JP3087681B2 - 二重撚糸機の駆動装置 - Google Patents

二重撚糸機の駆動装置

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JP3087681B2 JP09095399A JP9539997A JP3087681B2 JP 3087681 B2 JP3087681 B2 JP 3087681B2 JP 09095399 A JP09095399 A JP 09095399A JP 9539997 A JP9539997 A JP 9539997A JP 3087681 B2 JP3087681 B2 JP 3087681B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重撚糸機の駆動
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二重撚糸機の一般的な駆動装置として
は、特開平6−33321号公報に従来例として示され
たものがある。この駆動装置6は、その駆動対象を、図
4に示す給糸パツケージP1を収納するポツト1と、解
舒された糸を引き取るフイードローラ2と、巻取パツケ
ージP2を駆動するドラム3と、巻き上げる糸を綾振り
させるトラバーサ4を往復移動するカムボツクス5とで
ある。駆動装置6は、駆動源なるモータ7と、モータ7
からポツト1のスピンド1aへ駆動力を伝達するベルト
式伝動具8及びタンジエンシヤルベルト機構9と、モー
タ7からフイードローラ2及びドラム3へ駆動力を伝達
するベルト式伝動具10,ベルト式無段階変速機11,
減速機12及びベルト式伝動具13と、ベルト式伝動具
13に伝達された駆動力をカムボツクス5へ伝達する段
ベルト式変速機14とを備えている。前段のベルト式無
段階変速機11は、糸の撚り数を変更するためのもので
あり、後段の段ベルト式変速機14は、巻取パツケージ
P2の綾角を変更するためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記駆動装置6には、
次のような問題点がある。 ベルト式伝動具13及び段ベルト式変速機14は、
カムボツクス5のドラム側Aに配置されている。しか
し、カムボツクス5のドラム側Aは、カムボツクス5を
収納する駆動室と、フイードローラ2及びドラム3等を
取り付けるための機台との接続箇所となるため、場所的
に狭くなる。そのため、従来の駆動装置6は、狭い場所
でのベルト式伝動具13及び段ベルト式変速機14の保
守点検に困難を伴うことがある。 モータ7は、カムボツクス5を収納する駆動室に、
カムボツクス5等と共に収納されている。しかし、該駆
動室にモータ7を設置するためには、駆動室に、ベルト
式伝動具8及びベルト式伝動具10を配置する必要があ
る。そのため、従来の駆動装置6は、駆動室の内部構造
が複雑となり、保守点検等に困難を伴うことがある。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を解決するた
めに、保守点検が容易にでき、駆動室の内部構造を簡単
にできる二重撚糸機の駆動装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】保守点検が容易にできる
ようにするために請求項1記載の本発明が採用した手段
は、ドラムを駆動するためのドラム駆動軸と、フイード
ローラを駆動するためのローラ駆動軸と、トラバーサを
往復移動するためのカムボツクスとを備えた二重撚糸機
の駆動装置において、カムボツクスのドラム側で、ドラ
ム駆動軸とローラ駆動軸とを第2伝動具で連結し、カム
ボツクスのドラム側と反対側までドラム駆動軸及びロー
ラ駆動軸のいずれか一方を延設し、カムボツクスの反対
側で該一方の駆動軸に第1伝動具を連結したことであ
る。本発明にあつては、保守点検作業が容易となるカム
ボツクスの反対側で、第1伝動具の保守点検作業ができ
る。
【0006】駆動室の内部構造を簡単にできるようにす
るために請求項2記載の本発明が採用した手段は、請求
項1記載の二重撚糸機の駆動装置において、給糸パツケ
ージを回転させるためのスピンドルを駆動するためのタ
ンジエンシヤルベルトの従動プーリ軸を変速機の入力軸
と同芯とし、該変速機の出力軸と減速機の入力軸とを同
芯とし、該変速機の入力軸をドラム側に位置させると共
に出力軸をドラム側と反対側に位置させ、前記カムボツ
クスのドラム側と反対側に突出させた該減速機の出力軸
と前記一方の駆動軸とを前記第1伝動具で連結したこと
である。本発明にあつては、タンジエンシヤルベルトの
従動プーリ軸を変速機の入力軸と同芯としてあるため、
