JP2955827B2 - 溶接ガン - Google Patents
溶接ガンInfo
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Description
使用する定置式ガンに好適な溶接ガンに関する。
3−53810号公報により、溶接治具等の基台に取付
けるガンブラケットにガイド溝を形成し、溶接ガンの可
動ガンアームに絶縁材を介して取付けられるアームホル
ダを該ホルダにメタル軸受を介して嵌着したガイドピン
を介してガイド溝に係合し、アームホルダに連結する加
圧シリンダの作動で可動ガンアームにガイド溝に案内さ
れた開閉動作が与えられるようにしたものは知られてい
る。
置式の溶接ガンはワークの溶接時に発生するスパッタを
浴び易く、可動ガンアームにもスパッタが付着する。そ
して、定置式の溶接ガンは手が届きにくいため頻繁にメ
ンテナンスを行うことができず、スパッタが付着堆積し
たまま放置され、遂にはスパッタの堆積層が絶縁材を乗
り越えて可動ガンアームとアームホルダとを橋渡しする
状態になり、可動ガンアームからアームホルダを介して
ガンブラケットに電流がリークすることがある。この場
合、アームホルダに嵌着したガイドピンにもリーク電流
が分流し、ガイドピンとガイド溝との間の電蝕を生じ
て、可動ガンアームをスムーズに開閉できなくなる。本
発明は、以上の点に鑑み、ガイドピンとガイド溝との間
の電蝕を防止して耐久性を向上し得るようにした溶接ガ
ンを提供することをその目的としている。
本発明は、ガンブラケットに形成したガイド溝にガイド
ピンを介して係合するアームホルダを備え、該アームホ
ルダに絶縁材を介して可動ガンアームを取付ける溶接ガ
ンにおいて、アームホルダにガイドピンを樹脂製軸受を
介して嵌着したことを特徴とする。
ブラケットに電流がリークしても、ガイドピンは樹脂製
軸受によってアームホルダに対し電気的に絶縁されてい
るため、ガイドピンにリーク電流が分流することはな
く、ガイドピンとガイド溝との間の電蝕は生じない。
取付けて使用する定置式の溶接ガンを示す。この溶接ガ
ン1は、基台Aに対する取付ベース2に上下動自在に支持
させたガンブラケット3と、ガンブラケット3に固定した
固定ガンアーム4と、固定ガンアーム4の上側の可動ガン
アーム5と、ガンブラケット3の下端に取付けた、可動ガ
ンアーム5を開閉する加圧シリンダ6とを備えている。
下方向に長手の表裏1対の側板3a,3aで構成されてお
り、加圧シリンダ6のシリンダバレル6aをその上端に突
設した1対の突起6b,6bにおいて両側板3a,3aの下端部間
にボルト止めした。更に、シリンダバレル6aの外側面に
ガイドスリーブ6cを一体に形成し、取付ベース2に垂設
したガイドバー2aをガイドスリーブ6cに挿通して、ガン
ブラケット3を加圧シリンダ6を介して取付ベース2に上
下動自在に且つばね7で上方に付勢して支持させた。
方向一方に延出させた状態で、図3に示す如く、ガンブ
ラケット3の両側板3a,3a間に尾端部においてボルト止め
される。
たガイド溝3bに上下1対のガイドピン8a,8bを介して係
合するアームホルダ8にボルト止めされており、加圧シ
リンダ6のピストンロッド6dをアームホルダ8に連結し、
ピストンロッド6dの上動と下動とにより可動ガンアーム
5にガイド溝3bに案内された図1の仮想線示の如き開放
動作と同図実線示の如き閉じ動作とが与えられるように
した。
形成されており、取付ベース2から両側板3a,3a間にスト
ッパアーム10を延出し、ピストンロッド6dの上動で可動
ガンアーム5が所定の開放位置に開かれたとき、段差面9
がストッパアーム10に当接して、以後当接反力によりガ
ンブラケット3がばね7に抗して引下げられ、即ち、ガン
ブラケット3がイコライズ動作されて固定ガンアーム4が
下方に開かれるようにした。
プ接続部4b,5bが形成されており、該接続部4b,5bに夫々
電極チップ11,12を装着し、可動ガンアーム5の閉じ動作
で両ガンアーム4,5の先端の電極チップ11,12間にワーク
Wを挟持し、この状態で両ガンアーム4,5に給電してワ
ークWのスポット溶接を行う。ここで、両側板3a,3a間
には、ガンブラケット3の下部外方に一端を張り出させ
た給電板13が設けられており、給電板13の他端を図3に
示す如く固定ガンアーム4の尾端部一側面の給電端子部4
aに重ね合わせた状態で固定ガンアーム4と共に両側板3
a,3a間に共締めし、更に給電板13の一端寄りの部分を図
4に示す如く加圧シリンダ6の上端の突起6bと共に両側
板3a,3a間に共締めした。そして、給電板13の一端にキ
ックレスケーブルから成る給電ケーブル14の1対の端子
14a,14bを挟むようにして中継部材15をボルト止めする
と共に、中継部材15を可動ガンアーム5の尾端の給電端
子部5aにオンス銅板16を介して接続し、かくて、給電ケ
ーブル14の一方の端子14aが給電板13を介して固定ガン
アーム4に接続され、他方の端子14bが中継部材15をオン
ス銅板16とを介して可動ガンアーム5に接続されるよう
にした。
給電板13とガンブラケット3の間、給電板13と加圧シリ
