JP3090709B2 - 酸化物超電導線およびその製造方法 - Google Patents
酸化物超電導線およびその製造方法Info
- Publication number
- JP3090709B2 JP3090709B2 JP03122329A JP12232991A JP3090709B2 JP 3090709 B2 JP3090709 B2 JP 3090709B2 JP 03122329 A JP03122329 A JP 03122329A JP 12232991 A JP12232991 A JP 12232991A JP 3090709 B2 JP3090709 B2 JP 3090709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- thin film
- superconducting
- superconducting wire
- oxide superconducting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導マグネット、超
電導電力輸送、医用機器、超電導エネルギー貯蔵などと
して用いられる酸化物超電導線に係わり、更に詳細には
Bi系超電導体とY系などのA−B−Cu−O系超電導
体とを組み合わせることによって磁界特性を向上させた
酸化物超電導線とその製造方法に関する。
電導電力輸送、医用機器、超電導エネルギー貯蔵などと
して用いられる酸化物超電導線に係わり、更に詳細には
Bi系超電導体とY系などのA−B−Cu−O系超電導
体とを組み合わせることによって磁界特性を向上させた
酸化物超電導線とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超電導状態から常電導状態に遷移
する臨界温度(Tc)が液体窒素温度以上の高い値を示
す酸化物系超電導体が種々発見されつつある。この種の
酸化物系超電導体は、液体ヘリウムで冷却する必要のあ
った従来の合金系あるいは金属間化合物系の超電導体に
比較して格段に有利な冷却条件で使用できることから、
実用上極めて有望な超電導材料として種々の研究と開発
がなされている。
する臨界温度(Tc)が液体窒素温度以上の高い値を示
す酸化物系超電導体が種々発見されつつある。この種の
酸化物系超電導体は、液体ヘリウムで冷却する必要のあ
った従来の合金系あるいは金属間化合物系の超電導体に
比較して格段に有利な冷却条件で使用できることから、
実用上極めて有望な超電導材料として種々の研究と開発
がなされている。
【0003】これらの酸化物超電導体の内でも、Bi系
超電導体(Bi−Sr−Ca−Cu−O、(Bi,P
b)−Sr−Ca−Cu−Oなど)やY系超電導体(Y
−Ba−Cu−Oなど)は、線材化や薄膜に加工して高
い臨界電流密度(Jc)が得られることから、これらの
超電導体を用いた超電導線材や超電導薄膜が試作され、
実用化に向けての研究が進められつつある。
超電導体(Bi−Sr−Ca−Cu−O、(Bi,P
b)−Sr−Ca−Cu−Oなど)やY系超電導体(Y
−Ba−Cu−Oなど)は、線材化や薄膜に加工して高
い臨界電流密度(Jc)が得られることから、これらの
超電導体を用いた超電導線材や超電導薄膜が試作され、
実用化に向けての研究が進められつつある。
【0004】例えばBi系超電導体の一例としてBi2
Sr2Ca1Cu2Oy、Bi2Sr2Ca2Cu3Oyなどの
酸化物超電導材料は、Agなどの貴金属シースに充填し
て圧延やプレス工程を経て、最終的に熱処理することに
より、臨界電流密度(Jc)=104A/cm2(77
K,0T)台を確保することができる超電導線材が得ら
れるようになった。またY系超電導体にあっては、レー
ザ蒸着法やCVD法などの薄膜形成手段を用いてセラミ
ックス製基板や金属基板上に超電導薄膜を形成すること
により、Jc=106A/cm2(77K,0T)台の超
電導薄膜が得られている。
Sr2Ca1Cu2Oy、Bi2Sr2Ca2Cu3Oyなどの
酸化物超電導材料は、Agなどの貴金属シースに充填し
て圧延やプレス工程を経て、最終的に熱処理することに
より、臨界電流密度(Jc)=104A/cm2(77
K,0T)台を確保することができる超電導線材が得ら
れるようになった。またY系超電導体にあっては、レー
ザ蒸着法やCVD法などの薄膜形成手段を用いてセラミ
ックス製基板や金属基板上に超電導薄膜を形成すること
により、Jc=106A/cm2(77K,0T)台の超
電導薄膜が得られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の超電導体には次のような問題があった。まず前者
のBi系超電導体では、この材料はピンニングセンタと
して効くものがみつからず、液体窒素温度(77K)で
は磁界特性が非常に低いのが実情である。図6はBi−
Sr−Ca−Cu−O(BSCCO)を用いて作製され
た線材(Agシース線材)のJc−B特性を示すグラフ
であって、このグラフから明らかなようにこの線材は0
Tで104A/cm2あった臨界電流密度が1Tの印加磁
場状態では102A/cm2台に低下してしまう。そこで
Bi系超電導線材を実用化するための1つの方法とし
て、線材を4.2Kに冷却して使用する試みもなされて
いる。図7は4.2KにおけるBSCCOなどの超電導
線材(Agシース線材)のJc−B特性を示すグラフで
ある。この図から分かるように、BSCCO線材は4.
