JP3089665U - 扉用錠装置 - Google Patents

扉用錠装置

Info

Publication number
JP3089665U
JP3089665U JP2002002490U JP2002002490U JP3089665U JP 3089665 U JP3089665 U JP 3089665U JP 2002002490 U JP2002002490 U JP 2002002490U JP 2002002490 U JP2002002490 U JP 2002002490U JP 3089665 U JP3089665 U JP 3089665U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
operation unit
lock
rotating shaft
shaft portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002002490U
Other languages
English (en)
Inventor
朝男 久野
Original Assignee
株式会社クローバー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クローバー filed Critical 株式会社クローバー
Priority to JP2002002490U priority Critical patent/JP3089665U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089665U publication Critical patent/JP3089665U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえスコープや郵便受けの設置部分より工
具や腕が挿入されても、撮み操作部の回動操作が容易に
行えないようにする。 【解決手段】 この考案にかかる補助錠3は扉の内側か
ら施錠および解錠するための回動操作が可能な撮み操作
部30を備えている。この撮み操作部30の回動にデッ
ドボルト31が応動して扉枠の側に係脱する。撮み操作
部30は、デッドボルト31に連繋される円筒状の回動
軸部34に撮み33が取り外し可能に取り付けられて成
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、玄関扉のように、主として建物の出入り口に設置される扉に組み 込まれる扉用錠装置に関し、特にこの考案は、扉の内側から施錠および解錠する ための回動操作が可能な撮み操作部を備えた扉用錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の扉用錠装置には、一般にシリンダ錠が組み込まれており、扉の 外面に臨ませたシリンダ錠の鍵孔へ鍵を挿入することにより、前記シリンダ錠が 解錠動作し、鍵の回動操作が可能な状態となる。つぎに鍵を回すと、デッドボル トが作動して扉枠の側と係脱し、扉が施錠または解錠される。扉の内側から施錠 または解錠するときは、前記デッドボルトに連繋された撮み操作部を指先で摘ん で回動操作する。この撮み操作部の回動にデッドボルトが応動して扉枠の側と係 脱し、扉が施錠または解錠される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、玄関扉には、一般にその上部位置に外部を覗き見するためのスコー プが取り付けてある。また、マンションの玄関扉には、下部位置に郵便受けが設 けられている。近年、このような扉の構造を悪用した犯罪が頻発しており、前記 スコープや郵便受けの設置部分から工具や手を差し込んで扉を不正解錠する者が 出現している。 すなわち、スコープの設置部分については、まずスコープを扉から取り外し、 そのスコープの取付孔よりワイヤを用いた工具を差し込み、その工具の先端を撮 み操作部に引っ掛けた上で撮み操作部を回動操作するものである。 郵便受けの設置部分については、郵便物の投入口を適当な工具を用いて押し開 き、その拡張された投入口より腕や工具を差し込んで撮み操作部を回動操作する ものである。
【0004】 この考案は、上記問題に着目してなされたもので、たとえスコープや郵便受け の設置部分より工具や手が挿入されても、撮み操作部の回動操作が容易に行えな いような構成とすることにより、扉の不正解錠を防止した扉用錠装置を提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案による扉用錠装置は、扉の内側から施錠および解錠するための回動操 作が可能な撮み操作部を備えたものであり、この撮み操作部の回動にデッドボル トが応動して扉枠の側に係脱するようになっている。前記撮み操作部は、前記デ ッドボルトに連繋される円筒状の回動軸部に撮みが取り外し可能に取り付けられ て成る。
【0006】 この考案の上記した構成において、「デッドボルト」は、例えば直線的に往復 動する構成のものであって、回動軸部とデッドボルトとの間に、回動軸の回転運 動をデッドボルトの直線運動に変換する機構を介在させる。なお、デッドボルト は、扉枠に設けられた凹溝や受け金具に係脱させる。
【0007】 「回動軸部」を円筒状としたのは、撮みを回動軸部から取り外したときに、回 動軸部の外周面に工具が引っ掛かりにくくするためであり、また、指先で摘んで も回動操作がやりにくいものとするためである。
