JP3086790B2 - トナー粒子の本体中に特定のポリマービーズを含むトナー粒子 - Google Patents

トナー粒子の本体中に特定のポリマービーズを含むトナー粒子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はトナー画像における光沢調節の
ために用いることができるトナー粒子に関する。本発明
はまた、静電画像又は磁気パターンの現像に及び直接静
電印刷に適したトナー組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】静電印刷法は多様であり、例えば直接静
電印刷があり、その場合は、画像通りの静電潜像を有し
ていない受容基質上にトナー送達手段から直接、電気的
にアドレス可能なプリントヘッド構造を用いて静電印刷
が行われる。
【0003】他の形態の静電印刷の場合、トナー画像
は、誘電層中及びその下の複数の制御可能な電極から構
成される静電層が設けられた回転ドラムの形態の画像−
形成要素上に作られる。該制御可能な電極に画像−通り
に加えられる電圧は、トナー源から帯電トナー粒子を引
き付ける。
【0004】コピーされるべき原稿に対応するか又は電
子的に利用できる画像を記述するデジタル化データに対
応する静電潜像を形成することも、エレクトログラフィ
ックプリンティング及び電子写真コピーの技術分野にお
いて周知である。
【0005】電子写真の場合、光電導性メンバーを均一
に充電し、画像通りに変調される露光によりそれを画像
通りに放電させる段階により静電潜像が形成される。
【0006】エレクトログラフィの場合、例えば電子ビ
ーム又はイオン化ガスから誘電基質上に帯電粒子を画像
通りに堆積させることにより静電潜像が形成される。
【0007】得られる潜像は、トナー粒子と呼ばれる、
通常は摩擦帯電している吸光粒子をその上に選択的に堆
積させることにより現像される、すなわち可視の画像に
変換される。
【0008】マグネトグラフィの場合、パターン−通り
に変調された磁場により、磁化可能な基質に磁性潜像
(latent magnetic image)が形
成される。磁化可能な基質は、磁気的に引き付けられる
ことができるトナー粒子を用いて行われるトナー現像に
必要な磁場パターンを受容し、保持しなければならな
い。
【0009】静電潜像のトナー現像において、2つの方
法:「乾燥」粉末及び「液体」分散液現像が適用され、
その中の乾燥粉末現像が現在最も多く用いられている。
【0010】乾式現像の場合、「カスケード」、「マグ
ネティックブラシ」、「パウダークラウド」、「インプ
レッション」現像又は、例えばThomas L.Th
oursonによりIEEE Transaction
s on Electronic Devices,V
ol.ED−19,No.4,April 1972,
pp.495−511において記載されている「タッチ
ダウン」現像としても知られている「転移」現像として
既知の種々の方法により、静電潜像を有する基質への乾
燥トナー粉末の適用を行うことができる。
【0011】静電的に又は磁気的に引き付けられたトナ
ー粒子の可視画像は永久的ではなく、トナー粒子を軟化
又は溶融させ、続いて冷却することによりそれらを互い
に、及び基質に接着させることにより定着させなければ
ならない。通常、定着は多少多孔質の紙の上で、軟化又
は溶融されたトナーの塊を紙の表面のむらの中に浸透さ
せるか又はそれを強制することにより行われる。
【0012】乾式−現像トナーは本質的に、着色物質、
例えばカーボンブラック又は微細分散色素顔料又は可溶
性色素を含む熱可塑性樹脂もしくは樹脂の混合物(例え
ばUS−P 4,271,249を参照されたい)から
成る熱可塑性結合剤を含む。摩擦帯電性は該物質により
限定され、電荷調節剤を用いて修正することができる。
【0013】静電記録法は、モノクロム(黒)画像の形
成のためのみでなく、カラー画像の形成にも用いること
ができる。それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブ
ラックトナーを用いて静電色分離画像を順に形成し、現
像することにより、フルカラー画像を形成することが既
知である。そのような用途の場合、高品質のトナーが必
要であり、完成画像における光沢調節が非常に望まれ
る。溶融が圧力と熱によって行われる接触溶融法におい
ては、加圧手段(通常はローラー)の表面、熱の量、圧
力の量などを調節することにより光沢を調節することが
できる。しかし接触溶融法はいくつかの欠点を与え、そ
の最も重要なものはホットオフセット(hot−off
set)、すなわちトナー粒子が加圧ローラーに接着す
る危険である。この欠点の克服のためにいくつかの場
合、シリコン油が溶融機ローラーの表面に与えられ、あ
るいはトナー粒子がトナー粒子の組成に関して特別に設
計され、あるいは両方の組み合わせが行われる。特にカ
ラー画像の場合、優れたカラー画像は、種々の色のトナ
ー粒子を混合して十分に混合された色を実現することを
強いるので、ホットオフセットの問題はより重大とな
る。これは、トナーが高度に溶融すること、従ってホッ
トオフセットが非常に起こり易いことを意味する。オフ
セットを防ぐために、現在まで良い解答は提案されてい
ない。シリコン油の使用は、画像の質を悪化させるしま
(stripes)を減少させるために量を正確に量ら
なければならないので、溶融機をより複雑にする。第2
の問題は、油が画像をいくらか光らせ、観察者は平均し
た、わずかにしゅすのように見える画像を好み、油性の
表面を好まないので、質の面を低下させるということで
ある。トナーの設計によりホットオフセットを減少させ
る選択も問題を課する。それは剥離剤を用いてトナーを
設計することにより成され、それはワックス状剥離剤の
汚染により現像薬及び光導電体の寿命を限られたものと
し、あるいはそれはトナー粒子において架橋樹脂を用い
ることを強い、トナーの優れた相互浸透を、従って優れ
た色の混合を低下させる。従って接触溶融が用いられる
場合、現在まで、光沢管理画像(gloss engi
neered images)のための適した解答は見
いだされていない。
【0014】従って非−接触溶融段階を用いるトナー画
像を与えるための方法が好ましい。しかし、トナー樹脂
はトナーの軟化点より高温において低粘度の挙動をする
ように設計されねばならないので、これらも問題を提起
する。これは、トナーが非常に良く流れ合い、いくぶん
滑らかな表面を与え、かくしていくぶん高い光沢を与え
る傾向があることを意味する。単層は紙に順応し、あま
り滑らかでない画像を与える。しかし2−、3−及び4
重層はもっと光沢がある。従っていくぶん光沢のある外
観と別に、厚さに依存する光沢の差の問題がある。