2Kまで冷却して使用することにより高磁界側でも比較
的高いJcが得られるものの、この温度まで冷却するに
は高価な液体ヘリウムで冷却する必要があり、安価な液
体窒素で冷却して使用できる高温超電導体としての利点
を損なうことになる。
従来の超電導体には次のような問題があった。まず前者
のBi系超電導体では、この材料はピンニングセンタと
して効くものがみつからず、液体窒素温度(77K)で
は磁界特性が非常に低いのが実情である。図6はBi−
Sr−Ca−Cu−O(BSCCO)を用いて作製され
た線材(Agシース線材)のJc−B特性を示すグラフ
であって、このグラフから明らかなようにこの線材は0
Tで104A/cm2あった臨界電流密度が1Tの印加磁
場状態では102A/cm2台に低下してしまう。そこで
Bi系超電導線材を実用化するための1つの方法とし
て、線材を4.2Kに冷却して使用する試みもなされて
いる。図7は4.2KにおけるBSCCOなどの超電導
線材(Agシース線材)のJc−B特性を示すグラフで
ある。この図から分かるように、BSCCO線材は4.
2Kまで冷却して使用することにより高磁界側でも比較
的高いJcが得られるものの、この温度まで冷却するに
は高価な液体ヘリウムで冷却する必要があり、安価な液
体窒素で冷却して使用できる高温超電導体としての利点
を損なうことになる。
【0006】また後者のY系超電導薄膜では、106A
/cm2(77K,0T)台の高い臨界電流密度が得ら
れ、しかも製法によっては優れた磁界特性を示すものも
多い。図8および図9はレーザアブレーション法により
成膜されたY系超電導薄膜のJc−B特性を示すもので
あって、図8は0〜1Tの範囲でのJc−B特性を示
し、図9はレーザ照射エネルギーを1.3J/cm2と
1.1J/cm2として作製した薄膜の高磁界でのJc
−B特性を示している。図8から分かるようにY系超電
導薄膜では1Tの印加磁場であっても106A/cm2台
のJcが得られ、図9に示すように1Tを超える高磁場
強度であっても比較的安定したJcが得られる。しかし
このY系超電導薄膜は、単結晶基板上に薄膜形成手段に
よって形成された薄い膜であるために、臨界電流(I
c)が大きくとれず、コイル用、電力輸送用等の電力応
用分野に適用させることが困難であった。
/cm2(77K,0T)台の高い臨界電流密度が得ら
れ、しかも製法によっては優れた磁界特性を示すものも
多い。図8および図9はレーザアブレーション法により
成膜されたY系超電導薄膜のJc−B特性を示すもので
あって、図8は0〜1Tの範囲でのJc−B特性を示
し、図9はレーザ照射エネルギーを1.3J/cm2と
1.1J/cm2として作製した薄膜の高磁界でのJc
−B特性を示している。図8から分かるようにY系超電
導薄膜では1Tの印加磁場であっても106A/cm2台
のJcが得られ、図9に示すように1Tを超える高磁場
強度であっても比較的安定したJcが得られる。しかし
このY系超電導薄膜は、単結晶基板上に薄膜形成手段に
よって形成された薄い膜であるために、臨界電流(I
c)が大きくとれず、コイル用、電力輸送用等の電力応
用分野に適用させることが困難であった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、幅広い磁界範囲で電力応用分野に適用可能な酸化物
超電導線の提供を目的としている。
で、幅広い磁界範囲で電力応用分野に適用可能な酸化物
超電導線の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、Ag等の
貴金属製シースにBi系超電導体が充填されたBi系超
電導線材の表面に、A−B−Cu−O系(ただし、Aは
Y,Sc,La,Yb,Er,Eu,Ho,Dy等の周
期律表IIIa族元素の1種類以上を表わし、BはBa,
Sr,Ca等の周期律表IIa族元素の1種類以上を表わ
す)超電導薄膜を成膜した酸化物超電導線によって解消
される。
貴金属製シースにBi系超電導体が充填されたBi系超
電導線材の表面に、A−B−Cu−O系(ただし、Aは
