JP3089868B2 - 艶消し塗被紙の製造方法 - Google Patents

艶消し塗被紙の製造方法

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JP3089868B2
JP3089868B2 JP04345102A JP34510292A JP3089868B2 JP 3089868 B2 JP3089868 B2 JP 3089868B2 JP 04345102 A JP04345102 A JP 04345102A JP 34510292 A JP34510292 A JP 34510292A JP 3089868 B2 JP3089868 B2 JP 3089868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、艶消し塗被紙の製造方
法に関する。更に詳しく述べれば、本発明は、白紙及び
印刷後の表面性とも優れ、印刷光沢にも優れ、且つ剛度
が高い艶消し塗被紙の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】艶消し塗被紙は、印刷に際し上品で落ち
着いた印刷効果が得られるので、単色印刷から高級多色
印刷の分野にまで広く使われており、その需要は更に伸
びつつある。
【0003】従来から艶消し塗被紙は、原紙に塗料を塗
布して乾燥した後、チルドロールによる処理を軽く施し
て製品化されているが、紙の表面にまだら模様のいわゆ
るグロスモットルが出易く、又印刷仕上がりが概して鈍
いのでどうしても高級感が出ない。
【0004】印刷仕上がりが鈍いというのは、白紙は艶
消し効果を出すべく光沢度を低く押さえねばならない
が、印刷面まで艶消しのままでは、インキの付着してい
ない白色部とのコントラストがないので鈍く感じ取られ
るということで、要するにこの問題は、白紙光沢は低く
抑え、印刷光沢は高くしなければ改善できない。
【0005】最近の市場が要求するのは、前記のように
紙面は、グロスモットルがなく、艶消しであって、印刷
面のみシャープであって、即ち艶があって、且つ紙の剛
度が高いことである。
【0006】最近、原紙に塗料を塗被して乾燥した後、
塗被面を粗面化ロールで処理する方法により、紙面の肌
合がよく、グロスモットルの少ない、印刷光沢も改善さ
れた製品が得られるようになったが、手で触れた感じが
薄っぺらで腰がないといわれ、未だ市場の要求に応えら
れる水準には到達してはいない。
【0007】この原因は、粗面化ロールとはロール表面
自体に粗さを持たせた、即ち艶消し面を持たせたものな
ので、紙に所定の光沢度を付与するには、表面粗さの殆
どない艶面を有するチルドロールや弾性ロールで処理す
る場合に比べて、処理する際のニップ圧力を高くしなけ
ればならないことにある。このことは粗面化ロールの本
質に由来する欠点なので解決し得ず、粗面化ロールによ
らない他の方法を見出すのが急務である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、かかる
現状に鑑み、原紙に塗料を塗被し、乾燥した後粗面化ロ
ールで処理を施さないで、即ち乾燥した塗被紙をチルド
ロール、弾性ロール等で処理する方法について鋭意研究
を進めた。
【0009】その結果塗被紙をチルドロール、弾性ロー
ル等で処理した場合のグロスモットルをなくす上で、塗
料を塗被する前の原紙の表面粗さをミクロの大きさで捉
え、該原紙の二次元の表面粗さを小さく抑えること、且
つ塗被して乾燥した後の前記ロール等における処理圧力
をできるだけ小さくするため、白紙光沢並びに印刷光沢
が共に出易い塗料組成を用い、塗料による被覆を十分達
成させるに必要な塗被量を確保し、且つ過多としないこ
とが重要であり、又それにより紙に剛度を持たせること
が可能であることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0010】本発明の目的は、グロスモットルが少な
く、白紙及び印刷後の表面性とも優れ、更に印刷後の光
沢にも優れ、且つ剛度が高い艶消し塗被紙の製造方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、JISB06
01で定義される二次元表面粗さ(Ra)が1.5〜
