JP3091371B2 - 樹脂管用スクレーパー - Google Patents

樹脂管用スクレーパー

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JP3091371B2
JP3091371B2 JP06252274A JP25227494A JP3091371B2 JP 3091371 B2 JP3091371 B2 JP 3091371B2 JP 06252274 A JP06252274 A JP 06252274A JP 25227494 A JP25227494 A JP 25227494A JP 3091371 B2 JP3091371 B2 JP 3091371B2
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resin pipe
resin
pipe
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cutting
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秀雄 浅井
満 西原
昭仁 毛利
高志 小峰
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Aron Kasei Co Ltd
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Aron Kasei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気ヒータを内蔵させ
た接合口付の合成樹脂製継手等に対して接合用の樹脂管
を挿入する際に、この挿入部分の表面を一皮剥くことに
よって新鮮な樹脂層を得るために使用されるスクレーパ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂製継手等の接合口内に電気ヒータを
内蔵させておき、この接合口内に樹脂管を挿入し、電気
ヒータに通電して発熱させ、この熱で樹脂製継手等側と
樹脂管側を溶融させて融着する所謂樹脂管の融着接合法
が公知である。このような融着接合法を採る場合に、接
合側の樹脂管の表面が汚れていたり、傷がついていた
り、或いは変形していたりすると、融着が不完全となっ
て強度的な問題が生じたり、漏れの原因となることがあ
る。
【0003】そこで、接合管の表面を削り取って新鮮な
樹脂層を得る準備作業が必要となる。この工具として
は、管表面を一定の厚みに削り取ることができるスクレ
ーパーと称されるものが公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、合成樹脂製継手
等は、その製造法上、内径の寸法及び真円精度を良好に
保つことはできるが、樹脂管外径の場合は、その外径寸
法と真円精度を良好に保つことは難しく、特に真円は保
ち難い。このため、次のような欠点がある。 a.外径のばらついた接合管の外径からスクレーパーを
用いて一定の厚さで一皮剥いても、その外径は一定にな
らない。この為、接合管を継手に挿入した際、接合管外
径と継手内径との間に出来る融着部の隙間が一定に成ら
ず、それは融着強度に影響を及ぼし、さらには漏れの原
因となることがある。 b.融着部の隙間が大きい場合、接合部の保持を行うた
めにクランプ等の工具を必要とする。 c.上記a,bの欠点を避けるために、1回だけでな
く、重ねてスクレープ作業を行い、仕上がり外径を調整
する方法もあるが、作業が面倒である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために提案されるものであって、その構成は次の
とおりである。 1.被切削対象樹脂管の先端側を挿入することができる
と共に、入口側にテーパー状のパイプガイド部を形成
し、更にこのパイプガイド部に続いてパイプ外径矯正ガ
イド部を形成して成る樹脂管挿入口を内部に形成して成
るスクレーパー本体と、前記樹脂管挿入口の奥におい
て、該樹脂管挿入口にかかるようにスクレーパー本体側
を開切することにより形成された切削刃取付口と、前記
取付口に対して、樹脂管挿入口内に挿入された樹脂管の
円周に対して接線方向から接するように取り付けられた
切削刃と、前記スクレーパー本体において、樹脂管挿入
口内の樹脂管の進み具合いを見るために形成された覗き
窓と、前記樹脂管挿入口のに形成されていて、樹脂管
の所定量の切削終了位置を定めるストッパー段部と、か
ら成る樹脂管用スクレーパー。 2.樹脂管挿入口の内面に樹脂管送り込み用の螺旋を形
成して成る前記1記載の樹脂管用スクレーパー。
【0006】
【作用】切削対象樹脂管の接合側にスクレーパー本体の
挿入口を少し插し込み、スクレーパー本体を押し込みな
がら回転させることにより、先ず樹脂管はパイプ外径矯
正ガイド部の作用で真円に保持されてから切削刃に当
り、そこで一皮むかれる。更にスクレーパー本体を軸方
向に少しずつ押し込みながら回転することにより、削り
込みが進む。この際、挿入口内に螺旋が設けてあると、
押し込む力は必要でなく、螺旋の作用で独りでに進入が
