JP3090250B2 - 防爆形工業用監視カメラ - Google Patents

防爆形工業用監視カメラ

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JP3090250B2
JP3090250B2 JP07238200A JP23820095A JP3090250B2 JP 3090250 B2 JP3090250 B2 JP 3090250B2 JP 07238200 A JP07238200 A JP 07238200A JP 23820095 A JP23820095 A JP 23820095A JP 3090250 B2 JP3090250 B2 JP 3090250B2
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JP
Japan
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explosion
proof
connector
camera
proof container
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憲雄 松平
尚一 松岡
正信 長尾
彰 大矢
利器 古谷
邦彦 植田
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Kansai Electric Power Co Inc
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスプラント
等の危険場所で用いられる防爆形工業用監視カメラに関
し、特に危険雰囲気中での焦点調整が可能で、配線が容
易な防爆形工業用監視カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】プロセスプラント等の爆発性ガスや蒸気
が存在する場所に監視カメラを設置する場合、前記監視
カメラに起因する誘爆や火災の発生を防止するために防
爆構造をとる。
【0003】図2は本願出願人の出願に係る「特願平7
ー232364号」に記載された従来の防爆形工業用監
視カメラの一例を示す平面図である。図2において1は
焦点調整機能を有するカメラ、2は防爆容器、3はベル
ト、4及び5は軸、6は焦点調整用ネジ、7及び8はコ
ネクタ、9は後部カバー、10は栓、11及び12は配
線ケーブル、13は複合ケーブルである。
【0004】但し、後部カバー9の配線口である図2
中”イ”の部分の口径はコネクタ8の外径よりも大きい
関係にある。また、3〜6は焦点調整手段50を構成し
ている。
【0005】カメラ1及び軸4は防爆容器2内部に図示
しない手段により設置され、軸5は防爆容器2の防爆状
態を保持しつつ防爆容器2の壁を貫通して設置される。
カメラ1の焦点調整環の周囲にはベルト3の片側が掛け
られ、軸4の一端の周囲にはベルト3の反対側が掛けら
れる。
【0006】軸4の他端及び軸5の一端は歯車等で噛み
合っており、軸5の他端には焦点調整用ネジ6が設けら
れている。また、カメラ1の配線ケーブル11はコネク
タ7に接続される。
【0007】後部カバー9には栓10が取り付けられ、
外部からの複合ケーブル13は栓10内を通過する。後
部カバー9内に入ると複合ケーブル13を構成する配線
ケーブル12に分けられ、配線ケーブル12がコネクタ
8に接続される。
【0008】また、コネクタ8とコネクタ7とを接続す
ると共に、後部カバー9が防爆容器2に取り付けられ
る。
【0009】ここで、図2に示す従来例の動作を説明す
る。焦点調整用ネジ6をドライバ等の工具によって回転
させると軸5が回転し、軸5と噛み合っている軸4も回
転する。この回転運動はベルト3によって伝達され、カ
メラ1の焦点調整環が回転するのでカメラ1の焦点距離
が変化する。
【0010】この結果、防爆容器2の防爆状態を保持し
たまま焦点調整ができる焦点調整手段50を設けること
により、危険雰囲気中であってもカメラ1に直接触れる
ことなくカメラ1の焦点調整が可能になる。
【0011】また、図2中”イ”に示す後部カバー9の
配線口の口径はコネクタ8の外径よりも大きいので、図
2中”イ”に示す後部カバー9の配線口からすでに配線
ケーブル12が取り付けられたコネクタ8を挿入し、コ
ネクタ8とコネクタ7とを接続した後、後部カバー9を
防爆容器2に取り付け、さらに、栓10を取り付けるこ
とによって設置場所での配線作業が容易になる。
【0012】この結果、後部カバー9の配線口の口径を
コネクタ8の外径よりも大きくすることにより、設置場
所での端末処理が不要になり、配線作業が容易になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の防爆形
工業用監視カメラでは保守時に配線を一時的に外す際に
は配線ケーブル12の遊びが少ないので後部カバー9を
防爆容器2からゆるめるだけでは配線ケーブル12の長
さに制限されてしまいコネクタ7からコネクタ8を外す
ことが困難になる。即ち、保守時であっても栓10を取
