JP3090058B2 - 内面楕円管の製造方法 - Google Patents

内面楕円管の製造方法

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JP3090058B2 JP08228130A JP22813096A JP3090058B2 JP 3090058 B2 JP3090058 B2 JP 3090058B2 JP 08228130 A JP08228130 A JP 08228130A JP 22813096 A JP22813096 A JP 22813096A JP 3090058 B2 JP3090058 B2 JP 3090058B2
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円周方向の管肉厚
が管軸心に対して非対象な管、具体的には外径が真円で
内径が楕円である、いわゆる内面楕円管の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ボイラなどのヘッダー用の管に
は、熱交換管が装着されるノズル孔を穿設する部分の強
度確保のため、この部分の管肉厚を厚くした異形管があ
る。
【0003】図6は、その一例を示す図で、この異形管
は外径が楕円で内径が真円であり、外径の長軸側の管肉
厚が厚くなっており、この部分にノズル孔が穿設され
る。
【0004】このような異形管は、従来、次のような方
法により製造されていた。第1の方法は、所望の異形管
の外郭形状と同様形状のダイス孔を有するダイスまたは
/および所望の異形管の内郭形状と同様の断面形状を有
するマンドレルを用いて熱間押し出し製管法により異形
管を直接製造する方法。第2の方法は、適宜な製管法を
用いて管肉厚が円周方向に等しい素管を作成し、この素
管に所望の異形管の外郭形状と同様形状のダイス孔を有
するダイスまたは/および所望の異形管の内郭形状と同
様の断面形状を有するマンドレルを用いて冷間引き抜き
加工を施して異形管に成形する方法である。
【0005】しかし、熱間押し出し製管法や冷間引き抜
き加工法による場合には、特殊な形状のダイスやマンド
レル(プラグ)を用いる必要があって工具費が嵩み、製
造コストが高くなるという欠点があった。
【0006】このため、異形管、なかでも上記図6に示
すような管肉厚が管軸心に対して非対象な異形管を、特
殊な工具を用いることなく高能率に製造できる方法の開
発が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の実情
に鑑みてなされたもので、その課題は、従来にあっては
熱間押し出し製管法あるいは冷間引き抜き加工法でしか
製造することのできなかった内面楕円管の高能率な製造
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、次の内
面楕円管の製造方法にある。
【0009】パスセンター周りに配置されて全体として
三角形状の丸孔型を構成する3つの孔型ロールが組み込
まれた複数基の3ロールスタンドからなり、隣合うロー
ルスタンドの各孔型ロールの圧下方向がパスセンター周
りに60°位相するように連設された管圧延機により、
肉厚が円周方向で均等な中空素管の外径を内面規制工具
を用いずに絞り圧延する際、隣合うロールスタンドのう
ちのいずれか一方の孔型中心位置を、孔型を構成する各
孔型ロールの溝底中央に対向する3つのロール隙間のう
ちのいずれか1のロール隙間延在方向にパスセンターか
ら変位させることを特徴とする内面楕円管の製造方法。
【0010】本発明者は、管の高能率な熱間仕上げ圧延
機として周知の3つの孔型ロールを有する複数基の3ロ
ールスタンドが連設配置されたサイザ、ストレッチレデ
ューサさらにはマンドレルミルの出側に配置され、延伸
圧延後の管とその内部に挿入されたマンドレルバーとを
分離させるエキストラクターサイザに注目し、種々実験
研究の結果、隣合うロールスタンドのうちのいずれか一
方の孔型中心位置を、孔型を構成する各孔型ロールの溝
底中央に対向する3つのロール隙間のうちのいずれか1
のロール隙間延在方向にパスセンターから変位させて絞
り圧延する場合には、その変位量に応じて任意な楕円度
を有する外径真円の内面楕円管が得られることを知見
し、本発明をなすにいたった。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の方法を、添付図面
を参照して詳細に説明する。
【0012】上記のサイザやストレッチレデューサなど
の熱間仕上げ圧延機さらにはエキストラクターサイザ
は、いずれも次のように構成された圧延機である。以
下、3ロールサイザを例にとって説明する。
【0013】図1は、3ロールサイザを示す模式的側面
