JP3091527U - フットラック - Google Patents

フットラック

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JP3091527U
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輝子 喜島
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喜島 圭太
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Abstract

(57)【要約】 【目的】飛行機やバス、列車等の狭い座席に長時間座っ
て旅行する乗客が足をリラックスさせ、目的地に到着す
るまで疲れることなく、安心して旅行を楽しむことがで
きるフットラックを提供する。 【構成】帯状の布地で形成され、かつ内部に袋状の空所
を設け、弾性材料からなる補強材を装着すると共に、両
側近に三角形状の開口部を設けた足載せ部材と、細長い
布地バンドで形成され、前記足載せ部材の両先端にとり
つけられた吊り下げ部材と、前記吊り下げ部材の一端部
にとりつけられた留具とからなる構成を採用した。フッ
トラックを使用するときは前席の背面の支柱に吊り下げ
て、足載せ部位に足を載せて使用する。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】[産業上の利用分野] この考案は、飛行機やバス、列車等の狭い座席に長時間座ったままの姿勢が続き 目的地に到着するまでに疲れたり、運動不足になりがちな乗客がリラックスした り、積極的に足の運動をするために使用するフットラックに関する。 【0002】[従来の技術] 従来、飛行機やバス、列車で使用する足載せ台、あるいはステップ等が提案され ているがいずれも足を載せるだけの足掛け板であり、人間工学的な機能が不充分 であった。 【0003】[考案が解決しようとする課題] 従来タイプには、次のような欠点があつた。 (1)足載せ部材が平面構造のため、足を乗せたときの重さで足載せ部位にしわ ができて、足を載せる部分の面積が少なくなり、力が足の一部に集中しすぎて足 にかかる力のバランスが悪い。 (2)補強材を挿入して使用しなければならず、補強材の出し入れが煩わしい。 したがって、飛行機のエコノミークラスで長旅をする乗客のなかにはリラックス できず疲れたり、足の運動不足によるむくみを感じたり、さらにはエコノミーク ラス症候群の発症の危険もある等の問題があった。 この考案は、このような従来の欠点を解消するためになされたもので、その目的 とするところは、足載せ部材を立体構造にして、足のどの部分にも負担を受けず に、リラックスでき、かついろいろな足運動を可能にして疲労を軽減し、安心し て旅行を楽しむことができるフットラックを提供することにある。 【0004】[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するための手段として、帯状の布地で形成され、かつ内部に袋 状の空所を設け、弾性材料からなる補強材を装着すると共に、両側近に三角形状 の開口部を設けた足載せ部材と、細長い布地バンドで形成され、前記足載せ部材 の両先端に取り付けられた吊り下げ部材と、前記吊り下げ部材の一端部に取り付 けられた留具とからなる構成を採用した。 【0005】[作用] 前記のように構成したので、座席に座り、前の座席の背面のテーブルの支柱に吊 り下げて、足載せ部材の上に足を載せて使用する。 【0006】[実施例] 以下、本考案の実施例を図面で説明する。 本実施例のフッラックは第1図に示すように、足載せ部材1と吊り下げ部材2と 、留具3と、補強材4から構成されている。 足載せ部材1は、表面1aと裏面1bの2枚の布地で形成され、足を載せるため の部位AA’区域の内部には第2図に示すように袋状の空所6が設けられ、袋状 の空所の中に弾性材料からなる補強材4が複数個装着されている。一方足載せ部 位AA’区域の左右両側面の左側AB区域、右側A’B’区域には足載せ部材1 の幅方向の中心部に底辺を有する三角形状の開口部Cが足載せ部材1の左右両端 に設けられた切片Dと吊り下げ部材2の先端部との3体を吊り下げ部材を真中に 配置して重ね合わせてカシメボタン5で形成されている。 吊り下げ部材2は細長い布地で形成され、一端が前記足載せ部材1にカシメられ ている。 留具3は吊り下げ部材2の一方の先端にカシメて取り付けられ、他方の吊り下げ 部材2を留具3に挿入して連結し、長さを調整して係止する。 実施例で使用した補強材4の実験結果を以下に示す。 (1)材料 : 硬質塩化ビニール板 (2)サイズ : 厚さ1.0mm*幅30mm*長さ170mm (3)使用個数 : 5枚 (4)ピッチ : 40mm (5)組立・加工: 縫製、カシメ 上記の補強材4を縫製で作成した袋状の空所4’に挿入し、挿入口をミシンでと じた後、留具3を取り付けて実験をおこなつた。 実験の結果、5枚の補強材を装着することにより、足載せ部位がしわによつて狭 まることもなく、またU字型に落ち込むこともなく良好な結果が得られた。 以上、補強材の実施例を述べてきたが、補強材の材料、サイズ、個数はこの実施 例に限定されるものではない。 本実施例のフットラックを使用するときは、第3図に示す前席の背面の支柱7に 吊り下げ部材2を通して、長さを調整し留具3でとめて吊り下げる。そして足載 せ部位に足を載せて使用する。 【0007】[考案の効果] 本考案は以上のように構成したので、足載せ部分を立体構造にし、足の重みによ る鉛直または斜方向の力のバランスをとり、足のどの部分にも負担をかけずにリ ラックスできると共に、着席中でも足の運動が積極的にできるという効果がある 。 また、足載せ部位に弾性材料からなる補強材が装着されているので、しわが寄る こともなく,足の出し入れが容易になるという効果もある。 さらに、補強材の形状を短冊形にして、しかも複数個に小分けして装着したので 折り畳んでコンパクトにまとめることができるので、携帯が楽であるという効果 もある。
【図面の簡単な説明】 【第1図】 フットラックの実施例を示す斜視図 【第2図】 足載せ部位の断面図 【第3図】 フットラックの使用状態を示す説明図 【符号の説明】 1 :足載せ部材 6 :
袋状の空所 1a :足載せ部材の表面 7 :
テーブルの支柱 1b :足載せ部材の裏面 AA’ :
足載せ部位の区域 2 :吊り下げ部材 AB :
AA’の左側区域 3 :留具 A’B’:
AA’の右側区域 4 :補強材 C :
三角形状の開口部 5 :カシメボタン D :
足載せ部材の切片

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】帯状の布地で形成され、かつ内部に袋状の
    空所を設け、弾性材料からなる補強材を装着すると共
    に、両側近に三角形状の開口部を設けた足載せ部材と、
    細長い布地バンドで形成され、前記足載せ部材の両先端
    に取り付けられた吊り下げ部材と、前記吊り下げ部材の
    一端部に取り付けられた留具とからなることを特徴とす
    るフットラック。
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