3.0μmである原紙に塗料を塗被して一層以上の塗被
層を形成し、該塗被層の最外層が該層の絶乾全顔料当り
カオリンを20〜75重量%含有し、前記塗被層全体の
塗被量が片面当り13〜28g/m2であり、前記塗被
層の面がチルドロール及びASTM規格D−2240に
よるショア−D硬度80〜95度の弾性ロール間又はA
STM規格D−2240によるショア−D硬度80〜9
5度の弾性ロール同士間で処理されることを特徴とする
艶消し塗被紙の製造方法である。
【0012】本発明は、前記の如き構成からなるもので
あるが、先ず原紙の平滑性が極めて重要でこれが不十分
であると、塗被時の塗料の被覆が不均一となるため、そ
の後のチルドロール及び/又は弾性ロールでの表面処理
時にグロスモットルが出易くなる。
【0013】又塗料の被覆の不均一さを補償しようとし
て塗被量をむやみに増やすのは、製品の坪量を一定とし
た場合、その分原紙の坪量を下げねばならないので、製
品の剛度の低下をもたらすことになり好ましくない。
【0014】前記した如く、粗面化ロールによる紙の表
面の処理の場合に比べ、チルドロールや弾性ロールによ
る場合は、グロスモットルが出易いので、グロスモット
ルの原因になる原紙の平滑性がより重要であり極力平滑
にしなければならない。しかし、この場合の平滑性とは
一般的な王研式、ベック式乃至スムースター等の測定値
では指標になり得ず、グロスモットルのパターンに合っ
たもっとミクロのデータが必要である。
【0015】本発明のために用いられる原紙の二次元表
面粗さが製品のモットルパターンの出方と強い相関があ
り、その数値は 1.5〜3.0 μm、好ましくは 1.5〜2.6
μmでなければならない。前記表面粗さが 3.0μmを超
えると、どのように塗被を工夫してもチルドロールや弾
性ロールで塗被紙の表面を処理する際にグロスモットル
が発生するので適さない。一方、表面粗さの値は、小さ
ければ小さい程本発明にとっては好ましいが、原紙を抄
紙した後にマシンカレンダー、熱カレンダーのような金
属ロール或いは艶出しカレンダーのような金属ロールと
弾性ロールで原紙に平滑性を付与しようとしても光沢、
厚み、密度等の他の特性との絡みでRaを小さくさせるに
は限界があり、その値は 1.5μmである。
【0016】更に、本発明の塗料については、塗料を前
記表面粗さを有する原紙に塗被して乾燥した後塗被紙を
チルドロールと弾性ロールの間に圧接して通紙する際の
押しつけ圧及び/或いはロールニップの線圧が小さくて
も光沢が出易いような組成としなければならない。即
ち、前記チルドロールと弾性ロール間に塗被紙を圧接し
て通紙して塗被紙の表面を処理する場合、該塗被紙にか
かる圧力が大きければ大きいほど塗被紙に光沢を付与で
きるが、同時にグロスモットルが発生し易く、しかも発
生するとひどくなり、且つ紙が締まって、剛度が顕著に
低下する。従って前記チルドロールと弾性ロールで塗被
紙を処理する場合、低いロールニップの線圧を用いて所
望の白紙光沢が得られるよう予め光沢発現性のよい塗料
を調製しておかねばならない。本発明のための低い線圧
は 200kg/cm以下の範囲、好ましくは80〜150kg/cmの範
囲から適宜選択して用いられる。
【0017】塗料組成についてはカオリンの配合比率を
増加させる程塗被紙の光沢が出易いことが判明したの
で、特定量のカオリンを本発明の塗料組成の一部に用い
ることによって表面処理のためのロールニップの線圧を
減少させることができる。しかも、前記カオリンは、炭
酸カルシウムと比べ印刷インキを吸収しにくいので、印
刷面のインキの紙内部への吸収程度が小さくなり印刷面
光沢を高くできるので本発明の目的に極めて合致してい
ることが分かった。
【0018】本発明に適したカオリンの配合比率の範囲
は最外層の絶乾全顔料の20〜75重量%、好ましくは30〜
70重量%であり、この範囲の中から製品に付与したい白
紙光沢度に合うように前記カオリンの配合比率が適宣選
択して用いられる。
【0019】カオリンの配合比率が20重量%未満では通
常の艶消し塗被紙の白紙光沢度をチルドロールと弾性ロ
ールによる処理で10〜45%とするのに、ロールニップの
線圧が200kg/cm以上の高いものとなるため、このような
高いロールニップの線圧で処理した後の塗被紙の表面に
