JP3090531U - 自転車 - Google Patents
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- JP3090531U JP3090531U JP2002003402U JP2002003402U JP3090531U JP 3090531 U JP3090531 U JP 3090531U JP 2002003402 U JP2002003402 U JP 2002003402U JP 2002003402 U JP2002003402 U JP 2002003402U JP 3090531 U JP3090531 U JP 3090531U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に都会及び大都会の領域に適しかつ折畳み
状態で比較的簡単に運搬できる改良された折畳み可能な
自転車を提供する。 【解決手段】 改良された小型の構成の自転車では、主
桿(3)又は主桿装置(3)は、一体部品により構成され、固
定装置又はロック装置(17)の上方に延びるハンドル桿部
分(7b)は、側面図では固定装置又はロック装置(17)の下
方に延びる制御桿(5)又は制御桿(5)内で回転するハンド
ル桿部分(7b)の方向に対して、進行方向に傾斜し、後方
支持部構造体(33)は、一端部で水平な軸(35)を介してサ
ドル桿(27)に連結され、反対端部で水平な軸(37)を介し
て主桿(3)又は主桿装置(3)に連結され、後方支持部(33)
は、好ましくはその中心又は中央領域にて、追加の軸又
はリンク軸(39)を有する点により特に特徴付けられる。
状態で比較的簡単に運搬できる改良された折畳み可能な
自転車を提供する。 【解決手段】 改良された小型の構成の自転車では、主
桿(3)又は主桿装置(3)は、一体部品により構成され、固
定装置又はロック装置(17)の上方に延びるハンドル桿部
分(7b)は、側面図では固定装置又はロック装置(17)の下
方に延びる制御桿(5)又は制御桿(5)内で回転するハンド
ル桿部分(7b)の方向に対して、進行方向に傾斜し、後方
支持部構造体(33)は、一端部で水平な軸(35)を介してサ
ドル桿(27)に連結され、反対端部で水平な軸(37)を介し
て主桿(3)又は主桿装置(3)に連結され、後方支持部(33)
は、好ましくはその中心又は中央領域にて、追加の軸又
はリンク軸(39)を有する点により特に特徴付けられる。
Description
【0001】
本考案は、請求項1の前文による自転車に関するものである。
【0002】
例えば宣伝パンフレット イコ−コラテック(IKO−Corratec)2001から 、最も異なる自転車フレーム及び構成を備えた自転車が知られている。その際、 いくつかの自転車のタイプ及び自転車フレームは、特別の主要な各使用目的によ り異なる利点を示す。
【0003】 例えばドイツ公開特許第4316366号公報から、ジャンル別に構成される 自転車が知られている。この自転車は、入れ子式に出し入れできる複数部分から 成るフレームにより特徴付けられる。使用状態では、サドル桿支持部とハンドル 支持部との間に十分なスペースを確保するために、入れ子式フレームは、引き出 される。入れ子式フレーム部分の嵌め込みにより、僅かな収納空間を必要とする ように自転車を折畳むことができる。また、ハンドル桿ロッドは二つに分割され 、制御桿の上で後方に向かって揺動される。運転状態では、ハンドル桿ロッドを 制御桿への直接の軸方向延長に向ける固定装置によりハンドル桿ロッドを固定で きる。省スペースの折畳みを可能にするために、サドル桿支持部は、後方に向か って斜めに延びる追加の支持装置と共に、例えば主桿から引出し可能であり、又 は必要であれば更に伸長可能に構成できる。しかしながら、原則として、詳細に 図示し又は説明しないが、支持桿と共にフレーム部分に揺動可能にサドル桿を連 結すべきである。
