JP3090492B2 - ぎよう虫卵自動検査設備 - Google Patents

ぎよう虫卵自動検査設備

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JP3090492B2
JP3090492B2 JP11315591A JP11315591A JP3090492B2 JP 3090492 B2 JP3090492 B2 JP 3090492B2 JP 11315591 A JP11315591 A JP 11315591A JP 11315591 A JP11315591 A JP 11315591A JP 3090492 B2 JP3090492 B2 JP 3090492B2
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雅幸 大竹
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  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ぎよう虫卵検査を自動
化することのできる検査設備に関する。
【0002】
【従来の技術】現在行われているぎよう虫卵検査は、検
査対象者の肛門部に押し当てられた検査セロファン(一
般に1日目と2日目と2回採取)を顕微鏡で一つ一つ、
しかも検査セロファンを顕微鏡視野内で移動させて一定
の範囲内でのぎよう虫卵の有無を直接視認しなければな
らなかつた。さらにこの検査の多くは、小学校、中学校
の学校単位で行われるので、検体の管理、検査結果の報
告書作成も厖大な仕事量であった。
【0003】したがつて学校での定期検査が集中する4
月ないし6月には、大量の検査依頼を処理する必要があ
り、検査機関ではそれに多くの人手をとられるため、通
常の検査業務に支障を来すほどであつた。さらに検体の
管理から報告書の作成まで、すべて人手によつて行われ
るため、検体の取り違え、それに伴なう報告書のミスな
ども生じやすく、折角の検査が役に立たないこともあつ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な人手に頼っていた従来のぎよう虫卵検査業務の欠点を
解消し、検査対象者に関する情報を文字及びバーコード
で印字したバーコードラベルを貼付したぎよう虫卵検査
紙を対象として、検査紙の搬送、顕微鏡による検査、ぎ
よう虫卵の有無の判別を人手に頼らずに自動化すること
のできる検査設備を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため本発明のぎよう
虫卵自動検査設備は、検査対象者に関する情報を印字し
たバーコードラベル付きぎよう虫卵検査紙を顕微鏡のス
テージ上に搬送し、検査後の検査紙を前記ステージ上か
ら搬出する検査紙自動搬送部、前記搬送された検査紙検
査用にテレビカメラと組み合わされた顕微鏡を有する顕
微鏡部、前記顕微鏡部から送られる顕微鏡像を取り込
み、あらかじめインプットされているぎよう虫卵の典型
的特徴と対比して顕微鏡像中におけるぎよう虫卵存在の
有無を判別する画像解析部、及び前記自動搬送部、前記
顕微鏡部、前記画像解析部の作動を操作、制御するシス
テム制御管理部を備えた構成を有することを特徴として
いる。
【0006】
【発明の作用】本発明による自動検査設備は上記のよう
な構成を有するので、検査紙自動搬送部はバーコードラ
ベルを貼付された検査紙を顕微鏡部に搬送し、検査後の
検査紙をそこから搬出することができる。また顕微鏡部
では顕微鏡がテレビカメラと組み合わされているので、
従来のように顕微鏡による視認を必要とせず、顕微鏡像
は画像解析部に送られ、そこであらかじめインプットさ
れているぎよう虫の典型的特徴と対比されて、ぎよう虫
卵の存在の有無が自動的に判別される。これら各部の作
業はシステム制御管理部によつてすべて制御される。検
査紙に貼付されたバーコードラベルは、検体及び検査結
果の管理に役立ち、検査の自動化に寄与している。以
下、添付の図面を参照しながら、本発明によるぎよう虫
卵自動検査設備の一実施態様についてさらに詳細に説明
する。
【0007】
【実施例】図1に示された本発明によるぎよう虫卵自動
検査設備の典型的実施態様は、検査紙自動搬送部、顕微
鏡部、画像解析部、システム制御管理部及びデータ管理
部を有し、これら各部は、それぞれ次のような作動をす
る機器からなつている。
【0008】検査紙自動搬送部は、検査すべきぎよう虫
