JP3087402U - インクジェット用壁紙 - Google Patents

インクジェット用壁紙

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JP3087402U
JP3087402U JP2002000198U JP2002000198U JP3087402U JP 3087402 U JP3087402 U JP 3087402U JP 2002000198 U JP2002000198 U JP 2002000198U JP 2002000198 U JP2002000198 U JP 2002000198U JP 3087402 U JP3087402 U JP 3087402U
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訓次 三苫
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アイケーシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水糊を塗布してもエンボス加工の凹凸模様に
影響を与えず、しかも、防火機能を有するインクジェッ
ト用壁紙を提供する。 【構成】 本考案のインクジェット用壁紙は、インクジ
ェット絵柄と凹凸模様を有するエンボス加工壁紙であ
る。この壁紙は、インクジェットインク受理層(12)
がコーティングされると共にエンボス加工が施された原
紙からなる表面紙(10)と、この表面紙の裏側に貼り
合わされた不燃紙又は難燃紙からなる裏打紙(20)と
からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建築物の壁面を装飾するためのインクジェット絵柄と凹凸模様を有 するエンボス加工壁紙に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
従来、インクジェット絵柄を有する壁紙は、単に紙にインクジェットインク受 理層をコーティングしてなるもので、表面が平滑であり、凹凸感に欠け、意匠的 に満足できるものではなかった。
【0003】 凹凸感を出すためには、コーティングした後にエンボス加工を施す必要がある 。紙の上にインクジェットインク受理層を凹凸にコーティングすることはできな いからである。しかし、そのような壁紙の背面に水糊を塗布して壁面に使用する と、紙が膨潤して凹凸が取れてしまい、実用に耐えられなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案においては、水糊を塗布してもエンボス加工に影響を与えず、し かも、防火機能を有するインクジェット用壁紙を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のインクジェット用壁紙は、インクジェットインク受理層がコーティン グされると共にエンボス加工が施された原紙からなる表面紙と、この表面紙の裏 側に貼り合わされた不燃紙又は難燃紙からなる裏打紙とからなることを特徴とす る。
【0006】
【考案の実施の態様】
以下、図面に基づき、本考案の実施態様を述べる。
【0007】 図1(b)(c)に示すように、本考案のインクジェット用壁紙Aは、表面紙 10と裏打紙20からなる。
【0008】 表面紙10は、原紙11と、その上にコーティングしたインクジェットインク 受理層12とからなる。
【0009】 使用する原紙11は、どのようなものでもよく、例えば、針葉樹クラフトパル プ、広葉樹クラフトパルプおよびその他の木材パルプの単独パルプあるいは二種 類以上を配合した混合パルプまたはリンターパルプ、更にはポリエチレン、ポリ エステル等の合成繊維を挙げることができ、これらの中から適宜必要に応じて選 択して用いられる。製造コストの面から針葉樹クラフトパルプを主成分としこれ に必要に応じて少量の合成繊維を併用するのが好ましい。防炎性を高めるために ガラス繊維を配合してもよい。
【0010】 インクジェットインク受理層12は、上記原紙11の上に直接コーティングさ れる。インクジェットインク受理層12は、例えば、ピグメントを主成分とし、 これに水系接着剤、インクセット剤を含有するものである。好ましくは、固型分 量で無機質のピグメントを50〜88重量%、水系接着剤を10〜40重量%、 インクセット剤を2〜20重量%の割合で含有するものが用いられる。ピグメン トとしては合成シリカ、アルミナヒドロゾル、タルク、炭酸カルシウム、クレイ 等が挙げられるが、中でも多孔質の合成シリカ、アルミナヒドロゾルが好ましい 。
【0011】 水系接着剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、シラノール基を含むエ チレン・ビニルアルコール共重合体、ポリビニルピロリドン、エチレン・酢酸ビ ニル共重合体、メチルエチルセルロース、ポリアクリル酸ソーダ、でんぷん等が 挙げられる。中でもピグメントが多孔質の合成シリカ、アルミナゾルである場合 はポリビニルアルコール、シラノール基を含むエチレン・ビニルアルコール共重 合体が好ましい。
【0012】 インクセット剤としては、例えば、ポリエチレンイミンの4級アンモニウム塩 、4級アンモニウム基を共重合成分として含むアクリル共重合体、ポリアミンポ リアミドのエピクロルヒドリン付加物等が挙げられる。支持体へのインクジェッ トインク受理層の形成は、上記成分を含有する塗工剤を支持体の樹脂フィルム層 (B)側に5〜50g/m2 、好ましくは10〜30g/m2 (固型分量)の割 合で塗布し、乾燥させることにより得られる。
【0013】 裏打紙20は、表面紙を支持すると共に壁紙を貼る場合の糊による接着面とな るものであって、不燃紙又は難燃紙からなる。不燃紙又は難燃紙としては、紙に 難燃性物質を塗布あるいは含浸させたもの、あるいはセルロースパルプと難燃性 の無機繊維や無機粉体とを湿式抄紙して無機物質を50〜90重量%含有させた ものが一般に使用されている。特に難燃性を重視する場合、無機物質は70〜9 0重量%含有されている。
【0014】 エンボス加工はどのようなものでもよい。例えば最も多用されているメカニカ ルエンボス加工を採用することができる。メカニカルエンボス加工は、エンボス ローラーにより凹凸模様を転写するものである。
【0015】 本考案のインクジェット用壁紙の製法を述べると、まず、図1(a)に示すよ うに、壁紙原紙11にインクジェットインク受理層12をコーティングする。そ して、このインクジェットインク受理層12に、インクジェットプリンタによっ て顔料インクをパターン状に噴射して絵柄を形成し、表面紙10とする。その後 、図1(b)に示すように、表面紙10にエンボス加工を施す。最後に、図1( c)に示すように、この表面紙に不燃紙又は難燃紙からなる裏打紙20を貼り付 けてインクジェット用壁紙Aとする。
【0016】 表面紙10と裏打紙20を貼り合わせるのに用いる接着剤は目的に適うもので あればどのようなものでもよい。一般的な接着剤、例えば、酢酸ビニル樹脂系、 エチレン−ビニルアセテート樹脂系、尿素樹脂系、ウレタン樹脂系などのエマル ジョン型接着剤が、火気に対して安全で、臭気もなく、価格的にも安価なため好 ましく用いられる。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、凹凸感が豊かなインクジェット用壁紙がえられ、しかも、裏 面に水糊を使用して壁面に貼り付けても凹凸が取れることがない。さらに、裏打 紙として不燃紙又は難燃紙を使用しているため、防火性能が向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)−(c)は、本考案に係るインクジェ
ット用壁紙の製法を示す図である。
【符号の説明】
10 表面紙 11 原紙 12 インクジェットインク受理層 20 裏打紙 A インクジェット用壁紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットインク受理層(12)が
    コーティングされると共にエンボス加工が施された原紙
    (11)からなる表面紙(10)と、この表面紙の裏側
    に貼り合わされた不燃紙又は難燃紙からなる裏打紙(2
    0)とからなることを特徴とするインクジェット用壁
    紙。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178963A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Toppan Cosmo Inc 不燃性インクジェットシート
JP2012223965A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Nihonsekiso Corp 印刷用防炎板紙およびこれを備えた防炎展示パネル
JP2015074893A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 豊道 遠藤 防炎性フィルム

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