JP3089624B2 - ローラクランプ - Google Patents

ローラクランプ

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JP3089624B2
JP3089624B2 JP05222086A JP22208693A JP3089624B2 JP 3089624 B2 JP3089624 B2 JP 3089624B2 JP 05222086 A JP05222086 A JP 05222086A JP 22208693 A JP22208693 A JP 22208693A JP 3089624 B2 JP3089624 B2 JP 3089624B2
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roller
roller clamp
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clamp
raised portion
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美博 石田
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Nipro Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は点滴セツト中に取り付け
られるローラクランプに関し、更に詳しくは案内溝に上
面が曲面又は平面形状をした隆起部を設け、ローラの支
軸をローラクランプの縦方向(ローラの進行方向)で一
時停止させ、プラスチツクチユーブ上を容易に移動でき
るローラクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】リンゲル液、アミノ酸などの薬液又は血
液を患者に連続的に供給する点滴セツトにおいて、導液
管の途中に設けられたローラクランプは患者への液体供
給量を調整することができるので、一般に広く使用され
ている。
【0003】図3および図4は従来のローラクランプの
縦方向の断面図である。
【0004】図3においては、案内溝23はローラ21
が外部へ外れないように突条部28を設けてローラの支
軸24がこれに当たる構造をしている。
【0005】すなわち、ローラ21の支軸24が突条部
28に位置しプラスチツク22がローラ21の外周面2
9と底板25によって押圧された状態にあり、ローラク
ランプをA方向へ移動させた場合は、ローラ21は時計
方向に回転し抵抗をうけながらの移動となる。しかしロ
ーラクランプをB方向に移動させた場合には、プラスチ
ツクチユーブ22がローラ21の外周面29と底板25
によって押圧が強くなるため移動できなくなる。ローラ
21を反時計方向に回転させる操作を行うことによって
移動可能となるが、操作性が非常に悪くなる。
【0006】図4においては案内溝33はローラ31が
外部へ外れないように突条部38を設け、更にローラ3
1とプラスチツク32が接触しないようにローラの支軸
34を持ち上げる隆起部36を設けた構造をしている。
【0007】すなわち、ローラ31の支軸34が突条部
38に位置し、プラスチツクチユーブ32はローラ31
の外周面39と底板35によって押圧されることなく、
ローラクランプは摺動自在に移動する。しかしながら、
任意の位置に保持する場合には、ローラ31でプラスチ
ツク32を押圧させる操作を必要とするため操作性が悪
くなる傾向にある。
【0008】以上のようなローラクランプを点滴セツト
に組み込んで、薬液の点滴操作を行った際、ローラクラ
ンプを容易にプラスチツクチユーブ上の任意の位置に移
動できない欠点があることが分かった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】薬液の点滴操作におい
てローラクランプを容易にプラスチツクチユーブ上の任
意の位置に移動保持できるローラクランプの開発が要望
されてきた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる要望に応
えるためなされたものであって、本発明の目的はローラ
クランプのローラの支軸を隆起部で一時止め、案内溝の
縦方向のローラ移動を停止させることによって、プラス
チツクチユーブをローラの外周面と底板でローラが回転
する程度に接触させ、プラスチツクチユーブ上の任意の
位置に移動保持できるローラクランプを提供することで
ある。
【0011】すなわち、本発明は、プラスチツクチユー
ブを載置する底板の両隅角から立設された左右一対の側
壁と、該側壁にローラの左右の支軸が摺動自在に移動で
きるように設けられた案内溝と、該案内溝の一方にロー
ラの支軸の摺動を一時停止させるための上面が曲面又は
平面形状をした隆起部が形成され、かつ、該案内溝の隆
起部のある側の一端にローラの左右の支軸が外部に外れ
ないための突条部が形成されていることを特徴とするロ
ーラクランプを要旨とする。
【0012】また、本発明は上記の構成において、上記
隆起部と上記突条部の間にローラの支軸が位置する場
合、プラスチツクチユーブがローラの外周面と底板に接
触していることを特徴とするローラクランプである。
【0013】本発明のローラクランプにおいて、案内溝
の一対の隆起部間の距離が、ローラと接触していないと
き、ローラの左右の支軸全長より0.1〜0.3mm小
さくなっていることが好ましい。
【0014】本発明に係わるプラスチツクチユーブとし
ては、周知のとおりポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル等の可撓性樹脂が使用される。
【0015】また本発明のローラクランプは金属、プラ
スチツク、木材等を使用できるが、ポリエチレン・ポリ
プロピレン・ポリメタクリレート・ポリカーボネート・