卵検査紙を多数積み重ねて収容する少くとも1個の検査
紙ストッカー、検査後の検査紙を例えばぎよう虫卵有り
のものと無しのものに判別して収容する検査後の検査紙
コンテナ、検査紙に貼付されたバーコードラベルのバー
コードを読み取るバーコードリーダー、及び例えば水平
アーム式検査紙保持具を備えた検査紙自動搬送装置を有
している。
【0009】検査紙自動搬送装置は、検査紙ストッカー
に収容された検査紙の一番上の1枚を、例えば空気吸引
によつて検査紙保持具の先端部下面に保持し、保持具後
部の垂直軸周りの水平回動によつてバーコードリーダー
に搬送して検査紙のバーコードを読み取らせ、次いで顕
微鏡のステージまで搬送し、そこで空気の吸引を停止し
てステージ上に検査紙を載置する。読み取られたバーコ
ードは、データ管理部へ送られる。
【0010】顕微鏡による検査を終えた検査紙は、再び
前記と同様に検査紙保持具に保持され、水平回動によつ
て検査紙コンテナ上に搬出されるが、検査の結果、ぎよ
う虫卵有りと判別された検査紙は、それを受け入れるコ
ンテナ上で停止させられ、そこで空気の吸引を止めてコ
ンテナ内に落下させられる。一方、ぎよう虫卵無しと判
別された検査紙は同様に別個のコンテナ内に落下させら
れる。なお、バーコードリーダーでバーコードを読み取
れなかった検査紙は、顕微鏡へ搬送されることなく、別
個のコンテナ内に落下させられる。
【0011】顕微鏡部は、検査用の顕微鏡にカラーテレ
ビカメラを組み合わせたものであり、ステージ上の検体
に自動的に顕微鏡及びテレビカメラの焦点を合わせるオ
ートフォーカス装置、及びステージ上の検体を左右方向
(X軸方向)及び前後方向(Y方向)に移動させ、検体
の観察範囲を拡げるためのXYオートステージ装置を備
えている。
【0012】顕微鏡のステージ上に載置された検査紙
は、オートステージ装置によつて、あらかじめ設定され
た数の観察範囲内の各ポイントを順次移動させられ、オ
ートフォーカス装置によつて正しい焦点合わせされた顕
微鏡像を、各ポイントごとに画像解析部へ送る。画像解
析部で後記のようにぎよう虫卵有りと判別されればその
後の観察ポイントへの移動は行わずに検査を中止し、全
ポイントで発見されなければ卵無しと判別して検査を終
了する。検査後の検査紙の取り扱いは前記のとおりであ
る。
【0013】画像解析部は、顕微鏡部のカラーテレビカ
メラから送られてくる顕微鏡像を受像する高解像デイス
プレイ、顕微鏡像とあらかじめインプットされたぎよう
虫卵の典型的な特徴とを対比してぎよう虫卵存在の有無
を判別する画像解析装置、及び画像解析のために顕微鏡
像を取り込み、また典型的なぎよう虫の特徴をインプッ
トしておく画像解析装置管理用コンピュータを有してい
る。
【0014】ぎよう虫卵には、他の寄生虫卵と比較して
非常に顕著な形態上の特徴がいくつか備えられているの
で、この特徴を前記の管理用コンピュータにインプット
しておき、顕微鏡部で検査される個々の検体の顕微鏡像
を取り込んでこれと対比することによつて、その特徴を
備えた像をぎよう虫卵と判別できるのである。判別に当
たつては、1個でも卵が発見されればプラスとすると
か、n個以上発見されればプラスとするとかの判定基準
は、管理用コンピュータによつて任意に設定し、また変
更することができる。この判定は自動的に行われ、検査
者が自分で視認により判断する必要はない。したがつて
高解像デイスプレイが備えられてはいるが、これはバッ
ク・アップ用、モニター用として用いることができる。
【0015】システム制御管理部は、システム制御管理
コンピュータとそのコンピュータの作動状況を表示する
キャラクター・デイスプレイを有している(前記の画像
解析装置管理用コンピュータ及び後記のデータ管理用コ
ンピュータも同様にキャラクター・デイスプレイを有し
ている)。システム制御管理コンピュータは、図示のよ
うに検査紙自動搬送装置、オートフォーカス装置、オー
トステージ装置、画像解析装置管理用コンピュータ及び
データ管理用コンピュータに接続され、検査紙自動搬送
部、顕微鏡部、画像解析部及びデータ管理部のすべての
作動の操作、制御を行うものである。
【0016】データ管理部は、本発明による自動検査設
備に必須の構成ではないが、データ管理用コンピュー
タ、検査紙に貼付されるバーコードラベル用のバーコー
ドプリンタ及び検査結果報告書作成用のデータ・プリン
タを有している。検査対象者に関する情報(学校名、学
年、級、出席番号等)は、あらかじめ学校から渡された