【0015】非−接触定着トナー画像の光沢を調節する
ための手段はEP−A 656,129に開示されてお
り、そこではトナー樹脂とわずかに非適合性のトナー粒
子化合物を加える、あるいは2種のわずかに非適合性の
ポリマーをブレンドし、そのブレンドをトナー樹脂とし
て用いることが開示されている。1996年4月9日出
願のヨーロッパ特許出願96200977において、複
数の種々の無機疎水性粒子をトナー組成物に加え、種々
の疎水性無機粒子のBET表面積をトナー粒子のBET
表面積に合わせることによりトナー画像の光沢を調節す
ることが示されている。
【0016】トナー画像の光沢を増すための解答とし
て、無色のトナー粒子の層を4色トナー画像の上に適用
することが開示されている。そのような層の代表的例、
及びそのような層を適用する種々の方法が、例えばEP
−A 629 921、EP−A 486 235、U
S 5,234,783、US 4,828,950、
EP−A 554 981、WO 93/07541及
びXerox Research Disclosur
e Journal,vol.16,No1,p.69
(January/February 1991)に開
示されている。
【0017】WO 90/11552において、種々の
表面構造を有する種々の仕上げローラーの下にプリント
を通過させることにより、最終的プリントに種々の仕上
げを与えることが開示されている。この方法は優れた結
果を与えるが、光−仕上げのためのエレクトロ(フォ
ト)グラフィ装置に、正確に機械加工された表面を有す
る種々の仕上げローラーを挿入することが必要である。
【0018】光沢調節の問題は、トナー粒子の種々の層
を重ねることにより画像が形成されるいずれのトナー画
像においても存在する。これは、種々の色及び色相がイ
エロー、マゼンタ、シアン及びブラック(YMCK)ト
ナーを重ねることにより実現されるフルカラー画像にお
いて、特にそうである。黒白トナー画像においても光沢
調節は非常に望ましい。これはEP−A 768 57
7に記載の通り、最終的基質に定着される黒白静電記録
画像におけるグレースケール(階調範囲(tonal
range))が、種々の量のブラック顔料を含むトナ
ー粒子を重ねることにより、必要な種々のグレーの明暗
を実現することで広げられる黒白画像においてそうであ
る。
【0019】これまでに開示されてきた光沢−調節のた
めの手段は、実際に光沢の調節を可能にするが、トナー
画像の光沢を調節するためのさらなる手段を持つことが
まだ望まれている。
【0020】
【本発明の目的及び概略】本発明の目的は、表面上に半
−艶消又は艶消表面仕上げを有するトナー画像を印刷す
るために用いることができるトナー粒子を提供すること
である。
【0021】本発明の他の目的は、複数のトナー層を重
ねることにより実現されるトナー画像の光沢を調節する
ことを可能にするトナー粒子を提供することである。
【0022】本発明の他の目的は、所望の表面仕上げで
プリントの表面を覆うことを可能にする透明トナー材料
を提供することである。
【0023】本発明のさらなる目的は、ネガ又はトラン
スパレンシーから、カラープリントの表面上に半−艶消
又は艶消表面仕上げを有するカラープリントを作成する
ために用いることができるトナー粒子を提供することで
ある。
【0024】本発明のさらに別の目的は、トナー画像に
選ばれた仕上げを上塗りすることができるエレクトロ
(スタト)グラフィ画像形成法(electro(st
ato)graphic imaging metho
d)を提供することである。
【0025】本発明のさらなる目的及び利点は、下記の
説明から明らかになるであろう。
【0026】本発明の目的は、体積平均直径dvtを有
し、融点TSMtを有する結合剤樹脂を含み、トナー粒
子の本体(bulk)に導入されたポリマービーズを含むトナ
ー粒子であって、該ポリマービーズが i)TSMp≧TSMt+10℃であるような融点TSM
p(℃)、及び ii)0.20≦dvp/dvt≦0.75であるような体
積平均直径dvpを有することを特徴とするトナー粒子を
提供することにより実現される。
【0027】
【発明の詳細な記述】トナー画像、特に複数のトナー層
を重ねることにより作成される画像の光沢及び表面仕上
げは、トナー樹脂を含み、粒子の本体にポリマービーズ
が存在するトナー粒子を用いることにより容易に調節さ
れ得ることが見いだされた。0.5重量%の架橋シロキ
サン化合物を含み、0.3〜70μmの平均粒径を有す
る顆粒(粒子)として存在するトナー粒子がJP−A
04/142556に開示されている。この開示におい
て例示されているトナーは、遊離のシロキサン顆粒と共
にシロキサン化合物が挿入された粒子を含む。トナー粒
子と遊離のシロキサン顆粒は担体粒子との摩擦−接触を
介して異なる電荷を得るので、これはトナーの帯電性に
おいて問題を生じ得る。
【0028】DE−A 37 39 217において、
ポリマービーズを含むトナー粒子が開示されている。こ
のポリマービーズは最高でトナー粒子の直径の25%の
直径を有し、トナー粒子の表面のみに埋め込まれ、トナ
ー粒子の本体には導入されていない。このトナーは、低
温における優れた定着を低いホット−オフセット性と結
び付けると言われている。
【0029】上記で引用した先行技術の開示のトナー粒
子は、所望の光沢調節を与えないことが見いだされた。
ポリマービーズはトナー粒子の本体に導入されねばなら
ず、トナー粒子の製造に用いられるトナー樹脂の融点よ
り高い融点を有していなければならないことが見いださ
れた。該ポリマービーズの融点はトナー樹脂の融点より
少なくとも10℃高く、好ましくはポリマービーズの融
点はトナー樹脂の融点より25℃高い。
【0030】トナー粒子の融点TSMt及びポリマービ
ーズの融点TSMpは、Shimadzu Corpo
ration,Tokyo,Japanの商品名である
SHIMADZU FLOWTESTER CFT−5
00において測定した。測定されるべき1.5gの材料
を錠剤の形態に圧縮し、該FLOWTESTER CF
T−500の測定セルに挿入した。錠剤に1.96 1
6Paの圧力を加えてポリマーをノズルを通して押し
出した。溶融ポリマーがそれを通して押し出されるノズ
ルは1mmの直径及び1mmの長さを有した。測定セル
を40℃から3℃/分の一定の直線的速度で加熱した。
試料の50重量%が押し出された時点における測定セル
の温度を融点として記録した。
【0031】トナー画像における光沢及び仕上げの調節
は、ポリマービーズの体積平均直径dvpがトナー粒子の
体積平均直径dvtの少なくとも20%、及び最高で75
%の場合に達成できることが見いだされた。dvp/dvt
の比率は0.3〜0.6が好ましい。dvp/dvt<0.