Y,Sc,La,Yb,Er,Eu,Ho,Dy等の周
期律表IIIa族元素の1種類以上を表わし、BはBa,
Sr,Ca等の周期律表IIa族元素の1種類以上を表わ
す)超電導薄膜を成膜した酸化物超電導線によって解消
される。
【0009】また上記酸化物超電導線の製造方法として
は、Ag等の貴金属製シースにBi系超電導体が充填さ
れたBi系超電導線材の表面に、レーザ蒸着法、CVD
法などの薄膜形成手段によって、A−B−Cu−O系
(ただし、AはY,Sc,La,Yb,Er,Eu,H
o,Dy等の周期律表IIIa族元素の1種類以上を表わ
し、BはBa,Sr,Ca等の周期律表IIa族元素の1
種類以上を表わす)超電導薄膜を成膜する方法が好適で
ある。
は、Ag等の貴金属製シースにBi系超電導体が充填さ
れたBi系超電導線材の表面に、レーザ蒸着法、CVD
法などの薄膜形成手段によって、A−B−Cu−O系
(ただし、AはY,Sc,La,Yb,Er,Eu,H
o,Dy等の周期律表IIIa族元素の1種類以上を表わ
し、BはBa,Sr,Ca等の周期律表IIa族元素の1
種類以上を表わす)超電導薄膜を成膜する方法が好適で
ある。
【0010】
【作用】本発明の酸化物超電導線は、低磁界で大電流を
確保できるBi系超電導体と、比較的高磁界でも電流密
度が極端に低下しないY系などのA−B−Cu−O系と
を組み合わせたことによって、低磁界側で大電流を確保
できるとともに高磁界側での急激な電流密度の低下を緩
和でき、低磁界〜高磁界に適用できる超電導体となる。
確保できるBi系超電導体と、比較的高磁界でも電流密
度が極端に低下しないY系などのA−B−Cu−O系と
を組み合わせたことによって、低磁界側で大電流を確保
できるとともに高磁界側での急激な電流密度の低下を緩
和でき、低磁界〜高磁界に適用できる超電導体となる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係わる酸化物超電導線の第
1実施例を示す図である。この酸化物超電導線1はAg
シース2内にBi系超電導体3を充填してテープ状に縮
径加工したBi系線材4の上面側に、A−B−Cu−O
系超電導薄膜5を成膜した構成になっている。
1実施例を示す図である。この酸化物超電導線1はAg
シース2内にBi系超電導体3を充填してテープ状に縮
径加工したBi系線材4の上面側に、A−B−Cu−O
系超電導薄膜5を成膜した構成になっている。
【0012】本発明に使用されるBi系超電導体として
は、Bi−Sr−Ca−Cu−O(BSCCO)系と称
される超電導体であり、これらの系のうちでも液体窒素
温度(77K)以上の高い臨界温度(Tc)が得られる
材料、例えばBi2Sr2Ca1Cu2Oy(2212系と
いう)、Bi2Sr2Ca2Cu3Oy(2223系とい
う)や、これらの組成のうちBiの一部をPbで置換し
たもの、あるいはSrの一部をY等の周期律表IIIa族
元素で置換したものなどがあり、特に上記2223系超
電導体が好適に使用される。
は、Bi−Sr−Ca−Cu−O(BSCCO)系と称
される超電導体であり、これらの系のうちでも液体窒素
温度(77K)以上の高い臨界温度(Tc)が得られる
材料、例えばBi2Sr2Ca1Cu2Oy(2212系と
いう)、Bi2Sr2Ca2Cu3Oy(2223系とい
う)や、これらの組成のうちBiの一部をPbで置換し
たもの、あるいはSrの一部をY等の周期律表IIIa族
元素で置換したものなどがあり、特に上記2223系超
電導体が好適に使用される。
【0013】また本発明に使用されるA−B−Cu−O
系(ただし、AはY,Sc,La,Yb,Er,Eu,
Ho,Dy等の周期律表IIIa族元素の1種類以上を表
わし、BはBa,Sr,Ca等の周期律表IIa族元素の
1種類以上を表わす)超電導体についても臨界温度(T
c)が77K以上を示す材料が使用され、代表的な材料
を例示すればY1Ba2Cu3Oyである。
系(ただし、AはY,Sc,La,Yb,Er,Eu,
Ho,Dy等の周期律表IIIa族元素の1種類以上を表