【0008】 この考案の好ましい一実施態様においては、前記撮みは、前記回動軸部の内孔 に係脱可能な角軸部と、回動軸部の外周面に嵌まる筒状部とを有するものであっ て、前記筒状部の内周面と回動軸部の外周面との間には係脱可能な抜け止め機構 が設けられている。
【0009】 前記の「角軸部」は、断面形状が三角形、四角形、六角形など、多角形に形成 されたものであり、従って、回動軸部の内孔は、角軸部の断面形状に応じた孔形 状に形成される。 「抜け止め機構」は、回動軸部に撮みを取り付けたとき、撮みが簡単に抜ける ことがないようにするためのものであり、例えば、筒状部の内周面と回動軸部の 外周面の一方に凸部、他方に凹部を形成することによって抜け止め機構を容易に 構成できる。
【0010】 上記した構成の扉用錠装置において、扉の内側から施錠または解錠するときは 撮み操作部の撮みを指先で摘んで回動操作する。これにより、撮み操作部の回動 軸部が回動し、その回動にデッドボルトが応動して扉枠の側に係脱する。 施錠時は撮みを回動軸部より取り外し、回動軸部を露出させる。この回動軸部 は円筒状であるので、たとえスコープや郵便受けの設置部分から手や工具を差し 込んでも、回動軸部の外周面に工具を係合できず、また、指先で摘んで回動操作 するのも容易でないため、不正解錠操作を防止できる。 扉の外側から施錠する場合は、撮みを回動軸部より取り外した後、扉を閉め、 扉の外側より鍵を用いて施錠する。
【0011】 この考案によれば、たとえスコープや郵便受けの設置部分より工具や腕が挿入 されても、撮み操作部の回動操作を行うのが容易でなく、扉の不正解錠を防止で きる。
【0012】
【考案の実施の形態】
図1は、二重ロック構造の扉1の内面を拡大して示したものである。この扉1 には、公知の構造の主錠2と、この考案の一実施例である補助錠3とが組み込ま れている。 なお、この考案の扉用錠装置は補助錠3のみならず主錠2にも用いることがで き、さらに、二重ロック構造でない一般的な扉の錠として用いることが可能であ る。
【0013】 図1において、20,21は主錠2の撮み操作部およびデッドボルトであり、 撮み操作部20を指先で摘んで回動操作し、その回動に応じてデッドボルト21 を直線的に往復動させることにより、主錠2を扉1の内側より施錠したり解錠し たりする。10は扉1が設置されている扉枠であり、この扉枠10には前記デッ ドボルト21がその往復動によって係脱する凹溝11が形成されている。
【0014】 図示していないが、主錠2はシリンダ錠を内蔵しており、扉1の外面に臨ませ たシリンダ錠の鍵孔に鍵を挿入すると、シリンダ錠が解錠動作する。つぎに鍵を 回すと、デッドボルト21が作動し、扉1が施錠または解錠される。 なお、図中、4は回動操作が可能なノブであり、このノブ4を回すことにより ラッチ40が往復動して前記凹溝11に係脱する。
【0015】 前記補助錠3は、扉1の内面側に取り付けられる箱状の錠ケース32を有して いる。この錠ケース32の一側面上には扉1の内側から施錠および解錠するため の回動操作が可能な撮み操作部30が設けられている。この撮み操作部30の撮 み33を指先で摘んで回動操作すると、その回動に応じてデッドボルト31が直 線的に往復動するもので、これにより補助錠3を扉1の内側より施錠および解錠 できる。前記扉枠10にはデッドボルト31がその往復動によって係脱する第2 の凹溝12が形成されている。
【0016】 この補助錠3の錠ケース32は他側面が開口しており、図2および図3に示す ように、その錠ケース32の開口面を蓋板35で塞いでいる。蓋板35上にはシ リンダ錠5が組み込まれ、扉1の外面に臨ませるシリンダ錠5の鍵孔51に鍵6 を挿入することによりシリンダ錠5が解錠動作し、鍵6の回動操作が可能となる 。鍵6を正逆いずれかの方向へ回すと、デッドボルト31が作動し、これにより 扉1が施錠または解錠される。
【0017】 この補助錠3の撮み操作部30は、錠ケース32上に突出する回動軸部34に 撮み33が取り外し可能に取り付けられたものである。図4および図5には、撮 み33が取り外された状態の回動軸部34の構成が、図6には、取り外された撮 み33の構成が、それぞれ示してある。 撮み33は、平面形状が長円形状であり、下面に断面形状が正方形状の角軸部 33aと、その外周に断面形状が円形の筒状部33bとが一体に形成されている 。前記筒状部33bの外周面の対角位置には、一方に吊り紐7を取り付けるため の取付部33cが、他方に抜け止め機構70が組み込まれる厚肉部33dが、そ れぞれ一体に形成されている。なお、前記吊り紐7は、回動軸部34より取り外 した撮み33を紛失しないように適所に吊り下げるためのものである。
【0018】 前記抜け止め機構70は、回動軸部34に撮み33を取り付けたときに撮み3 3が簡単に抜けないようにするためのもので、図7に示すように、厚肉部33d の内孔33eに球体71とばね72とを挿入して前記ばね72をばね受け73で 支持し、球体71をばね力で付勢して筒状部33bの内面へ突出させることによ り回動軸部34の外周面に形成された凹部34bと係脱可能な凸部74を形成し ている。なお、凸部74は、この実施例のような構成のものに限らず、例えば、 筒状部33bの内面に一体形成したようなものであってもよい。
【0019】 前記回動軸部34は、合成樹脂材をもって円筒形状に形成されたものであり、 前記撮み33の角軸部33aが係脱可能な断面形状の内孔34cを有している。 この回動軸部34の外周面は撮み33の筒状部33bが嵌まる外径に設定され、 外周面の90度等角の位置には前記凹部34bが形成されている。 回動軸部34はねじ36により錠ケース32上に回動自由に支持されており、 回動軸部34の基端には鍔状ベース34aが一体形成されている。