20の場合、光沢の均等化への効果は最低であり、dvp
/dvt>0.75の場合、導入できるポリマービーズの
量が低すぎる。
【0032】本発明のトナー粒子の場合、他のトナー成
分(例えばトナー樹脂、顔料、電荷調節剤など)に対し
て5〜50重量%のポリマービーズを導入するのが好ま
しい。さらに好ましい実施態様の場合、10〜30重量
%のポリマービーズがトナー粒子の本体に挿入される。
ポリマービーズが上記の量でトナー粒子の本体に存在す
ると、本発明の限界内でポリマービーズの量及び直径を
調節することにより、溶融トナー粒子の光沢を高光沢か
ら艶消まで変化させることができる。
【0033】ポリマービーズは架橋されたα,β−エチ
レン性不飽和モノマーから誘導されるポリマーを含むの
が好ましい。本発明のトナー粒子に導入されるのに有用
なポリマービーズの製造に非常に適したα,β−エチレ
ン性不飽和モノマーは、例えばスチレン、ビニルトルエ
ン及び置換ビニルトルエン、例えばビニルベンジルクロ
リド及びそれらの同族体、クロロスチレン、アルキルメ
タクリレート、例えばメチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルメタク
リレート及び高級メタクリレート、例えばステアリルメ
タクリレート;置換アルキルメタクリレート、例えばヒ
ドロキシエチルメタクリレート;ブタジエン、イソブチ
レン、クロロブタジエン、2−メチルブタジエン;ビニ
ルピリジン、例えば2−及び4−ビニルピリジンなどで
ある。これらのモノマーの組み合わせ、ならびにそれら
の単独の1つを特定の要求に応じて選ぶことができる。
好ましい実施態様の場合、該α,β−エチレン性不飽和
モノマーはメチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、ステアリルアクリレート及びステアリルメタクリレ
ートから成る群より選ばれる少なくとも2種のモノマー
の混合物である。最も好ましい2種のモノマーの該混合
物は、アクリル酸又はメタクリル酸のメチルエステルを
アクリル酸又はメタクリル酸のステアリルエステルと共
に含む。
【0034】架橋は、遊離の酸の形態の少なくとも1つ
のカルボキシル基を有する少なくとも1種のモノマー及
び少なくとも1つのハロゲン原子を有する少なくとも1
種のモノマーを該α,β−エチレン性不飽和モノマーと
合わせることにより行うことができる。モノマーの混合
物の重合の間に、遊離の酸基及びハロゲン原子が一緒に
反応して架橋を形成する。そのような架橋されたポリマ
ービーズはEP−A466 982及び対応するUS
5,252,445に開示されている。
【0035】少なくとも1種のシランモノマーを該α,
β−エチレン性不飽和モノマーと合わせることにより架
橋が行われるポリマービーズを用いるのが好ましい。シ
ランモノマーは以下の式I:
【0036】
【化2】
【0037】[式中、R1=H又はCH3であり、R2
直鎖状もしくは分枝鎖状C2−C12−アルキレン基であ
り、その鎖は−O−、−NH−、−COO−又は−NH
−COO−基から成る群より選ばれる少なくとも1つの
メンバーにより中断されていることができ、R3=直鎖
状もしくは分枝鎖状C1−C6アルキル基又はフェニル基
であり、X=加水分解可能な基であり、a=0、1又は
2であり、n=0又は1である]に対応するのが好まし
い。
【0038】最も好ましい実施態様の場合、R1はメチ
ル基である。
【0039】R2は例えばジメチレン、トリメチレン、
テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキシメチレン、オ
クタメチレン、デカメチレン又はドデカメチレンである
ことができる。R2が分枝鎖状である場合、それは例え
ば1,2−プロピレン、1,2−及び1,3−ブチレン
などであることができる。R2において−O−、−NH
−、−COO−又は−NH−COO−基が存在する場
合、R2はポリエーテル、ポリアミン、オリゴエステル
又はオリゴウレタンである。好ましい実施態様の場合、
2は1つ又はそれ以上の−O−基により中断されてい
ることができるC2−C8アルキレンである。さらに好ま
しい実施態様の場合、R2はC2−C4基、例えばエチレ
ン、n−プロピレン、n−ブチレン、i−プロピレン、
i−ブチレン又はt−ブチレンである。最も好ましい実
施態様の場合、R2はn−プロピレンである。
【0040】R3は例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル又はt−ブ
チル、あるいは既知のC5又はC6アルキル基であること
ができる。
【0041】Xは、例えばハロゲン(F、Cl、B
r)、アルコキシ基、カルボキシレート基又はカーボン
アミド基などの当該技術分野において既知のいずれの加
水分解可能な基であることもできる。Xがハロゲンであ
る場合、X=Clであるのが好ましい。Xがカルボキシ
レート基である場合、アセテート又はプロピオネート基
を用いるのが好ましく、Xがカーボンアミド基である場
合、アセチルアミノ又はプロピオニルアミノ基を用いる
のが好ましい。Xがアルコキシ基である場合、いずれの
1〜C6アルコキシ基も用いることができる。しかしメ
トキシ又はエトキシ基を用いるのが好ましい。さらに好
ましい実施態様の場合、XはClあるいは−OCH3
は−OCH2−CH3である。最も好ましい実施態様の場
合、X=−OCH3である。最も好ましい実施態様の場
合、a=0であり、n=1である。最も好ましい実施態
様の場合、用いられるシランモノマーは:
【0042】
【化3】
【0043】である。
【0044】シランモノマーにより硬膜される有用なポ
リマービーズは、例えばEP−A417 539に開示
されている。
【0045】本発明のトナー粒子に導入されるのに有用
なポリマービーズは、EP−A 698 625に記載
の方法により製造されるのが好ましく、その記載事項は
引用することにより本明細書の内容となる。この方法
は: A)水性反応媒体に: 1)以下の式:
【0046】
【化4】
【0047】[式中、R1=H又はCH3であり、R2
直鎖状もしくは分枝鎖状C2−C12−アルキレン基であ
り、その鎖は−O−、−NH−、−COO−又は−NH
−COO−基から成る群より選ばれる少なくとも1つの
メンバーにより中断されていることができ、R3=直鎖
状もしくは分枝鎖状C1−C6アルキル基又はフェニル基
であり、X=加水分解可能な基であり、a=0、1又は
2であり、n=0又は1である]に対応するシランモノ
マー 2)該シランモノマーと異なり、該水性反応媒体中に存
在するα,β−エチレン性不飽和モノマーに可溶性であ
るが、水に不溶性であるポリマーを形成することができ
る少なくとも1種のα,β−エチレン性不飽和モノマ
ー、 3)水性反応媒体に可溶性のフリーラジカル−形成性重
合開始剤、及び 4)親水性基を含有し、該水性反応媒体に可溶性のまま
であるグラフトポリマーを形成することができるグラフ
ト−重合可能なポリマーを溶解し、ここで該水性反応媒
体中に存在する該シランモノマーの量は合計モノマー含
有量に対して重量で1%より高く且つ25%より低く、
該グラフト−重合可能なポリマー対該モノマーの重量比
は0.2:100〜8:100の範囲内にあり、重合開
始剤対モノマーの重量比は0.1:100〜6:100