【0004】 通常の大きさの自転車は、米国特許第3,979,136号明細書からも知られ ている。この自転車も、二つに分割された主桿を有し、分割面は、二つの主桿の 間にて、サドル桿支持部の支持点の少し前に配置される。その際、後方の主桿部 分に平行な折畳み位置に達するまで、垂直な揺動軸の周りに前方の主桿部分を揺 動できる。サドル桿支持部は、主桿に対して下方に位置する揺動軸の周りに揺動 可能である。その際、サドル桿支持部構造体から後方に向かって斜めに延びる支 持部は、同様にV字形に折畳み可能であるので、折畳み位置では、サドル桿構造 体は、主桿に対してほぼ平行に配置され、その際後輪が二重支持形状のサドル桿 構造体を通って突出する。そのとき、サドルは、後輪の後方に位置する。主桿の 前に位置する水平な揺動軸を介して、制御桿及びハンドル桿と共に後方に向かっ て前輪を揺動できる。ハンドル桿は、揺動可能な支持桿構造体を介して付加的に 主桿に対して支持される。
【0005】 一つの前輪及び二つの後輪軸を備えた複数部分から成る主桿を有する自転車構 造は、基本的に米国特許第4,824,130号明細書からも知られている。
【0006】 最後に、ドイツ実用新案第8,124,880号から、選択的なガソリンエンジ ン又は電動モータを備えた折畳み可能なスクータも公知である。
【0007】
本考案の課題は、ジャンル別に構成された前記従来技術から出発して、特に都 会及び大都会の領域に適し、かつ折畳み状態で比較的簡単に運搬できる改良され た折畳み可能な自転車を提供することにある。
【0008】
この課題は、請求項1及び/又は請求項3に示す特徴部分により解決される。 本考案の有利な構成は、他の請求項に示される。
【0009】 本考案による自転車は、小型に構成されるだけでなく、小さく折畳み可能であ る。それは、原動機付き二輪車により問題なく運搬でき、更に担いで運搬できる 。その際、車輪は、30.48cm(12インチ)より小さい。それは、17.78 cm(7インチ)の大きさに問題なく形成できる。従って、本考案による自転車は 、所謂ローラースクータ、即ち同様に都会の領域にてより迅速な移動に適しかつ デパート,学校,企業,官庁等に運搬できる最小のローラースクータと比較でき るほどである。
【0010】 本考案による自転車は、比較的低く配置される主桿により特徴付けられる。し かしながら、ジャンル別に構成される従来技術とは対照的に、この主桿は、複数 に分割されず、入れ子式にも構成されず、一体部品として構成される。これによ り、構成が簡素、簡単でありかつ特により軽量な自転車を実現できる。従来の自 転車フレームは設けられない。
【0011】 また、この自転車では、二つに分割されたハンドル桿の上部(即ち双方のハン ドル桿部分を連結する分割位置又は揺動軸の上方の)は、下方のハンドル桿部分 又は制御桿の整列位置に対し前方に傾斜される。これは、全体としてより短い構 成及び主桿又は主桿装置の構成長さでも、サドルとサドル桿支持部及び上方のハ ンドル桿とハンドルロッドとの間に自転車の運転者に対し十分な間隔空間を形成 する可能性を開くものである。
【0012】 問題なく展開された使用状態と折畳まれた運搬状態との間で自転車を変形する ために、前方にて主桿に連結され、後方にて主桿構造体にリンク状に連結され、 好ましくは中央領域にて、後方支持部構造体を使用位置にて好ましくは真っ直に 延びる位置から、その後サドル桿支持部が同様に主桿の方向に揺動されるV字形 に折畳み状態に変形するために、後方支持部構造体は軸又はリンク軸を有する。 これにより、完全に問題のない展開折畳み可能構造を実現できる。
【0013】 二つに分割されたハンドル桿は、低位置に配置される制御桿の直上に設けられ る水平な揺動軸を有することが好ましい。この位置にて、双方のハンドル桿部分 を使用状態に係止する相対位置に互いに固定する固定又は締付装置も設けられる 。
【0014】 中心にリンクを備えるので、ハンドル桿及びサドル桿が完全に下方に向かって 、低く位置しかつ制御桿から終端部まで貫通する主桿の方向に対して、後方支持 部を折畳むことができることが好ましい。その際、頭記小型スクータと比較して 、自転車を極端に小さく構成できる。
