JP3090676U - 合単位米パック - Google Patents

合単位米パック

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JP3090676U JP2002003541U JP2002003541U JP3090676U JP 3090676 U JP3090676 U JP 3090676U JP 2002003541 U JP2002003541 U JP 2002003541U JP 2002003541 U JP2002003541 U JP 2002003541U JP 3090676 U JP3090676 U JP 3090676U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在市販されている米は、キログラム単位で
販売に供されているため、購入した後、実際に家庭にお
いて炊飯される米の分量である合単位に量り直す必要が
あるとともに、米を、購入した時の状態を維持しつつ、
保管することが困難であるので、計量の手間を省くこと
ができるとともに、米の鮮度を保ち、炊飯時に、米の食
味が落ちないように密封保存することができる米パック
を提供する。 【解決手段】 一度の食事において、米を炊く分量であ
る1合、2合という具合に、合単位で米を密封するとと
もに、窒素ガス等を米パック内に封入したり、米パック
内を真空状態にして米を封入したりする。1パック単体
のみだけでなく、1パックを数個連結して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、販売に供される米を密封して、保存する米用パックに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、市販されている米は、5キログラム、10キログラムという具合に、キ ログラム単位で袋詰めされて、販売に供されており、5キログラムの米を封入す る販売形態が多い。ここで、5キログラムの米を、2〜3日の食事によって、全 て消費することは、一般家庭において稀であることから、購入者は、米を購入し た後、米櫃に移し替えて、炊飯するだけの米をその都度取り出して、炊飯を行な うことが一般的である。
【0003】 このような購入した米を米櫃に移し替えるという手間を省いて、開封後に再度 米を密封して保存できるように、密封手段を施して、開閉自在とした米袋が存在 し(実登3036017)、米袋から、必要量の米を取り出して、炊飯を行なう 場合もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、古来より、米の量は、重さを示すキログラムやトン等の単位で 把握されるものではなく、容積を示す合や斗等の単位で把握されており、実際に 家庭において炊飯される際の米は、1合炊き、2合炊き、3合炊きというように 、合単位の分量で炊飯されるので、現在市販されている米の分量単位であるキロ グラム単位と合致していない。そのため、米を購入した後、米櫃や米袋から取り 出す際に、計量カップ等で量り直して取り出さなければならないという問題があ る。
【0005】 また、たとえ米袋に密封手段を施していても、一度、米袋を開封してしまうと 、米を取り出す際に、米袋内の米が外気に触れることを避けることができない。 そのため、米袋を開封してから、米を使い切るまでに米の鮮度を落としてしまっ たり、害虫を招いたりして、保存が十分といえず、炊飯時に、米の食味を落とし てしまうという問題もある。
【0006】 そこで、本考案は、かかる問題点を鑑みなされたものであり、実際に炊飯する 分量である合の単位ごとに米を購入することができ、計量の手間を省くことがで きる米パックを提供することを目的とする。さらに、米の鮮度を保ち、防湿・防 虫を確保して、炊飯時に、米の食味が落ちないように密封保存することができる 米パックを提供することをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、本考案に係る合単位米パックは、次のような技 術的手段を講じている。 すなわち、一度の食事において米を炊く量である1合、2合、3合というよう に、合単位で米を密封する。そして、1パック単体のみだけでなく、1パックを いくつか連結させて、例えば、1人10食分や、3人3食分等のように連結させ る。米パック同士の連結は、はさみ等の切断具を用いて、使用時に分離させるこ ととしたり、ミシンカットによる連結として、使用時に素手で分離させることが できるようにしたり、米パック同士を貼り合わせて、使用時に剥がして分離させ ることができるようにしたりする。 さらに、密封時に、窒素ガスの米パック内封入等、米の鮮度を保つ気体を、米 と一緒に入れたり、米パック内を真空状態にして米を封入したりする。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。 図1は、本考案に係る合単位米パックの全体斜視図である。