わし、BはBa,Sr,Ca等の周期律表IIa族元素の
1種類以上を表わす)超電導体についても臨界温度(T
c)が77K以上を示す材料が使用され、代表的な材料
を例示すればY1Ba2Cu3Oyである。
【0014】またこの実施例ではBi系線材4のシース
材料としてAgシース2を用いたが、シース材料はAg
に限定される事無く、Pd、Pt、Au、Ag−Pd合
金、Pt合金などの貴金属およびその合金類が使用可能
である。
材料としてAgシース2を用いたが、シース材料はAg
に限定される事無く、Pd、Pt、Au、Ag−Pd合
金、Pt合金などの貴金属およびその合金類が使用可能
である。
【0015】Bi系線材4の表面にA−B−Cu−O系
超電導薄膜5を成膜するのに好適な薄膜形成手段として
は、レーザ蒸着法やCVD法などがある。これらの蒸着
法では、チャンバ内を完全な真空状態でなく若干の酸素
分圧も確保されること、および成膜条件も700℃程
度、20分〜2時間程度と、Bi系線材4の最終熱処理
条件に比べ低温で短時間であり、最終熱処理を終えたB
i系線材4の超電導特性にあまり影響を及ぼさないこと
から、本発明における酸化物超電導線の製造において好
適な蒸着法である。
超電導薄膜5を成膜するのに好適な薄膜形成手段として
は、レーザ蒸着法やCVD法などがある。これらの蒸着
法では、チャンバ内を完全な真空状態でなく若干の酸素
分圧も確保されること、および成膜条件も700℃程
度、20分〜2時間程度と、Bi系線材4の最終熱処理
条件に比べ低温で短時間であり、最終熱処理を終えたB
i系線材4の超電導特性にあまり影響を及ぼさないこと
から、本発明における酸化物超電導線の製造において好
適な蒸着法である。
【0016】この酸化物超電導線1の製造方法を説明す
ると、まずBi系超電導体を構成する各元素の化合物
(酸化物や炭酸塩など)を所定の比で配合し、これを仮
焼し、得られた仮焼結体を粉砕する。次にこの粉末をA
gパイプ内に充填し、伸線加工、圧延またはプレス加工
などにより所望の寸法の線材とし、これを熱処理するこ
とによりBi系線材4とする。次に、このBi系線材4
をレーザ蒸着装置あるいはCVD装置のチャンバ内に入
れ、所定の基板固定位置に取り付ける。そしてレーザ蒸
着法あるいはCVD法によりBi系線材4の表面にY系
超電導体などのA−B−Cu−O系超電導薄膜5を成膜
する。以上の操作により図1に示す酸化物超電導線1が
得られる。
ると、まずBi系超電導体を構成する各元素の化合物
(酸化物や炭酸塩など)を所定の比で配合し、これを仮
焼し、得られた仮焼結体を粉砕する。次にこの粉末をA
gパイプ内に充填し、伸線加工、圧延またはプレス加工
などにより所望の寸法の線材とし、これを熱処理するこ
とによりBi系線材4とする。次に、このBi系線材4
をレーザ蒸着装置あるいはCVD装置のチャンバ内に入
れ、所定の基板固定位置に取り付ける。そしてレーザ蒸
着法あるいはCVD法によりBi系線材4の表面にY系
超電導体などのA−B−Cu−O系超電導薄膜5を成膜
する。以上の操作により図1に示す酸化物超電導線1が
得られる。
【0017】この酸化物超電導線1は、単独であるいは
多数本束ね、液体窒素により冷却した状態で電力輸送用
超電導線として使用される他、スパイラル状に巻いてコ
イル化し、液体窒素冷却下で超電導マグネットとして発
電用、核融合用、リニヤモータ車両や磁気推進船などの
輸送手段、医療用などの種々の用途に適用が可能であ
る。
多数本束ね、液体窒素により冷却した状態で電力輸送用
超電導線として使用される他、スパイラル状に巻いてコ
イル化し、液体窒素冷却下で超電導マグネットとして発
電用、核融合用、リニヤモータ車両や磁気推進船などの
輸送手段、医療用などの種々の用途に適用が可能であ
る。
【0018】この酸化物超電導線1は、Bi系線材4と
Y系などのA−B−Cu−O系超電導薄膜5を複合化し
たものであるので、寸法的にはBi系線材4と殆ど変化
しない導体として高Icを確保できる。また低磁界側で
大電流を確保できるBi系線材4と、Icは若干低いが
