JPH06503237A - 椅子または座席用バックサポート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 椅子または座席用バックサポート 本発明は、椅子または座席用バックサポートに関する。

適当なバックサポートがなかったり椅子の背部を調節するための簡単な手段が欠 けている既存の腰掛具には、修正を加えて適当なバックサポートを設ける必要性 がある。このような必要性は、特に、背中の下部の痛み、関節炎、椎弓切除／を 椎固定の後（ｐｏｓｔ　ｌａａ＋ｉｎｅｃｔｏｍｙ／５ｐｉｎａｌ　ｆｕｓｉｏ ｎ）　、椎間板異常または坐骨神経痛などで背中を既に患っている人々に関わり がある。

本発明の第１の構成態様によれば、座った人の背中を支持するための、以下のよ うに構成されたバックサポートが提供される。すなわち、このバックサポートは 、その前方へ向かって延在する側面を有する凹状のシェルと、側面の間に延在し てバックサポート面を形成するストラップ手段とを備え、ストラップ手段の長さ は側面間で調節できるようになっており、ストラップ手段に張力がかがるとシェ ルが変形するように構成されている。

本発明の第２の構成態様によれば、座った人の背中を支持するための、以下のよ うに構成されたバックサポートが提供される。すなわち、このバックサポートは 半硬質のシェルを備え、シェルはその側面の中間に位置する中央凹状部を有して おり、シェルの側面は中央部から前方に向かって延在している。さらに、このバ ックサポートは、側面の間に延在してバックサポート面を形成するストラップ手 段を備えている。ストラップ手段の長さは、シェルに対するバックサポート面の 位置を決定できるように、調節自在となっている。従って、使用時に、人の背中 がバックサポートにもたれかかると、その結果としてストラップ手段にかかる張 力によってシェルの側面が互いに接近し、バックサポート面が人の背中の特定の 形状に一致するようになり、後方及び側方支持が得られる。

ストラップ手段は、シェルの側面の間に延在する、互いに離れた実質的に水平の 複数本のストラップからなることが好ましい。この場合には、各ストラップの長 さを個別に調節してバックサポート面の形状を選択的に変えることができる。

さらに、バックサポート面が可撓変形面となるように、ストラップ手段は弾力を 有していることが望ましい。

シェルの側面の外周エツジの近くに、ストラップ手段の自由端を受け入れるため 、実質縦長の溝として形成できる複数の穴を設けることが好都合である。

通気性を得るため、及び／または、半硬質のシェルの湾曲性を高めるために、シ ェルの背面に、それを貫通する少な（とも１つの横長の溝を形成するのが好まし い。好ましい形態では、シェルの背面には少なくとも２つの横長の溝が設けられ ており、それらの溝の間には、ストラップ手段を調節する際の補助のために把持 することのできる、横長のランドが形成されている。さらに、その、もしくは、 それぞれのランドに、ストラップ手段の自由端部をランドに対して調節自在に留 めるための手段を取り付けることができる。

バックサポートは、ある好ましい形態では、既存の椅子の背部に配置できる取り 外し自在の支持クッションとして形成することができる。

バックサポートは、他の好ましい形態では、椅子の背部そのものをなすように椅 子の座部に取り付けることができる。

本発明の実施例は、簡単な構造を有し、かつ、後方支持を改善するために容易に 調整することができるバックサポートを提供しようとするものである。

本発明を、添付図面を参照しながら実施例により詳細に説明する。

図１は、本発明に係るバックサポートの一実施例の斜視図である。

図２は、シェルの開口部と調節自在のストラップとを示すために保護カバーと支 持層とを取り外した状態の、図１と同様の図である。

図３は、保護カバーを取り外した状態の、図１の実施例の側面図である。

図４は、図３のＡ−Ａ’線断面図である。

図５は、バックサポートの背面図である。

図１．２に示すように、全体を符号１０で示したバックサポートは、高密度のポ リプロピレンやＡＢＳ（アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン）樹脂などの プラスチック材より形成される半硬質のシェル２０を有している。シェル２０は 、射出成形やその他の形成方法によって形成することができる。シェル２０は、 座った人の背中にほぼ一致するような形状を有しており、人の背中と臀部とを実 質的に覆うようになっている。ノニル２０の中央部３０は、図２，３に示すよう に、長手方向へＳ字形にゆるやかに湾曲した形状を有しており、水平断面におい ては、シェル２０は、図４に示すように湾曲している。このような形状によって 、シェル２０には、支持される人の背中を受けるための凹状の内面４０が形成さ れている。また、中央部３０から前方に向かって、一対の側面５０が延在してい る；側面５０は、向かい合った外周エツジ部６０が、４本の横へ張られた支持ス トラップ７０によって接続されている。支持ストラップ７０は長さを調節できる ようになっており、それが完全に弛緩しているときに人がバックサポート１０に もたれると、その人の背中はシェル２０の中央部３０の凹状の内面４０によって 支持される。しかし、支持ストラップ７０を短くすると、各支持ストラップ７０ がそれぞれの支持面７５を形成し、人の体重が支持ストラップ７０によって支え られるようになる。人がバックサポート１０に対してさらに寄りかかると、支持 ストラップ７０の張力が増して側面５０が内側へ撓むことにより、その人の背中 と臀部とが実質的に覆われ、所望の後方支持と側方支持とが得られる。もちろん 、支持ストラップ７０の本数は、その幅や間隔やバックサポート１０の高さに応 じてどのようにも変えることができる。従って、個々の支持ストラップ７０の長 さを選択的に調節することによって、側方及び後方における支持力を、人の背中 の縦方向所定の位置で任意に加減することができる。