の範囲内にあり、 B)溶液を継続的に撹拌しながら50℃からその還流温
度までの温度に加熱する段階を含む。
【0048】水性反応媒体中で、一般式Iに従うシラン
モノマーは、水性反応媒体に存在するモノマーの合計に
対して重量により(%w/w)1%より高く且つ25%
より低い量で存在する。好ましい実施態様の場合、該シ
ランモノマーは水性反応媒体中で、合計モノマー含有量
に対して2〜15重量%(%w/w)で存在し、最も好
ましい実施態様の場合、該シランモノマーは、水性反応
媒体中で、合計モノマー含有量の2〜10重量%(%w
/w)で存在する。合計モノマー含有量は、反応媒体中
に存在するシランモノマーの量と、該シランモノマーと
異なるα,β−エチレン性不飽和モノマーの量の合計を
意味する。
【0049】シランにより硬膜されたポリマーを含むポ
リマービーズは、α,β−エチレン性不飽和モノマーの
重合と、水性反応媒体に含まれる水により加水分解され
るシランモノマーにより引き起こされる架橋の同時の反
応により製造される。これらのビーズはグラフトポリマ
ーの挿入により安定化される。このグラフトポリマー
は、α,β−エチレン性不飽和モノマーの重合反応及び
シランモノマーによるポリマービーズの硬膜反応と同時
に形成され、ポリマービーズに挿入される。本発明のポ
リマービーズにグラフトポリマーを挿入するために、グ
ラフト−重合可能なポリマーが形成される。本発明の水
性反応媒体において用いられるグラフト−重合可能なポ
リマーは、ラジカルの存在下で、グラフト−共重合によ
り側鎖を植え付けることができるリビング分子に転化さ
れることができるホモポリマー又はコポリマーである。
好ましい実施態様の場合、該グラフト−重合可能なポリ
マーはポリビニルピロリドン又はコ((スチレン/マレ
イン酸一ナトリウム塩)であり、該シランモノマーは水
性反応媒体中で、合計モノマー含有量に対して2〜15
重量%(%w/w)で存在する。
【0050】その本体にポリマービーズが導入された本
発明のトナー粒子は、当該技術分野において既知のいず
れのトナー樹脂も含むことができる。トナー樹脂は重縮
合体又は重縮合体の混合物、ならびに付加重合体又は付
加重合体の混合物であることができる。重縮合体と付加
重合体の混合物も、本発明のトナー粒子のためのトナー
樹脂として適している。重縮合体が用いられる場合、ポ
リエステルを用いるのが好ましい。
【0051】本発明のトナー粒子において用いるのに適
したポリエステル樹脂は、例えば(i)2−官能基有機
酸、例えばマレイン酸、フマル酸、テレフタル酸及びイ
ソフタル酸、ならびに(ii)2−官能基アルコール
(ジオール)、例えばエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、芳香族ジヒドロキシ化合物、好ましくは
ビスフェノール、例えば「ビスフェノールA」と呼ばれ
る2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
又はアルコキシル化ビスフェノール、例えばその例がU
S−P 4,331,755に示されているプロポキシ
ル化ビスフェノールの直鎖状重縮合生成物の群から選ば
れることができる。適したポリエステル樹脂の製造に関
し、GB−P 1,373,220が参照される。
【0052】付加重合体が用いられる場合、スチレン/
アクリル樹脂を用いるのが好ましい。好ましいスチレン
−アクリル樹脂は比較的高い(70モル%より高い)ス
チレン含有率を有するのが好ましく、さらに特定的には
スチレン−アクリル樹脂又はスチレン−メタクリル樹脂
のコポリマー、例えばコポリ(スチレン/n−ブチルメ
タクリレート)又はコポリ(スチレン/2−エチル−ヘ
キシルアクリレート)である。
【0053】トナー樹脂としてポリマーの混合物を用い
ることにより、本発明のポリマービーズを含むトナー粒
子の光沢をさらに調節することができ、混合物を形成す
るポリマーは、それらが互いに対してわずかな不適合性
を有するように選ばれる。ポリマーに関するHILDE
BRANDパラメーター溶解度が“Propertie
s of Polymers”by D.W.Van
Krrevelen,2nd.ed.,Elsevie
rs Scientific Publishing
Company,New York,1976,Cha
pter 7に記載されている。
【0054】一般に、所望のわずかな不適合性は、引用
することによりその記載事項が本明細書の内容となるE
P−A 656 129に記載の通り、熱可塑性樹脂、
例えばポリエステルを該熱可塑性樹脂より高い極性を有
する樹脂と組み合わせることにより得ることができる。
より高い極性は、より高い誘電率及び/又は水によるよ
り良い湿潤性を有することを意味する。好ましい実施態
様、本発明の該トナー粒子において、ポリマーA及びB
の該混合物は異なる極性を有する2種のポリエステルの
混合物であり:低い(5.5モル/kg未満)カルボニ
ルオキシ基(−CO.O−)含有率(カルボニルオキシ
基はエステル基の一部である)を有するポリエステル樹
脂は非−芳香族ジカルボン酸、例えばフマル酸とエトキ
シル化及び/又はプロポキシル化ビスフェノールAから
誘導されるのが好ましく、第2のポリエステル樹脂は高
い(少なくとも7.5モル/kg)カルボニルオキシ基
含有率を有するポリエステルであり、芳香族ジカルボン
酸とジオールから誘導されるポリエステルが好ましい。
後者のポリエステルはテレフタル酸及びイソフタル酸又
はそれらの混合物から誘導されるのが好ましい。該第2
のポリエステルの製造においてジオールは、ジオール全
体のエチレングリコール含有率が50モル%より高い、
好ましくは少なくとも60モル%である限り、場合によ
りDIANOL 22及びDIANOL 33と混合さ
れていることができるエチレングリコールであるのが好
ましい。フマル酸とDIANOL 33の直鎖状ポリエ
ステルはATLAC T500(Tg=50.5℃)の
商品名で販売されている(ATLACはAtlas C
hemical Industries Inc.Wi
lmington,Del.U.S.A.の登録商品名
である)。
【0055】DIANOL 22はジ−エトキシル化ビ
スフェノールAである。
【0056】DIANOL 33はジ−プロポキシル化
ビスフェノールAである。
【0057】ビスフェノールA=4,4’イソプロピリ
デンジフェノール。
【0058】本発明のトナー粒子中のトナー樹脂は、ポ
リマーAがポリエステルであり、ポリマーBがスチレン
−アクリル樹脂であるポリマーA及びBの混合物である
こともできる。この後者の樹脂は比較的高い(70モル
%より高い)スチレン含有率を有するのが好ましく、さ
らに特定的にはスチレン−アクリル樹脂又はスチレン−
メタクリル樹脂のコポリマー、例えばコポリ(スチレン
/n−ブチルメタクリレート)又はコポリ(スチレン/
2−エチル−ヘキシルアクリレート)である。本発明の
トナー粒子において有用なスチレン−アクリルポリマー
は、7,000〜50,000の重量平均分子量、及び
10,000ポアズ(1000Pas)より低い溶融粘
度を有するのが好ましい。本明細書で言及する溶融粘度
はRHEOMETRICS動的流動計、RVEM−20
0(One Possumtown Road,Pis
cataway,NJ 08854 USA)で測定さ
れる。粘度測定は120℃の試料温度で行われる。0.
