JP3088497U - 管体切断具 - Google Patents

管体切断具

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JP3088497U JP2002001237U JP2002001237U JP3088497U JP 3088497 U JP3088497 U JP 3088497U JP 2002001237 U JP2002001237 U JP 2002001237U JP 2002001237 U JP2002001237 U JP 2002001237U JP 3088497 U JP3088497 U JP 3088497U
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正広 吉村
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シーキューブ株式会社
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(57)【要約】 【課題】 切断作業時に操作棒を正逆いずれの方向へも
回転操作可能として容易な操作を可能とする。 【解決手段】 本体2は、一端が回動可能に結合された
略半円弧状の一対の半部21,22により内径が変更可
能な略円形リング状に成形されて、管体Pの周囲に配設
される。本体2には、これを管体Pの外周に沿って回転
移動可能とするガイドローラ51,52と、本体2の回
転に伴って管体の外周面に食い込みつつその全周を移動
して管体Pを切断するカッター6とが設けられる。本体
2と略同心状にかつこれと一体回転可能に被駆動体が設
けられ、これは半円弧状の一対の半部71、72により
円形リング状に成形されて、その外周全周に歯形73が
形成されている。操作棒の、略円弧状に成形された先端
部内周の爪部を被駆動体7の歯形73に係合させて被駆
動体7を回転操作する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は金属製や樹脂製の管体を輪切り切断するのに使用する管体切断具に関 する。
【0002】
【従来の技術】
マンホール等に接続した配線管等の管体先端部を切り落としてマンホール内へ の突出長を揃える等の用途に管体切断具が使用されている。この切断具は、内周 より突出するカッターを備えた略円形の本体を管体の周囲に配設し、上記本体を ガイドローラ等で案内しつつ管体外周に沿って回転移動させることにより、管体 外周面に食い込んだカッターによって管体を輪切り切断するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記管体切断具の本体を回転移動させるのに従来は、本体に隣接し てこれと一体にラチェット機構内蔵のリング体を設け、このリング体の操作棒を 回転操作している。このような構造によると、操作棒を常にラチェット機構が噛 み合う一定方向へ回転操作する必要がある。したがって、操作棒が隣接する他の 管体と干渉するのを避ける等のために、切断具を管体に逆向きに装着すると、こ れに応じて操作棒も逆方向へ回転操作する必要があるため、操作しづらいという 問題があった。また、リング体に捩じ込み結合されている操作棒の基端に操作力 が集中してこの部分が破損し易いという問題もあった。
【0004】 そこで、本考案はこのような課題を解決するもので、切断作業時に操作棒を正 逆いずれの方向へも回転操作可能として容易な操作を可能とするとともに、操作 棒の基端の破損を生じない管体切断具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1考案では、互いに結合された略半円弧状の一 対の半部(21,22)により内径が変更可能な略円形リング状に成形されて管 体(P)の周囲に配設される本体(2)と、当該本体(2)に設けられて管体( P)の外周に接し、本体(2)を管体(P)の外周に沿って回転移動可能とする ガイド部材(51,52)と、本体(2)に設けられ当該本体(2)の回転に伴 って管体(P)の外周面に食い込みつつその全周を移動して管体(P)を切断す るカッター(6)と、互いに結合された半円弧状の一対の半部(71、72)に より円形リング状に成形されて本体(2)と略同心状にかつこれと一体回転可能 に設けられ、外周全周に歯形(73)が形成された被駆動体(7)と、被駆動体 (7)の歯形(73)の一部に着脱可能に係合する係合部(821)が形成され て被駆動体(7)を回転操作する操作棒(8)とを具備している。