支持ストラップ７０は、ナイロンの帯ひもや革やそれと同等の材料によって形成 することができるが、撓みやすいように弾性材料よりなることが好ましい。支持 ストラップ７０の弾性は、フェル２０本来の弾性と相俟って、バックサポートの 表面７５を、安定させながらも、振動や高頻度の衝撃荷重を吸収して末端使用者 にさらなる快適性を与えつつ、その背中の側方をも支持することを可能にする。

このことは、バックサポート１０を自動車内で使用する場合には特に重要なこと である。

好ましい実施例では、各支持ストラップ７０は、側面５０の外周工・ンジ部６０ に形成された各対向穴すなわちスロット８０を貫通しており、支持ストラップ７ ０がシェル２０を少なくとも部分的に取り囲むことができるようになっている。

支持ストラップ７０の一端８５はシェル２０の背面９０に固定され、支持ストラ ップ７０の自由端部１００は、シェル２０の背面９０に対して調節自在に留めら れる。自由端部１００は、例えば、多数のフックと係合可能な多数のループを有 する二部品の締結具によって調節自在に留めることができる。この締結具の一例 として、「ヴエルクロ（Ｖｅｌｃｒｏ）　Ｊという登録商標で販売されているも のを挙げることができる。締結具の一方の部品のストリップはシェル２０の背面 ９０に固定され、協働する他方のストリップは支持ストラップ７０の自由端部１ ００に取り付けられる。このような構成によって、支持ストラップ７０の長さを 調節した後に、自由端部１００を選択的に位置決めすることができるようになっ ている。各支持ストラップ７０の自由端は、前述の「ヴエルクロ」　（登録商標 ）を使用する代わりに、Ｄリングやクランプ（図示せず）といった一般的なバッ クル式の留め具を用いても、その長さを調節して連結することができる。また、 支持ストラップ７０の自由端部１００をシェル２０の背面９０に留めるには、そ の他の手段を使用することもできる。例えば、自由端部１００の長さ方向沿いに 複数個の穴を形成し、１本の支柱をシェル２０の背面９０に取り付けて、支持ス トラップ７０の自由端部１００を掛けて留めることもできる。また、シェル２０ の背面９０及び／または支持ストラップ７０の自由端部１００に目盛を付けてお けば、支持ストラップ７０の長さを、予め定められた個々の値に応じて調節する こともできる。

シェル２０に区画された体積に応じて定まる開口部１１０は、好ましくはポリウ レタン等の発泡シートによって覆われており、層１２０が形成されている。層１ ２０は接着剤によってシェル２０の背面９０の外周エツジ６０に固定されている ので、層１２０により支持ストラップ７０と開口部１１０とが隠され、支持され る人の背中に対する支持面が滑らかで連続している。層１２０は、人の背中と支 持ストラップ７０との間のクッションとしても作用するので、ユーザーはより快 適な使い心地を得ることができる。層１２０は適当なりッション材より形成でき る。また、椅子張りの技術分野で広く知られているように、ハックサポート１０ に保護カバー１３０を被せてそれを完全に覆うこともてきる。保護カバー１３０ の背面には再ソール可能な開口部が設けられており、その開口部を通じて支持ス トラップ７０を容易に調整することができるようになっている。この開口部は、 「ヴエルクロ」　（登録商標）やジッパ−などのよく知られた方法によって再度 閉じることができる。従って、別の人がバックサポート１０を使いたいと思えば 、保護カバー１３０を開けて、支持ストラップ７０の長さをその新しいユーザー に合わせて調節し、その後、保護カバー１３０を再び閉めるだけでよい。層１２ ０を、ノニル２０に固定するのではなく、保護カバー１３０の一部とすることも できる。そうすれば、層１２０を保護カバー１３０とともに取り外して洗浄する ことができる。