り外さなければ配線を外せないと言った問題点がある。
従って本発明の目的は、配線が容易であり、保守時の配
線脱着が容易な防爆形工業用監視カメラを実現すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明では、危険雰囲気中で用いられる防爆
形工業用監視カメラにおいて、防爆容器と、この防爆容
器内部に設けられた焦点調整機能を有するカメラと、前
記防爆容器外部に設けられた焦点調整用ネジに固定され
前記防爆容器内部に前記焦点調整用ネジの回転運動を伝
達する軸と、この軸の回転運動を前記カメラの前記焦点
調整機能に伝達するベルトとからなる焦点調整手段と、
前記防爆容器内に設けられ前記カメラの入出力が接続さ
れる第1のコンタクトピンと、複合ケーブルの各配線ケ
ーブルがそれぞれ接続される第2のコンタクトピンを備
え前記防爆容器に脱着手段をねじ込むことにより前記第
1及び第2のコンタクトピンを互いに結合させるコネク
タ部とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】コネクタ部を一体化し、ユニオンカバーを防爆
容器にねじ込んで雄のコンタクトピンと雌のコンタクト
ピンとの結合をとることにより、設置場所での配線作業
が容易になり、保守時でも配線の脱着が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係る防爆形工業用監視カメラ
の一実施例を示す構成平面図である。ここで、1〜6は
図2と同一符号を付してある。
【0017】図1において11a及び12aは配線ケー
ブル、13aは複合ケーブル、14は雄側端子台、15
は複数の雄のコンタクトピン、16は複数の雌のコンタ
クトピン、17は雌側端子台、18は配線用端子台、1
9は脱着手段であるユニオンカバー、20はコネクタケ
ース、21はクランプカバー、22は耐圧パッキン、2
3はケーブルクランプである。また、12a,13a及
び16〜23はコネクタ部51を構成している。
【0018】カメラ1及び軸4は防爆容器2内部に図示
しない手段により設置され、軸5は防爆容器2の防爆状
態を保持しつつ防爆容器2の壁を貫通して設置される。
カメラ1の焦点調整環の周囲にはベルト3の片側が掛け
られ、軸4の一端の周囲にはベルト3の反対側が掛けら
れる。
【0019】軸4の他端及び軸5の一端は歯車等で噛み
合っており、軸5の他端には焦点調整用ネジ6が設けら
れている。また、カメラ1の配線ケーブル11aは雄側
端子台14を介して複数の雄のコンタクトピン15にそ
れぞれ接続される。
【0020】一方、外部からの複合ケーブル13aはク
ランプカバー21及びコネクタケース20内をそれぞれ
通過し、コネクタケース20内に入ると複合ケーブル1
3aを構成する配線ケーブル12aに分けられる。
【0021】この配線ケーブル12aは配線用端子台1
8及び雌側端子台17を介して複数の雌のコンタクトピ
ン16にそれぞれ接続される。
【0022】また、クランプカバー21及び雌側端子台
17はコネクタケース20に取り付けられ、コネクタケ
ース20はユニオンカバー19によって防爆容器2に取
り付けられる。
【0023】さらに、複合ケーブル13aとコネクタケ
ース20との間には耐圧パッキン22が配置されケーブ
ルクランプ23により耐圧パッキン22を圧縮する。
【0024】ここで、図1に示す実施例の動作を説明す
る。但し、焦点調整の動作に関しては図2に示す従来例
と同一なので説明は省略する。
【0025】一番最初の設置時において雌側端子台17
をコネクタケース20から取り外し、複合ケーブル13
aをクランクカバー21、ケーブルクランプ23及び耐
圧パッキン22に通しコネクタケース20内に導く。
【0026】コネクタケース20内に導かれた複合ケー
ブル13aは複数の配線ケーブル12aに分けられ圧着
端子等が圧着される等の端末処理が行われ、端末処理が
行われた配線ケーブル12aはそれぞれ配線用端子台1
8にネジ止め等により固定される。
【0027】その後、雌側端子台17をコネクタケース
20の一方の側に取り付け、ケーブルクランプ23をコ
ネクタケース20の他方の側にねじ込んで耐圧パッキン
22を圧縮し、クランプカバー21を同じくコネクタケ
ース20の他方の側に取り付ける。
【0028】この時点でコネクタ部51の構成要素であ
る12a,13a及び16〜23は一体化されており、
この状態で雌側端子台17を防爆容器2の一端の内部に
挿入すると共に、ユニオンカバー19を防爆容器2の一
端の外部に設けられたネジ部にねじ込むことにより、雄
のコンタクトピン15と雌のコンタクトピン16が結合
して配線が完了する。
【0029】また、通常保守の取り外し時においてはユ
ニオンカバー17をゆるめることにより、雄のコンタク
トピン15と雌のコンタクトピン16との結合が離れ、
コネクタ部51が防爆容器2から離脱する。
【0030】一方、取り付け時においては雌側端子台1
7を防爆容器2の一端の内部に挿入すると共に、ユニオ
ンカバー19を防爆容器2の一端の外部に設けられたネ
ジ部にねじ込むことにより、雄のコンタクトピン15と