【0009】 本考案に係る合単位米パックは、複数の米パック1が、米パック連結部2を介 して、連結され、連結米パック5という形態となって構成され、製袋充填機等の 包装機械を用いて形成される。 ここにいう製袋充填機とは、熱接着性を備えるプラスチックフィルム等の包装材 料を用いて、袋を製造する工程中に米を充填し、口を熱シールで封をする機械で ある。この製袋充填機は、ラムネ等の菓子類を密封包装し、連結した形態で袋を 製造する機械を流用し、米を合単位で充填することができる仕様にして用いるこ ととしている。 そして、各米パック同士は、分離可能な状態で連結されており、米パック連結部 2の略中央に設けられた連結米パック分離線3を、はさみ等の切断具4を用いて 切断することによって、米パック1と連結米パック5とが分離されるようになっ ている。
【0010】 米パック1は、米を合単位で密封して保存する袋状の容器であり、水平断面が 楕円状の筒体とされ、ナイロン、リニヤー低密度ポリエチレン等の強靭性、防湿 性に優れたプラスチックフィルムを材料として形成される。
【0011】 米パック連結部2は、一の米パック1と他の米パック1とを連結する部材であ り、薄い板状とされる。米パック連結部2の両端部は、夫々が一の米パック1の 端部と他の米パック1の端部と繋げられ、米パック連結部2の中央部は、連結米 パック分離線3が設けられる。ここで、連結米パック分離線3は、一の米パック 1と連結米パック5とを分離するための裂開線をいう。なお、この米パック連結 部2は、ナイロン、ポリエチレン等のプラスチックフィルムを材料として形成さ れる。
【0012】 切断具4は、はさみ、カッター等であり、連結米パック分離線3を切断するた めに用いられる。 連結米パック5は、米パック連結部2を介して連結された複数の米パック1の 集合体であり、収納スペースを小さくするために、例えば、たまご形に巻かれた 状態で、流通市場に置かれたり、販売に供されたり、家庭で保管されたりする。
【0013】 図2は、本考案に係る合単位米パックにおける米パック1の正面上方からの斜 視図である。 この米パック1は、上述のように、米を合単位で密封して保存する袋状の容器 であり、水平断面が楕円状の筒体とされ、ナイロン等のプラスチックフィルムを 材料として形成される。そして、この米パック1は、側面に米パック開封口11 を備え、表面に米パック開封線12と米パック残数表示13とを備え、内部に米 14と窒素ガス15とを内包する。なお、図2は、連結米パック5から米パック 1を切断分離して、正面上方から斜視した図であるため、米パック1の両端には 、連結米パック分離線3に沿って切断された後の米パック連結部2が残存するこ ととなる。
【0014】 米パック開封口11は、米パック1の開封を容易にするための切り込み口であ り、米パック1の上部側面に設けられる。なお、図2において、米パック開封口 11は、米パックの上部側面両側に、頂上部が内向して向い合っている三角形状 として設けられているが、上部側面片側に設けてもよく、一の切り込み線であっ てもよい。 米パック開封線12は、米パック1を開封するための切断線を誘導する線であ り、米パック1の上部表面に設けられる。
【0015】 米パック残数表示13は、連結米パック5から一の米パック1切断した後に、 連結米パック5を構成する他の米パック1の個数を示す表示であり、米パック1 の表面であって、使用者が視認できる箇所に設けられる。 米14は、米パック1に、合単位で内包される被包装物である。米14として 、例えば、米とぎを不要とする無洗米を用いる。 窒素ガス15は、米14と共に、米パック1に封入され、米の鮮度を保つ気体 である。
【0016】 このように構成された米パック1は、米14を合単位の量で、米パック内に封 入することができる。例えば、1人住まいをする者用に、1人の1食分として、 1合の分量の米14を米パック内に封入したり、3人家族用に、3人の1食分と して、3合の分量の米14を米パック内に封入したり、家庭の事情により変化す る炊飯形態に応じた様々な分量で、米14を封入することが可能である。
【0017】 そして、この米パック1は、米パック1の上部側面に設けられた米パック開封 口11から、米パック1の上部表面に設けられた米パック開封線12に沿って、 切断されることによって、使用者が、米パック1の開封作業を容易にできるよう にされている。
【0018】 また、米パック1の表面であって、使用者が視認できる箇所には、連結米パッ ク5の米パック残数表示13が設けられることによって、使用者は、残りの炊飯 可能な分量を判断することができる。 さらに、米パック1は、米14と一緒に、窒素ガス15等の封入というガス充 填包装が施されることによって、米14の食味が落ちないように、米14を保存 することができる。