はグロスモットルが現れるので適さない。又、カオリン
の配合比率が75重量%を超えると、前記塗被紙の表面
を処理した後の白紙光沢度が45%を超えるので、もは
や、紙面は艶消しとはいえず、本発明の目的を達成する
ことができない。
【0020】本発明では塗料の原紙表面への被覆を均一
にするため原紙の表面粗さを極力低く抑えるのが必須要
件であるが、同時に塗料の塗被量を一定量以上確保しな
ければならない。即ち、本発明のための塗被量は、片面
当り13〜28g/m2 の範囲であり、原紙の片面或いは両面
に単段で或いは多段で塗被される。
【0021】塗被量が13g/m2 未満では塗料による原紙
表面の均一な被覆は不可能で、塗被後のチルドロールと
弾性ロールによる表面処理によって紙表面にグロスモッ
トルが発生する。一方、該塗被量が28g/m2 を超えると
前記ロールによる表面処理を施した場合に紙の剛度低下
が大きくなり、それによって塗被紙に腰がなくなり、と
りわけ原紙の坪量が低い場合には塗被紙の印刷時に給紙
トラブルを起こして問題となる。
【0022】塗被機については、特に限定されず、ブレ
ードコーター、エアーナイフコーター等の公知のコータ
ーが用いられる。塗被量を片面当り20g/m2 以上とする
場合は、カオリンが適正に配合された塗料を最外層とす
る多段塗被の方が、その後前記したロールで塗被紙の表
面を処理する時のグロスモットルの発生を防止する上で
単段塗被の場合より有効である。例えば、多段塗被の場
合、内層は安価な重質炭酸カルシウムを多量に含む塗料
組成とすることで製造コストを減少でき、且つ原紙表面
が粗いことを内層で被覆することにより大幅に軽減でき
るので、最外層を更に塗被することにより原紙表面の被
覆が徹底される効果が得られる。
【0023】片面当り20g/m2 以下の塗被量の場合はコ
ーターを操業する際の制約から殆どの場合単段塗被とな
らざるを得ず、その場合は本発明のカオリン配合比率を
有する塗料を単段塗被すれば良い。又、片面にのみ印刷
する用途には、片面だけを塗被した製品を要望される
が、片面だけの塗被及び両面塗被の場合とも同じ要領で
塗被が施される。
【0024】本発明のために用いられるカオリン以外の
塗料用顔料としては炭酸カルシウム、酸化チタン、水酸
化アルミニウム、サチンホワイト、酸化亜鉛、硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、タルク、シ
リカ、活性白土、珪藻土、プラスチックピグメント等の
一般に塗被紙用塗料に用いられる顔料が挙げられ、これ
らの中から適宜選択して用いられる。
【0025】更に、塗料用接着剤としては、カゼイン、
大豆蛋白、酵母蛋白、澱粉、酸化澱粉、エステル化澱
粉、エーテル化澱粉、カチオン化澱粉、酵素変性澱粉等
の変性澱粉、セルロース誘導体のような天然接着剤及び
スチレン−ブタジエン系共重合体、メチルメタクリレー
ト−ブタジエン系共重合体等の共役ジエン系共重合体ラ
テックス、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
重合体若しくは共重合体等のアクリル系重合体ラテック
ス、エチレン−酢酸ビニル共重合体のような酢酸ビニル
系重合体ラテックス、ポリビニルアルコールのような合
成接着剤等が挙げられ、これらの接着剤の1種又は2種
以上が用いられ、顔料 100重量部当り5〜30重量部配合
されるという公知の方法で用いられる。
【0026】輪転印刷用塗被紙には、耐ブリスター性を
付与するため、粒子径を大きめにしたり、ポリマーの融
点を低くしたり、或いはゲル含有率を少なくしたラテッ
クスが市販されており、これらを適宜用いればよい。更
に、原紙の灰分を減少させることによって原紙の強度を
向上させることも塗被紙の耐折り割れ性の向上に寄与
し、効果的である。尚、本発明の塗被液の調製に際して
は、分散剤、流動変性剤、消泡剤、着色剤等の通常塗被
紙に用いられる各種助剤が適宜選択して用いられる。
【0027】前記のようにして原紙に塗料が塗被され、
塗被紙はその後3〜8%の水分含有率まで乾燥されて巻
取られるが、乾燥条件については塗膜を損傷さえしなけ
れば特にこだわらない。
【0028】このようにして得られた塗被紙の表面処理
に用いられるチルドロールについては、公知のマシンカ
レンダー或いは艶出しカレンダー用のものを流用すれば
