JP3089420B1 - 光パルス列変換方法 - Google Patents

光パルス列変換方法

Info

Publication number
JP3089420B1
JP3089420B1 JP11196411A JP19641199A JP3089420B1 JP 3089420 B1 JP3089420 B1 JP 3089420B1 JP 11196411 A JP11196411 A JP 11196411A JP 19641199 A JP19641199 A JP 19641199A JP 3089420 B1 JP3089420 B1 JP 3089420B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse train
optical pulse
optical
phase
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11196411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000347227A (ja
Inventor
秀之 外林
Original Assignee
郵政省通信総合研究所長
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 郵政省通信総合研究所長 filed Critical 郵政省通信総合研究所長
Priority to JP11196411A priority Critical patent/JP3089420B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089420B1 publication Critical patent/JP3089420B1/ja
Publication of JP2000347227A publication Critical patent/JP2000347227A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 光−電気変換を行わずに光パルス列の変換を
高速で行うことができるようにし、構成も簡単なものと
する。 【解決手段】 光パルス列の波長および位相を変換する
光パルス列変換方法において、波長λsを有しかつ予め
デジタル位相変調されて位相Φsを有する第1の光パル
ス列Esを、波長λpを有しかつ予めデジタル位相変調
されて位相Φpを有する第2の光パルス列Epと合波
し、その合波した光を非線形光学媒質6に入射して四光
波混合を行わせ、四光波混合によって、第1の光パルス
列Esを新たな波長λiおよび位相Φiを有する光パル
ス列Eiに同時変換する、ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光パルス列の波
長および位相を変換する光パルス列変換方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の光通信方式では、単に光パルスの
On/Offに情報を乗せるだけであったが、近年、光
パルスの位相にもデジタル惰報を乗せる、デジタル位相
変調光通信方式が検討され導入されつつある。
【0003】また、従来の光通信方式では、信号波長と
しては一つの波長しか用いられていなかったが、近年、
伝送光ファイバの広帯域性および光中継器の広帯域化の
技術的進歩から、多くの波長を同時に伝送する波長分割
多重通信方式が主流になりつつある。
【0004】上記のような状況から、光パルス列の波長
および位相を変換する光パルス列変換方法が検討されて
いる。
【0005】図4は従来の光パルス列変換方法の説明図
である。図において、レーザ発振器等のパルス光源91
から出射した波長λmの光パルス列は、位相変調器92
でデジタル位相変調されて位相Φmの光パルス列とな
り、フォトディテクタ93に入力する。
【0006】ここで、波長λmで位相Φmの光パルス列
を、波長λnで位相Φnの光パルス列に変換する場合を
想定する。その場合は、先ず別系統のパルス光源94と
位相変調器95とを設け、そのパルス光源94から波長
λnの光パルス列を出射させ位相変調器95に入れる。
一方、フォトディテクタ93では、入力された光パルス
列を電気信号に変換し、その電気信号を位相変調器95
に出力し、位相変調器95をその電気信号で駆動する。
その駆動によって、波長λnの光パルス列にデジタル位
相変調を行い、位相変調器95から、波長λnで位相Φ
nの光パルス列が出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の光
パルス列変換方法では、一度光−電気変換を行うため電
気回路の速度制限があり、高速での変換が行えない上、
構成が非常に複雑であった。
【0008】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
光−電気変換を行う必要がなく光パルス列の変換を高速
で行うことができ、かつ構成も簡単なものとすることが
できる光パルス列変換方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、光パルス列の波長および位相を変換