図、図2はそのロール配置を示す正面図である。図1に
示すように、3ロールサイザは、複数基のロールスタン
ド1、1、…をパスセンターPLの方向に連設配置して
構成されている。また、各ロールスタンド1には、3つ
の孔型ロール2、2、2が組み込まれている。そして、
隣合うロールスタンド1、1に組み込まれた各孔型ロー
ル2、2、2は、その圧下方向がパスセンターPL周り
に相互に60°位相するように、図2に示すA配置とB
配置とで交互に配置されている。
【0014】また、各ロールスタンド1、1の各孔型ロ
ール2、2、2には、図3に示すように、パスセンター
PLから変位した位置に中心O2 を有する曲率半径Rの
円弧状の凹状溝が形成されており、その中心O1 がパス
センターPLに一致し、溝底中央の半径Bとフランジ部
の半径Aとの関係が「A>B」の全体として三角形状の
丸孔型3を構成するようになっている。さらに、上記の
曲率半径Rは、通常、前段のロールスタンドから後段の
ロールスタンドに向かうに従って小さくなっている。
【0015】上記のように構成されたサイザは、通常、
継目無管の製造工程の最終工程に用いられ、プラグミル
などの延伸圧延機で延伸圧延された仕上げ圧延用素管の
外径を、内面規制工具を用いずに、「正三角形状」から
「逆三角形状」の絞り圧延を交互に繰り返して所定の寸
法を有する真円の製品管に仕上げ圧延する。
【0016】ここで、上記のように構成されたサイザに
おける単一のロールスタンドでの圧延に注目すると、図
3に示すように、その孔型3の形状が全体として三角形
状であるため、圧延後の管肉厚は溝底部2aで圧延され
た部分が薄肉となり、フランジ部2bで圧延された部分
は厚肉となるという特徴がある。
【0017】また、上記の特徴は、下記(1)式で定義
される加工度(外径絞り率)、換言すればロールによる
負荷を種々変化させた場合、例えば表1に示すように変
化する。
【0018】 加工度={(Di −DO )/Di }×100(%)……(1) ただし、 Di :入側平均外径(mm) DO :出側平均外径(=A+B)(mm)
【0019】
【表1】
【0020】表1は、外径50mm、肉厚10mmの鉛
製の素管を対象に、基準ロール隙間G(図3参照)時の
A寸法とB寸法がそれぞれ24.85mm、24.56
mmの孔型3を有し、この時の加工度が2.8%である
ロールスタンドによる圧延を通常圧延とし、ロール隙間
Gを変えてA寸法とB寸法とを変化させることによって
加工度を1.5%と3.9%の2通りに変化させた場合
における溝底部2aとフランジ部2bの2ヶ所の管肉厚
を3次元剛塑性有限要素法を用いて求め、その管肉厚の
挙動を下記(2)式で定義される素管の肉厚に対する増
肉率で示したものである。
【0021】 増肉率={(Ti −TO )/Ti }×100(%)……(2) ただし、 Ti :入側管肉厚(mm) TO :出側管肉厚(mm) この表1から明らかなように、孔型3の形状が全体とし
て三角形状である3ロールスタンドによる管圧延では、
加工度を小さく、換言すればロールによる負荷を小さく
すると、溝底部2aでは減肉量が少なくなって該部の管
肉厚が通常圧延時よりも厚肉になる反面、フランジ部2
bでは増肉量が少なくなって該部の管肉厚が通常圧延時
よりも薄肉になる。逆に、加工度を大きく、換言すれば
ロールによる負荷を大きくすると、溝底部2aでは減肉
量が多くなって該部の管肉厚が通常圧延時よりも薄肉に
なる反面、フランジ部2bでは増肉量が多くなって該部
の管肉厚が通常圧延時よりも厚肉になることがわかる。
これは、次に述べる理由による。
【0022】すなわち、溝底部2aにおいては、材料
(素管)が孔型ロール2に噛み込むまでの予変形領域で
管肉厚が徐々に増肉し、孔型ロール2に噛み込んで減肉
されるという肉厚変化の挙動をとる。一方、フランジ部
2bにおいては、材料が孔型円周方向の圧縮力を受けて
増肉するという肉厚変化の挙動をとる。そして、上記予
変形領域での管肉厚の増肉程度は、孔型ロール2に対す
る材料の接触開始時期の早遅によって異なり、接触開始
時期が遅いと大きく、早いと小さい。
【0023】このため、加工度を大きくすると、材料と
孔型ロール2との接触が早まるので予変形領域での増肉
が抑制され、この状態で孔型ロールに噛み込んで減肉さ
れる。この結果、加工度を大きくすると、溝底部2aで
は減肉率が大きくなり、通常圧延時よりも薄肉になるの
である。逆に、加工度を小さくすると、材料と孔型ロー
ル2との接触が遅くなるので予変形領域での増肉が顕著
になり、この状態で孔型ロールに噛み込んで減肉され
る。この結果、加工度を大きくすると、溝底部2aでは
減肉率が小さくなり、通常圧延時よりも厚肉になるので
ある。
【0024】これに対し、フランジ部2bでは、加工度
を大きくすると、上記孔型円周方向の圧縮力が増大する