高磁界側でもBi系超電導体ほど急激な性能低下を生じ
ないY系などのA−B−Cu−O系超電導薄膜4を組み
合わせることにより低磁界から高磁界に適用できる電力
用導体となる。さらにY系などのA−B−Cu−O系超
電導薄膜5を形成する手段として、レーザ蒸着法あるい
はCVD法は、チャンバ内が完全な真空でなく若干O2
分圧も確保されること、および成膜条件も700℃〜7
50℃で20分〜2時間程度であり、Bi系線材4の最
終熱処理条件に比べると低温で短時間であることから、
最終熱処理を終えたBi系線材4の特性にあまり影響を
及ぼさずに高特性の複合超電導線を製造できる。
Y系などのA−B−Cu−O系超電導薄膜5を複合化し
たものであるので、寸法的にはBi系線材4と殆ど変化
しない導体として高Icを確保できる。また低磁界側で
大電流を確保できるBi系線材4と、Icは若干低いが
高磁界側でもBi系超電導体ほど急激な性能低下を生じ
ないY系などのA−B−Cu−O系超電導薄膜4を組み
合わせることにより低磁界から高磁界に適用できる電力
用導体となる。さらにY系などのA−B−Cu−O系超
電導薄膜5を形成する手段として、レーザ蒸着法あるい
はCVD法は、チャンバ内が完全な真空でなく若干O2
分圧も確保されること、および成膜条件も700℃〜7
50℃で20分〜2時間程度であり、Bi系線材4の最
終熱処理条件に比べると低温で短時間であることから、
最終熱処理を終えたBi系線材4の特性にあまり影響を
及ぼさずに高特性の複合超電導線を製造できる。
【0019】図2は本発明に係わる酸化物超電導線の第
2実施例を示す図である。この酸化物超電導線11は、
図1の酸化物超電導線1のA−B−Cu−O系超電導薄
膜5上に、厚さ数μmのAg薄膜12を蒸着した構成に
なっている。このAg薄膜12を形成するには、真空蒸
着装置など周知の金属薄膜形成手段を用いることができ
る。
2実施例を示す図である。この酸化物超電導線11は、
図1の酸化物超電導線1のA−B−Cu−O系超電導薄
膜5上に、厚さ数μmのAg薄膜12を蒸着した構成に
なっている。このAg薄膜12を形成するには、真空蒸
着装置など周知の金属薄膜形成手段を用いることができ
る。
【0020】この実施例による酸化物超電導線11は、
第1実施例の酸化物超電導線1とほぼ同様の効果が得ら
れる他、A−B−Cu−O系超電導薄膜5上にAg薄膜
12を形成したことによって、このAg薄膜12が安定
化材となるとともに超電導薄膜5の機械的強度を向上さ
せることができ、超電導線の加工性が向上する。
第1実施例の酸化物超電導線1とほぼ同様の効果が得ら
れる他、A−B−Cu−O系超電導薄膜5上にAg薄膜
12を形成したことによって、このAg薄膜12が安定
化材となるとともに超電導薄膜5の機械的強度を向上さ
せることができ、超電導線の加工性が向上する。
【0021】図3は本発明に係わる酸化物超電導線の第
3実施例を示す図である。この酸化物超電導線21は、
Bi系線材4の上に、この線材4のシース材料とA−B
−Cu−O系超電導薄膜5との拡散反応を防止するため
のバッファ層22を形成し、このバッファ層22上にA
−B−Cu−O系超電導薄膜5を成膜して構成されてい
る。このバッファ層22の材料としては、YSZ(安定
化ジルコニア)、MgO、SrTiO3等のセラミック
材料が好適に使用される。このバッファ層22の厚さは
数μmあれば十分である。Bi系線材4上にこの種のバ
ッファ層22を形成するには、スパッタリング法や電子
ビーム蒸着法などの他に、A−B−Cu−O系超電導薄
膜5の形成に好適に用いられるレーザ蒸着法、CVD法
などが使用される。なおBi系線材4上にバッファ層2
2を成膜し、引き続いて同一装置でターゲット材料ある
いは原料ガスを切り替えてバッファ層22上にA−B−
Cu−O系超電導薄膜5を成膜することも勿論可能であ
る。
3実施例を示す図である。この酸化物超電導線21は、
Bi系線材4の上に、この線材4のシース材料とA−B
−Cu−O系超電導薄膜5との拡散反応を防止するため
