JP3090085U - Dvdデッキおよび基板支持構造 - Google Patents

Dvdデッキおよび基板支持構造

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JP3090085U JP2002002893U JP2002002893U JP3090085U JP 3090085 U JP3090085 U JP 3090085U JP 2002002893 U JP2002002893 U JP 2002002893U JP 2002002893 U JP2002002893 U JP 2002002893U JP 3090085 U JP3090085 U JP 3090085U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャーシ上にプログレッシブ基板をメイン基
板と同じ平面に配置するための空間がなく、かつ、プロ
グレッシブ基板全体をメイン基板の上側に配置すること
ができない場合があった。 【解決手段】 メイン基板(第一基板)20を支持する
シャーシ10にプログレッシブ基板(第二基板)30を
支持するにあたり、メイン基板20側の縁部が当該メイ
ン基板20とシャーシ10との間で挟持されて同シャー
シ10に支持されるとともに、プログレッシブ基板30
を同シャーシ10側から支持するホルダ40を設け、こ
のホルダ40を介してプログレッシブ基板30をシャー
シ10に支持させるようにした。プログレッシブ基板を
メイン基板と同じ平面に配置するための空間がなく、か
つ、構造上プログレッシブ基板全体をメイン基板に重ね
て配置することができない場合であっても、プログレッ
シブ基板をシャーシ上に設置することが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シャーシに基板が支持されるDVDデッキおよび基板支持構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のDVDデッキは、金属製のシャーシやリアパネル等からなるキ ャビネットと、メイン基板と、プログレッシブ基板等を備えている。シャーシは トレイ状とされて略水平に配置され、同シャーシ上に当該シャーシと略平行とさ れてメイン基板とプログレッシブ基板とが支持される。ここで、プログレッシブ 基板はシャーシ上にてメイン基板と同じ平面に配置されるか、または、ブラケッ ト部分が設けられることによりプログレッシブ基板全体がメイン基板の上側とな るようにメイン基板と重ねて配置される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の技術においては、次のような課題があった。 すなわち、シャーシ上にプログレッシブ基板をメイン基板と同じ平面に配置す るための空間がなく、かつ、キャビネットの鉛直方向の空間の制限によりプログ レッシブ基板全体をメイン基板の上側に配置することができない場合があった。 そこで、このような場合にシャーシ上にプログレッシブ基板を設置したいという 希望があった。 また、特開平8−140018号公報に開示された技術が知られているが、そ れぞれプリント基板を固定した二つのシャーシフレームを組み合わせて両プリン ト基板を同じ平面に配置する技術であるため、上述した課題を解決することはで きない。さらに、特開昭58−135699号公報に開示された技術はプリント 基板とバランサとをキャビネット下に取り付ける技術であるし、特開平8−85 53号公報に開示された技術は外形の異なるプリント基板を選択的に取り付け可 能とする技術であるため、上述した課題を解決する技術ではない。
【0004】 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、メイン基板のような第一基 板を支持するシャーシにプログレッシブ基板のような第二基板を支持するにあた り、第二基板を第一基板と同じ平面に配置するための空間がなく、かつ、構造上 第二基板全体を第一基板に重ねて配置することができない場合であっても、第二 基板をシャーシに支持させることが可能なDVDデッキおよび基板支持構造の提 供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、トレイ状とされて略水平 に配置される金属製のシャーシと、同シャーシ上に当該シャーシと略平行とされ て支持されるメイン基板およびプログレッシブ基板とを備えるDVDデッキにお いて、略枠体状とされて上記メイン基板の後側に配置された本体部と、同本体部 から上記メイン基板方向に向かって突出した突出部と、同本体部から上記メイン 基板の上側となるように前方向に延出した延出部と、同本体部から上方に突出し て上記プログレッシブ基板の縁部を係止可能な複数のフックとを有し、同突出部 が上記メイン基板とシャーシとの間で挟持されているとともに後側縁部が同シャ ーシにビス止めされて上記プログレッシブ基板を下側から支持する樹脂製のホル ダが設けられ、上記プログレッシブ基板は、上記ホルダの本体部および延出部の 上側に載置されて縁部が上記複数のフックに係止されているとともに、同ホルダ の延出部および後側縁部にビス止めされている構成としてある。
【0006】 本DVDデッキには、プログレッシブ基板を下側から支持する樹脂製のホルダ が設けられている。このホルダは、略枠体状とされてメイン基板の後側に配置さ れた本体部と、この本体部から突出または延出した突出部や延出部や複数のフッ クとを有している。メイン基板は、ホルダにおける本体部からメイン基板方向に 向かって突出した突出部を、トレイ状とされて略水平に配置される金属製のシャ ーシとの間で挟持する。すると、ホルダのメイン基板側の縁部である突出部はシ ャーシに固定される。また、シャーシにホルダの後側縁部をビス止めしているの で、ホルダは確実に固定されてシャーシに支持される。 ホルダにおける本体部から上方に突出した複数のフックは、ホルダの本体部と 延出部との上側に載置されたプログレッシブ基板の縁部を係止する。また、ホル ダの延出部と後側縁部とにプログレッシブ基板をビス止めしているので、プログ レッシブ基板は確実に固定されてホルダに下側から支持される。言い換えると、 プログレッシブ基板は、ホルダを介してシャーシに支持される。
