増幅用イ
ンバータのゲート幅の比のバランスを直すことにより、
同様の動作を行うことが可能である。
した場合を考えると、インバータ9の出力がHレベルと
なり、トランスファーゲート15は解放状態で、しか
も、VS端子がLレベルであることから、プルダウン用
NchFET16′はオフ状態となるので、VSOの信
号が、センスアンプ30の出力信号であるSOとなる。
上記に示した通り、センスアンプ直後の増幅インバータ
17は、通常電源電圧(この場合5V)で各FETのバ
ランスを取っているため、メモリセル18の出力信号M
O及び基準電圧Vrefは、5V時に比べ低電位である
が、トランスファーゲート15は解放状態であるため
に、NchFET6′はセンスアンプの出力信号によっ
てオンまたはオフ状態となる。該インバータ17は、N
chFET6′,PchFET1そしてNchFET2
のゲート幅の比によって回路閾値電圧が決まり、このと
きNchFET6′とNchFET2は並列であること
から、NchFETのオン抵抗が下がるため、回路閾値
電圧が下がり、YOSは5V時の動作と同様にSOの信
号を反転増幅した信号になり、出力バッファ回路34に
入力され、該出力バッファ回路により、Lレベル、Hレ
ベルのフルスイングした信号がOUTSへ出力される。
また、3V動作用にセンスアンプ直後の増幅インバータ
(PchFET1及びNchFET2)のゲート幅の比
を設定したとしても、同様な方法で、5V時の増幅用イ
ンバータのゲート幅の比のバランスを直すことにより、
同様の動作を行うことが可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように外部端子
であるVS端子を設け、レベル変換制御回路部を制御す
ることにより、異なる電源電圧において論理閾値を調整
することによって動作させることが可能となる。また、
論理閾値変換用PchFETまたはNchFETの大き
さを変えることにより、幅広い電源電圧動作を行うこと
が可能となる。また、将来、本発明を含む集積回路の動
作電源電圧が、低電圧あるいは高電圧化されたとして
も、電源配線路と論理閾値変換することにより、そのま
ま使用することが可能となる。
であるVS端子を設け、レベル変換制御回路部を制御す
ることにより、異なる電源電圧において論理閾値を調整
することによって動作させることが可能となる。また、
論理閾値変換用PchFETまたはNchFETの大き
さを変えることにより、幅広い電源電圧動作を行うこと
が可能となる。また、将来、本発明を含む集積回路の動
作電源電圧が、低電圧あるいは高電圧化されたとして
も、電源配線路と論理閾値変換することにより、そのま
ま使用することが可能となる。
【図1】この発明の実施例を示すメモリ回路の電気回路
図である。
図である。
【図2】従来例を示すメモリ回路の電気回路図である。
【図3】従来例における3V動作時の波形図である。
【図4】従来例における5V動作時の波形図である。
【図5】本発明における3V動作時の波形図である。
【図6】本発明における5V動作時の波形図である。
【図7】この発明の他の実施例を示すメモリ回路の電気
回路図である。
回路図である。
1 PchFET 2 NchFET 3 電源配線路 4 接地配線路 5 電流制御用NchFET 6 論理閾値変換用PchFET 6' 論理閾値変換用NchFET 7,10 PchFET 8,11 NchFET 9,12 インバータ 15 トランスファーゲート 16 プルアップ用PchFET 16' プルダウン用NchFET 17 増幅用インバータ 18 メモリセル 19 基準電圧発生回路 30 センスアンプ 31 レベル変換制御部 32 VS端子 33 出力部 34 出力バッファ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−99615(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/40 - 11/409
Claims (2)
- 【請求項1】 メモリより出力された信号と基準電圧発
生回路より出力される基準電圧とをセンスアンプによっ
て比較し、出力された該センスアンプの出力信号を増幅
するための初段のバッファにおいて、上記センスアンプ
の出力信号を入力とするPchFET及びNchFET
と、外部入力端子とPchFET、NchFETで構成
された二段のインバータにより制御されるPchFE
T、NchFETで構成されるトランスファーゲートと
プルアップ用PchFETからなり、上記センスアンプ
の出力信号を該トランスファーゲートの入力に接続し、
該トランスファーゲートの出力を上記プルアップ用Pc
hFETの出力と接続させたレベル変換制御部の出力信
号を入力とする閾値変換用PchFETとで構成され、
動作電源電圧の変化に従い、上記外部入力端子の入力レ
ベルを変えることにより、高電源電圧動作時には、該閾
値変換用PchFETの入力に上記センスアンプの出力
信号を入力し、低電源電圧動作時には、該閾値変換用P
chFETの入力にオフ信号を入力することにより、高
電源電圧動作時には、高い閾値電圧とし、低電源電圧動
作時には、低い閾値電圧として成ることを特徴とするバ
ッファ回路。 - 【請求項2】 メモリより出力された信号と基準電圧発
生回路より出力される基準電圧とをセンスアンプによっ
て比較し、出力された該センスアンプの出力信号を増幅
するための初段のバッファにおいて、上記センスアンプ
の出力信号を入力とするPchFET及びNchFET
と、外部入力端子とPchFET、NchFETで構成
されたインバータにより制御されるPchFET、Nc
hFETで構成されるトランスファーゲートとプルダウ
ン用NchFETからなり、上記センスアンプの出力信
号を該トランスファーゲートの入力に接続し、該トラン
スファーゲートの出力を上記プルダウン用NchFET
の出力と接続させたレベル変換制御部の出力信号を入力
とする閾値変換用NchFETとで構成され、動作電源
電圧の変化に従い、上記外部入力端子の入力レベルを変
えることにより、低電源電圧動作時には、該閾値変換用
NchFETの入力に上記センスアンプの出力信号を入
力し、高電源電圧動作時には、該閾値変換用NchFE
Tの入力にオフ信号を入力することにより、低電源電圧
動作時には、低い閾値電圧とし、高 電源電圧動作時に
は、高い閾値電圧として成ることを特徴とするバッファ
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05165809A JP3091601B2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-07-06 | バッファ回路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-130400 | 1993-06-01 | ||
JP13040093 | 1993-06-01 | ||
JP05165809A JP3091601B2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-07-06 | バッファ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0773671A JPH0773671A (ja) | 1995-03-17 |
JP3091601B2 true JP3091601B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=26465537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05165809A Expired - Fee Related JP3091601B2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-07-06 | バッファ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091601B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003037499A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | Murata Mfg Co Ltd | 周波数シンセサイザ、周波数シンセサイザと基準信号発振器の接続方法およびそれらを用いた通信装置 |
-
1993
- 1993-07-06 JP JP05165809A patent/JP3091601B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0773671A (ja) | 1995-03-17 |
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