JP3087726U - 帽 子 - Google Patents

帽 子

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吉偉 河村
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進弘繊維 株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】頭髪を崩さない帽子。 【解決手段】丸編み生地2の一端1bを開口すると共に
他端1aを閉口してなる帽子1であって、この丸編み生
地2は、編針の間隔が40〜80ゲージ(好ましくは、
70〜75ゲージ)の編み機で編成され、6〜40デニ
ール(好ましくは、15〜35デニール)のモノフィラ
メント糸又はマルチフィラメント糸からなる細糸コース
Caと、41〜150デニール(好ましくは、60〜8
0デニール)のマルチフィラメント糸からなる太糸コー
スCbとを有し、隣接する太糸コースCb,Cbの間に
一つ又は複数の細糸コースCaを設けたこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、抜けた頭髪の脱落を防止するとき等に着用する帽子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、飲食物等に頭髪が混入するのを防止する等のために着用する帽子として は、不織布からなる生地で成形し、頭にフィットさせるために、開口した周縁を 芯地等で厚くして腰をもたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記帽子では、着用したときに、腰のある開口部が頭髪を押さえ付 けるため、髪形が崩れることがある。そのため、髪形が崩れなく着用できる帽子 の出現が望まれている。そこで、本考案は、この要請に応えるために、髪形が崩 れ難い帽子を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案が採用した手段は、丸編み生地の一端を開口すると共に他端を閉口して なる帽子であって、この丸編み生地は、編針の間隔が40〜80ゲージ(好まし くは、70〜75ゲージ)の編み機で編成され、6〜40デニール(好ましくは 、15〜35デニール)のモノフィラメント糸又はマルチフィラメント糸からな る細糸コースと、41〜150デニール(好ましくは、60〜80デニール)の マルチフィラメント糸からなる太糸コースとを有し、隣接する太糸コースの間に 一つ又は複数の細糸コースを設けたことを特徴とする帽子である。編成するとき の歩留りの向上を図るために、前記太糸コースのマルチフィラメント糸を、仮撚 加工糸とすることもある。
【0005】 本考案が採用した別の手段は、丸編み生地の一端を開口すると共に他端を閉口 してなる帽子であって、この丸編み生地は、6〜80デニール(好ましくは、1 5〜40デニール)のモノフィラメント糸又はマルチフィラメント糸からなり、 編針の間隔が40〜80ゲージ(好ましくは、70〜75ゲージ)の編み機で編 成されたことを特徴とする帽子である。
【0006】 前記本考案に係る帽子にあっては、細い糸を用いて細かい編み目で編成された 腰のない丸編み生地からなるため、頭に被ったとき、開口部を含めて軽いフィッ ト状態で頭髪を覆うことになり、髪形を大きく崩すこともない。なお、生地に太 糸コースを含ませたときには、強度が増して、破れ難くなる。
【0007】 頭に被り易くするために、前記丸編み生地の開口する周縁が、生地を他端に向 かって巻き込んでなる巻込部で形成されることもある。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る帽子を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。帽子1 は、図1に示す如く、上端1aを閉口すると共に下端1bを開口して、上下端の 間に覆い部分1cを形成してある。覆い部分1cは、複数コースで1組織を形成 した丸編み生地2から形成してある。
