JP3089387B2 - 溶接ガン - Google Patents
溶接ガンInfo
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- JP3089387B2 JP3089387B2 JP07048775A JP4877595A JP3089387B2 JP 3089387 B2 JP3089387 B2 JP 3089387B2 JP 07048775 A JP07048775 A JP 07048775A JP 4877595 A JP4877595 A JP 4877595A JP 3089387 B2 JP3089387 B2 JP 3089387B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガンアームを保持する
ガンブラケットの端部にガンアームを開閉する加圧シリ
ンダを取付けて成る、主として溶接治具に取付ける定置
式の溶接ガンに関する。
ガンブラケットの端部にガンアームを開閉する加圧シリ
ンダを取付けて成る、主として溶接治具に取付ける定置
式の溶接ガンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の溶接ガンとして、軽量化
のために、シリンダバレルをアルミ合金で形成した加圧
シリンダを用いるものが知られている。
のために、シリンダバレルをアルミ合金で形成した加圧
シリンダを用いるものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】溶接治具に取付ける定
置式の溶接ガンはワークの溶接時に発生するスパッタを
浴び易く、加圧シリンダのシリンダバレルの外表面にも
スパッタが付着する。スパッタは高温であるためにシリ
ンダバレルの外表面に一部溶け込み、その上に次々とス
パッタが堆積する。その結果、放置するとスパッタの堆
積層が成長し、遂には加圧シリンダから絶縁しておくべ
き溶接ガンの給電部材に堆積層が触れて溶接電流のリー
クを生ずるようになる。そのため、シリンダバレルに堆
積したスパッタを時々除去することが必要になるが、ス
パッタの一部はガンアームの外表面に溶け込んでいるた
めその除去は困難であり、メンテナンス作業が面倒にな
る。本発明は、以上の点に鑑み、耐スパッタ性を向上さ
せた加圧シリンダを備えるメンテナンス性の良い溶接ガ
ンを提供することをその目的としている。
置式の溶接ガンはワークの溶接時に発生するスパッタを
浴び易く、加圧シリンダのシリンダバレルの外表面にも
スパッタが付着する。スパッタは高温であるためにシリ
ンダバレルの外表面に一部溶け込み、その上に次々とス
パッタが堆積する。その結果、放置するとスパッタの堆
積層が成長し、遂には加圧シリンダから絶縁しておくべ
き溶接ガンの給電部材に堆積層が触れて溶接電流のリー
クを生ずるようになる。そのため、シリンダバレルに堆
積したスパッタを時々除去することが必要になるが、ス
パッタの一部はガンアームの外表面に溶け込んでいるた
めその除去は困難であり、メンテナンス作業が面倒にな
る。本発明は、以上の点に鑑み、耐スパッタ性を向上さ
せた加圧シリンダを備えるメンテナンス性の良い溶接ガ
ンを提供することをその目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、ガンアームを保持するガンブラケットの端部
にガンアームを開閉する加圧シリンダを取付けて成る溶
接ガンであって、加圧シリンダのシリンダバレルをアル
ミ合金製として、シリンダバレルの少なくとも外表面に
陽極酸化皮膜を形成すると共に、ガンブラケットの前記
端部にシリンダバレルの端面に臨むスパッタ排出口を形
成したことを特徴とする。
本発明は、ガンアームを保持するガンブラケットの端部
にガンアームを開閉する加圧シリンダを取付けて成る溶
接ガンであって、加圧シリンダのシリンダバレルをアル
ミ合金製として、シリンダバレルの少なくとも外表面に