ポリ塩化ビニル・ABS樹脂等のプラスチツクからでき
ているのが好ましい。
【0016】
【作用】本発明はかかる構成からなりたっているので、
ローラの支軸を案内溝の隆起部と突条部の間に位置させ
た場合、ローラが回転する程度にプラスチツクチユーブ
をローラの外周面と底板で接触し、プラスチツクチユー
ブに沿ってローラクランプが移動する時に、ローラが回
転しながらプラスチツクチユーブ上の任意の位置にロー
ラクランプが容易に保持される。
【0017】
【実施例】以下、図面と実施例で本発明の一例を具体的
に説明する。図1は本発明ローラクランプの一例を示す
斜視図であり、図2は本発明ローラクランプの一例を示
す縦方向の断面図である。
【0018】図1において、側壁17にほぼ水平に設け
られた案内溝3に沿ってローラ1の左右の支軸4が摺動
自在に移動するようになり、突条部8はローラ1の左右
の支軸4が外部に外れないようになっている。
【0019】隆起部6はローラ1の左右の支軸4が縦方
向の摺動を一時停止させ、更に隆起部6と突条部8の間
にローラ1の左右の支軸4が位置する場合、プラスチツ
クチユーブ2はローラ1と底板5の間に挿入され、同時
に接触している。
【0020】プラスチツクチユーブ2に沿ってローラク
ランプを移動するとローラ1は回転しながら任意の位置
に定められるようになっている。
【0021】図2において、ローラ11の支軸14は案
内溝13の隆起部16と突条部18の間に位置し、ロー
ラクランプがプラスチツクチユーブ12に沿って移動す
る時の位置となり、更にプラスチツクチユーブ12はロ
ーラ11の外周面19と底板15にそれぞれ接触し、ロ
ーラ11は回転する程度の接触である。ローラクランプ
をプラスチツクチユーブ12に沿ってA方向へ移動させ
た場合、ローラ11は時計方向に回転しながらプラスチ
ツクチユーブ12の任意の位置にローラクランプを移動
し、更にまたローラクランプをB方向へ移動させた場
合、ローラ11は反時計方向に回転しながらプラスチツ
クチユーブ12の任意の位置に移動することでローラク
ランプの操作性を向上させる。
【0022】更にプラスチツクチユーブ12はローラ1
1の外周面19と底板15との接触でローラクランプを
任意の位置に保持するようにできている。
【0023】図1において、ABS樹脂製のローラ(直
径15.0mm)の支軸4を案内溝3に嵌め込んだAB
S樹脂で成形したローラクランプを実施例に用いて、外
径3.83mm、内径2.53mm、肉厚0.65mm
のポリ塩化ビニル(理研化学社製BIV−9939N)
のチユーブを挿入し、点滴セツト中のローラクランプを
任意の位置に移動(実施例では300mmを往復させ
る。)させ、固定させた。その固定までの時間を測定し
た。その結果、平均=1.5秒(n=10、R=0.
3)であった。
【0024】なおこのローラクランプの寸法において、
ローラ1の支軸長を7.9mm、ローラ1の支軸が触れ
ていないときの隆起部間を7.8mmとした。比較例1
として、ローラクランプの縦方向の断面が図3の形状を
したローラクランプを用いて、実施例と同様の試験をし
た。その結果、平均=2.0秒(n=10、R=0.
4)であった。
【0025】比較例2として、ローラクランプの縦方向
の断面が図4の形状をしたローラクランプを用いて、実
施例と同様の試験をした。その結果、平均=3.9秒
(n=10、R=0.7)であった。
【0026】本発明は上記データからも明らかなように
実施例のローラクランプが比較例1及び比較例2のロー
ラクランプと比較して、点滴セツト中の任意の位置まで
容易に移動可能で、しかも操作性が向上されたローラク
ランプである。
【0027】
【発明の効果】本発明ローラクランプを使用することに
よって、点滴セツト中の任意の位置に容易にしかも移動
後に固定された状態で保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラクランプの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明のローラクランプの一例を示す縦方向の
断面図である。
【図3】従来のローラクランプの縦方向の断面図であ
る。
【図4】従来のローラクランプの縦方向の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ローラ 2 プラスチツクチユーブ 3 案内溝 4 ローラの支軸 5 底板 6 隆起部 8 突条部 17 側

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチツクチユーブを載置する底板の
    両隅角から立設された左右一対の側壁と、該側壁にロー
    ラの左右の支軸が摺動自在に移動できるように設けられ
    た案内溝と、該案内溝の一方にローラの支軸の摺動を一
    時停止させるための上面が曲面又は平面形状をした隆起
    部が形成され、かつ、該案内溝の隆起部のある側の一端
    にローラの左右の支軸が外部に外れないための突条部が
    形成されていることを特徴とするローラクランプ。
  2. 【請求項2】 プラスチツクチユーブを載置する底板の
    両隅角から立設された左右一対の側壁と、該側壁にロー
    ラの左右の支軸が摺動自在に移動できるように設けられ
    た案内溝と、該案内溝の一方にローラの支軸の摺動を一
    時停止させるための上面が曲面又は平面形状をした隆起
    部が形成され、かつ、該案内溝の隆起部のある側の一端
    にローラの左右の支軸が外部に外れないための突条部が
    形成され、上記隆起部と上記突条部の間にローラの支軸
    が位置する場合、プラスチツクチユーブがローラの外周
    面と底板に接触していることを特徴とするローラクラン
    プ。
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