【0019】 図3は、本考案に係る合単位米パックを用いて、実際に炊飯を行なう作業図で ある。 図3(a)は、米パック1の切断分離作業と開封作業とを表す図である。 まず、連結米パック5から一の米パック1を、連結米パック分離線3に沿って 、切断して分離する。ここでは、はさみ等の切断具4を用いて切断することとす る。次に、連結米パック5と分離されて、使用に供される米パック1の上部側面 に設けられた米パック開封口11から、米パック1の上部表面に設けられた米パ ック開封線12に沿って、切断具4を用いて切断し、使用に供される米パック1 を開封する。
【0020】 図3(b)は、開封した米パック1から、米14を炊飯器16内に移し、炊飯 を行なう作業図である。 前記切断分離作業と前記開封作業を経て、開封された米パック1が、下方に傾 斜され、被包装物たる米14が落下して、炊飯器16内の釜に移される。ここで 、米14が無洗米である場合には、米とぎが不要であるため、釜に予め水を入れ ておくことによって、米14が釜に移されると、すぐに炊飯を開始することがで きる。
【0021】 なお、本実施の形態では、一の米パック1と、連結米パック5とを、切断して 分離するために、切断具4を用いることとしているが、ミシンカットによる連結 として、素手で切断して分離することができるようにしてもよい。 また、一の米パック1を、米パック開封口11から米パック開封線12に沿っ て切断して開封するために、切断具4を用いることとしているが、同様に、素手 によって切断してもよい。
【0022】 (変形例) 以下、本実施の形態に係る合単位米パックの変形例を示す。 図4は、第1の変形例の米パック21の構成を示す斜視図である。 この米パック21は、米を合単位で密封して保存する袋状の容器であり、ナイ ロン等のプラスチックフィルムを材料として形成される点で、前述の米パック1 と共通するが、水平断面が楕円状の筒体とされる米パック1と形状が異なる。す なわち、当該米パック21は、垂直断面が略三角形状をしており、米パック上部 22の厚みが薄く、米パック上部22から米パック下部23に向けて厚みが増す 形状であるという特徴を有している。従って、図に示すように、米パック上部2 2の厚みが薄くなっていることから、使用者が米パック21を掴みやすくなって いる。図を用いて、より詳しく説明する。
【0023】 図5(a)は、素手によって、本変形例における一の米パック21を、連結米 パック5から切断分離する作業図である。 素手によって、連結米パック5から一の米パック21を切断して分離する際に は、一の手で分離する一の米パック上部22を把持し、他方の手で当該一の米パ ックに隣接して連結されている米パック上部22を把持して、引き裂く作業をす ることとなる。このとき、本変形例によれば、米パック上部22が掴みやすくな っているので、把持して引き裂くための握力が小さくて済み、作業を容易にする ことができる。
【0024】 図5(b)は、素手によって、本変形例における一の米パック21を開封する 作業図である。 素手によって、米パック21を開封する際には、米パック開封口11の上方を 一方の手の指二本程度でつまみ、米パック開封口11の下方辺りを他方の手で把 持して、米パック開封線12に沿って米パック21を破る作業をすることとなる 。このとき、本変形例によれば、米パック上部22は、米パックの厚みが薄いた め、指二本程度でつまみやすくなっており、米パック21を破る力が小さくて済 み、開封作業を容易にすることができる。
【0025】 このように、本変形例によれば、開封される米パック上部22の厚みが薄くさ れていることによって、連結米パック5から米パック21を分離する作業と、米 パック21を開封する作業との双方における省力化および容易化を図ることがで きる。
【0026】 図6は、第2の変形例の合単位米パックの構成を示す斜視図である。 この第2の変形例の合単位米パックは、複数の米パックが、米パック連結部2 を介して、連結され、連結米パックという形態となって構成される点で、前記実 施の形態における合単位米パックと共通するが、連結米パックがロール芯に巻き つけられた状態とされる点で、前記実施の形態と異なる。以下、本変形例の合単 位米パックについて詳説する。
【0027】 この合単位米パックは、複数の米パック31と米パック連結部2とからなる連 結米パック35と、連結米パック35を巻きつけるロール芯33と、前記ロール 芯33をロール芯両端部で支持するホルダ32と、切断部34とから構成される 。
【0028】 米パック31は、米を合単位で密封して保存する袋状の容器であり、ナイロン 等のプラスチックフィルムを材料として形成される点で、前述の米パック1や米 パック21と共通するが、米パック内を真空状態にする点で、米パック1や米パ ック21と異なる。
【0029】 連結米パック35は、米パック連結部2を介して連結された複数の米パック3 1の集合体である。この連結米パック35は、米パック31を重畳して、ロール 芯33に巻きつけられ、米パック31と米パック連結部2とが交互に繰り出され るようになっている。