のバッファ層22を形成し、このバッファ層22上にA
−B−Cu−O系超電導薄膜5を成膜して構成されてい
る。このバッファ層22の材料としては、YSZ(安定
化ジルコニア)、MgO、SrTiO3等のセラミック
材料が好適に使用される。このバッファ層22の厚さは
数μmあれば十分である。Bi系線材4上にこの種のバ
ッファ層22を形成するには、スパッタリング法や電子
ビーム蒸着法などの他に、A−B−Cu−O系超電導薄
膜5の形成に好適に用いられるレーザ蒸着法、CVD法
などが使用される。なおBi系線材4上にバッファ層2
2を成膜し、引き続いて同一装置でターゲット材料ある
いは原料ガスを切り替えてバッファ層22上にA−B−
Cu−O系超電導薄膜5を成膜することも勿論可能であ
る。
【0022】この酸化物超電導線21は、Bi線材4と
A−B−Cu−O系超電導薄膜5の間に、これら各層間
の拡散反応を防止するバッファ層22を設けたので、A
−B−Cu−O系超電導薄膜22に不純物が拡散するこ
とがなく超電導薄膜22の特性が劣化するおそれがな
い。
A−B−Cu−O系超電導薄膜5の間に、これら各層間
の拡散反応を防止するバッファ層22を設けたので、A
−B−Cu−O系超電導薄膜22に不純物が拡散するこ
とがなく超電導薄膜22の特性が劣化するおそれがな
い。
【0023】なお前述した各実施例では、Bi系線材4
の片面にのみA−B−Cu−O系超電導薄膜5を形成し
たが、この超電導薄膜22をBi系線材4の両面あるい
は全面に形成することもできる。
の片面にのみA−B−Cu−O系超電導薄膜5を形成し
たが、この超電導薄膜22をBi系線材4の両面あるい
は全面に形成することもできる。
【0024】また前述の各実施例ではテープ状のBi系
線材4を用いたが、Bi系線材はこれに限定される事無
く、例えば断面が円形のBi系線材を用いその周囲にA
−B−Cu−O系超電導薄膜を成膜することも可能であ
る。
線材4を用いたが、Bi系線材はこれに限定される事無
く、例えば断面が円形のBi系線材を用いその周囲にA
−B−Cu−O系超電導薄膜を成膜することも可能であ
る。
【0025】(実験例1) Bi系超電導材料として、
Biの20%をPbで置換した(Bi,Pb)−Sr−
Ca−Cu−O(2223系)を選んだ。Bi2O3,P
bO,SrCO3,CaCO3,CuOをBi:Pb:S
r:Ca:Cu=1.6:0.4:2:2:3の比で配
合し、750〜870℃の温度範囲で8〜200時間仮
焼、焼結したものを粉砕し、Ag製パイプに充填し、ス
ウェージ伸線により縮径し、圧延またはプレス加工と熱
処理の組み合わせにより、Bi系Agシース線材とし
た。次にこの線材をレーザ蒸着装置の基板位置に取り付
けた。ターゲット材としてY−Ba−Cu−O(Y:B
a:Cu=1:2:3)を用い、レーザとしてArFエ
キシマレーザを用い、基板温度=700℃、酸素分圧=
200mTorrとし、Bi系Agシース線の一方の面
側にY1Ba2Cu3Oy薄膜を成膜した。このレーザ蒸着
の成膜速度は1μm/時間であり、2時間かけて2μm
の薄膜を成膜した。
Biの20%をPbで置換した(Bi,Pb)−Sr−
Ca−Cu−O(2223系)を選んだ。Bi2O3,P
bO,SrCO3,CaCO3,CuOをBi:Pb:S
r:Ca:Cu=1.6:0.4:2:2:3の比で配
合し、750〜870℃の温度範囲で8〜200時間仮
焼、焼結したものを粉砕し、Ag製パイプに充填し、ス
ウェージ伸線により縮径し、圧延またはプレス加工と熱
処理の組み合わせにより、Bi系Agシース線材とし
た。次にこの線材をレーザ蒸着装置の基板位置に取り付
けた。ターゲット材としてY−Ba−Cu−O(Y:B
a:Cu=1:2:3)を用い、レーザとしてArFエ
キシマレーザを用い、基板温度=700℃、酸素分圧=
200mTorrとし、Bi系Agシース線の一方の面
側にY1Ba2Cu3Oy薄膜を成膜した。このレーザ蒸着
の成膜速度は1μm/時間であり、2時間かけて2μm
の薄膜を成膜した。
【0026】成膜前のBi系Agシース線材(厚さ0.