カムボツクスを収納する駆動室からモータを排除して内
部構造を簡単にできると共に、タンジエンシヤルベルト
から伝達されてきた駆動力を、保守点検作業が容易とな
るカムボツクスの反対側に配置した第1伝動具に伝達で
きる。
【0007】カムボツクスを収納する駆動室の背丈を低
くするために請求項3記載の本発明が採用した手段は、
請求項2記載の二重撚糸機の駆動装置において、前記変
速機の水平に張架した変速用ベルトの高さ位置より下方
に、前記タンジエンシヤルベルトの従動プーリ軸を位置
させると共に、前記変速機の出力軸を下方へ突設させる
ことにより、前記変速機の下方に前記減速機を配置した
ことである。本発明にあつては、タンジエンシヤルベル
トの高さ位置と減速機の高さ位置とを同一レベル又は接
近したレベルとすることができるため、カムボツクス、
変速機及び変速機を含むレイアウトの背丈を低くするこ
とが可能となり、駆動室の背丈を低くできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る二重撚糸機の
駆動装置を図1乃至図3に示す実施の形態に基づいて説
明する。図1は駆動室の内部構造を示す右側面図、図2
は駆動室の内部構造を示す正面図、図3は駆動室の内部
構造の上半部を示す背面図である。
【0009】二重撚糸機は、ポツト1(図4参照)とフ
イードローラ2とドラム3とを備えた撚糸機構の複数錘
を取り付けた前後に長い機台22と、機台22の前側に
接続した駆動室23と、機台22の後側に接続した駆動
室(図示略)とを備えている。機台22は、上段と下段
とからなり、各段の左右側に撚糸機構の複数錘を並列し
てある。
【0010】上記駆動室23は、上下2段に分割構成さ
れ、各段に、ドラム3(図4参照)を駆動するためのド
ラム駆動軸24と、フイードローラ2(図4参照)を駆
動するためのローラ駆動軸25と、トラバーサ4(図4
参照)を駆動するためのカムボツクス27と、減速機2
8と、変速機29とを備えている。ドラム駆動軸24と
ローラ駆動軸25とは、カムボツクス27のドラム側A
(即ち、駆動室23の後側)で、チエーン30a及びス
プロケツト30b,30c等からなる第2伝動具30で
連結されている。ドラム駆動軸24は、カムボツクス2
7を貫通するように延設してあり、カムボツクス27の
前側に軸端24aを突設してある。
【0011】上記カムボツクス27は、駆動室23のフ
レーム23aに接合して配置されている共にカム(図示
略)が内蔵され、ドラム駆動軸24を入力軸としてカム
を回転駆動して左右のトラバーサ操作軸26,26(図
3参照)を前後方向へ往復移動するようにしてある。ト
ラバーサ操作軸26,26は、トラバーサ4(図4参
照)を駆動するためのものである。なお、上記カムボツ
クス27は、ドラム駆動軸24とは別に、カム駆動軸
(図示略)を前側に突設し、カム駆動軸とドラム駆動軸
24とを段プーリ式等の変速機(図示略)で連結するこ
ともある。
【0012】前記減速機28及び変速機29は、駆動室
23のフレーム23bに接合して配置されている。減速
機28は、出力軸28aを前側に突出すると共に、カム
ボツクス27の前側で、出力軸28aとドラム駆動軸2
4の軸端24aとを第1伝動具31で連結してある。第
1伝動具31は、歯付ベルト31aと、ベルトプーリ3
1b,31cと、テンシヨンプーリ31dとからなり、
ベルトプーリ31cを交換することにより、撚数変更範
囲を変えることができる。減速機28は、右側のドラム
駆動軸24(図2参照)に第1伝動具31で連結して、
カムボツクス27内のギヤで左側のドラム駆動軸24へ
動力を伝達させている。又、撚り方向を変更する場合に
は、モータ(図示略)を逆回転させ、給糸パツケージを
逆回転させると共に、左側のドラム駆動軸24に第1伝
動具31を連結する。
【0013】前記変速機29は、バリピツチプーリを備
えたベルト式の無段変速機であり、出力軸29a及び入
力軸29bを下方に突出させて、出力軸29aを減速機
28の入力軸28bと同芯にし、入力軸29bをタンジ
エンシヤルベルト32の従動プーリ軸33aと同芯にし
てある。即ち、変速機29の水平に張架した変速用ベル
ト29cの高さ位置より下方で後側(ドラム側A)に
は、タンジエンシヤルベルト32の従動プーリ33を配
置し、同下方で前側(ドラム側Aと反対側B)には減速
機28を配置し、タンジエンシヤルベルト32の高さ位
置と減速機28の高さ位置とを同一レベル又は接近する
レベルとしてある。これにより、カムボツクス27、変
速機28及び変速機29を含むレイアウトの背丈を低く
できることが可能となり、駆動室23全体の背丈を低く
できる。
【0014】前記タンジエンシヤルベルト32は、駆動
室23に設けた従動プーリ32と、機台22を介した駆