【0015】 好ましくは完全に折畳み可能であるが、それは少なくとも主桿にハンドル及び サドル桿を間接的に分離可能に装着してもよい。
【0016】 また、内装軸受ハウジングなしに主桿又はフレーム桿に内装軸受を直接ネジ止 めする構造が有利であることが判明した。小型スクータの場合と同様に、制御桿 が低く配置することが好ましいので、本考案では、非常に長いハンドルロッドが 備えられる。通常の自転車より短くクランクを構成することが好ましい。
【0017】 通常の車輪よりもより少ない歯を駆動小歯車に使用することが好ましい。従来 の車輪では、スプロケットは、少なくとも11枚の歯を有する。本考案による小 型車輪には、非常に少ない歯数を選定でき、例えば11より少ない数を有するの で、10ではなく、9、8又は7の歯数でも問題なくスプロケットを実現できる 。
【0018】 本考案による小型自転車は、好ましくはギヤチェンジを有しない。それは、自 由転輪(フリーホイール)後輪により、又は固定の駆動装置によっても備えられ 得るので、自転車を後方にも運転できる。特に固定の駆動装置の場合に教習走行 にて足を置くために、フットレストを小型自転車に補足的に設けてもよい。また 、自転車をスクータとしても使用する場合に、フットレストを後輪の側方に固定 してもよい。
【0019】 他の好適な実施の形態では、ペダル軸受とハンドル桿との間に配置される主桿 の前部を、ペダル支持部と終端部との間の後方の主桿部分より70%より小さく することにより、特別の小型の小寸法の自転車を提供できる。主桿部分の前部は 、後方の主桿部分の半分の長さだけを有することが好ましい。これを調整するた め、前方に向かって延び下方の制御桿にハンドル桿部分を向けることができる。
【0020】
以下に図面について、本考案をより詳細に説明する。 図1及び図2に示す小型自転車は、基本的に、前方で制御桿(制御パイプ)5 と固定して連結される一つの主桿(主パイプ)3のみにより構成される自転車フ レーム1を含む。制御桿5に回動可能に枢支されるハンドル桿(ハンドルパイプ )7は、制御桿5の下方にてハンドル桿フォーク(ハンドルパイプフォーク)7 ’に移行し、ハンドル桿フォーク7’の先端に、前輪11の前輪軸9が枢支され る。
【0021】 図面から明らかなように、二つに分割されるハンドル桿7は、制御桿5に枢支 される回転可能な第一のハンドル桿部分7aと並んで、従来通りハンドルロッド 13を備えた第二のハンドル桿部分7bを含み、双方のハンドル桿部分7a及び 7bは、直進走行の際に水平な揺動軸15を介して互いに連結される。その際、 図示の実施の形態では、揺動軸15は、制御桿5の直上に配置される。また、双 方のハンドル桿部分7a及び7bを固定した関係で互いに固定できる固定装置又 はロック装置17が水平な揺動軸15の領域に設けられる。
【0022】 図1又は図3の側面図から理解されるように、自転車に一般的なように、制御 桿5及び制御桿5内で回転可能に枢支されたハンドルフォーク7’に移行する下 方のハンドル桿部分が、上から下に少なくとも僅かに前方に斜めに延伸して形成 される。しかしながら、これに対して、それに続く上方のハンドル桿部分7bは 、下方のハンドル桿部分又は制御桿の正確に軸方向の延長方向に向けられず、こ れに対して前方に傾斜される。その際、図示の実施の形態では、上方のハンドル 桿部分7bは、自転車長手方向に対して横向きの垂直面に対して少なくとも僅か に下方から上方に向かって前方に向けられる。双方のハンドル桿部分をリンク状 に連結する水平な揺動軸15を通って車両長手方向に対して横向きに延びる垂直 面を配置すると、上方のハンドル桿部分7bの上端そしてハンドルロッド13も 進行方向にて前記垂直面の前方に配置される。
【0023】 図示の実施の形態では、主桿3は、制御桿5からほぼ真っ直に後方の終端部1 9まで延び、そこで後輪23の後輪軸21が枢支される。主桿3の中間領域に設 けられる揺動軸43への揺動凸部25にサドル桿27を揺動可能に枢支できる。 例えば詳細には図示しない調整レバーによって係止可能に異なる相対高さ位置に 調整可能にサドル31のサドル支持部29をサドル桿27の上端に固定できる。
