JP3086429U - 自転車防振器の離脱防止装置 - Google Patents

自転車防振器の離脱防止装置

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JP3086429U
JP3086429U JP2001007876U JP2001007876U JP3086429U JP 3086429 U JP3086429 U JP 3086429U JP 2001007876 U JP2001007876 U JP 2001007876U JP 2001007876 U JP2001007876 U JP 2001007876U JP 3086429 U JP3086429 U JP 3086429U
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定興 陳
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遠大塑膠工業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振器の脱落を防止できる自転車防振器の脱
落防止装置を提供する。 【解決手段】 サドル管11の周辺縁部には後方向に枢
設台13が成型され、枢設台13には縦方向に防振器2
が設置されている。防振器2は底端部が縦方向にバック
フォーク14に配置され、最上端部が快速継ぎ手3によ
り枢設台13で抑えられている。枢設台13は防振器2
の離脱経路に対応し、停止ユニット4が設置されてい
る。防振器2は停止ユニット4で停止されているため、
防振器2の離脱を防止できる。停止ユニット4は、停止
ピンにばねが填められ、枢設台13に固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自転車防振器の離脱防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な防振作用を有する折り畳み自転車は、サドル管がバックフォー クに縦向きに設置され、進行中に発生する振動は吸収され、快適に運転される。 防振器の一端は快速継ぎ手でサドル管の周辺縁部に枢設されている。防振器の他 端は枢設軸によりバックフォークに枢設されている。バックフォークが平坦でな い道に配置されると、防振器が上方に持ち上げられ、防振機能が得られる。防振 器の快速継ぎ手が緩められ、防振器が車体から取り外されると、自転車は折り畳 まれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の折り畳み自転車用防振器は、快速継ぎ手に結合され、車 体全体を支持しているため、快速継ぎ手が重要な位置に配置され、何度も取り外 されると、快速継ぎ手と接合点との隙間が大きくなり、快速継ぎ手の結合点が緩 み、防振器が離脱する危険がある。 そこで、本考案の目的は、防振器の脱落を防止できる自転車防振器の脱落防止 装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項記載の自転車防振器の離脱防止装置によると、自転車のサドル 管の最上端部にサドルが設置されている。サドル管の周辺縁部には後方向に枢設 台が成形され、枢設台には縦方向に防振器が設置されている。防振器は底端部が 縦方向にバックフォークに配置され、最上端部が快速継ぎ手により枢設台で抑え られている。枢設台は防振器の離脱経路に対応し、停止ユニットが設置されてい る。防振器は停止ユニットで停止されているため、防振器の離脱を防止できる。 停止ユニットは、停止ピンにばねが填められ、枢設台に固定されている。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1および図2に示すように、自転車1のサドル管11の先端にサドル12が 設置されている。サドル12の管周辺縁部の後方には枢設台13が成形され、縦 方向に防振器2が取り付けられている。サドル管11の後方にはバックフォーク 14が取り付けられ、バックフォーク14に後輪15が設置されている。防振器 2の底端部は枢設部品21によりバックフォーク14に接続され、防振器2の底 端部には補強片22が設置され、先端部は快速継ぎ手3によりサドル管11の枢 設台13に取り付けられている。
【0006】 サドル管11の枢設台13の両側面には凹槽131が成形され、凹槽131の 内部には凹槽131を中心とする円弧形の掛合孔132が延伸している。枢設台 13の上面には貫通孔133が設けられ、停止部品4が縦方向に設置されている 。 停止ユニット4は停止ピン41、ばね42、筒台43及び停止凸44を有する 。停止ピン41はばね42が填められ、枢設台13の上面の貫通孔133に差し 込まれ、筒台43の内部に挿入されている。停止ピン41の端部は筒台43の外 部に突出し、停止凸44で係止されている。また、停止ピン41の枢設台13の 内部に延伸している端部には細長い停止垣411が成形され、停止垣411の底 部には円弧形の凸端が成形されている。停止ユニット4の停止ピン41は停止垣 411により縦方向に枢設台13の前方に設置され、防振器2が取り外されると きの離脱経路が形成されている。
【0007】 防振器2の底端部はバックフォーク14に枢設され、補強片22で支持されて いる。このため、車体が開かれるとき、防振器2の底端部とバックフォーク14 との枢設点が支点となり、最上端が枢設台13に対応し旋回される。図3に示す ように、停止ピン41の底端部の停止垣411が円弧凸であるため、防振器2の 組立により防振器2の最上端は上方に移動される。筒台134の内部に圧縮され ているばね42は停止ピン41の上昇により元の位置から離れ、防振器2の最上 端は停止ピン41を通過し、枢設台13の内部に挿入される。図4および図5に 示すように、停止ピン41はばね42の回復作用により回復し、枢設台13の前 方に延伸している。防振器2の上端部の快速継ぎ手3が枢設台13両側の掛合孔 132に延伸し、快速継ぎ手3が枢設台13の両側面で圧迫され、防振器2が枢 設台13とバックフォーク14との間で固定され、防振効果が得られる。快速継 ぎ手3で防振器2が緩められると、停止ピン41は防振器2の端部前方の停止効 果を有し、快速継ぎ手3の操作なく防振器2が枢設台13から離脱されることが 防止される。
【0008】 車体が折り畳まれるとき、停止凸43が引かれ、停止ピン41により筒台43 の内部で抑えられているばね42が連動される。防振器2が枢設台13から完全 に外されると、停止ピン41は停止凸44から離れ、ばね42の回復力を受け、 自動的に回復する。
【0009】 本実施例の自転車防振器の離脱防止装置は、自転車のサドル管の最上端部にサ ドルが設置され、サドルの後方周辺縁部に枢設台が成形され、枢設台に防振器が 設置されている。サドル管の底端部は後方に延伸するバックフォークが枢設され 、後輪が設置されている。また、防振器は底端部がバックフォークに枢設され、 最上端が快速継ぎ手によりサドル管の枢設台に緊密に接続されている。サドル管 の枢設台に防振器着脱路が形成され、停止ユニットが設置されているため、防振 器の離脱を安全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による自転車防振器の離脱防
止装置を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例による自転車防振器の離脱防
止装置を示す斜視図である。
【図3】本考案の一実施例による自転車防振器の離脱防
止装置を示す模式図である。
【図4】本考案の一実施例による自転車防振器の離脱防
止装置を示す模式図である。
【図5】本考案の一実施例による自転車防振器の離脱防
止装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 自転車 2 防振器 3 快速継ぎ手 4 停止ユニット 11 サドル管 12 サドル 13 枢設台 14 バックフォーク 41 停止ピン 42 ばね

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車のサドル管の最上端部にサドルが
    設置され、前記サドル管の周辺縁部には後方向に枢設台
    が成形され、前記枢設台には縦方向に防振器が設置さ
    れ、前記防振器は前記サドル管に設けられたバックフォ
    ークに底端部が縦方向に配置され、最上端部が快速継ぎ
    手により前記枢設台で抑えられ、 前記枢設台は前記防振器の離脱経路に対応し、停止ユニ
    ットが設置され、前記防振器の離脱を防止するため、常
    態時前記防振器は前記停止ユニットにより停止されてい
    ることを特徴とする自転車防振器の離脱防止装置。
  2. 【請求項2】 前記停止ユニットは、停止ピンにばねが
    填められ、前記枢設台に固定されていることを特徴とす
    る請求項1記載の自転車防振器の離脱防止装置。
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