【0007】 ここで、プログレッシブ基板は、ホルダにおけるメイン基板の後側に配置され た本体部のみならず、このホルダにおける本体部からメイン基板の上側となるよ うに前方向に延出した延出部の上側にも載置されて同ホルダに支持される。すな わち、プログレッシブ基板の一部はメイン基板と重ねて配置される。従って、プ ログレッシブ基板をメイン基板と同じ平面に配置するための空間がなく、かつ、 構造上プログレッシブ基板全体をメイン基板に重ねて配置することができない場 合であっても、プログレッシブ基板をシャーシ上に設置することが可能となる。
【0008】 また、ホルダを介してプログレッシブ基板を支持する別の一例として、請求項 2にかかる考案は、トレイ状とされて略水平に配置される金属製のシャーシと、 同シャーシの後側縁部に当該シャーシと略垂直とされて取り付けられる金属製の リアパネルと、同シャーシ上に当該シャーシと略平行とされて支持されるメイン 基板およびプログレッシブ基板とを備えるDVDデッキにおいて、上記シャーシ には、複数の位置決め用係合穴が形成され、上記リアパネルには、上記シャーシ の上側となるように前方向に押し出し屈曲された複数の凸部が形成され、略枠体 状とされて上記メイン基板の後側に配置された本体部と、同本体部から上記メイ ン基板方向に向かって突出した突出部と、同本体部から上記メイン基板の上側と なるように前方向に延出した延出部と、同本体部から上方に突出して上記プログ レッシブ基板の縁部を係止可能な複数のフックと、下方に突出して上記複数の位 置決め用係合穴と係合可能な複数の位置決め用ボスとを有し、同突出部が上記メ イン基板とシャーシとの間で挟持されているとともに同複数の位置決め用ボスが 上記複数の位置決め用係合穴と係合して上記プログレッシブ基板を下側から支持 する樹脂製のホルダが設けられ、上記プログレッシブ基板は、上記ホルダの本体 部および延出部の上側に載置されて縁部が上記複数のフックに係止されていると ともに、後側縁部が上記リアパネルの複数の凸部と同ホルダの本体部との間で挟 持されている構成としてある。
【0009】 すなわち、ホルダは、本体部や突出部や延出部や複数のフックの他、下方に突 出してシャーシに形成された複数の位置決め用係合穴と係合可能な複数の位置決 め用ボスを有している。メイン基板は、ホルダにおける本体部からメイン基板方 向に向かって突出した突出部を、トレイ状とされて略水平に配置される金属製の シャーシとの間で挟持する。すると、ホルダのメイン基板側の縁部である突出部 はシャーシに固定される。また、シャーシの複数の位置決め用係合穴に複数の位 置決め用ボスを係合させているので、ホルダは位置決めされながらシャーシに支 持される。 ホルダにおける本体部から上方に突出した複数のフックは、ホルダの本体部と 延出部との上側に載置されたプログレッシブ基板の縁部を係止する。また、リア パネルの複数の凸部とホルダの本体部との間でプログレッシブ基板の後側縁部を 挟持しているので、プログレッシブ基板は確実に固定されてホルダに下側から支 持される。言い換えると、プログレッシブ基板は、ホルダを介してシャーシに支 持される。
【0010】 ここで、プログレッシブ基板は、ホルダにおけるメイン基板の後側に配置され た本体部のみならず、このホルダにおける本体部からメイン基板の上側となるよ うに前方向に延出した延出部の上側にも載置されて同ホルダに支持されるので、 プログレッシブ基板の一部はメイン基板と重ねて配置される。 また、シャーシと略垂直とされて取り付けられるリアパネルを利用することに より、ホルダは、リアパネルの凸部との間でプログレッシブ基板におけるメイン 基板とは反対側の縁部である後側縁部を挟持して、ビス止めによらずにプログレ ッシブ基板を支持する。従って、プログレッシブ基板をホルダに支持させる際に ビス止めを不要にさせるので、プログレッシブ基板をシャーシ上に組み付ける作 業の手間を少なくさせることが可能となる。
【0011】 ところで、第一基板における所定面を対面させて同第一基板を支持するシャー シに第二基板における所定面を向けて同第二基板を支持する場合にも、本考案を 適用することが可能である。そこで、請求項3にかかる考案は、第一基板におけ る所定面を対面させて同第一基板を支持するシャーシに第二基板における所定面 を向けて同第二基板を支持する基板支持構造であって、上記第一基板に隣接して 配置されて同第一基板側の縁部が当該第一基板と上記シャーシとの間で挟持され て同シャーシに支持されるとともに、同第二基板を同シャーシ側から支持するホ ルダが設けられている構成としてある。
【0012】 本基板支持構造では、第一基板に隣接して配置されるホルダが設けられている 。第一基板は、ホルダの第一基板側の縁部をシャーシとの間で挟持する。すると 、ホルダの第一基板側の縁部はシャーシに固定され、このシャーシが同ホルダを 支持する。第二基板は、同ホルダにシャーシ側から支持される。言い換えると、 第二基板は、ホルダを介してシャーシに支持される。 ここで、ホルダにおける第二基板を支持する位置を第一基板よりもシャーシか ら遠い位置とすれば、第二基板の一部を第一基板と重ねて配置することができる 。従って、第二基板を第一基板と同じ平面に配置するための空間がなく、かつ、 構造上第二基板全体を第一基板に重ねて配置することができない場合であっても 、第二基板をシャーシに支持させることが可能となる。
【0013】 ホルダは、様々な構成が考えられる。その一例として、請求項4にかかる考案 は、上記ホルダは、本体部と、同本体部から上記第一基板方向に向かって突出す るとともに同第一基板と上記シャーシとの間で挟持される突出部とを有する構成 としてある。すなわち、第一基板は、ホルダの突出部をシャーシとの間で挟持す る。すると、ホルダの第一基板側の縁部はシャーシに固定され、このシャーシが 同ホルダを介して第二基板を支持する。 むろん、ホルダの第一基板側の縁部を第一基板とシャーシとの間に挟持する構 成は上記以外にも様々考えられ、例えば、ホルダの第一基板側の縁部から第一基 板方向に向かって同第一基板と略平行な板状に延出した板状部を第一基板とシャ ーシとの間で挟持するようにしてもよい。
【0014】 また、第二基板をホルダに支持させる構成は、様々考えられる。その一例とし て、請求項5にかかる考案は、上記ホルダは、本体部と、同本体部から上記シャ ーシとは反対方向に突出したフックを有し、上記第二基板は、縁部が上記フック に係止されている構成としてある。すなわち、ホルダのフックが第二基板の縁部 を係止するので、第二基板はホルダに支持される。