【0030】 ロール芯33は、連結米パック35を巻きつける芯筒であり、ロール芯33の 両端がホルダ32によって、回転自在に支持され、米パック31の繰り出しに応 じて、ロール芯33は回転し、米パック31を送り出すようになっている。そし て、このロール芯33は、連結パック35が巻きつけられた状態で回転しても破 損しない耐性を有したプラスチック等で形成される。
【0031】 ホルダ32は、連結米パック35が巻きつけられたロール芯33を、ロール芯 33の両端部において、回転自在に支持するものであり、当該ロール芯を支持す るために十分な耐性を有したプラスチック等で形成される。 切断部34は、米パック連結部2を切断し、一の米パック31と連結米パック 35とを分離させるものであり、金属やプラスチック等で形成され、鋭利な刃と してホルダ32の先端部等に備えられる。
【0032】 このように構成された合単位米パックは、先端の米パック31が引っ張られる と、ロール芯33が回転し、ロール芯33に巻きつけられた連結米パック35か ら米パック連結部2が送り出される。そして、送り出された米パック連結部2が 、上方のホルダ32に備えられた切断部34によって、切断されて、米パック3 1と連結米パック35とが分離されることとなる。
【0033】 このように、本変形例によれば、米パック31の米パック内を真空状態にする ことによって、米パック31の厚みが圧縮されるので、米パック31が重畳され た連結米パック35の収納スペースは、嵩張ることなく、小さくて済む。 そして、米パック31を繰り出し、切断部34を用いて、米パック連結部2を 切断することができるので、米パックの分離に切断具4を使用せずに済む。
【0034】 さらに、連結米パック35は、ロール芯に巻きつけられているため、誤って連 結された米パックを直列させてしまうおそれがない。 なお、本変形において、切断部34を用いて、米パック連結部2を切断するこ ととしているが、切断部34を用いず、米パック連結部2をミシンカットによる 連結として、素手で切断して分離することができるようにしてもよい。
【0035】 図7は、第3の変形例の合単位米パックの構成を示す斜視図である。 この第3の変形例の合単位米パックは、複数の米パック41の背面と表面とを 貼り合わせて構成される。すなわち、本変形例における合単位米パックは、米パ ック連結部2を備えず、連結米パックと一の米パックとの分離を、切断による分 離ではなく、剥離による点で、前述の実施の形態および変形例と異なる。
【0036】 米パック41は、米を合単位で密封して保存する袋状の容器であり、ナイロン 等のプラスチックフィルムを材料として形成される点で、前述の米パック1や米 パック21や米パック31と共通するが、米パック表面42に、貼付部44が備 えられる点で、米パック1、米パック21および米パック31と異なる。ここで 、貼付部44は、米パック表面42に備えられ、一の米パック41と他の米パッ ク41とを貼り合わせる粘着剤が塗布された部分である。
【0037】 連結米パック45は、複数の米パック41が積層されて構成される米パック4 1の集合体である。この連結米パック45は、一の米パック41の米パック表面 42に、粘着剤が塗布された貼付部44が備えられ、当該米パック41に隣接す る米パック41の米パック背面43に、当該貼付部44が張り合わされることに よって、米パック41が連結されて、構成される。
【0038】 このように構成された合単位米パックは、素手によって、一の米パック41が 連結米パック45から剥離され、使用に供されることとなる。 このように、本変形例によれば、米パック同士の連結に、米パック連結部2を 介さないため、米パックの分離に切断具4を使用せずに済み、米パックの分離作 業が容易となる。
【0039】 なお、本変形例において、貼付部44は、米パック表面42に設けられている が、米パック背面43に設けられて、当該米パック41に隣接する米パック41 の米パック表面42に、当該貼付部44が張り合わされることとしてもよく、米 パック表面42および米パック背面43の両面に設けられて、当該貼付部44同 士が張り合わされることとしてもよい。また、連結米パック45の両端に位置す る米パック表面42と米パック背面43との二面は、連結する米パック41が存 在しないため、貼付部44を設ける必要はない。
【0040】 図8は、第4〜6の変形例の合単位米パックの構成を示す図である。 図8(a)は、第4の変形例の合単位米パックの構成を示す図である。 この第4の変形例の合単位米パックは、複数の異なる品種の米を封入した米パ ックを連結するものである。例えば、一の米パックに一の品種の米を封入すれば 、隣接する他の米パックに他の品種の米を封入して、様々な品種の米を封入した 米パックが混在された状態で連結される。このように、本変形例によれば、米の 品種が異なると、米の食味も異なることから、合単位で異なる品種の米を封入し た各米パックを連結させることによって、食事1回ごとに味の変化を与え、使用 者に娯楽を提供することができる。