する光パルス列変換方法において、第1の波長を有しか
つ予めデジタル位相変調されて第1の位相を有する第1
の光パルス列を、第2の波長を有しかつ予めデジタル位
相変調されて第2の位相を有する第2の光パルス列と合
波し、上記合波した光を非線形光学媒質に入射して四光
波混合を行わせ、上記四光波混合によって、上記第1の
パルス列を次式(1)の関係を満たす新たな波長
よび次式(2)の関係を満たす新たな位相を有する光パ
ルス列に同時変換する、ことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1はこの発明の光パルス列変換方法の説
明図である。図において、レーザ発振器等のパルス光源
1から出射した波長λsの光パルス列は、位相変調器2
でデジタル位相変調されて位相Φsの光パルス列とな
り、被変換デジタル位相変調パルス列すなわちシグナル
光(信号光)Esとして、合波器5に出力される。
【0012】一方、別系統のパルス光源3と位相変調器
4とが設けられ、パルス光源3から出射した波長λpの
光パルス列は、位相変調器4でデジタル位相変調されて
位相Φpの光パルス列となり、制御用デジタル位相変調
パルス列すなわちポンプ光Epとして、合波器5に出力
される。
【0013】合波器5では、入力されたシグナル光Es
とポンプ光Epとを合波し、その合波光を非線形光学媒
質6に出射する。この非線形光学媒質6は、入射した合
波光に、光学媒質の第3次非線形効果に起因する四光波
混合を行う。この非線形光学媒質6としては半導体光増
幅器または光ファイバを用いることができる。
【0014】この四光波混合によって、下記の式(3)
の関係を満たす波長λiと、式(4)の関係を満たす位
相Φiを有するアイドラ光Eiが生成される。
【数3】
【数4】 なお、上記式(3)からアイドラ光の波長λi、シグナ
ル光の波長λs、およびポンプ光の波長λpの関係を求
めると、次式(5)となる。
【数5】 非線形光学媒質6でアイドラ光Eiが発生すると、この
アイドラ光Eiは光フィルタ7で取り出され、光フィル
タ7から出力される。すなわち、シグナル光Esはポン
プ光Epと合波された後、非線形光学媒質6において、
その波長λsと位相Φsとが同時変換され、中心波長が
λiで位相がΦiのアイドラ光Eiとなって出力され
る。
【0015】図2および図3はこの発明の光パルス列変
換方法による実験結果を示す図であり、図2は光スペク
トルを、図3は光パルス列をそれそれ示している。図2
の下段に示したシグナル光Esとポンプ光Epとが、合
波されて非線形光学媒質6に入射すると、四光波混合に
より図2の上段左側に示すようなアイドラ光Eiが生成
される。ここでは、波長1552.5nmのシグナル光
Esが、波長1542.5nmのアイドラ光Eiに変換
されている。
【0016】図3では、繰り返し周波数100GHzで
位相[000π]のシグナル光Esが、位相[000
(π/2)]のポンプ光Epにより、位相[0000]
のアイドラ光Eiに変換されている。
【0017】以上述べたように、この発明の実施形態で
は、光パルス列の波長およびデジタル位相変調を、光−
電気変換を用いることなく、直接的に同時に全光学的に
変換するようにしたので、40GHzといわれている電
気回路での速度制限を受けることなく、高速に光パルス
列の変換を行うことができ、例えばテラ(1012)H
z以上での光パルス列の高速変換を可能にする。したが
って、光パルス列を情報として用いた場合の情報処理速
度を飛躍的に向上させることができ、ネットワーク内の
情報量も増やすことができる。このように、本発明は、
波長多重デジタル位相変調符号通信方式の中継器などに
おいて、波長およびデジタル位相変調を変換する有望な
波長およびデジタル位相変調変換方法として、広く利用
されることが期待される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光パル
ス列変換方法によれば、光パルス列の波長およびデジタ
ル位相変調を、光−電気変換を用いることなく、直接
的に同時に全光学的に変換するようにしたので、40G
Hzといわれている電気回路での速度制限を受けること
なく、高速に光パルス列の変換を行うことができ、例え
ばテラ(10の12乗)Hz以上での光パルス列の高速
変換を可能にする。したがって、光パルス列を情報とし
て用いた場合の情報処理速度を飛躍的に向上させること
ができ、ネットワーク内の情報量も増やすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光パルス列変換方法の説明図であ
る。
【図2】この発明の光パルス列変換方法による実験結果
を光スペクトルで示す図である。
【図3】この発明の光パルス列変換方法による実験結果
を光パルス列で示す図である。
【図4】従来の光パルス列変換方法の説明図である。
【符号の説明】
1 パルス光源 2 位相変調器 3 パルス光源 4 位相変調器 5 合波器 6 非線形光学媒質 7 光フイルタ Ei アイドラ光 λi アイドル光の波長 Φi アイドラ光の位相 Ep ポンプ光 λp ポンプ光の波長 Φp ポンプ光の位相 Es シグナル光 λs シグナル光の波長 Φs シグナル光の位相