陽極酸化皮膜を形成すると共に、ガンブラケットの前記
端部にシリンダバレルの端面に臨むスパッタ排出口を形
成したことを特徴とする。
【０００５】
【作用】陽極酸化皮膜の融点は約2100℃であり、一方、
スパッタの温度は高くても1200℃程度であるから、スパ
ッタが陽極酸化皮膜に溶け込むことはない。また、スパ
ッタの主成分である鉄に対しての陽極酸化皮膜の濡れ性
は低く、そのため、スパッタは陽極酸化皮膜上で粒状に
凝固し、陽極酸化皮膜から簡単に剥離する。従って、加
圧シリンダの作動による振動でも陽極酸化皮膜からスパ
ッタが剥れ落ち、シリンダバレルにスパッタが堆積しに
くくなる。更に、陽極酸化皮膜は高い絶縁性を持つた
め、仮に、スパッタが堆積しても堆積層とシリンダバレ
ルとは電気的に絶縁され、電流リークは生じない。
スパッタの温度は高くても1200℃程度であるから、スパ
ッタが陽極酸化皮膜に溶け込むことはない。また、スパ
ッタの主成分である鉄に対しての陽極酸化皮膜の濡れ性
は低く、そのため、スパッタは陽極酸化皮膜上で粒状に
凝固し、陽極酸化皮膜から簡単に剥離する。従って、加
圧シリンダの作動による振動でも陽極酸化皮膜からスパ
ッタが剥れ落ち、シリンダバレルにスパッタが堆積しに
くくなる。更に、陽極酸化皮膜は高い絶縁性を持つた
め、仮に、スパッタが堆積しても堆積層とシリンダバレ
ルとは電気的に絶縁され、電流リークは生じない。
【０００６】また、陽極酸化皮膜は高硬度で耐摩耗性が
あり、上記の如くシリンダバレルの内表面に陽極酸化皮
膜を形成しておくことで、加圧シリンダの耐久性を向上
できる。
あり、上記の如くシリンダバレルの内表面に陽極酸化皮
膜を形成しておくことで、加圧シリンダの耐久性を向上
できる。
【０００７】また、ガンブラケットの端部に加圧シリン
ダを取付ける場合、シリンダバレルの端面に飛来したス
パッタがガンブラケットの端部内に溜り易くなるが、上
記の如く該端部にスパッタ排出口を形成しておけば、該
排出口を利用して容易にスパッタを排出でき、メンテナ
ンス性が向上する。
ダを取付ける場合、シリンダバレルの端面に飛来したス
パッタがガンブラケットの端部内に溜り易くなるが、上
記の如く該端部にスパッタ排出口を形成しておけば、該
排出口を利用して容易にスパッタを排出でき、メンテナ
ンス性が向上する。
【０００８】
【実施例】図１を参照して、1は溶接治具等の基台Ａに
取付けて使用する定置式の溶接ガンを示す。この溶接ガ
ン1は、基台Ａに対する取付ベース2に上下動自在に支持
させたガンブラケット3と、ガンブラケット3に固定した
固定ガンアーム4と、固定ガンアーム4の上側の可動ガン
アーム5と、ガンブラケット3の下端に取付けた、可動ガ
ンアーム5を開閉する加圧シリンダ6とを備えている。
取付けて使用する定置式の溶接ガンを示す。この溶接ガ
ン1は、基台Ａに対する取付ベース2に上下動自在に支持
させたガンブラケット3と、ガンブラケット3に固定した
固定ガンアーム4と、固定ガンアーム4の上側の可動ガン
アーム5と、ガンブラケット3の下端に取付けた、可動ガ
ンアーム5を開閉する加圧シリンダ6とを備えている。
【０００９】ガンブラケット3は、図２に示す如く、上
下方向に長手の表裏１対の側板3a,3aで構成されてお
り、加圧シリンダ6のシリンダバレル6aをその上端に突
設した１対の突起6b,6bにおいて両側板3a,3aの下端部間
にボルト止めした。更に、シリンダバレル6aの外側面に
ガイドスリーブ6cを一体に形成し、取付ベース2に垂設
したガイドバー2aをガイドスリーブ6cに挿通して、ガン
ブラケット3を加圧シリンダ6を介して取付ベース2に上
下動自在に且つばね7で上方に付勢して支持させた。
下方向に長手の表裏１対の側板3a,3aで構成されてお
り、加圧シリンダ6のシリンダバレル6aをその上端に突
設した１対の突起6b,6bにおいて両側板3a,3aの下端部間
にボルト止めした。更に、シリンダバレル6aの外側面に
ガイドスリーブ6cを一体に形成し、取付ベース2に垂設