雌のコンタクトピン16とが結合してコネクタ部51が
防爆容器2に装着される。
【0031】この結果、コネクタ部51を一体化し、ユ
ニオンカバー19を防爆容器2にねじ込んで雄のコンタ
クトピン15と雌のコンタクトピン16との結合をとる
ことにより、配線作業が容易になり、保守時の配線脱着
が容易になる。
【0032】なお、図1においては簡単の為、Oリング
等の記載が省略してあるが、防爆状態を維持するのに必
要な処置は取られている。
【0033】また、簡単の為、雄のコンタクトピン15
等が雄側端子台14の中央部に設けてあるが勿論これに
限るわけではなく適宜必要な配列をして構わない。
【0034】また、図1に示す実施例では防爆容器2の
側に雄のコンタクトピン15を設け、コネクタ部51に
雌のコンタクトピン16を設けているがこれに限るわけ
ではなく、例えば、防爆容器2の側に雌のコンタクトピ
ン、コネクタ部51に雄のコンタクトピンをそれぞれ設
けても良い。また、コンタクトピンの形状はどのような
ものであっても構わない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。コネクタ部を一
体化し、ユニオンカバーを防爆容器にねじ込んで雄のコ
ンタクトピンと雌のコンタクトピンとの結合をとること
により、配線が容易であり、保守時の配線脱着が容易な
防爆形工業用監視カメラが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防爆形工業用監視カメラの一実施
例を示す構成平面図である。
【図2】従来の防爆形工業用監視カメラの一例を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 防爆容器 3 ベルト 4,5 軸 6 焦点調整用ネジ 7,8 コネクタ 9 後部カバー 10 栓 11,11a,12,12a 配線ケーブル 13,13a 複合ケーブル 14 雄側端子台 15 雄のコンタクトピン 16 雌のコンタクトピン 17 雌側端子台 18 配線用端子台 19 ユニオンカバー 20 コネクタケース 21 クランプカバー 22 耐圧パッキン 23 ケーブルクランプ 50 焦点調整手段 51 コネクタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松平 憲雄 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 松岡 尚一 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 長尾 正信 大阪府大阪市北区天神橋3丁目6番26号 扇町パークビル 阿南電機株式会社内 (72)発明者 大矢 彰 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横 河電機株式会社内 (72)発明者 古谷 利器 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横 河電機株式会社内 (72)発明者 植田 邦彦 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横 河電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−48939(JP,A) 特開 平7−152093(JP,A) 特開 昭53−107819(JP,A) 実開 平2−58736(JP,U) 実開 平2−64928(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】危険雰囲気中で用いられる防爆形工業用監
    視カメラにおいて、 防爆容器と、 この防爆容器内部に設けられた焦点調整機能を有するカ
    メラと、 前記防爆容器外部に設けられた焦点調整用ネジに固定さ
    れ前記防爆容器内部に前記焦点調整用ネジの回転運動を
    伝達する軸と、この軸の回転運動を前記カメラの前記焦
    点調整機能に伝達するベルトとからなる焦点調整手段
    と、 前記防爆容器内に設けられ前記カメラの入出力が接続さ
    れる第1のコンタクトピンと、 複合ケーブルの各配線ケーブルがそれぞれ接続される第
    2のコンタクトピンを備え前記防爆容器に脱着手段をね
    じ込むことにより前記第1及び第2のコンタクトピンを
    互いに結合させるコネクタ部とを備えたことを特徴とす
    る防爆形工業用監視カメラ。
JP07238200A 1995-09-18 1995-09-18 防爆形工業用監視カメラ Expired - Lifetime JP3090250B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007148867A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Japan Energy Corp 監視装置

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