JP3087692U - 点滅装置を有する作業服 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 点滅装置を有する作業服であって、作業服の前部、後
部、及び側部には反射ストリップ上に配置される多数の
点滅装置が付けられ、全方向に識別効果を与える。外部
押しボタンスイッチを押下することにより、点滅装置の
回路は閉成され、電源が電力を回路に供給し、発振器又
はパルス発生器が周期的な点滅信号を送信する。電流制
限装置は、大きい電流が回路内を流れることを阻止し、
駆動装置を保護する。駆動装置は、電流を増幅且つ流
し、それにより、多数の点滅装置が点滅する。組合せ体
の広げられた投射角及び拡大された投射領域によって、
投射範囲は拡大され、照度は高められ、それにより、警
告効果が長距離まで到達することが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［考案の技術背景］ 本考案は、点滅装置を有する作業服に係り、作業服の前部、後部、および、両 側には、反射ストリップ上に配置される多数の点滅装置が取り付けられ、それに より、全方向に識別効果が与えられる。発光ダイオードと光反射部材による広げ られた投射角及び拡大された投射領域によって、投射範囲が拡大され、照度が高 められ、それにより、警告効果まで長距離に到達することが可能となり、作業員 の安全が確保される。

【０００２】 図１は、従来技術の安全作業服１′を示し、作業服には夜間、作業員の位置を 示すための反射ストリップ１１′が付けられる。しかし、このような反射ストリ ップ１１′は、短い距離でのみ認識可能である。従って、夜間に運転している運 転手は、遠距離からでは作業員をほとんど認識することができず、間に合うよう に作業員を避けることが出来ない場合がある。これは、しばしば深刻な事故につ ながる場合がある。図２は、別の作業服２′を示し、この作業服には発光ダイオ ード２１′及び反射ストリップ１１′が付けられ、点滅光をより広い角度で放ち 、それにより運転手に警告する。しかし、発光ダイオードの照度は不十分で、ま た、発光ダイオードは小さい投射領域を有するので、運転手は、作業員を避ける ために、作業員を確認し且つブレーキを踏むには短い距離しかない。従って、作 業員の安全性は確保されない。

【０００３】 ［考案の概要］ 従って、本考案は、点滅装置を有する作業服を提供することを目的とし、本考 案の作業服では、発光ダイオードは、光反射部材に直接光を投射させて光を反射 させ、それにより、投射角が広げられ、投射領域が拡大され、照度が高められ、 その結果、長距離まで到達する警告効果が達成される。

【０００４】 本考案は更に、前部、後部、及び、両側に、反射ストリップ上に配置される多 数の点滅装置が付けられ、それにより、全方向に識別効果が与えられる上述した ような作業服を提供することを目的とする。

【０００５】 本考案は更に、点滅装置は小さい体積を有し、作業服に容易に取り付けられる ことが可能である上述したような作業服を提供することを目的とする。

【０００６】 ［考案の好適な実施の形態］ 本考案は、以下の説明及び添付図面を参照することにより十分に理解すること が可能である。

【０００７】 図３を参照するに、本考案の作業服１を示す。作業服１には、多数の点滅装置 ２が付けられ、点滅装置２は、作業服１の前部、後部、及び、両側にある反射ス トリップに沿って配置される。各点滅装置２は、平らなパターンの最小構造を有 し、作業服に容易に付けることが可能であり、全方向において作業員の存在を示 すことが可能となる。

【０００８】 図４及び図５を参照するに、多数の点滅装置２は、作業服１の左肩ストラップ 及び右肩ストラップ、さらに、下胴ストラップの反射ストリップに沿って配置さ れる。更に、後ろ側においても、多数の点滅装置２は、２つの肩ストラップ及び 下胴ストラップの反射ストリップに沿って配置される。図４は、作業服が、留め ベルトによって着脱可能であることを示す。

【０００９】 図６は、作業服１の回路図を示す。回路は、押しボタンスイッチ３、発振器４ 、電流制限装置４１、駆動装置４２、多数の点滅装置２、及び、電源５から構成 される。押しボタンスイッチ３を押下することにより、回路は閉成され、電源５ が回路に電力を供給することが可能となる。このとき、発振器４は周期的な点滅 信号を送信する。電流制限装置４１は大きい電流が回路を流れることを阻止し、 駆動装置４２を保護する。駆動装置４２は電流を増幅し且つ電流を流し、それに より、多数の点滅装置２が点滅する。

【００１０】 更に、本考案の別の実施例の回路を説明する。この回路は、押しボタンスイッ チ３、パルス発生器４、電流制限装置４１、駆動装置４２、多数の点滅装置２、 及び、電源５から構成される。押しボタンスイッチ３を押下することにより、回 路は閉成され、電源５が回路に電力を供給することが可能となる。このとき、パ ルス発生器４は、周期的な点滅信号を送信する。電流制限装置４１は大きい電流 が回路を流れることを阻止し、駆動装置４２を保護する。駆動装置４２は、電流 を増幅し且つ電流を流し、それにより、多数の点滅装置２が点滅する。