したガイドバー2aをガイドスリーブ6cに挿通して、ガン
ブラケット3を加圧シリンダ6を介して取付ベース2に上
下動自在に且つばね7で上方に付勢して支持させた。
【００１０】固定ガンアーム4は、ガンブラケット3の横
方向一方に延出させた状態で、図３に示す如く、ガンブ
ラケット3の両側板3a,3a間に尾端部においてボルト止め
される。
方向一方に延出させた状態で、図３に示す如く、ガンブ
ラケット3の両側板3a,3a間に尾端部においてボルト止め
される。
【００１１】可動ガンアーム5は、両側板3a,3aに形成し
たガイド溝3bに上下１対のガイドピン8a,8bを介して係
合するアームホルダ8にボルト止めされており、加圧シ
リンダ6のピストンロッド6dをアームホルダ8に連結し、
ピストンロッド6dの上動と下動とにより可動ガンアーム
5にガイド溝3bに案内された図１の仮想線示の如き開放
動作と同図実線示の如き閉じ動作とが与えられるように
した。
たガイド溝3bに上下１対のガイドピン8a,8bを介して係
合するアームホルダ8にボルト止めされており、加圧シ
リンダ6のピストンロッド6dをアームホルダ8に連結し、
ピストンロッド6dの上動と下動とにより可動ガンアーム
5にガイド溝3bに案内された図１の仮想線示の如き開放
動作と同図実線示の如き閉じ動作とが与えられるように
した。
【００１２】ピストンロッド6dには上向きの段差面9が
形成されており、取付ベース2から両側板3a,3a間にスト
ッパアーム10を延出し、ピストンロッド6dの上動で可動
ガンアーム5が所定の開放位置に開かれたとき、段差面9
がストッパアーム10に当接して、以後当接反力によりガ
ンブラケット3がばね7に抗して引下げられ、即ち、ガン
ブラケット3がイコライズ動作されて固定ガンアーム4が
下方に開かれるようにした。
形成されており、取付ベース2から両側板3a,3a間にスト
ッパアーム10を延出し、ピストンロッド6dの上動で可動
ガンアーム5が所定の開放位置に開かれたとき、段差面9
がストッパアーム10に当接して、以後当接反力によりガ
ンブラケット3がばね7に抗して引下げられ、即ち、ガン
ブラケット3がイコライズ動作されて固定ガンアーム4が
下方に開かれるようにした。
【００１３】各ガンアーム4,5の先端には凹孔状のチッ
プ接続部4b,5bが形成されており、該接続部4b,5bに夫々
電極チップ11,12を装着し、可動ガンアーム5の閉じ動作
で両ガンアーム4,5の先端の電極チップ11,12間にワーク
Ｗを挟持し、この状態で両ガンアーム4,5に給電してワ
ークＷのスポット溶接を行う。ここで、両側板3a,3a間
には、ガンブラケット3の下部外方に一端を張り出させ
た給電板13が設けられており、給電板13の他端を図３に
示す如く固定ガンアーム4の尾端部一側面の給電端子部4
aに重ね合わせた状態で固定ガンアーム4と共に両側板3
a,3a間に共締めし、更に給電板13の一端寄りの部分を図
４に示す如く加圧シリンダ6の上端の突起6bと共に両側
板3a,3a間に共締めした。そして、給電板13の一端にキ
ックレスケーブルから成る給電ケーブル14の１対の端子
14a,14bを挟むようにして中継部材15をボルト止めする
と共に、中継部材15を可動ガンアーム5の尾端の給電端
子部5aにオンス銅板16を介して接続し、かくて、給電ケ
ーブル14の一方の端子14aが給電板13を介して固定ガン
アーム4に接続され、他方の端子14bが中継部材15をオン
ス銅板16とを介して可動ガンアーム5に接続されるよう
にした。
プ接続部4b,5bが形成されており、該接続部4b,5bに夫々
電極チップ11,12を装着し、可動ガンアーム5の閉じ動作
で両ガンアーム4,5の先端の電極チップ11,12間にワーク
Ｗを挟持し、この状態で両ガンアーム4,5に給電してワ
ークＷのスポット溶接を行う。ここで、両側板3a,3a間
には、ガンブラケット3の下部外方に一端を張り出させ
た給電板13が設けられており、給電板13の他端を図３に
示す如く固定ガンアーム4の尾端部一側面の給電端子部4