進む。所定の位置まで切削が進むと、挿入口の奥に形成
したストッパー段部に樹脂管の先が突き当たるので、こ
こで切削を止める。なお、ストッパー段部がない場合に
は覗き窓から樹脂管の進み具合をみる。上記のようにし
て樹脂管を一皮剥いた後に行う樹脂製継手等に対する融
着接合方法は従来例と同じである。
【0007】
【実施例】図1〜図5に基づいて本発明に係るスクレー
パーの実施例とその使用例を詳述する。1はスクレーパ
ー本体、2は表面に凹凸条を形成した回転把り部、3は
覗き窓、4は本体1内に形成した樹脂管挿入口であっ
て、この奥にはストッパー段部7が形成されていると共
に挿入口3の入口には樹脂管が入り易いようにテーパー
ガイド部6が形成され、この奥に続いてパイプ外径矯正
ガイド部5が形成されている。8は本体1に形成された
切削刃取付口であって、この取付口8のマウント9には
両刃の切削刃10がビス11により着脱自在に取り付け
てあり、切削刃10の刃先10aは挿入した樹脂管の円
周に対して接線方向から臨み、樹脂管の高さと切削刃1
0の高さ、及びこの出入りにより切込量(切削量)の調
整ができる。切削刃10は、片方の刃先10aが駄目に
なった場合、反対側をつけ替えて使用できる。
【0008】図4は、上記スクレーパーの使用例であっ
て、Aは樹脂管、Bは一皮剥けた樹脂層であって、樹脂
管Aの先端Cは奥のストッパー段部7に突き当たって所
定量の切削が終る。
【0009】図5はソケット12により樹脂管Aを融着
接合している状況の説明図であって、13は電気ヒー
タ、14は端子、15は給電装置、16はリード線であ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明の効果は次のとおりである。 a.挿入口内に樹脂管を挿入しながらスクレープするの
で、パイプ矯正ガイド部の作用により、外径のばらつい
た管でも一定の径に一回の作業で仕上げることができ
る。また偏平管でも真円に戻して切削できるので、たと
えスクレープ後元の偏平状態に戻ってもその円周は偏平
の無い管と同じである。 b.前記aにより樹脂管を継手内に挿入した際に、樹脂
管外径と継手内径との隙間を常に一定かつ融着条件に好
適な寸法に保つことが可能となり、安定した融着強度を
得ることが出来る。 c.融着時に締まりばめ接合を行うことが出来、接合部
のクランプ保持等が不必要となる。 d.従来のクランプを必要とする工法にもそのまま使用
でき、その際、今までのスクレーパーより単純化された
構造のため、コスト的なメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクレーパーの平面図。
【図2】A−A′線断面図。
【図3】本発明に係るスクレーパーの左側面図。
【図4】樹脂管を一皮剥いている状況の説明図。
【図5】電気ヒータを内蔵したソケットに樹脂管を融着
接合している状況の説明図。
【符号の説明】
1 スクレーパー本体 2 回転把り部 3 覗き窓 4 挿入口 5 パイプ外径矯正ガイド部 6 テーパーガイド部 7 ストッパー段部 8 切削刃取付口 9 マウント 10 切削刃 11 ビス 12 ソケット 13 電気ヒータ 14 端子 15 給電装置 16 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小峰 高志 東京都三鷹市井の頭2−32−28 (56)参考文献 特開 昭63−144901(JP,A) 実開 平3−103101(JP,U) 実公 昭60−29363(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 5/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切削対象樹脂管の先端側を挿入するこ
    とができると共に、入口側にテーパー状のパイプガイド
    部を形成し、更にこのパイプガイド部に続いてパイプ外
    径矯正ガイド部を形成して成る樹脂管挿入口を内部に形
    成して成るスクレーパー本体と、 前記樹脂管挿入口の奥において、該樹脂管挿入口にかか
    るようにスクレーパー本体側を開切することにより形成
    された切削刃取付口と、 前記取付口に対して、樹脂管挿入口内に挿入された樹脂
    管の円周に対して接線方向から接するように取り付けら
    れた切削刃と、 前記スクレーパー本体において、樹脂管挿入口内の樹脂
    管の進み具合いを見るために形成された覗き窓と、 前記樹脂管挿入口のに形成されていて、樹脂管の所定
    量の切削終了位置を定めるストッパー段部と、 から成る樹脂管用スクレーパー。
  2. 【請求項2】 樹脂管挿入口の内面に樹脂管送り込み用
    の螺旋を形成して成る請求項1記載の樹脂管用スクレー
    パー。
JP06252274A 1994-10-18 1994-10-18 樹脂管用スクレーパー Expired - Fee Related JP3091371B2 (ja)

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