ンダ6の間及び可動ガンアーム5とアームホルダ8の間は
夫々絶縁材17により電気的に絶縁される。図中15aは給
電板13の一端と中継部材15との間に介設した絶縁スペー
サ、3cはガンブラケット3の各側板3aの外面にビス止め
したカバー、4c,5cは各ガンアーム4,5に形成した冷却水
通路、4d,5dは冷却水通路4c,5cのアーム外表面への開口
端に施した盲栓である。
ークの一部がスパッタとして周囲に飛散し、各ガンアー
ム4,5がスパッタを浴びる。そして、各ガンアーム4,5に
スパッタが付着堆積したまま放置されると、スパッタの
堆積層がガンブラケット3と固定ガンアーム4間の絶縁材
17を乗り越えて両者3,4間の絶縁が破壊されると共に、
可動ガンアーム5上のスパッタ堆積層が可動ガンアーム5
とアームホルダ8間の絶縁材17を乗り越えて両者5,8間の
絶縁が破壊され、溶接電流の一部が可動ガンアーム5か
らアームホルダ8とガンブラケット3とを介して固定ガン
アーム4側にリークしてしまうことがある。そして、こ
のままではリーク電流の一部がガイドピン8a,8bに分流
して、ガイドピン8a,8bとガイド溝3bの間の電蝕を生
じ、可動ガンアーム5をスムーズに開閉できなくなった
り、更には、ワークWを強く加圧できなくなる。
bを夫々樹脂製軸受18を介してアームホルダ8に嵌着し、
該軸受18により各ガイドピン8a,8bをアームホルダ8に対
し電気的に絶縁するようにした。これによれば、リーク
電流がガイドピン8a,8bに分流せず、これらガイドピン8
a,8bとガイド溝3bとの間の電蝕が防止される。尚、軸受
18は絶縁性が高く、且つ、耐摩耗性を有するもの、例え
ば、含油アセタール製のものとすることが望ましい。
してその外表面に陽極酸化皮膜を形成すれば、陽極酸化
皮膜は融点が高く、且つ、スパッタの主成分である溶融
鉄の濡れ性が低いため、スパッタは陽極酸化皮膜上で該
皮膜に溶け込むことなく粒状に凝固して該皮膜から簡単
に剥れ落ち、各ガンアーム4,5にスパッタが堆積しにく
くなり、有利である。更に、陽極酸化皮膜は絶縁性もあ
るため、スパッタが堆積してもその堆積層はガンアーム
4,5から電気的に絶縁され、電流リークそのものが抑制
され、ガイドピン8a,8bとガイド溝3bとの間の電蝕を一
層確実に防止できる。
によれば、ガイドピンとガイド溝との間の電蝕を防止で
き、溶接ガンの耐久性が向上する。
Claims (1)
- 【請求項1】 ガンブラケットに形成したガイド溝にガ
イドピンを介して係合するアームホルダを備え、該アー
ムホルダに絶縁材を介して可動ガンアームを取付ける溶
接ガンにおいて、アームホルダにガイドピンを樹脂製軸
受を介して嵌着したことを特徴とする溶接ガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7048777A JP2955827B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 溶接ガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7048777A JP2955827B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 溶接ガン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08243759A JPH08243759A (ja) | 1996-09-24 |
JP2955827B2 true JP2955827B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=12812698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7048777A Expired - Fee Related JP2955827B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 溶接ガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955827B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5162349B2 (ja) * | 2008-06-25 | 2013-03-13 | 株式会社栄和製作所 | 抵抗溶接ガン |
KR101882974B1 (ko) * | 2016-11-15 | 2018-07-30 | 주식회사 엠에스 오토텍 | 스폿용접장치 |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP7048777A patent/JP2955827B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08243759A (ja) | 1996-09-24 |
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