JP3086855U - 木製杭 - Google Patents

木製杭

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JP3086855U
JP3086855U JP2001008746U JP2001008746U JP3086855U JP 3086855 U JP3086855 U JP 3086855U JP 2001008746 U JP2001008746 U JP 2001008746U JP 2001008746 U JP2001008746 U JP 2001008746U JP 3086855 U JP3086855 U JP 3086855U
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wooden
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pile
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喜八郎 栃尾
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喜八郎 栃尾
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】木製杭における土中の埋没部における土との接
着強度を向上せしめ、外的圧力の作用に対して耐力を向
上せしめ、打設後における木製杭としての堅牢性を高め
ることを目的とするものである。 【解決手段】木製棒本体の先端部2を尖状に成形してな
る木製杭1において、前記木製杭における土中の埋没部
3に、木製杭の軸心と交差する1以上の横溝4および/
または杭の軸心と平行な1以上の縦溝5を形成した構成
を有するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は間伐材の利用技術に関し、詳しくは、間伐材により制作される木製杭 に関する。
【0002】
【従来の技術】
現今、我が国おける山間部の疲弊が声高に叫ばれ、森林資源の確保、緑の保護 の観点からその対応が急務とされているが、山間部の疲弊の主たる原因は、適切 なる間伐による処置がなされずに放置されることに起因している。
【0003】 これは、労働力の過少化もさることながら、伐採された間伐材の有効かつ適切 な利用法が、さらには、その製品としての価格が労務コストに見合わないことか ら、適切に搬出され加工されることなく放置されるもので、資源の無駄を生じ、 ひいては山林の荒廃につながることとなる。
【0004】 間伐材の利用法の一つとして、治山のための土留め用杭として、柵の支柱、土 木工事時における測量点の標識杭として、広く農園芸用における農作物(蔓製の 植物)の添え木、あるいは、樹木の支柱、さらには、害獣の防護柵の支柱等々( 以下、これらを総称して単に木製杭という。)に利用されている。
【0005】 これら従来の木製杭にあっては、単に、角状あるいは矩形の木材(間伐材)を 使用して、その棒状本体の先端部を尖状に削設し、土中に貫入しやすくしたもの であって、その使用に際しては、この木製杭の頭部をハンマー、あるいは、槌に より打撃し、埋設することが通常的に行われている。
【0006】 このようにして打設された木製杭は、その埋没部における土圧の締め付け圧力 によって保持されるものであるが、地上に露出している部分に対する外的圧力が 作用した場合、抵抗力が無く、土中の埋没部に緩みを生起し、倒壊し、また、容 易に引き抜かれることとなり、木製杭の佐用・機能を喪失することとなる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前述の点に鑑み、木製杭における土中の埋没部における土との接着強度を向上 せしめ、外的圧力の作用に対して耐力を向上せしめ、打設後における木製杭とし ての堅牢性を高めることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するための本校案にかかる木製杭の構成は、木製の本体の先 端部を尖状に成形してなる木製杭において、前記木製杭における土中の埋没部に 、木製杭の軸心と交差する1以上の横溝および/または杭の軸心と平行な1以上 の縦溝を形成した点に存するものである。
【0009】 また、本考案にかかる木製杭の構成は、木製杭に形成する木製杭の軸心と交差 する1以上の横溝が、前記軸心に対して傾斜せしめて形成している点に存するも のである。
【0010】
【考案の実施の形態1】 本考案における木製杭の第1実施例を図1に基づいて説明するに、1は間伐材 を所要の断面寸法に製材してなる断面矩形(角状)の棒状の木製杭であって、そ の先端部2は尖状部が角錐状に削設され、また、この木製杭1における土中に貫 入される埋設部3には、木製杭1の軸心CLと交差する1以上の横溝4が等ピッ チで削設されている。