よく、弾性ロールについては公知のコットン、アスベス
ト、ウール、プラスチック等のものでよい。塗被紙を弾
性ロール間に圧接して通紙して弾性ロール同士による場
合やチルドロールと弾性ロールとの組合せによるロール
間を圧接して通紙する場合でも、弾性ロールにのみ当た
る面は、チルドロールに当たる面に比べ処理後の白紙光
沢度が発現し難い。
【0029】従って、弾性ロール間に通紙して塗被紙を
処理する場合には、弾性ロールの硬度がショアーDで80
度未満では所望の光沢度を得るためには処理線圧を 200
kg/cm 以上にしなければならず、処理後のグロスモット
ル発生の原因となる。弾性ロールの硬度は、チルドロー
ルと組み合わせ使用の場合も含め、80〜95度、好ましく
は85〜92度の範囲とし、ロールニップの線圧は200kg/cm
未満、好ましくは80〜150g/cm の範囲で用いるのがグロ
スモットルの発生を防止しながら光沢度を得る上で重要
である。
【0030】前記ロールで処理する際の処理速度と温度
は、塗被紙の光沢度を所望の水準に付与できるように調
節される。処理温度は、通常ロールの表面温度で測定さ
れ必要に応じて30〜80℃に調節される。温度が80℃を超
えると、特に弾性ロールがコットン製の場合、ロール表
面の変形を受け易いので不適であり、温度が30℃未満で
は処理後の光沢の発現性が不十分なので、ロールニップ
の線圧を200kg/cmより過度に高くする必要があり、ロー
ル処理後の塗被紙のグロスモットルの発生や剛度の不足
を招くので好ましくない。
【0031】以上詳細に説明したように原紙の表面平滑
性をミクロ的に調節し、その上に特定されたカオリン含
有量を有する塗料を塗被量を特定して塗被し、乾燥後チ
ルドロール及び/又は硬度を特定された弾性ロールで処
理することにより印刷光沢に優れ、剛度が高い艶消し塗
被紙が得られる。
【0032】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明は、これによって限定されるも
のではない。尚、以下において部及び%とあるのは、す
べて重量部及び重量%を示す。
【0033】実施例1 顔料としてカオリン[エンゲルハード・ミネラルズ・ア
ンド・ケミカルズ(EMC) 製、商品名:ウルトラホワイト
90]8部及び平均粒子径 4.3μmの重質炭酸カルシウム
(自社製、粉砕炭酸カルシウム)92部を混合機に入れ、
これに攪拌しながら酸化澱粉(王子コンスターチ製、商
品名:王子エースA)7部及びラテックス(日本ゼオン
製、商品名:LX407G T-1294)6部、更に顔料当り分散剤
としてポリアクリル酸ソーダ 0.2%、潤滑剤としてステ
アリン酸カルシウム 0.5%、蛍光染料 0.2%を順次添加
し、十分混合して分散した後、5%濃度の水酸化ナトリ
ウム水溶液を用いてpHをアルカリ性に調整して1段目塗
被(内層)用塗料を製造した。
【0034】次に、顔料としてカオリン(ウルトラホワ
イト90)36部、平均粒子径 1.7μmの重質炭酸カルシウ
ム(自社製、粉砕炭酸カルシウム)60部、及び平均粒子
径2μmのサチンホワイト(自社製)4部を混合機に入
れ、これに攪拌しながら酸化澱粉(王子エースA)5部
及びラテックス(LX407G T-1294)10部、更に顔料当り分
散剤としてポリアクリル酸ソーダ 0.3%、潤滑剤として
ステアリン酸カルシウム 0.5%、蛍光染料 0.2%を順次
添加し、十分混合して分散した後、5%濃度の水酸化ナ
トリウム水溶液を用いてpHをアルカリ性に調整して2段
目の塗被(最外層)用塗料を製造した。用いたカオリン
は最外層の全顔料の36%であった。
【0035】フリーネス450ml C.S.F.(カナダ標準フリ
ーネス)の広葉樹漂白クラフトパルプ(LBKP)80部とフリ
ーネス400ml C.S.F.の針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)
20部に、重質炭酸カルシウムを12部、アルケニルコハク
酸系サイズ剤(ファイブラン81、三菱石油製)0.06部、
カチオン化澱粉(ケートF、王子ナショナル製)0.5部
を添加して公知の抄紙機で抄造し、更に両面にサイズプ
レスで下記処方Aの表面サイズ剤を合計で2.0g/m2 塗布