【0015】 さらに、請求項6にかかる考案は、上記ホルダは、本体部と、同本体部から上 記第一基板における上記シャーシとは反対側の位置において同第一基板方向に向 かって延出した延出部を有し、上記第二基板は、上記本体部および延出部に接し て上記ホルダに支持されている構成としてある。すなわち、ホルダは本体部と延 出部とに接して第二基板を支持するので、第二基板は一部が第一基板に重ねられ てホルダに支持される。 むろん、ホルダに延出部を設けるとさらに確実に第二基板の一部を第一基板に 重ねて第二基板を支持することができる点で有用であるものの、延出部を設けな くても第二基板の一部を第一基板に重ねて第二基板を支持することができること に代わりはない。
【0016】 ここで、請求項7にかかる考案は、上記本体部は、略枠体状とされ、上記延出 部は、上記略枠体状とされた本体部の一辺を延長して形成された延長部を有し、 当該延長部には、上記突出部とは略垂直かつ上記第一基板方向に向かって突出す るとともに同第一基板とシャーシとの間で挟持される第二突出部が形成されてい る構成としてある。すなわち、第一基板は、ホルダにおける延出部の延長部に形 成された第二突出部をシャーシとの間で挟持する。すると、ホルダの延長部がシ ャーシに固定され、このシャーシが同ホルダを介して第二基板を支持する。 むろん、延長部に第二突出部を形成するとさらに確実にホルダを第一基板とシ ャーシとで挟持できる点で有用であるものの、第二延出部を形成しなくてもホル ダの第一基板側の縁部を第一基板とシャーシとで挟持できることに代わりはない 。
【0017】 また、第二基板をホルダに支持させる別の構成として、請求項8にかかる考案 は、上記第二基板は、上記ホルダの延出部と、同ホルダにおける上記第一基板と は反対側の縁部とにビス止めされている構成としてある。すなわち、ホルダは、 第一基板側となる延出部と、第一基板とは反対側の縁部とでビスにより第二基板 を支持する。
【0018】 さらに、請求項9にかかる考案は、上記ホルダは、上記第一基板とは反対側の 縁部が上記シャーシにビス止めされている構成としてある。すなわち、シャーシ は、第一基板との間でホルダを挟持するとともに、同ホルダにおける第一基板と は反対側の縁部をビス止めすることにより、ホルダを支持する。
【0019】 むろん、第二基板やホルダをビス止めしてシャーシに支持させる構成は一例に すぎない。そこで、請求項10にかかる考案は、上記シャーシにおける上記第一 基板とは反対側の縁部に同シャーシと略垂直とされて取り付けられるとともに同 シャーシ方向に押し出し屈曲された凸部が形成されたパネルが設けられ、上記第 二基板は、上記第一基板とは反対側の縁部が上記パネルの凸部と上記ホルダとの 間で挟持されている構成としてある。すなわち、シャーシと略垂直とされて取り 付けられるパネルを利用することにより、ホルダは、パネルの凸部とホルダとの 間で第二基板における第一基板とは反対側の縁部を挟持して、ビス止めによらず に第二基板を支持する。
【0020】 また、請求項11にかかる考案は、上記ホルダとシャーシとの間には、同ホル ダが同シャーシに係合可能な係合機構が設けられている構成としてある。すなわ ち、ホルダは、係合機構によりシャーシと係合して同シャーシに支持される。
【0021】 ここで、係合機構の簡易な構成の一例として、請求項12にかかる考案は、上 記係合機構は、上記シャーシに形成された位置決め用係合穴と、上記ホルダから 上記シャーシ方向に突出して上記位置決め用係合穴と係合可能な位置決め用ボス とから構成される構成としてある。すなわち、シャーシに形成された位置決め用 係合穴にホルダの位置決め用ボスをさせると、ホルダは、位置決めされながらシ ャーシと係合して同シャーシに支持される。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、プログレッシブ基板をメイン基板と同じ平面 に配置するための空間がなく、かつ、構造上プログレッシブ基板全体をメイン基 板の上側に配置することができない場合であっても、プログレッシブ基板をシャ ーシ上に設置することが可能なDVDデッキを提供することができる。また、プ ログレッシブ基板はメイン基板の上側となるように前方向に延出した延出部に載 置されて支持されるので、確実にプログレッシブ基板をシャーシ上に支持させる ことができる。 また、請求項2にかかる考案によれば、プログレッシブ基板をメイン基板と同 じ平面に配置するための空間がなく、かつ、構造上プログレッシブ基板全体をメ イン基板の上側に配置することができない場合であっても、プログレッシブ基板 をシャーシ上に設置することが可能なDVDデッキを提供することができる。ま た、プログレッシブ基板をシャーシ上に組み付ける作業の手間を少なくさせ、ひ いてはDVDデッキの製造コストを削減させることが可能となる。 さらに、請求項3にかかる考案によれば、第二基板を第一基板と同じ平面に配 置するための空間がなく、かつ、構造上第二基板全体を第一基板に重ねて配置す ることができない場合であっても、第二基板をシャーシに支持させることが可能 な基板支持構造を提供することができる。
【0023】 さらに、請求項4にかかる考案によれば、簡易な構成でホルダの第一基板側の 縁部を第一基板とシャーシとの間で挟持することができる。 さらに、請求項5にかかる考案によれば、簡易な構成で第二基板をホルダに支 持させることができる。 さらに、請求項6にかかる考案によれば、ホルダの延出部が第二基板のうち第 一基板に重ねられた部分を支持するので、より確実に第二基板の一部を第一基板 に重ねて第二基板を支持することが可能となる。
【0024】 さらに、請求項7にかかる考案によれば、ホルダの本体部から延長された延長 部がシャーシに固定されるのでさらに確実にホルダを第一基板とシャーシとで挟 持することが可能となる。 さらに、請求項8にかかる考案によれば、第二基板はホルダにおける第一基板 側となる延出部および第一基板とは反対側の縁部にて同ホルダにビス止めされる ので、より確実にホルダに支持される。 さらに、請求項9にかかる考案によれば、より確実にホルダをシャーシに支持 させることができる。