【0024】 サドル桿27と主桿3との間には、例えば一つ又は二つの後方支持部33を備 えた後部構造体が設けられる。図示の実施の形態では、後方支持部33は、軸3 7を主桿3にリンク状に連結するために、水平な軸35を介して、そして主桿3 に好ましくは主桿3の後端及び終端部9を介して、(図示の実施の形態では後輪 軸21に直接に隣接して)サドル桿上にて、比較的大きく上方に、即ちその上端 の僅かに下方にある。その際、少なくともほぼ平行に延びる後部二重支持部とし て後方支持部33を構成できるので、後輪23は、これとフォーク状に張り出す 主桿3との間で、その後輪軸21の周りに自由に回転し得る。その際、図1から 明らかなように、後方支持部33は、使用状態において固定可能である中間の揺 動軸39を備える。
【0025】 最後に、ペダル軸受41は、サドル桿27が水平な揺動軸43の周りに揺動可 能である少なくとも揺動凸部25の近傍に、即ち図示の実施の形態では主桿3の ほぼ中心に設けられたペダル軸受ハウジングを備える。
【0026】 ペダルクランク45は、通常の自転車の場合よりも短く形成される。後輪23 に連結される駆動小歯車は、通常の車輪の場合よりも少ない歯を有する。歯数は 、11又はそれより少なくてもよい。図示の実施の形態では、7枚の歯を有する 駆動小歯車を使用することが好ましい。後輪23は、自由転輪装置(フリーホイ ール)を備えことが好ましい。しかしながら、自転車は、前方及び後方に運転で きる固定の駆動装置も可能である。ペダルクランク45に連結される歯車46と 、後輪23に連結されかつより小さく構成された駆動小歯車(図1に詳細に図示 しない)との間を循環するチェーン48を破線によってのみ図1に示す。例えば 主桿、ハンドル桿及び/又は後輪軸に形成され得る可能な追加のフットレストの 図示を省略する。
【0027】 図示の実施の形態では、主桿は低い位置に設けられ、図示の実施の形態では、 二分割されたハンドル桿7に対する揺動軸15は二重の車輪高さよりも低い位置 に配置される。
【0028】 自転車を省スペースに折畳むために、図1に示す走行及び運転位置から図2に 示す折畳み位置まで小型自転車を折畳むように、前方の水平な揺動軸15の領域 に設けられ詳細には図示しない固定装置又はロック装置17及び後方支持部33 の揺動軸39の領域に更に設けられる固定装置又はロック装置19のみを解放す ればよい。
【0029】 後方支持部33の揺動軸39は支持部の中心に配置され、またサドル桿又は終 端部への連結を行なう後方支持部33の軸35及び37は、サドル桿27の水平 な揺動軸43と共に、少なくともほぼ二等辺三角形を生じ、それによって省スペ ースの折畳み可能性が実現可能となり、問題のない折畳み可能性を実現できる。
【0030】 図示の実施の形態では、更に、図2に示す折畳み状態に省スペースの装置を構 成できるために、サドル軸49の周りに付加的にサドル31を回転できることが 明らかである。また、詳細には図示しない固定装置の解放により、サドル桿支持 部39は、サドル桿27内により低く押し込まれるので、折畳み状態のサドル3 1は、後方に突出しない。
【0031】 図示の実施の形態とは異なり、少なくともサドル桿により接近して位置する部 分を一つの桿構造体としてのみ後方支持部33を構成して、後輪23を含む領域 のみをフォーク状に形成することも可能である。
【0032】 後輪の直接の領域のみにて、主桿も、フォーク状に形成しなければならず、他 の構成では一つの桿構造体と置換できる。主桿及び他の桿は、従来の全桿形状に 形成でき、それは断面を円形に形成する必要はなく、楕円形にも形成でき、また 四角形等の断面を与えてもよい。前記揺動軸は、全て互いに平行に配置される。
【0033】 しかしながら、小型自転車を省スペースに折畳むように、例えばハンドルロッ ドに連結される上方のハンドル桿部分7a及び/又はサドル桿27を主桿から分 離するために、折畳み可能な揺動軸を連結又はロック解除装置としても形成でき る。しかしながら、前記折畳み機構が好適である。
