JP3088607B2 - 密閉形電磁弁ボックス - Google Patents

密閉形電磁弁ボックス

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JP3088607B2
JP3088607B2 JP06115398A JP11539894A JP3088607B2 JP 3088607 B2 JP3088607 B2 JP 3088607B2 JP 06115398 A JP06115398 A JP 06115398A JP 11539894 A JP11539894 A JP 11539894A JP 3088607 B2 JP3088607 B2 JP 3088607B2
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box
solenoid valve
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opening
valve
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均 佐本
諭惟知 田村
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甲南電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉形電磁弁ボックス
に関し、特に小型化、コンパクト化、軽量化および低価
格化を図れるようにした密閉形電磁弁ボックスに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図3および図4に示すように、従
来の密閉形電磁弁ボックスは、鉄板や鋼板で作られたボ
ックス101 の内部に取付板102 を設け、この取付板102
に電磁弁(ここでは連式電磁弁)103 や端子台104 を固
定している。電磁弁103 の各ポートに接続される配管10
5 はボックス101 の壁106 を貫通してボックス101 内に
引き出される。
【0003】電磁弁103 としては、1つの弁体を収容し
た1つの弁箱と、この弁体を駆動する1つのソレノイド
とを組み合わせた単体弁を用いることもあるが、各単体
弁に共通する供給配管と排出配管とを簡略にすると共
に、小型化およびコンパクト化を図るために、それぞれ
1つの弁体を収容した複数の弁箱107 および各弁箱107
の弁体を個別に駆動する複数のソレノイド108 とをマニ
ホールド109 に組み付けた連式電磁弁を用いるものが多
い。
【0004】このマニホールド109 には、供給配管105
inに各弁箱107 の供給ポートを連通させる分岐供給路
と、各弁箱107 の排気ポートを排出配管105 exに連通さ
せる集合排出路と、各弁箱107 の出力ポートをそれぞれ
対応する出力配管 105A・ 105Bに連通させる各出力通
路とが形成されている。供給配管105in、排出配管 105e
xおよび出力配管 105A・ 105Bをボックス101の壁106
に貫通させる場合、ボックス101 とこれら配管105 との
間を密封するために、例えば図5に示すように配管105
が気密状に挿通されるゴムブッシュ110を用いたり、図
6に示すように壁106 を貫通し、その両側にボックス10
1 内の配管105 とボックス101 外の配管105 とが螺合さ
れるソケット111 を用いたり、図7に示す樹脂管用の貫
通ユニオン112 や図8に示す銅管用の貫通ユニオン113
を用いたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の密閉形電
磁弁ボックスでは、ボックス101 内に配管105 が設けら
れるので、ボックス101 の容積(あるいは体積)が大き
くなる上、部品点数が多く、組立コストが高くなるとい
う欠点がある。本発明は、上記の事情を鑑みてなされた
ものであり、小型化、コンパクト化、軽量化および低価
格化を図れるようにした密閉形電磁弁ボックスを提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電磁弁と、上
記電磁弁を密封状に収納するボックスとを備える密閉形
電磁弁ボックスにおいて、上記の目的を達成するため、
次のような手段を講じている。すなわち、上記ボックス
の壁に電磁弁の1つまたは複数のポートを開口させた端
面よりも小さく、その1つまたは複数のポートへの配管
接続に要する空間よりも大きい開口部を形成し、電磁弁
の上記1つまたは複数のポートをこの開口部に臨ませる
と共に、上記端面と開口部の周縁との間にシール部材を
介在させて電磁弁を上記壁に固定した密閉形電磁弁ボッ