【0025】 さらに、請求項10にかかる考案によれば、第二基板をホルダに支持させる際 にビス止めを不要にさせるので、第二基板をシャーシ上に組み付ける作業の手間 を少なくさせることが可能となる。 さらに、請求項11にかかる考案によれば、ホルダがシャーシと係合するので 、ホルダをシャーシに支持させる際にビス止め不要となる。 さらに、請求項12にかかる考案によれば、簡易な構成にてホルダを位置決め させつつシャーシに係合させながら支持させることができる。
【0026】
【考案の実施の形態】
以下、下記の順序に従って本考案の実施形態を説明する。 (1)基板支持構造の説明: (2)基板支持構造の作用: (3)第二の実施形態:
【0027】 (1)基板支持構造の説明: 図1は本考案の第一の実施形態にかかる基板支持構造を有するDVDデッキ1 00を上面から見て示す上面図であり、図2は同DVDデッキ100の一部を左 後斜め上(図1のA1の位置)から見て示す要部斜視図である。なお、本考案を わかりやすく説明するため、図1では断面略コの字形状の上面パネルを外した状 態で示しており、図2ではリアパネルと上面パネルとを外した状態で示している 。 本DVDデッキ100は、シャーシ10、メイン基板(第一基板)20、プロ グレ基板とも呼ばれるプログレッシブ基板30(第二基板)、ホルダ40等を備 えている。
【0028】 シャーシ10は、金属製とされており、板金加工によりトレイ状とされて略水 平に配置されるようになっている。具体的には、シャーシ10はDVDデッキ1 00のキャビネットの下面を形成するとともに、その両側と後部の辺が鉛直上方 に向けて略直角に屈曲されている。この屈曲部には複数のビス穴が設けられてお り、同ビス穴を介して図示しないリアパネルや上面パネルをビス締め固定するよ うになっている。シャーシ10は、前面から臨む位置を基準として左右方向にお ける略中央部にDVDユニット60を載置するとともに、メイン基板20やプロ グレッシブ基板30やホルダ40を同DVDユニット60の左側に載置している 。
【0029】 メイン基板20とプログレッシブ基板30とは、シャーシ10と略平行とされ て同シャーシ10上に支持されるようになっている。メイン基板20は、本DV Dデッキ100全体を制御する回路が組み込まれた略長方形のプリント基板であ り、マイコン等の種々のICが直接あるいはICソケットを介してプリントパタ ーンに半田付けされている。メイン基板20には図示しないビス止め用穴が形成 されており、メイン基板20は所定面をシャーシ10に向けて同シャーシ10の 所定位置にビス止めされるようになっている。 プログレッシブ基板30は、DVDに対する信号読み書きの制御を行う回路が 組み込まれた略長方形のプリント基板であり、種々のICが直接あるいはICソ ケットを介してプリントパターンに半田付けされている。なお、DVDユニット 60の後側において図示しないAV基板がシャーシ10上に支持されており、こ のAV基板とプログレッシブ基板30とはフラットケーブルにより電気的に接続 されるようになっている。そして、プログレッシブ基板30は、所定面をシャー シ10に向けて装着される。
【0030】 本DVDデッキ100は、キャビネットをなるべくコンパクトにするため、シ ャーシ10上にプログレッシブ基板30をメイン基板20と同じ平面に配置する ための空間がない。また、キャビネットの鉛直方向の空間の制限によりねじ止め 機構を形成することができないため、プログレッシブ基板30全体をメイン基板 20の上側に配置することができない。そこで、プログレッシブ基板30の一部 をメイン基板20の上側に重ねて配置することを可能にするため、メイン基板2 0の後側にホルダ40を設けている。
【0031】 ホルダ40は、熱可塑性のある樹脂により形成されている。図3は同樹脂製の ホルダ40を上面から見て示す上面図であり、図4は同ホルダ40を図3のA2 の位置から見て示す側面図である。なお、図3にはプログレッシブ基板30の装 着位置を一点鎖線により示しており、図4にはメイン基板20とプログレッシブ 基板30の装着位置を一点鎖線により示している。 図において、ホルダ40は、本体部41、複数の突出部42、延出部43、複 数のフック44を有している。そして、プログレッシブ基板30を本体部41と 延出部43の上側に載置して下側から支持するようになっている。
【0032】 本体部41は、略枠体状とされており、メイン基板20の後側に同メイン基板 20と隣接して配置される。本体部41の開口部分には、同開口部分を左右に区 分するように略板状の本体補強部41aが板面を左右に向けるとともに長手方向 を前後に向けて形成されている。本体部41の左側縁部の下側には、下方に突出 した位置決め用突起である位置決め用ボス41bが形成されている。図5はシャ ーシ10の要部を上面から見て示す上面図であり、図中ホルダの装着位置を点線 により示している。図に示すように、シャーシ10の底面部には位置決め用ボス 41bの位置に合わせて上下方向に貫通した位置決め用係合穴11が形成されて おり、ホルダの位置決め用ボス41bはシャーシの位置決め用係合穴11と係合 可能となっている。
【0033】 また、本体部41の左後の角部と右後の角部とには、本体部41の上面よりも 低い位置において上下方向に貫通したビス穴41c,dが形成されている。シャ ーシ10には、後側縁部が鉛直上方に向けて略直角に屈曲された屈曲部をさらに 前方向に向けて略直角に屈曲した前方突出部12,13が形成されており、同前 方突出部12,13にはホルダのビス穴41c,dの位置に対応してビス止め用 穴12a,13aが設けられている。同前方突出部12,13の下面は、ビス穴 41c,dが形成されたホルダ40の角部の上面に接する位置とされている。従 って、ビスをビス止め用穴12a,13aに貫通させてホルダのビス穴41c, dに螺合させることにより、ホルダ40はビス穴41c,dにてシャーシのビス 止め用穴12a,13aにビス止め可能となっている。 さらに、本体部41の後辺右側から前方向に向けて突出した前方突出部にも、 上下方向に貫通したビス穴41eが形成されている。プログレッシブ基板30の 後側縁部には、ビス穴41eの位置に対応する図示しないビス止め用穴が形成さ れており、このビス穴41eにてプログレッシブ基板30の後側縁部をビス止め 可能となっている。