aに重ね合わせた状態で固定ガンアーム4と共に両側板3
a,3a間に共締めし、更に給電板13の一端寄りの部分を図
４に示す如く加圧シリンダ6の上端の突起6bと共に両側
板3a,3a間に共締めした。そして、給電板13の一端にキ
ックレスケーブルから成る給電ケーブル14の１対の端子
14a,14bを挟むようにして中継部材15をボルト止めする
と共に、中継部材15を可動ガンアーム5の尾端の給電端
子部5aにオンス銅板16を介して接続し、かくて、給電ケ
ーブル14の一方の端子14aが給電板13を介して固定ガン
アーム4に接続され、他方の端子14bが中継部材15をオン
ス銅板16とを介して可動ガンアーム5に接続されるよう
にした。
【００１４】固定ガンアーム4とガンブラケット3の間、
給電板13とガンブラケット3の間、給電板13と加圧シリ
ンダ6の間及び可動ガンアーム5とアームホルダ8の間は
夫々絶縁材17により電気的に絶縁される。図中15aは給
電板13の一端と中継部材15との間に介設した絶縁スペー
サ、3cはガンブラケット3の各側板3aの外面にビス止め
したカバー、4c,5cは各ガンアーム4,5に形成した冷却水
通路、4d,5dは冷却水通路4c,5cのアーム外表面への開口
端に施した盲栓である。
給電板13とガンブラケット3の間、給電板13と加圧シリ
ンダ6の間及び可動ガンアーム5とアームホルダ8の間は
夫々絶縁材17により電気的に絶縁される。図中15aは給
電板13の一端と中継部材15との間に介設した絶縁スペー
サ、3cはガンブラケット3の各側板3aの外面にビス止め
したカバー、4c,5cは各ガンアーム4,5に形成した冷却水
通路、4d,5dは冷却水通路4c,5cのアーム外表面への開口
端に施した盲栓である。
【００１５】上記の構成において、各ガンアーム4,5に
スパッタが付着堆積すると、固定ガンアーム4とガンブ
ラケット3の間や可動ガンアーム5とアームホルダ8の間
の絶縁が破壊されてしまうおそれがある。更に、加圧シ
リンダ6のシリンダバレル6aの外表面にスパッタが付着
堆積すると、スパッタの堆積層が給電板13に触れ、加圧
シリンダ6と給電板13との間の絶縁が破壊されてしまう
おそれがある。そして、可動ガンアーム5とアームホル
ダ8の間の絶縁と加圧シリンダ6と給電板13との間の絶縁
が共に破壊されると、アームホルダ8と加圧シリンダ6と
の間にガンブラケット3やピストンロッド6dや取付ベー
ス2を介して電流が流れ、可動ガンアーム5から給電板13
に溶接電流の一部がリークしてしまう。そして、リーク
電流が大きくなると溶接不良を生じ、また、リーク電流
が小さくても、リーク電流の電路に介在する、ガイドピ
ン8a，8bとガイド溝3bやガイドバー2aとガイドスリーブ
6cといった可動部の電蝕を生ずる。
スパッタが付着堆積すると、固定ガンアーム4とガンブ
ラケット3の間や可動ガンアーム5とアームホルダ8の間
の絶縁が破壊されてしまうおそれがある。更に、加圧シ
リンダ6のシリンダバレル6aの外表面にスパッタが付着
堆積すると、スパッタの堆積層が給電板13に触れ、加圧
シリンダ6と給電板13との間の絶縁が破壊されてしまう
おそれがある。そして、可動ガンアーム5とアームホル
ダ8の間の絶縁と加圧シリンダ6と給電板13との間の絶縁
が共に破壊されると、アームホルダ8と加圧シリンダ6と
の間にガンブラケット3やピストンロッド6dや取付ベー
ス2を介して電流が流れ、可動ガンアーム5から給電板13
に溶接電流の一部がリークしてしまう。そして、リーク
電流が大きくなると溶接不良を生じ、また、リーク電流
が小さくても、リーク電流の電路に介在する、ガイドピ
ン8a，8bとガイド溝3bやガイドバー2aとガイドスリーブ
6cといった可動部の電蝕を生ずる。
【００１６】そこで、本実施例では、シリンダバレル6a
を、図５に示す如く、アルミ合金製、例えばＡＣ４Ｃ製
のバレル本体100の外表面に厚さ15〜20μの陽極酸化皮
膜101を形成して成るものとした。陽極酸化皮膜101は融