【0034】 最後に、前輪ブレーキ及び/又は後輪ブレーキを操作可能な一つ又は二つのハ ンドブレーキを図示のハンドルロッド13に設けることができる。問題なくハン ドル桿部分7bにそして主桿3に沿って適宜の引張ケーブルを敷設できる。
【0035】 図3は、図1とは異なり、正確に真っ直な線から偏倚して、他の曲線形状でも よい主桿3を示す。図3の実施の形態では、主桿は、側面図では上方に向かって 僅かに凸状に曲げられる。これは、図1による実施の形態の場合よりも僅かに高 くペダル軸受ハウジングを配置する可能性を開く。また、終端部への後方領域に てより強く主桿を低下し得る。図1に概略的に示すように、制御桿から終端部ま で主桿3の断面変化も可能である。
【0036】 図4〜図8は、同一原理であるが本考案の実施の形態をより詳細に示す。その 際、同一の参照符号は、自転車の同じ部分又は構成要素を示す。
【0037】 図4〜図8の実施の形態では、例えば後輪軸21から前方に在る制御桿5まで の主桿3の全長に対して、従来の自転車に対して比較的大きく前方にペダル軸受 41の軸41’を配置することが分かる。換言すれば、ペダル軸受41又はペダ ル軸受軸41’と前方の制御桿5との間隔は、後輪軸21からペダル軸受け41 又はペダル軸受軸41’までの長さの70%より小さい。前方の部分は、主桿3 の後部に対して、60%より小さく、特に55%より小さく、50%程度になるこ とが好ましい。
【0038】 図4の実施の形態では、以下のように、さらに後方支持部33は、全体として 二つのリンク状に互いに連結されるが、それぞれそれ自体一体部品として形成さ れた支持部分33’により構成され、この支持部分は、軸又はリンク連結39を 介して互いに連結される。図示の実施の形態では、高い安定性を確保するために 、リンク状に連結された後方支持部33の双方の部分33’は、長方形の断面を 有する。下方に位置する連結点即ち下方に位置する軸37は、主桿に対する連結 部を構成し、その際、軸37が主桿3に連結された後輪23の前方の凸部上に配 置されるので、後方支持部33の双方のリンク状に互いに連結された部分33’ は、それぞれその全長に亘って二重支持構造体として構成されず、又は後輪23 の領域にてフォーク状の分裂を備えず、それぞれ全長に亘って一体部品として延 びて形成される。長方形又はn角形の断面により、更に比較的幅広く又は長い軸 37が生じ、それにより同様に再び安定性が改良される。
【0039】 その他の点では、図4に示す実施の形態では、以下のように、主桿3も断面が 長方形であり又は多角形の断面を備える。
【0040】 図1〜図3による実施の形態と同様に、サドル桿27は、ペダル軸受41の上 方に位置する軸43の周りに直接に揺動可能であり、軸43が同様に主桿3に連 結された固定凸部に構成される。実際のサドル桿の上端の上方には、サドルと連 結された支持部が異なる高さ位置に押し込み可能にかつ通常の手段により係止可 能である。ハンドル桿7の上部も、入れ子式に構成されるので、個人の要求に適 合して、ハンドルロッド13を備えたハンドル桿7の上部を異なる高さ位置に移 動して、係止可能である。
【0041】 少なくとも後方支持部構造体の下方の軸37と、サドル桿の主桿3への水平な 調整軸43との間の間隔は、後方支持部構造体33がサドル桿27に連結される 上方に位置する連結軸35と軸43との間の間隔に一致する。双方の前記長さの 間の間隔は、20%より大きくなく、好ましくは10%より小さく、特に5%より 小さく、互いに異なる。
【0042】 実施の形態では、主桿3の長さは、全体としてサドル31と主桿3との間の間 隔、即ち特に通常の使用状態でのサドル31とサドル桿27の下方の軸43との 間の間隔より短いことが明らかである。
【0043】 折畳み状態では、サドル桿支持部28及び場合によりサドル31は、後輪23 の直上に位置する。その際、省スペースの折畳み可能性を達成するために、同様 に、適宜のロック装置の解放により、サドル支持部28をサドル桿27内により 低く押し込むことができる。同様に、ロック装置の解放によりハンドル桿7の上 部7cも、下方に在る中央部分7b内に低く押し込むことができる。それにより 、特にハンドルロッドを図8に示す位置まで平面図にて90度だけ旋回できる。