【0009】 この丸編み生地2は、図2の拡大図に示す如く、複数コース(図示の場合は四 つのコース)で1組織Aを形成したものであって、1組織A中に細いフィラメン ト糸3からなる細糸コースCa及び太いフィラメント糸4からなる太糸コースC bを有し、隣接する太糸コースCb,Cbの間に一つ又は複数(図示の場合は三 つ)の細糸コースCaを設けつつ編成してある。この丸編み生地2は、編針の間 隔が40〜80ゲージ(好ましくは、70〜75ゲージ)の編み機で編成されて いる。80ゲージを越えると、編み目が細かいために編成し難くなって歩留りが 低下する。また、40ゲージ未満にすると、編み目が大きなるために頭髪を編み 目から脱落させることがある。
【0010】 前記細いフィラメント糸3は、ナイロン又はポリエステルのモノフィラメント 糸又はマルチフィラメント糸からなる6〜40デニール(好ましくは、15〜3 5デニール)のものが用いられる。前記太いフィラメント糸4は、ナイロン又は ポリエステルのマルチフィラメント糸からなる41〜150デニール(好ましく は、60〜80デニール)のものが用いられる。また、太いマルチフィラメント 糸4は、編成時のループの形成が円滑に行われると共に帽子1に適度の伸縮性を 持たせるために、曲がり易く伸縮性を持つ仮撚加工糸を用いることがある。更に 、両フィラメント糸3,4は、生分解性に優れたポリ乳酸繊維を選択することも 可能である。
【0011】 なお、丸編み生地2は、太いフィラメント糸4からなる太糸コースCbを設け ることなく、全体を細いフィラメント糸3からなる細糸コースCaで編成するこ ともある。このとき、フィラメント糸3としては、ナイロン又はポリエステルの モノフィラメント糸又はマルチフィラメント糸からなる6〜80デニール(好ま しくは、15〜40デニール)のものが用いられる。
【0012】 前記帽子1における上端1aの閉口構造は、図1に示す如く、切断された丸編 み生地2の上端を縫合して閉口するか、又は熱融着性がある丸編み生地2を熱融 着させて閉口するものである。前記帽子1における下端1bの開口構造は、丸編 み生地2を切断したままの状態(図示略)にするか、または、切断した生地を他 端に向かって巻き込んでなる巻込部1dで周縁を形成する。巻込部1dは、持ち 易いために、帽子を頭へ簡単に被らせることができるようになる。
【0013】 前記丸編み生地2の製造の一例としては、糸口が四個の円型編み機(図示略) を用い、三つの糸口の各々にポリエステルのモノフィラメント糸からなる20デ ニールの細いフィラメント糸3を供給し、他の一つの糸口にポリエステルのマル チフィラメント(モノフィラメントを24本束ねたもの)であって仮撚りした7 5デニールの太いフィラメント糸4を供給しつつ、図2に示すように、平編みと タック編みとを組み合わせるようにして、四本の糸で1組織Aを編成しつつ丸編 み生地2を得ている。
【0014】 図1に示す前記帽子1の大きさは、色々な頭の大きさに対応させるために、S ,M,L及びLLがあり、例えば、Sは下端開口1bの直径Dが150mmで高 さHが300mm、Mは下端開口1bの直径Dが210mmで高さHが170m m、Lは下端開口1bの直径Dが270mmで高さHが190mm、LLは下端 開口1bの直径Dが330mmで高さHが210mmが選択される。
【0015】 前記帽子1を着用するときには、開口した下端の内側へ両手を差し入れて、両 手の甲で開口部が大きくなるように押し広げながら頭部へ着用し、両手を抜いて 頭髪を帽子1で被う。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る帽子は、開口部を含めて軽いフィットで着用することができるの で、髪形を大きく崩すこともなく頭髪を覆うことが可能になると共に、通気性が あるため蒸れることなく快適に仕事等ができる。また、生地に太糸コースを含ま せたときには、強度が増して破れ難くなるため、寿命が長くなる。更に、太糸コ ースのマルチフィラメント糸に仮撚加工糸を用いた場合には、糸が曲がり易いこ とから、編成時のループの形成が円滑に行われ、丸編み生地製造時の歩留りを向 上させることができる。