点が約2100℃と高いため、スパッタＳが溶け込むことは
なく、而も、スパッタの主成分たる溶融鉄の陽極酸化皮
膜101に対する接触角は約128°であって濡れ性が低いた
めに、陽極酸化皮膜101上でスパッタＳは粒状に凝固す
る。かくて、スパッタＳは陽極酸化皮膜101から簡単に
剥離し、シリンダバレル6aにスパッタが堆積しにくくな
り、また、その除去も容易になる。更に、陽極酸化皮膜
101は絶縁性が高いため、仮に、スパッタが堆積して
も、スパッタとバレル本体100とは電気的に絶縁され、
スパッタの堆積層が給電板13に触れても電流リークは生
じない。
を、図５に示す如く、アルミ合金製、例えばＡＣ４Ｃ製
のバレル本体100の外表面に厚さ15〜20μの陽極酸化皮
膜101を形成して成るものとした。陽極酸化皮膜101は融
点が約2100℃と高いため、スパッタＳが溶け込むことは
なく、而も、スパッタの主成分たる溶融鉄の陽極酸化皮
膜101に対する接触角は約128°であって濡れ性が低いた
めに、陽極酸化皮膜101上でスパッタＳは粒状に凝固す
る。かくて、スパッタＳは陽極酸化皮膜101から簡単に
剥離し、シリンダバレル6aにスパッタが堆積しにくくな
り、また、その除去も容易になる。更に、陽極酸化皮膜
101は絶縁性が高いため、仮に、スパッタが堆積して
も、スパッタとバレル本体100とは電気的に絶縁され、
スパッタの堆積層が給電板13に触れても電流リークは生
じない。
【００１７】尚、シリンダバレル6aの上端面の１対の突
起6b,6b間の部分は、該突起6b,6bとガンブラケット3と
で囲われるため、該部分に飛来したスパッタの除去が困
難になる。そこで、図１に示す如く、ガンブラケット3
の側板3aの下端に上記部分に臨む切欠きから成るスパッ
タ排出口3dを形成し、該排出口3dを利用してスパッタを
容易に除去できるようにした。
起6b,6b間の部分は、該突起6b,6bとガンブラケット3と
で囲われるため、該部分に飛来したスパッタの除去が困
難になる。そこで、図１に示す如く、ガンブラケット3
の側板3aの下端に上記部分に臨む切欠きから成るスパッ
タ排出口3dを形成し、該排出口3dを利用してスパッタを
容易に除去できるようにした。
【００１８】また、陽極酸化皮膜は高硬度（HV400以
上）で耐摩耗性に優れるため、ピストン摺接面となるシ
リンダバレル6aの内表面にも陽極酸化皮膜を形成すれ
ば、加圧シリンダ6の耐久性が向上する。
上）で耐摩耗性に優れるため、ピストン摺接面となるシ
リンダバレル6aの内表面にも陽極酸化皮膜を形成すれ
ば、加圧シリンダ6の耐久性が向上する。
【００１９】尚、各ガンアーム4,5の耐スパッタ性を向
上させるため、各ガンアーム4,5のアーム本体をアルミ
合金製としてその外表面に陽極酸化皮膜を形成すること
が望ましい。
上させるため、各ガンアーム4,5のアーム本体をアルミ
合金製としてその外表面に陽極酸化皮膜を形成すること
が望ましい。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、加圧シリンダのシリンダバレルにスパッタが
堆積しにくくなり、且つ、シリンダバレルからのスパッ
タの除去及び加圧シリンダとガンブラケットとの連結部
からのスパッタの除去も容易になって、メンテナンス性
が向上し、更に、スパッタの堆積層が給電部材に触れて
も電流リークは生じず、溶接ガンの可動部の電蝕が防止
されて、溶接ガンの耐久性が向上する。
によれば、加圧シリンダのシリンダバレルにスパッタが
堆積しにくくなり、且つ、シリンダバレルからのスパッ
タの除去及び加圧シリンダとガンブラケットとの連結部
からのスパッタの除去も容易になって、メンテナンス性
が向上し、更に、スパッタの堆積層が給電部材に触れて
も電流リークは生じず、溶接ガンの可動部の電蝕が防止
されて、溶接ガンの耐久性が向上する。
【図１】 本発明溶接ガンの一例の截断側面図
【図２】 図１のII-II線截断正面図
【図３】 図１のIII-III線截断平面図