必要であれば、シェル２０の背面９０に穴や横長の溝などの切抜開口部１４０を 複数個形成し、通気性を高めたり、半硬質のシェル２０の湾曲性を高めたりする こともできる。開口部１４０は横長の溝として形成することが好ましく、そうす れば、互いに離れた開口部１４０の間に横へ延びるランド１５０が形成され、こ のランド１５０の表面に、他端１００を背面９０に留めるための手段を配置する ことができるのである。例えば、好ましい実施例では、前述の「ヴエルクロ」（ 登録商標）の一方のストリップを各ランド１５０に取り付け、「ヴエルクロ」（ 登録商標）の他方のストリップを支持ストラップ７０の自由端部１００に取り付 け、両ストリップを協働させるようになっている。この実施例では、個々の支持 ストラップ７０の長さを選択的に調節して側方及び後方における支持力を望まし い捏度に合わせた後に、支持ストラップ７０の自由端部１００をランド１５０に 対して留めることができる。

ランド１５０は、シェル２０を把持するための便利な手段ともなり、これにより 、支持ストラップ７０を引っ張って長さを短くしなければならないときに、補助 となるてこの支点が得られる。

バックサポート１０を、既存の椅子の背部に配置された取り外し自在の支持クッ ションとして使用し、ユーザーを後方及び側方からより良好にまたはより適切に 支持することもできる。バックサポート１０を椅子の所定位置に保持しやすいよ うに、一対の固定ストラップ（図示せず）を保護カバー１３０の側面に取り付け てそこからぶら下げてもよい。バックサポート１０を椅子に位置決めした後に、 固定ストラップの自由端部を一般的な方法でつなぐと、バックサポート１０を椅 子の背部に対して保持することができる。

バックサポート１０を、椅子または座席の既存の背部と協働させる代わりに、実 際の背部そのものとして形成してもよい。その際には、バックサポート１０は、 椅子または座席の構造部材と接続するための適当な取付手段を有することとなる 。

本発明を実施例に限って記載したが、本発明の範囲内において変更は可能である 。

ＥＮＤ）ＯＦＡＮＮＥＸ フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、　ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、　ＧＲ，ＩＴ、　ＬＵ、　ＮＬ、　ＳＥ）、０Ａ（ ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、 ＴＧ）、ＡＴ、ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　ＣＨ，Ｃ５，ＤＥ、　 ＤＫ。

ＥＳ、　ＦＩ、　ＧＢ、　ＨＵ、ＪＰ、　ＫＰ、　ＫＲ，ＬＫ、　ＬＵ、ＭＣ， ＭＧ、ＭＮ、ＭＷ、ＮＬ、Ｎｏ、ＰＬ、ＲＯ、ＳＤ、ＳＥ、　ＳＵ、　ＵＳ

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．凹状であってその前方へ向かって延在する側面を有するシェルと、該側面の 間に延在してバックサポート面を形成するストラップ手段とを備え、上記ストラ ップ手段の長さは上記側面間で調節できるようになっており、上記ストラップ手 段に張力がかかると上記シェルが変形するように構成されている、座った人の背 中を支持するためのバックサポート。
2. ２．座った人の背中を支持するためのバックサポートにして、上記パックサポー トは、側面と該側面の中間に位置する中央凹状部を有する半硬質のシェルを備え 、 上記側面は上記中央部から前方に向かって延在し、さらに、上記バックサポート は、上記側面の間に延在してバックサポート面を形成するストラップ手段を備え 、 上記ストラップ手段の長さは、上記シェルに対する上記バックサポート面の位置 を決定できるように調節自在となっており、使用時に、人の背中が上記バックサ ポートにもたれかかると、その結果として上記ストラップ手段にかかる張力によ って上記シェルの側面が互いに接近し、上記バックサポート面が人の背中の特定 の形状に一致するようになり、後方及び側方支持が得られるバックサポート。
3. ３．上記ストラップ手段は、上記シェルの高さ方向に沿って互いに離れかつ上記 シェルの側面の間に延在する実質的に水平の複数本のストラップを有し、上記各 ストラップの長さは個別に調節できる請求項１または２記載のサポート。
4. ４．上記ストラップ手段は弾性を有する請求項１〜３のいずれか１項に記載のサ ポート。
5. ５．上記側面には、上記ストラップ手段を受け入れるため、複数の穴が設けられ ている請求項１〜４のいずれか１項に記載のサポート。
6. ６．上記穴は、上記側面の外周エッジの近くに形成された実質縦長の溝からなる 請求項５記載のサポート。
7. ７．上記シェルの背面は、該シェルの背面を貫通する少なくとも１つの横長の溝 を有する請求項１〜６のいずれか１項に記載のサポート。
8. ８．上記シェルの背面は少なくとも２つの横長の溝を有し、上記溝の間には、上 記ストラップ手段を調節する際の補助のために把持することのできる、少なくと も１つの横長のランドが形成されている請求項７記載のサポート。
9. ９．上記１つのまたはそれぞれのランドは、上記ストラップ手段の自由端部を上 記ランドに対して調節自在に留めるための手段を有する請求項８記載のサポート 。
10. １０．上記サポートは、椅子の背部に配置される取り外し自在の支持クッション として形成されている請求項１〜９のいずれか１項に記載のサポート。
11. １１．上記サポートは、椅子の背部そのものをなすように椅子の座部に取り付け ることができる請求項１〜１０のいずれか１項に記載のサポート。