して乾燥した後、マシンカレンダーで40kg/cmのニップ
線圧で圧接して通紙した後にリールに巻取った。原紙の
坪量は81.9g/m2 絶乾)であり、二次元表面粗さは 2.3
μmであった。
【0036】表面サイズ剤処方A 酵素変性澱粉 (自社製) 80部 ポリビニルアルコール (日本合成化学社製、商品名:T-330H ) 17部 スチレンアクリル酸系サイズ剤 (荒川化学工業社製 ポリマロン1308S) 3部
【0037】前記した1段目塗被(内層)用塗料を、こ
の原紙の両面に片面当たり9.0g/m2ブレードコーター
(三菱重工業製)により塗被し、公知の乾燥機で乾燥し
て紙の水分含有率を6%とし、次いで前記した2段目塗
被(最外層)用塗料を1段目の塗料(内層)塗被済み紙
の両面に片面当り14.0g/m2 を前記ブレードコーターで
塗被し、紙の水分含有率が6%となるように乾燥した。
尚、用いたコーターは原紙の各面(表及び裏)をそれぞ
れ2段塗被できるように設計された公知のブレードコー
ターで塗被と乾燥とも同一の速度(900m/min)で行っ
た。
【0038】次に、この塗被紙は、ASTM規定D-2240によ
るショアーD硬度85度の弾性ロール2本及びチルドロー
ル2本が図1のように配置された装置において原紙の裏
面(抄紙機におけるワイヤー面)が上になるように通紙
し、表裏とも1回ずつチルドロールに、そして2回ずつ
弾性ロールに圧接され表面が処理された。
【0039】尚、図1において、符号1はチルドロー
ル、2は弾性ロール、4はペーパーロール、5は塗被紙
であり、弾性ロールにはポリエーテル樹脂製のもの(ヤ
マウチ製YCR-5100)を用いた。チルドロールの温度は45
℃、ニップの線圧は120kg/cmとし通紙速度は700m/minで
あった。得られた原紙及びロールで両面が処理されて得
られた製品の品質評価を次の方法で行った。
【0040】品質評価の方法 1)白紙光沢度:JIS P 8142 に従い、角度75度で測定し
た。 2)原紙及び製品の二次元表面粗さ:小坂研究所製の表
面粗さ測定器(形式:SE-3AK 型)を使用し、中心線平均
粗さ(Ra)で示した。 3)白紙表面性:目視により評価し、最も良いものから
順に○、□、△、×で表示した。○□、□△、△×は各
々の中間を示す。 4)剛度:TAPPI T-543に従ってガーレー剛度を測定し
た。 5)印刷面光沢度:三菱ダイヤ4色印刷機(三菱重工業
製)で印刷した後、4色のベタ重色部をJIS P 8142に従
い、角度75度で測定した。
【0041】実施例2 原紙の抄紙時のマシンカレンダーにおけるニップ線圧を
22kg/cm とした以外実施例1と同様にして公知の抄紙機
で抄造し、紙の二次元表面粗さが 2.9μmの原紙を製造
し、次いで実施例1と同じ塗料を前記原紙に塗被し塗被
紙を製造した。
【0042】得られた塗被紙は、ショアーD硬度91度の
ポリエーテル樹脂製の弾性ロール(ヤマウチ製、YCR 55
00)2本とチルドロール2本が図2のように配置された
装置で原紙の裏面が弾性ロールのみに3回、表面がチル
ドロールのみに3回圧接されて実施例1と同じロールニ
ップの線圧と通紙速度で処理された。得られた原紙及び
前記の如くロールで表面が処理されて得られた製品の品
質を実施例1と同じ要領で評価した。
【0043】実施例3 坪量を 71.9g/m2 とした以外実施例1と同様にして公知
の抄紙機で抄造し、紙の二次元表面粗さが 2.3μmの原
紙を製造し、次いで実施例1と同じにして原紙の両面に
1段目(内層)の塗被を片面当り 10.0g/m2 行い、乾燥
した後、カオリン(ウルトラホワイト90)を25部、平均
粒径 1.7μmの重質炭酸カルシウムを71部、平均粒子径
2μmのサチンホイトを4部とした以外は実施例1と同
じにして製造された塗料を前記1段塗被済みの紙の両面
に2段目(最外層)の塗被を片面当り 16.0g/m2 行い塗
被紙を製造した。最外層の全顔料当りのカオリンの含有
率は25%であり、得られた塗被紙は、実施例2と同様に
して(図2参照)表面を処理した後、得られた製品の品
質を評価した。
【0044】実施例4 坪量を 99.9g/m2 とした以外は実施例1と同様にして公
知の抄紙機で抄造し、紙の二次元表面粗さが 2.3μmの
原紙を製造し、次いでこの原紙の両面にカオリン(ウル