ので通常圧延時よりも厚肉になり、逆に、加工度を小さ
くすると、上記孔型円周方向の圧縮力が減少するので通
常圧延時よりも薄肉になるのである。
【0025】このような単一の3ロールスタンドにおけ
る加工度変化時、換言すればロールによる負荷変化時の
肉厚変化挙動は、複数基、具体的には3以上の奇数基中
の偶数番目のロールスタンドの孔型中心位置をパスセン
ターから変位させた場合、ロールによる負荷が変化する
ので同じであり、内面楕円管を高能率に製造することが
できる。このことは、以下の説明から明らかである。
【0026】図4は、孔型ロールの配置が図2に示すA
配置の第1スタンドと第3スタンド、および孔型ロール
の配置が図2に示すB配置の第2スタンドとからなり、
第2スタンドの孔型中心をパスセンターPLから上方に
変位させた場合(条件1)と、下方に変位させた場合
(条件2)を示している。
【0027】また、図5は、上記条件1と条件2におけ
る各スタンドの正面視の上下関係、および孔型各部にお
ける加工度と増減肉との関係を示している。
【0028】条件1のように、第2スタンドの孔型中心
をパスセンターPLよりも上方に変位させた場合には、
第2スタンドのスタンド下部に位置する溝底部2aに大
きな負荷が作用する反面、スタンド上部に位置するフラ
ンジ部分2bに作用する負荷が小さくなる。換言すれ
ば、スタンド下部に位置する溝底部2aでの加工度が大
きくなる反面、スタンド上部に位置するフランジ部分2
bでの加工度が小さくなる。この結果、スタンド下部に
位置する溝底部2aでの減肉率が大きくなるので、該部
で圧延された管肉厚は減肉率が大きくなった分だけより
薄肉になる。また、スタンド上部に位置するフランジ部
分2bでの増肉率が小さくなるので、該部で圧延された
管肉厚は増肉率が小さくなった分だけより薄肉になる。
【0029】一方、前後の第1スタンドと第3スタンド
は、スタンド下部に加工度の小さいフランジ部分2bが
位置し、スタンド上部に加工度の大きい溝底部2aが位
置しており、スタンド下部のフランジ部2bでは増肉が
抑制され、スタンド上部の溝底部2aでは減肉が促進さ
れる。このため、スタンドの上下に対応する部分の管肉
厚は、第2スタンドと、その前後の第1および第3スタ
ンドにおける上記肉厚変化挙動が重箪されて他の部分に
比べて薄肉化する。この結果、上下方向を長軸とする楕
円形の内面を有する外径真円の内面楕円管が成形される
のである。
【0030】これに対し、条件2の場合には、その詳細
な説明は省略するが、その肉厚変化挙動が上記とは逆に
なるので、左右方向を長軸とする楕円形の内面を有する
外径真円の内面楕円管が成形される。
【0031】このことは、表2に示す実験結果からも明
らかである。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】表2は、孔型ロールの配置が図2に示すA
配置の第1スタンドと第3スタンド、および孔型ロール
の配置が図2に示すB配置の第2スタンドからなり、図
3に示すA寸法とB寸法が表3に示す値の孔型を有する
モデル圧延機を用い、外径50mm、肉厚10mmの鉛
製の管を対象に圧延した結果を示している。
【0035】なお、圧延は、3つのスタンドの孔型中心
をパスセンターに一致させた場合(通常圧延)と、第2
スタンドの孔型中心のみをパスセンターから上方に1m
m変位させた場合(条件1)と、第2スタンドの孔型中
心のみをパスセンターから下方に1mm変位させた場合
(条件2)との3通りで行った。また、各スタンドの孔
型ロールは、パスセンターからロール軸心までの離間距
離が60mmのものを用いた。さらに、表2中には第2
スタンド出側のスタンド下部(溝底部2a)とスタンド
上部(フランジ部2b)で圧延された部分の管肉厚の絶
対値と、全スタンド通過後の管内面の楕円度を、上下方
向の内径をa、左右方向の内径をbとしたとき、下記
(3)式で求められる内面楕円率で示した。
【0036】 内面楕円率={(a−b)/a}×100(%)……(3) 表2に示す結果から明らかなように、条件1では、第2
スタンド下部の溝底部2aと第2スタンド上部のフラン
ジ部2bで圧延された管肉厚が、通常圧延時に比べて薄
肉となっている。これに対し、条件2では、第2スタン
ド下部の溝底部2aと第2スタンド上部のフランジ部2
bで圧延された管肉厚が、通常圧延時に比べて厚肉とな
っている。また、全スタンド通過後の管内面楕円率は、
通常圧延では0(ゼロ)で真円であるが、条件1では+
1.1%で上下方向を長径とする内面楕円管が、条件2
では−1.4%で左右方向を長径とする内面楕円管が得
られている。
【0037】なお、以上は、第2スタンドの孔型中心を
パスセンターから上下方向に変位させた場合について説
明したが、上下方向と120°位相した左右いずれかの