75gの重量を有する試料を、その1つが100rad
/秒において、及び10-3ラジアンの振幅でその垂直軸
の回りで振動している、直径が20mmの2つの平行な
プレートの間の測定間隙(約1.5mm)に適用する。
【0059】本発明のトナー粒子において単独で又は混
合物として用いられる、トナー樹脂のための典型的な有
用な樹脂を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】ポリエステルP1は、ATLAC T50
0(商品名)である。
【0062】ポリエステルP2は、芳香族二酸(aromati
c diacid)としてのテレフタル酸(100モル%)及び
ジオールとしてのDIANOL 33(50モル%)と
エチレングリコール(50モル%)の混合物から誘導さ
れる芳香族ポリエステル樹脂である。
【0063】ポリエステルP3は、芳香族二酸としての
テレフタル酸(40モル%)、イソフタル酸(60モル
%)及びDIANOL 22(40モル%)とエチレン
グリコール(60モル%)の混合物から誘導される芳香
族ポリエステル樹脂である。
【0064】ポリエステルP4は、芳香族二酸としての
テレフタル酸(64モル%)、イソフタル酸(36モル
%)及びエチレングリコール(100モル%)から誘導
される芳香族ポリエステル樹脂である。
【0065】スチレン/アクリレートS1は、スチレン
及びメチルアクルレートの65/35モル比におけるコ
ポリマーである。
【0066】スチレン/アクリレートS2は、スチレ
ン、メチルアクリレート及びジメチルアミノエチルメタ
クリレートの87/3/10のモル比における三元ポリ
マーである。
【0067】スチレン/アクリレートS3、S4、S5
及びS6は、分子量が異なるのみのスチレン及びメチル
アクリレートの80/20のモル比におけるコポリマー
である。
【0068】本発明のトナー粒子は他のトナー樹脂の混
合物も含むことができる。本発明におけるトナー粒子と
して用いられるべき非常に適した樹脂の混合物はUS
5,395,726に記載されており、その記載事項は
引用することにより本明細書の内容となる。US 5,
395,726は樹脂A及び少なくとも1種の樹脂Bの
樹脂の混合物を開示しており、それは: (1)該樹脂A及び該樹脂Bはそれぞれ45℃より高い
ガラス転移温度(Tg)を有し、(2)該樹脂AのTg
は該樹脂BのTgより少なくとも2.5℃低く、(3)
該樹脂Aの溶融粘度(mvA)は少なくとも50Pas
であり、該樹脂Bの溶融粘度(mvB)は以下の式の範
囲内であり: (mvB)=F x (mvA) ここでFは2〜20の整数であり、(mvB)の最大値
は1500Pasを越えず、(4)該粉末粒子中におけ
る該樹脂A及び該樹脂Bの重量比は、粉末材料の変形性
がUS 5,395,726に記載の方法に従って測定
されて15%未満であるような重量比であることを特徴
とする。
【0069】本発明のトナー粒子は改質樹脂、例えばE
P−A 712 881に記載されているような結晶性
ポリマーの側鎖を含むことにより改質された非晶質ポリ
マー、又はEP−A 740 217に開示されている
ようなポリシロキサン部分(PS)を含むポリマーも導
入されていることができる。
【0070】本発明のトナー粒子は1〜50μm、好ま
しくは3〜20μm、最も好ましくは5〜10μmの体
積平均直径を有することができる。該トナー粒子の粒径
分布はいずれの型のものであることもできる。しかし本
質的に(いくらかの負又は正のゆがみは許容されること
ができるが、小さい粒子がゆがんでいない分布より少な
い正のゆがみが好ましい)数又は体積による、0.5未
満、より好ましくは0.3の変動係数(平均で割った標
準偏差)(v)を有するガウス又は正規粒径分布を有す
るのが好ましい。
【0071】本発明のトナー組成物において用いられる
トナー粒子は、例えば電荷調節剤、着色及びブラックの
両方の顔料、無機充填剤などのいずれの通常のトナー成
分も含むことができる。本発明のトナー組成物において
用いられるべき電荷調節剤、顔料及びトナー粒子におい
て有用な他の添加剤の説明は、例えばEP−A 601
235に見いだすことができる。
【0072】本発明のトナー粒子は、トナー粒子が最終
的基質に画像−通りに堆積させられ、該基質に定着され
るいずれの画像形成法においても用いることができる。
トナー粒子は磁性又は非−磁性であることができ、磁性
一成分現像薬、非−磁性一成分現像薬、あるいは本発明
の非−磁性トナー粒子と磁性担体粒子を含む多−成分現
像薬において用いることができる。トナー粒子は、重ね
られるトナー層及び隣接トナー層の両方を用いて、黒白
画像形成及びフルカラー画像形成の両方において有用で
ある。本発明のトナー粒子の利用は、最終的基質に定着
される黒白静電記録画像におけるグレースケール(階調
範囲)が、種々の量の黒顔料を含むトナー粒子を重ねて
必要な種々のグレーの明暗を実現することにより広げら
れる黒白画像の再現において、ならびに種々の色相が
Y、M、C及びKトナーを重ねることにより形成される
フルカラー画像形成において非常に有益である。
【0073】フルカラー画像形成が行われるべき場合、
本発明のトナー粒子の利用は最も有用であることが証明
され、非−磁性トナー粒子の利用が好ましい。本発明の
トナー粒子は色素及び/又は顔料により着色されること
ができ、かくしていずれのカラー層(イエロー、マゼン
タ、シアン及びブラック(Y、M、C、K))の形成に
おいても用いられることができる。本発明のトナー粒子
は、画像を形成するトナー層の上に上塗りされる仕上げ
層において用いられると最も有益である(フルカラー画
像形成及び黒白画像形成の両方において)。種々のトナ
ー層が互いの上に上塗りされる場合に光沢調節は最も困
難なので、トナー画像に艶消又は半−艶消仕上げを上塗
りするのが非常に好ましい。そのような艶消又は半−艶
消仕上げは、複数の重ねられたトナー層を含む画像の上
に本発明の(透明)トナー粒子の層を堆積させることに
より、トナー画像の上に非常に良く上塗りされることが
できる。「透明」という用語は本明細書において、40
0〜700nmの範囲の波長領域において、可視の拡散
光濃度を与えないことを意味し、該可視の拡散光濃度
は、その波長領域にわたって積算される15%未満の光
の減少として定義される。
【0074】仕上げ層が上塗りされた、又はされない画
像は、接触熱定着又は非−接触熱定着により基質に定着
される。接触溶融(定着)法は、圧力と熱により行わ
れ、加圧手段(通常はローラー)の表面、熱の量、圧力
の量などを調節することにより光沢を調節することがで
きる。しかし接触溶融法はいくつかの欠点を与え、その
最も重要なものはホット−オフセット、すなわちトナー
粒子が加圧ローラーに接着する危険である。従って非−
接触溶融(定着)法が多くの場合に好ましい。しかしこ
れらも、トナー樹脂がトナーの軟化点より高い温度で低
粘度の挙動を示するように設計されねばならないので、
問題を提起する。これは、トナーが非常に良く流れ合
い、いくぶん滑らかな表面を与え、かくしていくぶん高
い光沢を与える傾向を有することを意味する。単層は紙