2mm、幅3mmのテープ状)の特性は、Jc=2×1
04A/cm2、Icは約18A(いずれも77K,0
T)であった。またY1Ba2Cu3Oy薄膜のAg単独基
板での特性は、Jc=8×104A/cm2、Icは約5
A(いずれも77K,0T)であった。これらBi系線
材、Y系薄膜および複合材のIc−B特性を図4に示し
た。図4のグラフから判るように、この複合材は低磁界
側でIcが高く、比較的高磁界側でもIcが高く優れた
磁界特性を有する高Ic線材であることが明らかであ
る。
2mm、幅3mmのテープ状)の特性は、Jc=2×1
04A/cm2、Icは約18A(いずれも77K,0
T)であった。またY1Ba2Cu3Oy薄膜のAg単独基
板での特性は、Jc=8×104A/cm2、Icは約5
A(いずれも77K,0T)であった。これらBi系線
材、Y系薄膜および複合材のIc−B特性を図4に示し
た。図4のグラフから判るように、この複合材は低磁界
側でIcが高く、比較的高磁界側でもIcが高く優れた
磁界特性を有する高Ic線材であることが明らかであ
る。
【0027】(実験例2)実験例1と同様のBi系Ag
シース線材を、CVD装置の基板位置に取り付け、表1
に示した条件でCVD蒸着を行なって、Bi系Agシー
ス線材の一方の面側に厚さ8μmのY1Ba2Cu3Oy薄
膜を成膜した。
シース線材を、CVD装置の基板位置に取り付け、表1
に示した条件でCVD蒸着を行なって、Bi系Agシー
ス線材の一方の面側に厚さ8μmのY1Ba2Cu3Oy薄
膜を成膜した。
【0028】成膜前のBi系Agシース線材の特性は実
験例1と同じである。またY1Ba2Cu3Oy薄膜のAg
単独基板での特性は、Jc=5×104A/cm2、Ic
=11A(いずれも77K,0T)であった。これらB
i系線材、Y系薄膜および複合材のIc−B特性を図5
に示した。図5のグラフから、この複合材は優れた磁界
特性を有する高Ic線材であることが明らかである。
験例1と同じである。またY1Ba2Cu3Oy薄膜のAg
単独基板での特性は、Jc=5×104A/cm2、Ic
=11A(いずれも77K,0T)であった。これらB
i系線材、Y系薄膜および複合材のIc−B特性を図5
に示した。図5のグラフから、この複合材は優れた磁界
特性を有する高Ic線材であることが明らかである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる酸
化物超電導線は、Bi系超電導線とY系などのA−B−
Cu−O系超電導薄膜を複合化したものであるので、寸
法的にはBi系超電導線と殆ど変化しない導体として高
Icを確保できる。
化物超電導線は、Bi系超電導線とY系などのA−B−
Cu−O系超電導薄膜を複合化したものであるので、寸
法的にはBi系超電導線と殆ど変化しない導体として高
Icを確保できる。
【0030】また低磁界側で大電流を確保できるBi系
超電導線と、Icは若干低いが高磁界側でもBi系超電
導線ほど急激な性能低下を生じないY系などのA−B−
Cu−O系超電導薄膜を組み合わせることにより低磁界
から高磁界に適用できる電力用導体となる。
超電導線と、Icは若干低いが高磁界側でもBi系超電
導線ほど急激な性能低下を生じないY系などのA−B−
Cu−O系超電導薄膜を組み合わせることにより低磁界
から高磁界に適用できる電力用導体となる。
【0031】Y系などのA−B−Cu−O系超電導薄膜
を形成する手段として、レーザ蒸着法あるいはCVD法
は、チャンバ内が完全な真空でなく若干O2分圧も確保
されること、および成膜条件も700℃〜750℃で2
0分〜2時間程度であり、Bi系超電導線の最終熱処理
条件に比べると低温で短時間であることから、最終熱処
理を終えたBi系超電導線の特性にあまり影響を及ぼさ
ずに高特性の複合超電導線を製造できる。
を形成する手段として、レーザ蒸着法あるいはCVD法
は、チャンバ内が完全な真空でなく若干O2分圧も確保
されること、および成膜条件も700℃〜750℃で2
0分〜2時間程度であり、Bi系超電導線の最終熱処理
条件に比べると低温で短時間であることから、最終熱処
理を終えたBi系超電導線の特性にあまり影響を及ぼさ
ずに高特性の複合超電導線を製造できる。
【図1】 本発明の酸化物超電導線の第1実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】 本発明の酸化物超電導線の第2実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】 本発明の酸化物超電導線の第3実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】 実験例1で作製した線材のIc−B特性を示
すグラフである。
すグラフである。
【図5】 実験例2で作製した線材のIc−B特性を示
すグラフである。
すグラフである。
【図6】 従来の超電導体の一例としてBi系線材のJ
c−B特性(77K)を示すグラフである。
c−B特性(77K)を示すグラフである。
【図7】 同じくBi系線材のJc−B特性(4.2
K)を示すグラフである。
K)を示すグラフである。
【図8】 従来の超電導体の他の例としてY系薄膜のJ
c−B特性(〜1T)を示すグラフである。
c−B特性(〜1T)を示すグラフである。
【図9】 同じくY系薄膜のJc−B特性(〜10T)
を示すグラフである。
を示すグラフである。
1,11,21…酸化物超電導線、2…Agシース、3
…Bi系超電導体、4…Bi系線材、5…A−B−Cu
−O系超電導薄膜
…Bi系超電導体、4…Bi系線材、5…A−B−Cu
−O系超電導薄膜
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾鍋 和憲 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 柿本 一臣 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 二木 直洋 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−264115(JP,A) 特開 平1−227309(JP,A) 特開 平4−138619(JP,A) 特開 平4−17217(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 12/00 - 13/00
Claims (2)
- 【請求項1】 Ag等の貴金属製シースにBi系超電導
体が充填されたBi系超電導線材の表面に、A−B−C
u−O系(ただし、AはY,Sc,La,Yb,Er,
Eu,Ho,Dy等の周期律表IIIa族元素の1種類以
上を表わし、BはBa,Sr,Ca等の周期律表IIa族