斜め方向に変位させた場合にも、上記と同じ理由によ
り、内面楕円管が成形される。従って、上記第2スタン
ドの孔型中心は、孔型を構成する各孔型ロールの溝底中
央に対向する3つのロール隙間G(図3参照)のうちの
いずれか1のロール隙間延在方向にパスセンターから変
位させればよいことになる。
【0038】以上の説明から明らかなように、本発明の
方法に従って絞り圧延を行う場合には、特殊な工具を用
いることなく、既存の圧延機の孔型中心位置を変位させ
るのみで、損内面楕円管を高能率に製造することができ
る。
【0039】なお、内面の楕円度は、孔型のAおよびB
寸法の比、加える加工度およびパスセンターに対する偶
数番目の各スタンドの孔型中心の変位量によってことな
る。従って、これらの関係を予め実験などによって求め
ておき、その結果に基づいてパスセンターに対する偶数
番目の各スタンドの孔型中心の変位量を変化させること
で、所望の楕円度を有する内面楕円管を得るようにすれ
ばよい。
【0040】
【実施例】表4に示すA寸法とB寸法(図3参照)の孔
型を有する17スタンドからなる3ロールサイザを準備
した。この時、孔型ロールとしては、パスセンターから
ロール軸心までの離間距離が250mmのものを全ての
スタンドに組み込んだ。
【0041】
【表4】
【0042】上記の3ロールサイザを用い、外径100
mm、肉厚10.0mmの炭素鋼製の素管の外径を3
0.0mmに絞り圧延する際、全スタンドの孔型中心を
パスセンターに一致させた場合と、偶数番目の全てのス
タンドの孔型中心を一律にパスセンターから上方(+)
または下方(−)へ1、3mmと5mm変位させて設定
した場合の、合計7種類の圧延を行った。
【0043】そして、得られた製品管の円周方向各位置
の外径と内径を測定し、上記(3)式に基づいて内面楕
円率を調べた。その結果を、表5に示した。
【0044】なお、外径は、いずれの場合も、ほぼ真円
であった。
【0045】
【表5】
【0046】表5に示す結果から明らかなように、全ス
タンドの孔型中心をパスセンターに一致させて圧延して
得られた製品管は、その内面楕円率が0(ゼロ)であ
り、内面楕円管は得られなかった。
【0047】これに対し、偶数番目の全てのスタンドの
孔型中心を一律にパスセンターから変位させて圧延して
得られた製品管は、その変位方向が上方(+)である場
合、2.2〜16.2%の内面楕円率を有する内面縦楕
円管が得られた。また、パスセンターに対する孔型中心
の変位方向が下方(−)である場合には、2.4〜1
5.2%の内面楕円率を有する内面横楕円管が得られ
た。
【0048】上記の結果からわかるように、内面楕円率
は、孔型中心のパスセンターからの変位量と方向によっ
てことなる。従って、孔型中心のパスセンターからの変
位量と方向を種々変えることにより、所望の内面楕円率
を得ることが可能なことが明らかである。
【0049】
【発明の効果】本発明の方法によれば、3ロールサイザ
や3ロールストレッチレデューサなどの既存の多スタン
ド定径絞り圧延機を用いて内面楕円型を高能率に製造す
ることが可能である。この結果、製品の製造コスト低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3ロールサイザの一例を示す模式的側面図であ
る。
【図2】3ロールサイザの孔型ロールの配置例を示す模
式的正面図である。
【図3】3ロールサイザの孔型例を示す模式的正面図で
ある。
【図4】本発明の圧延態様を示す図である。
【図5】本発明における肉厚変化メカニズムを説明する
ための図である。
【図6】従来の異形管の一例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1:ロールスタンド、 2:孔型ロール、 2a:溝底部、 2b:フランジ部、 3:孔型、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パスセンター周りに配置されて全体として
    三角形状の丸孔型を構成する3つの孔型ロールが組み込
    まれた複数基の3ロールスタンドからなり、隣合うロー
    ルスタンドの各孔型ロールの圧下方向がパスセンター周
    りに60°位相するように連設された管圧延機により、
    肉厚が円周方向で均等な中空素管の外径を内面規制工具
    を用いずに絞り圧延する際、隣合うロールスタンドのう
    ちのいずれか一方の孔型中心位置を、孔型を構成する各
    孔型ロールの溝底中央に対向する3つのロール隙間のう
    ちのいずれか1のロール隙間延在方向にパスセンターか
    ら変位させることを特徴とする内面楕円管の製造方法。
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