【0041】 図8(b)は、第5の変形例の合単位米パックの構成を示す図である。 この第5の変形例の合単位米パックは、幼児や老人のように、1食で1合の米 を食さない場合には、米パック一つあたりに0.5合の米を封入するものである 。なお、米パック一つあたりに、0.1合刻みで、米を封入してもよく、例えば 、1人1食分大盛りとして、1.2合の米を封入してもよい。このように、本変 形例によれば、米の消費分量に個人差があるため、合単位で個人に適した様々な 分量の封入形態を提供することが可能となる。
【0042】 図8(c)は、第6の変形例の合単位米パックの構成を示す図である。 この第6の変形例の合単位米パックは、家族構成に応じた米の分量を封入する こととしたもの、例えば、3人家族用1食分として、米パック一つあたりに、3 合の米を封入するものである。このように、本変形例によれば、家族構成は、種 々あるため、合単位で家庭に応じた様々な分量の封入形態を提供することができ る。
【0043】 以上のように、本実施の形態及び変形例に係る合単位米パックは、米を実際に 炊く分量である合の単位で封入するため、炊飯時に計量を行なう手間を省くこと ができ、有用である。
【0044】 なお、本考案に係る合単位米パックについて、実施形態及び変形例に基づいて 説明したが、本考案は、これらに限られるものではない。 すなわち、上記実施形態および変形例では、米パック1の形状が、主に、水平 断面が楕円状の筒体となっている合単位米パックについて説明したが、垂直断面 が楕円状の筒体となっている合単位米パックであってもよい。
【0045】 また、上記実施形態および変形例では、米パック内に封入される米は、無洗米 を用いることとしたが、米パック内に封入される米の種別は問わない。例えば、 市販されている米の多くを占める精白米であってもよく、ビタミンを多く含む米 糠を残した米として、自然食を好む消費者にしばしば購入される玄米であっても よい。この場合、精白米は、脱穀乾燥して米糠を取り除いた米であることから、 米とぎをして炊飯を行なうこととなる。
【0046】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る合単位米パックは、米を密封して包み込む米パッ クであって、米が、合の単位量によって密封保存されていることを特徴とする。 これにより、炊飯時に、計量カップ等を用いて計量を行ないながら、米櫃や米袋 から米を取り出すという手間を省くことができる。そして、合単位で販売に供さ れることから、購入者は、何食分を購入するかを、容易に判断することができる 。
【0047】 また、本考案に係る合単位米パックは、前記米パックが複数連ねられ、分離可 能な状態に、連結されていることを特徴とする。これにより、従来のキログラム 単位で袋詰めされている米と略同じ量の米を購入することができるが、米が、1 食分の分量で米パックに封入されているので、米の食味が落ちない保存を可能と する。すなわち、使用者は、1食ごとに米パックを開封して炊飯を行なうことが でき、残りの米が外気に触れることなく密封されたままの状態で保存されるので 、優れた保存性が得られ、連結された米パックのうち、最後に残された米パック のパック内に封入される米の食味をも落とさないことができる。
【0048】 例えば、使用者が5キログラムの米を買いたいとする場合には、本考案に係る 合単位米パックの1合パックを30パック購入することで、約5キログラムの米 を購入することができる。そして、使用者は、1食ごとに米パックを開封して炊 飯を行なえばよく、連結された米パックは、常に密封された状態で保存されるの で、30食目においても、1食目と変わらない食味を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】合単位米パックの全体構成を示す図である。
【図2】合単位米パックを構成する一の米パックを示す
図である。
【図3】(a)は、米パックの切断分離作業と開封作業
とを表す図である。(b)は、米パックを用いた炊飯作
業を表す図である。
【図4】第1の変形例に係る米パックを示す図である。
【図5】(a)は、米パック21の切断分離作業を表す
図である。(b)は、米パック21の開封作業を表す図
である。
【図6】第2の変形例に係る合単位米パックを示す図で
ある。
【図7】第3の変形例に係る合単位米パックを示す図で
ある。
【図8】(a)は、第4の変形例に係る合単位米パック
を示す図である。(b)は、第5の変形例に係る合単位
米パックを示す図である。(c)は、第6の変形例に係
る合単位米パックを示す図である。
【符号の説明】
1、21、31、41 米パック 2 米パック連結部 3 連結米パック分離線 4 切断具 5、35、45 連結米パック 11 米パック開封口 12 米パック開封線 13 米パック残数表示 14 米 15 窒素ガス 16 炊飯器 22 米パック上部 23 米パック下部 32 ホルダ 33 ロール芯 34 切断部 42 米パック表面 43 米パック背面 44 貼付部