【0006】 本第1考案において、カッターが管体の外周面に適当量食い込むように本体の 内径を調整し、操作棒の係合部を被駆動体の歯形に係合させて被駆動体およびこ れと一体の本体を管体の外周に沿って回転移動させると、カッターが管体の外周 面に食い込みつつ移動して管体を一周する切り込みが形成される。本体の内径を 縮径方向へ調整して、以上の行程を繰り返すことにより管体が輪切り切断される 。操作棒を正逆いずれの方向にしてもその係合部を被駆動体の歯形に係合させる ことができ、この状態で被駆動体、すなわち切断具を正逆いずれの方向へも回転 操作することができるから、操作容易である。
【0007】 本第2考案では、上記本体(2)を構成する一対の半部(21,22)は相対 回動可能に一端が互いに連結され、他端の開放端(211,221)の対向距離 を調整する調整手段(31,32)により本体(2)の内径を変更する。本第2 考案においては、本体の内径を容易かつ確実に変更することができる。
【0008】 本第3考案では、上記操作棒(8)の先端部(82)は略円弧状に成形されて その内周に上記被駆動体(7)の歯形(73)に着脱可能に係合する係合部(8 21)が形成されている。本第3考案においては、切断具を回転操作する際に、 略円弧状の操作棒先端部の内周面が被駆動体の外周面に接するから操作力の分散 が図られ、操作力が集中することによる操作棒基端の破損が防止される。
【0009】 なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応 関係を示すものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1には管体切断具の正面図を示し、図2にはその側面図を示す。管体切断具 1は略円形リング状の本体2を備えており、当該本体2は略円弧状の一対の半部 21,22より構成されている。両半部21,22はその一端でボルト23によ って相対回動可能に結合されており、後述する調整ボルト31とナット軸32の 結合を解消して両半部21,22を回動開放することによって管体Pに装着する ことができる。
【0011】 各半部21,22は一対の側板41,42,43,44(図2)を周方向の複 数箇所で結合したもので、一方の半部21には側板41,42間の周方向の二ヶ 所にガイドローラ51,52が回転自在に軸支されて、その一部が半部21の内 周から内方へ突出している。一方、他方の半部22には側板43,44間に円形 のカッター6が回転自在に軸支されて、その一部が半部22の内周から内方へ突 出している。半部21の開放端211には側板41,42間にナット軸32が回 転可能に支持されており、ナット軸32には中間位置に、軸直方向へ貫通する雌 ネジが形成されている。調整ボルト31はナット軸32の雌ネジ内に先端部が捩 じ込まれて水平に位置している。
【0012】 半部22の開放端221の側板41,42間には端壁45が形成されて、端壁 45には径方向外方へ開放する係止凹所451が形成されており、調整ボルト3 1はその軸部311が係止凹所451内に位置して頭部312が係止凹所451 の開口縁に当接係合している。これにより、調整ボルト31を回転させてナット 軸32への捩じ込み量を増すと、これに応じて両半部21,22の開放端211 ,221間が接近して本体2の内径が縮小する。また、ナット軸32への調整ボ ルト31の捩じ込み量を小さくして頭部312と係止凹所451の開口縁との当 接状態を解消し、ナット軸32を中心に調整ボルト31を本体外へ旋回させるこ とによって、両半部21,22を、ボルト23を中心に大きく開放させることが できる。
【0013】 本体2に隣接してこれと略同心状に被駆動体7(図2)が設けてある。被駆動 体7は円形のリング状で、円弧状の一対の半部71,72より構成されており、 両半部71,72はその一端で本体2の上記ボルト23とほぼ同一位置に位置す るボルト(図示略)によって互いに回動可能に結合されている。各半部71,7 2の外周には側縁のフランジ部711,721を除いて歯形73が形成してあり 、食い違い形状とした各半部71,72の開放端712,722を閉鎖して、こ れら開放端712,722の通孔内にピン74を貫通させることにより両半部7 1,72が結合されて、全周に歯形73が形成された円形リング状の被駆動体7 となっている。被駆動体7は、半部72のフランジ部721側面に捩じ込んだ蝶 ネジ75を外して支持板741と一体の上記ピン74を抜き出し、両半部71, 72を回動開放することによって管体P(図1)に装着することができる。
【0014】 図3には操作棒を示す。操作棒8は厚肉板体を成形したもので、矩形断面の棒 状操作部81と先端部82からなり、先端部82は操作部81の基端811から 略円弧状に延びるとともに、先端内周に内方へ突出する係合部としての爪部82 1が形成されている。