【0034】 複数の突出部42は、板面を左右に向けた略板状とされており、いずれも本体 部41からメイン基板20方向に向かって突出している。すなわち、突出部42 aは本体部41の前側縁部左側から前方向に向かって突出し、突出部42aは本 体部41の前側縁部右側から前方向に向かって突出している。図4に示すように 、メイン基板20が装着されたとき、突出部42a,bはメイン基板20の下側 の位置となってメイン基板20とシャーシ10との間で挟持されるようになって いる。
【0035】 延出部43は、本体部41の前側縁部の左側からメイン基板20の上側となる ように前方向に延出している。言い換えると、延出部43は、本体部41からメ イン基板20におけるシャーシ10とは反対側の位置において同メイン基板20 方向に向かって延出していることになる。 延出部43には、略枠体状とされた本体部41の左側の一辺を前方向に延長し た延長部43aが形成されている。そして、本体部41の前側縁部から斜め前方 向(図3において左寄りの前方向)に延出した部分との組み合わせにより、延出 部43は強固な構造とされている。 延長部43aには、突出部42とは略垂直かつメイン基板20方向に向かって 突出した第二突出部43bが形成されている。この第二突出部43bは、板面を 前後に向けた略板状とされており、図4に示すように、メイン基板20が装着さ れたとき、メイン基板20の下側の位置となってメイン基板20とシャーシ10 との間で挟持されるようになっている。 また、延出部43における前側端部には、上下方向に貫通したビス穴43cが 形成されている。プログレッシブ基板30の前側縁部には、ビス穴43cの位置 に対応する図示しない穴が形成されており、そして、このビス穴43cにてプロ グレッシブ基板30の前側縁部左端をビス止め可能となっている。
【0036】 複数のフック44は、いずれも本体部41から上方に突出している。すなわち 、フック44aは、本体部41の後側縁部左側から上方に突出するとともに、突 出した部位における前側から前方向に向かって突出した突起を有している。フッ ク44bは、本体部41の左側縁部前側から上方に突出するとともに、突出した 部位における右側から右方向に向かって突出した突起を有している。フック44 cは、本体部41の右側縁部前側から上方に突出するとともに、突出した部位に おける左側から左方向に向かって突出した突起を有している。これらのフック4 4a〜cの突起の下側にてプログレッシブ基板30の縁部上面が係止するように なっている。
【0037】 (2)基板支持構造の作用: 以下、本基板支持構造の作用について、ホルダ40を介してプログレッシブ基 板30をシャーシ10上に装着する手順に従って説明する。図6〜図9は、プロ グレッシブ基板30をシャーシ10上に装着する様子をDVDデッキ100の左 側から見て示す要部側面図である。なお、わかりやすく説明するため、前後方向 に向いた垂直面にてシャーシ10を断面視している。 まず、図6に示すように、シャーシの位置決め用係合穴11の位置にホルダの 位置決め用ボス41bを合わせるように、ホルダ40をシャーシ10に載置する 。シャーシ10には前方突出部12,13が形成されているので、ホルダ40を 後方向に動かしながら位置決め用ボス41bの位置を位置決め用係合穴11に合 わせることになる。すると、図7に示すように、ホルダの位置決め用ボス41b は、シャーシの位置決め用係合穴11と係合する。また、ホルダのビス穴41c ,dの位置をシャーシのビス止め用穴12a,13aに合わせておく。
【0038】 次に、メイン基板20を後方向に動かしながら突出部42と第二突出部43b とに載置するようにシャーシ10上に装着する。また、ビス(図ではビス49a )により、ホルダのビス穴41c,d(図ではビス穴41dのみ示されている) をシャーシのビス止め用穴12a,13a(図ではビス止め用穴13aのみ示さ れている)にビス止めする。すると、図8に示すように、メイン基板20は突出 部42と第二突出部43bをシャーシ10の上面との間で挟持するので、ホルダ 40のメイン基板20側の縁部はシャーシ10に固定される。また、シャーシ1 0にホルダ40の後側縁部をビス止めしているので、ホルダ40は確実に固定さ れてシャーシ10に支持される。
【0039】 さらに、プログレッシブ基板30を後方向に動かしながらホルダ40の後側縁 部に形成されたフック44aに押し当て、ホルダにおける本体部41と延出部4 3とに載置する。プログレッシブ基板30を装着する際に、一旦撓ませてフック 44a〜c(図ではフック44a,cのみ示されている)にプログレッシブ基板 30の縁部を乗り越えさせるようにしてもよい。また、ビス49b,cにより、 プログレッシブ基板30をホルダ40における本体部のビス穴41eと延出部の ビス穴43cとにビス止めする。すると、図9に示すように、複数のフック44 は、ホルダの本体部41と延出部43との上側に載置されたプログレッシブ基板 30の縁部を係止する。また、ホルダ40の延出部43と後側縁部とにプログレ ッシブ基板30をビス止めしているので、プログレッシブ基板30は確実に固定 されてホルダ40に下側から支持される。 このようにして、プログレッシブ基板30は、ホルダ40を介してシャーシ1 0に支持される。
【0040】 すなわち、プログレッシブ基板30は、ホルダ40におけるメイン基板20の 後側に配置された本体部41のみならず、このホルダ40における本体部41か らメイン基板20の上側となるように前方向に延出した延出部43の上側にも載 置されてホルダ40に支持される。その結果、プログレッシブ基板30の一部は メイン基板20と重ねて配置される。従って、プログレッシブ基板をメイン基板 と同じ平面に配置するための空間がなく、かつ、構造上プログレッシブ基板全体 をメイン基板に重ねて配置することができない場合であっても、プログレッシブ 基板をシャーシ上に設置することが可能となる。また、ホルダの延出部がプログ レッシブ基板のうちメイン基板に重ねられた部分を支持するので、確実にプログ レッシブ基板の一部をメイン基板に重ねてプログレッシブ基板を支持することが 可能となる。
【0041】 (3)第二の実施形態: なお、本考案の基板支持構造は、様々な変形例が考えられる。上述した実施形 態では、適宜ビス止めを行うことにより確実にプログレッシブ基板を支持するよ うにしたが、メイン基板とシャーシとの間でホルダのメイン基板側縁部を挟持す ることによりホルダをシャーシに支持させるとともに同ホルダにてプログレッシ ブ基板をシャーシ側から支持することにより、プログレッシブ基板をシャーシに 支持させることができる。むろん、本考案は、DVDデッキ以外にも採用可能で ある。また、プログレッシブ基板を支持させる以外にも適用可能である。すなわ ち、第一基板とシャーシとの間でホルダの第一基板側縁部を挟持することにより ホルダをシャーシに支持させるとともに同ホルダにて第二基板をシャーシ側から 支持することにより第二基板をシャーシに支持させる場合にも、本考案を適用可 能である。