名簿に基いてデータ管理用コンピュータにインプットさ
れ、バーコードプリンタによつてその情報が、文字及び
対応するバーコードでバーコードラベルに印字されて検
査紙に貼付される。また検査前にバーコードリーダーで
読み取られた検査紙のバーコード及びその検査紙の検査
結果もこのコンピュータにインプットされ、それに基い
て検査報告書がデータプリンタで作成される。
【0017】本発明による自動検査設備でぎよう虫卵検
査を行うには、バーコード処理が不可欠であるし、自動
搬送できる硬さを有し、自動焦点合わせに適した同一平
面に2回の採卵ができる検査紙の使用も重要な要件であ
るが、これまで用いられていたぎよう虫卵検査紙はこれ
らの条件を満たすことができなかつたので、検査の自動
化への障害となつていた。そのため本出願人は、先に自
動検査設備に使用するに適した検査紙を考案して実用新
案登録出願した(実願平3−29600号)。
【0018】このぎよう虫卵検査紙は、細長い透明剛性
薄片を折曲げた内面の対向する部分にそれぞれ粘着剤を
塗布し、粘着剤を塗布していない部分の外面にバーコー
ドラベル貼付部を設けているので、上記の条件を満たし
ている。したがつて本発明によるぎよう虫卵自動検査設
備には、この検査紙を使用するのが有利である。
【0019】
【発明の効果】本発明によるぎよう虫卵自動検査設備
は、前記した構成と作用を有することから、次ぎのよう
な顕著な効果を発揮することができた。
【0020】(1) :検査対象者に関する情報を印字
したバーコードラベルを貼付した検査紙の使用によつ
て、ぎよう虫卵検査の全作業が自動化され(データ管理
部を設ければ検査紙用バーコードラベルの発行から検査
結果報告書の作成まで自動化)、人手を多くとられるこ
とはない。
【0021】(2) 上記自動化により、同数の解析ポ
イント、同一の判定基準を設定した検査であれば、従来
の手作業による検査よりも検査時間を短縮できる(標準
的検査処理能力は3,000〜5,000検体/24時
間)。
【0022】(3) 判定基準に従って、ぎよう虫卵存
在の有無までも検査者の視認することなく、画像解析部
において自動的に行うことができるので、検査者の眼の
疲労を招くことはないし、その疲労や不注意による検査
ミスを防ぐことができる。
【0023】(4) 検体である検査紙にバーコードラ
ベルが貼付され、このバーコードによつて全検査作業を
管理するので、検体の取り違えによるミスを防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるぎよう虫卵自動検査設備の構成
を示すダイヤグラムである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−15461(JP,A) 特開 昭63−236966(JP,A) 特開 平2−251767(JP,A) 特開 平1−237439(JP,A) 特開 昭64−84110(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 8/10 A61B 10/00 G01N 35/00 G01N 35/04 G01N 21/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査対象者に関する情報を印字したバーコ
    ードラベル付きぎょう虫検査紙を顕微鏡のステージ上に
    搬送し、検査後の検査紙を前記ステージから搬出する検
    査紙自動搬送部と、 前記搬送された検査紙検査用にテレビカメラと組み合わ
    された顕微鏡を有する顕微鏡部と、 前記顕微鏡部から送られる顕微鏡像を取り込み、予めイ
    ンプットされているぎょう虫卵の典型的特徴と対比して
    顕微鏡像中におけるぎょう虫卵存在の有無を判別する画
    像解析部と、 前記自動搬送部、前記顕微鏡部、前記画像解析部の作動
    を操作、制御するシステム制御管理部とを有することを
    特徴とするぎょう虫卵自動検査設備。
  2. 【請求項2】前記検査紙自動搬送部が、ぎょう虫卵有り
    と判断された検査紙を収容するコンテナと、ぎょう虫卵
    無しと判断された検査紙とを収容するコンテナとを備
    え、 検査後の検査紙を、ぎょう虫卵の有無によって分別でき
    るように構成したことを特徴とする請求項1に記載のぎ
    ょう虫卵自動検査設備。
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