【0015】 このような構造の管体切断具で管体を輪切り切断する場合には、本体2と被駆 動体7の両半部21,22,71,72を開いてこれらを管体Pの外周に装着し 、被駆動体7の半部71,72をピン74で結合するとともに、本体2の半部2 1,22をナット軸32と調整ボルト31で結合する。そして、図1に示すよう に、ガイドローラ51,52が管体Pの外周面に接するとともにカッター6が管 体Pの外周面に適当量食い込むように調整ボルト31をナット軸32に捩じ込む 。その後、操作棒8の爪部821を被駆動体7の歯形73の一つに係合させ、略 円弧状の先端部82内周面を、歯形73を形成した被駆動体7の外周面に沿わせ て位置させる(図4)。操作棒8を図4の実線で示すように位置させた場合には 、操作棒8の操作部81を紙面の向こう側へ押しやるように操作して切断具1を 管体P外周に沿って一方向へ回転移動させると、カッター6が管体P外周面に食 い込みつつ移動して管体Pを一周する切り込みが形成される。調整ボルト31の 捩じ込み量を増して本体2の内径を縮小させると管体P外周面へのカッター6の 食い込み量も大きくなり、以上の行程を繰り返して管体P周りに切断具1を回転 させることによって管体Pを輪切り切断することができる。
【0016】 一方、操作棒8を図4の鎖線で示すように位置させた場合には、操作棒8の操 作部81を紙面の向こう側へ押しやるように操作すると、切断具1は管体P外周 に沿って上記とは反対方向へ回転移動する。そして、この場合にもカッター6は 管体P外周面に食い込みつつ移動して管体Pを一周する切り込みが形成され、本 体2を適当に縮径させつつこれを繰り返すことによって管体Pを輪切り切断する ことができる。ここで、切断具1を回転操作する際には、略円弧状の操作棒先端 部82の、内周面の大部分が被駆動体7の外周面に接しているから、操作力の分 散が図られ、この結果、操作力の集中による操作部基端811の破損という問題 は生じない。なお、本体2の内径を調整する構造としては、半部21,22の両 端を対向させて、これらの対向間隔を調整するようなものとしても良い。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案の管体切断具によれば、切断作業時に操作棒を正逆いず れの方向へも回転操作できるから操作が容易であるとともに、操作力が集中して 操作棒の基端が破損するという問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を示す管体切断具の正面図
である。
【図2】本考案の一実施形態を示す管体切断具の側面図
である。
【図3】操作棒の斜視図である。
【図4】管体切断具の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1…切断具、2…本体、21,22…半部、211,2
21…開放端、31…調整ボルト、32…ナット軸、5
1,52…ガイドローラ、6…カッター、7…被駆動
体、71,72…半部、73…歯形、8…操作棒、82
…先端部、821…爪部、P…管体。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに結合された略半円弧状の一対の半
    部により内径が変更可能な略円形リング状に成形されて
    管体の周囲に配設される本体と、当該本体に設けられて
    前記管体の外周に接し、前記本体を前記管体の外周に沿
    って回転移動可能とするガイド部材と、前記本体に設け
    られ当該本体の回転に伴って前記管体の外周面に食い込
    みつつその全周を移動して前記管体を切断するカッター
    と、互いに結合された半円弧状の一対の半部により円形
    リング状に成形されて前記本体と略同心状にかつこれと
    一体回転可能に設けられ、外周全周に歯形が形成された
    被駆動体と、前記被駆動体の歯形に着脱可能に係合する
    係合部が形成されて前記被駆動体を回転操作する操作棒
    とを具備する管体切断具。
  2. 【請求項2】 前記本体を構成する一対の半部は相対回
    動可能に一端が互いに連結され、他端の開放端の対向距
    離を調整する調整手段により前記本体の内径を変更する
    ようにした請求項1に記載の管体切断具。
  3. 【請求項3】 前記操作棒の先端部は略円弧状に成形さ
    れてその内周に前記被駆動体の歯形に着脱可能に係合す
    る前記係合部が形成されている請求項1又は2に記載の
    管体切断具。
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