動室23と対峙する別の駆動室(図示略)に設けた駆動
プーリとの間に張架してあり、別の駆動室に配置したモ
ータで駆動されるようになつている。タンジエンシヤル
ベルト32は、ポツト1(図4参照)のスピンド1aを
転接させることにより、スピンドル1aを回転駆動さ
せ、給糸パツケージを回転させるようにしてある。
【0015】なお、カムボツクス27は、図示は省略し
たが、貫通させる軸をドラム駆動軸24からローラ駆動
軸25に置換して、ローラ駆動軸25の軸端をカムボツ
クス27の前側に突設させることもある。この場合に
は、ローラ駆動軸25の軸端に第1伝動具31が連結さ
れる。
【0016】本駆動室23は、前側に設けられた開閉扉
(図示略)を開けることにより、第1伝動具31の保守
点検や張り替え作業が容易にできると共に、右側又は左
側に設けられた開閉扉(図示略)を開けることにより、
第2伝動具30及び変速機29の保守点検が容易にでき
る。
【0017】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明に係る二重撚糸
機の駆動装置は、次の如き優れた効果を有する。請求項
1記載の本発明装置は、カムボツクスの反対側で第1伝
動具の保守点検が容易にできるため、保守点検作業の能
率向上が図れる。
【0018】請求項2記載の本発明装置は、駆動室の内
部構造が簡単となり、保守点検作業の更なる能率向上が
図れる。請求項3記載の本発明装置は、駆動室の背丈を
低くすることにより、二重撚糸機全体の背丈も低くする
ことが可能となり、糸通し等の操作が楽にできる二重撚
糸機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重撚糸機の駆動装置の実施の形
態を示すものであり、駆動室の内部構造を示す右側面図
である。
【図2】同実施の形態における駆動室の内部構造を示す
正面図である。
【図3】同実施の形態における駆動室の内部構造の上半
部を示す背面図である。
【図4】従来の二重撚糸機の駆動装置における駆動系統
図である。
【符号の説明】
2…フイードローラ、3…ドラム、4…トラバーサ、2
4…ドラム駆動軸、25…ローラ駆動軸、27…カムボ
ツクス、28…減速機、28a…出力軸、28b…入力
軸、29…変速機、29a…出力軸、29c…変速用ベ
ルト、30…第2伝動具、31…第1伝動具、32…タ
ンジエンシヤルベルト、33a…従動プーリ軸、A…ド
ラム側、B…反対側
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−33321(JP,A) 特開 平1−148819(JP,A) 実開 平4−100267(JP,U) 実開 平4−73984(JP,U) 実開 昭63−186782(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 1/20 - 1/241 D01H 7/86

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラムを駆動するためのドラム駆動軸と、
    フイードローラを駆動するためのローラ駆動軸と、トラ
    バーサを往復移動するためのカムボツクスとを備えた二
    重撚糸機の駆動装置において、カムボツクスのドラム側
    で、ドラム駆動軸とローラ駆動軸とを第2伝動具で連結
    し、カムボツクスのドラム側と反対側までドラム駆動軸
    及びローラ駆動軸のいずれか一方を延設し、カムボツク
    スの反対側で該一方の駆動軸に第1伝動具を連結したこ
    とを特徴とする二重撚糸機の駆動装置。
  2. 【請求項2】給糸パツケージを回転させるためのスピン
    ドルを駆動するためのタンジエンシヤルベルトの従動プ
    ーリ軸を変速機の入力軸と同芯とし、該変速機の出力軸
    と減速機の入力軸とを同芯とし、該変速機の入力軸をド
    ラム側に位置させると共に出力軸をドラム側と反対側に
    位置させ、前記カムボツクスのドラム側と反対側に突出
    させた該減速機の出力軸と前記一方の駆動軸とを前記第
    1伝動具で連結した請求項1記載の二重撚糸機の駆動装
    置。
  3. 【請求項3】前記変速機の水平に張架した変速用ベルト
    の高さ位置より下方に、前記タンジエンシヤルベルトの
    従動プーリ軸を位置させると共に、前記変速機の出力軸
    を下方へ突設させることにより、前記変速機の下方に前
    記減速機を配置した請求項2記載の二重撚糸機の駆動装
    置。
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