クスである。
【0007】
【作用】本発明においては、電磁弁のポートがボックス
の開口部に臨ませてあるので、直接に外部の配管を電磁
弁のポートに接続することができ、ボックス内の配管
や、配管をボックスの壁に貫通させるためのゴムブッシ
ュ、ソケット、貫通ユニオンなどが不要になる。
【0008】また、ボックスは、内部の配管が不要にな
るので、少なくとも従来の内部の配管に用いていた容積
だけ小型にすることができ、ボックス内に電磁弁や端子
台をコンパクトに配置することができるようになる。こ
こで、電磁弁としては、いわゆる単体電磁弁であっても
連式電磁弁であってもよいが、多数の電磁弁を用いる場
合には、小型化およびコンパクト化を図るために連式電
磁弁を用いることが好ましい。
【0009】また、電磁弁のポートは複数の端面に開口
させることも可能であるが、ボックス1内の機器配置設
計の容易化を図り、また、シール部材の形状の複雑化や
複数化を避けるため1つの端面に全てのポートを開口さ
せることが好ましい。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例に係る密閉形電磁弁ボック
スを図面に基づいて具体的に説明すれば以下の通りであ
る。図1の正面図に示すように、ボックス1と、これの
内部に収納された連式電磁弁2と、端子台3とを備え、
上記ボックス1の前面に形成された点検口4は図2の底
面図に示す扉5で開閉される。また、この扉5とボック
ス1との間には点検口4の周囲を取り囲むシール部材6
が設けられる。
【0011】上記連式電磁弁2はマニホールド7の上側
に複数(ここでは8個)の単体電磁弁8を組付けたもの
であり、このマニホールド7の底面には、圧縮空気供給
管9が接続される1つの給気ポート10と、サイレンサ11
が接続される4つの排気ポート12と、出力配管が接続さ
れる複数対(ここでは、8対)の出力ポート13A・13B
とを開口させてある。
【0012】上記ボックス1の底壁14には、マニホール
ド7の端面よりも小さく、これら給気ポート10、排気ポ
ート12および出力ポート13A・13Bへの配管作業に必要
な空間よりも大きい開口部15が設けられ、上記連式電磁
弁2は給気ポート10、排気ポート12および出力ポート13
A・13Bがこの開口部15に臨むようにボックス1内に配
置される。
【0013】この連式電磁弁2のマニホールド7の底面
とボックス1の開口部15の周縁との間に例えばゴムなど
からなるシール部材16(図1において黒く塗潰して示
す)を介在させて、連式電磁弁2をボックス1の底壁14
に締め付けることにより、開口部15の周縁部と連式電磁
弁2との間が密封される。この密閉形電磁弁ボックスに
よれば、連式電磁弁2の給気ポート10、排気ポート12お
よび出力ポート13A・13Bを開口部15に臨ませてあるの
で、外部の圧縮空気供給管9、サイレンサ11および出力
配管を直接に対応するポートに接続することができ、ボ
ックス1内の配管、連式電磁弁2を取り付ける取付板、
ボックス1の底壁14に配管を貫通させるためのゴムブッ
シュ、ソケット、貫通ユニオンなどが不要になる。
【0014】したがって、内部の配管に必要な容積だけ
ボックス1を例えば従来例に比べて1/1.7 〜1/3程
度の容積に小型化できると共に軽量化することができ、
ボックス1内に連式電磁弁2や端子台3をコンパクトに
配置することができる。また、内部の配管やボックス1
の底壁14に配管を貫通させるためのゴムブッシュ、ソケ
ット、貫通ユニオンなどが不要になるので、部品点数が
大幅に減少し、部品コストおよび組立コストが大幅に減
少する。
【0015】この実施例では、外部配管の取り合い方向
をボックス1の下方にしているが、外部配管の取り合い
方向は下方だけに限らず、横方向、上方向など任意に設
定することが可能である。そして、この実施例のように
連式電磁弁2のすべてのポートがマニホールド7の一面
のみに開口している場合には、外部配管の取り合い方向
が決まれば、連式電磁弁2の取付け位置が決まり、ボッ
クス1内の機器配置設計が容易になる。
【0016】また、この実施例のように連式電磁弁2の
すべてのポートがマニホールド7の一面のみに開口して
いる場合には、シール部材16の形状を簡単にできると共
に、上記のように全てのポートをひとまとめにして取り
囲む1枚のシール部材16を用いることにより部品点数の
増加を最小限に抑えることができ、コストダウンを図る
上で一層有利になるのである。
【0017】尚、上記の一実施例では、連式電磁弁2の
全てのポートをマニホールド7の一面に集中している
が、本発明は、連式電磁弁2のポートが複数面にわたっ
て開口されている場合、例えば給気ポート10および排気
