JP3090189U - 乾路、雪路両用手動式作業台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寒冷降雪地帯の降雪季、貨物の搬入、搬出時
に用いる手動式作業台車は雪路ではほとんど機能せず、
余分な作業負担を強いられている。 【解決の手段】 1台で雪路、乾路での作業条件を満た
すよう図２の４−２キャスター軸受フレームを図３スキ
ー状付属部が装着できる構造にし、生産コストの軽減と
軽量化を図るため、図３の５−１スキー状部の材質を合
成樹脂製とした。５−１スキー状部より車輪が飛び出る
構造にすることで乾路ではキャスター車輪で走行し、雪
路ではスキー部での滑走を可能にすることで雪路から乾
路、乾路から雪路の作業動線時の余分な作業負担を大幅
に軽減できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は手動式作業台車に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の手動式台車は雪路ではほとんど機能せず、雪路ではソリ状の運搬具、乾 路及び屋内では手動式台車と使い分けをせざるを得ない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

雪路では雪路用台車、乾路及び屋内では乾路用台車を使い分けせざるを得ず、 物品の搬出入道線が雪路から屋内へ、または屋内から雪路の場合都度物品の乗せ 替えが必要となり、非常に煩雑かつ作業負担となっている。

【０００４】 本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、手動用台車のキャスター部の車輪 軸受フレームにスキー状の付属品を装着できる構造にし、又スキー状付属品の中 央よりキャスター車輪が5ｍｍから10ｍｍ飛び出る構造にすることで、乾路では 車輪で走行し、雪路ではスキー状部での滑走を可能にすることができた。これに より雪路用、乾路用の台車を使い分けせず、1台で兼用でき、物品移荷作業を省 くことができる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案では上述の目的を達成するためキャスターの軸受フレームをスキー状付 属品が取り付けられる構造にし、合成樹脂製スキー状付属品はキャスター軸受フ レームに装着時キャスター車輪が５ｍｍから１０ｍｍ下面にとび出るよう窓を開 けておくことで乾路では車輪で走行し、雪路ではスキー状付属部での滑走を可能 にした。

【０００６】

【考案の実施の形態】 本考案によれば１台の手動式作業用台車で何の操作及び作業をすることなく、 雪路で滑走、乾路で走行することができる。

【０００７】

【実施例】

図1全体図に於いて１台、２押し手、３自在キャスター、４固定キャスター 、５スキー状付属部から構成されている。

【０００８】 図2固定キャスター部詳細図に於いて１台と４−１キャスター取り付け座とボ ルトで固定する。４−２キャスター軸受フレーム部を５スキー状付属部が取り付 けられる構造にし皿ボルトで５スキー状付属部を装着固定する。

【０００９】 図３スキー状付属部詳細図に於いて５−１スキー状部に車輪用窓を開けること で４−２キャスター軸受フレームに５−１スキー状部を装着固定時スキー状部下 面よりキャスター車輪が５ｍｍから１０ｍｍ飛び出る構造にすることで乾路では キャスター車輪で走行し、雪路ではスキー状部での滑走を可能にすることができ た。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１１】 手動式作業台車で特別な操作、機器の着脱を要すること無く雪路の滑走を可能 にした。

【００１２】 スキー状付属部は合成樹脂製である為、軽量で安価に製作できる。

【００１３】 乾路では既存手動式作業台車と同様キャスター車輪で走行するため、雪路から 乾路又は屋内、乾路又は屋内から雪路への作業動線の場合作業負担を大幅に軽減 できる。

【００１４】 手動式作業台車として１台で、乾路用、雪路用に特別な操作、特別な機器を用 いず兼用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本装置構成図面である。

【図２】キャスター部詳細断面図である。

【図３】スキー状部詳細図である。

【符号の説明】 １ 台 ２ 押し手 ３ 自在キャスター ４ 固定キャスター ５ スキー状付属部 ４−１ キャスター取り付け座 ４−２ キャスター軸受フレーム ４−３ 車輪軸 ４−４ 車輪 ５−１ スキー状部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 雪路対応用としてスキー状補助具とそ
   のスキー状補助具が着脱可能な構造のキャスターと積荷
   台、押し手によって構成され、スキー状補助具を装着し
   たまま乾路、雪路を走行できる手動式作業台車である。