に順応し、滑らかさの低い画像を与える。しかし2−、
3−及び4重層はもっと光沢がある。従っていくぶん光
沢のある外観と別に、厚さに依存する光沢の差の問題が
ある。これは本発明のトナー粒子の利用が、種々の色の
画素の並置により色が与えられるフルカラー画像形成に
おいても興味深いが、複数のトナー層が重ねられて画像
を形成し、非−接触溶融(定着)法によりトナー粒子が
基質に定着されるトナー画像形成法において最も有益で
あることを意味する。そのような非−接触溶融法は多様
な実施態様、例えば:(1)支持体シートの広い部分に
わたって熱風により熱がトナー画像に適用されるオーブ
ン加熱法、(2)トナーに吸収される赤外及び/又は可
視光により熱が供給され、光源は例えば赤外ランプ又は
フラッシュランプである輻射加熱法、(3)基質の、画
像を有する側と反対の側を加熱することによりトナー層
に熱が伝達される方法を含む。この最後の方法は、非−
接触系において、ならびに例えば加熱ローラーなどの加
熱手段を画像を有する側と反対の該側に接触させること
によっても行うことができる。本発明においては、上記
で(1)及び(2)として記載された非−接触溶融系が
好ましい。
【0075】本発明のトナー組成物により形成され、非
−接触溶融法により定着された画像における光沢を調節
するために、加圧ローラーを用い、定着された画像(す
なわち溶融されたトナー粒子)の後−処理を加え、画像
をさらに均一化するのが有益であり得る。加圧ローラー
は100N/m〜500N/mの圧力を定着された画像
に加えるのが好ましく、後−処理は30〜150秒間行
うのが好ましい。本発明に従い、該後−処理を行う2つ
の様式がある。該2つの様式は、該後−処理の温度が異
なる。第1の様式の場合、非−接触溶融ステーションを
離れた後に冷まされた、ほとんど冷たい溶融画像が加圧
ローラーを通過させられ、該加圧ローラーはトナー樹脂
の軟化温度より10℃下〜10℃上の温度を有し、それ
はほとんどの場合に約120℃の温度を意味する。操作
の第2の様式の場合、溶融画像を直接、それを冷まさず
に、溶融ステーションから加圧ローラーに通過させ、そ
こでは定着された画像に本質的に追加の熱を加えない
が、後−処理ローラーの温度はトナー樹脂のTgの5℃
下〜15℃上に保たれる。場合により、溶融画像と後−
処理ローラーの間の優れた接着性のために必要な場合、
例えばシリコン油、液体ワックスなどの接着剤化合物を
後−処理ローラーの表面上に与えることができる。
【0076】本発明のトナー粒子は当該技術分野におい
て既知のいずれのトナー製造法によっても製造すること
ができる。本発明のトナー粒子は、トナー樹脂、所望の
トナー成分(例えば顔料、色素、電荷調節剤など)及び
ポリマービーズを溶融混練機において30分間、用いら
れるトナー樹脂に依存して適した温度で溶融−配合する
ことにより製造されるのが好ましい。冷却後、固化した
塊をALPINE Fliessbettgegens
trahlmuehle 100AFG型(商品名)を
用いて微粉砕及び摩砕し、ALPINE multip
lex zig−zag classifier 10
0MZR型(商品名)を用いてさらに分別する。微粉
砕、摩砕及び分別は他の市販の装置を用いても行うこと
ができる。例えば分別は、例えばEP−A 608 9
02に記載の「コアンダ(Coanda)」−効果を用
いる分別機により行うことができる。分離されたトナー
の平均粒径は、Coulter Counter mo
del MULTISIZER(商品名)により測定さ
れた。
【0077】
【実施例】
ポリマービーズの製造 製造実施例1(PE1) 還流冷却器、撹拌機、温度計及び液レベルより下のN2
のための流入口が備えられた20リットルの2層ガラス
シリンダーで反応を行った。室温においてこの反応容器
に連続的に:391gの蒸留水 381gのエタノール 4gのARKOPAL NO60(Hoechst A
G,Frankfurt,Germanyから入手可能
な(イソ)H199−フェニル−O(CH2CH2O)6
Hに関する商品名) 195gのメチルメタクリレート 5gのメタクリルオキシプロピル−トリメトキシシラ
ン、及び1gのポリビニルピロリドン(PVP K3
0)を入れた。
【0078】反応物は継続的にN2で濯ぎ、空気の除去
を保った。温度を66℃に上げながら上記の混合物を6
0rpmで撹拌した。この温度に達したら、過硫酸ナト
リウムの5%水溶液の21gを加えた。反応混合物を6
6℃において温度調節した。開始剤溶液の添加から約1
分後、反応混合物は濁った。18時間の重合の後、反応
容器を室温に冷却した。メチルメタクリレート及びメタ
クリルオキシプロピル−トリメトキシシランの架橋コポ
リマーのポリマービーズの分散液をナイロンの布を介し
て濾過した。分散液は100gの分散液当たりに20g
のポリマービーズを含有した。
【0079】分散液からのポリマービーズの分離 細目濾紙上の減圧下における濾過により、ポリマービー
ズを液体から容易に分離することができた。連続して3
回水で洗浄した後、濾液を減圧下(約133Pa)に、
50℃において、一定の重量に達するまで乾燥させた。
乾燥された濾液は、分離されたビーズの易流動性粉末に
容易に分離された。ポリマービーズの粒径分布を、狭い
開口部における電解質移動の原理に従って働く、Cou
lterElectronics Corp.Nort
hwell Drive,Luton,Bedford
shire,LC 33,UKにより販売されているC
OULTER COUNTER(登録商標)MULTI
SIZER粒径分析機を用いて測定した。該装置におい
ては、電解質(例えば塩化ナトリウム水溶液)に懸濁さ
れた粒子が、そこを横切って電流路が確立されている小
さい開口部に強制される。通過する粒子はそれぞれ1つ
づつ開口部における電解質を移動させ、移動された電解
質の体積と等しいパルスを与える。この粒子の体積応答
が該測定の基礎である。ポリマービーズ(PB1)は
3.23μmの体積平均直径(dvp)を有し、本明細書
において前記で記載された通りに測定された200℃よ
り高い融解温度TSMpを有した。
【0080】製造実施例2(PE2) 試薬の割合、及び補助溶媒としてのエタノールをメタノ
ールに置き換えること以外は、製造1を繰り返した。製
造実施例2では、286gの蒸留水、477gのメタノ
ール、4gのArkopal NO60(Hoechs
t AG,Frankfurt,Germanyから入
手可能な(イソ)H199−フェニル−O(CH2CH2
O)6−Hに関する商品名)、195gのメチルメタク
リレート、5gのメタクリルオキシプロピル−トリメト
キシシラン、1gのポリビニルピロリドン(PVP K
30)及び過硫酸ナトリウムの5%水溶液の10gを用
いた。ポリマービーズPB2は2.01μmの体積平均
直径(dvp)及び本明細書において前記の通りに測定さ
れた200℃より高い融解温度TSMpを有した。
【0081】トナー製造 比較トナー1(CT1) 100℃の融解温度TSMtを有する表1のポリエステ
ルP1の100部を実験室用混練機において110℃で
30分間、溶融−配合した。冷却後、固化した塊をAL
PINE Fliessbettgegenstrah
lmuehle100AFG型(商品名)を用いて微粉
砕及び摩砕し、さらにALPINEmultiplex
zig−zag classifier 100MZ
R型(商品名)を用いて分別した。分離されたトナーの
平均粒径をCoulterCounter model
Multisizer(商品名)により測定し、体積
により8.0μmであることを見いだした。
【0082】このトナー中にはポリマービーズは存在し
なかった。
【0083】トナー1(T1) 100℃のTSMtを有する表1のポリエステルP1の
91重量部を実験室用混練機において110℃で30分
間、9重量部のポリマービーズPB1(dvp=3.23
μm)と溶融−配合した。
【0084】冷却後、固化した塊をALPINE Fl
iessbettgegenstrahlmuehle
100AFG型(商品名)を用いて微粉砕及び摩砕
し、さらにALPINE multiplex zig
−zag classifier 100MZR型(商
品名)を用いて分別した。分離されたトナーの平均粒径
をCoulter Counter model Mu
ltisizer(商品名)により測定し、体積により
8.2μmであることを見いだした。このトナーにおい
てはdvp/dvt=0.40であった。
【0085】トナー2(T2) 100℃のTSMtを有する表1のポリエステルP1の
85重量部を実験室用混練機において110℃で30分
間、15重量部のポリマービーズPB2(dvp=2.0
1μm)と溶融−配合した。
【0086】冷却後、固化した塊をALPINE Fl
iessbettgegenstrahlmuehle
100AFG型(商品名)を用いて微粉砕及び摩砕
し、さらにALPINE multiplex zig
−zag classifier 100MZR型(商
品名)を用いて分別した。分離されたトナーの平均粒径
をCoulter Counter model Mu
ltisizer(商品名)により測定し、体積により
8.3μmであることを見いだした。このトナーにおい
てはdvp/dvt=0.24であった。
【0087】比較トナー2(CT2) 100℃の融解温度TSMtを有する表1のポリエステ
ルP1の97部を実験室用混練機において110℃で3
0分間、3部のHELIOGEN BLAUD7072
DD(カラーインデックス PB15:3、BASF
AG,Germanyの商品名)と溶融−配合した。冷
却後、固化した塊をALPINE Fliessbet
tgegenstrahlmuehle 100AFG
型(商品名)を用いて微粉砕及び摩砕し、さらにALP
INE multiplexzig−zag clas
sifier 100MZR型(商品名)を用いて分別
した。分離されたトナーの平均粒径をCoulter
Counter model Multisizer
(商品名)により測定し、体積により8.0μmである
ことを見いだした。
【0088】このトナー中にはポリマービーズは存在し
なかった。
【0089】トナー3(T3) 100℃の融解温度TSMtを有する表1のポリエステ
ルP1の88部を実験室用混練機において110℃で3
0分間、3部のHELIOGEN BLAUD7072
DD(カラーインデックス PB15:3、BASF
AG,Germanyの商品名)及び9重量部のポリマ
ービーズPB1(dvp=3.23μm)と溶融−配合し
た。冷却後、固化した塊をALPINE Fliess
bettgegenstrahlmuehle 100
AFG型(商品名)を用いて微粉砕及び摩砕し、さらに
ALPINE multiplex zig−zagc
lassifier 100MZR型(商品名)を用い
て分別した。分離されたトナーの平均粒径をCoult
er Counter model Multisiz
er(商品名)により測定し、体積により8.0μmで
あることを見いだした。このトナーにおいてdvp/dvt
=0.40であった。
【0090】現像薬組成物 トナー組成物CT1、CT2、T1、T2及びT3のそ
れぞれを用い、各トナーを0.5重量%のヒュームド疎
水性シリカ(AEROSIL R972、Deguss
a、Germanyの商品名)と混合することにより多
−成分現像薬を調製し、50μmの平均粒径を有するフ
ェライト担体に、担体に対して5%のトナー重量の濃度
でコーティングし、30分間活性化させて安定な負荷レ
ベルを得た。
【0091】印刷実施例 印刷及び光沢の評価 商業的写真複写機(AGFA XC 305、Agfa
Gevaert NV,Mortsel,Belgi
umの商品名)において、滑らかなコピー紙上に、単層
及び2重層に対応する堆積比で、平均した濃度のパッチ
を含有する画像を形成した。各層において1cm2当た
り0.6mgのトナー粒子を堆積した。画像を無接触溶
融ステーションに12.5cm/秒において40cmの
長さにわてった通過させ、生ずる溶融画像の表面が14
0℃の温度を有するように熱を基質に適用することによ
り画像を溶融した。
【0092】単層と2重層の間の光沢の差を1〜5の尺
度に基づいて視覚的に評価した: 5=非常に大きな差 4=大きな差 3=許容され得る視覚的差 2=視覚的差はほとんどなし 1=差なし 印刷実施例1 1枚の紙のシートに比較トナーCT1の単層を適用し、
該層の半分の上に比較トナーCT1の第2の層を適用し
た。単層及び2重層の間の光沢の差を表2において報告
する。
【0093】印刷実施例2 1枚の紙のシートにトナーT1の単層を適用し、該層の
半分の上にトナーT1を含む現像薬の第2の層を適用し
た。単層及び2重層の間の光沢の差を表2において報告
する。
【0094】印刷実施例3 1枚の紙のシートにトナーT2の単層を適用し、該層の
半分の上にトナーT2の第2の層を適用した。単層及び
2重層の間の光沢の差を表2において報告する。
【0095】印刷実施例4 1枚の紙のシートに比較トナーCT2の単層を適用し、
該層の半分の上に比較トナーCT2の第2の層を適用し
た。単層及び2重層の間の光沢の差を表2において報告
する。
【0096】印刷実施例5 1枚の紙のシートにトナーT3の単層を適用し、該層の
半分の上にトナーT3を含む現像薬の第2の層を適用し
た。単層及び2重層の間の光沢の差を表2において報告
する。
【0097】
【表2】
【0098】印刷実施例6 AGFA CHROMAPRESS(Agfa Gev
aert NV,Mortsel,Belgiumの商
品名)において、商業的に入手可能な4色のCHROM
APRESSトナー(イエロー、マゼンタ、シアン及び
ブラック)を用い、画像に4つのトナー粒子の層を有
し、画像のイエロー、マゼンタ、シアン及びブラック選
択を形成するフルカラー画像を印刷した。画像におい
て、イエロートナーのみを含むパッチも、4トナー層
(Y、M、C、K)を含むパッチに隣接させ、最大の上
塗りにおいて印刷し、140℃で溶融させた。
【0099】印刷実施例6aの場合は、画像上に仕上げ
層は存在しなかった。
【0100】印刷実施例6bの場合は、該画像上に0.
6mg/cm2のトナーT1を含む仕上げ層を適用し
た。
【0101】印刷実施例6cの場合は、該画像上に0.
6mg/cm2のトナーT2を含む仕上げ層を適用し
た。
【0102】1つのトナー層を含むパッチと4つの重ね
られたトナー層を含むパッチの間の光沢の差を、再び視
覚的に判定し、上記の尺度に従って評価した。結果を表
3に報告する。
【0103】
【表3】
【0104】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0105】1.体積平均直径dvtを有し、融点TSM
tを有する結合剤樹脂を含み、トナー粒子の本体(bulk)
に導入されたポリマービーズを含み、該ポリマービーズ
が i)TSMp≧TSMt+10℃であるような融点TSM
p(℃)、及び ii)0.20≦dvp/dvt≦0.75であるような体
積平均直径dvpを有することを特徴とするトナー粒子。
【0106】2.0.3≦dvp/dvt≦0.6である上
記1項に記載のトナー粒子。
【0107】3.該ポリマービーズが該結合剤樹脂の重
量に対して5重量%〜50重量%の量で導入される上記
1又は2項に記載のトナー粒子。
【0108】4.該ポリマービーズが該結合剤樹脂の重
量に対して10重量%〜30重量%の量で導入される上
記1又は2項に記載のトナー粒子。
【0109】5.該ポリマービーズが架橋されている上
記1〜4項のいずれかに記載のトナー粒子。
【0110】6.該ポリマービーズがケイ素原子を含む
上記5項に記載のトナー粒子。
【0111】7.該ポリマービーズが: A)水性反応媒体に: 1)以下の一般式:
【0112】
【化5】
【0113】[式中、R1=H又はCH3であり、R2
直鎖状もしくは分枝鎖状C2−C12−アルキレン基であ
り、その鎖は−O−、−NH−、−COO−又は−NH
−COO−基から成る群より選ばれる少なくとも1つの
メンバーにより中断されていることができ、R3=直鎖
状もしくは分枝鎖状C1−C6アルキル基又はフェニル基
であり、X=加水分解可能な基であり、a=0、1又は
2であり、n=0又は1である]に対応するシランモノ
マー 2)該シランモノマーと異なり、該水性反応媒体中に存
在するα,β−エチレン性不飽和モノマーに可溶性であ
るが、水に不溶性であるポリマーを形成することができ
る少なくとも1種のα,β−エチレン性不飽和モノマ
ー、 3)水性反応媒体に可溶性のフリーラジカル−形成性重
合開始剤、及び 4)親水性基を含有し、該水性反応媒体に可溶性のまま
であるグラフトポリマーを形成することができるグラフ
ト−重合可能なポリマーを溶解し、ここで該水性反応媒
体中に存在する該シランモノマーの量は合計モノマー含
有量に対して重量で1%より高く且つ25%より低く、
該グラフト−重合可能なポリマー対該モノマーの重量比
は0.2:100〜8:100の範囲内にあり、重合開
始剤対モノマーの重量比は0.1:100〜6:100
の範囲内にあり、 B)溶液を継続的に撹拌しながら50℃からその還流温
度までの温度に加熱する段階を含む方法により製造され
る上記1項に記載のトナー粒子。
【0114】8.該結合剤樹脂が2種のポリエステルの
混合物であり、ここで該ポリエステルは異なる極性を有
する上記1〜7項のいずれか1つに記載のトナー粒子。
【0115】9.該トナー粒子が透明である上記1〜8
項のいずれか1つに記載のトナー粒子。
【0116】10.i)異なる型のトナー粒子を画像通
りに堆積させて画像を形成し、 ii)該画像の上に上記1〜8項のいずれかに記載のト
ナー粒子の層を堆積させ、 iii)該画像を定着させる段階を含むトナー画像形成
法。
フロントページの続き (72)発明者 ルド・ジヨリー ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテ ストラート27・アグフア−ゲヴエルト・ ナームローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ウエルナー・オプ・ド・ベーク ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテ ストラート27・アグフア−ゲヴエルト・ ナームローゼ・フエンノートシヤツプ内 (56)参考文献 特開 平4−366854(JP,A) 特開 平4−142556(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 G03G 9/087

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体積平均直径dvtを有し、融点TSMt
    を有する結合剤樹脂を含んでなり、そしてトナー粒子の
    本体に導入されたポリマービーズを含んでなるトナー粒
    子であって、該ポリマービーズが i) TSMp≧TSMt+10℃であるような融点TS
    p(℃)、及び ii) 0.3≦dvp/dvt0.6であるような体積平
    均直径dvp を有することを特徴とするトナー粒子。
  2. 【請求項2】 該ポリマービーズが次の段階A)及び
    B): A) 水性反応媒体に: 1) 以下の一般式: 【化1】 [式中、R1 H又はCH3であり、 R2 直鎖状もしくは分枝鎖状C2−C12−アルキレン基
    であり、その鎖は−O−、−NH−、−COO−又は−
    NH−COO−基から成る群より選ばれる少なくとも1
    つのメンバーにより中断されていることができ、 R3 直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C6アルキル基又は
    フェニル基であり、X加水分解可能な基であり、 a0、1又は2であり、 n0又は1である]に相当するシランモノマー 2) 該シランモノマーと異なり、該水性反応媒体中に
    存在するα,β−エチレン性不飽和モノマーに可溶性で
    あるが、水に不溶性であるポリマーを形成することがで
    きる少なくとも1種のα,β−エチレン性不飽和モノマ
    ー、 3) 水性反応媒体に可溶性のフリーラジカル−形成性
    重合開始剤、及び 4) 親水性基を含有し、該水性反応媒体に可溶性のま
    まであるグラフトポリマーを形成することができるグラ
    フト−重合可能なポリマー を溶解し、ここで、該水性反応媒体中に存在する該シラ
    ンモノマーの量は合計モノマー含有量に対して重量で1
    %より高く且つ25%より低く、そして該グラフト−重
    合可能なポリマー対該モノマーの重量比0.2:10
    0〜8:100の範囲内にあり且つ重合開始剤対モノマ
    ーの重量比0.1:100〜6:100の範囲内にあ
    り、そして B) 溶液を継続的に撹拌しながら50℃からその還流
    温度までの温度に加熱することを含んでなる方法により
    製造されるものである請求項1に記載のトナー粒子。
  3. 【請求項3】 i)異なる型のトナー粒子を画像通りに
    堆積させて画像を形成し、 ii)該画像の上に請求項1又は2に記載のトナー粒子
    の層を堆積させ、 iii)該画像を定着させる段階を含むトナー画像形成
    法。
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