【0042】 ここで、ビス止めを行わずにプログレッシブ基板をシャーシに支持させる一例 を説明することにする。図10は、第二の実施形態にかかる基板支持構造に用い られる樹脂製のホルダ140を上面から見て示す上面図であり、図11は同ホル ダ140を図10のA3の位置から見て示す側面図である。なお、図10にはプ ログレッシブ基板30の装着位置を一点鎖線により示しており、図11にはメイ ン基板20とプログレッシブ基板30の装着位置を一点鎖線により示している。 なお、メイン基板20とプログレッシブ基板30とは第一の実施形態と全く同じ ものを採用することができるので説明を省略する。 図において、ホルダ140は、本体部141、複数の突出部142、延出部1 43、複数のフック144、複数の位置決め用ボス145を有している。そして 、第一の実施形態と同様、プログレッシブ基板30を本体部141と延出部14 3の上側に載置して下側から支持するようになっている。
【0043】 本体部141は、略枠体状とされており、メイン基板20の後側に同メイン基 板20と隣接して配置される。本体部141の開口部分には、同開口部分を左右 に区分するように略板状の本体補強部141aが板面を左右に向けるとともに長 手方向を前後に向けて形成されている。 複数の突出部142は、板面を左右に向けた略板状とされており、いずれも本 体部141からメイン基板20方向に向かって突出している。すなわち、突出部 142aは本体部141の前側縁部左側から前方向に向かって突出し、突出部1 42aは本体部141の前側縁部右側から前方向に向かって突出している。図1 1に示すように、メイン基板20が装着されたとき、突出部142a,bはメイ ン基板20の下側の位置となってメイン基板20とシャーシ10との間で挟持さ れるようになっている。
【0044】 延出部143は、本体部141の前側縁部の左側からメイン基板20の上側と なるように前方向に延出している。延出部143には、略枠体状とされた本体部 141の左側の一辺を前方向に延長した延長部143aが形成されている。そし て、本体部141の前側縁部から斜め前方向(図11において左寄りの前方向) に延出した部分との組み合わせにより、延出部143は強固な構造とされている 。 延長部143aには、突出部142とは略垂直かつメイン基板20方向に向か って突出した第二突出部143bが形成されている。この第二突出部143bは 、板面を前後に向けた略板状とされており、図11に示すように、メイン基板2 0が装着されたとき、メイン基板20の下側の位置となってメイン基板20とシ ャーシ10との間で挟持されるようになっている。
【0045】 複数のフック144は、本体部141と延出部143とから上方に突出してい る。すなわち、フック144aは、本体部141の後側縁部左側から上方に突出 するとともに、突出した部位における前側から前方向に向かって突出した突起を 有している。本実施形態では、本体部141の後側縁部右側にもフック144b が設けられている。また、第一の実施形態と同様、フック144cが本体部14 1の左側縁部前側から上方に突出するとともに、フック144dが本体部141 の右側縁部前側から上方に突出している。さらに、本実施形態では延長部143 aの前側端部にもフック144eが設けられている。これらのフック144b〜 eも、突出した部位におけるプログレッシブ基板30側からプログレッシブ基板 30方向に向かって突出した突起を有している。そして、これらのフック144 a〜eの突起の下側にてプログレッシブ基板30の縁部上面が係止するようにな っている。
【0046】 本体部141の左右縁部の下側には、下方に突出した複数の位置決め用ボス1 45が形成されている。すなわち、本体部141の左側縁部の下側に位置決め用 ボス145aが形成され、同本体部141の右側縁部の下側に位置決め用ボス1 45bが形成されている。図12はシャーシ10の要部を上面から見て示す上面 図であり、図中ホルダの装着位置を点線により示している。図に示すように、シ ャーシ10の底面部には位置決め用ボス145a,bの位置に合わせて上下方向 に貫通した複数の位置決め用係合穴11a,bが形成されており、ホルダの位置 決め用ボス145a,bはシャーシの位置決め用係合穴11a,bと係合可能と なっている。言い換えると、ホルダ140とシャーシ10との間には、ホルダ1 40がシャーシ10に係合可能な係合機構が設けられていることになる。
【0047】 本実施形態では、シャーシ10の後側縁部に取り付けられるリアパネルを利用 してプログレッシブ基板30の後側縁部を固定するようにしている。図13は、 リアパネル(パネル)50の要部を左斜め上から見て示す斜視図である。リアパ ネル50は、金属製とされており、板金加工により複数の凸部51,52やビス 穴等を有する所定形状とされる。そして、シャーシ10の後側縁部にシャーシ1 0と略垂直とされてビスにより取り付けられるようになっている。ここで、複数 の凸部51,52は、シャーシ10の上側となるように前方向に押し出し屈曲さ れている。具体的には、凸部51,52の上下にそれぞれ略平行に一対のスリッ トが形成されており、一対のスリットに挟まれた部分がプログレッシブ基板30 側に向けて所定高さ分だけ膨出されて凸部51,52とされている。そして、凸 部51,52の下側縁部は、ホルダ140の上面との間でプログレッシブ基板3 0の後側縁部を挟持することが可能となっている。すなわち、凸部51,52に おける前方向の高さは、プログレッシブ基板30を装着したときに同プログレッ シブ基板30の後側縁部よりも若干前となるようにしている。