【0044】 この状態では、サドル桿27を予め折畳んだ場合に、図6に示すロックレバー 51を切換えて固定ピン53をスリット55内に係合できるので、図8の折畳み 状態では、例えばハンドル桿に車輪を把持し、後輪の前方に押圧できる。図8の 折畳み状態では、ロックレバー51により構造体の不測の再展開を確実に阻止で きる。
【0045】 前記小型自転車は、特に低く配置される重心点で構成されかつ設計される。こ れは、自転車が車輪スタンドなしにペダルのみによる駐車が可能となる。このた めに、極力低く配置される点の近傍に在る位置にのみ各ペダルを配置する必要が ある。
前記の通り、本考案では、特に都会及び大都会の領域に適しかつ折畳み状態で 比較的簡単に運搬できる改良された折畳み可能な自転車が得られる。
【図1】 本考案による小型自転車の概略側面図
【図2】 本考案による小型自転車の折畳み状態を示す
図
図
【図3】 図1とは少し異なる実施の形態を示す図
【図4】 本考案による自転車を拡大した詳細を示す概
略斜視図
略斜視図
【図5】 図4による実施の形態の対応する第一の側面
図
図
【図6】 自転車の反対側の側面図
【図7】 図4〜図6に示す自転車の正面図
【図8】 図4〜図7に示す自転車の折畳み前の側面図
【図9】 図4〜図7に示す自転車の折畳み状態の側面
図
図
(1)・・自転車フレーム、 (3)・・主桿、 (5)・・制
御桿、 (7)・・ハンドル桿、 (9)・・前輪軸、 (11)
・・前輪、 (13)・・ハンドルロッド、 (15)・・揺動
軸、 (17)・・固定装置又はロック装置、 (19)・・終
端部、 (21)・・後輪軸、 (23)・・後輪、 (25)・・
揺動凸部、 (27)・・サドル桿、 (28)・・サドル桿支
持部、 (29)・・サドル支持部、 (31)・・サドル、
(33)・・後方支持部、 (35)・・水平な揺動軸、 (37)
・・軸、 (39)・・揺動軸、 (41)・・ペダル軸受、
(43)・・揺動軸、 (45)・・ペダルクランク、 (46)・
・歯車、 (48)・・チェーン、 (49)・・サドル軸、
(51)・・ロックレバー、(53)・・固定ピン、 (55)・・
スリット、
御桿、 (7)・・ハンドル桿、 (9)・・前輪軸、 (11)
・・前輪、 (13)・・ハンドルロッド、 (15)・・揺動
軸、 (17)・・固定装置又はロック装置、 (19)・・終
端部、 (21)・・後輪軸、 (23)・・後輪、 (25)・・
揺動凸部、 (27)・・サドル桿、 (28)・・サドル桿支
持部、 (29)・・サドル支持部、 (31)・・サドル、
(33)・・後方支持部、 (35)・・水平な揺動軸、 (37)
・・軸、 (39)・・揺動軸、 (41)・・ペダル軸受、
(43)・・揺動軸、 (45)・・ペダルクランク、 (46)・
・歯車、 (48)・・チェーン、 (49)・・サドル軸、
(51)・・ロックレバー、(53)・・固定ピン、 (55)・・
スリット、
Claims (23)
- 【請求項1】 制御桿から終端部まで延びる主桿又は主
桿装置が備えられ、 制御桿に回転可能に枢支されたハンドル桿は、第一の制
御桿内で回転するハンドル桿部分と、制御桿の上方に配
置された第二のハンドル桿部分とを有し、 双方のハンドル桿部分は、制御桿の上方の分割位置又は
水平な揺動軸により双方のハンドル桿部分に区分され、 固定装置又はロック装置により分割位置又は水平な揺動
軸の領域に固定された相対位置で双方のハンドル桿部分
を互いに固定可能であり、 制御桿内で回転するハンドル桿部分を備えた制御桿は、
側面図では上方から下方に向かって前方に斜めに延伸
し、 サドル桿は、主桿の領域に設けられた分割位置又は水平
な揺動軸の周りに、主桿若しくは主桿装置から分割可能
に又は主桿若しくは主桿装置に対して揺動可能であり、 サドル桿と終端部又は主桿若しくは主桿装置との間に延
びる後方支持部構造体が備えられ、 双方のハンドル桿部分の間、及び/又はサドル桿と主桿
との間の分割位置又は揺動軸は、使用状態にて、自転車