【００１１】 図７を参照するに、点滅装置２は、ケーシング２７、接続線カバー２４、光反 射組合本体２１、発光ダイオード２２、接続支持体２５、上部カバー２３、及び 、下部カバー２６から構成される。

【００１２】 点滅装置２のケーシング２７は、投射角を広げ、投射領域を拡大するよう台形 シンクとして設計される光反射組合せ体２１を取り囲む。光反射部材２１１が組 合せ体２１の各表面に取り付けられ、発光ダイオード２２から放たれた光を反射 する。挿入ピン２２１及び挿入ピン２２１の挿入ソケット２２２は、挿入孔２２ ３を通され、接続線カバー２４の接続支持体２５の挿入ピン２５１と一体に挿入 される。スラストアーム２５２は導線の表面を突き通り、それにより接続支持体 ２５を介し、導線を発光ダイオード２２に電気的に接続する。上部カバー２３と 下部カバー２６は、上述した要素をケーシング２７内に固定するよう協働する。

【００１３】 点滅装置２は、図８及び図９に示されるように光を投射する。光反射部材２１ １が、発光ダイオード２２からの光を反射する。組合せ体２１の広げられた投射 角及び拡大された投射領域によって、投射範囲が拡大され、照度が高められ、そ れにより、長距離まで警告効果が到達することが可能となる。

【００１４】 本考案の点滅装置を有する作業服は、従来の安全作業服に比べて以下の利点を 有する。

【００１５】 １．長距離から作業員を認識することが可能である。

【００１６】 ２．発光ダイオードと光反射部材によって、点滅装置は、高められた照度で光 を投射することが可能である。

【００１７】 ３．作業服の前部、後部、及び両側には多数の点滅装置が付けられ、多数の点 滅装置は反射ストリップと平行となるよう接続され、それにより、全方向に警告 効果が与えられる。

【００１８】 尚、上述した説明及び図面は、本考案の１つの実施例を説明するために使用し たに過ぎず、本考案の範囲を制限するものではないことを理解するものとする。 上述の説明及び図面の任意の変形及び派生は、本考案の範囲に含まれるものとす る。 〔図面の簡単な説明〕

【図１】 従来の安全作業服を示す正面図である。

【図２】 別の従来の安全作業服を示す正面図である。

【図３】 本考案を示す斜視図である。

【図４】 本考案を示す正面図である。

【図５】 本考案を示す背面図である。

【図６】 発振器／パルス発生器を含む本考案の実施例を示す回路図である。

【図７】 本考案の点滅装置を示す分解斜視図である。

【図８】 本考案の点滅装置の光反射を示す図である。

【図９】 図８の光反射を示す断面図である。

【符号の説明】

１′ 従来の安全作業服 １１′ 反射ストリップ ２′ 従来の安全作業服 ２１′ 発光ダイオード １ 本考案の作業服 ２ 点滅装置 ３ 押しボタンスイッチ ４ 発振器／パルス発生器 ４１ 電流制限器 ４２ 駆動装置 ５ 電源 ２１ 光反射組合せ体 ２１１ 光反射部材 ２２ 発光ダイオード ２２１ 挿入ピン ２３ 上部カバー ２４ 接続線カバー ２５ 接続支持体 ２６ 下部カバー ２７ ケーシング ２２２ 挿入ソケット

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 点滅装置を有する作業服であって、 上記作業服の前部、後部、及び、両側には、全方向に識
   別効果を与えるよう反射ストリップ上に配置される多数
   の点滅装置が付けられ、 上記多数の点滅装置は、外部の押しボタンスイッチを押
   下することにより上記点滅装置の回路が閉成され、それ
   によって、電源が電力を上記回路に供給し、発振器又は
   パルス発生器が周期的な点滅信号を送信し、電流制限装
   置が、大きい電流が上記回路を流れることを阻止し且つ
   駆動装置を保護し、上記駆動装置が電流を増幅且つ流す
   ことが可能になることによって点滅し、 上記多数の点滅装置は、接続部材を介し発光ダイオード
   に電気的に接続する導線と、上記発光ダイオードからの
   光を反射する反射部材とを含む組合せ体を含み、 上記組合せ体の広げられた投射角及び拡大された投射領
   域によって、投射範囲は拡大され、照度は高められ、そ
   れにより、警告効果が遠距離まで到達することが可能で
   ある作業服。
2. 【請求項２】 上記点滅装置は、 ケーシングと、 接続線カバーと、 光反射組合せ体と、 発光ダイオードと、 接続支持体と、 上部カバーと、 下部カバーとから構成され、 上記点滅装置の上記ケーシングは、投射角を広げ、投射
   領域を拡大する上記光反射組合せ体を取り囲み、 上記光反射組合せ体の各表面に光反射部材が取り付けら
   れて上記発光ダイオードから放たれる光を反射し、 上記接続線カバーは、上記接続支持体と一体に接続さ
   れ、 上記上部カバー及び上記下部カバーは、上記構成要素を
   上記ケーシング内に固定するよう協働する請求項１記載
   の点滅装置を有する作業服。