【0011】 また、埋設部3に前記横溝4に加えて木製杭1の任意の側面(図示の実施例に おいては前面)に軸心CLと平行な1以上の縦溝5を削設しているが、この縦溝 5は省略する事も可能である。
【0012】 前述する埋設部3に削設する横溝4および縦溝5の数、幅B、深さDは、木製 杭1の寸法により自由に設計しうるもので、例えば、図示の実施例において横溝 4は木製杭1の軸心CLと直交して削設しているが、これを軸心CLに対して傾 斜させて削設することもよく、また、側面間において横溝4の削設位置を変位さ せることも可能である。
【0013】
【考案の実施の形態2】 さらに、図2は本考案における木製杭の第2実施例を示すもので、11は間伐 材を所要の断面寸法に製材してなる断面円形の棒状の木製杭であって、その先端 部12は尖状部が円錐状に削設され、また、この木製杭11における土中に貫入 される埋設部13には、木製杭11の軸心CLと交差する1以上の横溝14が等 ピッチで同心円状に削設されている。
【0014】 また、埋設部13に前記横溝14に加えて木製杭11の任意の側面(図示の実 施例においては前面)に軸心CLと平行な1以上の縦溝15を削設しているが、 この縦溝15は省略する事も可能である。
【0015】 前述する埋設部13に削設する横溝14および縦溝15の数、幅B、深さDは 、木製杭11の寸法(直径)により自由に設計しうるもので、また例えば、図示 の実施例において横溝14は木製杭11の軸心CLと直交して削設しているが、 これを軸心CLに対して傾斜させ、即ち、螺旋状に削設することも可能である。
【0016】 前述する本考案の木製杭1、11を用いて土留めを行う場合、従来と同様にハ ンマー、槌等でその頭部を打撃して土中に打設するが、土中に貫入した木製杭1 、11の埋設部3、13は、周囲における土圧の作用によってよって締め付けら れるとともに、埋設部3、13に削設してなる横溝4、14および/または縦溝 5、15内に土砂類が侵入することとなる。
【0017】 横溝4、14および/または縦溝5、15内に侵入した土砂類は、周囲の土砂 と一体的に強固に締め固められ一体化することとなり、土砂類と木製杭1、11 との接合力として作用することになり、引き抜き方向(軸心方向)の外力に対し ては横溝4.14に侵入している土砂類の抗折力が、また、横方向(軸心と直交 方向)の外力に対しては縦溝5、15に侵入している土砂類の抗折力が作用する こととなり、木製杭1、11の支持力が向上する。
【0018】 なお、前述の説明は図示の実施例に基づいて横溝が木製杭の軸心と直交する場 合についてなされたものであるが、横溝4、14を軸心と傾斜させて形成する場 合にも同等の効果を奏するものである。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本稿案に係る木製杭にあっては、横溝および /または縦溝を削設することによって、該溝部に土砂類の侵入をなさしめ、この 土砂類の抗折力を利用することによって外力に対する抵抗力とすることから木製 杭を強固に設置することを可能とし、安定して、長期間の使用に耐えうるもので ある。
【0020】 また、木製杭の機能を向上させうることから、間伐材木製杭としての利用を促 進せしめ、ひいては、山林資源の活用を促進し、森林資源の確保、緑の保護を図 ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる第1の実施例における木製杭の
斜視図。
【図2】本考案にかかる第2の実施例における木製杭の
斜視図。
【符号の説明】
1、11: 木製杭 2、12: 先端部 3、13: 埋設部 4、14: 横溝 5、15: 縦溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の本体の先端部を尖状に成形してな
    る木製杭において、前記木製杭における土中の埋設部
    に、木製杭の軸心と交差する1以上の横溝および/また
    は杭の軸心と平行な1以上の縦溝を形成したことを特徴
    とする木製杭。
  2. 【請求項2】 木製杭の軸心と交差する1以上の横溝
    が、軸心と傾斜していることを特徴とする請求項1記載
    の木製杭。
JP2001008746U 2001-12-20 2001-12-20 木製杭 Expired - Fee Related JP3086855U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197583A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Takeya Kawakami 地盤強化方法および地盤強化用木杭

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