【0020】 撮み操作部30の回動軸部34は、図8および図9に示すように、錠ケース3 2の内部に組み込まれた動力伝達機構8を介してデッドボルト31に連繋されて いる。前記動力伝達機構8は、回動軸部34またはシリンダ錠5の回動軸52の 回動を直線運動に変換して板状のデッドボルト31に伝達するためのものであり 、前記ねじ36により回動軸部34に一体に取り付けられた第1の回動板81と 、シリンダ錠5の回動軸52に連繋された第2の回動板84と、第1の回動板8 1の一端に突設された駆動軸82と、デッドボルト31に開設されたスライド孔 83とで構成されている。
【0021】 デッドボルト31はその両端部が錠ケース32の対向位置に開設されたガイド 孔32A,32Bに摺動自由に支持されている。このデッドボルト31の前記ス ライド孔83には駆動軸82が係合しており、回動軸部34と一体に第1の回動 板81が所定の角度だけ回動するとき、駆動軸82がスライド孔83をスライド しつつデッドボルト31をガイド孔32A,32Bに沿って移動させる。
【0022】 第2の回動板84はその一端が前記駆動軸82に、他端がシリンダ錠5の回動 軸52に、それぞれ連結されている。鍵6を回動操作すると、回動軸52が回動 して第2の回動板84が所定の角度だけ回動するので、同様に駆動軸82がスラ イド孔83をスライドしつつデッドボルト31をガイド孔32A,32Bに沿っ て移動させる。
【0023】 つぎに、上記した構成の補助錠3の動作を説明する。 まず、扉1の内側から施錠または解錠するときは、撮み操作部30の撮み33 を指先で摘んで回動操作する。これにより、撮み操作部30の回動軸部34が回 動し、その回動が動力伝達機構8により直線運動に変換されてデッドボルト31 に伝達され、デッドボルト31が移動して扉枠10の凹溝12に係脱する。
【0024】 施錠時は、施錠操作後に撮み33を回動軸部34より取り外し、回動軸部34 を露出させる。この回動軸部34は円筒状であるので、たとえスコープや郵便受 けの設置部分から手や工具を差し込んでも、回動軸部34に工具が係合せず、ま た、回動軸部34を指先で摘んで回動操作するのも容易でないため、不正解錠操 作を防止できる。
【0025】 扉1を外側から施錠するときは、撮み33を回動軸部34より取り外して回動 軸部34を露出させた状態にした後、扉1を閉め、シリンダ錠5の鍵孔51へ鍵 6を挿入して回動操作する。これによりシリンダ錠5の回動軸52が回動し、そ の回動が動力伝達機構8により直線運動に変換されてデッドボルト31に伝達さ れ、デッドボルト31が扉枠10の凹溝12に係合する。
【0026】
【考案の効果】
この考案によれば、たとえスコープや郵便受けの設置部分より工具や手が挿入 されても、撮み操作部の回動操作を行うのが容易でなく、扉の不正解錠を防止で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である補助錠が取り付けら
れた扉の内面を拡大して示す正面図である。
【図2】補助錠の外観を示す側面図である。
【図3】補助錠の外観を示す平面図である。
【図4】撮みを取り外した状態の補助錠を示す正面図で
ある。
【図5】撮みを取り外した状態の補助錠を示す側面図で
ある。
【図6】撮みの底面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
【図8】動力伝達機構の構成を示す補助錠の断面図であ
る。
【図9】動力伝達機構の構成を示す補助錠の背面図であ
る。
【符号の説明】
1 扉 3 補助錠 30 撮み操作部 31 デッドボルト 33 撮み 33a 角軸部 33b 筒状部 34 回動軸部 34b 凹部 34c 内孔 70 抜け止め機構 74 凸部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の内側から施錠および解錠するための
    回動操作が可能な撮み操作部を備え、この撮み操作部の
    回動にデッドボルトが応動して扉枠の側に係脱する扉用
    錠装置において、前記撮み操作部は、前記デッドボルト
    に連繋される円筒状の回動軸部に撮みが取り外し可能に
    取り付けられて成る扉用錠装置。
  2. 【請求項2】 前記撮みは、前記回動軸部の内孔に係脱
    可能な角軸部と、回動軸部の外周面に嵌まる筒状部とを
    有し、前記筒状部の内周面と回動軸部の外周面との間に
    は係脱可能な抜け止め機構が設けられている請求項1に
    記載された扉用錠装置。
JP2002002490U 2002-04-30 2002-04-30 扉用錠装置 Expired - Lifetime JP3089665U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002490U JP3089665U (ja) 2002-04-30 2002-04-30 扉用錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002490U JP3089665U (ja) 2002-04-30 2002-04-30 扉用錠装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3089665U true JP3089665U (ja) 2002-10-31