元素の1種類以上を表わす)超電導薄膜が成膜されてな
る酸化物超電導線。 - 【請求項2】 Ag等の貴金属製シースにBi系超電導
体が充填されたBi系超電導線材の表面に、レーザ蒸着
法、CVD法などの薄膜形成手段によって、A−B−C
u−O系(ただし、AはY,Sc,La,Yb,Er,
Eu,Ho,Dy等の周期律表IIIa族元素の1種類以
上を表わし、BはBa,Sr,Ca等の周期律表IIa族
元素の1種類以上を表わす)超電導薄膜を成膜すること
を特徴とする酸化物超電導線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03122329A JP3090709B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 酸化物超電導線およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03122329A JP3090709B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 酸化物超電導線およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04324209A JPH04324209A (ja) | 1992-11-13 |
JP3090709B2 true JP3090709B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=14833279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03122329A Expired - Fee Related JP3090709B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 酸化物超電導線およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090709B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4743150B2 (ja) * | 2007-04-17 | 2011-08-10 | 住友電気工業株式会社 | 超電導コイルおよびそれに用いる超電導導体 |
JP4844458B2 (ja) * | 2007-04-20 | 2011-12-28 | 住友電気工業株式会社 | 超電導コイルおよびそれに用いる超電導導体 |
DK2144255T3 (da) * | 2008-07-09 | 2011-04-11 | Bruker Hts Gmbh | Superledende kabel |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP03122329A patent/JP3090709B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04324209A (ja) | 1992-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0884787B1 (en) | Oxide superconductor wire and method of manufacturing the same | |
AU603942B2 (en) | Devices and systems based on novel superconducting material | |
AU2006346993B8 (en) | High temperature superconducting wires and coils | |
US6645313B2 (en) | Powder-in-tube and thick-film methods of fabricating high temperature superconductors having enhanced biaxial texture | |
JP2004501493A (ja) | 高臨界電流超伝導テープ用構造物 | |
US20120015817A1 (en) | High temperature superconductor, in particular improved coated conductor | |
JP4398582B2 (ja) | 酸化物超電導線材およびその製造方法 | |
JP2636049B2 (ja) | 酸化物超電導体の製造方法および酸化物超電導線材の製造方法 | |
JPH07111213A (ja) | 高温超伝導バルク体とコイル磁石の複合体 | |
JP3090709B2 (ja) | 酸化物超電導線およびその製造方法 | |
JP2003206134A (ja) | 高温超電導厚膜部材およびその製造方法 | |
JP4011131B2 (ja) | テープ状酸化物超電導線材ならびにそれを用いた超電導マグネットおよび電流リード | |
JP2007109717A (ja) | 超電導素子および超電導素子の製造方法 | |
JP2889286B2 (ja) | 超電導々体及びその超電導々体を用いて形成した超電導コイル | |
JPH05211013A (ja) | 酸化物超電導導体およびその製造方法 | |
JPH06275146A (ja) | 複合超電導線材 | |
US5206214A (en) | Method of preparing thin film of superconductor | |
JP2813287B2 (ja) | 超電導線材 | |
JP2835069B2 (ja) | 超電導コイル | |
JP2643972B2 (ja) | 酸化物系超電導材 | |
JP2670362B2 (ja) | 電流リード用導体の製造方法 | |
JP3258824B2 (ja) | 金属酸化物材料、それを用いた超伝導接合素子及び超伝導素子用基板 | |
JP2020135988A (ja) | 酸化物超電導線材及びその製造方法 | |
Boffa et al. | Epitaxial growth of heterostructures on biaxially textured metallic substrates for YBa2Cu3O7-x tape fabrication | |
JP2891365B2 (ja) | セラミックス系超電導体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000627 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |