JP3089148B2 - ガイドブッシュ - Google Patents
ガイドブッシュInfo
- Publication number
- JP3089148B2 JP3089148B2 JP05273633A JP27363393A JP3089148B2 JP 3089148 B2 JP3089148 B2 JP 3089148B2 JP 05273633 A JP05273633 A JP 05273633A JP 27363393 A JP27363393 A JP 27363393A JP 3089148 B2 JP3089148 B2 JP 3089148B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding
- bush
- guide bush
- material holding
- split groove
- Prior art date
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動旋盤や研削盤等に
おいて被加工材料を回転自在に保持するガイドブッシュ
に関するものである。
おいて被加工材料を回転自在に保持するガイドブッシュ
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】実開昭５３−９４３７５号公報に示され
るように、装着本体内にブッシュスリーブが嵌着され、
このブッシュスリーブ内にガイドブッシュが嵌着され、
このガイドブッシュの３箇所の割溝により３分割された
挟持部により被加工材料を回転自在に保持するものがあ
る。
るように、装着本体内にブッシュスリーブが嵌着され、
このブッシュスリーブ内にガイドブッシュが嵌着され、
このガイドブッシュの３箇所の割溝により３分割された
挟持部により被加工材料を回転自在に保持するものがあ
る。
【０００３】この従来のガイドブッシュは、図３に示さ
れるようにブッシュ本体11の内周面に耐摩耗性を有する
超硬合金（セラミックスを含む）の挟持部12が一体にろ
う付けされ、この挟持部12を含むブッシュ本体11の前面
から軸方向中央部まで、その全周を３等分する３箇所に
て半径方向の割溝13が切込み形成され、各挟持部12の内
面に円弧状の材料保持面14a が形成され、この各材料保
持面14a 内に円形の材料保持穴15a が形成されている。
れるようにブッシュ本体11の内周面に耐摩耗性を有する
超硬合金（セラミックスを含む）の挟持部12が一体にろ
う付けされ、この挟持部12を含むブッシュ本体11の前面
から軸方向中央部まで、その全周を３等分する３箇所に
て半径方向の割溝13が切込み形成され、各挟持部12の内
面に円弧状の材料保持面14a が形成され、この各材料保
持面14a 内に円形の材料保持穴15a が形成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この従来の円形の材料
保持穴15a は、割溝13と材料保持面14a との間にエッジ
16a を有しており、このエッジ16a と熱膨張や軟質化し
た被加工材料との間で所謂「かじり」の問題が生ずる。
保持穴15a は、割溝13と材料保持面14a との間にエッジ
16a を有しており、このエッジ16a と熱膨張や軟質化し
た被加工材料との間で所謂「かじり」の問題が生ずる。
【０００５】材料径が大きい場合は材料保持面14a も大
きく、そのエッジ16a を面取り加工して除去することに
より、前記「かじり」を比較的容易に回避できるが、材
料径が４mm以下の小径材料の場合は材料保持面14a も小
さく、そのエッジ16a の面取り加工が容易でない。
きく、そのエッジ16a を面取り加工して除去することに
より、前記「かじり」を比較的容易に回避できるが、材
料径が４mm以下の小径材料の場合は材料保持面14a も小
さく、そのエッジ16a の面取り加工が容易でない。
【０００６】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、面取り加工を要することなく「かじり」の問題を
回避できるガイドブッシュを提供することを目的とする
ものである。
ので、面取り加工を要することなく「かじり」の問題を
回避できるガイドブッシュを提供することを目的とする
ものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブッシュ本体
に設けられた３箇所の割溝にて３分割された挟持部によ
り丸棒形の被加工材料を回転自在に保持するガイドブッ
シュにおいて、各挟持部の内面に一側の割溝から他側の
割溝にわたって平面の材料保持面を形成し、この各材料
保持面内に３角形状の材料保持穴を形成した構成のガイ
ドブッシュである。
に設けられた３箇所の割溝にて３分割された挟持部によ
り丸棒形の被加工材料を回転自在に保持するガイドブッ
シュにおいて、各挟持部の内面に一側の割溝から他側の
割溝にわたって平面の材料保持面を形成し、この各材料
保持面内に３角形状の材料保持穴を形成した構成のガイ
ドブッシュである。
【０００８】
【作用】本発明は、各挟持部にて平面に形成された材料
保持面の中央部により丸棒形の被加工材料を３方より回
転自在に保持する。このとき、平面の材料保持面は割溝
側ほど被加工材料より離間して、面取り効果を持つ。
保持面の中央部により丸棒形の被加工材料を３方より回
転自在に保持する。このとき、平面の材料保持面は割溝
側ほど被加工材料より離間して、面取り効果を持つ。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図１および図２に示された一
実施例を参照して詳細に説明する。
実施例を参照して詳細に説明する。
【００１０】図１および図２は本発明に係るガイドブッ
シュの一例を示し、ほぼ円筒形に形成されたブッシュ本
体11の小孔部内周面には耐摩耗性を有する超硬合金（セ
ラミックスを含む）の挟持部12が一体にろう付けされて
おり、この挟持部12を含むブッシュ本体11の前面から軸
方向中央部まで、ブッシュ本体11の全周を３等分する３
箇所にて半径方向の割溝13が切込み形成されている。
シュの一例を示し、ほぼ円筒形に形成されたブッシュ本
体11の小孔部内周面には耐摩耗性を有する超硬合金（セ
ラミックスを含む）の挟持部12が一体にろう付けされて
おり、この挟持部12を含むブッシュ本体11の前面から軸
方向中央部まで、ブッシュ本体11の全周を３等分する３
箇所にて半径方向の割溝13が切込み形成されている。
【００１１】図１に示されるように、この３分割された
各挟持部12の内面には一側の割溝から他側の割溝にわた
って平面の材料保持面14が形成され、これらの各材料保
持面14内に３角形状の材料保持穴15が形成されている。
各挟持部12の内面には一側の割溝から他側の割溝にわた
って平面の材料保持面14が形成され、これらの各材料保
持面14内に３角形状の材料保持穴15が形成されている。
【００１２】図２に示されるように、ブッシュ本体11の
内部には被加工材料Ｗの挿入を案内するテーパ面21が形
成され、このテーパ面21の前方に材料挿入孔22が形成さ
れ、この材料挿入孔22に面して前記挟持部12が配置され
ている。さらに、ブッシュ本体11の後部外周面にはねじ
23が設けられ、ブッシュ本体11の前部外周面にはテーパ
面24が設けられている。
内部には被加工材料Ｗの挿入を案内するテーパ面21が形
成され、このテーパ面21の前方に材料挿入孔22が形成さ
れ、この材料挿入孔22に面して前記挟持部12が配置され
ている。さらに、ブッシュ本体11の後部外周面にはねじ
23が設けられ、ブッシュ本体11の前部外周面にはテーパ
面24が設けられている。
【００１３】そして、ブッシュ本体11の後部外周ねじ23
と螺合する図示されない締付ねじを回動し、ブッシュ本
体11の外周に嵌合された図示されないブッシュスリーブ
の前端部テーパ穴をブッシュ本体11の前部外周テーパ面
24に相対的に押付けることにより、各挟持部12に縮径方
向の力を作用する。
と螺合する図示されない締付ねじを回動し、ブッシュ本
体11の外周に嵌合された図示されないブッシュスリーブ
の前端部テーパ穴をブッシュ本体11の前部外周テーパ面
24に相対的に押付けることにより、各挟持部12に縮径方
向の力を作用する。
【００１４】この縮径調整により、図１に示されるよう
に各挟持部12にて平面に形成された材料保持面14の中央
部により丸棒形の被加工材料Ｗを３方より回転自在に保
持する。このとき、平面の材料保持面14は割溝側ほど被
加工材料Ｗより離間しているから、面取りした場合と同
等の効果を持ち、各挟持部12による被加工材料Ｗの「か
じり」を防止できる。
に各挟持部12にて平面に形成された材料保持面14の中央
部により丸棒形の被加工材料Ｗを３方より回転自在に保
持する。このとき、平面の材料保持面14は割溝側ほど被
加工材料Ｗより離間しているから、面取りした場合と同
等の効果を持ち、各挟持部12による被加工材料Ｗの「か
じり」を防止できる。
【００１５】また、割溝13の材料側に３角形状の拡大隙
間が形成されるから、ブッシュ本体11の前面から十分フ
ィルタリングされた潤滑油を供給すると、前記拡大隙間
が一種の油溜りとしても機能し、各挟持部12と被加工材
料Ｗとの摺動面間に潤滑油を供給しやすい。
間が形成されるから、ブッシュ本体11の前面から十分フ
ィルタリングされた潤滑油を供給すると、前記拡大隙間
が一種の油溜りとしても機能し、各挟持部12と被加工材
料Ｗとの摺動面間に潤滑油を供給しやすい。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、３分割された各挟持部
の内面に一側の割溝から他側の割溝にわたって平面の材
料保持面を形成して３角形状の材料保持穴を形成するこ
とにより、各平面の材料保持面は割溝側ほど丸棒形の被
加工材料より離間するので、特別な面取り加工を行わな
くとも同等の「かじり」防止効果が得られる。この面取
り加工を不要にできる効果は小径材料に対応する小形挟
持部ほど大きい。さらに、「かじり」のおそれがなくな
ったことにより被加工材料の回転数を上げて生産性の向
上を図れる。また、特別に油溜り部を加工しなくても、
丸棒形の被加工材料と３角形状の材料保持穴との間に形
成される隙間を油溜り部として機能させることができ
る。
の内面に一側の割溝から他側の割溝にわたって平面の材
料保持面を形成して３角形状の材料保持穴を形成するこ
とにより、各平面の材料保持面は割溝側ほど丸棒形の被
加工材料より離間するので、特別な面取り加工を行わな
くとも同等の「かじり」防止効果が得られる。この面取
り加工を不要にできる効果は小径材料に対応する小形挟
持部ほど大きい。さらに、「かじり」のおそれがなくな
ったことにより被加工材料の回転数を上げて生産性の向
上を図れる。また、特別に油溜り部を加工しなくても、
丸棒形の被加工材料と３角形状の材料保持穴との間に形
成される隙間を油溜り部として機能させることができ
る。
【図１】本発明のガイドブッシュの一実施例を示す正面
図である。
図である。
【図２】同上ガイドブッシュの断面図である。
【図３】従来のガイドブッシュを示す拡大正面図であ
る。
る。
Ｗ 被加工材料 11 ブッシュ本体 12 挟持部 13 割溝 14 材料保持面 15 材料保持穴
Claims (1)
- 【請求項１】 ブッシュ本体に設けられた３箇所の割溝
にて３分割された挟持部により丸棒形の被加工材料を回
転自在に保持するガイドブッシュにおいて、 各挟持部の内面に一側の割溝から他側の割溝にわたって
平面の材料保持面を形成し、この各材料保持面内に３角
形状の材料保持穴を形成したことを特徴とするガイドブ
ッシュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05273633A JP3089148B2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | ガイドブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05273633A JP3089148B2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | ガイドブッシュ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07124802A JPH07124802A (ja) | 1995-05-16 |
| JP3089148B2 true JP3089148B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=17530422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05273633A Expired - Fee Related JP3089148B2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | ガイドブッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3089148B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101038051B1 (ko) | 2008-07-16 | 2011-05-31 | 임봉근 | 샌들바닥의 제조방법 및 샌들바닥 |
-
1993
- 1993-11-01 JP JP05273633A patent/JP3089148B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101038051B1 (ko) | 2008-07-16 | 2011-05-31 | 임봉근 | 샌들바닥의 제조방법 및 샌들바닥 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07124802A (ja) | 1995-05-16 |
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