【0048】 以下、第二の実施形態における基板支持構造の作用を説明する。図14〜図1 7は、プログレッシブ基板30をシャーシ10上に装着する様子をDVDデッキ 100の左側から見て示す要部側面図である。なお、わかりやすく説明するため 、位置決め用係合穴11aを通る垂直面にてシャーシ10とリアパネル50を断 面視している。 まず、図14に示すように、シャーシの位置決め用係合穴11a,bの位置に ホルダの位置決め用ボス145a,bを合わせ、ホルダ140をシャーシ10に 載置する。すると、図15に示すように、ホルダの複数の位置決め用ボス145 a,bはシャーシの複数の位置決め用係合穴11a,bと係合するので、簡易な 構成にてホルダ140は位置決めされる。
【0049】 次に、メイン基板20を後方向に動かしながら突出部142と第二突出部14 3bとに載置するようにシャーシ10上に装着する。すると、図16に示すよう に、メイン基板20は突出部142と第二突出部143bをシャーシ10の上面 との間で挟持するので、ホルダ140のメイン基板20側の縁部はシャーシ10 に固定される。すると、ホルダ140のメイン基板20側の縁部はシャーシ10 に固定される。また、シャーシ10の複数の位置決め用係合穴11a,bに複数 の位置決め用ボス145a,bを係合させているので、ホルダ140は位置決め されながらシャーシ10に支持される。
【0050】 さらに、プログレッシブ基板30を後方向に動かしながらホルダ140の後側 縁部に形成されたフック144a,b(図ではフック144bのみ示されている )に押し当て、ホルダにおける本体部141と延出部143とに載置する。また 、リアパネル50を前方向に動かしながら、凸部51,52(図では凸部52の み示されている)の下部にてプログレッシブ基板30の後側縁部の上面を押さえ るようにしてリアパネル50をシャーシ10の後側縁部に取り付ける。すると、 図17に示すように、複数のフック144は、ホルダの本体部141と延出部1 43との上側に載置されたプログレッシブ基板30の縁部を係止する。また、リ アパネルの複数の凸部51,52とホルダの本体部141との間でプログレッシ ブ基板30の後側縁部を挟持しているので、プログレッシブ基板30は確実に固 定されてホルダに下側から支持される。 このようにして、プログレッシブ基板30は、ホルダ140を介してシャーシ 10に支持される。
【0051】 すなわち、プログレッシブ基板30は、ホルダ140におけるメイン基板20 の後側に配置された本体部141のみならず、このホルダ140における本体部 141からメイン基板20の上側となるように前方向に延出した延出部143の 上側にも載置されてホルダ140に支持される。その結果、プログレッシブ基板 30の一部はメイン基板20と重ねて配置される。また、ホルダの延出部がプロ グレッシブ基板のうちメイン基板に重ねられた部分を支持するので、確実にプロ グレッシブ基板の一部をメイン基板に重ねてプログレッシブ基板を支持すること が可能となる。 さらに、シャーシ10と略垂直とされて取り付けられるリアパネル50を利用 することにより、ホルダ140は、リアパネルの凸部51,52との間でプログ レッシブ基板30におけるメイン基板20とは反対側の縁部である後側縁部を挟 持して、ビス止めによらずにプログレッシブ基板30を支持する。従って、プロ グレッシブ基板をホルダに支持させる際にビス止めを不要にさせるので、プログ レッシブ基板をシャーシ上に組み付ける作業の手間を少なくさせ、ひいてはDV Dデッキの製造コストを削減させることが可能となる。
【0052】 以上説明したように、本考案によると、種々の態様により、メイン基板のよう な第一基板を支持するシャーシにプログレッシブ基板のような第二基板を支持す るにあたり、第二基板を第一基板と同じ平面に配置するための空間がなく、かつ 、構造上第二基板全体を第一基板に重ねて配置することができない場合であって も、第二基板をシャーシに支持させることが可能なDVDデッキおよび基板支持 構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態にかかる基板支持構造を有する
DVDデッキを上面から見て示す上面図である。
【図2】DVDデッキの一部を左後斜め上(図1のA1
の位置)から見て示す要部斜視図である。
【図3】ホルダを上面から見て示す上面図である。
【図4】ホルダを図3のA2の位置から見て示す側面図
である。
【図5】シャーシの要部を上面から見て示す上面図であ
る。
【図6】ホルダをシャーシ上に載置する様子をDVDデ
ッキの左側から見て示す要部側面図である。
【図7】ホルダをシャーシ上に固定する様子をDVDデ
ッキの左側から見て示す要部側面図である。
【図8】プログレッシブ基板をホルダ上に装着する様子
をDVDデッキの左側から見て示す要部側面図である。
【図9】ホルダを介してプログレッシブ基板をシャーシ
上に装着した様子をDVDデッキの左側から見て示す要
部側面図である。
【図10】第二の実施形態にかかる基板支持構造に用い
られるホルダを上面から見て示す上面図である。
【図11】ホルダを図10のA3の位置から見て示す側
面図である。
【図12】シャーシの要部を上面から見て示す上面図で
ある。
【図13】リアパネルの要部を左斜め上から見て示す斜
視図である。
【図14】ホルダをシャーシ上に載置する様子をDVD
デッキの左側から見て示す要部側面図である。
【図15】ホルダをシャーシ上に固定する様子をDVD
デッキの左側から見て示す要部側面図である。
【図16】プログレッシブ基板をホルダ上に装着する様
子をDVDデッキの左側から見て示す要部側面図であ
る。
【図17】ホルダを介してプログレッシブ基板をシャー
シ上に装着した様子をDVDデッキの左側から見て示す
要部側面図である。
【符号の説明】
10…シャーシ 11…位置決め用係合穴 11a,b…位置決め用係合穴 12,13…前方突出部 12a,13a…ビス止め用穴 20…メイン基板(第一基板) 30…プログレッシブ基板(第二基板) 40…ホルダ 41…本体部 41a…本体補強部 41b…位置決め用ボス 41c〜e…ビス穴 42(42a,b)…突出部 43…延出部 43a…延長部 43b…第二突出部 43c…ビス穴 44(44a〜c)…フック 49a〜c…ビス 50…リアパネル 51,52…凸部 60…DVDユニット 100…DVDデッキ 140…ホルダ 141…本体部 141a…本体補強部 142(142a,b)…突出部 143…延出部 143a…延長部 143b…第二突出部 144(144a〜e)…フック 145(145a,b)…位置決め用ボス

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイ状とされて略水平に配置される金