高さの半分の下方に、好ましくは自転車高さの三分の一
より低く位置し、 車輪は、30.48cm(12インチ)より小さい直径を
有する小型自転車において、 主桿又は主桿装置は、一体部品により構成され、 固定装置又はロック装置の上方に延びるハンドル桿部分
は、側面図では固定装置又はロック装置の下方に延びる
制御桿又は制御桿内で回転するハンドル桿部分の方向に
対して、進行方向に傾斜し又は固定装置若しくはロック
装置の上方に延びるハンドル桿部分は、固定装置又はロ
ック装置の進行方向上端の手前で終了し、 後方支持部構造体は、一端部で水平な軸を介してサドル
桿に連結され、反対端部で水平な軸を介して主桿又は主
桿装置に連結され、後方支持部構造体は、好ましくはそ
の中心又は中央領域にて、追加の軸又はリンク軸を有す
ることを特徴とする小型自転車。 - 【請求項2】 ペダル軸受と制御桿との間に設けられる
主桿の前部は、ペダル軸受と後方の終端部又は後輪軸と
の間に設けられる主桿の後部の長さの70%より小さ
く、好ましくは60%又は55%より小さい状態で、ペダ
ル軸受又はペダル軸受軸は主桿に配置された請求項1に
記載の自転車。 - 【請求項3】 制御桿から終端部まで延びる主桿又は主
桿装置が備えられ、 制御桿に回転可能に枢支されたハンドル桿は、第一の制
御桿内で回転するハンドル桿部分と、制御桿の上方に配
置された第二のハンドル桿部分とを有し、 双方のハンドル桿部分は、制御桿の上方の分割位置又は
水平な揺動軸により双方のハンドル桿部分に区分され、 その分割位置又は水平な揺動軸の領域にて、固定装置又
はロック装置により、固定された相対位置で双方のハン
ドル桿部分を互いに固定でき、 制御桿内で回転するハンドル桿部分を備えた制御桿は、
側面図では上方から下方に向かって前方に斜めに延伸
し、 サドル桿は、主桿の領域に備えられた分割位置又は水平
な揺動軸の周りに、主桿若しくは主桿装置から分割可能
に又は主桿若しくは主桿装置に対して揺動可能であり、 双方のハンドル桿部分の間、及び/又はサドル桿と主桿
との間の分割位置又は揺動軸は、使用状態では自転車高
さの半分の下方に、好ましくは自転車高さの三分の一よ
り低く配置され、 車輪は、30.48cm(12インチ)より小さい直径を
有する特に請求項1による小型自転車において、 主桿若しくは主桿装置は、一体部品により構成され、 固定装置又はロック装置の上方に延びるハンドル桿部分
は、側面図では固定装置又はロック装置の下方に延びる
制御桿又は制御桿内で回転するハンドル桿部分の方向に
対し進行方向に傾斜し又は固定装置若しくはロック装置
の上方に延びるハンドル桿部分は、その上端にて進行方
向に固定装置又はロック装置の手前で終了し、 ペダル軸受と制御桿との間の主桿の前部は、ペダル軸受
と後方の終端部又は後輪軸との間の主桿の後部の長さの
70%より小さく、好ましくは60%又は55%より小さ
い状態で、ペダル軸受又はペダル軸受軸は主桿に取り付
けられることを特徴とする小型自転車。 - 【請求項4】 主桿の前部が、それにより形成される後
部に対してほぼ50%程度で、ペダル軸受又はペダル軸
受軸を主桿に取り付けた請求項3に記載の自転車。 - 【請求項5】 サドル桿と主桿との間に備えられた後方
支持部構造体は、軸又はリンク軸を介して連結されかつ
それ自体一体部品からなる二つの支持部分を含む請求項
1〜4の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項6】 後方支持部構造体が主桿に少なくとも間
接的に連結される下方に位置する軸は、後輪の前側に配
置される請求項1〜5の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項7】 後方支持部構造体は、少なくとも部分的
に、好ましくはれぞれ双方のリンク状に互いに連結され
た部分の全長に亘って、長方形又はn角形断面又はこの
構成形状に近似する断面を有する請求項1〜6の何れか
1項に記載の自転車。 - 【請求項8】 主桿又は主桿構造体は、長方形若しくは
n角形の断面又は少なくともこの断面形状に近似する断