トラホワイト90)を70部、平均粒径 1.7μmの重質炭酸
カルシウム(自社製)を30部、サチンホワイトを無配合
とした以外は実施例1の2段目の塗被(最外層)用塗料
と同じにして製造された塗料を片面当り 14.0g/m2 で両
面に塗被した後、乾燥して塗被紙を製造した。最外層の
全顔料当りのカオリンの含有量は70%であった。
【0045】得られた塗被紙をショアーD硬度81度のコ
ットン製の弾性ロール(由利ロール製、フィルマット)
2本とチルドロール2本が図3のように配置された装置
で、前記塗被紙の表と裏がともにチルドロールに1回、
弾性ロールに2回圧接され、且つ該圧接処理の最終段で
は、2本の弾性ロールの間で、該表、裏面がともに弾性
ロールに圧接されるように実施例1と同様に通紙して処
理した後、得られた製品の品質を評価した。
【0046】実施例5 実施例4で得られたのと同じ原紙の両面にカオリン(ウ
ルトラホワイト90)を70部、平均粒径 1.7μmの重質炭
酸カルシウム(自社製)を26部及び平均粒子径2μmの
サチンホワイト(自社製)を4部とした以外は実施例1
の2段目の塗被(最外層)用塗料と同じにして製造され
た塗料を実施例4と同様にして塗被し、乾燥して塗被紙
を製造した。最外層の全顔料当りのカオリンの含有率は
70%であった。
【0047】得られた塗被紙を硬度81度のコットン製の
弾性ロール(由利ロール製、フィルマット)の4本のみ
が図4のように配置された装置で、表裏とも3回圧接さ
れるようにロールニップの線圧150kg/cm及び通紙速度70
0m/minで処理した後、得られた製品の品質を評価した。
【0048】実施例6 実施例4で製造された塗被紙をショアーD硬度93度のポ
リエーテル製弾性ロール(ヤマウチ製、YCR-5600)の4
本が図4のように配置された装置で前記塗被紙の表と裏
がそれぞれ3回圧接されるようにロールニップの線圧が
130kg/cm及び通紙速度700m/minで処理した後、得られた
製品の品質を評価した。
【0049】実施例7 表面サイズ剤を合計で2.5g/m2 塗布し、マシンカレンダ
ーで55kg/cm のニップ線圧で圧接して通紙した以外は実
施例1と同様にして紙の二次元表面粗さが 1.7μmの原
紙を抄造し、次いで実施例1と同じにして塗被紙を製造
し、得られた製品の品質を評価した。
【0050】比較例1 原紙を抄造する際、マシンカレンダーでのニップ線圧を
10kg/cm で施した以外は実施例1と同様にして紙の二次
元表面粗さが 3.5μmの原紙を製造し、更に得られた原
紙を用いて実施例1と同じにして艶消し塗被紙を製造
し、得られた製品の品質を評価した。
【0051】比較例2 実施例1で得られたのと同じ原紙に実施例1の1段目
(内層)の塗被を施し、乾燥した後、カオリン(ウルト
ラホワイト90)を18部、平均粒径 1.7μmの重質炭酸カ
ルシウム(自社製)を78部及び平均粒子径2μmのサチ
ンホワイト(自社製)を4部とした以外は実施例1の2
段目塗被(最外層)用塗料と同じようにして製造された
塗料を実施例1と同様に前記内層塗被済みの紙に塗被
し、乾燥して塗被紙を製造した。最外層の全顔料当りの
カオリンの含有率は18%であった。得られた塗被紙をロ
ールニップの線圧が250kg/cm、通紙速度が550m/minとし
た以外は実施例2と同様にして通紙して処理した後、得
られた製品の品質を評価した。
【0052】比較例3 実施例4で得られたのと同じ原紙の両面に、カオリン
(ウルトラホワイト90)を78部、平均粒径 1.7μmの重
質炭酸カルシウム(自社製)を18部及び平均粒子径2μ
mのサチンホワイト(自社製)4部とした以外は実施例
1の2段目塗被(最外層)用塗料と同じようにして製造
された塗料を片面当り 16.0g/m2 塗被し、乾燥して塗被
紙を製造した。最外層の全顔料当りのカオリンの含有率
は78%であった。得られた塗被紙を弾性ロールのショア
ーD硬度を81度、ロールニップの線圧を80kg/cm 及び通
紙速度を700m/minとした以外は実施例4と同様にして通
紙して処理した後、得られた製品の品質を評価した。
【0053】比較例4 坪量を101.9g/m2 とした以外は実施例1と同様にして抄
造し、紙の二次元表面粗さが 2.4μmの原紙を製造し
た。得られた原紙に実施例5と同様にして片面当たり 1