    属製のシャーシと、同シャーシ上に当該シャーシと略平
    行とされて支持されるメイン基板およびプログレッシブ
    基板とを備えるDVDデッキにおいて、 略枠体状とされて上記メイン基板の後側に配置された本
    体部と、同本体部から上記メイン基板方向に向かって突
    出した突出部と、同本体部から上記メイン基板の上側と
    なるように前方向に延出した延出部と、同本体部から上
    方に突出して上記プログレッシブ基板の縁部を係止可能
    な複数のフックとを有し、同突出部が上記メイン基板と
    シャーシとの間で挟持されているとともに後側縁部が同
    シャーシにビス止めされて上記プログレッシブ基板を下
    側から支持する樹脂製のホルダが設けられ、 上記プログレッシブ基板は、上記ホルダの本体部および
    延出部の上側に載置されて縁部が上記複数のフックに係
    止されているとともに、同ホルダの延出部および後側縁
    部にビス止めされていることを特徴とするDVDデッ
    キ。
  2. 【請求項2】 トレイ状とされて略水平に配置される金
    属製のシャーシと、同シャーシの後側縁部に当該シャー
    シと略垂直とされて取り付けられる金属製のリアパネル
    と、同シャーシ上に当該シャーシと略平行とされて支持
    されるメイン基板およびプログレッシブ基板とを備える
    DVDデッキにおいて、 上記シャーシには、複数の位置決め用係合穴が形成さ
    れ、 上記リアパネルには、上記シャーシの上側となるように
    前方向に押し出し屈曲された複数の凸部が形成され、 略枠体状とされて上記メイン基板の後側に配置された本
    体部と、同本体部から上記メイン基板方向に向かって突
    出した突出部と、同本体部から上記メイン基板の上側と
    なるように前方向に延出した延出部と、同本体部から上
    方に突出して上記プログレッシブ基板の縁部を係止可能
    な複数のフックと、下方に突出して上記複数の位置決め
    用係合穴と係合可能な複数の位置決め用ボスとを有し、
    同突出部が上記メイン基板とシャーシとの間で挟持され
    ているとともに同複数の位置決め用ボスが上記複数の位
    置決め用係合穴と係合して上記プログレッシブ基板を下
    側から支持する樹脂製のホルダが設けられ、 上記プログレッシブ基板は、上記ホルダの本体部および
    延出部の上側に載置されて縁部が上記複数のフックに係
    止されているとともに、後側縁部が上記リアパネルの複
    数の凸部と同ホルダの本体部との間で挟持されているこ
    とを特徴とするDVDデッキ。
  3. 【請求項3】 第一基板における所定面を対面させて同
    第一基板を支持するシャーシに第二基板における所定面
    を向けて同第二基板を支持する基板支持構造であって、 上記第一基板に隣接して配置されて同第一基板側の縁部
    が当該第一基板と上記シャーシとの間で挟持されて同シ
    ャーシに支持されるとともに、同第二基板を同シャーシ
    側から支持するホルダが設けられていることを特徴とす
    る基板支持構造。
  4. 【請求項4】 上記ホルダは、本体部と、同本体部から
    上記第一基板方向に向かって突出するとともに同第一基
    板と上記シャーシとの間で挟持される突出部とを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の基板支持構造。
  5. 【請求項5】 上記ホルダは、本体部と、同本体部から
    上記シャーシとは反対方向に突出したフックを有し、 上記第二基板は、縁部が上記フックに係止されているこ
    とを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記
    載の基板支持構造。
  6. 【請求項6】 上記ホルダは、本体部と、同本体部から
    上記第一基板における上記シャーシとは反対側の位置に
    おいて同第一基板方向に向かって延出した延出部を有
    し、 上記第二基板は、上記本体部および延出部に接して上記
    ホルダに支持されていることを特徴とする請求項3〜請
    求項5のいずれかに記載の基板支持構造。
  7. 【請求項7】 上記本体部は、略枠体状とされ、 上記延出部は、上記略枠体状とされた本体部の一辺を延
    長して形成された延長部を有し、当該延長部には、上記
    突出部とは略垂直かつ上記第一基板方向に向かって突出
    するとともに同第一基板とシャーシとの間で挟持される
    第二突出部が形成されていることを特徴とする請求項6
    に記載の基板支持構造。
  8. 【請求項8】 上記第二基板は、上記ホルダの延出部
    と、同ホルダにおける上記第一基板とは反対側の縁部と
    にビス止めされていることを特徴とする請求項6または
    請求項7のいずれかに記載の基板支持構造。
  9. 【請求項9】 上記ホルダは、上記第一基板とは反対側
    の縁部が上記シャーシにビス止めされていることを特徴
    とする請求項3〜請求項8のいずれかに記載の基板支持
    構造。
  10. 【請求項10】 上記シャーシにおける上記第一基板と
    は反対側の縁部に同シャーシと略垂直とされて取り付け
    られるとともに同シャーシ方向に押し出し屈曲された凸
    部が形成されたパネルが設けられ、 上記第二基板は、上記第一基板とは反対側の縁部が上記
    パネルの凸部と上記ホルダとの間で挟持されていること
    を特徴とする請求項3〜請求項9のいずれかに記載の基
    板支持構造。
  11. 【請求項11】 上記ホルダとシャーシとの間には、同
    ホルダが同シャーシに係合可能な係合機構が設けられて
    いることを特徴とする請求項3〜請求項10のいずれか
    に記載の基板支持構造。
  12. 【請求項12】 上記係合機構は、上記シャーシに形成
    された位置決め用係合穴と、上記ホルダから上記シャー
    シ方向に突出して上記位置決め用係合穴と係合可能な位
    置決め用ボスとから構成されることを特徴とする請求項
    11に記載の基板支持構造。
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