【図４】 図１のIV-IV線截断平面図
【図５】 シリンダバレルの外表面部分の模式的な断面
図
図
３ ガンブラケット 、 ３ｄ スパッ
タ排出口 ４，５ ガンアーム 、 ６ 加
圧シリンダ ６ａ シリンダバレル 、 １００ バレ
ル本体 １０１ 陽極酸化皮膜
タ排出口 ４，５ ガンアーム 、 ６ 加
圧シリンダ ６ａ シリンダバレル 、 １００ バレ
ル本体 １０１ 陽極酸化皮膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 光雄 埼玉県狭山市新狭山１丁目10番地１ ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−10350（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−52570（ＪＰ，Ｕ) 実公 平３−53810（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B23K 9/00 - 11/36 330
Claims (1)
- 【請求項１】 ガンアームを保持するガンブラケットの
端部にガンアームを開閉する加圧シリンダを取付けて成
る溶接ガンであって、加圧シリンダのシリンダバレルを
アルミ合金製として、シリンダバレルの少なくとも外表
面に陽極酸化皮膜を形成すると共に、ガンブラケットの
前記端部にシリンダバレルの端面に臨むスパッタ排出口
を形成したことを特徴とする溶接ガン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07048775A JP3089387B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 溶接ガン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07048775A JP3089387B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 溶接ガン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08243758A JPH08243758A (ja) | 1996-09-24 |
| JP3089387B2 true JP3089387B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=12812646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07048775A Expired - Fee Related JP3089387B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 溶接ガン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3089387B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4505928B2 (ja) * | 2000-02-29 | 2010-07-21 | 株式会社アドヴィックス | ホイールシリンダ |
| CN102357728B (zh) * | 2011-09-20 | 2013-12-18 | 温州日基电子机械有限公司 | 一种气动点焊钳 |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP07048775A patent/JP3089387B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08243758A (ja) | 1996-09-24 |
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