Family

ID=43240918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002002490U Expired - Lifetime JP3089665U (ja) 2002-04-30 2002-04-30 扉用錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3089665U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004346540A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Miwa Lock Co Ltd 錠前のサムターン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004346540A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Miwa Lock Co Ltd 錠前のサムターン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6848728B2 (en) Window fastener
US11359408B2 (en) Indicator-type door lock
US20070068205A1 (en) Two-point mortise lock
US6564596B2 (en) Door lock assembly with multiple latch devices
US7287787B1 (en) Linear thumb-piece actuation latch mechanism
KR101142425B1 (ko) 도어록 해정장치
KR20100043426A (ko) 창문 자동잠금장치
KR101990918B1 (ko) 슬라이드형 연동도어 모티스
JP3089665U (ja) 扉用錠装置
JP6113765B2 (ja) 打掛錠
KR200489898Y1 (ko) 방충망용 잠금장치
JP4127712B2 (ja) 扉用ロックハンドル装置
KR100720192B1 (ko) 도어 로크장치
KR20090081802A (ko) 슬라이딩 도어용 잠금장치
KR100421692B1 (ko) 미닫이 창문의 잠금장치
KR101811814B1 (ko) 자동잠김을 방지하는 안전방충망 잠금장치
KR20100104600A (ko) 안티패닉형 문 잠금장치용 문 내측 손잡이
JP2005133512A (ja) プッシュプル錠の施錠装置
JP4413550B2 (ja) 防犯サムターンユニット
JP4135878B2 (ja) スライディングサッシ
JPH0732803Y2 (ja) ドアガード機能を備えたドア開錠装置
JP3709122B2 (ja) 窓サッシ等の換気用補助錠
KR102136225B1 (ko) 인디케이터형 도어락
US231352A (en) William s
JP2001193334A (ja) 換気ロック

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814

Year of fee payment: 6