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光パルス列の波長および位相を変換する
    光パルス列変換方法において、 第1の波長を有しかつ予めデジタル位相変調されて第1
    の位相を有する第1の光パルス列を、第2の波長を有し
    かつ予めデジタル位相変調されて第2の位相を有する第
    2の光パルス列と合波し、 上記合波した光を非線形光学媒質に入射して四光波混合
    を行わせ、 上記四光波混合によって、上記第1のパルス列を次式
    (1)の関係を満たす新たな波長および次式(2)の
    関係を満たす新たな位相を有する光パルス列に同時変換
    する、 ことを特徴とする光パルス列変換方法。 【数1】 【数2】
  2. 【請求項2】 上記四光波混合によって同時変換されて
    生成した光パルス列は光フィルタを介して取り出され
    る、請求項1に記載の光パルス列変換方法。
  3. 【請求項3】 上記非線形光学媒質は半導体光増幅器ま
    たは光ファイバである、請求項1に記載の光パルス列変
    換方法。
JP11196411A 1999-06-07 1999-06-07 光パルス列変換方法 Expired - Lifetime JP3089420B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11196411A JP3089420B1 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 光パルス列変換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11196411A JP3089420B1 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 光パルス列変換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3089420B1 true JP3089420B1 (ja) 2000-09-18
JP2000347227A JP2000347227A (ja) 2000-12-15

Family

ID=16357421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11196411A Expired - Lifetime JP3089420B1 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 光パルス列変換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3089420B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100870896B1 (ko) * 2007-03-05 2008-11-28 한국과학기술원 사광파 혼합 현상 보상기

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
IEEE JOURNAL OF SELECTED TOPICS IN QUANTUM ELECTRONICS,VOL.3,No.5,(1997)p.p.1131−1145

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000347227A (ja) 2000-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5959764A (en) Wavelength converter, optically operational device and optical pulse phase detecting circuit
US4991975A (en) Division multiplexing and demultiplexing means lightwave communication system comprising optical time
JP4617955B2 (ja) Ook/psk変換装置
JP6774382B2 (ja) 光増幅装置およびそれを用いた光伝送システム
JP6110546B1 (ja) 位相感応光増幅器
JP2003167281A (ja) 光クロック位相同期ループ回路
US20080253768A1 (en) High Bit Rate Packet Generation with High Spectral Efficiency in an Optical Network
US8380083B2 (en) All optical up-conversion system
JP2011501618A (ja) 光−ミリメートル波変換
JP6348447B2 (ja) 光増幅装置およびそれを用いた光伝送システム
JP3089420B1 (ja) 光パルス列変換方法
WO2021124505A1 (ja) 光通信システム
JP4567830B2 (ja) 光波長多重伝送方式
Cardakli et al. Wavelength conversion of subcarrier channels using difference frequency generation in a PPLN waveguide
JP2006060794A (ja) 光クロック信号抽出装置
JP4602923B2 (ja) 波長変換器
CN113765586A (zh) 基于相位敏感放大的同频单纤双向传输系统
Tadanaga et al. A 1-THz optical frequency shifter using quasi-phase-matched LiNbO/sub 3/wavelength converters
JP4029515B2 (ja) 波長変換器及び波長変換装置
Rau et al. Simultaneous all-optical demultiplexing of a 40-Gb/s signal to 4 x 10 Gb/s WDM channel's using an ultrafast fiber wavelength converter
JP3513675B2 (ja) 光周波数変換装置
JP4329574B2 (ja) 時間分割波長ホップ光符号による通信方法及び通信装置
JP2002335055A (ja) 光電ハイブリッド型ミリ波発生器
JP3409080B2 (ja) 光符号変換方法
JP2019002975A (ja) 光増幅装置およびそれを用いた伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3089420

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term