【提出日】平成14年3月8日(2002.3.8)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案が採用した手段は、丸編み生地の一端を開口すると共に他端を閉口して なる帽子であって、この丸編み生地は、編針の間隔が40〜80ゲージの編み機 で編成され、6〜40デニールのモノフィラメント糸又はマルチフィラメント糸 からなる細糸コースと、41〜150デニールのマルチフィラメント糸からなる 太糸コースとを有し、隣接する太糸コースの間に一つ又は複数の細糸コースを設 けたことを特徴とする帽子である。また、本考案が採用した別の手段は、丸編み 生地の一端を開口すると共に他端を閉口してなる帽子であって、この丸編み生地 は、編針の間隔が70〜75ゲージの編み機で編成され、15〜35デニールの モノフィラメント糸又はマルチフィラメント糸からなる細糸コースと、60〜8 0デニールのマルチフィラメント糸からなる太糸コースとを有し、隣接する太糸 コースの間に一つ又は複数の細糸コースを設けたことを特徴とする帽子である。 編成するときの歩留りの向上を図るために、前記太糸コースのマルチフィラメン ト糸を、仮撚加工糸とすることもある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 本考案が採用した別の手段は、丸編み生地の一端を開口すると共に他端を閉口 してなる帽子であって、この丸編み生地は、6〜80デニールのモノフィラメン ト糸又はマルチフィラメント糸からなり、編針の間隔が40〜80ゲージの編み 機で編成されたことを特徴とする帽子である。また、本考案が採用した別の手段 は、丸編み生地の一端を開口すると共に他端を閉口してなる帽子であって、この 丸編み生地は、15〜40デニールのモノフィラメント糸又はマルチフィラメン ト糸からなり、編針の間隔が70〜75ゲージの編み機で編成されたことを特徴 とする帽子である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る帽子の実施の形態を示すものであ
って、(A)は全体を示す斜視図、(B)は開口した周
縁を示す断面図である。
【図2】本考案に係る帽子を形成する丸編み生地を拡大
して示す組織図である。
【符号の説明】
1…帽子、1c…覆い部分、2…丸編み生地、3…細糸
コースを形成するフィラメント糸、4…太糸コースを形
成するフィラメント糸、A…一つの組織、Ca…細糸コ
ース、Cb…太糸コース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月8日(2002.3.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項】前記太糸コースのマルチフィラメント糸
を、仮撚加工糸とした請求項1又は2に記載の帽子。
【請求項】丸編み生地の一端を開口すると共に他端を
閉口してなる帽子であって、この丸編み生地は、6〜8
0デニールのモノフィラメント糸又はマルチフィラメン
ト糸からなり、編針の間隔が40〜80ゲージの編み機
で編成されたことを特徴とする帽子。
【請求項】前記丸編み生地の開口する周縁が、生地を
他端に向かって巻き込んでなる巻込部で形成されている
請求項1,2,3,4又は5記載の帽子。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】丸編み生地の一端を開口すると共に他端を
    閉口してなる帽子であって、この丸編み生地は、編針の
    間隔が40〜80ゲージ(好ましくは、70〜75ゲー
    ジ)の編み機で編成され、6〜40デニール(好ましく
    は、15〜35デニール)のモノフィラメント糸又はマ
    ルチフィラメント糸からなる細糸コースと、41〜15
    0デニール(好ましくは、60〜80デニール)のマル
    チフィラメント糸からなる太糸コースとを有し、隣接す
    る太糸コースの間に一つ又は複数の細糸コースを設けた
    ことを特徴とする帽子。
  2. 【請求項2】前記太糸コースのマルチフィラメント糸
    を、仮撚加工糸とした請求項1に記載の帽子。
  3. 【請求項3】丸編み生地の一端を開口すると共に他端を
    閉口してなる帽子であって、この丸編み生地は、6〜8
    0デニール(好ましくは、15〜40デニール)のモノ
    フィラメント糸又はマルチフィラメント糸からなり、編
    針の間隔が40〜80ゲージ(好ましくは、70〜75
    ゲージ)の編み機で編成されたことを特徴とする帽子。
  4. 【請求項4】前記丸編み生地の開口する周縁が、生地を
    他端に向かって巻き込んでなる巻込部で形成されている
    請求項1,2又は3記載の帽子。
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