ポート12がマニホールド7の左右の一面又は両面に開口
され、出力ポート13A・13Bがマニホールド7の底面に
開口されている場合などにも適用できる。
【0018】また、本発明は、連式電磁弁2に限らず、
1つまたは複数の単式電磁弁を密閉状に収納する場合に
も適用できる。さらに、マニホールド7に形成される給
気ポート10の数は1つに限定されず、2つ以上設けても
よく、また、複数の給気ポート10を設ける場合には、各
給気ポート10の供給圧を異ならせて、出力ポートの出力
圧を異ならせてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の密閉形
電磁弁ボックスは、上記ボックスの壁に電磁弁の1つま
たは複数のポートを開口させた端面よりも小さく、その
1つまたは複数のポートへの配管接続に要する空間より
も大きい開口部を形成し、電磁弁の上記1つまたは複数
のポートをこの開口部に臨ませると共に、上記端面と開
口部の周縁との間にシール部材を介在させて電磁弁を上
記壁に固定しているので、ボックス内の配管が不要にな
り、小型化、軽量化およびコストダウンを図れると共
に、ボックス内の機器配置をコンパクトにできる。
【0020】また、ボックス内の配管、電磁弁を取り付
けるための取付板、配管をボックスの壁に貫通させるた
めに用いるゴムブッシュ、ソケット、貫通ユニオンなど
が不要になるので、部品点数が大幅に削減され、一層大
幅にコストダウンを図ることができる。本発明におい
て、特に電磁弁の一端面に全てのポートを開口させ、上
記ボックスの壁にこの電磁弁の全てのポートへの配管接
続に要する空間よりも大きい開口部を形成する場合に
は、外部配管の取り合い方向が決まれば、電磁弁の取付
け位置が決まり、ボックス内の機器配置設計が容易にな
ると共に、開口部の形状およびシール部材の形状が簡単
になると共に部品点数の削減を図る上で一層有利にな
り、さらに一層大幅にコストダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】本発明の一実施例の底面図である。
【図3】従来例の正面図である。
【図4】従来例の側面図である。
【図5】従来例の要部の拡大断面図である。
【図6】他の従来例の要部の拡大断面図である。
【図7】また他の従来例の要部の拡大断面図である。
【図8】さらに他の従来例の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ボックス 2…連式電磁弁 10…給気ポート 12…排気ポート 13A・13B…出力ポート 14…底壁 15…開口部 16…シール部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−79561(JP,A) 特開 平5−164260(JP,A) 実開 平1−176296(JP,U) 実開 昭63−17433(JP,U) 実開 平4−10187(JP,U) 実開 平4−10186(JP,U) 実開 平5−51567(JP,U) 実開 平5−57588(JP,U) 実公 平2−43761(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 27/00 - 27/12 F16K 31/06 - 31/11 F16L 39/00 - 39/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁と、前記電磁弁を密封状に収納す
    るボックスとを備える密閉形電磁弁ボックスにおいて、
    上記ボックスの壁に電磁弁の1つまたは複数のポートを
    開口させた端面よりも小さく、その1つまたは複数のポ
    ートへの配管接続に要する空間よりも大きい開口部を形
    成し、電磁弁の上記1つまたは複数のポートをこの開口
    部に臨ませると共に、上記端面と開口部の周縁との間に
    シール部材を介在させて電磁弁を上記壁に固定したこと
    を特徴とする密閉形電磁弁ボックス。
  2. 【請求項2】 電磁弁の一端面に全てのポートを開口さ
    せ、上記ボックスの壁にこの電磁弁の全てのポートへの
    配管接続に要する空間よりも大きい開口部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の密閉形電磁弁ボック
    ス。
JP06115398A 1994-05-27 1994-05-27 密閉形電磁弁ボックス Expired - Lifetime JP3088607B2 (ja)

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