面を有する請求項1〜7の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項9】 自転車の使用状態にある主桿の長さは、
サドル支持部を含むサドル桿の全長より短い請求項1〜
8の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項10】 ハンドル桿は、少なくとも二つの入れ
子式に互いに調整可能でかつ互いに係止可能なハンドル
桿部分を有し、ハンドルロッドは、少なくとも自転車の
折畳み状態では使用位置に対してほぼ90度だけ旋回し
て位置決め可能である請求項1〜9の何れか1項に記載
の自転車。 - 【請求項11】 自転車を折畳み状態に係止可能であり
不測の解放を確実に防止するロックレバーを備えた請求
項1〜10の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項12】 サドル桿は、水平な揺動軸の周りに主
桿又は主桿装置に対して好ましくは後方に向かって揺動
可能である請求項1〜11の何れか1項に記載の自転
車。 - 【請求項13】 後輪に連結された駆動小歯車は、11
枚より少ない歯を有する請求項1〜12の何れか1項に
記載の自転車。 - 【請求項14】 揺動軸は、後方支持部の双方の相対的
に互いに揺動可能な部分の間の揺動を阻止する係止可能
な固定ロック装置を設けた請求項1〜13の何れか1項
に記載の自転車。 - 【請求項15】 後方支持部とサドル桿とを少なくとも
間接的に連結する軸と、サドル桿と主桿とを連結する固
定軸及び/又は水平な揺動軸との間隔は、後方支持部が
主桿の終端部と好ましくは揺動可能に連結される終端部
の軸に対する水平な揺動軸とほぼ同一間隔を有する請求
項1〜14の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項16】 後輪に連結された駆動小歯車は、7枚
の歯を有する請求項1〜15の何れか1項に記載の自転
車。 - 【請求項17】 後輪は、自由転輪(フリーホイール)
装置を備えた請求項1〜16の何れか1項に記載の自転
車。 - 【請求項18】 後輪は、前進駆動及び後退駆動が可能
に循環するチェーンに固定的に連結された請求項1〜1
7の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項19】 主桿及び/又は後輪軸への軸方向延長
上に一つ又はそれ以上のフットレストを設けた請求項1
〜18の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項20】 内部軸受は、内部軸受ハウジングなし
に、主桿又は主桿装置に直接にネジ止めされる請求項1
〜19の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項21】 車輪は、20.32cm(8インチ)よ
り小さく、好ましくは17.78cm(7インチ)と同じ
か又はより小さい大きさを有する請求項1〜20の何れ
か1項に記載の自転車。 - 【請求項22】 主桿全体は、60.96cm(24イン
チ)より小さく、好ましくは35.56cm(14イン
チ)より小さい間隔範囲で路面近傍に延伸する請求項1
〜21の何れか1項に記載の自転車。 - 【請求項23】 自転車は、低く配置された重心を有
し、ペダルに対してのみ自立して駐車できる請求項1〜
22の何れか1項に記載の自転車。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-06-06 JP JP2002003402U patent/JP3090531U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004255917A (ja) * | 2003-02-24 | 2004-09-16 | Bridgestone Cycle Co | 折り畳み自転車 |
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