1.0g/m2 両面に塗被を施し乾燥した後、弾性ロールのシ
ョアーD硬度を81度、ロールニップの線圧を120kg/cm及
び通紙速度を700m/minとした以外実施例4と同様にして
通紙して処理した後、得られた製品の品質を評価した。
【0054】比較例5 坪量を 69.9g/m2 とした以外は実施例1と同様にして抄
造し、紙の二次元表面粗さが 2.2μmの原紙を製造し
た。実施例1と同様にして、得られた原紙の両面に実施
例1の1段目塗被(内層)用塗料を片面当たり 14.0g/m
2 塗被して乾燥した後、カオリン(ウルトラホワイト9
0)を60部、平均粒径 1.7μmの重質炭酸カルシウム
(自社製)を36部及び平均粒子径2μmのサチンホワイ
ト(自製)4部とした以外は実施例1の2段目塗被(最
外層)用塗料と同様にして製造された塗料を1段目の塗
被済み紙の上に片面当り 16.0g/m2 塗被し、乾燥して塗
被紙を製造した。得られた塗被紙について、弾性ロール
としてショアーD硬度が85度のコットンロール(由利ロ
ール製、フィルマット)を使用したこと以外実施例1と
同様にして表面処理を施した後、得られた製品の品質を
評価した。
【0055】比較例6 実施例1で製造された塗被紙を、JIS B0601 で定義され
る表面粗さRmaxが15μmである硬質の粗面化ロール2本
と実施例1と同じ弾性ロール2本が図5のように配置さ
れた装置で、前記塗被紙の表と裏が粗面化ロールにそれ
ぞれ1回、弾性ロールに2回圧接するようにロールニッ
プの線圧220kg/cm及び通紙速度700m/minで処理した後、
得られた製品の品質を評価した。
【0056】比較例7 実施例1で製造された塗被紙を、弾性ロール(由利ロー
ル製、フィルマット)のショアーD硬度が78度、ロール
ニップの線圧が250kg/cm、通紙速度が600m/minであるこ
と以外は実施例5と同様にして表面処理を施した後、得
られた製品の品質を評価した。
【0057】比較例8 単段塗被における塗被量が 20.0g/m2 である以外は実施
例5と同様にして塗被紙を製造し、得られた塗被紙につ
いて、弾性ロールがショアーD硬度78度(由利ロール
製、フィルマット)、ロールニップの線圧が120kg/cm、
通紙速度が700m/minであること以外実施例2と同様にし
て表面処理を施した後、品質を評価した。
【0058】比較例9 ショアーD硬度98度のポリエーテル樹脂製弾性ロールが
使用されたこと以外実施例5と同様にして塗被紙を表面
処理し、得られた製品の品質を評価した。
【0059】実施例1〜7で得られた結果を表1に、比
較例1〜9で得られた結果を表2に示した。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】表1から明らかなように、二次元表面粗さ
が適正な原紙を用いカオリンを適正比率配合した塗料を
最外層に塗被し、乾燥した後、チルドロールと弾性ロー
ルとを組合せた表面処理装置で処理する本発明法では、
グロスモットルがなく、剛度が高く、しかも白紙光沢度
の水準の割りには印刷面光沢度が際立って高い製品が得
られる(実施例1〜4及び7参照)。又、ショアーD硬
度が適正な弾性ロールを用いれば、弾性ロールのみで塗
被紙の表面を処理することによって、チルドロールと弾
性ロールを組合せた場合とほぼ同程度の高品質の製品が
得られる(実施例5及び6参照)。
【0063】これに対し、原紙の二次元表面粗さが大き
いもの(比較例1)及びカオリンを含有する層(最外
層)の塗被量が少ないと、例えカオリンの配合率が適正
な塗料を用いても、塗被の際、原紙の表面の被覆が不均
一となり、更にその後の塗被紙の表面を処理する方法が
適正であってもグロスモットルが発生して実用に適さな
い(比較例4)。
【0064】一方、塗被層全体の塗被量が多過ぎると一
定重量の製品とするためには原紙の坪量を減少させねば
ならないので、剛度が低くなり、つまり製品の腰がなく
なる(比較例5)。また最外層用塗料のカオリンの含有
率が低いと、その分重質炭酸カルシウムの含有率が高く
なり、印刷面光沢度が出にくいばかりか白紙光沢の発現
性も乏しくなる(比較例2)。この場合、製品に所望の
白紙光沢度を持たせるのに、重度の表面処理が必要とな
り、その結果、グロスモットルが発生し、且つ紙が過度