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月12日(2002.8.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
請求項4】 前記米パックが複数連ねられ、分離可能
な状態に、連結されていることを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載の米パック。
請求項5】 前記複数の米パックが、切断によって分
離可能な状態に、連結されていることを特徴とする請求
項4記載の米パック。
請求項6】 前記連結されている複数の米パックが、
渦巻状に配列されていることを特徴とする請求項4また
は5記載の米パック。
請求項7】 前記複数の米パックは、一の米パックの
表面と、他の米パックの背面とが貼り合わされて、連結
されていることを特徴とする請求項4記載の米パック。
請求項8】 前記貼り合わされて連結されている複数
の米パックが、粘着剤によって貼り合わされていること
を特徴とする請求項4または7記載の米パック。
請求項9】 前記連結されている複数の米パックが、
ロール芯に巻きつけられて配列されていることを特徴と
する請求項4または5記載の米パック。
請求項10】 前記ロール芯に巻きつけられて配列さ
れている複数の米パックが、前記ロール芯の両端を支持
するホルダに備えられた切断部によって、切断されるこ
とを特徴とする請求項4、5または9記載の米パック。
請求項11】 前記米パックは、米パック内が真空状
態であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1
項に記載の米パック。
請求項12】 前記米パックは、前記内包部に、米の
鮮度を保つ気体が、封入されていることを特徴とする請
求項1〜10のいずれか1項に記載の米パック。
請求項13】 前記密封保存される米が無洗米である
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載
の米パック。

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米を密封して包み込む米パックであっ
    て、 米が、合の単位量によって密封保存されていることを特
    徴とする米パック。
  2. 【請求項2】 前記米パックが複数連ねられ、分離可能
    な状態に、連結されていることを特徴とする請求項1記
    載の米パック。
  3. 【請求項3】 前記複数の米パックが、切断によって分
    離可能な状態に、連結されていることを特徴とする請求
    項2記載の米パック。
  4. 【請求項4】 前記連結されている複数の米パックが、
    渦巻状に配列されていることを特徴とする請求項2また
    は3記載の米パック。
  5. 【請求項5】 前記複数の米パックは、一の米パックの
    表面と、他の米パックの背面とが貼り合わされて、連結
    されていることを特徴とする請求項2記載の米パック。
  6. 【請求項6】 前記貼り合せて連結されている複数の米
    パックが、粘着剤によって貼り合わされていることを特
    徴とする請求項2または5記載の米パック。
  7. 【請求項7】 前記連結されている複数の米パックが、
    ロール芯に巻きつけられて配列されていることを特徴と
    する請求項2または3記載の米パック。
  8. 【請求項8】 前記ロール芯に巻きつけられて配列され
    ている複数の米パックが、 前記ロール芯の両端を支持するホルダに備えられた切断
    部によって、切断されることを特徴とする請求項2、3
    または7記載の米パック。
  9. 【請求項9】 前記米パックは、米パック内が、真空状
    態とされることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項
    に記載の米パック。
  10. 【請求項10】 前記米パックは、米パック内に、米の
    鮮度を保つ気体が、封入されていることを特徴とする請
    求項1〜8いずれか1項に記載の米パック。
  11. 【請求項11】 前記気体が、窒素ガスであることを特
    徴とする請求項10記載の米パック。
  12. 【請求項12】 前記密封保存される米が、無洗米であ
    ることを特徴とする請求項1〜11いずれか1項に記載
    の米パック。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の米パックを製造するこ
    とを特徴とする米パック製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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