に締まるため、剛度が低くなって製品の腰が不足するよ
うになる。
【0065】最外層のための塗料中のカオリン含有率
は、高過ぎても白紙光沢度が高くなり、艶消し効果が出
ないので良くない(比較例3)。又塗被紙の表面処理に
弾性ロールのみを用いる場合は、弾性ロールのショアー
D硬度が低すぎると、白紙光沢が出づらいので、重度の
処理が必要であり、グロスモットルの発生と腰の不足の
原因となる(比較例7)。しかしながら、弾性ロールの
ショアーD硬度が95度を超えると、圧接時のロールニッ
プの巾が殆どなくなるため塗被紙の表面への圧接処理が
不均一となり、グロスモットルが発生し易くなる(比較
例9)。
【0066】塗被紙の表面処理にチルドロールと弾性ロ
ールとの組合せロールを用いる場合でも、通紙の仕方に
よっては片面は弾性ロールにしか当たらないことがあ
る。この場合も弾性ロールの硬度が低すぎると、弾性ロ
ールにしか当たらない面は白紙光沢が出づらいので、白
紙光沢が出易いチルドロールによる処理面との間に顕著
な表裏差が生ずるのでこのようにして得られる製品は一
般的には通用しない(比較例8)。
【0067】又塗被紙の表面処理に粗面化ロールと弾性
ロールの組合せロールを使用すると、粗面化ロールで処
理した面はグロスモットルがなく、精緻であるが、白紙
光沢が出づらいので、重度の処理が必要となり、製品の
腰が不足する(比較例6)。
【0068】
【発明の効果】以上に詳細に説明した如く、本発明は、
艶消し塗被紙を製造する際、塗料の十分な被覆を確保す
るため、紙の表面が平滑な、即ち二次元で表示される表
面粗さが特定された原紙を用い、且つ最外層のための塗
料の塗被量を特定し、更に光沢度発現性の高い、即ちカ
オリンの含有率を特定した塗料組成とすることにより、
塗料を前記原紙の表面に塗被し、乾燥した後に得られる
塗被紙をチルドロール及び/或いはショアーD硬度を特
定した弾性ロールにおいて軽度に処理することで表面性
が良く、印刷光沢が良好で、且つ充分に腰のある製品を
製造できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗被紙の表面と裏面とをチルドロールに1回ず
つ、及び弾性ロールに2回ずつ圧接させる本発明の処理
方法である。
【図2】塗被紙の裏面は弾性ロールのみに3回圧接し、
表面はチルドロールのみに3回圧接させる本発明の処理
方法である。
【図3】塗被紙の表面と裏面をチルドロールに1回ず
つ、及び弾性ロールに2回ずつ圧接させる処理方法であ
って、該処理の最終段では塗被紙が2本の弾性ロールの
間に通紙され、表面、裏面共に該弾性ロールに圧接され
る本発明の処理方法である。
【図4】塗被紙の表面と裏面とを共に3回ずつ弾性ロー
ルに圧接させる本発明の処理方法である。
【図5】2本の弾性ロールを挟んで2本の粗面化ロール
を配置して塗被紙を圧接処理する比較例の処理方法であ
る。
【符号の説明】
1・・・チルドロール 2・・・弾性ロール 3・・・粗面化ロール 4・・・ペーパーロール 5・・・塗被紙(裏面が上)
フロントページの続き (72)発明者 楠見 公史 鳥取県米子市吉岡373番地 王子製紙株 式会社 米子工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 19/00 - 19/84

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】JIS B 0601で定義される二次元表面粗さ(R
    a)が 1.5〜3.0 μmである原紙に塗料を塗被して一層以
    上の塗被層を形成し、該塗被層の最外層が該層の絶乾全
    顔料当りカオリンを20〜75重量%含有し、前記塗被層全
    体の塗被量が片面当り13〜28g/m2 であり、前記塗被層
    の面がチルドロール及びASTM規格D-2240によるショアー
    D硬度80〜95度の弾性ロール間又はASTM規格D−2240に
    よるショアーD硬度80〜95度の弾性ロール同士間で処理
    されることを特徴とする艶消し塗被紙の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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